JPH0524617Y2 - - Google Patents

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JPH0524617Y2
JPH0524617Y2 JP1988007862U JP786288U JPH0524617Y2 JP H0524617 Y2 JPH0524617 Y2 JP H0524617Y2 JP 1988007862 U JP1988007862 U JP 1988007862U JP 786288 U JP786288 U JP 786288U JP H0524617 Y2 JPH0524617 Y2 JP H0524617Y2
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wiper blade
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、自動車等の車両及び船舶等の窓ガ
ラスに付着した雨滴、雪等を払拭するワイパーブ
レードに関するものであり、より詳細には、氷雪
の固着による払拭性能の低下を防止するための機
能を有するワイパーブレードに関するものであ
る。
従来の技術 この種のワイパーブレードとしては、従来例え
ば実開昭52−41824号公報に記載されたようなも
のが知られている。第5図はこの公報に記載され
たワイパーブレードを示したものである。
このワイパーブレード10の基部11は、図示
せぬブレードステイにバツキングプレート20を
介して把持されている。また、ガラス面を払拭す
る断面三角形状のリツプ部12は、細幅のネツク
部13を介して基部11と連結されており、基部
11の下面とリツプ部12の上面との両端は薄肉
の遮蔽膜14によつて連結されている。
このような構成により、ネツク部13の両側に
長手方向に延びる閉断面空間S1,S2が形成され、
ネツク部13の折曲特性を変えずにネツク部13
の両側への氷雪の固着を防止している。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、上述したような従来のワイパー
ブレードにあつては、閉断面空間S1,S2の長手方
向の両端部が開放しているため、この部分から空
間内に水、ゴミ等が入り込み易いという問題があ
つた。しかも、この両端を密閉した場合には、空
間内の空気圧によつて変形時の圧縮抵抗が大きく
なり、リツプ部12の傾斜角度が所定の値に達せ
ず、払拭性能が低下するという問題が起きる。
なお、実開昭61−76754号公報には(実開昭52
−41824号公報と同様の構造部に同一符号を以つ
て説明すると)、上記の構成に加えてワイパーブ
レードの基部11とリツプ部12を外側から覆う
遮蔽膜14に、「遮蔽膜に微細な小孔を形成」す
れば、「空間内に水などが入り込んだ場合であつ
ても容易に排出することができる」旨示唆されて
いることから、この公報においてもワイパーブレ
ードの閉断面空間はその全周の何処かが開放して
いるものと考えられ、上記と同様の問題点を有し
ている。しかも、仮りに閉断面空間のその全周の
何処かにある開放口を閉塞したとしても閉断面空
間が遮蔽膜14に形成された微細な小孔を介して
外気と連通している以上、微細な小孔から水や塵
埃等が侵入、残留して基部とリツプ部との間に挟
み込まれたり、堆積したりして乾燥する可能性は
依然として残つており、あまり好ましいものでは
ない。
この考案は上記の問題点に鑑みてなされたもの
であり、ネツク部の両側に形成される閉断面空間
内への水や塵埃の侵入を防止し、かつ払拭性能も
低下させないようなワイパーブレードの提供を目
的とする。
課題を解決するための手段 この考案は上記の目的を達成させるため、ブレ
ードステイに把持される基部と、ガラス面を払拭
するリツプ部と、前記基部及び前記リツプ部とを
幅方向の中央で連結して長手方向に延びる細幅の
ネツク部と、前記基部及び前記リツプ部とを幅方
向の両端で連結して前記ネツク部を挟んで長手方
向に延びる2つの閉断面空間を形成する遮蔽膜と
を有するワイパーブレードにおいて、前記2つの
閉断面空間の長手方向両端を閉成して前記2つの
閉断面空間を密閉すると共に、この密閉により形
成された2つの密閉空間を相互連通させる通路を
設けたことを特徴としたものである。
作 用 この考案に係るワイパーブレードは、上記のよ
うな構成としたため、ワイパーの作動時にリツプ
部を移動方向に対して後方へ倒そうとする力によ
り移動方向前方側の遮蔽膜が伸長(膨張)して前
方側の密閉空間の容積が拡大すると共に、後方側
の遮蔽膜は圧縮されて後方側の密閉空間の容積が
縮小する。この際、圧縮される後方側の密閉空間
内の空気が通路を介して前方側の密閉空間内に流
入する。従つて、移動方向後方側の密閉空間内の
空気圧によつてリツプ部の傾動が妨げられること
はない。
実施例 以下この考案を図面に基づいて説明する。第1
図及び第2図はこの考案の第1実施例を示したも
のである。
この例で示したワイパーブレード30は、その
基部30をバツキングプレート20を介してブレ
ードステイ40に把持させており、基部31より
図中上方はブレードステイ40、バツキングプレ
ート20を含めてラバーブーツ50に覆われてい
る。
また、上記の基部31は、バツキングプレート
20の上部に突出する頭部31aと、この頭部3
1aに細頸部31bを介して連続する翼部31c
とを有している。
基部31のより図中下方に位置してガラス面を
払拭するリツプ部32は、断面三角形状とされて
おり、基部31とリツプ部32とは幅方向の中央
で長手方向に延びる細幅のネツク部33によつて
連結されている。なお、ネツク部33は、リツプ
部32を基部31に対して揺動させる際の折曲点
となる部分である。
更に、基部31とリツプ部32とは幅方向の両
端で遮蔽膜34,34によつて連結されており、
その結果ネツク部33の両側には長手方向に延び
る2つの閉断面空間S1,S2が形成されている。遮
蔽膜34は基部31の全長に亘つて連続して形成
されており、しかもリツプ部32が揺動する際に
支障とならないよう十分な可撓性を有している。
なお、上記のような構造のワイパーブレードは
押し出し成形によつて製造することができる。
ワイパーブレード30の両端には、ワイパーブ
レード30の翼部31cより図中下側の部分の断
面形状と略同一形状の閉塞体35が接着もしくは
融着されており、上記の閉断面空間S1,S2は、こ
の閉塞体35によつて閉塞されることによつて密
閉空間とされる。
また、上述したネツク部33の端部には、この
閉塞体35が接着若しくは融着された後にも両空
間S1,S2を連通させる通路として少なくとも1ケ
所以上の切欠部33aが設けられている。
上記のような構成とすることにより、閉断面空
間S1,S2の両端開口は閉塞され、空間内への水や
塵埃等の侵入を完全に防止することができる。
また、ワイパーの作動時にはリツプ部32がネ
ツク部33を中心として交互に反転しつつ揺動す
るが、切欠部33aによつて両閉断面空間S1,S2
が連通しているため、一方の空間に圧縮力が加わ
つた場合には空間内の空気は他方の空間へと移動
する。従つて、リツプ部32が揺動しようとする
際に閉断面空間S1,S2内の空気圧によつてその揺
動が妨害されることはなく、払拭性能の低下を防
止することができる。
なお、上記の例では両空間の連通通路となる切
欠部を長手方向の端部に設ける構成についてのみ
述べたが、通路の形成位置としてはこれに限定さ
れず、より中央寄りでネツク部33に孔を設けて
もよいし、基部31に通路を形成してもよい。
次に、第3図及び第4図に基づいてこの考案に
係るワイパーブレードの第2実施例を説明する。
なお、第1実施例と同一の部品、部位については
同一符号を付して重複説明を省略する。
この例で示したワイパーブレード30には第1
実施例のようにネツク部33に切欠がなく、第4
図に拡大して示したようなキヤツプ60が嵌着さ
れている。
このキヤツプ60は、ゴムあるいは樹脂で形成
された「U」字状の保護部材61と、この保護部
材61内にインサート成形された金属、あるいは
樹脂製の連通管62とから構成されている。
連通管62は、保護部材61の双股側の端面6
1a,61aから両端部62a,62aを突出さ
せて設けられた一本の連続した管であり、これら
の両端部62a,62aを閉断面空間S1,S2の両
端開口へ圧入、嵌合させることによつて第4図に
示したようにワイパーブレード30に固定され
る。
なお、連通管62の端部62aには閉断面空間
S1,S2からの抜け落ちを防止するためのリブ62
b,62bが設けられている。
上記のような構成とすることにより、保護部材
61の双股側の端面61a,61aによつて閉断
面空間S1,S2の両端を閉塞しつつ、連通管62を
介して両空間を連通させることができるため、第
1実施例と同様に閉断面空間S1,S2への水や塵埃
等の侵入を防止しつつ、空気の移動を自在として
リツプ部32の揺動の妨害を防止することがで
き、ひいては払拭性能の低下を防止することがで
きる。
効 果 以上説明してきたように、この考案のワイパー
ブレードは、遮蔽膜によつてネツク部の両側に形
成される閉断面空間を長手方向を含む全周に亘つ
てで閉塞したため、空間内への水や塵埃等の侵入
を完全に防止することができる。
しかも、これらの空間を通路によつて連通させ
たため、ワイパーブレードが駆動される際には移
動方向後方の閉断面空間が圧縮されて内部の空気
が移動方向前側の閉断面空間へ移動する。従つ
て、リツプ部の揺動を妨げずに払拭性能を維持す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るワイパーブレードの第
1実施例を示す分解斜視図、第2図は第1図に示
したワイパーブレードの組付けを示す破断斜視
図、第3図はこの考案に係るワイパーブレードの
第2実施例を示す分解斜視図、第4図は第3図に
示したワイパーブレードの組付けを示す斜視図、
第5図は従来のワイパーブレードを示す断面図で
ある。 40……ブレードステイ、30……ワイパーブ
レード、31……基部、32……リツプ部、33
……ネツク部、34……遮蔽膜、{33a……切
欠部、62……連通管}(通路)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ブレードステイに把持される基部と、ガラス面
    を払拭するリツプ部と、前記基部及び前記リツプ
    部とを幅方向の中央で連結して長手方向に延びる
    細幅のネツク部と、前記基部及び前記リツプ部と
    を幅方向の両端で連結して前記ネツク部を挾んで
    長手方向に延びる2つの閉断面空間を形成する遮
    蔽膜とを有するワイパーブレードにおいて、 前記2つの閉断面空間の長手方向両端を閉成し
    て前記2つの閉断面空間を密閉すると共に、この
    密閉により形成された2つの密閉空間を相互連通
    させる通路を設けたことを特徴とするワイパーブ
    レード。
JP1988007862U 1988-01-25 1988-01-25 Expired - Lifetime JPH0524617Y2 (ja)

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JPH01112159U JPH01112159U (ja) 1989-07-27
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