JPH0524861U - スライド扉の開閉装置 - Google Patents

スライド扉の開閉装置

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JPH0524861U
JPH0524861U JP8191891U JP8191891U JPH0524861U JP H0524861 U JPH0524861 U JP H0524861U JP 8191891 U JP8191891 U JP 8191891U JP 8191891 U JP8191891 U JP 8191891U JP H0524861 U JPH0524861 U JP H0524861U
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JP
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opening
drum
slide door
housing
wall
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JP8191891U
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努 田中
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハウジング1の壁2にある開口3を開閉する
ため、該ハウジングに摺動可能に取付けられたスライド
扉の、開口を開く方向の摺動を自動的に、且つ静粛に行
なわす。 【構成】 ハウジング1の、開口3を有する壁2の裏
に、ゼンマイ16を巻取ったドラム17を回転自在に保
持したケース18を取付け、上記ゼンマイ16の外端部
をスライド扉4に連結してゼンマイ16によりスライド
扉4を開方向に付勢すると共に、上記ケース18とドラ
ム17との間にドラム17の回転を粘性流体28で制動
する回転ダンパー機構24を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、コンパクトディスク(CD)チェンジャーなどのハウジングに、 該ハウジングの正面壁にある開口を開閉するため取付けられたスライド扉の開閉 装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のCDチェンジャーは、ハウジングの正面壁の外にスライド扉を左右方向 に摺動可能に取付け、このスライド扉を例えで手で右に摺動して正面壁にある開 口を開き、左に摺動して開口をスライド扉で閉じるようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来のCDチェンジャーは、正面壁の開口を開閉するスライド扉の両方向 のスライド操作を手で行なわねばならないので高級感に乏しい。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこで本考案は、ハウジングの正面壁にある開口を閉じた状態に係止されてい るスライド扉の係止を釈放すると、スライド扉が自動的に静粛に摺動して開口を 開くようにしたのであって、ハウジングにある開口を開閉するため、該ハウジン グに摺動可能に取付けられたスライド扉の開閉装置において、上記壁の裏にゼン マイを巻取ったドラムを回転自在に保持したケースを取付け、上記ゼンマイの外 端部をスライド扉に連結してゼンマイによりスライド扉を開方向に付勢すると共 に、上記ケースとドラムとの間にドラムの回転を粘性流体で制動する回転ダンパ ー機構を設けたことを特徴とする。
【0005】
【実施例】
図示の実施例において、1はCDチェンジャーのハウジング、2はその正面壁 、3は正面壁に設けた横長の開口、4は上記開口3を開閉するために正面壁3の 外に摺動自在に取付けた横長のスライド扉である。スライド扉4は、図5に示す ようにハウジングの上壁上に重なるほゞ直角な延長部4aを有し、この延長部に 設けた突起5がハウジングの上壁にある横方向の溝6にスライド可能に係合する ことゝ、スライド扉の下縁の左右両端部に鉤形に設けたフック7,7が正面壁2 の開口3よりも下に設けた左右のスリット8,8にスライド可能に係合してスリ ット8の上縁部を包むことでスライド扉は正面壁の外に左右に摺動自在に取付け られる。そして、フック7,7がスリット8の右端に当接するまでスライド扉4 を右に摺動すると開口3は全開し、フック7,7がスリット8の左端に当接する までスライド扉を左に摺動すると、開口3はスライド扉4で閉じられる。
【0006】 正面壁の左端にはスライド扉4を、開口を閉じた状態に維持するための係止装 置9が設けてある。この係止装置9は正面壁の孔から外に突出する押し釦10、 及び爪11を一体に備えた係止片12と、この係止片12を包んで正面壁2の裏 に接着などで固定された固定枠13とからなり、固定枠13には係止片12を弾 圧し、前記押し釦10、爪11を正面壁の孔から外に突出させるバネ片14が一 体に設けてある。この係止片12と、固定枠13はハウジング1、スライド扉4 と同様にプラスチックの成形品である。又、スライド扉4の左端内側には正面壁 から外に突出する爪11に係止される突出部15が一体に設けてある。開口3を 閉じるためにスライド扉4を左に摺動すると、その摺動の末期に上記突出部15 は爪11の斜面11′に乗り上げ、これにより係止片12はバネ片14の付勢に 抗して押込まれ、押し釦10、爪11は一旦、正面壁の孔のなかに引込む。こう して、突出部15が爪11の上を通り過ぎてスライド扉が開口3を閉じたとき、 バネ片14の付勢で押し釦10と、爪11は元通り正面壁の外に突出する。
【0007】 開口3の右端に隣接した正面壁2の裏面にはゼンマイ16を巻取ったドラム1 7を回転自在に保持するケース18をビス、接着などで固定する。ゼンマイ16 はコンストンスプリングであってよく、その内端はドラム17の周面に固定し、 ドラムの周面上に巻き重なったゼンマイの外端部はスライド扉4に連結し、スラ イド扉を左に摺動して開口3を閉じるとき、ゼンマイ16はドラム17から繰出 され、スライド扉を右に摺動させて引き戻す弾力を蓄える。
【0008】 ケース18は、正面壁2の裏に固定される基板19上に、前記ドラム17の周 面を囲み、ドラムを回転自在に収容する収容部20を有する。収容部20は、こ の実施例では滴(しずく)形であるため、収容部20を形成する包囲壁21はほ ゞ3/4円弧部21aと、該円弧部の両端部から接線方向に延びてほゞ直角に対 向する二つの直線部21b,21cとからなり、ゼンマイ16は両直線部の直角 に対向する部分にある開隔22を通ってケース18の外に出る。尚、壁21の、 基板19からの高さはドラム17の厚さより少し高い。
【0009】 収容部20の中心には基板19から軸23が立ち、この軸23はドラム17の 中心孔に通ってドラムを回転自在に支持する。このケース18の基板19と、こ の基板19に対向するドラム17の対向面との間に粘性流体による回転ダンパー 機構24を設ける。このため基板19には軸23と同心の環状壁25を内外多重 、この実施例では三重に設け、ドラム17には軸23と、最も内側の環状壁との 間、最も内側の環状壁と、中間の環状壁との間、及び中間の環状壁と、外側の環 状壁との間の各環状空間26のなかに突入する円周方向に等間隔を保った複数、 この実施例では4つ宛の弧状壁27を内外多重、この実施例では三重に設け、上 記各環状空間内には粘性流体28、例えばグリースや、シリコンオイルを付着し て置き、ドラム17の中心孔を軸23に嵌めると、円周方向に4つ宛配列された 、三重の円弧壁27は各環状空間26に突入し、ドラム17が回転する際は各環 状空間中の粘性流体28の粘性抵抗に抗して回転するようにする。尚、軸23に 中心孔を嵌めたドラム17が収容部20から外に出るのを防ぐため、軸23の先 端にはC形などのリングを嵌めてもよいし、この実施例のように収容部20を形 成する包囲壁21の一部、こゝでは直線部21cに収容部20上に張出す張出壁 29を設け、ドラムを収容部に収容する際は張出壁29を少し変形させて収容部 に納め、ドラムが収容部に入ると張出壁は復元し、ドラムの周縁の一部に接触し 、収容部からの脱出を阻止するようにしてもよい。
【0010】
【考案の効果】
以上で明らかなように、本考案によればスライド扉4を手で左に摺動させて正 面壁2の開口3を閉じると、スライド扉に外端部を連結されたゼンマイ16はド ラム17から巻き出され、スライド扉を引き戻して右に摺動させようとする力を 蓄え、爪11に係止されて開口3を閉じているスライド扉に引き戻し力を作用さ せている。従って、押し釦10を押し、バネ片14に抗して係止片12を移動さ せて爪11を正面壁2の孔のなかに引込めると、係止を釈放されたスライド扉4 は、ゼンマイ16の引戻し力で右に摺動して開口3を開く。この場合、ゼンマイ 16の内端を固定したドラム17はゼンマイ16を元通りに巻取るために回転す るが、そのときドラムの弧状壁27はケースの基板19にある環状壁25で形成 された環状空間26内の粘性流体28の粘性抵抗に抗して回転しなければないた めドラムの回転は制動され、これにより開口3を開くスライド扉4の右方への摺 動は静粛に行なわれる。尚、開口を閉じるため、スライド扉を左に摺動するとき 、ゼンマイを巻き出すために同様にドラム17は回転ダンパー機構24の制動力 に抗して回転しなければならないため、回転ダンパー機構を備えない場合にくら べ、閉めるために要する力は少し大になるが、大きさの程度は少ないため、殆ど 支障はなく、却ってガタンと乱暴に閉められるのを防止でき、都合がよい。
【0011】 そして、ゼンマイ16を巻取ったドラム17と、このドラムを回転自在に支持 するケース18との間に回転ダンパー機構24を構成したので、市販部品の回転 ダンパーを使用する場合にスペースを要するとか、ドラムと回転ダンパーとをい かに連結するかという問題が解消できる。尚、回転ダンパー機構24の制動力は 、粘性流体の粘性や、環状空間26の深さと、弧状壁27の高さや、環状壁25 や、弧状壁27を内外多重に幾つ設けるかによって調節できるので、これらを適 切に定め、所要の制動力が得られようとする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を実施例したCDチェンジャーの斜視図
である。
【図2】図1の扉を開いた状態の要部の正面図である。
【図3】図2の上面図である。
【図4】図2の背面図である。
【図5】スライド扉とハウジングの正面壁の取付状態を
示す断面図である。
【図6】ケースとドラムの斜視図である。
【図7】ケースの正面図である。
【図8】ケースにドラムを格納した状態の一部を断面に
した正面図である。
【図9】図8の一部を断面にした上面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 2 正面図 3 開口 4 スライド扉 16 ゼンマイ 17 ドラム 18 ケース 19 ケースの基板 20 ケースの収容部 24 回転ダンパー機構 25 環状壁 26 弧状壁 28 粘性流体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングにある開口を開閉するため、
    該ハウジングに摺動可能に取付けられたスライド扉の開
    閉装置において、上記壁の裏にゼンマイを巻取ったドラ
    ムを回転自在に保持したケースを取付け、上記ゼンマイ
    の外端部をスライド扉に連結してゼンマイによりスライ
    ド扉を開方向に付勢すると共に、上記ケースとドラムと
    の間にドラムの回転を粘性流体で制動する回転ダンパー
    機構を設けたことを特徴とするスライド扉の開閉装置。
JP1991081918U 1991-09-13 1991-09-13 スライド扉の開閉用ダンパー Expired - Lifetime JP2579126Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991081918U JP2579126Y2 (ja) 1991-09-13 1991-09-13 スライド扉の開閉用ダンパー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991081918U JP2579126Y2 (ja) 1991-09-13 1991-09-13 スライド扉の開閉用ダンパー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0524861U true JPH0524861U (ja) 1993-03-30
JP2579126Y2 JP2579126Y2 (ja) 1998-08-20

Family

ID=13759839

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JP1991081918U Expired - Lifetime JP2579126Y2 (ja) 1991-09-13 1991-09-13 スライド扉の開閉用ダンパー

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014006947A (ja) * 2012-06-25 2014-01-16 Nec Corp 収納ケース

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51146649U (ja) * 1975-05-19 1976-11-25

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51146649U (ja) * 1975-05-19 1976-11-25

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JP2014006947A (ja) * 2012-06-25 2014-01-16 Nec Corp 収納ケース

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Publication number Publication date
JP2579126Y2 (ja) 1998-08-20

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