JPH05246993A - キノリルメトキシフエニル酢酸アシルアミド類および尿素類 - Google Patents
キノリルメトキシフエニル酢酸アシルアミド類および尿素類Info
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- JPH05246993A JPH05246993A JP4343590A JP34359092A JPH05246993A JP H05246993 A JPH05246993 A JP H05246993A JP 4343590 A JP4343590 A JP 4343590A JP 34359092 A JP34359092 A JP 34359092A JP H05246993 A JPH05246993 A JP H05246993A
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- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
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- C07D215/12—Heterocyclic compounds containing quinoline or hydrogenated quinoline ring systems having no bond between the ring nitrogen atom and a non-ring member or having only hydrogen atoms or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom with substituted hydrocarbon radicals attached to ring carbon atoms
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 式
【化1】
式中、A、B、D、E、G、LおよびMは互いに独立し
て、水素、ヒドロキシル、ハロゲン、シアノ、カルボキ
シル、ニトロ、トリフルオロメチルまたはトリフルオロ
メトキシを表すか、或いはそれぞれ炭素数8までの直鎖
状もしくは分枝鎖状のアルキルまたはアルコキシを表す
か、或いは場合によりハロゲン、ヒドロキシル、ニトロ
またはシアノにより置換されていてもよい炭素数6−1
0のアリールを表す、のキノリルメトキシフェニル酢酸
アシルアミド類および尿素類。 【効果】 経口投与により優れたリューコトリエン合成
阻害作用を示す。
て、水素、ヒドロキシル、ハロゲン、シアノ、カルボキ
シル、ニトロ、トリフルオロメチルまたはトリフルオロ
メトキシを表すか、或いはそれぞれ炭素数8までの直鎖
状もしくは分枝鎖状のアルキルまたはアルコキシを表す
か、或いは場合によりハロゲン、ヒドロキシル、ニトロ
またはシアノにより置換されていてもよい炭素数6−1
0のアリールを表す、のキノリルメトキシフェニル酢酸
アシルアミド類および尿素類。 【効果】 経口投与により優れたリューコトリエン合成
阻害作用を示す。
Description
【0001】本発明は、キノリルメトキシフェニル酢酸
アクリルアミド類および尿素類、それらの製造方法、並
びに薬剤におけるそれらの使用に関する。
アクリルアミド類および尿素類、それらの製造方法、並
びに薬剤におけるそれらの使用に関する。
【0002】置換された4−(キノリニ−2−ル−メト
キシ)フェニル酢酸誘導体類およびα−置換された−4
−(キノリニ−2−ル−メトキシ)フェニル酢酸誘導体
類はヨーロッパ特許344519(米国特許4,970,
215)およびヨーロッパ特許339416から知られ
ている。
キシ)フェニル酢酸誘導体類およびα−置換された−4
−(キノリニ−2−ル−メトキシ)フェニル酢酸誘導体
類はヨーロッパ特許344519(米国特許4,970,
215)およびヨーロッパ特許339416から知られ
ている。
【0003】さらに、置換された(キノリニ−2−ル−
メトキシ)フェニル−カルボニル尿素類はヨーロッパ特
許428860から知られている。
メトキシ)フェニル−カルボニル尿素類はヨーロッパ特
許428860から知られている。
【0004】本発明は、一般式
【0005】
【化2】
【0006】式中、A、B、D、E、G、LおよびMは
互いに独立して、水素、ヒドロキシル、ハロゲン、シア
ノ、カルボキシル、ニトロ、トリフルオロメチルまたは
トリフルオロメトキシを表すか、或いはそれぞれ炭素数
8までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルまたはアル
コキシを表すか、或いは場合によりハロゲン、ヒドロキ
シル、ニトロまたはシアノにより置換されていてもよい
炭素数6−10のアリールを表し、R1は場合により炭
素数8までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルにより
置換 されていてもよい炭素数3−12のシクロアルキ
ルを表し、R2は水素、炭素数6までの直鎖状もしくは
分枝鎖状のアルキルまたはベンジルを表し、そしてR3
は炭素数8までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル、
ベンジル、炭素数3−12のシクロアルキルまたはフェ
ニルを表し、それらは場合によりハロゲン、ニトロ、シ
アノもしくはヒドロキシルにより置換されていてもよ
く、或いは式−NR4R5の基を表し、ここでR4および
R5は同一もしくは相異なり、そして水素、炭素数6ま
での直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル、ベンジルまた
はフェニルを表す、で示される、適宜異性体の形態のキ
ノリルメトキシフェニル酢酸アシルアミド類および尿素
類、並びにそれらの塩類に関する。
互いに独立して、水素、ヒドロキシル、ハロゲン、シア
ノ、カルボキシル、ニトロ、トリフルオロメチルまたは
トリフルオロメトキシを表すか、或いはそれぞれ炭素数
8までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルまたはアル
コキシを表すか、或いは場合によりハロゲン、ヒドロキ
シル、ニトロまたはシアノにより置換されていてもよい
炭素数6−10のアリールを表し、R1は場合により炭
素数8までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルにより
置換 されていてもよい炭素数3−12のシクロアルキ
ルを表し、R2は水素、炭素数6までの直鎖状もしくは
分枝鎖状のアルキルまたはベンジルを表し、そしてR3
は炭素数8までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル、
ベンジル、炭素数3−12のシクロアルキルまたはフェ
ニルを表し、それらは場合によりハロゲン、ニトロ、シ
アノもしくはヒドロキシルにより置換されていてもよ
く、或いは式−NR4R5の基を表し、ここでR4および
R5は同一もしくは相異なり、そして水素、炭素数6ま
での直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル、ベンジルまた
はフェニルを表す、で示される、適宜異性体の形態のキ
ノリルメトキシフェニル酢酸アシルアミド類および尿素
類、並びにそれらの塩類に関する。
【0007】驚くべきことに、本発明に従う一般式
(I)のキノリルメトキシフェニル酢酸アシルアミド類
および尿素類はリューコトリエン合成阻害剤(leuk
otriene synthesis inhibit
ors)として高い試験管内活性を有している。
(I)のキノリルメトキシフェニル酢酸アシルアミド類
および尿素類はリューコトリエン合成阻害剤(leuk
otriene synthesis inhibit
ors)として高い試験管内活性を有している。
【0008】本発明の概念では生理学的に許容可能な塩
類が好適である。キノリルメトキシフェニル酢酸アシル
アミド類および尿素類の生理学的に許容可能な塩類は、
本発明に従う物質と鉱酸類、カルボン酸類またはスルホ
ン酸類との塩類であることができる。特に好適な塩類
は、例えば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、燐酸、メタンス
ルホン酸、エタンスルホン酸、トルエンスルホン酸、ベ
ンゼンスルホン酸、ナフタレンジスルホン酸、酢酸、プ
ロピオン酸、乳酸、酒石酸、クエン酸、フマル酸、マレ
イン酸または安息香酸とのものである。
類が好適である。キノリルメトキシフェニル酢酸アシル
アミド類および尿素類の生理学的に許容可能な塩類は、
本発明に従う物質と鉱酸類、カルボン酸類またはスルホ
ン酸類との塩類であることができる。特に好適な塩類
は、例えば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、燐酸、メタンス
ルホン酸、エタンスルホン酸、トルエンスルホン酸、ベ
ンゼンスルホン酸、ナフタレンジスルホン酸、酢酸、プ
ロピオン酸、乳酸、酒石酸、クエン酸、フマル酸、マレ
イン酸または安息香酸とのものである。
【0009】本発明の概念における塩類はさらに、1価
金属類、例えばアルカリ金属類、との塩類およびアンモ
ニウム塩である。ナトリウム、カリウムおよびアンモニ
ウム塩類が好適である。
金属類、例えばアルカリ金属類、との塩類およびアンモ
ニウム塩である。ナトリウム、カリウムおよびアンモニ
ウム塩類が好適である。
【0010】本発明に従う化合物は立体異性体形(*)
で存在しており、それらは互いに鏡像であるか(エナン
チオマー類)、または互いに鏡像でない(ジアステレオ
マー類)。本発明は対掌体およびラセミ形並びにジアス
テレオマー混合物の両者に関するものである。ジアステ
レオマー類と同様に、ラセミ形も既知の方法で立体異性
的に均一な成分類に分離することができる〔E.L.エリ
エル(Eliel)、炭素化合物の立体化学(Stereoc
hemistry of Carbon Compou
nds)、マックグロウ・ヒル、1962〕。
で存在しており、それらは互いに鏡像であるか(エナン
チオマー類)、または互いに鏡像でない(ジアステレオ
マー類)。本発明は対掌体およびラセミ形並びにジアス
テレオマー混合物の両者に関するものである。ジアステ
レオマー類と同様に、ラセミ形も既知の方法で立体異性
的に均一な成分類に分離することができる〔E.L.エリ
エル(Eliel)、炭素化合物の立体化学(Stereoc
hemistry of Carbon Compou
nds)、マックグロウ・ヒル、1962〕。
【0011】好適な一般式(I)の化合物は、適宜異性
体の形態の、A、B、D、E、G、LおよびMが互いに
独立して、水素、ヒドロキシル、弗素、塩素、臭素、カ
ルボキシル、ニトロ、トリフルオロメチルまたはトリフ
ルオロメトキシを表すか、或いはそれぞれ炭素数6まで
の直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルまたはアルコキシ
を表すか、或いは場合により弗素、塩素、臭素、ヒドロ
キシル、ニトロまたはシアノにより置換されていてもよ
いフェニルを表し、R1が場合により炭素数6までの直
鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルにより置換されていて
もよいシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチ
ル、シクロヘキシル、シクロヘプチルまたはシクロオク
チルを表し、R2が水素または炭素数4までの直鎖状も
しくは分枝鎖状のアルキルを表し、そしてR3が炭素数
6までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル、ベンジ
ル、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシ
ル、シクロヘプチルまたはフェニルを表し、それらは場
合により弗素、塩素、臭素もしくはヒドロキシルにより
置換されていてもよく、或いは式−NR4R5の基を表
し、ここでR4およびR5が同一もしくは相異なり、そし
て水素、炭素数4までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアル
キルまたはベンジルを示す、もの、並びにそれらの塩類
である。
体の形態の、A、B、D、E、G、LおよびMが互いに
独立して、水素、ヒドロキシル、弗素、塩素、臭素、カ
ルボキシル、ニトロ、トリフルオロメチルまたはトリフ
ルオロメトキシを表すか、或いはそれぞれ炭素数6まで
の直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルまたはアルコキシ
を表すか、或いは場合により弗素、塩素、臭素、ヒドロ
キシル、ニトロまたはシアノにより置換されていてもよ
いフェニルを表し、R1が場合により炭素数6までの直
鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルにより置換されていて
もよいシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチ
ル、シクロヘキシル、シクロヘプチルまたはシクロオク
チルを表し、R2が水素または炭素数4までの直鎖状も
しくは分枝鎖状のアルキルを表し、そしてR3が炭素数
6までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル、ベンジ
ル、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシ
ル、シクロヘプチルまたはフェニルを表し、それらは場
合により弗素、塩素、臭素もしくはヒドロキシルにより
置換されていてもよく、或いは式−NR4R5の基を表
し、ここでR4およびR5が同一もしくは相異なり、そし
て水素、炭素数4までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアル
キルまたはベンジルを示す、もの、並びにそれらの塩類
である。
【0012】特に好適な一般式(I)の化合物は、適宜
異性体の形態の、A、B、D、E、G、LおよびMが互
いに独立して、水素、ヒドロキシル、弗素、塩素、臭素
または炭素数4までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキ
ルを表し、R1が場合により炭素数4までの直鎖状もし
くは分枝鎖状のアルキルにより置換されていてもよいシ
クロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシルまたは
シクロヘプチルを表し、R2が水素、メチル、エチルま
たはフェニルを表し、R3が炭素数4までの直鎖状もし
くは分枝鎖状のアルキル、シクロプロピル、シクロペン
チルまたはシクロヘキシルを表すか、或いは式−NR4
R5の基を表し、ここでR4およびR5が同一もしくは相
異なっており、そして水素、メチル、エチルまたはベン
ジルを示す、もの、並びにそれらの塩類である。
異性体の形態の、A、B、D、E、G、LおよびMが互
いに独立して、水素、ヒドロキシル、弗素、塩素、臭素
または炭素数4までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキ
ルを表し、R1が場合により炭素数4までの直鎖状もし
くは分枝鎖状のアルキルにより置換されていてもよいシ
クロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシルまたは
シクロヘプチルを表し、R2が水素、メチル、エチルま
たはフェニルを表し、R3が炭素数4までの直鎖状もし
くは分枝鎖状のアルキル、シクロプロピル、シクロペン
チルまたはシクロヘキシルを表すか、或いは式−NR4
R5の基を表し、ここでR4およびR5が同一もしくは相
異なっており、そして水素、メチル、エチルまたはベン
ジルを示す、もの、並びにそれらの塩類である。
【0013】特別好適な一般式(I)の化合物は、A、
B、D、E、G、LおよびMが水素を表すものである。
B、D、E、G、LおよびMが水素を表すものである。
【0014】これも特に好適な化合物は、基
【0015】
【化3】
【0016】がキノリルメトキシ基に関して4−位置に
あるものである。
あるものである。
【0017】さらに、〔A〕一般式(II)
【0018】
【化4】
【0019】式中、A、B、D、E、G、L、Mおよび
R1は上記の意味を有する、のカルボン酸類を、適宜例
えば酸ハライド類または無水物類の方法によりカルボン
酸官能基の活性化後に、有機溶媒中で、適宜塩基の存在
下に、一般式(III)
R1は上記の意味を有する、のカルボン酸類を、適宜例
えば酸ハライド類または無水物類の方法によりカルボン
酸官能基の活性化後に、有機溶媒中で、適宜塩基の存在
下に、一般式(III)
【0020】
【化5】 H2N−CO−R3 (III) 式中、R3は上記の意味を有する、のアミド類と反応さ
せるか、或いは〔B〕R3が基−NR4R5を表す場合に
は、一般式(IV)
せるか、或いは〔B〕R3が基−NR4R5を表す場合に
は、一般式(IV)
【0021】
【化6】
【0022】式中、A、B、D、E、G、L、Mおよび
R1は上記の意味を有する、のアミド類を、〔A〕に記
載されている反応条件下で、一般式(V)のハロゲノス
ルホニルイソシアネート類または一般式(VI)の尿素類
R1は上記の意味を有する、のアミド類を、〔A〕に記
載されている反応条件下で、一般式(V)のハロゲノス
ルホニルイソシアネート類または一般式(VI)の尿素類
【0023】
【化7】 T−SO2−N=C=O (V) または H2N−CO−NR4R5 (VI) 式中、R4およびR5は上記の意味を有し、そしてTはハ
ロゲン、好適には塩素、を表す、との縮合反応に付す
か、或いは〔C〕一般式(IV)の化合物を、酢酸の存
在下で、一般式(VII)
ロゲン、好適には塩素、を表す、との縮合反応に付す
か、或いは〔C〕一般式(IV)の化合物を、酢酸の存
在下で、一般式(VII)
【0024】
【化8】 式中、R3は上記の意味を有し、そしてR6、R7、R8お
よびR9は同一もしくは相異なり、そしてC1−C6アル
キルを示す、のアセタール類と反応させ、そしてR2、
R4および/またはR5が水素を示さない場合には、適宜
アルキル化を引き続き一般的方法により行い、そして同
様に置換基A、B、D、E、G、LおよびMも既知の方
法により変化させ、そしてエナンチオマー的に純粋な化
合物の場合には、対応する酸類を一般的方法により分離
しそして次に上記の如くさらに反応させることを特徴と
する、本発明に従う一般式(I)の化合物の製造方法も
見いだされた。
よびR9は同一もしくは相異なり、そしてC1−C6アル
キルを示す、のアセタール類と反応させ、そしてR2、
R4および/またはR5が水素を示さない場合には、適宜
アルキル化を引き続き一般的方法により行い、そして同
様に置換基A、B、D、E、G、LおよびMも既知の方
法により変化させ、そしてエナンチオマー的に純粋な化
合物の場合には、対応する酸類を一般的方法により分離
しそして次に上記の如くさらに反応させることを特徴と
する、本発明に従う一般式(I)の化合物の製造方法も
見いだされた。
【0025】本発明に従う方法は例えば下記の反応式に
より示すことができる:
より示すことができる:
【0026】
【化9】
【0027】ここで適当な溶媒は、反応条件下で変化し
ない不活性有機溶媒である。これらには、エーテル類、
例えばジエチルエーテルもしくはテトラヒドロフラン、
ハロゲノ炭化水素類、例えばジクロロメタン、トリクロ
ロメタン、テトラクロロメタン、1,2−ジクロロエタ
ン、トリクロロエタン、テトラクロロエタン、1,2−
ジクロロエタンもしくはトリクロロエチレン、炭化水素
類、例えばベンゼン、キシレン、トルエン、ヘキサン、
シクロヘキサンもしくは石油留分類、ニトロメタン、ジ
メチルホルムアミド、アセトン、アセトニトリルまたは
ヘキサメチル燐酸トリアミドが包含される。溶媒類の混
合物を使用することもできる。ジクロロメタンが特に好
適である。テトラヒドロフラン、アセトンおよびジメチ
ルホルムアミドが好適である。
ない不活性有機溶媒である。これらには、エーテル類、
例えばジエチルエーテルもしくはテトラヒドロフラン、
ハロゲノ炭化水素類、例えばジクロロメタン、トリクロ
ロメタン、テトラクロロメタン、1,2−ジクロロエタ
ン、トリクロロエタン、テトラクロロエタン、1,2−
ジクロロエタンもしくはトリクロロエチレン、炭化水素
類、例えばベンゼン、キシレン、トルエン、ヘキサン、
シクロヘキサンもしくは石油留分類、ニトロメタン、ジ
メチルホルムアミド、アセトン、アセトニトリルまたは
ヘキサメチル燐酸トリアミドが包含される。溶媒類の混
合物を使用することもできる。ジクロロメタンが特に好
適である。テトラヒドロフラン、アセトンおよびジメチ
ルホルムアミドが好適である。
【0028】特にアミド化およびアセチル化用の、個々
の工程段階に適している塩基類は一般的な塩基性化合物
である。これらには好適には、アルカリ金属水酸化物類
およびアルカリ土類金属水酸化物類、例えば水酸化リチ
ウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムもしくは水酸
化バリウム、アルカリ金属水素化物類、例えば水素化ナ
トリウム、アルカリ金属炭酸塩類もしくはアルカリ土類
金属炭酸塩類、例えば炭酸ナトリウムもしくは炭酸カリ
ウム、またはアルカリ金属アルコレート類、例えばナト
リウムメタノレートもしくはエタノレート、カリウムメ
タノレートもしくはエタノレートもしくはカリウムター
シャリー−ブチレート、または有機アミン類、例えば水
酸化ベンジルトリメチルアンモニウム、ジメチルアミノ
ピリジン、ピペリジン、水酸化テトラブチルアンモニウ
ム、ピリジン、トリエチルアミンまたはN−メチルピペ
リジンが包含される。炭酸カリウム、水素化ナトリウ
ム、ピペリジン、トリエチルアミンおよびジメチルアミ
ノピリドンが好適である。
の工程段階に適している塩基類は一般的な塩基性化合物
である。これらには好適には、アルカリ金属水酸化物類
およびアルカリ土類金属水酸化物類、例えば水酸化リチ
ウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムもしくは水酸
化バリウム、アルカリ金属水素化物類、例えば水素化ナ
トリウム、アルカリ金属炭酸塩類もしくはアルカリ土類
金属炭酸塩類、例えば炭酸ナトリウムもしくは炭酸カリ
ウム、またはアルカリ金属アルコレート類、例えばナト
リウムメタノレートもしくはエタノレート、カリウムメ
タノレートもしくはエタノレートもしくはカリウムター
シャリー−ブチレート、または有機アミン類、例えば水
酸化ベンジルトリメチルアンモニウム、ジメチルアミノ
ピリジン、ピペリジン、水酸化テトラブチルアンモニウ
ム、ピリジン、トリエチルアミンまたはN−メチルピペ
リジンが包含される。炭酸カリウム、水素化ナトリウ
ム、ピペリジン、トリエチルアミンおよびジメチルアミ
ノピリドンが好適である。
【0029】アミド化およびアセチル化は一般的には0
℃−150℃の温度範囲において、好適には25℃−1
00℃において、実施される。
℃−150℃の温度範囲において、好適には25℃−1
00℃において、実施される。
【0030】アミド化およびアセチル化は一般的には常
圧下で実施される。しかしながら、該方法を減圧下また
は加圧下(例えば0.5−5バールの範囲)で実施する
こともできる。
圧下で実施される。しかしながら、該方法を減圧下また
は加圧下(例えば0.5−5バールの範囲)で実施する
こともできる。
【0031】カルボン酸を活性化させるための一般的な
試薬、例えば有機ハライド類、例えば塩化チオニル、塩
化メシル、三塩化燐もしくは五塩化燐、またはカルボニ
ルジイミダゾール、カルボジイミド類、例えばシクロヘ
キシルカルボジイミドもしくはp−トルエンスルホン酸
1−シクロヘキシル−3−〔2−(N−メチルモルホリ
ノ)エチル〕カルボジイミド、またはN−ヒドロキシフ
タルイミドもしくはN−ヒドロキシ−ベンゾトリアゾー
ル、が適している。
試薬、例えば有機ハライド類、例えば塩化チオニル、塩
化メシル、三塩化燐もしくは五塩化燐、またはカルボニ
ルジイミダゾール、カルボジイミド類、例えばシクロヘ
キシルカルボジイミドもしくはp−トルエンスルホン酸
1−シクロヘキシル−3−〔2−(N−メチルモルホリ
ノ)エチル〕カルボジイミド、またはN−ヒドロキシフ
タルイミドもしくはN−ヒドロキシ−ベンゾトリアゾー
ル、が適している。
【0032】アルキル化用に適している溶媒も同様に、
反応条件下で変化しない一般的な有機溶媒である。これ
らには好適には、エーテル類、例えばジエチルエーテ
ル、ジオキサン、テトラヒドロフランもしくはグリコー
ルジメチルエーテル、または炭化水素類、例えばベンゼ
ン、トルエン、キシレン、ヘキサン、シクロヘキサンも
しくは石油留分類、またはハロゲノ炭化水素類、例えば
ジクロロメタン、トリクロロメタン、テトラクロロメタ
ン、ジクロロエチレン、トリクロロエチレンもしくはク
ロロベンゼン、または酢酸エチル、またはトリエチルア
ミン、ピリジン、ジメチルスルホキシド、ジメチルホル
ムアミド、ヘキサメチル燐酸トリアミド、アセトニトリ
ル、アセトンまたはニトロメタンが包含される。上記の
溶媒類の混合物を使用することもできる。ジクロロメタ
ンが好適である。
反応条件下で変化しない一般的な有機溶媒である。これ
らには好適には、エーテル類、例えばジエチルエーテ
ル、ジオキサン、テトラヒドロフランもしくはグリコー
ルジメチルエーテル、または炭化水素類、例えばベンゼ
ン、トルエン、キシレン、ヘキサン、シクロヘキサンも
しくは石油留分類、またはハロゲノ炭化水素類、例えば
ジクロロメタン、トリクロロメタン、テトラクロロメタ
ン、ジクロロエチレン、トリクロロエチレンもしくはク
ロロベンゼン、または酢酸エチル、またはトリエチルア
ミン、ピリジン、ジメチルスルホキシド、ジメチルホル
ムアミド、ヘキサメチル燐酸トリアミド、アセトニトリ
ル、アセトンまたはニトロメタンが包含される。上記の
溶媒類の混合物を使用することもできる。ジクロロメタ
ンが好適である。
【0033】一般的には、1モルのアミド当たり1−3
モルの、好適には1−2モルの、特に好適には1モル
の、ハロゲノスルホニルイソシアネートが使用される。
モルの、好適には1−2モルの、特に好適には1モル
の、ハロゲノスルホニルイソシアネートが使用される。
【0034】一般式(II)の化合物はそれ自体は既知
であるかまたは一般的方法により製造することができる
〔ドイツ公開明細書3,818,443参照〕。
であるかまたは一般的方法により製造することができる
〔ドイツ公開明細書3,818,443参照〕。
【0035】一般式(III)の化合物は既知であるか
または一般的方法により製造することができる〔CA
I 60−35−5参照〕。
または一般的方法により製造することができる〔CA
I 60−35−5参照〕。
【0036】一般式(V)のハロゲノスルホニルイソシ
アネート類も同様に既知である。
アネート類も同様に既知である。
【0037】一般式(VI)の尿素類も同様に既知であ
る。一般式(IV)の化合物は新規であり、そして一般
式(II)の化合物の酸類を、同様に上記の如きカルボ
ン酸官能基を上記の溶媒の1種を用いて活性化した後
に、アンモニア流中でアミド化することによりもしくは
対応するアミン類との反応により、または対応する2−
アルキル化された2−〔4−(キノリニ−2−ル−メト
キシ)フェニル〕アセトニトリル類を例えば塩酸の如き
酸類を用いて還元することにより、製造することができ
る。
る。一般式(IV)の化合物は新規であり、そして一般
式(II)の化合物の酸類を、同様に上記の如きカルボ
ン酸官能基を上記の溶媒の1種を用いて活性化した後
に、アンモニア流中でアミド化することによりもしくは
対応するアミン類との反応により、または対応する2−
アルキル化された2−〔4−(キノリニ−2−ル−メト
キシ)フェニル〕アセトニトリル類を例えば塩酸の如き
酸類を用いて還元することにより、製造することができ
る。
【0038】該方法は一般的には−10℃〜120℃
の、好適には25℃〜100℃の、温度において常圧下
で実施される。
の、好適には25℃〜100℃の、温度において常圧下
で実施される。
【0039】一般式VIIの化合物はそれ自体は既知で
ある(バイルスタイン(Beil.)、4、308参
照)。
ある(バイルスタイン(Beil.)、4、308参
照)。
【0040】本発明に従う化合物は薬品中での活性化合
物として使用することができる。該物質はアラキドン酸
代謝の、特に5−リポキシゲナーゼの、概念において酵
素反応の阻害剤として作用することができる。
物として使用することができる。該物質はアラキドン酸
代謝の、特に5−リポキシゲナーゼの、概念において酵
素反応の阻害剤として作用することができる。
【0041】驚くべきことに、一般式(I)の化合物は
経口的投与後にリューコトリエン合成阻害剤として高い
試験管内活性および有効な生体内活性を示す。
経口的投与後にリューコトリエン合成阻害剤として高い
試験管内活性および有効な生体内活性を示す。
【0042】従って、それらは呼吸器系の疾病、例えば
アレルギー/喘息、気管支炎、気腫、ショック肺、肺動
脈高血圧症、炎症/リューマチおよび浮腫、血栓症およ
び血栓塞栓症、虚血(末梢、心臓、脳循環障害)、心臓
および脳梗塞、心臓不整脈、狭心症、動脈硬化症、組織
内移植、皮膚病、例えば湿疹、皮膚糸状菌感染症、バク
テリアによる皮膚の感染症、転移の治療および予防用
に、並びに胃腸管中の細胞保護用に好適である。
アレルギー/喘息、気管支炎、気腫、ショック肺、肺動
脈高血圧症、炎症/リューマチおよび浮腫、血栓症およ
び血栓塞栓症、虚血(末梢、心臓、脳循環障害)、心臓
および脳梗塞、心臓不整脈、狭心症、動脈硬化症、組織
内移植、皮膚病、例えば湿疹、皮膚糸状菌感染症、バク
テリアによる皮膚の感染症、転移の治療および予防用
に、並びに胃腸管中の細胞保護用に好適である。
【0043】本発明に従う化合物は人間用の薬品および
動物用の薬品の両者で使用することができる。
動物用の薬品の両者で使用することができる。
【0044】本発明に従う物質の薬学的活性データは下
記の方法により測定される。
記の方法により測定される。
【0045】物質およびCaイオノフォルの添加後の多
形核ヒト白血球(PMN)に対するリューコトリエンB
4(LTB4)の放出を試験管内で逆転相HPLCを用い
てボルギート(Borgeat),P.他、プロシーデ
ィングス・オブ・ザ・ナショナル・アカデミー・オブ・
サイエンス・オブ・ザ・ユナイテッド・ステーツ・オブ
・アメリカ(Proc.Nat.Acad.Sc
i.)、76、2148−2152(1979)により
5−リポキシゲナーゼ抑制の測定値として測定した。本
発明はまた、不活性な非毒性の薬学的に適している助剤
および賦形薬の他に1種以上の一般式(I)の化合物を
含んでいるか、または1種以上の式(I)の活性化合物
からなる薬学的調合物、並びにこれらの調合物の製造方
法も包括している。
形核ヒト白血球(PMN)に対するリューコトリエンB
4(LTB4)の放出を試験管内で逆転相HPLCを用い
てボルギート(Borgeat),P.他、プロシーデ
ィングス・オブ・ザ・ナショナル・アカデミー・オブ・
サイエンス・オブ・ザ・ユナイテッド・ステーツ・オブ
・アメリカ(Proc.Nat.Acad.Sc
i.)、76、2148−2152(1979)により
5−リポキシゲナーゼ抑制の測定値として測定した。本
発明はまた、不活性な非毒性の薬学的に適している助剤
および賦形薬の他に1種以上の一般式(I)の化合物を
含んでいるか、または1種以上の式(I)の活性化合物
からなる薬学的調合物、並びにこれらの調合物の製造方
法も包括している。
【0046】式(I)の活性化合物は、全混合物の0.
1−99.5重量%、好適には0.5−95重量%、の濃
度でこれらの調合物中に存在しているべきである。
1−99.5重量%、好適には0.5−95重量%、の濃
度でこれらの調合物中に存在しているべきである。
【0047】式(I)の活性化合物の他に、薬学的調合
物は他の薬学的に活性な化合物を含むこともできる。
物は他の薬学的に活性な化合物を含むこともできる。
【0048】上記の薬学的調合物は一般的方法で既知の
方法により、例えば助剤もしくは賦形薬物質または物質
類を用いて、製造することができる。
方法により、例えば助剤もしくは賦形薬物質または物質
類を用いて、製造することができる。
【0049】一般的には、希望する結果を得るために
は、式(I)の活性化合物または化合物類を24時間当
たり適宜数回の個別投与量の形状で約0.01−約10
0mg/kgの体重の合計量で、好適には約1mg/k
g−50mg/kgの体重の合計量で、投与することが
有利であると証明されている。
は、式(I)の活性化合物または化合物類を24時間当
たり適宜数回の個別投与量の形状で約0.01−約10
0mg/kgの体重の合計量で、好適には約1mg/k
g−50mg/kgの体重の合計量で、投与することが
有利であると証明されている。
【0050】しかしながら、適宜、上記量から逸脱する
ことがそして特に治療しようとする患者の性質および体
重、薬品に対する個々の反応、疾病の性質および程度、
調合物および投与の性質、並びに投与を行う時間または
間隔の関数としてそのようにすることが有利であるかも
しれない。
ことがそして特に治療しようとする患者の性質および体
重、薬品に対する個々の反応、疾病の性質および程度、
調合物および投与の性質、並びに投与を行う時間または
間隔の関数としてそのようにすることが有利であるかも
しれない。
【0051】
【実施例】出発化合物 実施例I 2−〔4−(キノリニ−2−ル−メトキシ)フェニル〕
−アセトニトリル
−アセトニトリル
【0052】
【化10】
【0053】18g(0.101モル)の塩化キノリン
−2−メチル、13.3g(0.1モル)の4−ヒドロキ
シフェニルアセトニトリルおよび14g(0.1モル)
の炭酸カリウム(粉末化されそして110℃で乾燥され
た)を400mlの乾燥アセトン中で72時間にわたり
加熱沸騰させた。次に混合物を自然に冷却し、固体生成
物を濾別し、そして濾液を真空中で蒸発乾固した。残渣
を250mlのジクロロメタン中に加え、250mlの
2N水酸化ナトリウム溶液で2回洗浄し、そして次に水
で中性となるまで洗浄し、硫酸ナトリウムを用いて乾燥
し、そして真空中で蒸発乾固した。ジイソプロピルエー
テル/酢酸エチルから再結晶化を行った。
−2−メチル、13.3g(0.1モル)の4−ヒドロキ
シフェニルアセトニトリルおよび14g(0.1モル)
の炭酸カリウム(粉末化されそして110℃で乾燥され
た)を400mlの乾燥アセトン中で72時間にわたり
加熱沸騰させた。次に混合物を自然に冷却し、固体生成
物を濾別し、そして濾液を真空中で蒸発乾固した。残渣
を250mlのジクロロメタン中に加え、250mlの
2N水酸化ナトリウム溶液で2回洗浄し、そして次に水
で中性となるまで洗浄し、硫酸ナトリウムを用いて乾燥
し、そして真空中で蒸発乾固した。ジイソプロピルエー
テル/酢酸エチルから再結晶化を行った。
【0054】収量:21.6g(理論値の78.8%) 融点:104−105℃(無色結晶)実施例II 2−〔4−(キノリニ−2−ル−メトキシ)フェニル〕
−2−シクロペンチル−アセトニトリル
−2−シクロペンチル−アセトニトリル
【0055】
【化11】
【0056】0.6g(80%純度)の水素化ナトリウ
ム(0.02モル)を40mlの無水DMF中に0℃に
おいて懸濁させ、そして20mlのDMF中の5.5g
(0.02モル)の実施例Iからの化合物を滴々添加し
た。水素の発生が始まった。この工程中に、温度は室温
に上昇した。混合物を次に室温でさらに1時間撹拌し、
次に0℃に冷却し、そして3g(0.02モル)の臭化
シクロペンチルを滴々添加した。混合物をさらに一夜そ
のまま反応させ、次に真空中で濃縮乾固し、そして残渣
を180mlの水/塩化メチレン(1:1)と共に撹拌
することにより抽出した。有機相を分離し、乾燥し、濃
縮して少量とし、そして残渣をカラムクロマトグラフィ
ー(シリカゲル60、移動相:トルエン/酢酸エチル=
9:1)により分離した。
ム(0.02モル)を40mlの無水DMF中に0℃に
おいて懸濁させ、そして20mlのDMF中の5.5g
(0.02モル)の実施例Iからの化合物を滴々添加し
た。水素の発生が始まった。この工程中に、温度は室温
に上昇した。混合物を次に室温でさらに1時間撹拌し、
次に0℃に冷却し、そして3g(0.02モル)の臭化
シクロペンチルを滴々添加した。混合物をさらに一夜そ
のまま反応させ、次に真空中で濃縮乾固し、そして残渣
を180mlの水/塩化メチレン(1:1)と共に撹拌
することにより抽出した。有機相を分離し、乾燥し、濃
縮して少量とし、そして残渣をカラムクロマトグラフィ
ー(シリカゲル60、移動相:トルエン/酢酸エチル=
9:1)により分離した。
【0057】Rf=0.5 収量:4g(理論値の53%) 融点:87℃(無色結晶)実施例III 2−〔4−(キノリニ−2−ル−メトキシ)フェニル〕
−2−シクロペンチル−アセトアミド
−2−シクロペンチル−アセトアミド
【0058】
【化12】
【0059】2g(5.8ミリモル)の実施例IIからの
化合物を6mlの濃塩酸中に懸濁させ、そして懸濁液を
40℃において一夜撹拌した。室温に冷却した後に、溶
解が完了するまでTHFを加え、そして溶液を炭酸水素
ナトリウム溶液で中和した。有機相を分離し、硫酸ナト
リウムで乾燥し、そして真空中で濃縮して少量とした。
カラムクロマトグラフィー(シリカゲル60、移動相:
ジクロロメタン/酢酸エチル/氷酢酸=80:15:1
5)により分離を行った。
化合物を6mlの濃塩酸中に懸濁させ、そして懸濁液を
40℃において一夜撹拌した。室温に冷却した後に、溶
解が完了するまでTHFを加え、そして溶液を炭酸水素
ナトリウム溶液で中和した。有機相を分離し、硫酸ナト
リウムで乾燥し、そして真空中で濃縮して少量とした。
カラムクロマトグラフィー(シリカゲル60、移動相:
ジクロロメタン/酢酸エチル/氷酢酸=80:15:1
5)により分離を行った。
【0060】 Rf=0.35(酸は約0.68のRfである) 収量:1.28g(理論値の71.3%) 融点:178℃(無色結晶)製造実施例 実施例1 N−アセチル−2−〔4−(キノリニ−2−ル−メトキ
シ)フェニル〕−2−シクロヘプチル−アセトアミド
シ)フェニル〕−2−シクロヘプチル−アセトアミド
【0061】
【化13】
【0062】8.0g(0.02モル)の2−〔4−(キ
ノリニ−2−ル−メトキシ)フェニル〕−2−シクロヘ
プチル−酢酸および4.0g(5.6ml/0.04モ
ル)のトリエチルアミンを80mlのTHF中に溶解さ
せ、溶液を0℃に冷却し、そして2.3g(1.6ml/
0.02モル)の塩化メシルを加えた。20mlのTH
F中に溶解されている2.4g(0.04モル)のアセト
アミドおよび7.2g(0.06モル)のジメチルアミノ
ピリジン(DMAP)を加えた。混合物を室温で48時
間にわたり(撹拌しながら)そのまま反応させ、次に真
空中で濃縮乾固し、そして残渣を50mlの水および5
0mlのジクロロメタンと共に撹拌することにより抽出
した。有機相を分離し、乾燥し、濃縮して少量とし、そ
して残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル6
0、移動相:トルエン/酢酸エチル/氷酢酸=8/1/
1)により分離した。
ノリニ−2−ル−メトキシ)フェニル〕−2−シクロヘ
プチル−酢酸および4.0g(5.6ml/0.04モ
ル)のトリエチルアミンを80mlのTHF中に溶解さ
せ、溶液を0℃に冷却し、そして2.3g(1.6ml/
0.02モル)の塩化メシルを加えた。20mlのTH
F中に溶解されている2.4g(0.04モル)のアセト
アミドおよび7.2g(0.06モル)のジメチルアミノ
ピリジン(DMAP)を加えた。混合物を室温で48時
間にわたり(撹拌しながら)そのまま反応させ、次に真
空中で濃縮乾固し、そして残渣を50mlの水および5
0mlのジクロロメタンと共に撹拌することにより抽出
した。有機相を分離し、乾燥し、濃縮して少量とし、そ
して残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル6
0、移動相:トルエン/酢酸エチル/氷酢酸=8/1/
1)により分離した。
【0063】収量:0.8g(理論値の9%) 融点:148℃(無色結晶)実施例2 N−カルバモイル−2−〔4−(キノリニ−2−ル−メ
トキシ)フェニル〕−2−シクロヘプチル−アセトアミ
ド
トキシ)フェニル〕−2−シクロヘプチル−アセトアミ
ド
【0064】
【化14】
【0065】10g(0.0257モル)の実施例IIIの
化合物を100mlのTHF中に0℃において懸濁さ
せ、そして水分を除外しながら2.5ml(4g/0.0
28モル)のクロロスルホニルイソシアネートを加え
た。混合物を撹拌しながら15分間にわたりそのまま後
反応させ、120mlの氷酢酸/水(2/1)を加え、
そして温度を自然に室温に上昇させた。反応を完了させ
るために、混合物を100℃にさらに15分間加熱する
と、その間に均一な溶液が生成した。溶液を真空中で蒸
発乾固し、残渣を50mlの水と共に15分間撹拌する
ことにより抽出し、そしてTHF/塩化エチレンから再
結晶化させた。
化合物を100mlのTHF中に0℃において懸濁さ
せ、そして水分を除外しながら2.5ml(4g/0.0
28モル)のクロロスルホニルイソシアネートを加え
た。混合物を撹拌しながら15分間にわたりそのまま後
反応させ、120mlの氷酢酸/水(2/1)を加え、
そして温度を自然に室温に上昇させた。反応を完了させ
るために、混合物を100℃にさらに15分間加熱する
と、その間に均一な溶液が生成した。溶液を真空中で蒸
発乾固し、残渣を50mlの水と共に15分間撹拌する
ことにより抽出し、そしてTHF/塩化エチレンから再
結晶化させた。
【0066】収量:8.0g(理論値の72%) 融点:222℃(分解)(無色結晶)実施例3および4 (+)−N−カルバモイル−2−〔4−(キノリニ−2
−ル−メトキシ)フェニル〕−2−シクロヘプチル−ア
セトアミド(3) (−)−N−カルバモイル−2−〔4−(キノリニ−2
−ル−メトキシ)フェニル〕−2−シクロヘプチル−ア
セトアミド(4)
−ル−メトキシ)フェニル〕−2−シクロヘプチル−ア
セトアミド(3) (−)−N−カルバモイル−2−〔4−(キノリニ−2
−ル−メトキシ)フェニル〕−2−シクロヘプチル−ア
セトアミド(4)
【0067】
【化15】
【0068】実施例2の指示と同様にしてエナンチオマ
ー的に純粋な(+)−または(−)−2−〔4−(キノリニ
−2−ル−メトキシ)フェニル〕−2−シクロヘプチル
−アセトアミドとクロロスルホニルイソシアネートとの
反応により、(+)−および(−)−エナンチオマーが得ら
れた。
ー的に純粋な(+)−または(−)−2−〔4−(キノリニ
−2−ル−メトキシ)フェニル〕−2−シクロヘプチル
−アセトアミドとクロロスルホニルイソシアネートとの
反応により、(+)−および(−)−エナンチオマーが得ら
れた。
【0069】本発明の主なる特徴および態様は以下のと
おりである。
おりである。
【0070】1.適宜異性体の形態の一般式
【0071】
【化16】
【0072】式中、A、B、D、E、G、LおよびMは
互いに独立して、水素、ヒドロキシル、ハロゲン、シア
ノ、カルボキシル、ニトロ、トリフルオロメチルまたは
トリフルオロメトキシを表すか、或いはそれぞれ炭素数
8までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルまたはアル
コキシを表すか、或いは場合によりハロゲン、ヒドロキ
シル、ニトロまたはシアノにより置換されていてもよい
炭素数6−10のアリールを表し、R1は場合により炭
素数8までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルにより
置換されていてもよい炭素数3−12のシクロアルキル
を表し、R2は水素、炭素数6までの直鎖状もしくは分
枝鎖状のアルキルまたはベンジルを表し、そしてR3は
炭素数8までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル、ベ
ンジル、炭素数3−12のシクロアルキルまたはフェニ
ルを表し、それらは場合によりハロゲン、ニトロ、シア
ノもしくはヒドロキシルにより置換さ れていてもよ
く、或いは式−NR4R5の基を表し、ここでR4および
R5は同一もしくは相異なり、そして水素、炭素数が6
までの直鎖もしくは分枝鎖状のアルキル、ベンジルまた
はフェニルを表す、のキノリルメトキシフェニル酢酸ア
シルアミド類および尿素類、並びにそれらの塩類。
互いに独立して、水素、ヒドロキシル、ハロゲン、シア
ノ、カルボキシル、ニトロ、トリフルオロメチルまたは
トリフルオロメトキシを表すか、或いはそれぞれ炭素数
8までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルまたはアル
コキシを表すか、或いは場合によりハロゲン、ヒドロキ
シル、ニトロまたはシアノにより置換されていてもよい
炭素数6−10のアリールを表し、R1は場合により炭
素数8までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルにより
置換されていてもよい炭素数3−12のシクロアルキル
を表し、R2は水素、炭素数6までの直鎖状もしくは分
枝鎖状のアルキルまたはベンジルを表し、そしてR3は
炭素数8までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル、ベ
ンジル、炭素数3−12のシクロアルキルまたはフェニ
ルを表し、それらは場合によりハロゲン、ニトロ、シア
ノもしくはヒドロキシルにより置換さ れていてもよ
く、或いは式−NR4R5の基を表し、ここでR4および
R5は同一もしくは相異なり、そして水素、炭素数が6
までの直鎖もしくは分枝鎖状のアルキル、ベンジルまた
はフェニルを表す、のキノリルメトキシフェニル酢酸ア
シルアミド類および尿素類、並びにそれらの塩類。
【0073】2.A、B、D、E、G、LおよびMが互
いに独立して、水素、ヒドロキシル、弗素、塩素、臭
素、カルボキシル、ニトロ、トリフルオロメチルまたは
トリフルオロメトキシを表すか、或いはそれぞれ炭素数
6までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルまたはアル
コキシを表すか、或いは場合により弗素、塩素、臭素、
ヒドロキシル、ニトロまたはシアノにより置換されてい
てもよいフェニルを表し、R1が場合により炭素数6ま
での直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルにより置換され
ていてもよいシクロプロピル、シクロブチル、シクロペ
ンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルまたはシクロ
オクチルを表し、R2が水素または炭素数4までの直鎖
状もしくは分枝鎖状のアルキルを表し、そしてR3が炭
素数6までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル、ベン
ジル、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシ
ル、シクロヘプチルまたはフェニルを表し、それらは場
合により弗素、塩素、臭素もしくはヒドロキシルにより
置換されていてもよく、或いは式−NR4R5の基を表
し、ここでR4およびR5が同一もしくは相異なり、そし
て水素、炭素数4までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアル
キルまたはベンジルを表す、適宜異性体の形態の上記1
のキノリルメトキシフェニル酢酸アシルアミド類および
尿素類、並びにそれらの塩類。
いに独立して、水素、ヒドロキシル、弗素、塩素、臭
素、カルボキシル、ニトロ、トリフルオロメチルまたは
トリフルオロメトキシを表すか、或いはそれぞれ炭素数
6までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルまたはアル
コキシを表すか、或いは場合により弗素、塩素、臭素、
ヒドロキシル、ニトロまたはシアノにより置換されてい
てもよいフェニルを表し、R1が場合により炭素数6ま
での直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルにより置換され
ていてもよいシクロプロピル、シクロブチル、シクロペ
ンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルまたはシクロ
オクチルを表し、R2が水素または炭素数4までの直鎖
状もしくは分枝鎖状のアルキルを表し、そしてR3が炭
素数6までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル、ベン
ジル、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシ
ル、シクロヘプチルまたはフェニルを表し、それらは場
合により弗素、塩素、臭素もしくはヒドロキシルにより
置換されていてもよく、或いは式−NR4R5の基を表
し、ここでR4およびR5が同一もしくは相異なり、そし
て水素、炭素数4までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアル
キルまたはベンジルを表す、適宜異性体の形態の上記1
のキノリルメトキシフェニル酢酸アシルアミド類および
尿素類、並びにそれらの塩類。
【0074】3.A、B、D、E、G、LおよびMが互
いに独立して、水素、ヒドロキシル、弗素、塩素、臭素
または炭素数4までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキ
ルを表し、R1が場合により炭素数4までの直鎖状もし
くは分枝鎖状のアルキルにより置換されていてもよいシ
クロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシルまたは
シクロヘプチルを表し、R2が水素、メチル、エチルま
たはフェニルを表し、R3が炭素数4までの直鎖状もし
くは分枝鎖状のアルキル、シクロプロピル、シクロペン
チルまたはシクロヘキシルを表すか、或いは式−NR4
R5の基を表し、ここでR4およびR5が同一もしくは相
異なり、そして水素、メチル、エチルまたはベンジルを
示す、適宜異性体の形態の上記1のキノリルメトキシフ
ェニル酢酸アシルアミド類および尿素類、並びにそれら
の塩類。
いに独立して、水素、ヒドロキシル、弗素、塩素、臭素
または炭素数4までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキ
ルを表し、R1が場合により炭素数4までの直鎖状もし
くは分枝鎖状のアルキルにより置換されていてもよいシ
クロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシルまたは
シクロヘプチルを表し、R2が水素、メチル、エチルま
たはフェニルを表し、R3が炭素数4までの直鎖状もし
くは分枝鎖状のアルキル、シクロプロピル、シクロペン
チルまたはシクロヘキシルを表すか、或いは式−NR4
R5の基を表し、ここでR4およびR5が同一もしくは相
異なり、そして水素、メチル、エチルまたはベンジルを
示す、適宜異性体の形態の上記1のキノリルメトキシフ
ェニル酢酸アシルアミド類および尿素類、並びにそれら
の塩類。
【0075】4.A、B、D、E、G、LおよびMが水
素を表す上記1のキノリルメトキシフェニル酢酸アシル
アミド類および尿素類。
素を表す上記1のキノリルメトキシフェニル酢酸アシル
アミド類および尿素類。
【0076】5.治療用途用のための上記1のキノリル
メトキシフェニル酢酸アシルアミド類および尿素類。
メトキシフェニル酢酸アシルアミド類および尿素類。
【0077】6.〔A〕一般式(II)
【0078】
【化17】
【0079】式中、A、B、D、E、G、L、Mおよび
R1は上記の意味を有する、のカルボン酸類を、適宜例
えば酸ハライド類または無水物類の方法によりカルボン
酸官能基の活性化後に、有機溶媒中で、適宜塩基の存在
下に、一般式(III)
R1は上記の意味を有する、のカルボン酸類を、適宜例
えば酸ハライド類または無水物類の方法によりカルボン
酸官能基の活性化後に、有機溶媒中で、適宜塩基の存在
下に、一般式(III)
【0080】
【化18】 H2N−CO−R3 (III) 式中、R3は上記の意味を有する、のアミド類と反応さ
せるか、或いは〔B〕R3が基−NR4R5を表す場合に
は、一般式(IV)
せるか、或いは〔B〕R3が基−NR4R5を表す場合に
は、一般式(IV)
【0081】
【化19】
【0082】式中、A、B、D、E、G、L、Mおよび
R1は上記の意味を有する、のアミド類を、〔A〕に記
載されている反応条件下で、一般式(V)のハロゲノス
ルホニルイソシアネート類または一般式(VI)の尿素
類
R1は上記の意味を有する、のアミド類を、〔A〕に記
載されている反応条件下で、一般式(V)のハロゲノス
ルホニルイソシアネート類または一般式(VI)の尿素
類
【0083】
【化20】 T−SO2−N=C=O (V) または H2N−CO−NR4R5 (VI) 式中、R4およびR5は上記の意味を有し、そしてTはハ
ロゲン、好適には塩素を表す、との縮合反応にかける
か、或いは〔C〕一般式(IV)の化合物を、酢酸の存在
下で、一般式(VII)
ロゲン、好適には塩素を表す、との縮合反応にかける
か、或いは〔C〕一般式(IV)の化合物を、酢酸の存在
下で、一般式(VII)
【0084】
【化21】 式中、R3は上記の意味を有し、そしてR6、R7、R8お
よびR9は同一もしくは相異なっており、そしてC1−C
6アルキルを示す、のアセタール類と反応させ、そして
R2、R4および/またはR5が水素を示さない場合に
は、適宜アルキル化を引き続き一般的方法により行い、
そして同様に置換基A、B、D、E、G、LおよびMも
既知の方法により変化させ、そしてエナンチオマー的に
純粋な化合物の場合には、対応する酸類を一般的方法に
より分離しそして次に上記の如くさらに反応させること
を特徴とする上記1のキノリルメトキシフェニル酢酸ア
シルアミド類および尿素類の製造方法。
よびR9は同一もしくは相異なっており、そしてC1−C
6アルキルを示す、のアセタール類と反応させ、そして
R2、R4および/またはR5が水素を示さない場合に
は、適宜アルキル化を引き続き一般的方法により行い、
そして同様に置換基A、B、D、E、G、LおよびMも
既知の方法により変化させ、そしてエナンチオマー的に
純粋な化合物の場合には、対応する酸類を一般的方法に
より分離しそして次に上記の如くさらに反応させること
を特徴とする上記1のキノリルメトキシフェニル酢酸ア
シルアミド類および尿素類の製造方法。
【0085】7.少なくとも1種の上記1のキノリルメ
トキシフェニル酢酸アシルアミドまたは尿素を含有する
薬剤。
トキシフェニル酢酸アシルアミドまたは尿素を含有する
薬剤。
【0086】8.キノリルメトキシフェニル酢酸アシル
アミド類および尿素類を、適宜一般的助剤および賦形薬
を用いて、適当な投与形態にすることを特徴とする上記
7の薬剤の製造方法。
アミド類および尿素類を、適宜一般的助剤および賦形薬
を用いて、適当な投与形態にすることを特徴とする上記
7の薬剤の製造方法。
【0087】9.薬剤を製造するための上記1のキノリ
ルメトキシフェニル酢酸アシルアミド類の使用。
ルメトキシフェニル酢酸アシルアミド類の使用。
【0088】10.リューコトリエン合成阻害剤を製造
するための、上記1のキノリルメトキシフェニル酢酸ア
シルアミド類の使用。
するための、上記1のキノリルメトキシフェニル酢酸ア
シルアミド類の使用。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/47 ACD AED (72)発明者 ミヒヤエル・マツケ ドイツ連邦共和国デー5600ブツペルタール 1・アムリンゲルブツシユ15 (72)発明者 ロマニス・フルフトマン ドイツ連邦共和国デー5000ケルン1・コン ラート−アデナウアー−ウフアー79 (72)発明者 アルミン・ハツエルマン ドイツ連邦共和国デー7750コンスタンツ・ アルターバル3 (72)発明者 ライナー・ミユラー−ペデイングハウス ドイツ連邦共和国デー5060ベルギツシユグ ラートバツハ2・クルトシユタイン22アー
Claims (1)
- 【請求項1】 任意に異性体形であってもよい一般式 【化1】 式中、 A、B、D、E、G、LおよびMは互いに独立して、水
素、ヒドロキシル、 ハロゲン、シアノ、カルボキシル、ニトロ、トリフルオ
ロメチルまたはトリフルオロメトキシを表すか、或いは
それぞれ炭素数8までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアル
キルまたはアルコキシを表すか、或いは場合によりハロ
ゲン、ヒドロキシル、ニトロまたはシアノにより置換さ
れていてもよい炭素数6−10のアリールを表し、 R1は場合により炭素数8までの直鎖状もしくは分枝鎖
状のアルキルにより置換 されていてもよい炭素数3−
12のシクロアルキルを表し、 R2は水素、炭素数6までの直鎖状もしくは分枝鎖状の
アルキルまたはベンジルを表し、そしてR3は炭素数8
までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル、ベンジル、
炭素数3−12のシクロアルキルまたはフェニルを表
し、これらは場合によりハロゲン、ニトロ、シアノもし
くはヒドロキシルにより置換されていてもよく、或いは
式−NR4R5の基を表し、ここでR4およびR5は同一も
しくは相異なり、そして水素、炭素数6までの直鎖状も
しくは分枝鎖状のアルキル、ベンジルまたはフェニルを
表す、で示される、通常異性体の形態のキノリルメトキ
シフェニル酢酸アシルアミド類および尿素類、並びにそ
れらの塩類。
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-
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-
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