JPH052467U - 留守番電話機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 焦電素子３を部屋の一角に設け人が部屋に居
るか居ないかを焦電素子にて検出して検出した信号によ
り電話機を留守番録音状態に切り換える。 【構成】 人が放射する赤外線を部屋に設置した焦電素
子３が検出し、人が居ない場合には焦電素子の検出信号
の指令により切換部６にて電話機を留守番録音状態へ切
り換え、人が居る場合には焦電素子の検出信号の指令に
より切換部にて電話機の留守番録音状態を解除する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、留守番電話機に係り、人が部屋に居るか居ないかを検出して電話機 を留守番録音状態に切り換えることに関する。

【０００２】

【従来の技術】

外出等が生じて自宅を留守にする場合、自宅にかかってきた電話の用件を電話 機に録音しておきたい。その場合、留守番電話機能を使って留守中の電話内容を 録音するために留守番録音状態への切り換えを人の手で行っていた。しかし外出 時に何時も留守番録音状態への切り換えを行うとは限らず、ついうかっとして切 り換えを忘れる場合もある。このようなことが無いように外出時には必ず留守番 録音状態への切り換えが行われる装置の出現が望まれていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、上記従来の技術の問題点に鑑みなされたもので、焦電素子を部屋の 一角に設け人が部屋に居るか居ないかを焦電素子にて検出して検出した信号によ り電話機を留守番録音状態に切り換える。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するために本考案では、人が放出する赤外線を電気信号に変換 する焦電素子部と、変換した電気信号を増幅し在・不在信号を出力する増幅部と 、増幅部した在・不在信号を計数し所定の時間継続しているかを識別する計数部 と、計数部からの不在信号で電話機を留守番録音状態に切り換え計数部からの在 信号で電話機の留守番録音状態を解除する切換部と、前記計数部および切換部を 制御する制御部で構成された留守番電話機を提供するものである。

【０００５】

【作用】

上記構成によれば、人が放射する赤外線を部屋に設置した焦電素子が検出し、 人が居ない場合には焦電素子の検出信号の指令により切換部にて電話機を留守番 録音状態へ切り換え、人が居る場合には焦電素子の検出信号の指令により切換部 にて電話機の留守番録音状態を解除する。

【０００６】

【実施例】

本考案の実施例を添付図面を参照して詳細に説明する。図１は本考案の留守番 電話機の一実施例を示すブロック図である。 図において、３は焦電素子部で、人が部屋に居ると人が放射する赤外線２を電 気信号に変換する。焦電素子は電気信号を出力すると飽和するため定期的に遮光 して飽和状態を元に戻すようにする。４は増幅部で、変換された電気信号を増幅 し在・不在信号を出力する。９は計数部で、増幅部４よりの在・不在信号を計数 し連続して、例えば、５分間継続して同じ信号が出力していれば在信号または不 在信号を送出する。６は第２切換部で、計数部９よりの不在信号で電話機回路部 ５を留守番録音状態に切り換え在信号で留守番録音状態を解除する。１２は回線 で、交換機を介して外部の電話機と接続されている。８は入・出力部で、外線と 電話機の入出力を行う。５は電話機回路部で、留守番機能時の自動フックオフ等 の動作を行う。１１は録音部で、外線よりの音声信号を記憶し再生する。１０は 第１切換部で、手動で留守番録音状態への入・切を行う。７は制御部で、前記第 ２切換部６、計数部９、電話機回路部５、入・出力部８、第１切換部１０および 録音部１１を制御する。

【０００７】 上記構成において、人が部屋に居ると人から赤外線が放射され焦電素子部３で 電気信号に変換される。変換された信号は増幅部４で増幅され在・不在信号とし て出力される。この信号を計数部９が計数し連続して同じレベルの信号（ハイレ ベル）が出力していれば「ハイ」を表す在信号を送出し連続して同じレベルのロ ウ信号が出力していれば「ロウ」を表す不在信号を送出する。第２切換部６はこ の在信号が出力されると切り換え信号を出力し電話機回路部５の留守番録音状態 を解除する。人が部屋から出ると焦電素子部３から出力されている電気信号が無 くなり、増幅部４からの出力信号は不在信号となる。計数部９は増幅部４からの 不在信号を計数し連続して同じレベルの信号（ロウレベル）が出力していれば「 ロウ」を表す不在信号を送出する。第２切換部６はこの不在信号が出力されると 切り換え信号を出力し電話機回路部５を留守番録音状態に切り換える。尚、人が 居るか居ないかで留守番電話機能の切り換えを行ったが、留守番電話機能の切り 換えに代えて図示しないが電話機の転送機能の切り換えを同様に行うことができ る。

【０００８】

【考案の効果】

以上のように本考案においては、人が部屋に居るか居ないかによって電話機の 留守番録音状態への切り換え操作を自動的に行うので切り換え忘れが生じること がなくなり確実に切り換えを行うことができる効果は大きい。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の留守番電話機の一実施例を示すブロッ
ク図である。

【符号の説明】

２ 赤外線 ３ 焦電素子部 ４ 増幅部 ５ 電話機回路部 ６ 第２切換部 ７ 制御部 ８ 入・出力部 ９ 計数部 10 第１切換部 11 録音部 12 回線

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項１】 人が放出する赤外線を電気信号に変換す
   る焦電素子部と、変換した電気信号を増幅し在・不在信
   号を出力する増幅部と、増幅部した在・不在信号を計数
   し所定の時間継続しているかを識別する計数部と、計数
   部からの不在信号で電話機を留守番録音状態に切り換え
   計数部からの在信号で電話機の留守番録音状態を解除す
   る切換部と、前記計数部および切換部を制御する制御部
   で構成された留守番電話機。