JPH05245563A - ネッキング成形装置 - Google Patents
ネッキング成形装置Info
- Publication number
- JPH05245563A JPH05245563A JP5002692A JP5002692A JPH05245563A JP H05245563 A JPH05245563 A JP H05245563A JP 5002692 A JP5002692 A JP 5002692A JP 5002692 A JP5002692 A JP 5002692A JP H05245563 A JPH05245563 A JP H05245563A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- guide block
- necking
- spindle housing
- die
- flanging
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 缶に向けてネッキング成形用金型を往復移動
させることで、製造ラインに即した試験加工を簡便にお
こなう。 【構成】 円筒状をなす缶を支持するチャック機構と、
支持された缶の一端部側にこれと同一軸線上に設けた円
筒状のスピンドルハウジングと、これに挿通したガイド
ブロックシャフトとを有し、スピンドルハウジング先端
には、絞り加工もしくはフランジング加工を施す金型を
取り付け、ガイドブロックシャフト先端には、絞り加工
を施すときに缶の一端部を保持するガイドブロックを取
り付け、かつスピンドルハウジングおよびガイドブロッ
クシャフトはそれぞれに、軸線に沿って進退自在に設け
た。
させることで、製造ラインに即した試験加工を簡便にお
こなう。 【構成】 円筒状をなす缶を支持するチャック機構と、
支持された缶の一端部側にこれと同一軸線上に設けた円
筒状のスピンドルハウジングと、これに挿通したガイド
ブロックシャフトとを有し、スピンドルハウジング先端
には、絞り加工もしくはフランジング加工を施す金型を
取り付け、ガイドブロックシャフト先端には、絞り加工
を施すときに缶の一端部を保持するガイドブロックを取
り付け、かつスピンドルハウジングおよびガイドブロッ
クシャフトはそれぞれに、軸線に沿って進退自在に設け
た。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、飲料等に使用する円筒
状の缶に絞り加工やフランジング加工を施すネッキング
成形装置に係り、とくにその試験加工に適したネッキン
グ成形装置に関する。
状の缶に絞り加工やフランジング加工を施すネッキング
成形装置に係り、とくにその試験加工に適したネッキン
グ成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、飲料等を充填する円筒状の缶の
一端部には、蓋体を取り付けるための絞り,拡径加工で
ある、所謂ネッキング加工とフランジング加工とが施さ
れている。従来、これらネッキング成形は、図8に示す
ような例えば3段の絞り部分と、周縁を鍔状に拡げたフ
ランジ部分とに成形するものであるが、これらの加工は
すべて、缶の製造ライン中に多段階に設けられた複数の
金型により順次施されるようになっている。
一端部には、蓋体を取り付けるための絞り,拡径加工で
ある、所謂ネッキング加工とフランジング加工とが施さ
れている。従来、これらネッキング成形は、図8に示す
ような例えば3段の絞り部分と、周縁を鍔状に拡げたフ
ランジ部分とに成形するものであるが、これらの加工は
すべて、缶の製造ライン中に多段階に設けられた複数の
金型により順次施されるようになっている。
【0003】ところで、近年、充填物の多様化やデザイ
ン,経済性等の観点から様々な形態の缶が製造され、係
る新たな容器を製造するときには、缶のサイズとともに
その材質や板厚にもとづく金型形状を含む加工条件を設
定しなければならず、ネッキング成形についてもライン
で製造をおこなう前に試験加工をおこなっている。ある
いはまた、製造ラインの変更や不具合点の改善において
も、種々の試験加工をおこなう必要がある。
ン,経済性等の観点から様々な形態の缶が製造され、係
る新たな容器を製造するときには、缶のサイズとともに
その材質や板厚にもとづく金型形状を含む加工条件を設
定しなければならず、ネッキング成形についてもライン
で製造をおこなう前に試験加工をおこなっている。ある
いはまた、製造ラインの変更や不具合点の改善において
も、種々の試験加工をおこなう必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな試験加工をおこなう際に、試作等された缶について
ネッキング成形を施す簡便な成形装置がなく、加工ライ
ンの一部を利用しておこなうなど、試験加工をおこなう
にも大掛かりとなっていた。そのため従来から、製造ラ
インに即した試験をおこなうための成形装置が要望され
ていた。
うな試験加工をおこなう際に、試作等された缶について
ネッキング成形を施す簡便な成形装置がなく、加工ライ
ンの一部を利用しておこなうなど、試験加工をおこなう
にも大掛かりとなっていた。そのため従来から、製造ラ
インに即した試験をおこなうための成形装置が要望され
ていた。
【0005】このような実情に基づき、本発明では、金
型形状等の加工条件を設定,改善するために、個々の缶
について簡便にネッキング成形を施すことのできるネッ
キング成形装置を提供することを目的とするものであ
る。
型形状等の加工条件を設定,改善するために、個々の缶
について簡便にネッキング成形を施すことのできるネッ
キング成形装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のネッキング成形
装置では、円筒状をなす缶の一端部に絞り加工もしくは
フランジング加工を施すネッキング成形装置であって、
前記缶の他端部を支持するチャック機構と、このチャッ
ク機構により支持された前記缶の前記一端部側にこれと
同一軸線上に設けられた円筒状のスピンドルハウジング
と、このスピンドルハウジングに挿通されたガイドブロ
ックシャフトとが備えられ、前記スピンドルハウジング
の先端には、環状体に形成されかつ内周面が前記缶の前
記一端部から離間するに従い縮径されるとともに、前記
缶の前記一端部に外周側から嵌合してこれに前記絞り加
工を施すネッキングダイ、もしくは環状体に形成されか
つ外周面が前記缶の前記一端部から離間するに従い拡径
されるとともに、前記缶の前記一端部に内周側から嵌合
してこれに前記フランジング加工を施すフランジングダ
イが取り付けられ、前記ガイドブロックシャフトの先端
には、前記絞り加工を施すときに、環状体に形成され前
記缶の前記一端部に内周側から嵌合して該一端部を保持
するガイドブロックが取り付けられ、かつ、前記スピン
ドルハウジングおよび前記ガイドブロックシャフトはそ
れぞれに、前記軸線に沿って進退自在に設けられている
ことを特徴としている。
装置では、円筒状をなす缶の一端部に絞り加工もしくは
フランジング加工を施すネッキング成形装置であって、
前記缶の他端部を支持するチャック機構と、このチャッ
ク機構により支持された前記缶の前記一端部側にこれと
同一軸線上に設けられた円筒状のスピンドルハウジング
と、このスピンドルハウジングに挿通されたガイドブロ
ックシャフトとが備えられ、前記スピンドルハウジング
の先端には、環状体に形成されかつ内周面が前記缶の前
記一端部から離間するに従い縮径されるとともに、前記
缶の前記一端部に外周側から嵌合してこれに前記絞り加
工を施すネッキングダイ、もしくは環状体に形成されか
つ外周面が前記缶の前記一端部から離間するに従い拡径
されるとともに、前記缶の前記一端部に内周側から嵌合
してこれに前記フランジング加工を施すフランジングダ
イが取り付けられ、前記ガイドブロックシャフトの先端
には、前記絞り加工を施すときに、環状体に形成され前
記缶の前記一端部に内周側から嵌合して該一端部を保持
するガイドブロックが取り付けられ、かつ、前記スピン
ドルハウジングおよび前記ガイドブロックシャフトはそ
れぞれに、前記軸線に沿って進退自在に設けられている
ことを特徴としている。
【0007】また、缶の絞り部分とガイドブロックとの
干渉を避け、缶一端部の変形を防止すべく、上記ネッキ
ング成形装置には、前記絞り加工を施すとき、前記チャ
ック機構により支持された前記缶の前記一端部に向けて
前記ガイドブロックが取り付けられた前記ガイドブロッ
クシャフトを前進させ、前記ガイドブロックが前記一端
部に嵌合したときに、前記一端部に向けて前記ネッキン
グダイが取り付けられた前記スピンドルハウジングを前
進させ、前記ネッキングダイが前記一端部に嵌合すると
きに前記ガイドブロックシャフトを後退させる駆動手段
が備えられていることを特徴としている。
干渉を避け、缶一端部の変形を防止すべく、上記ネッキ
ング成形装置には、前記絞り加工を施すとき、前記チャ
ック機構により支持された前記缶の前記一端部に向けて
前記ガイドブロックが取り付けられた前記ガイドブロッ
クシャフトを前進させ、前記ガイドブロックが前記一端
部に嵌合したときに、前記一端部に向けて前記ネッキン
グダイが取り付けられた前記スピンドルハウジングを前
進させ、前記ネッキングダイが前記一端部に嵌合すると
きに前記ガイドブロックシャフトを後退させる駆動手段
が備えられていることを特徴としている。
【0008】また、絞り加工もしくはフランジング加工
での缶への全成形荷重を測定するのに、上記各手段にお
いて、前記スピンドルハウジングには、前記軸線方向の
押圧力を検出する圧力検出手段を介して前記ネッキング
ダイもしくは前記フランジングダイが取り付けられるこ
とを特徴としている。
での缶への全成形荷重を測定するのに、上記各手段にお
いて、前記スピンドルハウジングには、前記軸線方向の
押圧力を検出する圧力検出手段を介して前記ネッキング
ダイもしくは前記フランジングダイが取り付けられるこ
とを特徴としている。
【0009】一方、絞り加工もしくはフランジング加工
での缶の軸方向ならびに径方向への成形荷重を各々測定
するのに、上記第3の手段において、前記チャック機構
には、前記軸線方向の押圧力を検出する圧力検出手段が
設けられていることを特徴としている。
での缶の軸方向ならびに径方向への成形荷重を各々測定
するのに、上記第3の手段において、前記チャック機構
には、前記軸線方向の押圧力を検出する圧力検出手段が
設けられていることを特徴としている。
【0010】さらに、成形時の缶全体の変形防止と成形
後の金型からの取り外しを円滑にすべく、上記各手段に
おいて、前記ガイドブロックシャフトの前記先端には、
圧縮気体を噴出するノズルが形成されていることを特徴
とする。
後の金型からの取り外しを円滑にすべく、上記各手段に
おいて、前記ガイドブロックシャフトの前記先端には、
圧縮気体を噴出するノズルが形成されていることを特徴
とする。
【0011】
【作用】加工を施す缶の他端部をチャック機構にて支持
すると、これと同一軸線上にスピンドルハウジングとこ
れに挿通されたガイドブロックシャフトが備えられてお
り、缶の一端部に絞り加工を施す場合は、スピンドルハ
ウジングにネッキングダイを、ガイドブロックシャフト
にガイドブロックを予め取り付けておく。
すると、これと同一軸線上にスピンドルハウジングとこ
れに挿通されたガイドブロックシャフトが備えられてお
り、缶の一端部に絞り加工を施す場合は、スピンドルハ
ウジングにネッキングダイを、ガイドブロックシャフト
にガイドブロックを予め取り付けておく。
【0012】そして、スピンドルハウジングおよびガイ
ドブロックシャフトはそれぞれに、軸線に沿って進退自
在に設けられているから、これらを缶の一端部へ向けて
前進させ係る一端部を押圧して絞り加工を施す。このと
き、スピンドルハウジングの先端に取り付けられたネッ
キングダイは、環状体に形成されかつ内周面が缶の一端
部から離間するに従い縮径されており、缶の一端部に外
周側から嵌合してこれを押圧縮径すると、缶の一端部に
は絞られたネックが形成される。また、ガイドブロック
シャフトの先端に取り付けたガイドブロックは、環状体
に形成されており、ネッキングダイによって絞り加工を
施すときに、缶の一端部に内周側から嵌合して係る一端
部を保持する。
ドブロックシャフトはそれぞれに、軸線に沿って進退自
在に設けられているから、これらを缶の一端部へ向けて
前進させ係る一端部を押圧して絞り加工を施す。このと
き、スピンドルハウジングの先端に取り付けられたネッ
キングダイは、環状体に形成されかつ内周面が缶の一端
部から離間するに従い縮径されており、缶の一端部に外
周側から嵌合してこれを押圧縮径すると、缶の一端部に
は絞られたネックが形成される。また、ガイドブロック
シャフトの先端に取り付けたガイドブロックは、環状体
に形成されており、ネッキングダイによって絞り加工を
施すときに、缶の一端部に内周側から嵌合して係る一端
部を保持する。
【0013】一方、フランジング加工にあっては、スピ
ンドルハウジングの先端にフランジングダイを取り付
け、スピンドルハウジングを缶の一端部へ向けて前進さ
せ、係る一端部を押圧してフランジング加工を施す。こ
のときフランジングダイは、環状体に形成されかつ外周
面が缶の一端部から離間するに従い拡径されており、缶
の一端部に内周側から嵌合してこれを押圧拡径すると、
缶の一端部にはフランジが形成される。
ンドルハウジングの先端にフランジングダイを取り付
け、スピンドルハウジングを缶の一端部へ向けて前進さ
せ、係る一端部を押圧してフランジング加工を施す。こ
のときフランジングダイは、環状体に形成されかつ外周
面が缶の一端部から離間するに従い拡径されており、缶
の一端部に内周側から嵌合してこれを押圧拡径すると、
缶の一端部にはフランジが形成される。
【0014】また上記絞り加工を施す場合、スピンドル
ハウジングならびにガイドブロックシャフトを進退させ
る駆動手段により、チャック機構により支持された缶の
一端部に向けてガイドブロックシャフトを前進させ、こ
れに取り付けられたガイドブロックが缶一端部に内周側
から嵌合したときに、係る一端部に向けてスピンドルハ
ウジングを前進させ、これに取り付けられたネッキング
ダイが缶一端部に外周側から嵌合するときにガイドブロ
ックシャフトを後退させてガイドブロックの嵌合を解除
していくと、缶の一端部にネックが形成されるときにそ
の絞り部分とガイドブロックとが干渉することなく、か
つ缶一端部の変形が防止される。
ハウジングならびにガイドブロックシャフトを進退させ
る駆動手段により、チャック機構により支持された缶の
一端部に向けてガイドブロックシャフトを前進させ、こ
れに取り付けられたガイドブロックが缶一端部に内周側
から嵌合したときに、係る一端部に向けてスピンドルハ
ウジングを前進させ、これに取り付けられたネッキング
ダイが缶一端部に外周側から嵌合するときにガイドブロ
ックシャフトを後退させてガイドブロックの嵌合を解除
していくと、缶の一端部にネックが形成されるときにそ
の絞り部分とガイドブロックとが干渉することなく、か
つ缶一端部の変形が防止される。
【0015】また、上記スピンドルハウジングには、軸
線方向の押圧力を検出する圧力検出手段を介してネッキ
ングダイもしくはフランジングダイが取り付けられるよ
うになっているから、絞り加工もしくはフランジング加
工において缶へ加える全成形荷重が検出される。
線方向の押圧力を検出する圧力検出手段を介してネッキ
ングダイもしくはフランジングダイが取り付けられるよ
うになっているから、絞り加工もしくはフランジング加
工において缶へ加える全成形荷重が検出される。
【0016】さらに、上記チャック機構には、軸線方向
の押圧力を検出する圧力検出手段が設けられているか
ら、絞り加工もしくはフランジング加工で缶に加えられ
た軸方向の成形荷重が検出され、したがって上記全成形
荷重と併せると、加工部分における軸方向ならびに径方
向への成形荷重が各々検出される。
の押圧力を検出する圧力検出手段が設けられているか
ら、絞り加工もしくはフランジング加工で缶に加えられ
た軸方向の成形荷重が検出され、したがって上記全成形
荷重と併せると、加工部分における軸方向ならびに径方
向への成形荷重が各々検出される。
【0017】また、上記ガイドブロックシャフトの先端
には、圧縮気体を噴出するノズルが形成されているか
ら、絞り加工時およびフランジング加工時に前記ノズル
より圧縮気体を送気して缶内部を加圧すれば、成形中の
缶全体の変形を防止するとともに、成形後は金型から缶
を容易に離脱させる。
には、圧縮気体を噴出するノズルが形成されているか
ら、絞り加工時およびフランジング加工時に前記ノズル
より圧縮気体を送気して缶内部を加圧すれば、成形中の
缶全体の変形を防止するとともに、成形後は金型から缶
を容易に離脱させる。
【0018】
【実施例】本発明に係るネッキング装置(以下本装置と
いう。)の実施例を図1〜図8に基づいて説明する。
いう。)の実施例を図1〜図8に基づいて説明する。
【0019】本装置の平面が図1に、また側面が図2に
示されており、これによると本装置は、概略、円筒状の
缶Cの一端部にネッキング成形を施すネッキング機構F
1とこのネッキング機構F1を駆動する駆動手段F3、
ならびに加工中に缶Cの加工を施そうとする前記一端部
と反対側の端部(以下、他端部という。)を支持するチ
ャック機構F2とを備えている。
示されており、これによると本装置は、概略、円筒状の
缶Cの一端部にネッキング成形を施すネッキング機構F
1とこのネッキング機構F1を駆動する駆動手段F3、
ならびに加工中に缶Cの加工を施そうとする前記一端部
と反対側の端部(以下、他端部という。)を支持するチ
ャック機構F2とを備えている。
【0020】以下詳細に説明すると、上記チャック機構
F2は、本装置の基台1上に設けられ、缶Cが略水平に
投入されるスタンド29と、投入された缶Cの他端部を
圧縮空気によりその内周面と外周面とから挟着把持する
チャック20とを有している。これらの構成は、側断面
図である図4および正面図である図5に示されており、
上記スタンド29は、缶Cの胴部を下方から支持すべ
く、缶Cの外径と略同径の凹部が形成された一対の板体
を立設したものである。
F2は、本装置の基台1上に設けられ、缶Cが略水平に
投入されるスタンド29と、投入された缶Cの他端部を
圧縮空気によりその内周面と外周面とから挟着把持する
チャック20とを有している。これらの構成は、側断面
図である図4および正面図である図5に示されており、
上記スタンド29は、缶Cの胴部を下方から支持すべ
く、缶Cの外径と略同径の凹部が形成された一対の板体
を立設したものである。
【0021】また、上記チャック20は、先端に3分割
のジョーを有し、係るジョーを上記スタンド29側へ突
出させてチャックハウジング20bに収納されている。
そして、拡径縮径する前記ジョーを缶Cの他端部に内周
側から当接させるようになっている。また、このチャッ
ク20先端の外周側には、缶Cを支持するときに缶C他
端部の外周面に当接するアウターリング21が螺着され
ている。
のジョーを有し、係るジョーを上記スタンド29側へ突
出させてチャックハウジング20bに収納されている。
そして、拡径縮径する前記ジョーを缶Cの他端部に内周
側から当接させるようになっている。また、このチャッ
ク20先端の外周側には、缶Cを支持するときに缶C他
端部の外周面に当接するアウターリング21が螺着され
ている。
【0022】上記チャック20の収納されたチャックハ
ウジング20bは、端部に鍔が形成されたチャック支持
板22に取り付けられ、係るチャック支持板22がロー
ドセル26を介して、チャック支持台23に取り付けら
れている。これは、ロードセル26によって、ネッキン
グ成形時に加えられる缶Cの軸線方向の押圧力を測定す
るためである。
ウジング20bは、端部に鍔が形成されたチャック支持
板22に取り付けられ、係るチャック支持板22がロー
ドセル26を介して、チャック支持台23に取り付けら
れている。これは、ロードセル26によって、ネッキン
グ成形時に加えられる缶Cの軸線方向の押圧力を測定す
るためである。
【0023】さらに、上記チャック20は圧縮空気によ
って作動するものであるが、上記チャックハウジング2
0b外周部には、係る制御用の圧縮空気を導入,排出す
る圧空導入口25a,圧空排出口25bが突設され、圧
縮空気がチャック20に給気されるようになっている。
って作動するものであるが、上記チャックハウジング2
0b外周部には、係る制御用の圧縮空気を導入,排出す
る圧空導入口25a,圧空排出口25bが突設され、圧
縮空気がチャック20に給気されるようになっている。
【0024】そして、上記スタンド29および上記チャ
ック支持台23は、ともに平板状のチャック基台27に
搭載されている。このチャック基台27は、加工を施す
缶C出し入れしやすいように、その下面の軸線方向に平
行な一方の縁部が、基台1に取り付けられたガイドバー
28bに対してケースユニット28を介して回動可能に
取り付けられ、また、チャック基台27下面の他方の縁
部がローラー28cによって支持されている。
ック支持台23は、ともに平板状のチャック基台27に
搭載されている。このチャック基台27は、加工を施す
缶C出し入れしやすいように、その下面の軸線方向に平
行な一方の縁部が、基台1に取り付けられたガイドバー
28bに対してケースユニット28を介して回動可能に
取り付けられ、また、チャック基台27下面の他方の縁
部がローラー28cによって支持されている。
【0025】また、上記チャック支持台23には、ネッ
キング成形時にこれを基台1に取り付けられたたスペー
サー24に固定すべく、ロックレバー25eが設けられ
ている。さらに、加工を施す缶Cの長さに応じてスペー
サー24の長さを変更することにより、チャック機構F
2の軸線方向における本装置上での位置が規定されるよ
うになっており、チャック基台27とケースユニット2
8、およびチャック基台27とスタンド29,チャック
支持台23との間には、軸線方向における調整用のスラ
イドキー27b,単なる切欠が挿入されている。
キング成形時にこれを基台1に取り付けられたたスペー
サー24に固定すべく、ロックレバー25eが設けられ
ている。さらに、加工を施す缶Cの長さに応じてスペー
サー24の長さを変更することにより、チャック機構F
2の軸線方向における本装置上での位置が規定されるよ
うになっており、チャック基台27とケースユニット2
8、およびチャック基台27とスタンド29,チャック
支持台23との間には、軸線方向における調整用のスラ
イドキー27b,単なる切欠が挿入されている。
【0026】一方、缶Cの一端部にネッキング成形を施
すネッキング機構F1は、図1および図2に示されるよ
うに、上記チャック機構F2のスタンド29に投入され
た缶Cと同一軸線上に基台1に設けられ、先端にネッキ
ングダイ12、もしくはフランジングダイ50(図7に
て図示)が取り付けられるスピンドルハウジング10
と、ネキイング加工時にガイドブロック18が取り付け
られるガイドブロックシャフト16とを有している。
すネッキング機構F1は、図1および図2に示されるよ
うに、上記チャック機構F2のスタンド29に投入され
た缶Cと同一軸線上に基台1に設けられ、先端にネッキ
ングダイ12、もしくはフランジングダイ50(図7に
て図示)が取り付けられるスピンドルハウジング10
と、ネキイング加工時にガイドブロック18が取り付け
られるガイドブロックシャフト16とを有している。
【0027】このネッキング機構F1の側断面が図3に
示されており、上記スピンドルハウジング10は、略円
筒状をなし、缶Cに対向する先端側には鍔が形成されて
いる。また、この鍔の形成された端部には、やはり外周
側に鍔が形成された円筒状のハウジング10bが設けら
れている。そして、上記スピンドルハウジング10と上
記ハウジング10bとは、各々の鍔との間にロードセル
15が介装されて連結されている。すなわち、このロー
ドセル15によって、スピンドルハウジング10を缶C
の一端部に向けて押厚したときに、その軸線方向の全押
厚力を検出するようになっている。
示されており、上記スピンドルハウジング10は、略円
筒状をなし、缶Cに対向する先端側には鍔が形成されて
いる。また、この鍔の形成された端部には、やはり外周
側に鍔が形成された円筒状のハウジング10bが設けら
れている。そして、上記スピンドルハウジング10と上
記ハウジング10bとは、各々の鍔との間にロードセル
15が介装されて連結されている。すなわち、このロー
ドセル15によって、スピンドルハウジング10を缶C
の一端部に向けて押厚したときに、その軸線方向の全押
厚力を検出するようになっている。
【0028】また、例えばネッキング加工にあっては、
図3に示されているネッキングダイ12が上記ハウジン
グ10bの先端に取り付けられるのであるが、そのため
ハウジング10bの缶C側の端部は、外周面に周方向に
沿って段付加工が施され、ネッキングダイ12を径方向
に固定するようになっている。
図3に示されているネッキングダイ12が上記ハウジン
グ10bの先端に取り付けられるのであるが、そのため
ハウジング10bの缶C側の端部は、外周面に周方向に
沿って段付加工が施され、ネッキングダイ12を径方向
に固定するようになっている。
【0029】そして、このハウジング10bの外周側に
環状のクランプリング11が螺着されている。このクラ
ンプリング11は、内周面に段付加工が施され、ハウジ
ング10bに締め込むほどに、取り付けられるネッキン
グダイ12を軸方向のハウジング10b側へ引き込んで
固定するように形成されている。
環状のクランプリング11が螺着されている。このクラ
ンプリング11は、内周面に段付加工が施され、ハウジ
ング10bに締め込むほどに、取り付けられるネッキン
グダイ12を軸方向のハウジング10b側へ引き込んで
固定するように形成されている。
【0030】このようにロードセル15を介してハウジ
ング10b,クランプリング11が取り付けられたスピ
ンドルハウジング10の缶Cと反対側の端部は、その外
周壁の一部が軸線方向に伸長され、その先端にカムフォ
ロアー14が設けられている。
ング10b,クランプリング11が取り付けられたスピ
ンドルハウジング10の缶Cと反対側の端部は、その外
周壁の一部が軸線方向に伸長され、その先端にカムフォ
ロアー14が設けられている。
【0031】また、上記ネッキングダイ12は、環状体
に形成されかつ内周面が缶Cの一端部から離間するに従
い縮径されている。このネッキングダイ12は、ネッキ
ング形状に準じて缶C側の端部の内周面が例えば3段に
絞られた金型であり、また、その缶Cと反対側の端部の
内周縁に設けられた段部によってハウジング10bの先
端部に係合させられ、かつ外周面に設けられた段部が上
記クランプリング11によって係止されるようになって
いる。
に形成されかつ内周面が缶Cの一端部から離間するに従
い縮径されている。このネッキングダイ12は、ネッキ
ング形状に準じて缶C側の端部の内周面が例えば3段に
絞られた金型であり、また、その缶Cと反対側の端部の
内周縁に設けられた段部によってハウジング10bの先
端部に係合させられ、かつ外周面に設けられた段部が上
記クランプリング11によって係止されるようになって
いる。
【0032】他方、フランジング加工を施すときに用い
る、フランジングダイ50は、図7に示されるように、
環状に形成された金型で、先端が缶Cの一端部に内周側
から嵌合してこれにフランジング加工を施すものであ
り、外周面が缶Cの一端部から離間するに従い拡径され
ている。
る、フランジングダイ50は、図7に示されるように、
環状に形成された金型で、先端が缶Cの一端部に内周側
から嵌合してこれにフランジング加工を施すものであ
り、外周面が缶Cの一端部から離間するに従い拡径され
ている。
【0033】また、上記ガイドブロックシャフト16
は、ネッキング加工時にガイドブロック18が取り付け
られるもので、軸心が中空に形成されたシャフトであ
る。そして、上記スピンドルハウジング10の軸心に摺
動自在に挿通され、かつ弾性部材13が挿入されてい
る。この弾性部材13は、駆動手段F3を補完してスピ
ンドルハウジング10とガイドブロックシャフト16の
作動を円滑にするものである。
は、ネッキング加工時にガイドブロック18が取り付け
られるもので、軸心が中空に形成されたシャフトであ
る。そして、上記スピンドルハウジング10の軸心に摺
動自在に挿通され、かつ弾性部材13が挿入されてい
る。この弾性部材13は、駆動手段F3を補完してスピ
ンドルハウジング10とガイドブロックシャフト16の
作動を円滑にするものである。
【0034】このガイドブロックシャフト16の缶C側
の端部には、アダプタ17aが取り付けられている。こ
のアダプタ17aは、ネッキング加工時に取り付けられ
るガイドブロック18を、ガイドブロックシャフト16
先端の所定位置に保持するためのもので、軸心部が中空
に形成され、缶C側の端部近傍は、外周部に段付加工が
施され、係る外周側にガイドブロック18が嵌合させら
れるようになっている。
の端部には、アダプタ17aが取り付けられている。こ
のアダプタ17aは、ネッキング加工時に取り付けられ
るガイドブロック18を、ガイドブロックシャフト16
先端の所定位置に保持するためのもので、軸心部が中空
に形成され、缶C側の端部近傍は、外周部に段付加工が
施され、係る外周側にガイドブロック18が嵌合させら
れるようになっている。
【0035】そして、ガイドブロックシャフト16の缶
Cと反対側の端部はスピンドルハウジング10から突出
するように形成され、この突出した端部にスライドバー
16bを介してカムフォロアー19が設けられている。
Cと反対側の端部はスピンドルハウジング10から突出
するように形成され、この突出した端部にスライドバー
16bを介してカムフォロアー19が設けられている。
【0036】ところで、上記ガイドブロック18は、図
3に示されるように、絞り加工を施す際に、缶Cの一端
部に挿入され係る一端部を加工中に内周側から保持する
もので、環状体に形成され、内周面に段付部が設けられ
ている。
3に示されるように、絞り加工を施す際に、缶Cの一端
部に挿入され係る一端部を加工中に内周側から保持する
もので、環状体に形成され、内周面に段付部が設けられ
ている。
【0037】また、このガイドブロック18を上記ガイ
ドブロックシャフト16に取り付ける際には、ガイドブ
ロック18の筒内に押さえリング17bが挿入され、こ
れを取り付けボルト17cを用いてガイドブロックシャ
フト16に固定するようになっている。
ドブロックシャフト16に取り付ける際には、ガイドブ
ロック18の筒内に押さえリング17bが挿入され、こ
れを取り付けボルト17cを用いてガイドブロックシャ
フト16に固定するようになっている。
【0038】さらに、ガイドブロックシャフト16も軸
心部が中空に形成され、係るガイドブロックシャフト1
6に圧縮空気を導入するために、缶Cと反対側の突出し
た端部に圧空導入口16cが設けられている。そして、
ガイドブロック18を固定する上記取り付けボルト17
cにも、軸心部に貫通孔であるノズル17fが形成さ
れ、ネッキング成形時に缶C内に圧縮空気を供給して、
成形時に缶Cの外形保持を助けるとともに成形後の缶C
のネッキングダイ12からの離脱を促進するようになっ
ている。
心部が中空に形成され、係るガイドブロックシャフト1
6に圧縮空気を導入するために、缶Cと反対側の突出し
た端部に圧空導入口16cが設けられている。そして、
ガイドブロック18を固定する上記取り付けボルト17
cにも、軸心部に貫通孔であるノズル17fが形成さ
れ、ネッキング成形時に缶C内に圧縮空気を供給して、
成形時に缶Cの外形保持を助けるとともに成形後の缶C
のネッキングダイ12からの離脱を促進するようになっ
ている。
【0039】このように構成された成形機構F1を駆動
するための駆動手段F3は、図1および図2に示される
ように、上記成形機構F1の軸線に直交して設けられた
駆動軸30と、モーター40と、クラッチブレーキユニ
ット42とからなる。
するための駆動手段F3は、図1および図2に示される
ように、上記成形機構F1の軸線に直交して設けられた
駆動軸30と、モーター40と、クラッチブレーキユニ
ット42とからなる。
【0040】上記駆動軸30は、両端を軸受け31,3
1によって回転自在に支持され、上記成形機構F1の軸
線を挟んで対峙する一対のカムが環着されている。これ
らカムの一方は、上記スピンドルハウジング10に設け
られたカムフォロアー14が係合するネッキングカム3
2であり、他方は、上記ガイドブロックシャフト16に
設けられたカムフォロアー19が係合するガイドブロッ
クカム34である。図3にも一部示されているが、これ
らネッキングカム32およびガイドブロックカム34
は、各々の盤面に設けられた溝によってカム面32cお
よびカム面34cが形成されている。
1によって回転自在に支持され、上記成形機構F1の軸
線を挟んで対峙する一対のカムが環着されている。これ
らカムの一方は、上記スピンドルハウジング10に設け
られたカムフォロアー14が係合するネッキングカム3
2であり、他方は、上記ガイドブロックシャフト16に
設けられたカムフォロアー19が係合するガイドブロッ
クカム34である。図3にも一部示されているが、これ
らネッキングカム32およびガイドブロックカム34
は、各々の盤面に設けられた溝によってカム面32cお
よびカム面34cが形成されている。
【0041】これらカム面32c,カム面34cは、図
6のネッキングダイ12およびガイドブロック18の絞
り加工動作に示されるように、駆動軸30の中心からの
距離が互いに位相をずらした状態に形成されている。ま
た図8に、このネッキングカム32およびガイドブロッ
クカム34の回転と、駆動軸30からこれらに形成され
た各カム面32c,カム面34cまでの距離との関係が
示されている。
6のネッキングダイ12およびガイドブロック18の絞
り加工動作に示されるように、駆動軸30の中心からの
距離が互いに位相をずらした状態に形成されている。ま
た図8に、このネッキングカム32およびガイドブロッ
クカム34の回転と、駆動軸30からこれらに形成され
た各カム面32c,カム面34cまでの距離との関係が
示されている。
【0042】これによれば、実線が駆動軸30からカム
面32cまでの距離を示し、破線が駆動軸30からカム
面34cまでの距離を示している。すなわち、駆動軸3
0の回転位置θ(0)〜θ(5)に応じて駆動軸30か
らの距離L1〜L2が、72°だけ位相をずらして設定
され、符号L1の位置が駆動軸30に最も接近したとこ
ろで、符号L2の位置が最も離間したところとなってい
る。これはまた、実線が缶Cの一端部とネッキングダイ
12(スピンドルハウジング10)との位置関係を、破
線がガイドブロック18(ガイドブロックシャフト1
6)との位置関係を示している。
面32cまでの距離を示し、破線が駆動軸30からカム
面34cまでの距離を示している。すなわち、駆動軸3
0の回転位置θ(0)〜θ(5)に応じて駆動軸30か
らの距離L1〜L2が、72°だけ位相をずらして設定
され、符号L1の位置が駆動軸30に最も接近したとこ
ろで、符号L2の位置が最も離間したところとなってい
る。これはまた、実線が缶Cの一端部とネッキングダイ
12(スピンドルハウジング10)との位置関係を、破
線がガイドブロック18(ガイドブロックシャフト1
6)との位置関係を示している。
【0043】このような一対のカムが取り付けられた駆
動軸30はモーター40によって回転させられ、また、
駆動軸30とモーター40とはVベルト41を含むクラ
ッチブレーキユニット42を介して接続されている。こ
のクラッチブレーキユニット42は、モーター40の回
転を駆動軸30に継断するとともに連続回転するフライ
ホイールに対しカムを1回転だけさせる。
動軸30はモーター40によって回転させられ、また、
駆動軸30とモーター40とはVベルト41を含むクラ
ッチブレーキユニット42を介して接続されている。こ
のクラッチブレーキユニット42は、モーター40の回
転を駆動軸30に継断するとともに連続回転するフライ
ホイールに対しカムを1回転だけさせる。
【0044】すなわち、上記駆動手段F3にあっては、
チャック機構F2により支持された缶Cの一端部に向け
てガイドブロックシャフト16を前進させてガイドブロ
ック18を前進させ、このガイドブロック18が缶Cの
一端部に嵌合したときに、スピンドルハウジング10を
前進させてネッキングダイ12を前記一端部に嵌合させ
るべく接近させ、さらにネッキングダイ12が前記一端
部に嵌合するときにガイドブロックシャフト16を後退
させてガイドブロック18を前記一端部から後退させる
ものである。
チャック機構F2により支持された缶Cの一端部に向け
てガイドブロックシャフト16を前進させてガイドブロ
ック18を前進させ、このガイドブロック18が缶Cの
一端部に嵌合したときに、スピンドルハウジング10を
前進させてネッキングダイ12を前記一端部に嵌合させ
るべく接近させ、さらにネッキングダイ12が前記一端
部に嵌合するときにガイドブロックシャフト16を後退
させてガイドブロック18を前記一端部から後退させる
ものである。
【0045】次に、このように構成された本装置によっ
て缶Cにネッキング成形を施す場合の動作を、成形工程
を示す図6,図7および図8を併用して説明する。
て缶Cにネッキング成形を施す場合の動作を、成形工程
を示す図6,図7および図8を併用して説明する。
【0046】まずチャック機構F2のチャック基台27
をガイドバー28bを中心に回動させ、スタンド29お
よびチャック20の部分を成形機構F1の軸線上から外
しておき、缶Cをアウターリング21とチャック20先
端のジョーとの隙間に挿入する。この際、加工を施す缶
Cの一端部周縁には、ワックスを塗布して缶Cと金型の
傷付き防止を図っておくのがよい。
をガイドバー28bを中心に回動させ、スタンド29お
よびチャック20の部分を成形機構F1の軸線上から外
しておき、缶Cをアウターリング21とチャック20先
端のジョーとの隙間に挿入する。この際、加工を施す缶
Cの一端部周縁には、ワックスを塗布して缶Cと金型の
傷付き防止を図っておくのがよい。
【0047】続いて、チャック基台27を当初の水平位
置まで戻してチャック支持台23のロックレバー25c
により施錠し、チャック20を基台1側へ固定する。そ
して、チャックハウジング20bから突出する圧空導入
口25aを通じて圧縮空気をチャック20に供給する
と、チャック20先端に備えられたジョーが拡径して、
缶Cの内周面と外周面とから挟着把持される(図6
(a)参照)。
置まで戻してチャック支持台23のロックレバー25c
により施錠し、チャック20を基台1側へ固定する。そ
して、チャックハウジング20bから突出する圧空導入
口25aを通じて圧縮空気をチャック20に供給する
と、チャック20先端に備えられたジョーが拡径して、
缶Cの内周面と外周面とから挟着把持される(図6
(a)参照)。
【0048】次に、成形機構F1には当初、絞り成形を
施すべく図3に示される如く、ネッキングダイ12およ
びガイドブロック18を装着しておく。そして、成形機
構F1を駆動させる駆動手段F3を作動させると、クラ
ッチブレーキユニット42を通じて駆動軸30が回転を
開始する。
施すべく図3に示される如く、ネッキングダイ12およ
びガイドブロック18を装着しておく。そして、成形機
構F1を駆動させる駆動手段F3を作動させると、クラ
ッチブレーキユニット42を通じて駆動軸30が回転を
開始する。
【0049】すると、この駆動軸30には一対をなすネ
ッキングカム32およびガイドブロックカム34が設け
られているから、これらネッキングカム32,ガイドブ
ロックカム34に形成されたカム面32c,カム面34
cに沿ってスピンドルハウジング10およびガイドブロ
ックシャフト16に取り付けられたカムフォロアー14
およびカムフォロアー19が軸線方向に移動を開始す
る。
ッキングカム32およびガイドブロックカム34が設け
られているから、これらネッキングカム32,ガイドブ
ロックカム34に形成されたカム面32c,カム面34
cに沿ってスピンドルハウジング10およびガイドブロ
ックシャフト16に取り付けられたカムフォロアー14
およびカムフォロアー19が軸線方向に移動を開始す
る。
【0050】上記カム面32c,カム面34cは、図8
に示されるように、駆動軸30の回転位置θ(0)〜θ
(5)に応じて駆動軸30からの距離L1〜L2が72
°だけ位相をずらして設定されており、まず駆動軸30
(ネッキングカム32,ガイドブロックカム34)の回
転位置θ(0)においては、スピンドルハウジング10
およびガイドブロックシャフト16とも駆動軸30に最
も接近し、缶Cの一端部からは最も離間している。
に示されるように、駆動軸30の回転位置θ(0)〜θ
(5)に応じて駆動軸30からの距離L1〜L2が72
°だけ位相をずらして設定されており、まず駆動軸30
(ネッキングカム32,ガイドブロックカム34)の回
転位置θ(0)においては、スピンドルハウジング10
およびガイドブロックシャフト16とも駆動軸30に最
も接近し、缶Cの一端部からは最も離間している。
【0051】そして、駆動軸30が回転して回転位置θ
(0)から回転位置θ(1)に至るにしたがってガイド
ブロックシャフト16が前進を開始し、駆動軸30が7
2°回転して回転位置θ(1)に至ると、続いてスピン
ドルハウジング10が前進を開始する。このとき、スピ
ンドルハウジング10の筒内には、弾性部材13が挿入
されており、先に前進したガイドブロックシャフト16
に続いてスピンドルハウジング10が前進を開始する際
に、ガイドブロックシャフト16の前進により伸長され
た弾性部材13の復元力によって、ネッキングカム32
とカムフォロアー14との抵抗を緩和することができ
る。
(0)から回転位置θ(1)に至るにしたがってガイド
ブロックシャフト16が前進を開始し、駆動軸30が7
2°回転して回転位置θ(1)に至ると、続いてスピン
ドルハウジング10が前進を開始する。このとき、スピ
ンドルハウジング10の筒内には、弾性部材13が挿入
されており、先に前進したガイドブロックシャフト16
に続いてスピンドルハウジング10が前進を開始する際
に、ガイドブロックシャフト16の前進により伸長され
た弾性部材13の復元力によって、ネッキングカム32
とカムフォロアー14との抵抗を緩和することができ
る。
【0052】次いで、駆動軸30が回転位置θ(2)に
至ると、ガイドブロックシャフト16が最も突出して缶
Cの一端部にガイドブロック18が内周側に嵌合する。
このときスピンドルハウジング10は前進中であり、先
端のネッキングダイ12が缶Cの一端部外周側に僅かに
嵌合した状態となる(図6(b)参照)。
至ると、ガイドブロックシャフト16が最も突出して缶
Cの一端部にガイドブロック18が内周側に嵌合する。
このときスピンドルハウジング10は前進中であり、先
端のネッキングダイ12が缶Cの一端部外周側に僅かに
嵌合した状態となる(図6(b)参照)。
【0053】そして、駆動軸30が回転位置θ(2)か
ら回転位置θ(3)に至る間に、スピンドルハウジング
10がさらに前進してネッキングダイ12が缶Cの一端
部に嵌合するとともに、係る一端部に絞り加工を施して
ゆく。また、このネッキングダイ12が絞り加工を施し
ていくに従い、ガイドブロックシャフト16が後退をは
じめ、回転位置θ(3)の位置でネッキングダイ12が
完全に嵌合したときには、ガイドブロック18は缶C一
端部の開放部分近傍まで後退する(図6(c)参照)。
ら回転位置θ(3)に至る間に、スピンドルハウジング
10がさらに前進してネッキングダイ12が缶Cの一端
部に嵌合するとともに、係る一端部に絞り加工を施して
ゆく。また、このネッキングダイ12が絞り加工を施し
ていくに従い、ガイドブロックシャフト16が後退をは
じめ、回転位置θ(3)の位置でネッキングダイ12が
完全に嵌合したときには、ガイドブロック18は缶C一
端部の開放部分近傍まで後退する(図6(c)参照)。
【0054】このようにネッキングダイ12とガイドブ
ロック18との進退に位相差を設けることで、ネッキン
グダイ12による缶Cの絞り加工時にガイドブロック1
8による干渉を回避するとともに、缶C一端部の開放部
分の変形を防止することができる。
ロック18との進退に位相差を設けることで、ネッキン
グダイ12による缶Cの絞り加工時にガイドブロック1
8による干渉を回避するとともに、缶C一端部の開放部
分の変形を防止することができる。
【0055】さらに、ネッキング機構F1のスピンドル
ハウジング10とハウジング10bとは、ロードセル1
5を介して連結されているから、スピンドルハウジング
10を前進させてネッキングダイ12により絞り加工を
おこなうときの、ネッキングダイ12における軸方向の
全押圧力を検出することができる。すなわち、駆動軸3
0が回転位置θ(2)から回転位置θ(3)に至るとき
のロードセル15からの最大信号を検出すればよい。
ハウジング10とハウジング10bとは、ロードセル1
5を介して連結されているから、スピンドルハウジング
10を前進させてネッキングダイ12により絞り加工を
おこなうときの、ネッキングダイ12における軸方向の
全押圧力を検出することができる。すなわち、駆動軸3
0が回転位置θ(2)から回転位置θ(3)に至るとき
のロードセル15からの最大信号を検出すればよい。
【0056】一方、チャック機構F2のチャック支持板
22とチャック支持台23とはロードセル26を介して
連結されているから、絞り加工における缶Cの受ける軸
線方向の押圧力を、上記ロードセル15での検出と同様
に検出することができる。そしてこれらロードセル1
5,ロードセル26による検出信号にもとづいて、缶C
に加えられた軸方向の成形荷重や径方向の成形荷重につ
いての加工データを得ることができ、これにより、缶C
の加工情報とすることができるのである。
22とチャック支持台23とはロードセル26を介して
連結されているから、絞り加工における缶Cの受ける軸
線方向の押圧力を、上記ロードセル15での検出と同様
に検出することができる。そしてこれらロードセル1
5,ロードセル26による検出信号にもとづいて、缶C
に加えられた軸方向の成形荷重や径方向の成形荷重につ
いての加工データを得ることができ、これにより、缶C
の加工情報とすることができるのである。
【0057】次に、駆動軸30の回転位置θ(3)にお
いて絞り加工を終えると、ガイドブロックシャフト16
はさらに後退を続け、またスピンドルハウジング10も
後退を始める。このとき、またスピンドルハウジング1
0の筒内に挿入された弾性部材13が圧縮されているの
で、先に後退したガイドブロックシャフト16に続いて
スピンドルハウジング10が後退するときに、弾性部材
13の復元力がネッキングカム32とカムフォロアー1
4との抵抗を緩和して円滑に作動させる。すなわち、弾
性部材13は常にスピンドルハウジング10とガイドブ
ロックシャフト16とを互いに接近させる方向に作用す
るのである。そして、回転位置θ(4)にてガイドブロ
ックシャフト16が、また回転位置θ(5)にてスピン
ドルハウジング10が、駆動軸30に最も接近した原点
位置まで戻り絞り加工を終える。
いて絞り加工を終えると、ガイドブロックシャフト16
はさらに後退を続け、またスピンドルハウジング10も
後退を始める。このとき、またスピンドルハウジング1
0の筒内に挿入された弾性部材13が圧縮されているの
で、先に後退したガイドブロックシャフト16に続いて
スピンドルハウジング10が後退するときに、弾性部材
13の復元力がネッキングカム32とカムフォロアー1
4との抵抗を緩和して円滑に作動させる。すなわち、弾
性部材13は常にスピンドルハウジング10とガイドブ
ロックシャフト16とを互いに接近させる方向に作用す
るのである。そして、回転位置θ(4)にてガイドブロ
ックシャフト16が、また回転位置θ(5)にてスピン
ドルハウジング10が、駆動軸30に最も接近した原点
位置まで戻り絞り加工を終える。
【0058】またこのネッキング成形においては、ガイ
ドブロック18を缶Cの一端部に嵌合させるときから成
形後にガイドブロック18を離脱させるときまで、缶C
の内部を圧縮空気によって加圧しておく。すなわち、ガ
イドブロックシャフト16およびアダプタ17aの軸心
が中空に形成され、さらに環状のネッキングダイ12を
取り付けるボルト17cのも貫通孔であるノズル17f
が形成されているから、圧空導入口16cを通じてガイ
ドブロックシャフト16に圧縮空気を送気すれば、缶C
の内部を加圧できる。そして、成形中の缶Cに内部から
圧力をかけることにより、缶Cの変形を防止することが
できるとともに、成形後に缶Cをネッキングダイ12か
ら容易に離脱させることができるのである。
ドブロック18を缶Cの一端部に嵌合させるときから成
形後にガイドブロック18を離脱させるときまで、缶C
の内部を圧縮空気によって加圧しておく。すなわち、ガ
イドブロックシャフト16およびアダプタ17aの軸心
が中空に形成され、さらに環状のネッキングダイ12を
取り付けるボルト17cのも貫通孔であるノズル17f
が形成されているから、圧空導入口16cを通じてガイ
ドブロックシャフト16に圧縮空気を送気すれば、缶C
の内部を加圧できる。そして、成形中の缶Cに内部から
圧力をかけることにより、缶Cの変形を防止することが
できるとともに、成形後に缶Cをネッキングダイ12か
ら容易に離脱させることができるのである。
【0059】続いて、絞り加工を施した缶Cにフランジ
ング加工を施すには、当初図3に示されるスピンドルハ
ウジング10に取り付けたネッキングダイ12と、ガイ
ドブロックシャフト16に取り付けたガイドブロック1
8とを取り外し、代わりに図7に示されるフランジング
ダイ50を取り付ける。このフランジングダイ50は、
上述したように先端外周面が絞られた環状の金型であ
り、スピンドルハウジング10の先端に、ネッキング成
形で用いたネッキングダイ12と同様にクランプリング
11にて固定する。この場合、当初ネッキング成形時に
ガイドブロックシャフト16に取り付けたガイドブロッ
ク18は、アダプタ17aとともにノズル17fを構成
していたボルトを外して取り去っておく(図7(e)参
照)。
ング加工を施すには、当初図3に示されるスピンドルハ
ウジング10に取り付けたネッキングダイ12と、ガイ
ドブロックシャフト16に取り付けたガイドブロック1
8とを取り外し、代わりに図7に示されるフランジング
ダイ50を取り付ける。このフランジングダイ50は、
上述したように先端外周面が絞られた環状の金型であ
り、スピンドルハウジング10の先端に、ネッキング成
形で用いたネッキングダイ12と同様にクランプリング
11にて固定する。この場合、当初ネッキング成形時に
ガイドブロックシャフト16に取り付けたガイドブロッ
ク18は、アダプタ17aとともにノズル17fを構成
していたボルトを外して取り去っておく(図7(e)参
照)。
【0060】このようにスピンドルハウジング10にフ
ランジングダイ50を取り付けた後、上述の絞り加工と
同様にして、駆動手段F3をもって駆動軸30を回転さ
せると、ネッキングカム32が回転してスピンドルハウ
ジング10が前進するとともに、フランジングダイ50
が先に絞り加工の施された缶C一端部に内周側から嵌合
して、缶C一端部の開放部分にフランジを形成する(図
7(f)参照)。そして、駆動軸30がさらに回転して
いくと、スピンドルハウジング10が後退しフランジン
グダイ50は缶Cから離脱するので、その後チャック機
構F2を解除すれば加工を終えた缶Cを本装置から取り
外すことができる(図7(g)参照)。
ランジングダイ50を取り付けた後、上述の絞り加工と
同様にして、駆動手段F3をもって駆動軸30を回転さ
せると、ネッキングカム32が回転してスピンドルハウ
ジング10が前進するとともに、フランジングダイ50
が先に絞り加工の施された缶C一端部に内周側から嵌合
して、缶C一端部の開放部分にフランジを形成する(図
7(f)参照)。そして、駆動軸30がさらに回転して
いくと、スピンドルハウジング10が後退しフランジン
グダイ50は缶Cから離脱するので、その後チャック機
構F2を解除すれば加工を終えた缶Cを本装置から取り
外すことができる(図7(g)参照)。
【0061】またフランジング成形を施す間、圧空導入
口16cからガイドブロックシャフト16に圧縮空気を
導入し、ガイドブロックシャフト16の中空に形成した
軸心部を通じて、フランジングダイ50が嵌合した缶C
の内部に圧縮空気を送気する。すなわちガイドブロック
18が缶Cに嵌合するときから、フランジング成形を終
了してフランジングダイ50が缶Cの一端部から離間す
るまでの間、圧縮空気により缶C内部を加圧状態とする
ことにより、成形中の缶Cの変形を防止し、成形後の缶
Cをフランジングダイ50から容易に離脱させることが
できる。
口16cからガイドブロックシャフト16に圧縮空気を
導入し、ガイドブロックシャフト16の中空に形成した
軸心部を通じて、フランジングダイ50が嵌合した缶C
の内部に圧縮空気を送気する。すなわちガイドブロック
18が缶Cに嵌合するときから、フランジング成形を終
了してフランジングダイ50が缶Cの一端部から離間す
るまでの間、圧縮空気により缶C内部を加圧状態とする
ことにより、成形中の缶Cの変形を防止し、成形後の缶
Cをフランジングダイ50から容易に離脱させることが
できる。
【0062】さらに、このフランジング成形において
も、ネッキング成形同様に、ネッキング機構F1に設け
られたロードセル15と、チャック機構F2に設けられ
たロードセル26とにより成形荷重に係る加工情報を得
ることができる。
も、ネッキング成形同様に、ネッキング機構F1に設け
られたロードセル15と、チャック機構F2に設けられ
たロードセル26とにより成形荷重に係る加工情報を得
ることができる。
【0063】このように、本装置では、缶Cの他端部を
支持するチャック機構F2と、支持された缶Cの一端部
側にこれと同一軸線上に設けられた円筒状のスピンドル
ハウジング10と、このスピンドルハウジング10に挿
通されたガイドブロックシャフト16とが備えられてい
る。そして、前記スピンドルハウジング10の先端に
は、絞り加工を施すときには、環状体に形成されかつ内
周面が缶Cの一端部から離間するに従い縮径されるとと
もに、缶Cの一端部に外周側から嵌合してこれに絞り加
工を施すネッキングダイ12が取り付けられ、フランジ
ング加工を施すときには、環状体に形成されかつ外周面
が缶Cの一端部から離間するに従い拡径されるととも
に、缶Cの一端部に内周側から嵌合してこれにフランジ
ング加工を施すフランジングダイ50が取り付けられる
ようになっている。一方、ガイドブロックシャフト16
の先端には、絞り加工を施すときには、環状体に形成さ
れ、缶Cの一端部に内周側から嵌合して該一端部を保持
するガイドブロックが取り付けられるようになってい
る。そして、さらには、スピンドルハウジング10およ
びガイドブロックシャフト16はそれぞれに、軸線に沿
って進退自在に設けられており、したがって加工ライン
を使用することなく製造工程に即して試験加工を容易に
実施でき、かつ所望の形状に成形されたネッキングダイ
12を種々交換しながら容易に加工条件を見い出すこと
ができるのである。
支持するチャック機構F2と、支持された缶Cの一端部
側にこれと同一軸線上に設けられた円筒状のスピンドル
ハウジング10と、このスピンドルハウジング10に挿
通されたガイドブロックシャフト16とが備えられてい
る。そして、前記スピンドルハウジング10の先端に
は、絞り加工を施すときには、環状体に形成されかつ内
周面が缶Cの一端部から離間するに従い縮径されるとと
もに、缶Cの一端部に外周側から嵌合してこれに絞り加
工を施すネッキングダイ12が取り付けられ、フランジ
ング加工を施すときには、環状体に形成されかつ外周面
が缶Cの一端部から離間するに従い拡径されるととも
に、缶Cの一端部に内周側から嵌合してこれにフランジ
ング加工を施すフランジングダイ50が取り付けられる
ようになっている。一方、ガイドブロックシャフト16
の先端には、絞り加工を施すときには、環状体に形成さ
れ、缶Cの一端部に内周側から嵌合して該一端部を保持
するガイドブロックが取り付けられるようになってい
る。そして、さらには、スピンドルハウジング10およ
びガイドブロックシャフト16はそれぞれに、軸線に沿
って進退自在に設けられており、したがって加工ライン
を使用することなく製造工程に即して試験加工を容易に
実施でき、かつ所望の形状に成形されたネッキングダイ
12を種々交換しながら容易に加工条件を見い出すこと
ができるのである。
【0064】また、絞り加工を施すとき、チャック機構
F2により支持された缶Cの一端部に向けてガイドブロ
ック18が取り付けられたガイドブロックシャフト16
を前進させ、前進させたガイドブロック18が缶Cの一
端部に嵌合したときに、その一端部に向けてネッキング
ダイ12が取り付けられたスピンドルハウジング10を
前進させ、ネッキングダイ12が缶Cの一端部に嵌合す
るときにガイドブロックシャフト16を後退させる駆動
手段F3が備えられているので、ネッキングダイ12と
ガイドブロック18との進退に位相差を設けることがで
き、ネッキングダイ12による缶Cの絞り加工時にガイ
ドブロック18による干渉を回避できるうえ、缶C一端
部の開放部分の変形を防止することができ、実際の製造
工程と同様な加工状態を得ることができる。
F2により支持された缶Cの一端部に向けてガイドブロ
ック18が取り付けられたガイドブロックシャフト16
を前進させ、前進させたガイドブロック18が缶Cの一
端部に嵌合したときに、その一端部に向けてネッキング
ダイ12が取り付けられたスピンドルハウジング10を
前進させ、ネッキングダイ12が缶Cの一端部に嵌合す
るときにガイドブロックシャフト16を後退させる駆動
手段F3が備えられているので、ネッキングダイ12と
ガイドブロック18との進退に位相差を設けることがで
き、ネッキングダイ12による缶Cの絞り加工時にガイ
ドブロック18による干渉を回避できるうえ、缶C一端
部の開放部分の変形を防止することができ、実際の製造
工程と同様な加工状態を得ることができる。
【0065】また、ネッキング機構F1のスピンドルハ
ウジング10には、軸線方向の押圧力を検出する圧力検
出手段としてロードセル15を設け、このロードセル1
5を介してネッキングダイ12もしくはフランジングダ
イ50が取り付けられるので、スピンドルハウジング1
0を前進させてネッキングダイ12により絞り加工をお
こなうとき、もしくはフランジングダイ50によりフラ
ンジ加工をおこなうときの、ネッキングダイ12もしく
はフランジングダイ50における軸方向の全押圧力を検
出することができる。
ウジング10には、軸線方向の押圧力を検出する圧力検
出手段としてロードセル15を設け、このロードセル1
5を介してネッキングダイ12もしくはフランジングダ
イ50が取り付けられるので、スピンドルハウジング1
0を前進させてネッキングダイ12により絞り加工をお
こなうとき、もしくはフランジングダイ50によりフラ
ンジ加工をおこなうときの、ネッキングダイ12もしく
はフランジングダイ50における軸方向の全押圧力を検
出することができる。
【0066】そして、チャック機構F2には、軸線方向
の押圧力を検出する圧力検出手段としてロードセル26
が設けられているので、絞り加工における缶Cの受ける
軸線方向の押圧力を検出することがで、上記成形機構F
1のロードセル15とこのロードセル26による検出信
号にもとづいて、缶Cに加えられた軸方向の成形荷重や
径方向の成形荷重についての加工データを得ることがで
きる。
の押圧力を検出する圧力検出手段としてロードセル26
が設けられているので、絞り加工における缶Cの受ける
軸線方向の押圧力を検出することがで、上記成形機構F
1のロードセル15とこのロードセル26による検出信
号にもとづいて、缶Cに加えられた軸方向の成形荷重や
径方向の成形荷重についての加工データを得ることがで
きる。
【0067】さらに、また、ガイドブロックシャフト1
6の先端には、圧縮気体を噴出するノズルが形成されて
いるので、係るノズルから、ネッキング成形において
は、ガイドブロック18を缶Cの一端部に嵌合させると
きから成形後にガイドブロック18を離脱させるときま
で、また、フランジング成形においては、ガイドブロッ
ク18を缶Cに嵌合させるときから成形後にフランジン
グダイ50を離脱させるまでの加工中に、缶C内部に圧
縮空気を送気して加圧状態とすることガできるので、成
形中の缶Cの変形を防止できるとともに、成形後の缶C
をネッキングダイ12およびフランジングダイ50から
容易に離脱させるることができる。
6の先端には、圧縮気体を噴出するノズルが形成されて
いるので、係るノズルから、ネッキング成形において
は、ガイドブロック18を缶Cの一端部に嵌合させると
きから成形後にガイドブロック18を離脱させるときま
で、また、フランジング成形においては、ガイドブロッ
ク18を缶Cに嵌合させるときから成形後にフランジン
グダイ50を離脱させるまでの加工中に、缶C内部に圧
縮空気を送気して加圧状態とすることガできるので、成
形中の缶Cの変形を防止できるとともに、成形後の缶C
をネッキングダイ12およびフランジングダイ50から
容易に離脱させるることができる。
【0068】尚、本実施例では、加工中に缶Cを加圧す
るために圧縮空気を用いているが、加圧するためには大
気圧よりも高圧の圧縮空気であればよく、また例えば容
器に充填された各種不活性ガスを用い、係る容器を本装
置内に配設してチャック機構F2にも共用することによ
り、別途エアコンプレッサー等の空気原を必要とせず、
装置全体をコンパクトに構成することもできる。
るために圧縮空気を用いているが、加圧するためには大
気圧よりも高圧の圧縮空気であればよく、また例えば容
器に充填された各種不活性ガスを用い、係る容器を本装
置内に配設してチャック機構F2にも共用することによ
り、別途エアコンプレッサー等の空気原を必要とせず、
装置全体をコンパクトに構成することもできる。
【0069】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、缶の
他端部を支持するチャック機構と、支持された缶の一端
部側にこれと同一軸線上に設けられた円筒状のスピンド
ルハウジングと、これに挿通されたガイドブロックシャ
フトとが備えられ、前記スピンドルハウジング先端に
は、絞り加工を施すときには、環状体に形成されかつ内
周面が缶の一端部から離間するに従い縮径されるととも
に、缶の一端部に外周側から嵌合してこれに絞り加工を
施すネッキングダイが取り付けられ、フランジング加工
を施すときには、環状体に形成されかつ外周面が缶の一
端部から離間するに従い拡径されるとともに、缶の一端
部に内周側から嵌合してこれにフランジング加工を施す
フランジングダイが取り付けられるようになっており、
またガイドブロックシャフト先端には、絞り加工を施す
ときには、環状体に形成され、缶の一端部に内周側から
嵌合してこれを保持するガイドブロックが取り付けら
れ、さらに、スピンドルハウジングおよびガイドブロッ
クシャフトはそれぞれに、軸線に沿って進退自在に設け
られているので、試験加工として缶の一端部にネッキン
グ成形を施す場合に、加工ラインを使用することなく製
造工程に即して試験加工を容易に実施でき、缶に対する
金型等の加工条件を容易に見い出すことができるという
効果を奏する。
他端部を支持するチャック機構と、支持された缶の一端
部側にこれと同一軸線上に設けられた円筒状のスピンド
ルハウジングと、これに挿通されたガイドブロックシャ
フトとが備えられ、前記スピンドルハウジング先端に
は、絞り加工を施すときには、環状体に形成されかつ内
周面が缶の一端部から離間するに従い縮径されるととも
に、缶の一端部に外周側から嵌合してこれに絞り加工を
施すネッキングダイが取り付けられ、フランジング加工
を施すときには、環状体に形成されかつ外周面が缶の一
端部から離間するに従い拡径されるとともに、缶の一端
部に内周側から嵌合してこれにフランジング加工を施す
フランジングダイが取り付けられるようになっており、
またガイドブロックシャフト先端には、絞り加工を施す
ときには、環状体に形成され、缶の一端部に内周側から
嵌合してこれを保持するガイドブロックが取り付けら
れ、さらに、スピンドルハウジングおよびガイドブロッ
クシャフトはそれぞれに、軸線に沿って進退自在に設け
られているので、試験加工として缶の一端部にネッキン
グ成形を施す場合に、加工ラインを使用することなく製
造工程に即して試験加工を容易に実施でき、缶に対する
金型等の加工条件を容易に見い出すことができるという
効果を奏する。
【0070】また、絞り加工を施す際、チャック機構に
より支持された缶の一端部に向けてガイドブロックが取
り付けられたガイドブロックシャフトを前進させ、ガイ
ドブロックが缶の一端部に嵌合したときに、その一端部
に向けてネッキングダイが取り付けられたスピンドルハ
ウジングを前進させ、ネッキングダイが缶の一端部に嵌
合するときにガイドブロックシャフトを後退させる駆動
手段が備えられているので、ネッキングダイとガイドブ
ロックとの進退に位相差を設けて、ネッキングダイによ
る缶の絞り加工時に缶の絞り部分とガイドブロックとの
干渉を回避できるとともに、缶一端部の開放部分の変形
を防止でき、実際の製造工程と同様な加工状態を得るこ
とができるという効果を奏する。
より支持された缶の一端部に向けてガイドブロックが取
り付けられたガイドブロックシャフトを前進させ、ガイ
ドブロックが缶の一端部に嵌合したときに、その一端部
に向けてネッキングダイが取り付けられたスピンドルハ
ウジングを前進させ、ネッキングダイが缶の一端部に嵌
合するときにガイドブロックシャフトを後退させる駆動
手段が備えられているので、ネッキングダイとガイドブ
ロックとの進退に位相差を設けて、ネッキングダイによ
る缶の絞り加工時に缶の絞り部分とガイドブロックとの
干渉を回避できるとともに、缶一端部の開放部分の変形
を防止でき、実際の製造工程と同様な加工状態を得るこ
とができるという効果を奏する。
【0071】さらに、スピンドルハウジングには、軸線
方向の押圧力を検出する圧力検出手段を介してネッキン
グダイもしくはフランジングダイが取り付けられるの
で、ネッキングダイにより絞り加工をおこなうとき、も
しくはフランジングダイによりフランジ加工をおこなう
ときの、缶に加える軸方向の全押圧力を検出することが
できる。
方向の押圧力を検出する圧力検出手段を介してネッキン
グダイもしくはフランジングダイが取り付けられるの
で、ネッキングダイにより絞り加工をおこなうとき、も
しくはフランジングダイによりフランジ加工をおこなう
ときの、缶に加える軸方向の全押圧力を検出することが
できる。
【0072】そして、チャック機構には、前記軸線方向
の押圧力を検出する圧力検出手段が設けられているの
で、絞り加工もしくはフランジング加工において缶に加
えられる軸線方向の押圧力を検出することができ、した
がって上記スピンドルハウジングにて検出された押圧力
とを併せると、缶の加工部分に加えられた軸方向の成形
荷重や径方向の成形荷重についての加工データを得るこ
とができるという効果を奏する。
の押圧力を検出する圧力検出手段が設けられているの
で、絞り加工もしくはフランジング加工において缶に加
えられる軸線方向の押圧力を検出することができ、した
がって上記スピンドルハウジングにて検出された押圧力
とを併せると、缶の加工部分に加えられた軸方向の成形
荷重や径方向の成形荷重についての加工データを得るこ
とができるという効果を奏する。
【0073】さらには、ガイドブロックシャフトの先端
には、圧縮気体を噴出するノズルが形成されているの
で、係るノズルから加工中に缶の内部へ圧縮空気を送気
して加圧することができるので、成形中の缶の変形を防
止できるとともに、成形後の缶をネッキングダイやフラ
ンジングダイから容易に離脱させることができるという
効果をも奏する。
には、圧縮気体を噴出するノズルが形成されているの
で、係るノズルから加工中に缶の内部へ圧縮空気を送気
して加圧することができるので、成形中の缶の変形を防
止できるとともに、成形後の缶をネッキングダイやフラ
ンジングダイから容易に離脱させることができるという
効果をも奏する。
【図1】本発明に係るネッキング成形装置の実施例を示
す平面図である。
す平面図である。
【図2】本発明に係るネッキング成形装置の実施例を示
す側面図である。
す側面図である。
【図3】ネッキング成形装置の成形機構を示す側断面図
である。
である。
【図4】ネッキング成形装置のチャック機構を示す側断
面図である。
面図である。
【図5】ネッキング成形装置のチャック機構を示す正面
図である。
図である。
【図6】成形機構による絞り加工の工程を示す説明図で
ある。
ある。
【図7】成形機構によるフランジング加工の工程を示す
説明図である。
説明図である。
【図8】駆動手段にもとづくネッキングダイとガイドブ
ロックの動作説明図である。
ロックの動作説明図である。
F1 成形機構 10 スピンドルハウジング 10b ハウジング 12 ネッキングダイ 14,19 カムフォロアー 15,26 ロードセル 16 ガイドブロックシャフト 17f ノズル 18 ガイドブロック F2 チャック機構 20 チャック 21 アウターリング F3 駆動手段 30 駆動軸 32 ネッキングカム 34 ガイドブロックカム
Claims (5)
- 【請求項1】 円筒状をなす缶の一端部に絞り加工もし
くはフランジング加工を施すネッキング成形装置であっ
て、 前記缶の他端部を支持するチャック機構と、 このチャック機構により支持された前記缶の前記一端部
側にこれと同一軸線上に設けられた円筒状のスピンドル
ハウジングと、 このスピンドルハウジングに挿通されたガイドブロック
シャフトとが備えられ、 前記スピンドルハウジングの先端には、環状体に形成さ
れかつ内周面が前記缶の前記一端部から離間するに従い
縮径されるとともに、前記缶の前記一端部に外周側から
嵌合してこれに前記絞り加工を施すネッキングダイ、も
しくは環状体に形成されかつ外周面が前記缶の前記一端
部から離間するに従い拡径されるとともに、前記缶の前
記一端部に内周側から嵌合してこれに前記フランジング
加工を施すフランジングダイが取り付けられ、 前記ガイドブロックシャフトの先端には、前記絞り加工
を施すときに、環状体に形成され前記缶の前記一端部に
内周側から嵌合して該一端部を保持するガイドブロック
が取り付けられ、 かつ、前記スピンドルハウジングおよび前記ガイドブロ
ックシャフトはそれぞれに、前記軸線に沿って進退自在
に設けられていることを特徴とするネッキング成形装
置。 - 【請求項2】 前記絞り加工を施すとき、前記チャック
機構により支持された前記缶の前記一端部に向けて前記
ガイドブロックが取り付けられた前記ガイドブロックシ
ャフトを前進させ、前記ガイドブロックが前記一端部に
嵌合したときに、前記一端部に向けて前記ネッキングダ
イが取り付けられた前記スピンドルハウジングを前進さ
せ、前記ネッキングダイが前記一端部に嵌合するときに
前記ガイドブロックシャフトを後退させる駆動手段が備
えられていることを特徴とする請求項1記載のネッキン
グ成形装置。 - 【請求項3】 前記スピンドルハウジングには、前記軸
線方向の押圧力を検出する圧力検出手段を介して前記ネ
ッキングダイもしくは前記フランジングダイが取り付け
られることを特徴とする請求項1または2記載のネッキ
ング成形装置。 - 【請求項4】 前記チャック機構には、前記軸線方向の
押圧力を検出する圧力検出手段が設けられていることを
特徴とする請求項3記載のネッキング成形装置。 - 【請求項5】 前記ガイドブロックシャフトの前記先端
には、圧縮気体を噴出するノズルが形成されていること
を特徴とする請求項1,2,3または4記載のネッキン
グ成形装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5002692A JP2836348B2 (ja) | 1992-03-06 | 1992-03-06 | ネッキング成形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5002692A JP2836348B2 (ja) | 1992-03-06 | 1992-03-06 | ネッキング成形装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05245563A true JPH05245563A (ja) | 1993-09-24 |
JP2836348B2 JP2836348B2 (ja) | 1998-12-14 |
Family
ID=12847494
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5002692A Expired - Fee Related JP2836348B2 (ja) | 1992-03-06 | 1992-03-06 | ネッキング成形装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2836348B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08117907A (ja) * | 1994-10-21 | 1996-05-14 | Toyo Shokuhin Kikai Kk | 金属製薄肉容器の首部成形装置における保持具 |
JPH08117906A (ja) * | 1994-10-21 | 1996-05-14 | Toyo Shokuhin Kikai Kk | 金属製薄肉容器の首部成形方法及びその保持具 |
-
1992
- 1992-03-06 JP JP5002692A patent/JP2836348B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08117907A (ja) * | 1994-10-21 | 1996-05-14 | Toyo Shokuhin Kikai Kk | 金属製薄肉容器の首部成形装置における保持具 |
JPH08117906A (ja) * | 1994-10-21 | 1996-05-14 | Toyo Shokuhin Kikai Kk | 金属製薄肉容器の首部成形方法及びその保持具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2836348B2 (ja) | 1998-12-14 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980908 |
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