JPH052431A - 内燃機関用遠心力調速機 - Google Patents
内燃機関用遠心力調速機Info
- Publication number
- JPH052431A JPH052431A JP15343891A JP15343891A JPH052431A JP H052431 A JPH052431 A JP H052431A JP 15343891 A JP15343891 A JP 15343891A JP 15343891 A JP15343891 A JP 15343891A JP H052431 A JPH052431 A JP H052431A
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- Japan
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- spring
- bolt
- weight
- centrifugal force
- internal combustion
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- Pending
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- High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】カム軸センタの両側に位置して対向するばねの
力が容易に同じ値に調節され、従ってカム軸センタに直
角方向のフライウエイトの変位に差がなく、スリーブの
変位が安定して、回転むらがなく安定した内燃機関特性
を得る。 【構成】カム軸の回転によりウエイトハブ１に設けたフ
ライウエイト３が回転して遠心力が発生する。この遠心
力を調整するメインばね７、アイドルばね８、９がウエ
イトハブ１に垂設したボルト２の外端部に設けた雄ねじ
２１に螺合する調整ねじ６を介してボルト２に取り付け
た外部ばねシート５により支持されている内燃機関用遠
心力調速機において、カム軸センタＣからボルト２の端
面２２までの距離、フライウエイト３及びばね７、８、
９を所定公差内に収め、前記外部ばねシート５をカム軸
センタからの位置が規制されているボルト２の端面から
所定位置に設定可能とした。
力が容易に同じ値に調節され、従ってカム軸センタに直
角方向のフライウエイトの変位に差がなく、スリーブの
変位が安定して、回転むらがなく安定した内燃機関特性
を得る。 【構成】カム軸の回転によりウエイトハブ１に設けたフ
ライウエイト３が回転して遠心力が発生する。この遠心
力を調整するメインばね７、アイドルばね８、９がウエ
イトハブ１に垂設したボルト２の外端部に設けた雄ねじ
２１に螺合する調整ねじ６を介してボルト２に取り付け
た外部ばねシート５により支持されている内燃機関用遠
心力調速機において、カム軸センタＣからボルト２の端
面２２までの距離、フライウエイト３及びばね７、８、
９を所定公差内に収め、前記外部ばねシート５をカム軸
センタからの位置が規制されているボルト２の端面から
所定位置に設定可能とした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は内燃機関の燃料噴射ポ
ンプに使用される遠心力調速機のフライウエイトの回転
に伴うスリーブの変位を安定させる機構に関するもので
ある。
ンプに使用される遠心力調速機のフライウエイトの回転
に伴うスリーブの変位を安定させる機構に関するもので
ある。
【０００２】
【従来技術】自動車などの車両の内燃機関（以後エンジ
ンとも言う）用の遠心力調速機のフライウエイト、ばね
には使用目的により数種の仕様のものが用意されてい
る。フライウエイトとばねとはカム軸センタの両側に位
置して対向して配置され、カム軸センタの回りに回転す
るのでばね特性、即ちばね定数、ばねの自由長に差があ
るとフライウエイトに発生する遠心力、従ってカム軸セ
ンタに直角方向のフライウエイトの変位がアンバランス
となり、フライウエイトにベルクランクを介して連結さ
れているスリーブの軸方向の変位が不安定になる。
ンとも言う）用の遠心力調速機のフライウエイト、ばね
には使用目的により数種の仕様のものが用意されてい
る。フライウエイトとばねとはカム軸センタの両側に位
置して対向して配置され、カム軸センタの回りに回転す
るのでばね特性、即ちばね定数、ばねの自由長に差があ
るとフライウエイトに発生する遠心力、従ってカム軸セ
ンタに直角方向のフライウエイトの変位がアンバランス
となり、フライウエイトにベルクランクを介して連結さ
れているスリーブの軸方向の変位が不安定になる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来の遠
心力調速機、例えば図７に示す実開昭５６ー１１３３３
号のものはエンジンの急加速又は急減速時における回転
数の変化によりばね７、８、９の力を調整するねじ６の
緩み止めとしてばね受け座５及び調整ねじ６に相互に嵌
合可能の円錐面５ａ、６ａを形成しているが、この機構
ではばね力の調整が段階的となるので、カム軸センタ両
側の対向するばねの力、従ってフライウエイト３に発生
する遠心力及びフライウエイトの変位に差が生じ、スリ
ーブの変位が不安定であった。
心力調速機、例えば図７に示す実開昭５６ー１１３３３
号のものはエンジンの急加速又は急減速時における回転
数の変化によりばね７、８、９の力を調整するねじ６の
緩み止めとしてばね受け座５及び調整ねじ６に相互に嵌
合可能の円錐面５ａ、６ａを形成しているが、この機構
ではばね力の調整が段階的となるので、カム軸センタ両
側の対向するばねの力、従ってフライウエイト３に発生
する遠心力及びフライウエイトの変位に差が生じ、スリ
ーブの変位が不安定であった。
【０００４】この発明はカム軸センタ両側の対向するば
ねの力が容易に同じ値に調節され、従ってフライウエイ
トに発生する遠心力及び変位に差がなく、スリーブの変
位が安定する内燃機関用遠心力調速機の提供を課題とす
る。
ねの力が容易に同じ値に調節され、従ってフライウエイ
トに発生する遠心力及び変位に差がなく、スリーブの変
位が安定する内燃機関用遠心力調速機の提供を課題とす
る。
【０００５】
【課題を解決するための技術的手段】上記の課題を解決
するためこの発明は、カム軸センタ回りの回転によりフ
ライウエイトに遠心力が発生し、この遠心力を調整する
ばねがウエイトハブに垂設したボルトの外端部に設けた
雄ねじに螺合するシート部材により支持されている内燃
機関用遠心力調速機において、前記カム軸センタからボ
ルト端面までの距離、フライウエイト及びばねを所定公
差内に収め、前記シート部材はボルトの先端から所定位
置に設定可能とした構成を有している。。
するためこの発明は、カム軸センタ回りの回転によりフ
ライウエイトに遠心力が発生し、この遠心力を調整する
ばねがウエイトハブに垂設したボルトの外端部に設けた
雄ねじに螺合するシート部材により支持されている内燃
機関用遠心力調速機において、前記カム軸センタからボ
ルト端面までの距離、フライウエイト及びばねを所定公
差内に収め、前記シート部材はボルトの先端から所定位
置に設定可能とした構成を有している。。
【０００６】
【作用】フライウエイト及びばねは所定公差内で製作さ
れているので、カム軸センタ両側の対向するフライウエ
イトの寸法、重量及びばねの力、自然長はほとんど同じ
である。更にシート部材はカム軸センタからの位置が規
制されているボルトの端面から所定位置に設定されるの
で調速機が回転してもアンバランスが発生せず、スリー
ブの変位、従ってスリーブに連結されている燃料噴射ポ
ンプの燃料調節捍の動きがスムースになる。
れているので、カム軸センタ両側の対向するフライウエ
イトの寸法、重量及びばねの力、自然長はほとんど同じ
である。更にシート部材はカム軸センタからの位置が規
制されているボルトの端面から所定位置に設定されるの
で調速機が回転してもアンバランスが発生せず、スリー
ブの変位、従ってスリーブに連結されている燃料噴射ポ
ンプの燃料調節捍の動きがスムースになる。
【０００７】
【実施例】以下実施例を示す図１〜６によりこの発明を
説明する。１はウエイトハブで図示しない燃料噴射ポン
プのカム軸６０に結合され、カム軸６０と同期回転す
る。フライウエイト３は鋼製でウエイトハブ１の回転に
伴い遠心力によりカム軸センタ（軸心）Ｃに直角の方向
に変位し、その閉止時の位置はウエイトハブ１により規
制される。ウエイトハブ１の中央部にはボルト２がその
内端部においてゆるみ止め材併用でねじにより垂設され
ており、ボルト２の外端部には雄ねじ２１が設けられて
おり、又中間部には段差面２３、２４が形成されてい
る。段差面２３には内部ばねシート４が取り付けられて
いる。雄ねじ２１には調整ねじ６が螺合している。調整
ねじ６の外端部には板ばね６５が取り付けられ、ボルト
２の雄ねじ２１に強い摩擦力で接触している。調整ねじ
６の外周面６１及び底面６２には外部ばねシート５がそ
の内周面５４及び段差面５５を介して嵌合されている。
内部ばねシート４と外部ばねシート５の段差面５３との
間にはメインばね７が配置されている。メインばね７は
カム軸６０の高速回転によるフライウエイト３のカム軸
センタＣに直角方向の変位を規制する。又外部ばねシー
ト５の段差面５１、５２とフライウエイト３との間には
カム軸の低速域の回転数を規制するアイドルばね８、９
が配置されている。ボルト２の段差面２４と調整ねじ６
の底面６３との間には調整ねじ６の軸方向のガタを防止
する緩み防止用ばね１０が配置されている。
説明する。１はウエイトハブで図示しない燃料噴射ポン
プのカム軸６０に結合され、カム軸６０と同期回転す
る。フライウエイト３は鋼製でウエイトハブ１の回転に
伴い遠心力によりカム軸センタ（軸心）Ｃに直角の方向
に変位し、その閉止時の位置はウエイトハブ１により規
制される。ウエイトハブ１の中央部にはボルト２がその
内端部においてゆるみ止め材併用でねじにより垂設され
ており、ボルト２の外端部には雄ねじ２１が設けられて
おり、又中間部には段差面２３、２４が形成されてい
る。段差面２３には内部ばねシート４が取り付けられて
いる。雄ねじ２１には調整ねじ６が螺合している。調整
ねじ６の外端部には板ばね６５が取り付けられ、ボルト
２の雄ねじ２１に強い摩擦力で接触している。調整ねじ
６の外周面６１及び底面６２には外部ばねシート５がそ
の内周面５４及び段差面５５を介して嵌合されている。
内部ばねシート４と外部ばねシート５の段差面５３との
間にはメインばね７が配置されている。メインばね７は
カム軸６０の高速回転によるフライウエイト３のカム軸
センタＣに直角方向の変位を規制する。又外部ばねシー
ト５の段差面５１、５２とフライウエイト３との間には
カム軸の低速域の回転数を規制するアイドルばね８、９
が配置されている。ボルト２の段差面２４と調整ねじ６
の底面６３との間には調整ねじ６の軸方向のガタを防止
する緩み防止用ばね１０が配置されている。
【０００８】図２において２０はフライウエイト３の変
位を図示しない燃料噴射ポンプの燃料を制御するための
燃料調節捍３０にリンクを介して伝達するスリーブであ
る。４０はスリーブ２０の変位をリンクに伝達するレバ
ー用メインばねである。フライウエイト３はウエイトハ
ブ１に支点をもつベルクランク５０を介してウエイトハ
ブ１がカム軸６０に連結されている。
位を図示しない燃料噴射ポンプの燃料を制御するための
燃料調節捍３０にリンクを介して伝達するスリーブであ
る。４０はスリーブ２０の変位をリンクに伝達するレバ
ー用メインばねである。フライウエイト３はウエイトハ
ブ１に支点をもつベルクランク５０を介してウエイトハ
ブ１がカム軸６０に連結されている。
【０００９】図１においてＡ、Ｂはそれぞれ軸心Ｃから
ボルト２の端面２２及び段差面２３までの距離である。
Ｔ2 は管理寸法であり、ｄ1 、ｄ2 はアイドルストロー
ク（ｄ2 ≧ｄ1 ）、ａ、ｂ、ｃは、ばね７、８、９の取
り付け寸法を示す。上記の構成において、燃料噴射ポン
プのカム軸６０が回転するとカム軸６０に結合されたウ
エイトハブ１が同期回転する。これによりフライウエイ
ト３が遠心力によりアイドルばね９、８、更にはメイン
ばね７を圧縮して外方に変位し、フライウエイト３に連
結されたベルクランク５０がスリーブ２０をカム軸の方
向に動かす。この推力が（遠心力）調速機のリンクを介
して燃料調節捍３０に作用して噴射ポンプによる燃料供
給を増減させる。エンジン回転数の増減によりスリーブ
２０の軸方向の移動の向きが変わる。
ボルト２の端面２２及び段差面２３までの距離である。
Ｔ2 は管理寸法であり、ｄ1 、ｄ2 はアイドルストロー
ク（ｄ2 ≧ｄ1 ）、ａ、ｂ、ｃは、ばね７、８、９の取
り付け寸法を示す。上記の構成において、燃料噴射ポン
プのカム軸６０が回転するとカム軸６０に結合されたウ
エイトハブ１が同期回転する。これによりフライウエイ
ト３が遠心力によりアイドルばね９、８、更にはメイン
ばね７を圧縮して外方に変位し、フライウエイト３に連
結されたベルクランク５０がスリーブ２０をカム軸の方
向に動かす。この推力が（遠心力）調速機のリンクを介
して燃料調節捍３０に作用して噴射ポンプによる燃料供
給を増減させる。エンジン回転数の増減によりスリーブ
２０の軸方向の移動の向きが変わる。
【００１０】この発明はカム軸センタＣからボルト２の
端面２２までの寸法Ａを軸心Ｃの両側において小さい公
差（実例ではＡ±0.05）で製作し、又、寸法ＢもＢ±0.
1 の小さい公差で製作する。一方、ウエイトハブ１に使
用する一対の部品、即ち内部シート４、フライウエイト
３、外部ばねシート５、調整ねじ６、ばね７、８、９、
ボルト２の軸方向の寸法を小さい公差（例えば部品によ
り±0.1 、±0.05内）に押さえておいて、図１の管理寸
法Ｔ2 を調整ねじ６により所定値にセットすればカム軸
センタＣ両側の各ばね７、８、９の使用条件が自動的に
実用範囲に決定され、カム軸センタＣ両側のフライウエ
イト３に作用する遠心力及びこれに対抗する各ばね７、
８、９のばね力がそれぞれ同じになる（実用上問題にな
らない値に）のでカム軸６０の回転によるカム軸センタ
Ｃ両側の不均一なばね力による回転変動が少なくなり、
これに伴い図５に示すようにエンジンの定常回転時の回
転変動幅△Ｎｅが高速、低速域において小さくなる。特
に図６に示すように無負荷高速から低速にシフトした時
はこの効果は顕著である。なお、図５、６において実線
は本実施例の試験結果を示し、点線は従来の遠心力調速
機の試験結果を示す。
端面２２までの寸法Ａを軸心Ｃの両側において小さい公
差（実例ではＡ±0.05）で製作し、又、寸法ＢもＢ±0.
1 の小さい公差で製作する。一方、ウエイトハブ１に使
用する一対の部品、即ち内部シート４、フライウエイト
３、外部ばねシート５、調整ねじ６、ばね７、８、９、
ボルト２の軸方向の寸法を小さい公差（例えば部品によ
り±0.1 、±0.05内）に押さえておいて、図１の管理寸
法Ｔ2 を調整ねじ６により所定値にセットすればカム軸
センタＣ両側の各ばね７、８、９の使用条件が自動的に
実用範囲に決定され、カム軸センタＣ両側のフライウエ
イト３に作用する遠心力及びこれに対抗する各ばね７、
８、９のばね力がそれぞれ同じになる（実用上問題にな
らない値に）のでカム軸６０の回転によるカム軸センタ
Ｃ両側の不均一なばね力による回転変動が少なくなり、
これに伴い図５に示すようにエンジンの定常回転時の回
転変動幅△Ｎｅが高速、低速域において小さくなる。特
に図６に示すように無負荷高速から低速にシフトした時
はこの効果は顕著である。なお、図５、６において実線
は本実施例の試験結果を示し、点線は従来の遠心力調速
機の試験結果を示す。
【００１１】調整ねじ６は内側に雌ねじ６６を、外端に
はボルト２の雄ねじ２１の山と接触する鋼製板ばね６５
を図３、４のように設けているので、雰囲気温度が低温
（−30℃）又は高温（＋130 ℃）になっても板ばね６は
鋼製であるので雄ねじ２１の山との摩擦力はほとんど変
わらない。従って雄ねじ２１と調整ねじ６とのねじ結合
によるねじの緩みはまったくない。
はボルト２の雄ねじ２１の山と接触する鋼製板ばね６５
を図３、４のように設けているので、雰囲気温度が低温
（−30℃）又は高温（＋130 ℃）になっても板ばね６は
鋼製であるので雄ねじ２１の山との摩擦力はほとんど変
わらない。従って雄ねじ２１と調整ねじ６とのねじ結合
によるねじの緩みはまったくない。
【００１２】緩み止めばね１０は管理寸法Ｔ2 を調整す
るときに調整ねじ６の回動時の抵抗感を与えるためと安
全性の増加のために設けられ、調整ねじ６の振動による
ねじ山間の摩擦抵抗を低下させない。調整ねじ６と外部
シート５とを分離したのはばね仕様が外部シート５を変
更した場合、対応が容易なためと管理寸法Ｔ2 を調整す
るときにばね７、８、９にねじれを生じさせないためと
である。ばねのねじれはばね特性を変化させる。
るときに調整ねじ６の回動時の抵抗感を与えるためと安
全性の増加のために設けられ、調整ねじ６の振動による
ねじ山間の摩擦抵抗を低下させない。調整ねじ６と外部
シート５とを分離したのはばね仕様が外部シート５を変
更した場合、対応が容易なためと管理寸法Ｔ2 を調整す
るときにばね７、８、９にねじれを生じさせないためと
である。ばねのねじれはばね特性を変化させる。
【００１３】上記の実施例ではフライウエイト３は１個
であるが、図１の点線で示すように更にフライウエイト
３１を追加使用しても良い。フライウエイト３１は外部
シート５の仕様を変更しないでフライウエイト３側でア
イドルストロークｄ1 、ｄ2、ばね取り付け寸法ａ、
ｂ、ｃを変更するときに使用する。
であるが、図１の点線で示すように更にフライウエイト
３１を追加使用しても良い。フライウエイト３１は外部
シート５の仕様を変更しないでフライウエイト３側でア
イドルストロークｄ1 、ｄ2、ばね取り付け寸法ａ、
ｂ、ｃを変更するときに使用する。
【００１４】又図１では上記のように調整ねじ６と外部
シート５とを分離しているが、一体成形しても良い。然
し、この場合は各ばねの端面にはスリップ用のシムを使
用して各ばねにねじれが発生しないようにしなければな
らない。
シート５とを分離しているが、一体成形しても良い。然
し、この場合は各ばねの端面にはスリップ用のシムを使
用して各ばねにねじれが発生しないようにしなければな
らない。
【００１５】
【効果】この発明は上記の構成を有するので、カム軸セ
ンタ両側に対向するばねの力が容易に同じ値に調節さ
れ、従ってフライウエイトの変位に差がなく、よってス
リーブの変位が安定するのでエンジン回転に対し燃料噴
射ポンプからの燃料の供給が安定する。その為、エンジ
ンの回転変動にむらがなく安定したエンジン特性を発揮
することができる。
ンタ両側に対向するばねの力が容易に同じ値に調節さ
れ、従ってフライウエイトの変位に差がなく、よってス
リーブの変位が安定するのでエンジン回転に対し燃料噴
射ポンプからの燃料の供給が安定する。その為、エンジ
ンの回転変動にむらがなく安定したエンジン特性を発揮
することができる。
【図１】一実施例の正面断面図である。
【図２】遠心力調速機の概略図である。
【図３】調整ねじの斜視図である。
【図４】図３のＡーＡ線断面図である。
【図５】エンジン回転数が定常である時の時間に対する
回転数の変動幅である。
回転数の変動幅である。
【図６】エンジンが無負荷高速回転から低速回転に移行
した時の時間に対する回転数の変動幅である。
した時の時間に対する回転数の変動幅である。
【図７】従来の遠心力調速機のフライウエイト回りの正
面断面図である。
面断面図である。
１ ウエイトハブ
２ ボルト
３ フライウエイト
５ 外部ばねシート（シート部材）
６ 調整ねじ
７ メインばね（ばね）
８ アイドルばね（ばね）
９ アイドルばね（ばね）
１０ 緩み防止用ばね
２１ 雄ばね
６０ カム軸
６５ 板ばね
Ｃ カム軸センタ
Claims (3)
- 【請求項１】 カム軸センタ回りの回転によりフライウ
エイトに遠心力が発生し、この遠心力を調整するばねが
ウエイトハブに垂設したボルトの外端部に設けた雄ねじ
に螺合するシート部材により支持されている内燃機関用
遠心力調速機であって、前記カム軸センタからボルトの
端面までの距離、フライウエイト及びばねを所定公差内
に収め、前記シート部材はボルトの端面から所定位置に
設定可能としたことを特徴とする内燃機関用遠心力調速
機。 - 【請求項２】 前記シート部材は前記ボルトに螺合する
調整ねじと、この調整ねじに外嵌された外部ばねシート
とからなる請求項１記載の内燃機関用遠心力調速機。 - 【請求項３】前記シート部材は調整ねじと外部ばねシー
トとにより一体的に形成されている請求項１記載の内燃
機関用遠心力調速機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15343891A JPH052431A (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | 内燃機関用遠心力調速機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15343891A JPH052431A (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | 内燃機関用遠心力調速機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH052431A true JPH052431A (ja) | 1993-01-08 |
Family
ID=15562532
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15343891A Pending JPH052431A (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | 内燃機関用遠心力調速機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH052431A (ja) |
-
1991
- 1991-06-25 JP JP15343891A patent/JPH052431A/ja active Pending
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