JPH05242147A - 自然言語解釈方法 - Google Patents
自然言語解釈方法Info
- Publication number
- JPH05242147A JPH05242147A JP3315851A JP31585191A JPH05242147A JP H05242147 A JPH05242147 A JP H05242147A JP 3315851 A JP3315851 A JP 3315851A JP 31585191 A JP31585191 A JP 31585191A JP H05242147 A JPH05242147 A JP H05242147A
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- Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 データベース構造、内容に関する知識を自然
言語インタフェースに所有させる。 【構成】 自然言語による問い合わせの対象世界を属性
名と属性値の組の集まりである属性テーブルの集まりと
して表現することにより、問い合わせ文を「ある属性テ
ーブルのある属性の属性値を示せ」という意味に解釈す
る。問い合わせ文から、属性名、属性値、および関係語
を順序を保って抽出する。得られた属性名、属性値、関
係語からなる単語列に対し、回答すべき属性値の検索条
件に変換する規則によって、属性レコードの検索条件を
導く。
言語インタフェースに所有させる。 【構成】 自然言語による問い合わせの対象世界を属性
名と属性値の組の集まりである属性テーブルの集まりと
して表現することにより、問い合わせ文を「ある属性テ
ーブルのある属性の属性値を示せ」という意味に解釈す
る。問い合わせ文から、属性名、属性値、および関係語
を順序を保って抽出する。得られた属性名、属性値、関
係語からなる単語列に対し、回答すべき属性値の検索条
件に変換する規則によって、属性レコードの検索条件を
導く。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データベースに対する
自然言語インタフェースの様な限定された領域ながら実
際的な自然言語での問い合わせを実現する自然言語解釈
方法に関する。
自然言語インタフェースの様な限定された領域ながら実
際的な自然言語での問い合わせを実現する自然言語解釈
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自然言語インタフェースには汎用性が求
められる。そのため、一般に入力文を解釈する際、デー
タベースの内容を参照することは避けられ、一般的な文
法や語彙にもとづいて解析が行われる。しかし、データ
ベースにアクセスしようとするユーザは通常、そのデー
タベースについて以下のような知識をもっていると考え
られる。 (1)データベースの構造に関する知識 目的のデータベースにはどのようなメニュー項目がある
か、どのような形式で回答が出力されるかなど。 (2)データベースの内容に関する知識 たとえば、蔵書情報のデータベースであれば、代表的な
作家名や蔵書名、出版社名などに関する知識。
められる。そのため、一般に入力文を解釈する際、デー
タベースの内容を参照することは避けられ、一般的な文
法や語彙にもとづいて解析が行われる。しかし、データ
ベースにアクセスしようとするユーザは通常、そのデー
タベースについて以下のような知識をもっていると考え
られる。 (1)データベースの構造に関する知識 目的のデータベースにはどのようなメニュー項目がある
か、どのような形式で回答が出力されるかなど。 (2)データベースの内容に関する知識 たとえば、蔵書情報のデータベースであれば、代表的な
作家名や蔵書名、出版社名などに関する知識。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】自然言語で検索できる
となれば、ユーザから入力される文には上のような知識
が無言の前提として含まれることは避けられない。とこ
ろが、従来の技術は汎用性を協調するあまり、前記のよ
うな知識をインターフェース自体が持っておらず、その
ため、システムにとっては曖昧だが、問い合わせをする
ユーザにとっては答のわかりきった質問をして、ユーザ
の意図を確認せねばならず、その実用性を低下させてい
た。
となれば、ユーザから入力される文には上のような知識
が無言の前提として含まれることは避けられない。とこ
ろが、従来の技術は汎用性を協調するあまり、前記のよ
うな知識をインターフェース自体が持っておらず、その
ため、システムにとっては曖昧だが、問い合わせをする
ユーザにとっては答のわかりきった質問をして、ユーザ
の意図を確認せねばならず、その実用性を低下させてい
た。
【0004】このような問題に対処するためには、イン
タフェース自身が前記のようなデータベースの構造およ
び内容に関する知識をもつ必要がある。本発明の目的
は、このような知識をインタフェースに所有させること
にある。
タフェース自身が前記のようなデータベースの構造およ
び内容に関する知識をもつ必要がある。本発明の目的
は、このような知識をインタフェースに所有させること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明の自然言語解
釈方法は、属性の属性名と属性値の組の集まりである属
性レコードが複数存在している中から、ある属性値を自
然言語による問い合わせにより参照する方法において、
予め前記属性レコード上の属性間の関係を表す関係語を
用意しておき、問い合わせ文から、属性名、属性値、お
よび関係語を順序を保って抽出し、得られた前記属性
名、前記属性値、前記関係語からなる単語列に対し、回
答すべき属性値の検索条件すなわち属性レコードの選択
条件および応答すべき属性名に変換する予め用意された
規則を適用することによって、属性レコードの選択条件
および応答すべき属性名を導き、前記属性レコードの選
択条件を満足する属性レコードを全て選択し、選択され
た属性レコードの、前記応答すべき属性名の属性値を前
記問い合わせに対する回答として出力することを特徴と
する。
釈方法は、属性の属性名と属性値の組の集まりである属
性レコードが複数存在している中から、ある属性値を自
然言語による問い合わせにより参照する方法において、
予め前記属性レコード上の属性間の関係を表す関係語を
用意しておき、問い合わせ文から、属性名、属性値、お
よび関係語を順序を保って抽出し、得られた前記属性
名、前記属性値、前記関係語からなる単語列に対し、回
答すべき属性値の検索条件すなわち属性レコードの選択
条件および応答すべき属性名に変換する予め用意された
規則を適用することによって、属性レコードの選択条件
および応答すべき属性名を導き、前記属性レコードの選
択条件を満足する属性レコードを全て選択し、選択され
た属性レコードの、前記応答すべき属性名の属性値を前
記問い合わせに対する回答として出力することを特徴と
する。
【0006】第2の発明の自然言語解釈方法は、第1の
発明において、前記規則が、 (1)属性値v、関係語k、属性名tのならびを属性名
tと属性値vの関係が関係語kで指示されるものである
という属性レコードの選択条件とする第1の規則 (2)前記第1の規則があてはまらない場合に、属性値
vを属性値vが属する属性名tの値が属性値vであると
いう属性レコードの選択条件とする第2の規則 (3)前記第1および第2の規則があてはまらない場合
に、属性名tを属性名tは、応答すべき属性名であると
する第3の規則 となることを特徴とする。
発明において、前記規則が、 (1)属性値v、関係語k、属性名tのならびを属性名
tと属性値vの関係が関係語kで指示されるものである
という属性レコードの選択条件とする第1の規則 (2)前記第1の規則があてはまらない場合に、属性値
vを属性値vが属する属性名tの値が属性値vであると
いう属性レコードの選択条件とする第2の規則 (3)前記第1および第2の規則があてはまらない場合
に、属性名tを属性名tは、応答すべき属性名であると
する第3の規則 となることを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明は、対象のデータベースを図2に示すよ
うな、属性の属性名と属性の属性値の組の集まりである
複数の属性レコードで表現されたものに制限する。本発
明に基づいて構築された自然言語インタフェースシステ
ムは、このように表された各データベースに対して、単
語を属性値、属性名、関係語の3つの範疇に分類し、入
力文の処理は、この3つの範疇に関する規則を基礎に行
う。ここで、関係語とは本発明に基づいて構築されたシ
ステムが対象のデータベースとは独立に予めもっている
語であり、例えは「同じ」、「より高い」等、属性間の
論理的関係や量的関係を指示する語である。ここで、3
つの範疇間の規則自体はデータベースに依存しないが、
実際にどの単語がどの範疇に属するかはデータベースに
依存するため、入力文中の各単語に対して、データベー
スの内容を参照し、その範疇が上の3つの範疇のうちの
どれに属すのかを決定しなければならない。しかし、ひ
とたび範疇が決定されれば、その単語の一般的な意味だ
けでなく、対象のデータベース内での役割や意味が得ら
れる。すなわち、本発明に基づいて構築されたシステム
はデータベースの構造や内容に関する知識を得ることが
できる。
うな、属性の属性名と属性の属性値の組の集まりである
複数の属性レコードで表現されたものに制限する。本発
明に基づいて構築された自然言語インタフェースシステ
ムは、このように表された各データベースに対して、単
語を属性値、属性名、関係語の3つの範疇に分類し、入
力文の処理は、この3つの範疇に関する規則を基礎に行
う。ここで、関係語とは本発明に基づいて構築されたシ
ステムが対象のデータベースとは独立に予めもっている
語であり、例えは「同じ」、「より高い」等、属性間の
論理的関係や量的関係を指示する語である。ここで、3
つの範疇間の規則自体はデータベースに依存しないが、
実際にどの単語がどの範疇に属するかはデータベースに
依存するため、入力文中の各単語に対して、データベー
スの内容を参照し、その範疇が上の3つの範疇のうちの
どれに属すのかを決定しなければならない。しかし、ひ
とたび範疇が決定されれば、その単語の一般的な意味だ
けでなく、対象のデータベース内での役割や意味が得ら
れる。すなわち、本発明に基づいて構築されたシステム
はデータベースの構造や内容に関する知識を得ることが
できる。
【0008】本発明に基づいて構築された自然言語イン
タフェースは前記したように、属性レコードの集合をそ
の対象のデータベースとする。したがって、ユーザから
の問い合わせ文から導かねばならないのは、「応答すべ
き属性名」とユーザの求めている情報が属性値として存
在している属性レコード、すなわち選択されるべき「属
性レコードの条件」の2点である。
タフェースは前記したように、属性レコードの集合をそ
の対象のデータベースとする。したがって、ユーザから
の問い合わせ文から導かねばならないのは、「応答すべ
き属性名」とユーザの求めている情報が属性値として存
在している属性レコード、すなわち選択されるべき「属
性レコードの条件」の2点である。
【0009】本発明に基づいて構築されたシステムはま
ず第1に、入力文を構成する各単語を前記の3つの範疇
に分類する。属性レコードを参照しつつ、入力文は、語
順を保ちながら、属性名と属性値と関係語の列に変換さ
れる。ただし、どれにも当てはまらない単語は読み捨て
られる。次に、得られた属性名と属性値と関係語の列に
は、いくつかの規則が適用され、前記属性レコードの条
件と前記応答すべき属性名が得られる。最後に、前記属
性レコードの条件を満たす属性レコードを検索し、得ら
れた属性レコードの前記応答すべき属性名の属性値を回
答として出力し、処理を終了する。
ず第1に、入力文を構成する各単語を前記の3つの範疇
に分類する。属性レコードを参照しつつ、入力文は、語
順を保ちながら、属性名と属性値と関係語の列に変換さ
れる。ただし、どれにも当てはまらない単語は読み捨て
られる。次に、得られた属性名と属性値と関係語の列に
は、いくつかの規則が適用され、前記属性レコードの条
件と前記応答すべき属性名が得られる。最後に、前記属
性レコードの条件を満たす属性レコードを検索し、得ら
れた属性レコードの前記応答すべき属性名の属性値を回
答として出力し、処理を終了する。
【0010】
【実施例】本発明を図面を参照しながら説明する。図2
のように書名、著者、出版社、価格という4つの属性か
らなる属性レコード20を用意する。属性・書名の属性
名を書名、属性・著者の属性名を著者、属性・出版社の
属性名を出版社、属性・価格の属性名を価格とする。書
名、著者、出版社、価格の属性値としてそれぞれ、人間
失格、太宰治、新潮社、350をもつ属性レコード21
と金閣寺、三島由起夫、新潮社、450をもつ属性レコ
ード22からなる書籍データベースに対して、例文1
「人間失格の著者は?」と例文2「人間失格と同じ出版
社の本の書名は?」という2つの問い合わせ文の処理を
見ながら、以下に、本発明の一実施例である図1につい
て説明する。
のように書名、著者、出版社、価格という4つの属性か
らなる属性レコード20を用意する。属性・書名の属性
名を書名、属性・著者の属性名を著者、属性・出版社の
属性名を出版社、属性・価格の属性名を価格とする。書
名、著者、出版社、価格の属性値としてそれぞれ、人間
失格、太宰治、新潮社、350をもつ属性レコード21
と金閣寺、三島由起夫、新潮社、450をもつ属性レコ
ード22からなる書籍データベースに対して、例文1
「人間失格の著者は?」と例文2「人間失格と同じ出版
社の本の書名は?」という2つの問い合わせ文の処理を
見ながら、以下に、本発明の一実施例である図1につい
て説明する。
【0011】まず、例文1の処理を見ながら、本発明の
処理の流れを説明する。入力文は形態素解析部11にお
いて、形態素解析されて、単語のリストに変換される。
例文1「人間失格の著者は?」の場合は、「人間失格、
の、著者、は、?」。と変換される。次に、キーワード
抽出部12において、辞書15を参照することによっ
て、形態素解析部11より受けとった単語のリストから
キーワードを順序を保って抽出する。キーワードには属
性名、属性値、関係語があるが、これらはすべて辞書1
5に登録されている。例文1の場合、形態素解析部11
より受けとった単語のリスト「人間失格、の、著者、
は、?」のうち「人間失格」は属性レコード21の属性
値にあるので、辞書15に属性値として、「著者」は属
性レコードの属性名であるので辞書15に属性名として
登録される。よって、「属性値(人間失格)、属性名
(書名)」という単語列が得られる。つぎに、変換部1
3において、キーワード抽出部12より受けとった属性
値、関係語、属性名からなる列に対して、規則ベース1
6に格納された規則が適用され、さらに、必要であれば
すなわち単語列が関係語を含むならば、関係語手続きベ
ース17に格納された手続きが実行されて、応答すべき
属性名および属性レコードの選択条件が導かれる。規則
ベース16には、規則1「属性値v、関係語k、属性名
tのならびを属性名tと属性値vの関係が関係語kで指
示されるものであるという属性レコードの選択条件とす
る」、規則2「規則1があてはまらない場合に、属性値
vを属性値vが属する属性名tの値が属性値vであると
いう属性レコードの選択条件とする。」、規則3「規則
1、および規則2があてはまらない場合に、属性名tを
属性名tは応答すべき属性名であるとする」という3つ
の規則が格納されている。例文1の場合、キーワード抽
出部12より受けとった単語列「属性値(人間失格)、
属性名(著者)」に対してまず、規則ベース16の前記
規則2が適用され、「属性値(人間失格)」は属性レコ
ードの選択条件「属性名’書名’の属性値が人間失格で
ある」に変換され、つぎに、規則ベース16の前記規則
3が適用され、「属性名(著者)」が応答すべき属性名
「著者」に変換される。結局、属性レコードの選択条件
として「属性名’著者’の属性値が人間失格である」
が、応答すべき属性名として「著者」が得られた。最後
に回答部14において、属性レコードの選択条件を満た
す属性レコードを検索し、得られた属性レコード中の応
答すべき属性名の属性値を回答として出力し、処理を終
了する。例文1の場合は、属性レコードの選択条件「属
性名’書名’の属性値が人間失格である」を満たす属性
レコードを検索すると、属性レコード21が得られるの
で、属性レコード21の応答すべき属性名「著者」の属
性値、「太宰治」を回答として出力する。
処理の流れを説明する。入力文は形態素解析部11にお
いて、形態素解析されて、単語のリストに変換される。
例文1「人間失格の著者は?」の場合は、「人間失格、
の、著者、は、?」。と変換される。次に、キーワード
抽出部12において、辞書15を参照することによっ
て、形態素解析部11より受けとった単語のリストから
キーワードを順序を保って抽出する。キーワードには属
性名、属性値、関係語があるが、これらはすべて辞書1
5に登録されている。例文1の場合、形態素解析部11
より受けとった単語のリスト「人間失格、の、著者、
は、?」のうち「人間失格」は属性レコード21の属性
値にあるので、辞書15に属性値として、「著者」は属
性レコードの属性名であるので辞書15に属性名として
登録される。よって、「属性値(人間失格)、属性名
(書名)」という単語列が得られる。つぎに、変換部1
3において、キーワード抽出部12より受けとった属性
値、関係語、属性名からなる列に対して、規則ベース1
6に格納された規則が適用され、さらに、必要であれば
すなわち単語列が関係語を含むならば、関係語手続きベ
ース17に格納された手続きが実行されて、応答すべき
属性名および属性レコードの選択条件が導かれる。規則
ベース16には、規則1「属性値v、関係語k、属性名
tのならびを属性名tと属性値vの関係が関係語kで指
示されるものであるという属性レコードの選択条件とす
る」、規則2「規則1があてはまらない場合に、属性値
vを属性値vが属する属性名tの値が属性値vであると
いう属性レコードの選択条件とする。」、規則3「規則
1、および規則2があてはまらない場合に、属性名tを
属性名tは応答すべき属性名であるとする」という3つ
の規則が格納されている。例文1の場合、キーワード抽
出部12より受けとった単語列「属性値(人間失格)、
属性名(著者)」に対してまず、規則ベース16の前記
規則2が適用され、「属性値(人間失格)」は属性レコ
ードの選択条件「属性名’書名’の属性値が人間失格で
ある」に変換され、つぎに、規則ベース16の前記規則
3が適用され、「属性名(著者)」が応答すべき属性名
「著者」に変換される。結局、属性レコードの選択条件
として「属性名’著者’の属性値が人間失格である」
が、応答すべき属性名として「著者」が得られた。最後
に回答部14において、属性レコードの選択条件を満た
す属性レコードを検索し、得られた属性レコード中の応
答すべき属性名の属性値を回答として出力し、処理を終
了する。例文1の場合は、属性レコードの選択条件「属
性名’書名’の属性値が人間失格である」を満たす属性
レコードを検索すると、属性レコード21が得られるの
で、属性レコード21の応答すべき属性名「著者」の属
性値、「太宰治」を回答として出力する。
【0012】次に、例文2「人間失格と同じ出版社の本
の書名は?」の処理を見る。規則ベース16中の前記規
則1の適用例である。形態素解析部11、キーワード抽
出部12における処理は例文1の場合と同様である。形
態素解析部11から送られた単語リスト「人間失格、
と、同じ、出版社、の、本、の、書名、は、?」はキー
ワード抽出部12において単語列「属性値(人間失
格)、関係語(同じ)、属性名(出版社)、属性名(書
名)」に変換される。次に、変換部13において、例文
1の場合と同様に、規則ベース16の規則を適用するこ
とによって、キーワード抽出部12から受けとった単語
リストを応答すべき属性名および属性レコードの選択条
件に変換する。ただし、例文2のように関係語を含む場
合は、応答すべき属性名および属性レコードの選択条件
に変換する際、関係語手続きベース17の手続きが補助
的に用いられる。例文2の場合、まず、規則ベース16
に格納された規則1「属性値v、関係語k、属性名tの
ならびを属性名tと属性値vの関係が関係語kで指示さ
れるものであるという属性レコードの選択条件とする」
が適用される。その結果、キーワード抽出部12から受
けとった単語列の一部「属性値(人間失格)、関係語
(同じ)、属性名(出版社)」が属性名’出版社’と属
性値’人間失格’の関係が関係語’同じ’で指示される
と解釈される。関係語’同じ’には、それが属性名tと
属性値vの関係を指示するとき、「属性名tの属性値が
属性値vを含む属性レコードの属性名tの属性値に等し
い」という属性レコードの選択条件への変換手続きが関
係語手続きベース17に定義されており、例文2の場
合、属性値’人間失格’の属する属性レコードは属性レ
コード21であり、その属性名’出版社’の属性値は新
潮社であるから、「属性名’出版社’の属性値が新潮社
である」という属性レコードの選択条件に変換される。
さらに、単語列の残りの部分「属性名(書名)」は例文
1の場合と同様に、規則ベース3に格納された規則3に
より、応答すべき属性名「書名」に変換される。結局、
属性レコードの条件として「属性名’出版社’の属性値
が新潮社である」が、応答すべき属性名として「書名」
が得られた。最後に回答13において、例文1の場合と
同様に、属性レコードの条件を満たす属性レコード中の
応答すべき属性名の属性値を回答として出力し、処理を
終了する。例文2の場合は、属性レコードの条件「属性
名・出版社の属性値が新潮社である」を満たす属性レコ
ードを検索すると、属性レコード21と属性レコード2
2が得られるので、これらの属性レコードの応答すべき
属性名「書名」の属性値、「人間失格」、「金閣寺」を
回答として出力する。
の書名は?」の処理を見る。規則ベース16中の前記規
則1の適用例である。形態素解析部11、キーワード抽
出部12における処理は例文1の場合と同様である。形
態素解析部11から送られた単語リスト「人間失格、
と、同じ、出版社、の、本、の、書名、は、?」はキー
ワード抽出部12において単語列「属性値(人間失
格)、関係語(同じ)、属性名(出版社)、属性名(書
名)」に変換される。次に、変換部13において、例文
1の場合と同様に、規則ベース16の規則を適用するこ
とによって、キーワード抽出部12から受けとった単語
リストを応答すべき属性名および属性レコードの選択条
件に変換する。ただし、例文2のように関係語を含む場
合は、応答すべき属性名および属性レコードの選択条件
に変換する際、関係語手続きベース17の手続きが補助
的に用いられる。例文2の場合、まず、規則ベース16
に格納された規則1「属性値v、関係語k、属性名tの
ならびを属性名tと属性値vの関係が関係語kで指示さ
れるものであるという属性レコードの選択条件とする」
が適用される。その結果、キーワード抽出部12から受
けとった単語列の一部「属性値(人間失格)、関係語
(同じ)、属性名(出版社)」が属性名’出版社’と属
性値’人間失格’の関係が関係語’同じ’で指示される
と解釈される。関係語’同じ’には、それが属性名tと
属性値vの関係を指示するとき、「属性名tの属性値が
属性値vを含む属性レコードの属性名tの属性値に等し
い」という属性レコードの選択条件への変換手続きが関
係語手続きベース17に定義されており、例文2の場
合、属性値’人間失格’の属する属性レコードは属性レ
コード21であり、その属性名’出版社’の属性値は新
潮社であるから、「属性名’出版社’の属性値が新潮社
である」という属性レコードの選択条件に変換される。
さらに、単語列の残りの部分「属性名(書名)」は例文
1の場合と同様に、規則ベース3に格納された規則3に
より、応答すべき属性名「書名」に変換される。結局、
属性レコードの条件として「属性名’出版社’の属性値
が新潮社である」が、応答すべき属性名として「書名」
が得られた。最後に回答13において、例文1の場合と
同様に、属性レコードの条件を満たす属性レコード中の
応答すべき属性名の属性値を回答として出力し、処理を
終了する。例文2の場合は、属性レコードの条件「属性
名・出版社の属性値が新潮社である」を満たす属性レコ
ードを検索すると、属性レコード21と属性レコード2
2が得られるので、これらの属性レコードの応答すべき
属性名「書名」の属性値、「人間失格」、「金閣寺」を
回答として出力する。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、非文法的な言いまわし
でも正しく解釈するので実用的な自然言語インタフェー
スシステムを容易に構築できる効果がある。
でも正しく解釈するので実用的な自然言語インタフェー
スシステムを容易に構築できる効果がある。
【図1】本発明の一実施例。
【図2】属性レコードを説明するための図。
11 形態素解析部 12 キーワード抽出部 13 変換部 14 回答部 15 辞書 16 規則ベース 17 関係語手続きベース 21、22 属性レコード
Claims (2)
- 【請求項1】 属性の属性名と属性値の組の集まりであ
る属性レコードが複数存在している中から、ある属性値
を自然言語による問い合わせにより参照する方法におい
て、予め前記属性レコード上の属性間の関係を表す関係
語を用意しておき、問い合わせ文から、属性名、属性
値、および関係語を順序を保って抽出し、得られた前記
属性名、前記属性値、前記関係語からなる単語列に対
し、回答すべき属性値の検索条件すなわち属性レコード
の選択条件および応答すべき属性名に変換する予め用意
された規則を適用することによって、属性レコードの選
択条件および応答すべき属性名を導き、前記属性レコー
ドの選択条件を満足する属性レコードを全て選択し、選
択された属性レコードの、前記応答すべき属性名の属性
値を前記問い合わせに対する回答として出力することを
特徴とする自然言語解釈方法。 - 【請求項2】 前記規則が、 (1)属性値v、関係語k、属性名tのならびを属性名
tと属性値vの関係が関係語kで指示されるものである
という属性レコードの選択条件とする第1の規則 (2)前記第1の規則があてはまらない場合に、属性値
vを属性値vが属する属性名tの値が属性値vであると
いう属性レコードの選択条件とする第2の規則 (3)前記第1および第2の規則があてはまらない場合
に、属性名tを属性名tは、応答すべき属性名であると
する第3の規則 とからなることを特徴とする請求項1記載の自然言語解
釈方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3315851A JPH05242147A (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | 自然言語解釈方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3315851A JPH05242147A (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | 自然言語解釈方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05242147A true JPH05242147A (ja) | 1993-09-21 |
Family
ID=18070346
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3315851A Withdrawn JPH05242147A (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | 自然言語解釈方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05242147A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4469410B1 (ja) * | 2009-09-29 | 2010-05-26 | キャンバスマップル株式会社 | 情報検索装置、情報検索方法、及びコンピュータプログラム |
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1991
- 1991-11-29 JP JP3315851A patent/JPH05242147A/ja not_active Withdrawn
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