JPH05242676A - 半導体メモリ装置 - Google Patents

半導体メモリ装置

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Publication number
JPH05242676A
JPH05242676A JP4044093A JP4409392A JPH05242676A JP H05242676 A JPH05242676 A JP H05242676A JP 4044093 A JP4044093 A JP 4044093A JP 4409392 A JP4409392 A JP 4409392A JP H05242676 A JPH05242676 A JP H05242676A
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JP
Japan
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circuit
signal
address
atd
pulse
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JP4044093A
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English (en)
Inventor
Katsuya Nakajima
勝也 中島
Shunpei Kori
俊平 郡
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Publication of JPH05242676A publication Critical patent/JPH05242676A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ATD信号を用いて例えばSRAMの内部回
路の初期化を行う場合において、アドレス信号の波形に
は依存せず、アドレスの変化のみに応答した一定幅のA
TD信号を得るようにする。 【構成】 ATD回路1からのATD信号Pa1 に基い
て初期化信号Sを出力する合成回路2からの上記初期化
信号Sに基いて内部回路のリセット及び等化を行う半導
体メモリ装置において、ATD回路1と合成回路2の間
に、ATD信号Pa1 のパルス幅を一定にするパルス発
生回路6を接続して構成する。このパルス発生回路6と
しては、ATD信号Pa1 の入力を保持するラッチ回路
7と、該ラッチ回路7からの信号を遅延し、この遅延信
号に基いてラッチ回路7をリセットする遅延回路8を設
けて構成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の行アドレス又は
列アドレスの変化点を検出して内部初期化信号を発生さ
せることにより、例えばSRAM(スタティック・ラン
ダム・アクセス・メモリ)の動作を高速化する場合に用
いられるアドレス遷移検出回路を有する半導体メモリ装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ATD回路(Address
Transition Detector:アドレス
遷移検出回路)を用いて、例えばSRAMのアクセス時
間を短縮する技術が知られている。
【0003】上記ATD回路は、図7に示すように、例
えば行アドレスが入力される複数の入力端子φ1,φ2
・・・φnが設けられ、各入力端子φ1,φ2・・・φ
nに対応して夫々排他的論理回路XOR1 ,XOR2
・・XORn が接続される。各排他的論理回路XO
1 ,XOR2 ・・・XORn は、対応する入力端子φ
1,φ2・・・φnからのアドレス信号Sa1 ,Sa2
・・・San と、該アドレス信号Sa1 ,Sa2 ・・・
San が多段のインバータ列(図示の例ではインバータ
が4段接続された例を示す)を介すことによって作成さ
れる遅延アドレス信号dSa1 ,dSa2 ・・・dSa
n が夫々入力される。そして、各排他的論理回路XOR
1 ,XOR2 ・・・XORn からは、後述するアドレス
遷移検出信号の基準となるパルス信号Pa1 ,Pa2
・・Pan が出力される。
【0004】各排他的論理回路XOR1 ,XOR2 ・・
・XORn からの出力信号Pa1 ,Pa2 ・・・Pan
は、後段の論理和回路31に夫々並列に供給され、該論
理和回路31の出力端子φoutからアドレス遷移検出
信号(以下、単にATD信号と記す)RX又はCXが出
力される。
【0005】このATD回路の動作を図8のタイミング
チャートを参照しながら説明する。いま、例えば時刻t
1 でアドレス信号Sa1 が変化した場合、該t1 時でA
TD回路からのパルス信号Pa1 が立ち上がり、インバ
ータ列の遅延時間T1 経過後の時刻t2 において、上記
パルス信号Pa1 は、遅延アドレス信号dSa1 により
立ち下げられ、所定パルス幅T1 のパルス信号となる。
【0006】次に、上記ATD回路を具備したメモリ及
びその周辺回路を図9に基いて説明する。図において、
101は汎用行デコーダ、102は汎用列デコーダ、1
03及び104はビット線及び反転ビット線、105・
・・105はメモリセル、108及び109は列デコー
ダ結合トランジスタ、110はビット線等化回路、11
1はデータ線等化回路、112は等化論理回路、113
は行アドレス遷移検出(ATD)及び制御回路(以下、
単に行ATD・制御回路と記す)、114は列アドレス
遷移検出(ATD)及び制御回路(以下、単に列ATD
・制御回路と記す)、116及び117はデータ線、1
18・・・118はワード線である。
【0007】ビット線等化回路110は、2つのNチャ
ネルトランジスタ122及び123並びに1つのPチャ
ネルトランジスタ124を含む。データ線等化回路11
1は、2つのNチャネルトランジスタ126及び127
並びに1つのPチャネルトランジスタ128を含む。等
化論理回路112は、4つのインバータ131〜134
と2つのNチャネルトランジスタ136及び137並び
に1つのPチャネルトランジスタ138を含む。
【0008】メモリセル105・・・105は、各入力
がワード線118・・・118と夫々接続され、相補出
力がビット線103及び反転ビット線104に夫々接続
された既知のSRAMである。
【0009】デコーダ結合トランジスタ108及び10
9のうち、一方のトランジスタ108は、そのゲートを
列デコーダ102の出力に接続させ、ソース又はドレイ
ン電極のうち、一方の電極をビット線103に接続さ
せ、他方の電極をデータ線116に接続させている。他
方の列デコーダ結合トランジスタ109は、そのゲート
を列デコーダ102の出力に接続させ、ソース又はドレ
イン電極のうち、一方の電極を反転ビット線104に接
続させ、他方の電極をデータ線117に接続させてい
る。
【0010】ビット線等化回路110を構成する2つの
Nチャネルトランジスタ122及び123のうち、一方
のトランジスタ122は、ドレイン電極を正電源端子V
ccに接続させ、等化論理回路112が発生させたプリ
チャージ信号Spをゲートに印加させ、ソース電極をビ
ット線103に接続させている。他方のNチャネルトラ
ンジスタ123は、ドレイン電極を正電源端子Vccに
接続させ、等化論理回路112が発生させたプリチャー
ジ信号Spをゲートに印加させ、ソース電極を反転ビッ
ト線104に接続させている。
【0011】また、上記2つのNチャネルトランジスタ
122及び123と共にビット線等化回路110を構成
する1つのPチャネルトランジスタ124は、ソース又
はドレイン電極のうち、一方の電極をビット線103に
接続させ、他方の電極を反転ビット線104に接続さ
せ、等化論理回路112が発生させた等化信号*Seq
をゲートに印加するようにしている。
【0012】一方、データ線等化回路111を構成する
2つのNチャネルトランジスタ126及び127のう
ち、一方のトランジスタ126は、ドレイン電極を正電
源端子Vccに接続させ、ソース電極をデータ線116
に接続させ、等化論理回路112からのプリチャージ信
号Spをゲートに印加するようにしている。また他方の
Nチャネルトランジスタ127は、ドレイン電極を正電
源端子Vccに接続させ、ソース電極をデータ線117
に接続させ、等化論理回路112からのプリチャージ信
号Spをゲートに印加するようにしている。
【0013】また、上記2つのNチャネルトランジスタ
126及び127と共にデータ線等化回路111を構成
する1つのPチャネルトランジスタ128は、ソース又
はドレイン電極のうち、一方の電極を一方のデータ線1
16に接続させ、他方の電極を他方のデータ線117に
接続させ、等化論理回路112からの反転プリチャージ
信号*Spをゲートに印加するようにしている。
【0014】等化論理回路112を構成する4つのイン
バータ131〜134のうち、1つ目のインバータ13
1は、行ATD・制御回路113が発生させた行アドレ
ス遷移検出信号(以下、単に行ATD信号と記す)*R
Xを入力し、その反転信号RXを出力する。2つ目のイ
ンバータ132は、その入力を上記インバータ131の
出力に接続させ、等化信号*Seqを出力する。
【0015】ここで、等化論理回路112を構成するト
ランジスタについてみると、1つ目のNチャネルトラン
ジスタ136は、ソース電極を接地させ、ゲートをイン
バータ131の出力に接続させ、ドレイン電極を3つ目
のインバータ133の入力ライン139に接続させてい
る。2つ目のNチャネルトランジスタ137は、ゲート
にインバータ132からの等化信号*Seqを印加さ
せ、ソース又はドレイン電極のうち、一方の電極を上記
入力ライン139に接続させ、他方の電極は列ATD・
制御回路114が発生させた列アドレス遷移検出信号
(以下、単に列ATD信号と記す)*CXを受けるよう
に接続されている。
【0016】また、Pチャネルトランジスタ138は、
ゲートを上記Nチャネルトランジスタ136のゲートに
接続させ、ソース又はドレイン電極のうち、一方の電極
をインバータ133の入力ライン139に接続させ、他
方の電極で、列ATD・制御回路114からの列ATD
信号*CXを受ける。
【0017】そして、3つ目のインバータ133は、入
力を入力ライン139に接続させ、プリチャージ信号S
pを出力する。4つ目のインバータ134は、入力をイ
ンバータ133の出力に接続させ、プリチャージ信号S
pの反転信号*Spを出力する。
【0018】行ATD・制御回路113は、行アドレス
バス141から供給される行アドレス信号のうち、任意
の一個の行アドレス信号の変化を検出し、このとき、ア
ドレス・スキュウがなければ、信号幅が例えば5〜6n
秒の負極性のパルス(行ATD信号)を出力する。一
方、アドレス・スキュウがあれば、上記行ATD信号の
信号幅はより長くなる。この行ATD・制御回路113
は、また行デコーダ101に対して使用許可信号RDを
出力する。この使用許可信号RDは、例えば論理「0」
のとき使用不可、論理「1」のとき使用可能を表し、こ
の使用許可信号RDによって行デコーダ101を制御す
る。
【0019】列ATD・制御回路114も同様の方法
で、列アドレスバス142から供給される列アドレス信
号の変化を検出して負極性のパルス(列ATD信号)を
出力すると共に、使用許可信号CDにて列デコーダ10
2を制御する。
【0020】行デコーダ101は、使用可能にされる
と、行デコーダ101により決定されるワード線118
・・・118のうちから1本のワード線を選択する。同
様に、列デコーダ102は、使用可能にされると、列デ
コーダ102により決定されたトランジスタ、図示の例
ではトランジスタ108及び109を選択する。
【0021】等化動作(行ATD信号が論理「0」)の
ときに、使用許可信号RDは論理「0」となり、行デコ
ーダ101を全非選択状態にする。これは、例えば使用
許可信号RDが論理「1」となって、いずれかのワード
線118が選択された場合、等化期間中に上記ワード線
118によって選択されたメモリセル105に不要な電
流が流れるという不都合が生じる。従って、ここでは、
使用許可信号RDを論理「0」にして上記不都合を防止
する。
【0022】また、列アドレスの遷移中(列ATD信号
が論理「0」)においては、行アドレスが変化しないの
に、データ線116及び117に接続されるビット線1
03及び反転ビット線104が交替することがあり、そ
のために、ビット線103及び反転ビット線104の電
位が反転し、データを読み出す速度に悪影響を及ぼすお
それがある。従って、ここでは、データ線116及び1
17の等化動作が終了するまで、使用許可信号CDを論
理「0」とし、列デコーダ102を全非選択状態にす
る。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、アドレ
スの遷移時に、ATD信号(パルス信号)*RX及び*
CXを発生させ、ビット線103及び反転ビット線10
4を等化し、互いに相補のビット線103及び反転ビッ
ト線104の電位を同じ電位にしてから、メモリセル1
05・・・105を活性化することにより、メモリの読
み出しを高速化することができる。
【0024】しかし、図8に示すように、例えば時刻t
2 において、遅延時間T1 より短い時間Δtの幅のパル
ス状に変化する信号が、例えばアドレス信号Sa1 とし
て与えられた場合、時間Δtの幅のパルス信号が遅延時
間T1 の間隔で2個連続して得られることになる。
【0025】即ち、時刻t2 で立ち上がり、時刻t
3 (=t2 +Δt)で立ち下がるパルス信号と、時刻t
4 (=t2 +T1 )で立ち上がり、時刻t5 (=t4
Δt)で立ち下がるパルス信号が発生する。これらのパ
ルス信号を用いてSRAMの内部回路の初期化(リセッ
ト及び等化)を行った場合、初期化に十分な時間が与え
られず、最悪の場合、誤動作にいたる。
【0026】本発明は、このような課題に鑑み成された
もので、その目的とするところは、ATD信号を用いて
例えばSRAMの内部回路の初期化を行う場合におい
て、アドレス信号の波形に依存せず、アドレスの変化の
みに応答した一定幅の初期化信号を得ることができ、A
TD信号幅の不足による誤動作の防止並びにATD回路
の本来の効果であるアクセス動作の高速化を十分に発揮
させることができる半導体メモリ装置を提供することに
ある。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数のアドレ
ス線ALに対応して接続されたアドレス遷移検出回路1
と、該アドレス遷移検出回路1の後段に接続され、各ア
ドレス遷移検出回路1からのアドレス遷移検出信号Pa
の和を求める合成回路2とを有し、上記合成回路2から
の出力信号Sに基いて内部回路のリセット及び等化を行
う半導体メモリ装置において、アドレス遷移検出回路1
と合成回路2の間に、アドレス遷移検出信号Paのパル
ス幅を一定にするパルス発生回路6を接続して構成す
る。
【0028】上記パルス発生回路6として、アドレス遷
移検出信号Paの入力を保持するラッチ回路7と、該ラ
ッチ回路7からの信号を遅延し、この遅延信号に基いて
ラッチ回路7をリセットする遅延回路8を設けて構成す
ることができる。
【0029】
【作用】上述の本発明の構成によれば、アドレス遷移検
出回路1と合成回路2の間に、アドレス遷移検出信号P
aのパルス幅を一定にするパルス発生回路6を接続する
ようにしたので、半導体メモリ装置の内部回路の初期化
(リセット及び等化)に必要な初期化信号Sの基準とな
るアドレス遷移検出信号Paのパルス幅を一定にするこ
とができる。
【0030】その結果、半導体メモリ装置の内部回路の
初期化に十分な幅の初期化信号Sを得ることができる。
即ち、半導体メモリ装置の内部回路の初期化に必要なパ
ルス幅に満たない幅のパルス信号がアドレス信号Saと
して入力された場合でも、必要なパルス幅の初期化信号
Sが得られるため、アドレス信号Saが短い周期で変化
した場合やアドレス入力信号端子φinにノイズが入力
された場合でも、内部回路が十分な時間にて初期化され
ることになり、アドレス信号の波形によるアクセスタイ
ムのばらつきをなくすことができると共に、SRAMの
動作を高速化することができる。
【0031】
【実施例】以下、図1〜図6を参照しながら本発明の実
施例を説明する。図1は、本実施例に係る半導体メモリ
装置の要部、特に半導体メモリ装置の内部回路の初期化
を行うための初期化信号を発生する回路構成を示すブロ
ック線図である。
【0032】この初期化信号を発生する回路は、複数の
アドレス線(本例では、説明の簡略化のため、1本AL
1 のみを示す)に対応して接続されたアドレス遷移検出
回路(以下、単にATD回路と記す)1と、該ATD回
路1の後段に接続され、各ATD回路1からのアドレス
遷移検出信号(以下、単にATD信号と記す)の和を求
める合成回路2とを有する。尚、3はアドレスバッファ
である。
【0033】上記ATD回路1は、2入力排他的論理回
路4と、遅延時間がT1 である第1の遅延回路5から構
成される。上記排他的論理回路4の一方の入力端子に
は、アドレス線AL1 からの1つのアドレス信号Sa1
が入力され、他方の入力端子には、上記アドレス信号S
1 を第1の遅延回路5により遅延させた遅延信号dS
1 が入力される。そして、このATD回路1の出力端
子からアドレス変化に応じたATD信号(この例では1
本目のアドレス線について説明しているため、このAT
D信号の符号としてPa1 を用いる)が出力される。ま
た、合成回路2は、例えば1つのNAND回路にて構成
され、通常は、各ATD回路1からのATD信号の和を
求めると共に、負極性の信号に変換し、図9で示す初期
化信号*RD又は*CDとして出力するものである。
【0034】しかして、本例においては、各ATD回路
1と合成回路2との間に、ATD信号のパルス幅を一定
にするパルス発生回路6を夫々接続して構成する(図示
の例では、1本のアドレス線AL1 に対応する1つのパ
ルス発生回路6のみを示す)。このパルス発生回路6
は、図示するように、2つのNチャネルトランジスタQ
1及びQ2、1つのPチャネルトランジスタQ3、2つ
のインバータG1及びG2からなるラッチ回路7及び3
つのインバータG3,G4及びG5からなる第2の遅延
回路8から構成される。
【0035】そして、2つのNチャネルトランジスタQ
1及びQ2のうち、一方のトランジスタQ1は、ゲート
をATD回路1の出力に接続させ、ソース電極をラッチ
回路7の入力ラインにノードaを介して接続させ、ドレ
イン電極を他方のNチャネルトランジスタQ2のドレイ
ン電極に接続させている。トランジスタQ2は、ソース
電極を接地させ、ゲートを第2の遅延回路8の出力にノ
ードdを介して接続させている。
【0036】また、PチャネルトランジスタQ3は、ド
レイン電極を正電源端子Vccに接続させ、ソース電極
をラッチ回路7の入力ラインにノードaを介して接続さ
せ、ゲートを第2の遅延回路8の出力に接続させてい
る。
【0037】また、このパルス発生回路6は、ラッチ回
路7と第2の遅延回路8とをノードbを介して接続し、
また、出力端子を、第2の遅延回路8の途中、即ち図示
の例では、第2の遅延回路8を構成する3つのインバー
タG3,G4及びG5のうち、2つ目のインバータG4
の出力からノードcを介して引き出すようにしている。
【0038】次に、上記パルス発生回路6の動作を図2
のタイミングチャートを参照しながら説明する。
【0039】まず、アドレス線AL1 の入力端子φin
に供給されるアドレス信号Sa1 に変化がない、即ちア
ドレス変化がない状態では、ノードa及びdとも高レベ
ルで、トランジスタQ3及びQ2は夫々オフ及びオンの
状態になっている。上記ノードa及びdのレベルは、ラ
ッチ回路7によって安定された状態となっている。
【0040】次に、時刻t1 において、アドレス変化が
生じ、トランジスタQ1のゲートにATD回路1からの
ATD信号Pa1 が入力されると、トランジスタQ1が
オンとなるため、ノードaが低レベルに反転する。この
変化がラッチ回路7のインバータG1及び第2の遅延回
路8の3つのインバータG3,G4及びG5を介してノ
ードdに伝わり、該ノードdが低レベルに反転する。
【0041】ノードdが低レベルになると、今度は、ト
ランジスタQ3がオン、トランジスタQ2がオフとなる
ため、ノードaは再び高レベル側に引き上げられること
になる。このノードaが高レベルになると、その変化が
再びラッチ回路7のインバータG1及び第2の遅延回路
8の3つのインバータG3,G4及びG5を介してノー
ドdに伝わり、トランジスタQ3がオフとなって一連の
動作が終了する。この動作中に、ノードcから1つのパ
ルス信号P1 が発生し、出力端子より出力される。この
パルス信号P1 は、ノードaの信号がノードb,c及び
dを介して再びノードaに伝播するのにかかる時間T2
で決まるパルス幅を有し、しかも一定のパルス幅とな
る。
【0042】次に、時刻t2 において、第1の遅延回路
2の遅延時間T1 より短い時間Δtの幅のパルス状に変
化する信号が、ATD回路1に与えられた場合、ATD
回路1からは、時間Δtの幅のパルス信号が遅延時間T
1 の間隔で2個連続して出力されると同時に、トランジ
スタQ1のゲートに、上記のように2個連続したパルス
信号が入力される。
【0043】このとき、1個目のパルス信号により、ノ
ードcのレベルが高レベルに反転するが、2個目のパル
ス信号には応答しない。これは、1個目のパルス信号に
よるノードaの低レベルへの変化がノードb、ノードc
及びノードdを介して伝わり、再びノードaが高レベル
になった後、この変化が再度ノードb及びノードcを介
してノードdに伝わり、トランジスタQ2をオンにする
までの時間T3 (>T 1 である)内に、いくらトランジ
スタQ1のゲート電位が変化してもノードcのレベルに
は反映されないからである。
【0044】そして、上記トランジスタQ2のオンによ
って一連の動作が終了する。この動作中においても、ノ
ードcから1つのパルス信号P1 が発生し、出力端子よ
り出力される。このパルス信号P1 は、上記と同様に、
ノードaの信号がノードb,c及びdを介して再びノー
ドaに伝播するのにかかる時間T2 で決まるパルス幅を
有し、しかも一定のパルス幅となる。
【0045】そして、複数のアドレス線に対応して設け
られたパルス発生回路からのパルス信号P(P1 ,P2
・・・Pn )は後段の合成回路2に供給され、該合成回
路2から初期化信号Sが出力される。
【0046】ところで、各パルス発生回路6からのパル
ス信号P(P1 ,P2 ・・・Pn )が、半導体メモリ装
置の内部回路を初期化するのに十分なパルス幅を有して
いない場合、図示するように、パルス発生回路6の後段
に波形引き延ばし回路9を接続するようにしてもよい。
この場合、パルス発生回路6からのパルス信号P1 の幅
が保障されているため、この波形引き延ばし回路9とし
ては、単純な回路で構成することができる。
【0047】即ち、この波形引き延ばし回路9は、例え
ば図3に示すように、多段のPチャネルトランジスタが
直列に接続されて構成された定電流源11と、多数のN
チャネルトランジスタが並列に接続されたスイッチング
部12と、配線の引き回しによる容量Cから構成され
る。スイッチング部12と定電流源11は、ノードeに
て接続され、このノードeからの出力が後段の比較器1
3の負端子に供給されるようになっている。尚、比較器
13の正端子には、リファレンス電位Vrが印加され
る。
【0048】また、本例では、複数のアドレス線を数束
毎のブロックに分け、各ブロック毎に1つの波形引き延
ばし回路9を設置し、各波形引き延ばし回路9に、対応
するブロックにおけるパルス発生回路6からのパルス信
号P1 ,P2 ・・・Pj を入力させるようにしている。
従って、後段の合成回路2には、各波形引き延ばし回路
9からのパルス信号Ps1 ,Ps2 ・・・Psm が供給
されることになる。
【0049】次に、上記波形引き延ばし回路9の動作を
図4のタイミングチャートを参照しながら説明する。
【0050】まず、アドレス変化がない状態では、ノー
ドeの出力が高レベルであることから、比較器13の出
力Ps1 も高レベルとなる。次に、例えばアドレス線A
1に供給されるアドレス信号Sa1 が変化した場合、
上記のように、パルス発生回路6から一定パルス幅T2
の一つのパルス信号P1 が出力されるため、このパルス
信号P1 の立ち上がりに基いて、ノードeが低レベルに
変化する。ノードeのレベルがリファレンス電位Vr以
下に低下したとき、比較器の出力Ps1 が低レベルに反
転する。時間T2 経過後に、パルス信号P1 のレベルが
再び低下したとき、スイッチング部12の該当トランジ
スタがオフとなって、ノードeのレベルを高レベル側に
引き上げる。
【0051】このとき、定電流源11を構成するPチャ
ネルトランジスタの内部抵抗及び容量Cで決まる時定数
によって、そのノードeの立ち上がりがなまり、ノード
eのレベルがリファレンス電位Vr以上になるまでに時
間がかかることになる。ここで、この時間をT4 と定義
すると、時間T4 は、Pチャネルトランジスタの段数を
適宜選定することによって、パルス発生回路6からのパ
ルス信号P1 の幅T2よりも長くなるように設定され
る。
【0052】上記のように、ノードeのレベルがリファ
レンス電位Vr以上になると、比較器13の出力Ps1
が、再び高レベルに反転し、一連の動作が終了する。こ
の動作中に、比較器13からはパルス幅がT4 である負
極性の一つのパルス信号Ps 1 が出力される。この波形
引き延ばし回路9は、各パルス発生回路6からのパルス
信号P1 ,P2 ・・・Pj の和を求める回路をも兼用し
ており、1つのアドレスが変化した後、時間T4 内に当
該アドレスが変化した場合、あるいは別のアドレスが変
化した場合、比較器13から出力されるパルス信号Ps
1 の幅は、時間T4 に、最初のアドレス変化から次のア
ドレスの変化までの時間が加算された幅となる。
【0053】そして、後段の合成回路2にて、複数のア
ドレス線に夫々対応したパルス発生回路6からのパルス
信号P1 ,P2 ・・・Pn 、もしくは波形引き延ばし回
路9からのパルス信号Ps1 ,Ps2 ・・・Psn を受
け、該合成回路2にて各パルス信号の和をとり、半導体
メモリ装置の内部回路に対する初期化信号Sとして出力
する。この場合、上記初期化信号Sを図9の*RX又は
*CXに整合させる場合を前提とすると、上記合成回路
2としては、例えばパルス発生回路6からのパルス信号
P(P1 ,P2 ・・・)もしくは波形引き延ばし回路9
からのパルス信号Ps(Ps1 ,Ps2 ・・・)が負極
性をもっている場合、多入力NAND回路と1つのイン
バータにて構成することができる。また、パルス発生回
路6からのパルス信号P(P1 ,P2 ・・・)もしくは
波形引き延ばし回路9からのパルス信号Ps(Ps1
Ps2 ・・・)が負極性をもっている場合、多入力NO
R回路にて構成することができる。
【0054】尚、上記波形引き延ばし回路9は、全アド
レス線に関するパルス発生回路6からのパルス信号
1 ,P2 ・・・Pn を入力させるようにしてもよい。
この場合、合成回路2は1つ設ければよい。
【0055】上述のように、本例によれば、ATD回路
1と合成回路2の間に、ATD信号Pa1 のパルス幅を
一定にするパルス発生回路6を接続するようにしたの
で、半導体メモリ装置の内部回路の初期化(リセット及
び等化)に必要な初期化信号Sの基準となるATD信号
Pa1 のパルス幅を一定にすることができる。
【0056】その結果、半導体メモリ装置の内部回路の
初期化に十分な幅の初期化信号Sを得ることができ、半
導体メモリ装置の内部回路の初期化に必要なパルス幅に
満たない幅のパルス信号がアドレス信号として入力され
た場合でも、必要なパルス幅の初期化信号Sを得ること
ができる。
【0057】即ち、従来のATD回路1は、図5Aの特
性図に示すように、アドレスノイズの幅の変化に対して
ATD信号Paのパルス幅が、連続して変化するため、
初期化信号SもATD信号Paと同様に連続して変化す
ることになる(図5B参照)。特に、破線で示す領域の
アドレスノイズ(例えば幅5nsec程度の細いグリッ
ジやハザード)が入力された場合、内部回路の初期化に
必要な幅のATD信号Pa並びに初期化信号Sを得るこ
とができない。
【0058】一方、本例では、アドレスノイズの幅の変
化に対して、ATD回路1からのATD信号Paのパル
ス幅は図6Aの特性図に示すように、連続的に変化する
が、後段のパルス発生回路6によってそのパルス幅が一
定になるように補正されるため、図6Bの特性図に示す
ように、初期化信号Sのパルス幅が離散的に変化するこ
とになり、幅が例えば5nsec程度のアドレスノイズ
が入力されたとしても、初期化信号Sのパルス幅は一定
となり、半導体メモリ装置の内部回路を初期化するのに
十分なパルス幅を有する初期化信号Sを得ることができ
る。
【0059】従って、アドレス信号が短い周期で変化し
た場合やアドレス入力信号端子にノイズが入力された場
合でも、内部回路が十分な時間にて初期化されることに
なり、アドレス信号の波形によるアクセスタイムのばら
つき並びに誤動作をなくすことができると共に、半導体
メモリ装置の動作を高速化することができる。また、P
WLタイマーを使用し、かつ初期化信号でその起動を行
っている場合において、PWLタイマーの動作期間が不
足することによる読出し失敗を防止することができる。
【0060】
【発明の効果】本発明に係る半導体メモリ装置によれ
ば、ATD信号を用いて例えばSRAMの内部回路の初
期化を行う場合において、アドレス信号の波形に依存せ
ず、アドレスの変化のみに応答した一定幅の初期化信号
を得ることができ、ATD信号幅の不足による誤動作の
防止並びにATD回路の本来の効果であるアクセス動作
の高速化を十分に発揮させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る半導体メモリ装置の要部、特に
半導体メモリ装置の内部回路の初期化を行うための初期
化信号を発生する回路構成を示すブロック線図。
【図2】本実施例に係る半導体メモリ装置の内部回路の
初期化を行うための初期化信号を発生する回路の動作を
示すタイミングチャート。
【図3】本実施例に係る波形引き延ばし回路を示す回路
図。
【図4】本実施例に係る波形引き延ばし回路の動作を示
すタイミングチャート。
【図5】Aは、従来例のアドレスノイズ幅に対するAT
D信号幅の変化を示す特性図。Bは、従来例のアドレス
ノイズ幅に対する初期化信号幅の変化を示す特性図。
【図6】Aは、本実施例のアドレスノイズ幅に対するA
TD信号幅の変化を示す特性図。Bは、本実施例のアド
レスノイズ幅に対する初期化信号幅の変化を示す特性
図。
【図7】従来例に係るATD回路を示すブロック線図。
【図8】従来例に係るATD回路の動作を示すタイミン
グチャート。
【図9】SRAM及びその周辺回路を示すブロック線
図。
【符号の説明】
1 ATD回路 2 合成回路 4 排他的論理回路 5 第1の遅延回路 6 パルス発生回路 7 ラッチ回路 8 第2の遅延回路 9 波形引き延ばし回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のアドレス線に対応して接続された
    アドレス遷移検出回路と、該アドレス遷移検出回路の後
    段に接続され、各アドレス遷移検出回路からのアドレス
    遷移検出信号の和を求める合成回路とを有し、上記合成
    回路からの出力信号に基いて内部回路のリセット及び等
    化を行う半導体メモリ装置において、 上記アドレス遷移検出回路と上記合成回路の間に、上記
    アドレス遷移検出信号のパルス幅を一定にするパルス発
    生回路が接続されていることを特徴とする半導体メモリ
    装置。
  2. 【請求項2】 上記パルス発生回路は、上記アドレス遷
    移検出信号の入力を保持するラッチ回路と、該ラッチ回
    路からの信号を遅延し、この遅延信号に基いてラッチ回
    路をリセットする遅延回路を有することを特徴とする請
    求項1記載の半導体メモリ装置。
JP4044093A 1992-02-28 1992-02-28 半導体メモリ装置 Pending JPH05242676A (ja)

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DE69317927T DE69317927T2 (de) 1992-02-28 1993-02-26 Halbleiterspeicheranordnung mit einer Adressübergangsabfühlschaltung
US08/024,272 US5566129A (en) 1992-02-28 1993-02-26 Semiconductor memory device with address transition detector

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