JPH0524378U

JPH0524378U - 検査申込書

Info

Publication number: JPH0524378U
Application number: JP1204991U
Authority: JP
Inventors: 博文篠原
Original assignee: 博文篠原
Priority date: 1991-02-14
Filing date: 1991-02-14
Publication date: 1993-03-30

Abstract

(57)【要約】（修正有）【目的】検査申込書による保険点数の集計並びに診察
料の算出を容易にする。【構成】上部左寄りに医院名記載欄３、中央部上段に
検査提出日記載欄４、中央部下段に男女別を含む患者名
記載欄５を、右上部にカルテ番号記載欄６、下段に外来
・入院区別記載欄７を設ける。医院名記載欄の下方に
は、検査項目及び保険点数を付した病名毎検査欄１１を
連続させ、患者名記載欄５及び外来・入院区別記載欄７
の下に生化学的検査欄８ａ、血液学的検査欄９ｆ、尿・
糞便検査欄９ｇ、免疫学的検査欄１０ａ並びに、検査項
目及び保険点数を列挙したその他の検査欄３６を、それ
ぞれ設ける。下端には、検査区別欄３７を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、患者の検査内容を医師が記入し記録すると共に、医療費を集計するために使用する検査申込書に関する考案である。

【０００２】

【従来の技術】

従来の検査申込書は、検査申込書製造会社毎及び病院毎に独自の検査申込書を作成し使用していた。例えば、図３に示すように上部に受付年月日欄４、院名、カルテ番号欄４ａ及び患者名欄５があり、その下方に外来・入院及び男女区別を記載する欄を有する患者が受ける検査区別欄３０、注意書欄３１、セット検査欄３２があり、患者名欄の右下方には内科・外科・小児科等の所在階数を示す各科階数表示欄が設けられ、セット検査欄３２の下方には外来患者叉は入院患者が検査すべき検査項目が、同一性のある検査項目毎に線により囲まれ区別されて、図に示すように「１蛋白分解４０生１」「２総蛋白２５生１」・・・・・・のように１から６５の連続番号３４・３４・３４・・・・を検査項目３５・３５・３５・３５・・・・の前に付した構成となっていると共に、最下段左寄りには生化学的検査、免疫学的検査又は血液学的検査であるかの区別を記すための検査区別欄３７が設けられ、右寄りには検査項目毎の保険点数が何点であるかが分かるように但し書欄が設けられている。

【０００３】このような検査申込書は、検査申込書作成販売会社毎及び各病院毎に作成された申込書を使用している。即ち、各病院毎等に検査申込書の見本を検査申込書作成業者に当該申込書の作成を発注依頼している。このような独自に作成した検査申込書を各病院で使用しているために、検査申込書より保険点数を算出する際に事務が煩雑となり、他病院での事務専門であった者が転職により前記病院以外の病院で医療事務をとることになった者や初心者には検査申込書の各検査内容の記録より保険点数算出に多大な労力が必要とされ、事務担当者が残業することにより保険点数を集計し医療費の集計をしている状況である。また、検査申込書には、検査項目３５・３５・３５・・・・の前に検査項目の順番を示す番号３４・３４・３４・・・は表示されているが、保険点数を即座に算出することのできる番号、例えば、保険点数算出用コンピュ−タソフトのオペレ−ションコ−ド番号が記載されていないために、保険点数の一覧表を検査内容ごとの項目に従って探しながら保険点数を集計していたために患者の診察料を集計するのに長時間を要し、診察料の支払のために患者を待たせている。また、列挙されている検査項目３５・３５・３５・・・が非常に少なく患者の適切な治療に適合しない欠点があった。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、上述のように各病院ごとに独自に作成準備された検査申込書を使用しているために、病院間に通用せず初心者には検査内容を記録した検査申込書より保険点数を算出する事務手続きが煩雑となり、保険点数算出に多大な労力が要求されると共に、検査申込書には、例えば、保険点数集計用コンピュ−タソフトのオペレ−ションコ−ド番号が記載されていないために、ベテランの事務担当者でさえ保険点数一覧表を検査申込書の検査記録内容ごとの項目を探しながら保険点数を集計していたために診察料を算出するのに長時間を要し、診察料の支払のために患者を待たせる欠点を解決すると共に、患者に対する適切に治療を施すために考案された。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上部左部に院名記載欄を、中央部上段に検査提出日記載欄を、中央部下段に男女区別を記載する欄を備えた患者名記載欄を、右部上段にカルテ番号記載欄を、下段に外来・入院記載欄を設け、前記院名記載欄の下方に検査項目及び保険点数を付した病名毎検査欄を下方に連続させて設け、前記患者名記載欄及び外来・入院記載欄の下方に番号・検査項目及び保険点数を列挙した生化学的検査欄を、番号・検査項目及び保険点数を列挙した血液学的検査欄、番号・検査項目及び保険点数を列挙した尿・糞便検査欄、番号・検査項目及び保険点数を列挙した免疫学的検査欄、検査項目及び保険点数を列挙したその他の検査欄を設けると共に、下端に検査区別欄を設けたことを特徴とする検査申込書の構成とした。

【０００６】

【実施例】

次に、本考案について図面を参照して説明する。図１は本考案の第１の実施例の平面図であり、図２は本考案の第２実施例の平面図であり、符号１は、検査申込書であり、上部の左部に院名記載欄３を、中央上段に検査提出日記載欄４を設け、中央部下段に、即ち、前記検査提出日記載欄４の下に患者が男であるか女であるかの区別をするための男女区別記載欄を備えた患者名記載欄５を、前記検査提出日記載欄４及び患者名記載欄５の右側の上段にカルテ番号記載欄４ａを、下段には外来患者か既に入院している患者かを区別するための外来・入院区別記載欄７を設け、前記患者名記載欄５及び外来・入院区別記載欄７の下方に枠線により縦長の長方形状の長方形状欄８・９・１０を複数形成し、当該長方形状欄８・９・１０・・の欄８内に番号８ｂを頭部に保険点数８ｄを後部に付した検査項目８ｅ・８ｅ・８ｅ・８ｅ・・・・を多数列挙した生化学的検査欄８ａ、欄９内には番号９ｂを頭部に保険点数９ｄを後部に付した検査項目９ｈ・９ｈ・９ｈ・９ｈ・・・を多数列挙した血液学的検査欄９ｆ、、番号９ｂを頭部に保険点数９ｄを後部に付した検査項目９ｈ・９ｈ・９ｈ・・・を多数列挙した尿・糞便検査項目欄９ｇを、欄１０内には番号１０ｂを頭部に保険点数１０ｄを後部に付した検査項目１０ｅ・１０ｅ・１０ｅ・１０ｅ・・・を多数列挙した免疫学的検査欄１０ａ、上記各欄８ａ・９ａ・９ｆ・９ｇ・１０ｄ・１０ｆ欄中に列挙することは適切でないが、検査項目として列挙する必要のある後部に保険点数１０ｄを付した検査項目１０ｅを列挙したその他検査欄１０ｆを及び前記長方形状欄９・１０の下端に検査区別欄３０を設ける。前記院名記載欄３の下には、連続して下方に各病名毎の検査項目１１ｂ・・２０ｂ・・・２９ｂ及び保険点数１１ｃ・・・・２０ｃ・・２９ｃを列挙した病名毎検査欄１１・１２・１３・１４・１５・１６・１７・１８・１９・２０・２１・２２・２３・２４・２５・２６・２７・２８・２９を設ける。そして、前記各欄８ｂ・９ｂ・９ｆ・９ｇ・１０ｂの上部には判断料項目８ｃ・９ｃ・９ｃ・９ｃ・１０ｃ及び前記判断項目の判断料用の保険点数８ｄ・９ｄ・９ｄ・９ｄ・１０ｄを設ける。前記判断料は、自動算定されるようにコンュ−タソフトに組み込まれている。

【０００７】図２は、本考案の第２の実施例のを示した図であり、本実施例では、第１実施例において各欄８ａ・９ａ・９ａ・９ａ・１０ａに列挙された検査項目８ｅ・８ｅ・８ｅ・・・９ｈ・９ｈ・９ｈ・・・１０ｅ・１０ｅ・１０ｅ・・・の頭部に付された番号をコンピュ−タ用ソフトのオぺレ−ションコ−ド番号とすると共に、各病名毎検査欄１１・１２・１３・１４・１５・１６・１７・１８・１９・２０・２１・２２・２３・２４・２５・２６・２７・２８・２９内に列挙された検査項目１１ｃ・・・・１８ｃ・・・・・２５ｃ・・上に番号を付し、当該番号をコンピュ−タ用ソフトのオペレ−ションコ−ド番号８ａを付した構成とした。このようにコンピュ−タソフト用のオペレ−ションコ−ド番号を検査項目欄に付しすることにより前記コ−ド番号８ｂ・・・９ｂ・・・１０ｂ・・・１１ａ・１２ａ・１３ａ・１４ａ・１５ａ・１６ａ・１７ａ・１８ａ・１９ａ・２０ａ・２１ａ・２２ａ・２３ａ・２４ａ・２５ａ・２６ａ・２７ａ・２８ａ・２９ａをキ −ボ−ドの操作によりコンピュ−タにインプットすることににより、保険点数を算出する際に各検査項目８ｅ・・・９ｈ・・・１０ｅ・・・の保険点数一覧表を探し出す作業が不必要となり、保険点数を極めて容易に集計することができ、しかも患者の医療費を算出することができ、患者が支払うべき医療費が容易に計算することができるようになる。本考案である第１及び第２実施例である検査申込書は、同一の検査申込書を２枚重ね合わせて一端で綴じて複写式の構成にし、１枚は病院用の控えとして保存できるようにしてもよい。

【０００８】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案では、入院患者及び外来患者で検査を受けた患者の管理及び検査を受けた患者の内容把握が明確となると共に、検査の内容により異なる保険点数の検索が意図も簡単となり患者が支払うべき医療費の集計が極端に短縮でき、患者を待合室に長時間待たせることがないとの効果がある。また、保険組合に医療費を請求する際の請求額の算出も容易であるとの効果がある。更に、転職者や初心者でも保険点数から医療費を極めて容易に且短時間で集計することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案による検査申込書の第一の実施例の正面
図。

【図２】本考案による検査申込書の第二実施例の正面
図。

【図３】公知の検査申込書

【符号の説明】

１検査申込書２見出
し記載欄３医院名記載欄４検査
提出日記載欄５患者名記載欄６カル
テ番号記載欄７外来・入院区別記載欄８長方
形状欄８ａ生化学的検査欄８ｂ番号８ｃ判断料項目８ｄ保険
点数８ｅ検査項目９長方
形状欄９ａ番号９ｂ番号９ｃ判断料項目９ｄ保険
点数９ｅ保険点数９ｆ血液
学的検査欄９ｇ尿・糞便検査欄９ｈ検査
項目１０長方形状欄１０ａ免疫
学的検査欄１０ｂ番号１０ｃ判断
料項目１０ｄ保険点数１０ｅ検査
項目１０ｆその他検査欄１１病名
毎検査欄１１ａ番号１１ｂ検査
項目１１ｃ保険点数１２病名
毎検査欄１２ａ番号１３病名
毎検査欄１３ａ番号１４病名
毎検査欄１４ａ番号１５病名
毎検査欄１５ａ番号１６病名
毎検査欄１６ａ番号１７病名
毎検査欄１７ａ番号１８病名
毎検査欄１８ａ番号１９病名
毎検査欄１９ａ番号２０病名
毎検査欄２０ａ番号２０ｂ梅毒
項目２０ｃ保険点数２１病名
毎検査欄２１ａ番号２２病名
毎検査欄２２ａ番号２３病名
毎検査欄２３ａ番号２４病名
毎検査欄２４ａ番号２５病名
毎検査欄２５ａ番号２６病名
毎検査欄２６ａ番号２７病名
毎検査欄２７ａ番号２８病名
毎検査欄２８ａ番号２８ｂ術後
セット項目２８ｃ保険点数２９病名
毎検査欄２９ａ番号３０検査
区別欄３１注意書欄３２セッ
ト検査欄３３各科階数表示欄３４番号３５検査項目３６その
他記載欄３７検査区別欄３８但し
書欄

【手続補正書】

【提出日】平成４年７月２８日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】上部左寄りに院名記載欄を、中央部上段
に検査提出日記載欄を、中央部下段に男女区別を記載す
る欄を備えた患者名記載欄を、右部上段にカルテ番号記
載欄を、下段に外来・入院記載欄を設け、前記院名記載
欄の下方に検査項目及び保険点数を付した病名毎検査欄
を下方に連続させて設け、前記患者名記載欄及び外来・
入院記載欄の下方に番号・検査項目及び保険点数を列挙
した生化学的検査欄を、番号・検査項目及び保険点数を
列挙した血液学的検査欄、番号・検査項目及び保険点数
を列挙した尿・糞便検査欄、番号・検査項目及び保険点
数を列挙した免疫学的検査欄、検査項目及び保険点数を
列挙したその他の検査欄を設けると共に、下端に検査区
別欄を設けたことを特徴とする検査申込書。
【請求項２】病名毎検査欄、生化学的検査欄、血液学
的検査欄、尿・糞便検査欄、免疫学的検査欄及びその他
の検査欄内に列挙されている番号をオペレ−ションコ−
ド番号としたことを特徴とする請求項１記載の検査申込
書。