JPH05246174A - 帳 票 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 生命保険会社が発行する設計書等に好適な帳
票において、設計書に商品カタログを予めセットしてお
くことにより、両者を一体とする手間を省くと共に、両
者の組合せを間違えないようにする。 【構成】 設計書となる印字用紙片２を上側とし商品カ
タログとなる説明文用紙片３を下側として左右の接着部
分４，５で糊付けする。右側の接着部分４では印字用紙
片２の折返し部分の印字面側と説明文用紙片３の表面側
とを糊付けするか、又は説明文用紙片３の折返し部分の
裏面側と印字用紙片の裏面側とを糊付けし、帳票１の中
央部より左側の辺に近い非接着部分には切取り部分Ｂを
区画するミシン目６を設ける。印字用紙片２の表面にプ
リンターにて所定事項を打ち出した後、切取り部分Ｂを
除去してから説明文用紙片３を印字用紙片２の上側に折
り返した状態とする。説明文用紙片３を複数枚の用紙で
構成してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、生命保険会社が発行す
る設計書等に使用するのに好適な帳票に関するものであ
る。

【０００２】

【従来の技術】従来、保険会社においては、保険の契約
を結ぼうとする際、その説明用等として契約内容を打ち
出した設計書と保険内容を記載した商品カタログ（パン
フレット）をセットにして顧客に渡している。この場
合、設計書にプリンターにて被保険者名、保険金額、保
険料、特約事項等の所定事項を打ち出した後、この設計
書にホッチキス等でＢ５サイズの商品カタログを表紙と
して取付け、設計書がＢ５サイズとなるように折り畳む
か、或いは通常の見積書のように商品カタログ又は他の
表紙となるものに設計書を挟み込んで綴じるようにして
いる。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように設計書と商品カタログをホッチキスで止めたり設
計書を折り畳んだりするのは面倒であり、また、設計書
を商品カタログや他の表紙に挟んで綴じるのも面倒であ
るという問題点があった。さらに、商品カタログの種類
が多いことから取付けミスを起こしやすいという問題点
があった。

【０００４】本発明は、上記のような問題点を解消する
ために発明されたもので、その目的とするところは、設
計書に商品カタログを予めセットしておくことにより、
あらためて両者を一体とする必要がなく、両者の組合せ
を間違えないようにした帳票を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の帳票は、片面が印字面で設計書となる印字
用紙片と、商品カタログとなる説明文用紙片とが、印字
用紙片を上側としかつ印字用紙片の印字面側と説明文用
紙片の表面側とがそれぞれ上面となるよう重ね合わせる
ようにして左右の辺に沿った接着部分で糊付けされた帳
票であって、一方の辺では印字用紙片が下方に向けて折
り返されその折返し部分の印字面側が説明文用紙片の表
面側に糊付けされるか、又は説明文用紙片が上方に向け
て折り返されその折返し部分の裏面側が印字用紙片の裏
面側に糊付けされており、他方の辺では印字用紙片の裏
面側と説明文用紙片の表面側とが糊付けされており、前
記帳票の中央部より他方の辺に近い非接着部分に切取り
部分を区画するミシン目が印字用紙片と説明文用紙片を
貫通して設けられていることを特徴としている。

【０００６】また、別形態のものとして、前記説明文用
紙片が、左右両辺に沿って糊付けされた複数枚の用紙に
て構成されているものであってもよいものである。

【０００７】

【作用】上記構成からなる帳票は、プリンターにより印
字用紙片に所定事項が打ち出された後、ミシン目が破断
されて切取り部分が取り去られ、説明文用紙片が印字用
紙片の上側となるようにして折り返される。

【０００８】

【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。

【０００９】図１に示す帳票１は、１枚の上側の印字用
紙片２と１枚の下側の説明文用紙片３とが左右の辺に沿
ってそれぞれ糊付けされたものであり、その平面的な大
きさは横長のＢ４サイズである。そして、右側の辺では
印字用紙片２の裏面側と説明文用紙片３における約４ｍ
ｍ幅の折返し部分の裏面側とが略全域の接着部分４で糊
付けされ、左側の辺では印字用紙片２の裏面側と説明文
用紙片３の表面側とが辺に沿って点状の接着部分５で糊
付けされた状態になっている。さらに、左側の辺から約
５ｃｍ離れた位置に両紙片２，３を貫通してミシン目６
が設けられており、このミシン目６により帳票１は主要
部分Ａと切取り部分Ｂとに区画されている。この主要部
分Ａのうち、印字用紙片２の方は設計書の部分であって
その表面側には所定事項を印字するための空欄を設けた
印刷が施されており、説明文用紙片３の方は商品カタロ
グの部分であってその表面側若しくは両面には保険内容
等が印刷されている。一方、切取り部分Ｂは外交員のた
めの設計書控となる部分である。なお、上記折返し部分
を形成するための折り曲げ線は、折り曲げを容易とする
ためにミシン目としておくことが好ましい。

【００１０】帳票１は図１に示す状態で上側の印字用紙
片２の表側にプリンターにて所定の事項が打ち出され
る。そして、顧客に渡す時点では、図２に示すようにミ
シン目６を破断して切取り部分Ｂを取り除き、主要部分
Ａにおける説明文用紙片３を折り返して印字用紙片２の
上に持ってきて図３に示す状態とする。したがって、設
計書としての印字用紙片２の上に商品カタログとしての
説明文用紙片３が重ねられ右側の接着部分４で糊付けさ
れて綴じられた形となる。

【００１１】なお、上記実施例では説明文用紙片３を１
枚とした例を示したが、商品カタログの記載内容が多い
場合などにあっては、この説明文用紙片３を、左右両辺
に沿って糊付けされた複数枚の用紙で構成してもよいも
のである。また、上記実施例では、右側の辺において説
明文用紙片３に折返し部分を形成し、その折返し部分の
裏面側を印字用紙片２の裏面側に糊付けしたが、逆に、
印字用紙片３を下方に向けて折り返し、その折返し部分
の印字面側を説明文用紙片２の表面側に糊付けするよう
にしてもよい。さらに、折返し部分についても右側の辺
に形成したものにおいて説明を行ったが、左側の辺にそ
の折返し部分を設けるようにしてもよいものである。

【００１２】また、本発明の帳票においては、説明文用
紙片の最後のページの裏面に、比較データ（新型保険や
各種アンケート結果等）を掲載しておくことにより、ペ
ージをめくることなく見開き状態で設計書の内容と比較
データを見るようにすることもできる。

【００１３】

【発明の効果】以上説明したように、本発明の帳票は、
設計書となる印字用紙片と商品カタログとなる説明文用
紙片とを予めセットしたものであるので、所定事項を打
ち出した設計書に別の商品カタログを取り付けるという
面倒な作業が不要であり、しかも顧客に渡す設計書と商
品カタログの組合せを間違えることがない。

【００１４】また、設計書に所定事項を打ち出した後
に、商品カタログの部分を折り返して設計書の上側に重
ねた状態とするだけで、設計書に記載されたパーソナル
データを保護することができる。

【００１５】また、本発明の帳票を使用すれば、設計書
と商品カタログとが片側で糊付けされた状態となるの
で、体裁が良いものを顧客に渡すことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る帳票の一実施例を示す斜視図であ
る。

【図２】切取り部分を取り除いた状態を示す斜視図であ
る。

【図３】説明文用紙片を印字用紙片の上に折り返した状
態を示す斜視図である。

【符号の説明】

１ 帳票 ２ 印字用紙片 ３ 説明文用紙片 ４，５ 接着部分 ６ ミシン目

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 片面が印字面で設計書となる印字用紙片
   と、商品カタログとなる説明文用紙片とが、印字用紙片
   を上側としかつ印字用紙片の印字面側と説明文用紙片の
   表面側とがそれぞれ上面となるよう重ね合わせるように
   して左右の辺に沿った接着部分で糊付けされた帳票であ
   って、一方の辺では印字用紙片が下方に向けて折り返さ
   れその折返し部分の印字面側が説明文用紙片の表面側に
   糊付けされるか、又は説明文用紙片が上方に向けて折り
   返されその折返し部分の裏面側が印字用紙片の裏面側に
   糊付けされており、他方の辺では印字用紙片の裏面側と
   説明文用紙片の表面側とが糊付けされており、前記帳票
   の中央部より他方の辺に近い非接着部分に切取り部分を
   区画するミシン目が印字用紙片と説明文用紙片を貫通し
   て設けられていることを特徴とする帳票。
2. 【請求項２】 前記説明文用紙片が、左右両辺に沿って
   糊付けされた複数枚の用紙にて構成されている請求項１
   記載の帳票