JPH05243296A - Icリードのモールド材除去方法 - Google Patents

Icリードのモールド材除去方法

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JPH05243296A
JPH05243296A JP4146192A JP4146192A JPH05243296A JP H05243296 A JPH05243296 A JP H05243296A JP 4146192 A JP4146192 A JP 4146192A JP 4146192 A JP4146192 A JP 4146192A JP H05243296 A JPH05243296 A JP H05243296A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lead
molding material
laser
optical unit
scanning optical
Prior art date
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Pending
Application number
JP4146192A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuru Shibuya
満 渋谷
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NIPPON DENKI LASER KIKI ENG KK
Original Assignee
NIPPON DENKI LASER KIKI ENG KK
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Publication date
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  • Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)
  • Lead Frames For Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ICリードを変形させたり、あるいは切断し
たりすることなく、ICリードに付着したモールド材を
除去する。 【構成】 レーザ発振器16からのレーザ光21をスキ
ャンニング光学ユニット15によって微細に絞り、高速
にスキャンすることにより、ICリード24に付着した
モールド材25を瞬時に気化させて次々と加工点を高速
に移動する。これにより、ICリード24が変形した
り、あるいは、切断されたりすることがなく、このIC
リード24に付着したモールド材25を効率よく除去す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はICリードのモールド材
除去方法に係わり、特にレーザによりICリードのモー
ルド材除去方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から既に知られているICリードの
モールド材除去方法は、図7に示すように、ノズル1か
ら噴射される高圧水2をリードフレーム3上のIC4の
リード部分(以下、ICリードという)に流し、その水
圧だけでICリードに付着したモールド材を除去するよ
うにしていた。なお、ノズル1は水路5を介してコンプ
レッサ6、水槽7に接続されている。また、制御部8か
らコンプレッサ6、XYテーブル9にそれぞれ水圧制御
信号10、XYテーブル制御信号11が送られるように
なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のICリードのモールド材除去方法では、IC4
の製造中にICリードに付着したモールド材をこのIC
リードから除去するため、高圧水2をICリードに流さ
なければならない。その結果、この高圧水2でICリー
ドが変形したり、あるいは切断されてしまうという問題
があった。
【0004】本発明の目的は上述した問題に鑑みなされ
たもので、ICリードを変形させたり、あるいは切断し
たりすることなく、ICリードに付着したモールド材を
除去することができるICリードのモールド材除去方法
を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、パーソナルコンピュータ等からスキャンニングパタ
ーンデータが送られてくるコントローラと、このコント
ローラによって制御されるレーザ発振器およびスキャン
ニング光学ユニットを備えて成り、レーザ発振器から出
射されるレーザ光をスキャンニング光学ユニットで微細
に絞り、ICリードに付着したモールド材のみに集光さ
せて、このモールド材を除去するようにしたものであ
る。
【0006】請求項2記載の発明では、スキャンニング
光学ユニットが、レーザ発振器から出射されるレーザ光
を平行ビームに広げるビームエキスパンダと、コントロ
ーラから送られてくる制御信号によって駆動されるX軸
ガルバノメータのX軸スキャンミラーおよびY軸ガルバ
ノメータのY軸スキャンミラーと、このY軸スキャンミ
ラーから反射されてくるレーザ光を微細スポットに集光
するfθレンズとから成る構成としたものである。
【0007】
【作用】このように本発明よれば、スキャンニング光学
ユニットによってレーザ光を微細に絞り、局部的に大き
な光エネルギーをモールド材のみに与える。そして、モ
ールド材を瞬時に気化して次々とレーザ光を高速にスキ
ャンし、加工点を移動するようにしている。したがっ
て、ICリードに高い圧力が加わるようなことはなくな
り、ICリードが変形したり、あるいは切断されたりす
るようなことはない。
【0008】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明に係わるICリードのモールド材除去
方法を説明するための説明図である。パーソナルコンピ
ュータ10からスキャンニングパターンデータ11をコ
ントローラ12に送り、このコントローラ12からガル
バノメータ制御信号13、レーザ制御信号14をそれぞ
れガルバノメータ型スキャンニング光学ユニット15、
レーザ発振器16へ送る。
【0009】ガルバノメータ制御信号13によりX軸ガ
ルバノメータ17のX軸スキャンミラー18およびY軸
ガルバノメータ19のY軸スキャンミラー20を駆動す
る。一方、レーザ制御信号14によりレーザ発振器16
から出射されたレーザ光21はビームエキスパンダ22
で平行ビームに広げられ、X軸スキャンミラー18およ
びY軸スキャンミラー20でスキャンニングされ、fθ
レンズ23でICリード24(図2〜図4参照)の部分
に集光される。なお、fθレンズ23とは走査上のスポ
ットがミラーの一定回転に対して一定速度で走査するよ
うに設計したレンズをいい、特定の歪曲収差をもち、ビ
ームの偏向点がレンズの瞳に相当し、しかもそれがレン
ズの外部にあるという特別なレンズである。以上のよう
にレーザ光21がICリード24に集光されることによ
り、図2〜図4に示すようにICリード24に付着した
モールド材25が除去されて、図5、図6に示すように
なる。なお、IC26はリードフレーム27上に載置さ
れている。
【0010】すなわち、IC製造工程中にIC26をモ
ールドするとき、ICリード24の部分にまでモールド
材25が流れ込むので、このモールド材25だけを除去
しなければならない。しかしながら、IC26の記憶容
量が大きくなったため、ICリード24間のピッチが狭
く、ICリード24が細くなり微細な加工が要求され、
しかも高速に処理する必要があった。
【0011】上述したICリードのモールド材除去方法
によれば、fθレンズ23とビームエキスパンダ22の
組み合わせでレーザ光21を微細スポットに集光でき
る。したがって、あらゆる形状のスキャンニングパター
ンをパーソナルコンピュータ10でプログラムしてスキ
ャンニング光学ユニット15により高速スキャンニング
が可能となる。このため、ファインピッチのICリード
であってもこのICリード24に曲げとか切断等の損傷
を与えずにモールド材25のみを短時間で除去すること
ができる。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係わるIC
リードのモールド材除去方法によれば、レーザ発振器か
ら出射されるレーザ光をスキャンニング光学ユニットに
よって微細に絞り、局部的に大きな光エネルギーをモー
ルド材のみに与え、このモールド材を瞬時に気化して次
々とレーザ光を高速にスキャンし、加工点を移動するよ
う構成しているため、ICリードが変形したり、あるい
は切断されたりすることが全く無くなり、ICリードに
付着したモールド材を効率よく除去することができると
いう優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるICリードのモールド材除去方
法を説明するための説明図である。
【図2】モールド材が付着したICの平面図である。
【図3】図2の一部拡大平面図である。
【図4】モールド材が付着したICリード部の断面図で
ある。
【図5】レーザ加工後のICリード部の拡大平面図であ
る。
【図6】レーザ加工後のICリード部の断面図である。
【図7】従来のICリードのモールド材除去方法を説明
するための説明図である。
【符号の説明】
10 パーソナルコンピュータ 11 スキャンニングパターンデータ 12 コントローラ 15 スキャンニング光学ユニット 16 レーザ発振器 17 X軸ガルバノメータ 18 X軸スキャンミラー 19 Y軸ガルバノメータ 20 Y軸スキャンミラー 21 レーザ光 22 ビームエキスパンダ 23 fθレンズ 24 ICリード 25 モールド材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スキャンニングパターンデータが送られ
    てくるコントローラと、このコントローラによって制御
    されるレーザ発振器およびスキャンニング光学ユニット
    を備え成り、レーザ発振器から出射されるレーザ光をス
    キャンニング光学ユニットで微細に絞り、ICリードに
    付着したモールド材のみに集光させて、このモールド材
    を除去するようにしたことを特徴とするICリードのモ
    ールド材除去方法。
  2. 【請求項2】 スキャンニング光学ユニットは、レーザ
    発振器から出射されるレーザ光を平行ビームに広げるビ
    ームエキスパンダと、コントローラから送られてくる制
    御信号によって駆動されるX軸ガルバノメータのX軸ス
    キャンミラーおよびY軸ガルバノメータのY軸スキャン
    ミラーと、このY軸スキャンミラーから反射されてくる
    レーザ光を微細スポットに集光するfθレンズとから構
    成されたことを特徴とする請求項1記載のICリードの
    モールド材除去方法。
JP4146192A 1992-02-27 1992-02-27 Icリードのモールド材除去方法 Pending JPH05243296A (ja)

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