JPH05247507A - 気相反応用原料供給方法及びその装置 - Google Patents

気相反応用原料供給方法及びその装置

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JPH05247507A
JPH05247507A JP4976592A JP4976592A JPH05247507A JP H05247507 A JPH05247507 A JP H05247507A JP 4976592 A JP4976592 A JP 4976592A JP 4976592 A JP4976592 A JP 4976592A JP H05247507 A JPH05247507 A JP H05247507A
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powder
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evaporator
vapor
metal halide
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JP4976592A
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English (en)
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Tomoo Maeda
友夫 前田
Hideaki Sato
秀明 佐藤
Yoshiki Shibuya
佳樹 渋谷
Keiichi Okuyama
契一 奥山
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JFE Engineering Corp
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NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】原料金属ハロゲン化物蒸気の蒸気分圧の変動を
抑制し、高密度磁気記録媒体用として好適な、粒径・組
成の均一な金属磁性粉を製造可能ならしめる気相反応用
原料供給方法及びその装置を得ることを目的とする。 【構成】不活性ガスでパージされた容器中に保持された
粒径3mm以下の原料金属ハロゲン化物粉末を粉体定量切
出装置17により連続的に切出して内部の温度が700
℃以上に保持された蒸発器13に導き、蒸発器13に装
着されたヒーター16及び蒸発器13に導入される予熱
された希釈用不活性ガスの熱により前記原料金属ハロゲ
ン化物粉末をすみやかに蒸発させ、蒸発器内部に実質的
に溶融金属ハロゲン化物の液面を形成することなく原料
金属ハロゲン化物蒸気とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高密度磁気記録媒体
に用いられる金属磁性粉を気相反応により製造するにあ
たり、その原料を供給するための気相反応用原料供給方
法及びその装置に関する。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、Fe,Co,Niの内少なくとも一種を含む金属ハ
ロゲン化物蒸気を還元ガスにより気相還元して、高密度
磁気記録媒体に使用し得る金属磁性粉を製造することが
試みられている。
【0003】このような方法としては、例えば特公昭6
1−60123、特開昭63−312603、特開平1
−36706等が公知であり、各種改良技術を開示して
いる。
【0004】しかし、これらの技術は何れも気相還元反
応をいかに制御するかに関する技術であり、その原料ガ
スをいかに制御して供給するかへの配慮はあまりされて
いない。
【0005】これら従来技術では、通常図2に示す様
に、原料金属ハロゲン化物蒸気を発生させる蒸発器3内
にヒーター6で加熱され溶融した原料金属ハロゲン化物
7a,7bを保持し、その液面上から発生する蒸気をキ
ャリー不活性ガス導入管5から導入される予熱されたN
2 ,Ar等の不活性ガスで希釈し、流出管4へ押し流
し、反応炉1に挿入されている原料ガス供給管2へ供給
するという方法を採用している。従来の技術における問
題点の一つは、反応部に供給される原料金属ハロゲン化
物蒸気の蒸気分圧を一定に制御するのが困難であること
である。
【0006】特開昭64−36706にも示されている
ように、気相反応法により金属磁性粉を製造する場合、
得られる磁性粉の粒径は原料金属ハロゲン化物蒸気の蒸
気分圧と強い相関を持つ。また、この方法で例えばFe
−Co合金粉末を製造する場合、Feハロゲン化物蒸気
の分圧とCoハロゲン化物蒸気の分圧の比が、得られる
Fe−Co合金粉のFeとCoの組成比にほぼ一致す
る。
【0007】すなわち、気相反応法で金属磁性粉を製造
する場合、その粒径や組成がなるべく均一な粉体を得る
ためには、反応部における原料金属ハロゲン化物蒸気の
蒸気分圧(2種以上の組成の場合は各々の蒸気分圧)を
一定に制御することが必要である。
【0008】しかるに、上述した従来の原料金属ハロゲ
ン化物蒸気の供給方法では、ヒーターで加熱された蒸発
器内に溶融金属ハロゲン化物を保持し、その液面より発
生する金属ハロゲン化物蒸気をキャリー不活性ガスで希
釈しつつ反応炉へ押し流すという方法であるため、蒸気
分圧を一定に制御するためには蒸発器内の温度・圧力・
キャリーガスの流量と、溶融金属ハロゲン化物液面上を
流れるキャリーガスの流れの状態(流速や渦等の流れの
乱れ)を一定に保つ必要がある。温度・圧力・流量を一
定に保つのはさほど困難ではないが、キャリーガスの流
れの状態に関しては、例えば蒸発が進行して液面レベル
が低下したり、あるいは発生蒸気がボイラ内の低温部壁
面で再凝縮して堆積物を形成したりすれば容易に変わっ
てしまい、一定に保つのは非常に困難であり、その結果
として蒸気分圧の変動が避けられない。
【0009】蒸気分圧の変動する原料ガスで気相反応を
行うと、得られる金属磁性粉は前述したように、粒径の
バラツキが大きく、組成が変動している粒子の集合体と
なり、角型性の悪化等の磁気特性の低下を引起こし、更
にこれを用いて塗布型の記録媒体を製造しても、ノイズ
の増大或いは高記録密度における出力の低下等を生じ、
十分な性能を得ることができない。
【0010】この発明はかかる事情に鑑みてなされたも
のであって、気相反応により金属磁性粉を製造するにあ
たり、原料金属ハロゲン化物蒸気の蒸気分圧の変動を抑
制し、高密度磁気記録媒体用として好適な、粒径・組成
の均一な金属磁性粉を製造可能ならしめる気相反応用原
料供給方法及びその装置を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段及び作用】この発明は、上
記課題を解決するために、Fe,Co及びNiのうち少
なくとも一種を含む金属ハロゲン化物蒸気を還元ガスに
より気相還元して金属磁性粉を製造するに際し、不活性
ガスでパージされた容器中に保持された粒径3mm以下の
原料金属ハロゲン化物粉末を粉体定量切出装置により連
続的に切出して内部の温度が700℃以上に保持された
蒸発器に導き、蒸発器に装着されたヒーター及び蒸発器
に導入される予熱された希釈用不活性ガスの熱により前
記原料金属ハロゲン化物粉末をすみやかに蒸発させ、蒸
発器内部に実質的に溶融金属ハロゲン化物の液面を形成
することなく原料金属ハロゲン化物蒸気とすることを特
徴とする気相反応用原料供給方法を提供する。また、F
e,Co及びNiのうち少なくとも一種を含む金属ハロ
ゲン化物蒸気を還元ガスにより気相還元して金属磁性粉
を製造する際に気相反応用原料を供給する装置であっ
て、不活性ガスのパージにより大気と遮断し得る原料金
属ハロゲン化物粉末の貯蔵容器と、該貯蔵容器に接続さ
れた粉体の連続定量切出装置と、該連続定量切出装置に
接続されると共にヒーターが装着され、予熱された希釈
用不活性ガスを導入する導入口と、不活性ガスで希釈さ
れた原料金属ハロゲン化物蒸気を反応炉へ送出するため
の流出口を持ち、内部温度が700℃以上に保持され得
る原料金属ハロゲン化物蒸発器とを備えたことを特徴と
する気相反応用原料供給装置を提供する。
【0012】すなわち、この発明では、原料金属ハロゲ
ン化物蒸気を発生させる蒸発器において、溶融金属ハロ
ゲン化物を保持しその液面からの蒸気発生速度を温度・
圧力・キャリーガス流量により制御するという従来の方
法を取るのではなく、粉体の金属ハロゲン化物を連続的
に定量切出して蒸発器に導き、蒸発器内部で供給された
原料粉体が実質的に液面を形成する間もない程度の短時
間で全て昇華してしまうように十分な熱量を十分な高温
下で与えるという方法を採用する。
【0013】このような方法を採用することにより、一
定時間内に蒸発器に供給された原料金属ハロゲン化物粉
末は、蒸発器に保持された時間内に全て気化してキャリ
ーガスにより希釈されて反応炉へ送出されるため、一定
圧力下でキャリーガス流量を一定に保っていれば、反応
炉へ供給される原料金属ハロゲン化物蒸気の蒸気分圧は
連続粉体定量切出装置の切出精度の範囲内で一定に制御
される。従って、従来技術のように蒸発器内のキャリー
ガスの流れの状態に依存することがなく、更に蒸発器内
部温度を十分高くし、十分な熱量を供給すれば、必ずし
も蒸発器内部温度を一定に制御する必要もない。
【0014】このような課題を解決するための他の方法
として、例えば反応部に供給される原料金属ハロゲン化
物蒸気の分圧を連続的に測定して蒸発器ヒーター又はキ
ャリーガス流量をフィードバック制御する方法も考えら
れるが、現実には高温ガス中の金属ハロゲン化物蒸気圧
を連続測定する適当な方法がないため実質的に適用不可
能である。また、日本化学会誌、1984、(6)、P
869に記されているように、反応後のガス中の塩化水
素を水に吸収させ、水の電導度を連続測定して間接的に
蒸気分圧を推定し、同様にフィードバック制御する方法
も考えられるが、系の応答遅れが大きいという問題が有
ると共に、2種以上の組成の場合は、合計の蒸気分圧制
御しか行えないという欠点が有る。
【0015】この発明において、原料金属ハロゲン化物
粉末を不活性ガスでパージされた容器中に保持する理由
は、原料粉末に水分や酸素が同伴して蒸発器に供給され
ると例えば FeCl2 +H2 O→FeO+2HCl FeCl2 +(1/2)O2 →FeO+Cl2 等の反応により、蒸発器内部で金属酸化物になってしま
い、金属ハロゲン化物蒸気の分圧の変動要因となるため
である。
【0016】原料粒径が3mm以下としたのは、定量切出
しされた原料粉末を可能な限りすみやかに蒸発させるた
めである。蒸発器の大きさにもよるが、3mmよりも大き
な粒子では完全に蒸発を完了するのに長時間を要するた
め、蒸発器底部に落下・集合して液面を形成し易い。蒸
発速度を速くするには粉末粒子は小さい方が良く、好ま
しくは2mm以下、更には1mm以下がより好ましい。
【0017】蒸発器内部温度を700℃以上に保持する
のは、上述のような蒸発速度を速くするためであると同
時に、反応部で必要とされる蒸気分圧よりも蒸発器内部
温度における金属ハロゲン化物の飽和蒸気圧が高くなる
ようにして、換言すれば、蒸発器内部では常に飽和以下
の蒸気圧になるようにして、蒸発器内部で再凝縮が起こ
るのを防ぐためでもある。
【0018】すなわち、定量切出しされた原料粉末は蒸
発器に入り落下していく間に予熱キャリーガスとの接触
及び蒸発器壁面からの輻射により昇温し蒸発していく。
この場合、当然予熱ガス温度あるいは蒸発器内部温度
(断熱が施され平衡になっていれば壁面温度にほぼ等し
い)が高いほど昇温・蒸発速度は速くなる。
【0019】また、磁気記録用に好適な粒径300〜4
00オングストロ−ム以下の金属粉末をこの方法で製造
する場合、通常、反応部へ供給する不活性ガスで希釈さ
れた原料金属ハロゲン化物の蒸気分圧は10Torr以
下であるため、蒸発器内部及び蒸発器から反応器の間
を、飽和蒸気圧が10Torr以上であるような温度に
保持しないと、切出した原料粉末が完全に蒸発しなかっ
たり、あるいは一旦蒸発しても再凝縮する等の不都合が
起こる場合が生ずる。このため、蒸発器内部温度は少な
くとも700℃以上、好ましくは800℃以上、より好
ましくは900℃以上である。
【0020】なお、従来技術では蒸発器内部温度をあま
り上げると溶融金属ハロゲン化物液面からの蒸発速度が
速くなり過ぎ、反応炉へ供給される蒸気分圧が高くなり
過ぎるため、適当な温度に保持しなければならなかった
が、本技術の場合はそのような恐れはない。
【0021】
【実施例】以下、この発明の実施例について説明する。
図1は本発明の実施に用いられる反応装置の一例を示す
図である。
【0022】図1において反応炉11内には原料ガス供
給管12が挿入され、原料ガス供給管12は更に原料蒸
発器13で発生した金属ハロゲン化物蒸気の流出管14
に接続されている。原料蒸発器13は予熱されたキャリ
ー不活性ガスの流入管15を持ちヒーター16で加熱さ
れ内部温度は700℃以上に保持される。
【0023】原料蒸発器13はその上部で粉体の連続定
量切出装置17に接続され、原料金属ハロゲン化物粉末
の貯蔵容器18内に貯蔵してある原料粉末19a,19
bが連続的に定量供給される。ここで例えばFe−Co
合金粉末を製造したい場合には19aはFeハロゲン化
物、19bはCoハロゲン化物とすれば良い。貯蔵容器
18は大気からシールできるように密閉可能構造を有し
ており、原料粉末の補給等で開放した後の器内残留大気
をN2 等の不活性ガスでパージできるように、不活性ガ
ス導入管30と放散管31が接続されている。
【0024】反応炉11以下の構造は従来技術と同様
で、予熱還元ガス導入管21から導入されたH2 等の還
元ガスと、原料ガス供給管12から供給される原料ガス
はヒーター22で反応に適する900℃以上、望ましく
は1000℃以上まで加熱された後反応部23で混合さ
れ気相還元反応を起こす。反応後の金属磁性粉を懸濁し
たガスは水冷ジャケット24により壁面から冷却され、
同時に磁場コイル27で磁場が印加される。なお参照符
号25,26は水冷ジャケットへの冷却水の導入管と流
出管である。冷却後のガスは排気管28を通り粉体捕集
装置29で金属磁性粉が分離・回収される。次に、この
ような装置を用いて実際に金属磁性粉を製造した結果に
ついて、比較例と共に説明する。
【0025】図1に示す直径53.5mmの反応管を有す
る装置を用い、原料粉末には無水塩化鉄と無水塩化コバ
ルトを使用して、Fe60%、Co40%の合金粉末を
製造することを試みた。
【0026】キャリーN2 ガスの流量はFeCl2 用9
mol /分、CoCl2 用6mol /分、H2 Sを0.02
%含有するH2 ガスを15mol /分流し、磁場を700
Oe印加した。粉体捕集装置で捕集した金属磁性粉は1
5分毎に回収し、Fe/Coの組成比の分析と、電子顕
微鏡写真による粒径のバラツキの測定を行った。
【0027】正味1時間の運転の後、原料切出しの停
止、蒸発器ヒーターのOFF、予熱キャリーN2 ガスの
冷N2 ガスへの切替を行い蒸発器を冷却後開放して内部
の観察を行った。 (実施例1)
【0028】粒径1mm以下の原料粉末を粉体定量切出装
置により、FeCl2 は7.6g/分、CoCl2
5.1g/分切出し、蒸発器内部温度は850℃を目標
とし、キャリーN2 ガスを870℃に予熱して蒸発器に
供給した。このようにして得られた合金磁性粉の特性を
表1に示す。表1に示すように、得られた合金磁性粉は
粒径、組成とも変動が少なく、高密度磁気記録媒体用と
して好適なものである。冷却・開放後の蒸発器内部には
原料金属ハロゲン化物の残存はなかった。 (比較例1)
【0029】最初にFeCl2 を1.5Kg、CoCl2
を1Kg蒸発器内へ供給し、蒸発器ヒーターにより加熱・
溶融させた後、予熱キャリーN2 ガスを流し反応を開始
させた。蒸発器内温度はFeCl2 を740℃,CoC
2 を760℃とした。このようにして得られた合金磁
性粉の特性を表1に示す。表1に示すように、粒径の変
動も大きいが、特に組成が経時的に変動していることが
判る。冷却・開放後の蒸発器内残存塩化物は、底部に溶
融時の水平面を保持したまま凝固していた。 (比較例2)実施例1と、原料を4mmの粒径のペレット
状のものに変えた以外は同一の条件で行った。このよう
にして得られた合金磁性粉の特性を表1に示す。
【0030】表1に示すように、粒径・組成の変動が大
きい、また、蒸発器を開放して観察した結果、CoCl
2 は蒸発器底部に未蒸発の原料が一旦溶融・合体し液面
を形成した後冷却されて固化した残存物が島状に点在し
ていた。FeCl2 もCoCl2 よりも量は少なかった
が、同様の残存物が認められた。 (比較例3)
【0031】蒸発器内部温度、キャリーN2 ガス予熱温
度を変えて実施例1と同様に行った。FeCl2 は蒸発
器680℃、キャリーN2 700℃、CoCl2 は蒸発
器730℃、キャリーN2 750℃とした。このように
して得られた合金磁性粉の特性を表1に示す。
【0032】表1に示すように、実施例よりも粒径・組
成変動が大きく、且つ開放後の蒸発器内部には原料粉の
粒子が半溶融状態で盛り上がって堆積した未蒸発残存物
が見られた。
【0033】
【表1】
【0034】
【発明の効果】この発明によれば、気相反応により金属
磁性粉を製造するにあたり、原料金属ハロゲン化物蒸気
の蒸気分圧の変動を抑制し、高密度磁気記録媒体用とし
て好適な、粒径・組成の均一な金属磁性粉を製造可能な
らしめる気相反応用原料供給方法及びその装置が提供さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施するために用いられる装置の一
例を示す図。
【図2】従来の金属磁性粉製造装置の原料供給部を示す
図。
【符号の説明】
11……反応炉、12……原料ガス供給管、13……原
料蒸発器、14……流出管、15……流入管、16……
ヒ−タ、17……連続定量切出装置、18……貯蔵容
器、19a,19b……原料粉末、30……不活性ガス
導入管、31……放散管。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥山 契一 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Fe,Co及びNiのうち少なくとも一
    種を含む金属ハロゲン化物蒸気を還元ガスにより気相還
    元して金属磁性粉を製造するに際し、不活性ガスでパー
    ジされた容器中に保持された粒径3mm以下の原料金属ハ
    ロゲン化物粉末を粉体定量切出装置により連続的に切出
    して内部の温度が700℃以上に保持された蒸発器に導
    き、蒸発器に装着されたヒーター及び蒸発器に導入され
    る予熱された希釈用不活性ガスの熱により前記原料金属
    ハロゲン化物粉末をすみやかに蒸発させ、蒸発器内部に
    実質的に溶融金属ハロゲン化物の液面を形成することな
    く原料金属ハロゲン化物蒸気とすることを特徴とする気
    相反応用原料供給方法。
  2. 【請求項2】 Fe,Co及びNiのうち少なくとも一
    種を含む金属ハロゲン化物蒸気を還元ガスにより気相還
    元して金属磁性粉を製造する際に気相反応用原料を供給
    する装置であって、不活性ガスのパージにより大気と遮
    断し得る原料金属ハロゲン化物粉末の貯蔵容器と、該貯
    蔵容器に接続された粉体の連続定量切出装置と、該連続
    定量切出装置に接続されると共にヒーターが装着され、
    予熱された希釈用不活性ガスを導入する導入口と、不活
    性ガスで希釈された原料金属ハロゲン化物蒸気を反応炉
    へ送出するための流出口を持ち、内部温度が700℃以
    上に保持され得る原料金属ハロゲン化物蒸発器とを備え
    たことを特徴とする気相反応用原料供給装置。
JP4976592A 1992-03-06 1992-03-06 気相反応用原料供給方法及びその装置 Pending JPH05247507A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000074881A1 (fr) * 1999-06-08 2000-12-14 Toho Titanium Co., Ltd. Procede de preparation de poudre de nickel ultra-fine
JP2023071129A (ja) * 2021-11-10 2023-05-22 コリア インスティチュート オブ インダストリアル テクノロジー 無機粉末の製造装置及び製造方法

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