JPH05247288A - 低硬度ゴム組成物及び紙葉搬送ゴムロール - Google Patents
低硬度ゴム組成物及び紙葉搬送ゴムロールInfo
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- JPH05247288A JPH05247288A JP32326792A JP32326792A JPH05247288A JP H05247288 A JPH05247288 A JP H05247288A JP 32326792 A JP32326792 A JP 32326792A JP 32326792 A JP32326792 A JP 32326792A JP H05247288 A JPH05247288 A JP H05247288A
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Abstract
械的強度、耐摩耗性及び圧縮歪み、引張強さ等の材料特
性に優れた新規な低硬度ゴム組成物及び紙葉搬送ゴムロ
ールを提供するものである。 【構成】 本発明の低硬度ゴム組成物は平均分子量が2
0万以上で且つ塩素含有率が25〜50重量%の塩素化
ポリエチレン100重量部に対して、可塑剤を80重量
部以上配合してなることを特徴としている。
Description
れを被覆した紙葉搬送ゴムロールに関するものである。
は、紙の取込性、送り安定性、摩擦係数の安定性等の点
からJIS−K6301−A硬度(以下、「JIS−A
硬度」という)が35以下の低硬度ゴム材料が必要であ
る。
としてはポリノルボーネンゴムに多量のナフテン系オイ
ルを配合してなるゴム組成物を成形加硫して得られる加
硫ゴムが知られている。このポリノルボーネン系加硫ゴ
ムはJIS−A硬度が低いにも拘らずゴム弾性、機械的
強度、耐摩耗性に優れた特性を有している反面、特殊な
ゴムであるため、安定供給性に欠けることが難点であ
る。
ム、クロロプレンゴム、スチレンブタジエンゴム、エチ
レンプロピレンジエンゴム等の合成ゴムではJIS−A
硬度が50前後のものがゴム弾性、機械強度、耐摩耗性
等が優れていることが知られている。すなわち、機械的
補強効果の大きい補強剤、例えばカーボンブラック、炭
酸カルシウム、クレー等を比較的多量に配合してなるゴ
ム組成物を成形加硫して得られるこれらの加硫ゴムはJ
IS−A硬度、ゴム弾性、機械強度、耐摩耗性等がいず
れも向上するからである。
しての塩素化ポリエチレンはその特性からJIS−A硬
度で50〜90程度であり、この場合の可塑剤の添加量
は25〜50重量部の範囲である。そして、この範囲で
の架橋剤としては、パーオキサイド加硫、チオウレア加
硫、トリアジン加硫で物性上も通常の汎用ゴムと同等の
特性が得られる。
硬度35以下の汎用ゴム系加硫ゴムを得るためには多量
の可塑剤を添加することになるが、この場合には、ゴム
混練り等の加工性やゴム弾性、機械的強度、耐摩耗性等
の特性が著しく低下してしまうといった問題点があっ
た。
ためには、塩素化ポリエチレン100重量部に対し、可
塑剤を100重量部以上添加する必要があるが、このよ
うに低硬度化すると既に知られている加硫系では以下の
欠点が生ずる。
量部以上では発泡が生じ成形品が得られない。
が耐環境雰囲気中で可塑剤のブリードが生じる。
(2)の様な不具合は無いが、ローラとして重要な物性
である圧縮永久歪みが極端に低下し、また、コンプレッ
ションモールド等で加工性に重要な影響を与える引張強
さが低下するといった問題点がある。
するために案出されたものであり、その目的は低硬度
で、かつゴム弾性、機械的強度、耐摩耗性及び圧縮歪
み、引張強さ等の材料特性に優れた新規な低硬度ゴム組
成物及び紙葉搬送ロールを提供するものである。
の第一の発明は、平均分子量が20万以上で且つ塩素含
有率が25〜50重量%の塩素化ポリエチレン100重
量部に対して、可塑剤を80重量部以上配合してなる低
硬度ゴム組成物であり、第二の発明は、塩素化ポリエチ
レン100重量部に対して、可塑剤を80重量部以上配
合してなるゴム組成物において、該ゴム組成物に加硫促
進剤としてジペンタメチレンテトラスルフィドとアクリ
ル酸亜鉛塩とを併用して成ることを特徴とする低硬度ゴ
ム組成物であり、さらに、第三の発明は、軸心材の外周
上に加硫ゴムを被覆してなる紙葉搬送ゴムロールにおい
て、上記加硫ゴムは、上記第一の発明又は第二の発明の
低硬度ゴム組成物のいずれかを成形、加硫してなること
を特徴とする紙葉搬送ゴムロールである。
エチレンは、一般に広く工業的に用いられている分子量
が数万〜数十万程度の汎用低分子塩素化ポリエチレンと
は異なる。すなわち、この塩素化ポリエチレンは分子量
が20万以上のポリエチレンをその融点付近の温度で塩
素含有率が25〜50重量%となるように塩素化してな
り、且つ完全無定形ポリマー或いは実質的に結晶を含ま
ない無定形ポリマーとしたものである。
分子量が20万以上としたのは、20万以下の塩素化ポ
リエチレンでは多量の可塑剤を配合したときに耐摩耗性
が急激に低下するためである。また、塩素化ポリエチレ
ンとして完全無定形ポリマー或いは実質的に結晶を含ま
ない無定形ポリマーが適切なのは、多量の可塑剤を配合
しても均一に相溶し、その結果優れた低硬度ゴム組成物
を得ることができるからである。
25〜50重量%としたのは、25重量%以下では多量
の可塑剤を配合したときにおけるゴム弾性が小さく、逆
に50重量%以上では多量の可塑剤との相溶性が悪化す
るためである。
対して可塑剤の配合量を80重量部以上としたのは、8
0重量部以下では高分子量塩素化ポリエチレンの軟化効
果がなく、従ってJIS−A硬度が35以下のゴム組成
物を得ることができないためである。
いるものならよく、例えばジオクチルフタレート、塩素
化パラフィン、ナフテン系オイル等を用いることができ
る。
剤、加硫促進剤、充填剤、着色剤、老化防止剤等を必要
に応じて適当量配合するのが適切である。例えば、加硫
剤としてはチオ尿素、アミン、過酸化物、メルカプトト
リアジン類、チウラムサルファド類等を用いることがで
きる。ここにおいて、チオ尿素としては2−メルカプト
イミダゾリン等があり、またアミンとしてはヘキサメチ
レンジアミン、エチレンジアミン、ピペラジン等があ
る。また、過酸化物としてはジクミルパーオキサイド、
1,1−ジ(t−ブチルパ−オキシ)3,3,5トリメ
チルシクロヘキサン、t−ブチルパーオキシベンゾエー
ト等がある。
エポキシ樹脂を配合する。エポキシ樹脂としては平均分
子量が800〜2500程度の液状乃至半固体状エポキ
シ樹脂、例えばシェル社のビスフェノール系エポキシ樹
脂であるエピコート828、エピコート1001等を用
いることができる。
レンとしてはゴムとしての性質を有している塩素含有量
25〜50重量%のものであれば何等制約を受けない。
また、ポリエチレンの分子量が数万以上であればよい
が、好ましくは耐摩耗性の点から第一の発明のように2
0万以上が良い(ゴム硬さ30以下にするには多量の可
塑剤添加で数万から10万のポリエチレン分子量では耐
摩耗性が悪い)。また、可塑剤はゴム、塩化ビニル等に
通常使用されるフタル酸エステル系及びアジピン酸エス
テル系可塑剤、トリメリット酸系可塑剤、ポリエステル
系可塑剤や石油系軟化剤が使用できる。また、ゴム組成
物において勿論、充填剤、補強剤、助剤、老化防止剤等
が汎用ゴム、塩化ビニル等の薬品が使用できる。アクリ
ル酸亜鉛塩と、ジペンタメチレンテトラスルフィドは併
用することにより、引張強度を上げ、圧縮ひずみを改良
するものである。好ましくは、アクリル酸亜鉛塩1ph
r、ジペンタメチレンテトラスルフィド0.5phr併
用比である。
ローラはその機能上からゴムローラには一定の圧力がか
かる。このため、ゴムローラ材料特性の圧縮歪みは大事
な要因である。これが悪いと実用中ゴムローラが変形
し、紙葉を送らなくなる。
入ポット式による金型を用いたコンプレッションプレス
モールド法、インジェクション成形法が用いられる。こ
のため加工に耐えられる引張強さが必要である。引張強
さが低いと圧入ポットの注入穴切れが生じ量産性が悪
く、また、インジェクションでは製品ゲート等が切れ自
動化ができないといった不具合が生じる。
分子量が20万以上で且つ塩素含有率が25〜50重量
%の塩素化ポリエチレン100重量部に対して可塑剤を
80重量部以上配合することによりJIS−A硬度が3
5以下の低硬度したにも拘らず優れた耐摩耗性及びゴム
弾性を発揮させることができる。また、第二の発明では
低硬度材料として、通常の塩素化ポリエチレンを用い、
その架橋促進剤にジペンタメチレンチウラムテトラスル
フィド、アクリル酸亜鉛塩を用いたことにより、圧縮歪
み、引張強さを大巾に向上させることができる。また、
第三の発明ではこれら第一及び第二の発明であるゴム組
成物を軸芯材の外周上に、被覆することにより、ゴム層
のJIS−A硬度を35以下として紙の取込性、送り安
定性を顕著に改善させることができる。
ム組成物及び紙葉搬送ゴムロールの実施例及び比較例に
ついて説明する。
チレン100重量部に、可塑剤としてジオクチルフタレ
ート(DOP)を100重量部、補強剤としてハードク
レー70重量部、マグネシア10重量部、加硫促進剤と
してエチレンチオウレア2.5重量部添加してゴム組成
物を生成し、これを図1に示すように軸芯体2の周囲に
被覆してゴム層3を形成した後、150℃30分加硫し
てなる紙葉搬送ゴムロール1の硬度と耐摩耗指数とを測
定した。
チレン100重量部に、可塑剤としてジオクチルフタレ
ート(DOP)を100重量部、補強剤としてカーボン
ブラック(SRF)を50重量部、マグネシア10重量
部、加硫促進剤としてエチレンチオウレア2.5重量部
添加してゴム組成物を生成し、これを実施例1と同様な
方法で紙葉搬送ゴムロールの硬度と耐摩耗指数とを測定
した。
チレン100重量部に、可塑剤としてジオクチルフタレ
ート(DOP)を80重量部、補強剤としてハードクレ
ー70重量部、マグネシア10重量部、加硫促進剤とし
てエチレンチオウレア2.5重量部添加してゴム組成物
を生成し、これを実施例1と同様な方法で紙葉搬送ゴム
ロールの硬度と耐摩耗指数とを測定した。
チレン100重量部に、可塑剤としてジオクチルフタレ
ート(DOP)を100重量部、補強剤としてカーボン
ブラック(SRF)を50重量部、ジキューミルパーオ
キサイド5重量部、トリアリルイソシアヌレート3重量
部、エポキシ樹脂5重量部添加してゴム組成物を生成
し、これを実施例1と同様な方法で紙葉搬送ゴムロール
の硬度と耐摩耗指数とを測定した。(実施例5)分子量
70万の塩素化ポリエチレン100重量部に、可塑剤と
してジオクチルフタレート(DOP)を120重量部、
補強剤としてハードクレー70重量部、マグネシア10
重量部、加硫促進剤としてエチレンチオウレア2.5重
量部添加してゴム組成物を生成し、これを実施例1と同
様な方法で紙葉搬送ゴムロールの硬度と耐摩耗指数とを
測定した。
チレン100重量部に、可塑剤として塩素化パラフィン
を100重量部、補強剤としてカーボンブラック(SR
F)を50重量部、マグネシア10重量部、加硫促進剤
としてエチレンチオウレア2.5重量部添加してゴム組
成物を生成し、これを実施例1と同様な方法で紙葉搬送
ゴムロールの硬度と耐摩耗指数とを測定した。
チレン100重量部に、可塑剤としてナフテン系オイル
を100重量部、補強剤としてハードクレー70重量
部、ジキューミルパーオキサイド5重量部、トリアリル
イソシアヌレート3重量部、エポキシ樹脂5重量部添加
してゴム組成物を生成し、これを実施例1と同様な方法
で紙葉搬送ゴムロールの硬度と耐摩耗指数とを測定し
た。
レン100重量部に、可塑剤としてジオクチルフタレー
ト(DOP)を100重量部、補強剤としてカーボンブ
ラック(SRF)を50重量部、マグネシア10重量
部、加硫促進剤としてエチレンチオウレア2.5重量部
添加してゴム組成物を生成し、これを実施例1と同様な
方法で紙葉搬送ゴムロールの硬度と耐摩耗指数とを測定
した。
部に、可塑剤としてジオクチルフタレート(DOP)を
60重量部、補強剤としてカーボンブラック(SRF)
を10重量部、加硫促進剤としてエチレンチオウレア
0.5重量部添加してゴム組成物を生成し、これを実施
例1と同様な方法で紙葉搬送ゴムロールの硬度と耐摩耗
指数とを測定した。
塑剤としてジオクチルフタレート(DOP)を60重量
部、補強剤としてカーボンブラック(SRF)を10重
量部、硫黄0.5重量部添加してゴム組成物を生成し、
これを実施例1と同様な方法で紙葉搬送ゴムロールの硬
度と耐摩耗指数とを測定した。
均分子量7万の塩素化ポリエチレンを用いた比較例1の
紙葉搬送ゴムロールは目的とする低硬度が達せられる
が、ベース高分子の分子量が余りに小さいため、耐摩耗
指数が劣る結果であった。また、ベース高分子としてク
ロロプレンゴムを用いた比較例2の紙葉搬送ゴムロール
は目的とする硬度が低くならず、しかも耐摩耗指数も小
さいものであった。そしてベース高分子として天然ゴム
を用いた比較例3の紙葉搬送ゴムロールは同様に目的と
する硬度が低くならず、しかも耐摩耗指数も小さいもの
であった。
ロールはいずれも目的とする硬度が低くなり、しかも耐
摩耗指数も優れた結果を示した。
ム組成物及び紙葉搬送ゴムロールの実施例及び比較例に
ついて説明する。
量部に対して、補強剤として脂肪酸炭酸カルシウム(C
aCO3 )50重量部、可塑剤であるジオクチルフタレ
ート(DOP)を100重量部、チタン白10重量部、
着色剤1重量部、マグネシア10重量部、トリメルカプ
トトリアジン3重量部、2,メルカプトベンゾチアゾル
2,ジシクロヘキシルアミン酸1.5重量部配合してな
るゴム組成物に、加硫促進剤としてジペンタメチレンテ
トラスルフィドとアクリル酸亜鉛塩とをそれぞれ0.5
重量部併用して添加し、これをJIS−K6301法に
より70℃×22hrの条件で圧縮永久歪みを測定する
と共に、圧入モールド金型を用い、金型内注入穴でのゴ
ム切れによるモールド加工性を判断した。
組成物に、加硫促進剤としてジペンタメチレンテトラス
ルフィド0.5重量部、アクリル酸亜鉛塩1.0重量部
併用して添加し、これを実施例8と同様に圧縮永久歪み
を測定すると共に、モールド加工性を判断した。
ム組成物に、加硫促進剤としてジペンタメチレンテトラ
スルフィド0.5重量部、アクリル酸亜鉛塩3.0重量
部併用して添加し、これを実施例8と同様に圧縮永久歪
みを測定すると共に、モールド加工性を判断した。
ム組成物に、加硫促進剤としてジペンタメチレンテトラ
スルフィド0.5重量部、アクリル酸亜鉛塩5.0重量
部併用して添加し、これを実施例8と同様に圧縮永久歪
みを測定すると共に、モールド加工性を判断した。
ム組成物に、加硫促進剤としてジペンタメチレンテトラ
スルフィド0.75重量部、アクリル酸亜鉛塩1.0重
量部併用して添加し、これを実施例8と同様に圧縮永久
歪みを測定すると共に、モールド加工性を判断した。
ム組成物に、加硫促進剤としてジペンタメチレンテトラ
スルフィドとアクリル酸亜鉛塩をそれぞれ1.0重量部
併用して添加し、これを実施例8と同様に圧縮永久歪み
を測定すると共に、モールド加工性を判断した。
ム組成物に、加硫促進剤としてジペンタメチレンテトラ
スルフィド1.5重量部、アクリル酸亜鉛塩1.0重量
部併用して添加し、これを実施例8と同様に圧縮永久歪
みを測定すると共に、モールド加工性を判断した。
量部に対して、補強剤として脂肪酸炭酸カルシウム(C
aCO3 )50重量部、可塑剤であるジオクチルフタレ
ート(DOP)を100重量部、チタン白10重量部、
着色剤1重量部、マグネシア10重量部、トリメルカプ
トトリアジン2重量部、2,メルカプトベンゾチアゾル
ジシクロヘキシルアミン酸4重量部配合してなるゴム組
成物を実施例8と同様な方法で圧縮永久歪みを測定する
と共に、モールド加工性を判断した。
量部に対して、補強剤として脂肪酸炭酸カルシウム(C
aCO3 )50重量部、可塑剤であるジオクチルフタレ
ート(DOP)を100重量部、チタン白10重量部、
着色剤1重量部、マグネシア10重量部、トリメルカプ
トトリアジン1.5重量部、2,メルカプトベンゾチア
ゾルジシクロヘキシルアミン酸3重量部配合してなるゴ
ム組成物を実施例8と同様な方法で圧縮永久歪みを測定
すると共に、モールド加工性を判断した。
量部に対して、補強剤として脂肪酸炭酸カルシウム(C
aCO3 )50重量部、可塑剤であるジオクチルフタレ
ート(DOP)を100重量部、チタン白10重量部、
着色剤1重量部、マグネシア10重量部、トリメルカプ
トトリアジン3重量部、2,メルカプトベンゾチアゾル
ジシクロヘキシルアミン酸1.5重量部配合してなるゴ
ム組成物を実施例8と同様な方法で圧縮永久歪みを測定
すると共に、モールド加工性を判断した。
量部に対して、補強剤として脂肪酸炭酸カルシウム(C
aCO3 )50重量部、可塑剤であるジオクチルフタレ
ート(DOP)を100重量部、チタン白10重量部、
着色剤1重量部、マグネシア10重量部、トリメルカプ
トトリアジン3重量部、2,メルカプトベンゾチアゾル
ジシクロヘキシルアミン酸1.5重量部配合してなるゴ
ム組成物に、加硫促進剤としてアクリル酸亜鉛塩のみ
1.0重量部添加し、これを実施例8と同様な方法で圧
縮永久歪みを測定すると共に、モールド加工性を判断し
た。
量部に対して、補強剤として脂肪酸炭酸カルシウム(C
aCO3 )50重量部、可塑剤であるジオクチルフタレ
ート(DOP)を100重量部、チタン白10重量部、
着色剤1重量部、マグネシア10重量部、トリメルカプ
トトリアジン3重量部、2,メルカプトベンゾチアゾル
ジシクロヘキシルアミン酸1.5重量部配合してなるゴ
ム組成物に、加硫促進剤としてジペンタメチレンテトラ
スルフィドのみ1.0重量部添加し、これを実施例8と
同様な方法で圧縮永久歪みを測定すると共に、モールド
加工性を判断した。
量部に対して、補強剤として脂肪酸炭酸カルシウム(C
aCO3 )50重量部、可塑剤であるジオクチルフタレ
ート(DOP)を100重量部、チタン白10重量部、
着色剤1重量部、マグネシア10重量部、トリメルカプ
トトリアジン2重量部、2,メルカプトベンゾチアゾル
ジシクロヘキシルアミン酸4重量部配合してなるゴム組
成物に、加硫促進剤としてアクリル酸亜鉛塩のみ1.0
重量部添加し、これを実施例8と同様な方法で圧縮永久
歪みを測定すると共に、モールド加工性を判断した。
重量部に対して、補強剤として脂肪酸炭酸カルシウム
(CaCO3 )50重量部、可塑剤であるジオクチルフ
タレート(DOP)を100重量部、チタン白10重量
部、着色剤1重量部、マグネシア10重量部、トリメル
カプトトリアジン2重量部、2,メルカプトベンゾチア
ゾルジシクロヘキシルアミン酸4重量部配合してなるゴ
ム組成物に、加硫促進剤としてジペンタメチレンテトラ
スルフィドのみ1.0重量部添加し、これを実施例8と
同様な方法で圧縮永久歪みを測定すると共に、モールド
加工性を判断した。
ては既に、トリメルカプトトリアジンに促進剤として
2,メルカプトベンゾチアゾルジシクロロヘキシルアミ
ンの塩使用が公知である。しかしながら、これではCP
Eの低硬度配合物では、表2からも明らかなように、比
較例4の様に引張強さが低く加工性に難点が生じ比較例
5,6ではいずれも圧縮永久歪みが悪い。また、比較例
7〜10に示すように、ジペンタメチレンテトラスルフ
ィド、アクリル酸亜鉛塩それぞれ単独では特性が得られ
ない。これに対し、実施例8〜14はいずれも物性、加
工性ともに良好な結果が得られた。
で、かつゴム弾性、機械的強度、耐摩耗性及び圧縮歪
み、引張強さ等の材料特性に優れた新規な低硬度ゴム組
成物が得られるため、この低硬度ゴム組成物を軸心上に
被覆して成る紙葉搬送ゴムロールは高信頼性の紙葉搬送
性を発揮することができ、工業上有用である等といった
優れた効果を有する。
てなる紙葉搬送ゴムロールを示す断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 平均分子量が20万以上で且つ塩素含有
率が25〜50重量%の塩素化ポリエチレン100重量
部に対して、可塑剤を80重量部以上配合してなること
を特徴とする低硬度ゴム組成物。 - 【請求項2】 塩素化ポリエチレン100重量部に対し
て、可塑剤を80重量部以上配合してなるゴム組成物に
おいて、該ゴム組成物に加硫促進剤としてジペンタメチ
レンテトラスルフィドとアクリル酸亜鉛塩とを併用添加
して成ることを特徴とする低硬度ゴム組成物。 - 【請求項3】 軸心材の外周上に加硫ゴムを被覆してな
る紙葉搬送ゴムロールにおいて、上記加硫ゴムは、請求
項1又は2記載のいずれかの低硬度ゴム組成物を成形、
加硫してなることを特徴とする紙葉搬送ゴムロール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32326792A JP3163805B2 (ja) | 1992-01-09 | 1992-12-02 | 低硬度ゴム組成物及び紙葉搬送ゴムロール |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4-2172 | 1992-01-09 | ||
JP217292 | 1992-01-09 | ||
JP32326792A JP3163805B2 (ja) | 1992-01-09 | 1992-12-02 | 低硬度ゴム組成物及び紙葉搬送ゴムロール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05247288A true JPH05247288A (ja) | 1993-09-24 |
JP3163805B2 JP3163805B2 (ja) | 2001-05-08 |
Family
ID=26335506
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32326792A Expired - Lifetime JP3163805B2 (ja) | 1992-01-09 | 1992-12-02 | 低硬度ゴム組成物及び紙葉搬送ゴムロール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3163805B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022145446A1 (ja) * | 2020-12-28 | 2022-07-07 | 昭和電工株式会社 | 塩素化ポリオレフィン組成物 |
WO2022145447A1 (ja) * | 2020-12-28 | 2022-07-07 | 昭和電工株式会社 | 塩素化ポリオレフィン組成物 |
Families Citing this family (2)
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DE10163399A1 (de) | 2001-12-21 | 2003-07-10 | Sustech Gmbh & Co Kg | Nanopartikuläre Zubereitung |
JP5765907B2 (ja) | 2009-11-09 | 2015-08-19 | 株式会社フェローテック | 磁性部材および電子部品 |
-
1992
- 1992-12-02 JP JP32326792A patent/JP3163805B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022145446A1 (ja) * | 2020-12-28 | 2022-07-07 | 昭和電工株式会社 | 塩素化ポリオレフィン組成物 |
WO2022145447A1 (ja) * | 2020-12-28 | 2022-07-07 | 昭和電工株式会社 | 塩素化ポリオレフィン組成物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JP3163805B2 (ja) | 2001-05-08 |
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