JP2934753B2 - 軽量ボトルの傾斜軌跡搬送用空気コンベア - Google Patents
軽量ボトルの傾斜軌跡搬送用空気コンベアInfo
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- JP2934753B2 JP2934753B2 JP3111719A JP11171991A JP2934753B2 JP 2934753 B2 JP2934753 B2 JP 2934753B2 JP 3111719 A JP3111719 A JP 3111719A JP 11171991 A JP11171991 A JP 11171991A JP 2934753 B2 JP2934753 B2 JP 2934753B2
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65G—TRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
- B65G51/00—Conveying articles through pipes or tubes by fluid flow or pressure; Conveying articles over a flat surface, e.g. the base of a trough, by jets located in the surface
- B65G51/02—Directly conveying the articles, e.g. slips, sheets, stockings, containers or workpieces, by flowing gases
- B65G51/03—Directly conveying the articles, e.g. slips, sheets, stockings, containers or workpieces, by flowing gases over a flat surface or in troughs
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この出願の発明は、軽量ボトルの
傾斜軌跡搬送用空気コンベアに関するものである。
傾斜軌跡搬送用空気コンベアに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ジュース、醤油、その他液体
食品等を収容するために合成樹脂製の軽量ボトル(例え
ば、容量1.5リットルのPETボトル等)が使用され
ている。この軽量ボトルは、その頭部(この明細書では
収容液体の出入口を包含する筒状の部分を言い、通常、
キャップを螺合させるための螺溝がその外周面に螺設さ
れている)とこれに連なる本体部との間に円環状のネッ
ク・リングが突設されている。
食品等を収容するために合成樹脂製の軽量ボトル(例え
ば、容量1.5リットルのPETボトル等)が使用され
ている。この軽量ボトルは、その頭部(この明細書では
収容液体の出入口を包含する筒状の部分を言い、通常、
キャップを螺合させるための螺溝がその外周面に螺設さ
れている)とこれに連なる本体部との間に円環状のネッ
ク・リングが突設されている。
【0003】そして、上記軽量ボトルをその製造工程や
収容液体の充填工程に於いて、傾斜軌跡に沿って上昇方
向または下降方向へ搬送する際に、空気コンベアが使用
されている。この空気コンベアは、前記ボトル1のネッ
ク・リング12の部分を、傾斜軌跡に沿って連続的に形
成されたボトル支持帯4に載置して、ネック・リング1
2の下面で軽量ボトル1を垂下すると共に、前記ボトル
1の頭部10に空気噴流を及ぼし押圧して推進力を施し
搬送する(図4参照)。
収容液体の充填工程に於いて、傾斜軌跡に沿って上昇方
向または下降方向へ搬送する際に、空気コンベアが使用
されている。この空気コンベアは、前記ボトル1のネッ
ク・リング12の部分を、傾斜軌跡に沿って連続的に形
成されたボトル支持帯4に載置して、ネック・リング1
2の下面で軽量ボトル1を垂下すると共に、前記ボトル
1の頭部10に空気噴流を及ぼし押圧して推進力を施し
搬送する(図4参照)。
【0004】ところが、傾斜軌跡を搬送中の軽量ボトル
1には、その軸心を鉛直方向(G)に重力復帰させよう
とする力(F)が常時作用しているので、ボトル1がそ
の方向に傾斜しその本体部11の肩部13が空気コンベ
アのボトル支持帯4の下面に当接してキズが付く場合が
あった。更に、軽量ボトル1の本体部11の肩部13が
ボトル支持帯4の下面に当接した際の摩擦抵抗のために
搬送速度が減速され、最悪の場合には、搬送中の軽量ボ
トル群の中の一本が停止し、これにより搬送されるべき
軽量ボトル群全体の渋滞が誘発されることがあった。
1には、その軸心を鉛直方向(G)に重力復帰させよう
とする力(F)が常時作用しているので、ボトル1がそ
の方向に傾斜しその本体部11の肩部13が空気コンベ
アのボトル支持帯4の下面に当接してキズが付く場合が
あった。更に、軽量ボトル1の本体部11の肩部13が
ボトル支持帯4の下面に当接した際の摩擦抵抗のために
搬送速度が減速され、最悪の場合には、搬送中の軽量ボ
トル群の中の一本が停止し、これにより搬送されるべき
軽量ボトル群全体の渋滞が誘発されることがあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこでこの出願の発明
では、搬送すべきボトルの本体部の肩部にキズが付くこ
とを防止でき、又、搬送速度の向上を図ることができる
軽量ボトルの傾斜軌跡搬送用空気コンベアを提起するこ
とを課題とする。
では、搬送すべきボトルの本体部の肩部にキズが付くこ
とを防止でき、又、搬送速度の向上を図ることができる
軽量ボトルの傾斜軌跡搬送用空気コンベアを提起するこ
とを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この出願の発明では次のような技術的手段を講じて
いる。即ち、ネック・リング12を有する軽量ボトル1
の頭部10を空気噴流で押圧することにより、前記ボト
ル1を傾斜軌跡に沿って搬送する軽量ボトルの傾斜軌跡
搬送用空気コンベアにおいて、前記ボトル1の本体部1
1は、その傾斜軌跡に沿って具備せしめた姿勢制御用空
気噴流供給室5より噴出する空気噴流によって傾斜軌跡
上昇方向に向けて押圧力を及ぼされ、前記空気噴流を、
前記ボトル1の軸心が傾斜軌跡の搬送方向に対して、略
垂直を維持する様に設定した。
め、この出願の発明では次のような技術的手段を講じて
いる。即ち、ネック・リング12を有する軽量ボトル1
の頭部10を空気噴流で押圧することにより、前記ボト
ル1を傾斜軌跡に沿って搬送する軽量ボトルの傾斜軌跡
搬送用空気コンベアにおいて、前記ボトル1の本体部1
1は、その傾斜軌跡に沿って具備せしめた姿勢制御用空
気噴流供給室5より噴出する空気噴流によって傾斜軌跡
上昇方向に向けて押圧力を及ぼされ、前記空気噴流を、
前記ボトル1の軸心が傾斜軌跡の搬送方向に対して、略
垂直を維持する様に設定した。
【0007】搬送時に於ける軽量ボトル1のネック・リ
ング12の過度な傾斜を制限する案内溝40を、前記傾
斜軌跡に沿って連続的に形成してもよい。
ング12の過度な傾斜を制限する案内溝40を、前記傾
斜軌跡に沿って連続的に形成してもよい。
【0008】
【作用】以上の構成とした結果、この出願の発明は以下
のような作用を有する。この発明に係る軽量ボトル1の
傾斜軌跡搬送用空気コンベアを用い、ネック・リング1
2を有する軽量ボトル1の頭部10を空気噴流で押圧す
ることにより、前記ボトル1を傾斜軌跡に沿って搬送す
る。
のような作用を有する。この発明に係る軽量ボトル1の
傾斜軌跡搬送用空気コンベアを用い、ネック・リング1
2を有する軽量ボトル1の頭部10を空気噴流で押圧す
ることにより、前記ボトル1を傾斜軌跡に沿って搬送す
る。
【0009】この際、前記ボトル1の本体部11は、そ
の傾斜軌跡に沿って具備せしめた姿勢制御用空気噴流供
給室5より噴出する空気噴流によって傾斜軌跡上昇方向
に向けて押圧力を及ぼされており、前記空気噴流は、前
記ボトル1の軸心が傾斜軌跡の搬送方向に対して、略垂
直を維持する様に設定されている。したがって、ボトル
1の軸心を鉛直方向(G)に重力復帰させようとボトル
1に常時作用している力(F)は前記姿勢制御用空気噴
流供給室5より噴出する空気噴流により相殺され、ボト
ル1の軸心は傾斜軌跡の搬送方向に対して略垂直を維持
することができる。
の傾斜軌跡に沿って具備せしめた姿勢制御用空気噴流供
給室5より噴出する空気噴流によって傾斜軌跡上昇方向
に向けて押圧力を及ぼされており、前記空気噴流は、前
記ボトル1の軸心が傾斜軌跡の搬送方向に対して、略垂
直を維持する様に設定されている。したがって、ボトル
1の軸心を鉛直方向(G)に重力復帰させようとボトル
1に常時作用している力(F)は前記姿勢制御用空気噴
流供給室5より噴出する空気噴流により相殺され、ボト
ル1の軸心は傾斜軌跡の搬送方向に対して略垂直を維持
することができる。
【0010】
【実施例】以下、この出願の発明の軽量ボトル1の傾斜
軌跡搬送用空気コンベアを実施例として示した図面に従
って説明する。図1において、1は搬送されるべき軽量
ボトルであり、従来技術の欄に記載のように、頭部10
と本体部11とこの双方の間に突設されたネック・リン
グ12とから構成されている。通常、PET等の合成樹
脂により形成されているが、空気噴流で押圧して搬送で
きるものなら材質は問わない。
軌跡搬送用空気コンベアを実施例として示した図面に従
って説明する。図1において、1は搬送されるべき軽量
ボトルであり、従来技術の欄に記載のように、頭部10
と本体部11とこの双方の間に突設されたネック・リン
グ12とから構成されている。通常、PET等の合成樹
脂により形成されているが、空気噴流で押圧して搬送で
きるものなら材質は問わない。
【0011】前記軽量ボトル1は、空気コンベアにより
傾斜軌跡に沿って搬送される。この空気コンベアは、次
の構成を有している。 (1) 傾斜軌跡に沿って連続的に形成された加圧空気室
2。 (2) ボトル1の頭部10に、前記加圧空気室2から供給
された空気噴流を及ぼすべき推進用空気噴流室3。 (3) 前記加圧空気室2の下方に連続的に配設され、ボト
ル1のネック・リング12を案内するためのボトル支持
帯4。 (4) ボトル1の本体部11の傾斜軌跡に沿って具備せし
めた姿勢制御用空気噴流供給室5。
傾斜軌跡に沿って搬送される。この空気コンベアは、次
の構成を有している。 (1) 傾斜軌跡に沿って連続的に形成された加圧空気室
2。 (2) ボトル1の頭部10に、前記加圧空気室2から供給
された空気噴流を及ぼすべき推進用空気噴流室3。 (3) 前記加圧空気室2の下方に連続的に配設され、ボト
ル1のネック・リング12を案内するためのボトル支持
帯4。 (4) ボトル1の本体部11の傾斜軌跡に沿って具備せし
めた姿勢制御用空気噴流供給室5。
【0012】(1) 〜(4) の各構成を詳述する。(1) 加圧空気室と(2) 推進用空気噴流室 加圧空気室2は、区画壁20を介し推進用空気噴流室3
を包囲するようにして、軽量ボトル1の傾斜軌跡の上方
に形成されている。そして、一方では加圧空気源(図示
せず)に接続され、他方、推進用空気噴流室3との間に
介在する区画壁20に、搬送方向への指向性を持たせて
形成された複数の開口22を有する。開口22から噴出
する空気噴流の指向性は、開口22を搬送方向に向けて
穿設することにより付与した。この開口22を通じ、推
進用空気噴流室3のボトル1の頭部10へ空気噴流が供
給され、軽量ボトル1は押圧移送される。(3) ボトル支持帯 加圧空気室2の下面を形成する区画壁20には、ボトル
1のネック・リング12の移送軌跡を画定するためのボ
トル支持帯4が固定されている。このボトル支持帯4
は、超高分子ポリエチレン製の一対の板状体で形成さ
れ、傾斜軌跡に沿って連続的に延設している。これら
は、搬送すべきボトル1の頭部10の直径より少し大き
な間隔をおいて対向せしめられ、その相対向する辺には
一条の溝を連続的に形成している。この溝が、ボトル1
のネック・リング12の案内溝40である。
を包囲するようにして、軽量ボトル1の傾斜軌跡の上方
に形成されている。そして、一方では加圧空気源(図示
せず)に接続され、他方、推進用空気噴流室3との間に
介在する区画壁20に、搬送方向への指向性を持たせて
形成された複数の開口22を有する。開口22から噴出
する空気噴流の指向性は、開口22を搬送方向に向けて
穿設することにより付与した。この開口22を通じ、推
進用空気噴流室3のボトル1の頭部10へ空気噴流が供
給され、軽量ボトル1は押圧移送される。(3) ボトル支持帯 加圧空気室2の下面を形成する区画壁20には、ボトル
1のネック・リング12の移送軌跡を画定するためのボ
トル支持帯4が固定されている。このボトル支持帯4
は、超高分子ポリエチレン製の一対の板状体で形成さ
れ、傾斜軌跡に沿って連続的に延設している。これら
は、搬送すべきボトル1の頭部10の直径より少し大き
な間隔をおいて対向せしめられ、その相対向する辺には
一条の溝を連続的に形成している。この溝が、ボトル1
のネック・リング12の案内溝40である。
【0013】これは、請求項2記載の発明に対応する構
成を採用したものであって、ボトル1を前記案内溝40
の間でそのネック・リング12を滑動させることにより
搬送する。こうすると、後述の如く、従来のようにボト
ル支持帯4に載置してネック・リング12の下面で軽量
ボトル1を垂下する形式よりも更に好ましかった。この
ネック・リング12の案内溝40の幅の最適値を探索し
た結果、下記の範囲内が最も好ましい。案内溝40の幅
は、ネック・リング12の形状に従い、次のようにして
設定する。
成を採用したものであって、ボトル1を前記案内溝40
の間でそのネック・リング12を滑動させることにより
搬送する。こうすると、後述の如く、従来のようにボト
ル支持帯4に載置してネック・リング12の下面で軽量
ボトル1を垂下する形式よりも更に好ましかった。この
ネック・リング12の案内溝40の幅の最適値を探索し
た結果、下記の範囲内が最も好ましい。案内溝40の幅
は、ネック・リング12の形状に従い、次のようにして
設定する。
【0014】先ず、ネック・リング12が、外周に向け
て徐々に肉厚が減少していくような形状の場合は、前記
ボトル1のネック・リング12の最厚肉部の厚みをAm
m、このネック・リング12の外周部の厚みをBmmとす
ると、案内溝40の上下方向の幅を、A+0.5mmとB
×3mmとの間の値に設定する。又、ネック・リング12
が、外周に向けて略同一の肉厚を有する場合は、前記ボ
トル1のネック・リング12の厚みをAmmとすると、案
内溝40の上下方向の幅を、A+0.5mmとA×3mmと
の間の値に設定する。
て徐々に肉厚が減少していくような形状の場合は、前記
ボトル1のネック・リング12の最厚肉部の厚みをAm
m、このネック・リング12の外周部の厚みをBmmとす
ると、案内溝40の上下方向の幅を、A+0.5mmとB
×3mmとの間の値に設定する。又、ネック・リング12
が、外周に向けて略同一の肉厚を有する場合は、前記ボ
トル1のネック・リング12の厚みをAmmとすると、案
内溝40の上下方向の幅を、A+0.5mmとA×3mmと
の間の値に設定する。
【0015】上記の範囲で案内溝40の幅を設定する
と、姿勢制御用空気噴流供給室5より噴出する空気噴流
との相乗効果によって、ボトル1のネック・リング12
は適度な遊びを持ちつつ案内溝40の間で滑動すると共
に、肩部13のキズを防止しうる。次に、ボトル支持帯
4の材質として超高分子ポリエチレンを採用したのは、
この樹脂は他にスキー板の滑走面にも利用されているこ
とから理解できるように、その低摩擦係数、低摩耗性に
よる。即ち、搬送すべきボトル1が合成樹脂製の場合は
双方共に合成樹脂同士であるので、金属等を用いてボト
ル支持帯4を形成する場合に較べ、ボトル1及びそのネ
ック・リング12に対してキズを付けにくいと共に、ボ
トル1のネック・リング12との間の滑動に関して円滑
に移送でき(低摩擦係数)、長期使用による磨滅も少な
い(低摩耗性)。つまり、超高分子ポリエチレンに限ら
ず、このような性質を有する合成樹脂で形成することが
好ましい。(4) 姿勢制御用空気噴流供給室 軽量ボトル1の本体部11の傾斜軌跡の両側には、姿勢
制御用空気噴流供給室5を延在させている。この姿勢制
御用空気噴流供給室5は、前記加圧空気室2と同様に、
一方では加圧空気源(図示せず)に接続され、他方、傾
斜軌跡上昇方向に向けて押圧力を及ぼすべく指向性を持
たせて形成された複数の送風口50を有する。送風口5
0から噴出する空気噴流の指向性は、送風口50を傾斜
軌跡上昇方向に向けて穿設することにより付与した。こ
の送風口50を通じ、ボトル1の本体部11へ空気噴流
が供給され、軽量ボトル1は傾斜軌跡上昇方向に向けて
押圧力を及ぼされる。
と、姿勢制御用空気噴流供給室5より噴出する空気噴流
との相乗効果によって、ボトル1のネック・リング12
は適度な遊びを持ちつつ案内溝40の間で滑動すると共
に、肩部13のキズを防止しうる。次に、ボトル支持帯
4の材質として超高分子ポリエチレンを採用したのは、
この樹脂は他にスキー板の滑走面にも利用されているこ
とから理解できるように、その低摩擦係数、低摩耗性に
よる。即ち、搬送すべきボトル1が合成樹脂製の場合は
双方共に合成樹脂同士であるので、金属等を用いてボト
ル支持帯4を形成する場合に較べ、ボトル1及びそのネ
ック・リング12に対してキズを付けにくいと共に、ボ
トル1のネック・リング12との間の滑動に関して円滑
に移送でき(低摩擦係数)、長期使用による磨滅も少な
い(低摩耗性)。つまり、超高分子ポリエチレンに限ら
ず、このような性質を有する合成樹脂で形成することが
好ましい。(4) 姿勢制御用空気噴流供給室 軽量ボトル1の本体部11の傾斜軌跡の両側には、姿勢
制御用空気噴流供給室5を延在させている。この姿勢制
御用空気噴流供給室5は、前記加圧空気室2と同様に、
一方では加圧空気源(図示せず)に接続され、他方、傾
斜軌跡上昇方向に向けて押圧力を及ぼすべく指向性を持
たせて形成された複数の送風口50を有する。送風口5
0から噴出する空気噴流の指向性は、送風口50を傾斜
軌跡上昇方向に向けて穿設することにより付与した。こ
の送風口50を通じ、ボトル1の本体部11へ空気噴流
が供給され、軽量ボトル1は傾斜軌跡上昇方向に向けて
押圧力を及ぼされる。
【0016】前記空気噴流は、前記ボトル1の軸心が傾
斜軌跡の搬送方向に対して、略垂直を維持する様に設定
した。この際に空気噴流を、ボトル1の重心位置より少
し上方に及ぼすと、最もボトル1の姿勢制御がし易かっ
た。次に、この出願の発明に係る軽量ボトル1の傾斜軌
跡搬送用空気コンベアの使用状態について説明する。
斜軌跡の搬送方向に対して、略垂直を維持する様に設定
した。この際に空気噴流を、ボトル1の重心位置より少
し上方に及ぼすと、最もボトル1の姿勢制御がし易かっ
た。次に、この出願の発明に係る軽量ボトル1の傾斜軌
跡搬送用空気コンベアの使用状態について説明する。
【0017】先ず、傾斜移送すべき軽量ボトル1を上昇
方向へ搬送する際には、図2に示すように、推進用空気
噴流室3にあるボトル1の頭部10へ移送方向(つま
り、傾斜軌跡上昇方向)に空気噴流が供給される。一
方、ボトル1の本体部11にも、姿勢制御用空気噴流供
給室5より空気噴流が傾斜軌跡上昇方向に向けて及ぼさ
れる。その結果、ボトル1の軸心を鉛直方向に重力復帰
させようとボトル1に常時作用している力は、姿勢制御
用空気噴流供給室5より噴出する空気噴流により相殺さ
れ、ボトル1の軸心は傾斜軌跡の搬送方向に対して略垂
直を維持すると共に、傾斜軌跡上昇方向に向けて押圧移
送される。
方向へ搬送する際には、図2に示すように、推進用空気
噴流室3にあるボトル1の頭部10へ移送方向(つま
り、傾斜軌跡上昇方向)に空気噴流が供給される。一
方、ボトル1の本体部11にも、姿勢制御用空気噴流供
給室5より空気噴流が傾斜軌跡上昇方向に向けて及ぼさ
れる。その結果、ボトル1の軸心を鉛直方向に重力復帰
させようとボトル1に常時作用している力は、姿勢制御
用空気噴流供給室5より噴出する空気噴流により相殺さ
れ、ボトル1の軸心は傾斜軌跡の搬送方向に対して略垂
直を維持すると共に、傾斜軌跡上昇方向に向けて押圧移
送される。
【0018】次に、傾斜移送すべき軽量ボトル1を下降
方向へ搬送する際には、図3に示すように、推進用空気
噴流室3にあるボトル1の頭部10へ移送方向(つま
り、傾斜軌跡下降方向)に空気噴流が供給される。一
方、ボトル1の本体部11には、姿勢制御用空気噴流供
給室5より空気噴流が傾斜軌跡上昇方向に向けて及ぼさ
れる。その結果、ボトル1の軸心を鉛直方向に重力復帰
させようとボトル1に常時作用している力は姿勢制御用
空気噴流供給室5より噴出する空気噴流により相殺さ
れ、ボトル1の軸心は傾斜軌跡の搬送方向に対して略垂
直を維持すると共に、傾斜軌跡下降方向に向けて押圧移
送される。
方向へ搬送する際には、図3に示すように、推進用空気
噴流室3にあるボトル1の頭部10へ移送方向(つま
り、傾斜軌跡下降方向)に空気噴流が供給される。一
方、ボトル1の本体部11には、姿勢制御用空気噴流供
給室5より空気噴流が傾斜軌跡上昇方向に向けて及ぼさ
れる。その結果、ボトル1の軸心を鉛直方向に重力復帰
させようとボトル1に常時作用している力は姿勢制御用
空気噴流供給室5より噴出する空気噴流により相殺さ
れ、ボトル1の軸心は傾斜軌跡の搬送方向に対して略垂
直を維持すると共に、傾斜軌跡下降方向に向けて押圧移
送される。
【0019】
【発明の効果】この出願の発明は上述のような構成を有
するものであり、ボトル1の軸心は傾斜軌跡の搬送方向
に対して略垂直を維持することができるので、搬送すべ
きボトル1の本体部11の肩部13にキズが付くことを
防止でき、又、搬送速度の向上を図ることができる軽量
ボトルの傾斜軌跡搬送用空気コンベアを提供することが
出来る。
するものであり、ボトル1の軸心は傾斜軌跡の搬送方向
に対して略垂直を維持することができるので、搬送すべ
きボトル1の本体部11の肩部13にキズが付くことを
防止でき、又、搬送速度の向上を図ることができる軽量
ボトルの傾斜軌跡搬送用空気コンベアを提供することが
出来る。
【図1】この出願の発明の軽量ボトルの傾斜軌跡搬送用
空気コンベアを説明する部分断面斜視図。
空気コンベアを説明する部分断面斜視図。
【図2】この出願の発明の空気コンベアで上昇する方向
に軽量ボトルを搬送する状態を説明する側面図。
に軽量ボトルを搬送する状態を説明する側面図。
【図3】この出願の発明の空気コンベアで下降する方向
に軽量ボトルを搬送する状態を説明する側面図。
に軽量ボトルを搬送する状態を説明する側面図。
【図4】従来の空気コンベアで軽量ボトルを搬送する状
態を説明する側面図。
態を説明する側面図。
1 軽量ボトル 5 姿勢制御用空気噴流供給室 10 頭部 11 本体部 12 ネック・リング 40 案内溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前中 衛 奈良県大和郡山市池沢町172 ニッタ株 式会社奈良工場内 (56)参考文献 特開 昭58−17013(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65G 51/03 B65G 47/74
Claims (2)
- 【請求項1】 ネック・リング12を有する軽量ボトル
1の頭部10を空気噴流で押圧することにより、前記ボ
トル1を傾斜軌跡に沿って搬送する軽量ボトルの傾斜軌
跡搬送用空気コンベアにおいて、前記ボトル1の本体部
11は、その傾斜軌跡に沿って具備せしめた姿勢制御用
空気噴流供給室5より噴出する空気噴流によって傾斜軌
跡上昇方向に向けて押圧力を及ぼされ、前記空気噴流
を、前記ボトル1の軸心が傾斜軌跡の搬送方向に対し
て、略垂直を維持する様に設定したことを特徴とする軽
量ボトルの傾斜軌跡搬送用空気コンベア。 - 【請求項2】 搬送時に於ける軽量ボトル1のネック・
リング12の過度な傾斜を制限する案内溝40を、前記
傾斜軌跡に沿って連続的に形成したことを特徴とする請
求項1記載の軽量ボトルの傾斜軌跡搬送用空気コンベ
ア。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3111719A JP2934753B2 (ja) | 1991-05-16 | 1991-05-16 | 軽量ボトルの傾斜軌跡搬送用空気コンベア |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3111719A JP2934753B2 (ja) | 1991-05-16 | 1991-05-16 | 軽量ボトルの傾斜軌跡搬送用空気コンベア |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04341423A JPH04341423A (ja) | 1992-11-27 |
JP2934753B2 true JP2934753B2 (ja) | 1999-08-16 |
Family
ID=14568434
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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- 1991-05-16 JP JP3111719A patent/JP2934753B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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