JPH0524648A - 軽量ボトルの傾斜路と基準路との連絡用空気コンベア - Google Patents

軽量ボトルの傾斜路と基準路との連絡用空気コンベア

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JPH0524648A
JPH0524648A JP3142033A JP14203391A JPH0524648A JP H0524648 A JPH0524648 A JP H0524648A JP 3142033 A JP3142033 A JP 3142033A JP 14203391 A JP14203391 A JP 14203391A JP H0524648 A JPH0524648 A JP H0524648A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軽量ボトル群の停滞を誘発せずに傾斜路と基
準路との間を搬送できる、軽量ボトルの傾斜路と基準路
との連絡用空気コンベアを提起すること。 【構成】 ネック・リングを有する軽量ボトルBを、そ
の搬送路に沿って連設されたボトル支持帯3で前記ネッ
ク・リングを垂下すると共に前記ボトルBの頭部を空気
噴流で押圧することにより、傾斜路から基準路へ又は基
準路から傾斜路へと連結する略円弧上の連絡路に於いて
搬送する際、前記ボトルBの本体部に対して、進行方向
と逆向きに空気噴流を及ぼす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この出願の発明は、軽量ボトルの
傾斜路と基準路との連絡用空気コンベアに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より、ジュース、醤油、その他液体
食品等を収容するために合成樹脂製の軽量ボトル(例え
ば、容量1.5リットルのPETボトル等)が使用され
ている。この軽量ボトルは、その頭部(この明細書では
収容液体の出入口を包含する筒状の部分を言い、通常、
キャップを螺合させるための螺溝がその外周面に螺設さ
れている)とこれに連なる本体部との間に円環状のネッ
ク・リングが突設されている。
【0003】そして、上記軽量ボトルをその製造工程や
収容液体の充填工程等に於いて搬送するために、空気コ
ンベアが使用されている。この空気コンベアでは次のよ
うな搬送路に沿って軽量ボトルを搬送する。 略水平面上の搬送路…水平面に対して多少傾いてい
る場合も含み、この明細書では以下「基準路」という。 上昇方向または下降方向へ傾斜している搬送路…水
平面に対してある程度の勾配を以て傾斜した搬送路で、
軽量ボトルをこの搬送路の上昇方向に搬送する場合と下
降方向に搬送する場合とがある。この明細書では以下、
併せて「傾斜路」という。 ところで、搬送中のボトルは、その頭部を空気噴流によ
り進行方向に向けて押圧されている。即ち、一定の押圧
力が及ぼされている。
【0004】そして、基準路から傾斜路へ又は傾斜路か
ら基準路へと軽量ボトルを連絡する際も、ボトルは同様
に一定の押圧力を及ぼされ、両経路を連結する略円弧状
の連絡路を移動せしめられる。一方、軽量ボトルは、そ
の上端部近傍に位置するネック・リングをボトル支持帯
に載置することにより垂下されている。垂下されたボト
ルの下方は、ボトルの上方に較べ円弧の移動軌跡が短い
ので、当然、移動量が少ない(図5参照)。
【0005】従って、一定の押圧力を及ぼされているボ
トルは、相対的に移動量が少ない下方が先行しようとす
る。つまり、ボトルは下方を先方とした前のめりの姿勢
になろうとする。すると、前のめりとなり突出したボト
ルの肩部の前部が、前記ボトル支持帯の下面に当接して
その摩擦力により一時停止する事態が発生することがあ
った。
【0006】搬送中のボトルが1本停止すると、搬送さ
れるべき軽量ボトル群全体の渋滞が誘発されることにな
り、搬送ラインがストップする。更に、ボトル支持帯の
下面に当接したボトルの肩部にはキズが付き、その商品
価値が喪失する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこでこの出願の発明
では、軽量ボトル群の停滞を誘発せずに傾斜路と基準路
との間を搬送できる、軽量ボトルの傾斜路と基準路との
連絡用空気コンベアを提起することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この出願の発明では次のような技術的手段を講じて
いる。即ち、ネック・リングを有する軽量ボトルBを、
その搬送路に沿って連設されたボトル支持帯3で前記ネ
ック・リングを垂下すると共に前記ボトルBの頭部を空
気噴流で押圧することにより、傾斜路から基準路へ又は
基準路から傾斜路へと連結する略円弧上の連絡路に於い
て搬送する際、前記ボトルBの本体部に対して、進行方
向と逆向きに空気噴流を及ぼすこととした。
【0009】搬送時に於ける軽量ボトルBの過度な揺動
を制限する案内溝30を、搬送路に沿って連続的に形成
してもよい。
【0010】
【作用】以上の構成とした結果、この出願の発明は以下
のような作用を有する。ネック・リングを有する軽量ボ
トルBを、その搬送路に沿って連設されたボトル支持帯
3で前記ネック・リングを垂下すると共に前記ボトルB
の頭部を空気噴流で押圧することにより、傾斜路から基
準路へ又は基準路から傾斜路へと連結する略円弧上の連
絡路に於いて搬送する際、前記ボトルBの本体部に対し
て、進行方向と逆向きに空気噴流が及ぼされる。
【0011】すると、ボトルBの頭部に対して下方に位
置する本体部の移動速度は、進行方向と逆向きに及ぼさ
れる空気噴流により、上方の頭部と比較して相対的に減
速される。従って、ボトルBの下方が先行しようとする
ことが防げ、ボトルBの下方を先端とした前のめりの姿
勢を防止できる。
【0012】
【実施例】以下、この出願の発明の軽量ボトルBの傾斜
路と基準路との連絡用空気コンベアを実施例として示し
た図面に従って説明する。本願発明に係る空気コンベア
で搬送すべき軽量ボトルBは(図3及び図4参照)、従
来技術の欄に記載のように、頭部と本体部とこの双方の
間に突設されたネック・リングとから構成されている。
通常、PET等の合成樹脂により形成されているが、空
気噴流で押圧して搬送できるものなら材質は問わない。
【0013】本願発明に係る連絡用空気コンベアには、
傾斜路から基準路へと軽量ボトルBを連絡する場合(図
1)と、基準路から傾斜路へと軽量ボトルBを連絡する
場合(図2)とがある。ところで、この本願発明の説明
に先立ち、基準路に沿って搬送する場合、および傾斜路
に沿って搬送する場合等、本願発明の実施を円滑に行う
ための簡単な説明をする。1.基準路又は傾斜路を搬送する場合の簡単な説明 〔A〕基準路に沿って軽量ボトルを搬送する場合 基準路に於いては、次の構成により軽量ボトルBを搬送
する。 (1) 基準路に沿って連続的に形成された加圧空気室1。 (2) ボトルBの頭部に、前記加圧空気室1から供給され
た空気噴流を及ぼすべき空気噴流室2。 (3) 加圧空気室1の下方に連続的に配設され、ボトルB
のネック・リングを案内するためのボトル支持帯3。 (4) ボトルBの過度な揺動を防止するための揺動防止棒
4。
【0014】この(1) から(4) の構成を説明する。(1) 加圧空気室と(2) 空気噴流室 加圧空気室1は、区画壁10を介し空気噴流室2を包囲
するようにして、軽量ボトルBの基準路の上方に形成さ
れている。そして、一方では加圧空気源(図示せず)に
接続され、他方、空気噴流室2との間に介在する区画壁
10に、搬送方向への指向性を持たせて形成された複数
の開口12を有する。開口12から噴出する空気噴流の
指向性は、開口12を搬送方向に向けて穿設することに
より付与した。この開口12を通じ、空気噴流室2のボ
トルBの頭部へ空気噴流が供給され、軽量ボトルBは押
圧移送される。(3) ボトル支持帯3 加圧空気室1の下面を形成する区画壁10には、ボトル
Bのネック・リングの搬送路を画定するためのボトル支
持帯3が固定されている。このボトル支持帯3は、超高
分子ポリエチレン製の一対の板状体で形成され、基準路
に沿って連続的に延設している。これらは、搬送すべき
ボトルBの頭部の直径より少し大きな間隔をおいて対向
せしめられ、その相対向する辺には一条の溝を連続的に
形成している。この溝が、ボトルBのネック・リングの
案内溝30である。
【0015】この案内溝30は、この出願の請求項2記
載の発明に対応する構成を説明するものであって、ボト
ルBを案内溝30の間で、そのネック・リングを滑動さ
せることにより搬送する。こうすると、ボトル支持帯3
に載置したネック・リングの下面で軽量ボトルBを垂下
する形式よりも更に好ましかった。このネック・リング
の案内溝30の幅の最適値を探索した結果、下記の範囲
内が最も好ましい。案内溝30の幅は、ネック・リング
の形状に従い、次のようにして設定する。
【0016】先ず、ネック・リングが、外周に向けて徐
々に肉厚が減少していくような形状の場合は、前記ボト
ルBのネック・リングの最厚肉部の厚みをAmm、このネ
ック・リングの外周部の厚みをBmmとすると、案内溝3
0の上下方向の幅を、A+0.5mmとB×3mmとの間の
値に設定する。又、ネック・リングが、外周に向けて略
同一の肉厚を有する場合は、前記ボトルBのネック・リ
ングの厚みをAmmとすると、案内溝30の上下方向の幅
を、A+0.5mmとA×3mmとの間の値に設定する。
【0017】上記の範囲で案内溝30の幅を設定する
と、空気噴流室2より噴出する空気噴流との相乗効果に
よって、ボトルBのネック・リングは適度な遊びを持ち
つつ案内溝30の間で滑動すると共に、肩部のキズを防
止しうる。次に、ボトル支持帯3の材質として超高分子
ポリエチレンを採用したのは、この樹脂は他にスキー板
の滑走面にも利用されていることから理解できるよう
に、その低摩擦係数、低摩耗性による。即ち、搬送すべ
きボトルBが合成樹脂製の場合は双方共に合成樹脂同士
であるので、金属等を用いてボトル支持帯3を形成する
場合に較べ、ボトルB及びそのネック・リングに対して
キズを付けにくいと共に、ボトルBのネック・リングと
の間の滑動に関して円滑に移送でき(低摩擦係数)、長
期使用による磨滅も少ない(低摩耗性)。つまり、超高
分子ポリエチレンに限らず、このような性質を有する合
成樹脂で形成することが好ましい。(4) 揺動防止棒 前記加圧空気室1の側壁からは、取付部材を介してボト
ルBの本体部の略中央部に沿うように揺動防止棒4が固
定されている。この揺動防止棒4は、やはり基準路に沿
って延設され、ボトルBとの接触面にはフッ素樹脂製シ
ート40を被覆している。このフッ素樹脂製シート40
により、ボトルBの揺動防止棒4との接触面における滑
り性の向上を図っている。揺動防止棒4を設けることに
より、搬送中のボトルBの左右方向の過度な揺動の防止
ができる。
【0018】次に、傾斜路に沿って軽量ボトルBを搬送
する場合を説明する。〔B〕傾斜路に沿って軽量ボトルを搬送する場合 傾斜路に於いては、上記基準路に於ける(1) 加圧空気室
1、 (2)空気噴流室2、(3) ボトル支持帯3と共に、次
の(5) により軽量ボトルBを搬送する。(5) 垂直姿勢維持用空気噴流供給室 軽量ボトルBの本体部の傾斜路の両側には、垂直姿勢維
持用空気噴流供給室5を延在させている。この垂直姿勢
維持用空気噴流供給室5は、前記加圧空気室1と同様
に、一方では加圧空気源(図示せず)に接続され、他
方、傾斜路上昇方向に向けて押圧力を及ぼすべく指向性
を持たせて形成された複数の送風口50を有する。送風
口50から噴出する空気噴流の指向性は、送風口50を
傾斜路上昇方向に向けて穿設することにより付与した。
この送風口50を通じ、ボトルBの本体部へ空気噴流が
供給され、軽量ボトルBは傾斜路上昇方向に向けて押圧
力を及ぼされる。
【0019】前記空気噴流は、前記ボトルBの軸心が傾
斜路の搬送方向に対して、略垂直を維持する様に設定し
た。この際、空気噴流は、ボトルBの重心位置より少し
上方に及ぼすと、最もボトルBの姿勢維持がし易い。と
ころで、傾斜路に沿って軽量ボトルBを搬送する場合に
は、上昇方向に搬送する場合と下降方向に搬送する場合
がある。(a)軽量ボトルを上昇方向へ搬送する際 空気噴流室2にあるボトルBの頭部へ搬送方向に空気噴
流が供給される一方、ボトルBの本体部にも、垂直姿勢
維持用空気噴流供給室5より空気噴流が傾斜路上昇方向
に向けて及ぼされる。
【0020】こうすることにより、ボトルBの軸心を鉛
直方向に重力復帰させようとボトルBに常時作用してい
る力は、垂直姿勢維持用空気噴流供給室5より噴出する
空気噴流により相殺され、ボトルBの軸心を傾斜路の進
行方向に対して略垂直を維持させて搬送できる。(b)軽量ボトルを下降方向へ搬送する際 空気噴流室2にあるボトルBの頭部へ搬送方向に空気噴
流が供給される一方、ボトルBの本体部には、垂直姿勢
維持用空気噴流供給室5より空気噴流が傾斜路上昇方向
に向けて及ぼされる。
【0021】こうすることにより、ボトルBの軸心を鉛
直方向に重力復帰させようとボトルBに常時作用してい
る力は垂直姿勢維持用空気噴流供給室5より噴出する空
気噴流により相殺され、ボトルBの軸心は傾斜路の搬送
方向に対して略垂直を維持すると共に、傾斜路下降方向
に向けて押圧移送される。2.本願発明の説明 本願発明に係る連絡用空気コンベアには、傾斜路から基
準路へと軽量ボトルBを連絡する場合(図1)と、基準
路から傾斜路へと軽量ボトルBを連絡する場合(図2)
とがある。〔A〕傾斜路から基準路へと軽量ボトルを連絡する場合 本願発明の空気コンベアは、傾斜路に沿って上昇方向に
搬送されてきた軽量ボトルBを、基準路に連絡する場
合、以下の如くである(図1参照)。〔傾斜路に関して
は前述の1.〔B〕.(a)の説明を、基準路に関して
は前述の1.〔A〕の説明を参照。〕 前記両経路を連結する円弧状の連絡路に沿って、次の構
成を連続的に形成している。それは、加圧空気室1と空
気噴流室2とボトル支持帯3である(夫々、前述の1.
〔A〕.(1) (2) (3) と同様、詳細は図示せずに図3又
は図4を参照)。これらは、傾斜路から基準路へとボト
ルBを円滑に連絡できるように接続している。
【0022】更に、上記加圧空気室1、空気噴流室2、
ボトル支持帯3と共に、軽量ボトルBの姿勢制御用空気
噴流供給室6を形成している。この姿勢制御用空気噴流
供給室6は、軽量ボトルBの連絡路の両側に、垂直姿勢
維持用空気噴流供給室5(前述の1.〔B〕.(5) 、図
3又は図4参照)から延在させており、これとほぼ同様
の構成を有している。
【0023】ここで、垂直姿勢維持用空気噴流供給室5
との相違点は、その送風口(図1には図示せず。図4を
参照)の指向性にある。送風口は、ボトルBの本体部に
対して進行方向と逆向きに空気噴流を及ぼすべく指向性
を持たせて複数個、形成している。送風口から噴出する
空気噴流の指向性は、送風口を進行方向と逆向きに向け
て開口せしめることにより付与した。即ち、図4の送風
口50の口の向き方が逆となった形態である。
【0024】これに伴って、ボトルBの本体部に向けて
噴出する空気噴流の向きも相違する(図1の空気噴流の
方向を示す矢印の向きを参照)。ボトルBを上昇方向に
搬送している際には、傾斜路の上昇方向に向けて空気噴
流を及ぼしており、ボトルBの進行方向と同じ向きであ
った。しかし、姿勢制御用空気噴流供給室6からは、ボ
トルBの本体部に対して進行方向と逆向きに空気噴流が
及ぼされる。
【0025】すると、ボトルBの頭部に対して相対的に
下方に位置する本体部は、所謂ブレーキがかかった状態
となる。よって、このボトルBの下方の移動速度は、進
行方向と逆向きに及ぼされる空気噴流により、上方の頭
部と比較して相対的に減速される。従って、ボトルBの
下方が先行しようとすることが防げ、ボトルBの下方を
先端とした前のめりの姿勢を防止できる。〔B〕基準路から傾斜路へと軽量ボトルを連絡する場合 この空気コンベアは、基準路に沿って搬送されてきた軽
量ボトルBを、傾斜路に連絡する場合、以下の如くであ
る(図2参照)。〔基準路に関しては前述の1.〔A〕
の説明を、基準路に関しては前述の1.〔B〕.(b)
の説明を参照。〕 上記の傾斜路から基準路へと軽量ボトルを連絡する場合
と同様に、前記両経路を連結する円弧状の連絡路に沿っ
て、次の構成を連続的に形成している。それは、加圧空
気室1と空気噴流室2とボトル支持帯3である(夫々、
前述の1.〔A〕.(1) (2) (3) と同様、詳細は図示せ
ずに図3又は図4を参照)。これらは、傾斜路から基準
路へとボトルBを円滑に連絡できるように接続してい
る。
【0026】更に、上記加圧空気室1、空気噴流室2、
ボトル支持帯3と共に、軽量ボトルBの姿勢制御用空気
噴流供給室6を形成している。この姿勢制御用空気噴流
供給室6は、軽量ボトルBの連絡路の両側に、垂直姿勢
維持用空気噴流供給室5(前述の1.〔B〕.(5) 、図
3又は図4参照)へと延在させており、これとほぼ同様
の構成を有している。
【0027】姿勢制御用空気噴流供給室6の送風口(図
2には図示せず。図4を参照)の指向性も、垂直姿勢維
持用空気噴流供給室5と同様の向きとしている(図2の
空気噴流の方向を示す矢印の向きを参照)。送風口は、
ボトルBの本体部に対して進行方向と逆向きに空気噴流
を及ぼすべく指向性を持たせて複数個、形成している。
送風口から噴出する空気噴流の指向性は、送風口を進行
方向と逆向きに向けて開口せしめることにより付与し
た。
【0028】即ち、前述の1.〔B〕.(b)で説明し
たように、ボトルBを傾斜路の下降方向に搬送する場合
には、ボトルBの本体部に傾斜路上昇方向に向けて空気
噴流が及ぼされるが、この向きは姿勢制御用空気噴流供
給室6から及ぼされる空気噴流と同じ向きである。よっ
て、基準路から傾斜路にボトルBを連絡する際には、円
弧状の連絡路に於いて、姿勢制御用空気噴流供給室6か
ら、ボトルBの本体部に対して進行方向と逆向きに空気
噴流が及ぼされる。
【0029】すると、ボトルBの頭部に対して相対的に
下方に位置する本体部は、所謂ブレーキがかかった状態
となる。よって、このボトルBの下方の移動速度は、進
行方向と逆向きに及ぼされる空気噴流により、上方の頭
部と比較して相対的に減速される。従って、ボトルBの
下方が先行しようとすることが防げ、ボトルBの下方を
先端とした前のめりの姿勢を防止できる。
【0030】
【発明の効果】この出願の発明は上述のような構成を有
するものであり、ボトルBの下方を先方とした前のめり
の姿勢を防止でき、ボトルBの肩部の前部がボトル支持
帯3の下面に当接することにより生じる摩擦が解消で
き、従って、ボトルBの一時停止という事態は生じえな
い。
【0031】よって、軽量ボトルB群の停滞を誘発せず
に傾斜路と基準路との間を搬送できる、軽量ボトルBの
傾斜路と基準路との連絡用空気コンベアを提供すること
が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願の発明の連絡用空気コンベアにより、
軽量ボトルを傾斜路から基準路へと連絡する様子を説明
する正面図。
【図2】この出願の発明の連絡用空気コンベアにより、
軽量ボトルを基準路から傾斜路へと連絡する様子を説明
する正面図。
【図3】軽量ボトルを基準路に沿って搬送する様子を説
明する要部断面斜視図。
【図4】軽量ボトルを傾斜路に沿って搬送する様子を説
明する要部断面斜視図。
【図5】略円弧状の連絡路に沿って軽量ボトルを搬送す
る様子を説明する正面図。
【符号の説明】
3 ボトル支持帯 30 案内溝 B 軽量ボトル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前中 衛 奈良県大和郡山市池沢町172 ニツタ株式 会社奈良工場内 (72)発明者 鈴木 雅史 奈良県大和郡山市池沢町172 ニツタ株式 会社奈良工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネック・リングを有する軽量ボトルB
    を、その搬送路に沿って連設されたボトル支持帯3で前
    記ネック・リングを垂下すると共に前記ボトルBの頭部
    を空気噴流で押圧することにより、傾斜路から基準路へ
    又は基準路から傾斜路へと連結する略円弧上の連絡路に
    於いて搬送する際、 前記ボトルBの本体部に対して、進行方向と逆向きに空
    気噴流を及ぼすことを特徴とする軽量ボトルの傾斜路と
    基準路との連絡用空気コンベア。
  2. 【請求項2】 搬送時に於ける軽量ボトルBの過度な揺
    動を制限する案内溝30を、搬送路に沿って連続的に形
    成したことを特徴とする請求項1記載の軽量ボトルの傾
    斜路と基準路との連絡用空気コンベア。
JP3142033A 1991-06-13 1991-06-13 軽量ボトルの傾斜路と基準路との連絡用空気コンベア Expired - Fee Related JP2934755B2 (ja)

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