JPH052475Y2 - - Google Patents

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JPH052475Y2
JPH052475Y2 JP14933587U JP14933587U JPH052475Y2 JP H052475 Y2 JPH052475 Y2 JP H052475Y2 JP 14933587 U JP14933587 U JP 14933587U JP 14933587 U JP14933587 U JP 14933587U JP H052475 Y2 JPH052475 Y2 JP H052475Y2
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tray
cover
electronic component
magazine
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  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
  • Packaging Frangible Articles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、電子部品パツケージを製造工程から
組立工程へと輸送する際に多数のパツケージを同
時に持ち運ぶための容器となる電子部品収納マガ
ジンの改良に関する。
(従来の技術) 集積回路などの電子部品パツケージは、筒型を
したマガジン、平面状のトレイ、あるいはリール
に巻かれたテープなどに設けられた凹所内に1個
ずつ挿入され、マガジンケースや段ボール箱など
に詰められて梱包され、持ち運びが行われてい
る。
最近、電子機器の組立てに表面実装の技術が用
いられるようになり、集積回路の形状も表面実装
用にチツプ化、フラツトパツケージ化が進み、従
来の包装方法では各種の問題点を生じるようにな
つたきた。
例えば、添付図面第4図に示すような4方向に
端子を有するFPP(フラツトパツケージプラスチ
ツク)又はQFPと呼ばれるタイプの集積回路5
0は、縦横マトリツクス状に配列された多数の凹
所54(図では60個)を有する一体型トレイ52
の各凹所内に挿入され、さらにいくつかが重られ
た状態(図では6段)で包装箱の底蓋56内に収
納され、上蓋58をかぶせて包装されている。各
トレイ52は、組立現場において1段ずつ取り出
され、電卓、電子式時計、マイコンなどを組み立
てる自動組立機にセツトされ、真空吸着器などに
より1個ずつ取り出されて所定の回路に装着ハン
ダ付けされる。
各トレイ52の断面形状は第5図に示すような
工夫がなされており、集積回路のリード線51を
支持する凸部60が4方向に配置され、トレイが
重ねられた時はリード線51が反対側の凸部62
との間にはさまれて保持され集積回路が移動しな
いように固定する働きがなされている。
しかしながら、この方法では集積回路50はト
レイを積み重ねる際に予期しない荷重を受けた
り、あるいは輸送中の振動や衝撃などにより細い
リード線(厚さ0.15mm・幅0.4mm程度)が曲がり
等の変形を受け、使用できなくなる状態が発生し
ていた。さらに、従来のトレイでは集積回路が密
封されていないため、水分や酸の侵入を完全に防
ぐことはできず、長期間にわたつて保存したもの
は性能の劣化がみられた。特に、最近のように薄
形の電子機器が増加し集積回路の薄形化がすすん
でくると、集積回路のパツケージ本体を透過した
水分がLSIチツプの表面に到達する時間が短く、
透過した水分によりLSIチツプの配線材料が腐食
したり、吸湿水分の蒸発圧力によりハンダ付け温
度下でパツケージ本体が破損するなどの問題点が
あつた。
このため、パツケージ本体の厚みを大きくした
り予備処理として脱湿処理を施すことなどが対策
としてとられているが、実装効率や生産効率が低
下するという問題点があつた。
さらに従来のマトリツクス形トレイには次のよ
うな問題点がある。
1 射出成形品はコストが高く、特に出荷前に水
分を蒸発させる加熱処理に耐えられる耐熱性の
ものは高価であり、回収して再度使用する必要
がある。
2 真空成形品は薄形であるため低価格ではある
が、外力により変形しリード線の曲がりが発生
する。
3 第4図に示した如く、出荷の際に複数段に重
ねた場合、最上段に押さえのためのトレイが必
要になり、無駄なコストがかかる。
4 梱包の際に防湿材が使用されるので、一度開
封してしまうと防湿効果がなくなり、全量を使
用してしまわないと残りの集積回路が酸化・吸
湿により使用できなくなる。少量だけを梱包す
る要求に対応できない。
5 トレイが平面形をしているので、自動組立機
の周囲にトレイが占めるスペースが大きくな
り、装置全体が大型になる。
6 トレイの面積が広いため集積回路が飛び出し
やすく、作業性が悪い。
特開昭61−256655号「電子部品のパツケージ」
には、集積回路パツケージを収納するトレイと自
動組立機の吸着ハンドとの関係が図示されてい
る。
実開昭62−108277号「軽量電子部品の包装体」
には、合成樹脂フイルムを用いた電子部品の包装
体が示されているが、この包装体は電子部品を封
入するフイルムの構造を示唆するだけであつて、
封入される電子部品の破損を防止することを目的
としたものではない。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案の目的は、電子部品が輸送中に破損する
のを防止できる収納マガジンを提供することにあ
る。
本考案の他の目的は、自動組立機への装填及び
交換などの作業を容易にしスペースを有効利用で
きるようにする収納マガジンを提供することにあ
る。
本考案のさらに他の目的は、電子部品を外気か
ら遮断することが可能な収納マガジンを提供する
ことにある。
(問題点を解決するための手段とその作用) 本考案の前述した目的は、リード線を有する電
子部品パツケージを列状に多数収納するマガジン
において、電子部品パツケージを収容する多数の
列状に配置された凹所を有するトレイと、このト
レイの上を覆うカバーと、前記トレイ及びカバー
を受入れる筒形のケースとを備え、前記トレイの
各凹所内には電子部品のリード線を支持する上向
き凸部が配置され、さらに前記トレイの長手方向
に沿つて所定の間隔で前記カバーとの相対的な位
置決めを行なう突出部が形成されており、前記カ
バーには電子部品のリード線を上から押さえる下
向き凸部が配置されかつ前記トレイの前記突出部
と対応する位置に嵌合溝を有する上向きの弾性突
起が形成されており、前記トレイとカバーとは前
記突出部と嵌合溝とが係合した状態で前記ケース
内に挿入され、このとき前記弾性突起の上面が前
記ケースの内側上面と摺動しながら挿入されるよ
うに寸法が設定されている電子部品収納マガジン
によつて達成される。
かかる構成に基づき、本考案によれば電子部品
はトレイ内の凹所に1個ずつ挿入され、その後カ
バーがかぶせられることにより、トレイとカバー
に設けられた凸部の間にはさまれて保持され、さ
れにケース内に弾性突起が摺動しながら挿入され
ることにより、ケース内部で弾性的に保持され
る。従つて、電子部品はマガジンの輸送中に内部
でずれることはなく、トレイとカバーとの間で保
護されているので、破損したり水分や酸を受ける
ことがほとんどない。
電子部品はマガジン内に1列に例えば10個から
20個ずつセツトすることができ、従来のマトリツ
クス形トレイよりも少数の電子部品を装填するこ
とができ、自動組立機へのセツトが容易になり電
子部品の順送りが可能になつて生産性が向上す
る。マガジンは筒形をしているので、縦に積み重
ねればスペースは小さくて済み、電子部品はケー
ス内に収納されているので積み重ねても破損する
ことがない。
外側のケースの端面は容易に開封できるような
熱シールやプラスチツクシールをして、電子部品
パツケージが外気から遮断されるようにすること
が好ましい。
トレイ及びカバーは、例えば真空成形品などの
プラスチツク製とし各表面に帯電防止のため導電
カーボンコーテイングなどの処理を施すか、又は
導電性プラスチツクを用いることが好ましい。
本考案の他の特徴及び利点は、添付図面第1図
乃至第3図を参照した以下の記載により明らかと
なろう。
(実施例) 第1図乃至第3図は、本考案の好適な実施例に
基づく電子部品収納マガジン10を表わしてお
り、電子部品パツケージ50を1個ずつ収納でき
る寸法に作られた多数の凹所14が列状に10〜20
個配列されている細長いトレイ12と、このトレ
イ12の上を覆うように重ねられるカバー20
と、トレイ12及びカバー20を受入れる筒形の
ケース30とで構成されている。
トレイ12の各凹所14内には電子部品のリー
ド線51を支持する上向き凸部16が4方向に配
置され、さらにトレイ12の長手方向に沿つて所
定の間隔でカバー20と相対的な位置決めを行な
う突出部18が形成されている。トレイの外壁1
5は、トレイがマガジンから引き出されて机上に
置かれたり移動させられたりした時に、電子部品
が横方向に脱落しないように設けられていると同
時に、外力が直接電子部品に作用しないように間
隔をあけておく働きがある。
カバー20には、電子部品のリード線51を上
から押さえる下向き凸部22が配置されかつトレ
イの突出部18に対応する位置に嵌合溝23を有
する上向きの弾性突起24が形成されており、第
2図に示すように電子部品50を各凹所14内に
収納してカバー20をかぶせると、上向き凸部1
6と下向き凸部22とがリード線51を上下から
はさんで各電子部品50をその凹所内に弾性的に
保持するようになつている。
トレイ12及びカバー20は、真空成形品のプ
ラスチツクで作られ、各表面には帯電防止のため
導電カーボンコーテイングが施されているが、こ
れらは導電性プラスチツクで作つてもよい。
トレイ12とカバー20とは、突出部18と嵌
合溝23とが係合した状態でケース30内に挿入
され、このときカバーの弾性突起24がケースの
内側上面と摺動しながら挿入され、これにより内
部でがたつくことがないように寸法が設定されて
いる。
ケース30の端面は、一端(図の右側)は完全
に封止され、他端(図の左側)は折り曲げ部32
でふたがされた後、接合部34の位置で開封容易
な熱シールがなされて封止され、電子部品50が
完全に外気から遮断されるようになつているが、
ケース30の両端面を熱シールにより封止するよ
うにしてもよい。なお、必要に応じて真空引きを
行ない、マガジン10を真空パツクとすることも
できる。
第2図、第3図から明らかなように、電子部品
パツケージ50はその上下とも二重に保護されて
おり、輸送中に外力を受けて変形したり、酸化や
吸湿により性能が劣化するおそれはほとんどな
い。
電子部品を所定の数量だけ充填したマガジンは
第1図の状態で自動組立機(図示せず)内に水平
方向から挿入されるが、この時ケース30内から
トレイ12とカバー20が引き出され、カバー2
0は上方に折り返されて除去される。カバー20
を安価な真空成形品で作つた場合は使い捨てにし
てもよい。電子部品パツケージ50はマガジンケ
ースの先端から順々に真空吸着器で取り出され、
マガジン内の全量が取り出されたらトレイ12を
引き出して別のトレイを装填する。
(考案の効果) 本考案によりマガジンは筒形をしているので、
持ち運びに便利であり、輸送中に電子部品が変形
するおそれがない。マガジンを自動組立機にセツ
トする際に電子部品が飛び出して破損するような
こともない。筒形のためスペースが少なくて済
み、自動組立機の周辺が整理されて作業能率が向
上する。特に、多品種の集積回路を扱う場合に
は、自動組立機への順送りが容易になる。
マガジンはトレイ、カバー、ケースの3部品で
構成されているので、各部品は比較的安価な真空
成形品で作つても強度的には充分である。なお、
必要に応じて外側ケースの形状を変え強度を高め
ることもできる。
1つのマガジンに充填される電子部品は比較的
少ない数になので、使い残しがでることがなくな
り、保管中の性能劣化が防止できることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例による収納マガジンの
一部破断斜視図、第2図はマガジン中央部分での
一部破断縦断面図、第3図は第2図の線−に
沿う縦断面図、第4図は従来のトレイによる電子
部品の包装方法を表わす分解斜視図、第5図は第
4図のトレイの部分断面図である。 10……収納マガジン、12……トレイ、14
……凹所、16……凸部、18……突出部、20
……カバー、22……凸部、23……嵌合溝、2
4……弾性突起、30……ケース、34……熱シ
ール、50……電子部品、51……リード線。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 リード線を有する電子部品パツケージを列状
    に多数収納するマガジンにおいて、 電子部品パツケージを収容する多数の列状に
    配置された凹所を有するトレイと、 このトレイの上を覆うカバーと、 前記トレイ及びカバーを受入れる筒形のケー
    スとを備え、 前記トレイの各凹所内には電子部品のリード
    線を支持する上向き凸部が配置され、さらに前
    記トレイの長手方向に沿つて所定の間隔で前記
    カバーとの相対的な位置決めを行なう突出部が
    形成されており、前記カバーには電子部品のリ
    ード線を上から押さえる下向き凸部が配置され
    かつ前記トレイの前記突出部と対応する位置に
    嵌合溝を有する上向きの弾性突起が形成されて
    おり、 前記トレイとカバーとは前記突出部と嵌合溝
    とが係合した状態で前記ケース内に挿入され、
    このとき前記弾性突起の上面が前記ケースの内
    側上面と摺動しながら挿入されるように寸法が
    設定されていることを特徴とする電子部品収納
    マガジン。 2 前記ケースの端面がシールされ、電子部品パ
    ツケージが外気から遮断されるようになつてい
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載のマガジ
    ン。 3 前記トレイ及びカバーの各表面に帯電防止処
    理が施してある実用新案登録請求の範囲第1項
    又は第2項記載のマガジン。 4 前記トレイ及びカバーは導電性プラスチツク
    で作られている実用新案登録請求の範囲第1項
    又は第2項記載のマガジン。
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