JPH0524314A - 濃度分布補正方法 - Google Patents
濃度分布補正方法Info
- Publication number
- JPH0524314A JPH0524314A JP3204532A JP20453291A JPH0524314A JP H0524314 A JPH0524314 A JP H0524314A JP 3204532 A JP3204532 A JP 3204532A JP 20453291 A JP20453291 A JP 20453291A JP H0524314 A JPH0524314 A JP H0524314A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- value
- density
- recording
- correction
- signal
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ライン状記録ヘッドを用いる場合に、濃度む
らの残存を最小限に抑える。 【構成】 記録ヘッドの補正係数の値として、記録ヘッ
ドの走査方向の濃度ばらつき分布曲線上で目標値よりも
小さな値に相当する部分についても〔目標値／分布値〕
の比の値（１以上）を求め、この値を分布曲線上で目標
値よりも大きな値に相当する部分について求めた〔目標
値／分布値〕の比の値（１以下）とともに補正係数とし
て用い、常に入力画信号の補正を行って濃度ばらつきむ
らを無くすことを特徴としている。
らの残存を最小限に抑える。 【構成】 記録ヘッドの補正係数の値として、記録ヘッ
ドの走査方向の濃度ばらつき分布曲線上で目標値よりも
小さな値に相当する部分についても〔目標値／分布値〕
の比の値（１以上）を求め、この値を分布曲線上で目標
値よりも大きな値に相当する部分について求めた〔目標
値／分布値〕の比の値（１以下）とともに補正係数とし
て用い、常に入力画信号の補正を行って濃度ばらつきむ
らを無くすことを特徴としている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ハードコピー装置にお
いて、高品質な階調画像を再現するための濃度分布補正
方法に関するものである。
いて、高品質な階調画像を再現するための濃度分布補正
方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図３，図４，図５は従来のこの種方式の
説明図であり、１は主走査方向に複数の記録素子を有
し、副走査方向に記録用紙と相対的に移動することによ
り記録を行うライン状記録ヘッドの補正前の濃度ばらつ
き分布曲線、２は濃度ばらつきの補正目標値、３は補正
後の最高濃度部の濃度分布曲線、４は補正後の１／２濃
度部の濃度分布曲線である。
説明図であり、１は主走査方向に複数の記録素子を有
し、副走査方向に記録用紙と相対的に移動することによ
り記録を行うライン状記録ヘッドの補正前の濃度ばらつ
き分布曲線、２は濃度ばらつきの補正目標値、３は補正
後の最高濃度部の濃度分布曲線、４は補正後の１／２濃
度部の濃度分布曲線である。
【０００３】ライン状記録ヘッドを用いて記録を行う場
合、ライン状記録ヘッドの製造精度等による走査方向の
濃度ばらつきが問題となる。例えば図３の分布曲線１の
ような濃度ばらつき分布がある場合、従来技術ではこれ
に対して補正目標値２を決めて、分布曲線１上で目標値
よりも大きな値に相当する部分について〔目標値／分布
値〕の比の値α（１以下）を求めて記録を行う際に、こ
の値をこの記録ヘッドの補正係数として常に入力濃度信
号ＳにかけあわたαＳの値を補正後の濃度信号として記
録を行うことにより、濃度ばらつきの補正を行ってい
た。図５に２５５段階の階調濃度信号を扱う場合の補正
表の例を示す。
合、ライン状記録ヘッドの製造精度等による走査方向の
濃度ばらつきが問題となる。例えば図３の分布曲線１の
ような濃度ばらつき分布がある場合、従来技術ではこれ
に対して補正目標値２を決めて、分布曲線１上で目標値
よりも大きな値に相当する部分について〔目標値／分布
値〕の比の値α（１以下）を求めて記録を行う際に、こ
の値をこの記録ヘッドの補正係数として常に入力濃度信
号ＳにかけあわたαＳの値を補正後の濃度信号として記
録を行うことにより、濃度ばらつきの補正を行ってい
た。図５に２５５段階の階調濃度信号を扱う場合の補正
表の例を示す。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】このため、濃度の分布
曲線１が補正目標値２以上の値を取る部分については、
ばらつき補正が理想的に行われるが、分布曲線１が補正
目標値２以下の値を取る部分については、ばらつき補正
が効かず、図４（ａ），（ｂ）のように、最高濃度部分
の記録を行う場合はもちろん、どんな階調濃度域の記録
を行う場合も濃度むらが残ってしまう欠点があった。
曲線１が補正目標値２以上の値を取る部分については、
ばらつき補正が理想的に行われるが、分布曲線１が補正
目標値２以下の値を取る部分については、ばらつき補正
が効かず、図４（ａ），（ｂ）のように、最高濃度部分
の記録を行う場合はもちろん、どんな階調濃度域の記録
を行う場合も濃度むらが残ってしまう欠点があった。
【０００５】本発明の目的は、濃度むらの残存を最小限
に抑える濃度分布補正方法を提供することにある。
に抑える濃度分布補正方法を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる濃度分布
補正方法は、記録ヘッドの濃度ばらつき分布特性に対し
て補正目標値を決めて、分布曲線上のすべての部分につ
いて〔目標値／分布値〕の比の値αを入力濃度信号Ｓに
かけあわせたαＳの値を補正後の濃度信号として記録を
行うものである。そして、補正後の記録信号が記録可能
な値の範囲を越えてしまう場合には、記録可能な最高濃
度信号の値を割り当てるものである。
補正方法は、記録ヘッドの濃度ばらつき分布特性に対し
て補正目標値を決めて、分布曲線上のすべての部分につ
いて〔目標値／分布値〕の比の値αを入力濃度信号Ｓに
かけあわせたαＳの値を補正後の濃度信号として記録を
行うものである。そして、補正後の記録信号が記録可能
な値の範囲を越えてしまう場合には、記録可能な最高濃
度信号の値を割り当てるものである。
【０００７】
【作用】本発明においては、記録ヘッドの補正係数の値
として、記録ヘッドの走査方向の濃度ばらつき分布曲線
上で、目標値よりも小さな値に相当する部分についても
〔目標値／分布値〕の比の値（１以上）を求め、この値
を分布曲線上で目標値よりも大きな値に相当する部分に
ついて求めた〔目標値／分布値〕の比の値（１以下）と
ともに、この記録ヘッドの補正係数として常に入力画像
信号にかけあわせて記録を行うことにより濃度ばらつき
の補正を行う。また、補正後の記録信号が記録可能な値
の範囲を越えてしまう場合でも、最高濃度信号の記録が
行われる。
として、記録ヘッドの走査方向の濃度ばらつき分布曲線
上で、目標値よりも小さな値に相当する部分についても
〔目標値／分布値〕の比の値（１以上）を求め、この値
を分布曲線上で目標値よりも大きな値に相当する部分に
ついて求めた〔目標値／分布値〕の比の値（１以下）と
ともに、この記録ヘッドの補正係数として常に入力画像
信号にかけあわせて記録を行うことにより濃度ばらつき
の補正を行う。また、補正後の記録信号が記録可能な値
の範囲を越えてしまう場合でも、最高濃度信号の記録が
行われる。
【０００８】
【実施例】図１（ａ），（ｂ），図２は本発明の実施例
を説明する図であって、５は補正後の最高濃度部の濃度
分布曲線、６は補正後の１／２濃度部の濃度分布曲線で
ある。
を説明する図であって、５は補正後の最高濃度部の濃度
分布曲線、６は補正後の１／２濃度部の濃度分布曲線で
ある。
【０００９】この方法を用いてむら補正を行うには、例
えば図３の分布曲線１に示すような濃度ばらつき分布が
ある場合、これに対して補正目標値２を決めて、分布曲
線１上のすべての部分について〔目標値／分布値〕の比
の値αを求めて記録を行う際に、この値を記録ヘッドの
補正係数として常に入力濃度信号ＳにかけあわせたαＳ
の値を補正後の濃度信号として記録を行うことにより、
濃度ばらつきの補正を行う。この際、αが１以上の値を
取る場合、入力濃度信号Ｓの値によっては補正後の記録
信号αＳが記録可能な値の範囲を越えてしまう場合があ
りうるが、このようなときは、記録可能な最高濃度信号
の値（例えば２５５階調の記録装置においては２５５）
を割り当てることとする。図２に２５５段階の階調濃度
信号を扱う場合の補正表の例を示す。
えば図３の分布曲線１に示すような濃度ばらつき分布が
ある場合、これに対して補正目標値２を決めて、分布曲
線１上のすべての部分について〔目標値／分布値〕の比
の値αを求めて記録を行う際に、この値を記録ヘッドの
補正係数として常に入力濃度信号ＳにかけあわせたαＳ
の値を補正後の濃度信号として記録を行うことにより、
濃度ばらつきの補正を行う。この際、αが１以上の値を
取る場合、入力濃度信号Ｓの値によっては補正後の記録
信号αＳが記録可能な値の範囲を越えてしまう場合があ
りうるが、このようなときは、記録可能な最高濃度信号
の値（例えば２５５階調の記録装置においては２５５）
を割り当てることとする。図２に２５５段階の階調濃度
信号を扱う場合の補正表の例を示す。
【００１０】本発明では、濃度分布曲線が目標値以上の
値を取る部分については、あらゆる入力濃度信号に対し
てもばらつき補正が理想的に行われ、さらに、濃度分布
曲線が目標値以下の値を取る部分についても、入力濃度
信号が比較的小さな値を取る場合は、図２のように、ば
らつき補正がほぼ理想的に行われる。このような方式と
なっているから、従来の技術に比べて低濃度部分におい
て濃度むらの残存を大幅に小さく抑えることができる改
善効果がある。
値を取る部分については、あらゆる入力濃度信号に対し
てもばらつき補正が理想的に行われ、さらに、濃度分布
曲線が目標値以下の値を取る部分についても、入力濃度
信号が比較的小さな値を取る場合は、図２のように、ば
らつき補正がほぼ理想的に行われる。このような方式と
なっているから、従来の技術に比べて低濃度部分におい
て濃度むらの残存を大幅に小さく抑えることができる改
善効果がある。
【００１１】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、記録ヘ
ッドの濃度ばらつき分布特性に対して補正目標値を決め
て、分布曲線上のすべての部分について〔目標値／分布
値〕の比の値αを入力濃度信号ＳにかけあわせたαＳの
値を補正後の濃度信号として記録を行うようにしたの
で、低濃度領域の記録むらの残存を大幅に減少させる効
果があるから、階調画像のハードコピーを取る場合、全
体として記録の均一性を大幅に高めることができる利点
がある。また、補正後の記録信号が記録可能な値の範囲
を越えてしまう場合でも、記録可能な最高濃度信号で記
録されるので、欠落が生じることはなく、可能な範囲で
最大限の濃度補正がなされる。
ッドの濃度ばらつき分布特性に対して補正目標値を決め
て、分布曲線上のすべての部分について〔目標値／分布
値〕の比の値αを入力濃度信号ＳにかけあわせたαＳの
値を補正後の濃度信号として記録を行うようにしたの
で、低濃度領域の記録むらの残存を大幅に減少させる効
果があるから、階調画像のハードコピーを取る場合、全
体として記録の均一性を大幅に高めることができる利点
がある。また、補正後の記録信号が記録可能な値の範囲
を越えてしまう場合でも、記録可能な最高濃度信号で記
録されるので、欠落が生じることはなく、可能な範囲で
最大限の濃度補正がなされる。
【図１】本発明の一実施例を説明するための濃度分布曲
線を示す図である。
線を示す図である。
【図２】本発明の一実施例を説明するための２５５段階
の階調濃度信号を扱う場合の補正表の例を示す図であ
る。
の階調濃度信号を扱う場合の補正表の例を示す図であ
る。
【図３】従来のライン状記録ヘッドを用いる場合の補正
前の濃度ばらつき分布曲線を示す図である。
前の濃度ばらつき分布曲線を示す図である。
【図４】従来のライン状記録ヘッドを用いる場合の補正
後の最高濃度部の濃度分布曲線を示す図である。
後の最高濃度部の濃度分布曲線を示す図である。
【図５】従来の２５５段階の階調濃度信号を扱う場合の
補正表の例を示す図である。
補正表の例を示す図である。
１ 補正前の濃度ばらつき分布曲線
２ 濃度ばらつきの補正目標値
３ 補正後の最高濃度部の濃度分布曲線
４ 補正後の１／２濃度部の濃度分布曲線
５ 本発明による補正後の最高濃度部の濃度分布曲線
６ 本発明による補正後の１／２濃度部の濃度分布曲線
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所
Ｈ０４Ｎ 1/23 １０２ Ｂ 9186−5Ｃ
１０３ Ｂ 9186−5Ｃ
(72)発明者 川岸 一之
東京都千代田区内幸町一丁目１番６号 日
本電信電話株式会社内
(72)発明者 田代 充司
東京都千代田区内幸町一丁目１番６号 日
本電信電話株式会社内
Claims (2)
- 【請求項１】ライン状記録ヘッドを用いて階調記録を行
う場合の記録ヘッドの濃度ばらつきの補正方法におい
て、記録ヘッドの濃度ばらつき分布特性に対して補正目
標値を決めて、分布曲線上のすべての部分について〔目
標値／分布値〕の比の値αを入力濃度信号Ｓにかけあわ
せたαＳの値を補正後の濃度信号として記録を行うこと
により、濃度ばらつきの補正を行うことを特徴とする濃
度分布補正方法。 - 【請求項２】入力濃度信号Ｓの値によって補正後の記録
信号αＳが記録可能な値の範囲を越えてしまう場合に
は、記録可能な最高濃度信号の値を割り当てることを特
徴とする請求項１記載の濃度分布補正方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3204532A JPH0524314A (ja) | 1991-07-22 | 1991-07-22 | 濃度分布補正方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3204532A JPH0524314A (ja) | 1991-07-22 | 1991-07-22 | 濃度分布補正方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0524314A true JPH0524314A (ja) | 1993-02-02 |
Family
ID=16492103
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3204532A Pending JPH0524314A (ja) | 1991-07-22 | 1991-07-22 | 濃度分布補正方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0524314A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2369419A2 (en) | 2010-03-12 | 2011-09-28 | Konica Minolta Business Technologies, Inc. | Image forming apparatus and image density adjustment method |
| US8428483B2 (en) | 2010-03-12 | 2013-04-23 | Konica Minolta Business Technologies, Inc. | Image forming apparatus, image forming system, and image density adjustment method |
-
1991
- 1991-07-22 JP JP3204532A patent/JPH0524314A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2369419A2 (en) | 2010-03-12 | 2011-09-28 | Konica Minolta Business Technologies, Inc. | Image forming apparatus and image density adjustment method |
| US8428483B2 (en) | 2010-03-12 | 2013-04-23 | Konica Minolta Business Technologies, Inc. | Image forming apparatus, image forming system, and image density adjustment method |
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