JP2011076144A - 情報検索装置、情報検索方法、及びコンピュータプログラム - Google Patents

情報検索装置、情報検索方法、及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】検索方法を選択することなく、検索対象となる所定の情報群より、取得することを望むサービス情報を効率良く円滑に探し出す検索を行う。
【解決手段】情報検索装置は、サービス情報を検索するための文字列を受け付け、この文字列の属性に応じた属性検索情報を特定し、この属性検索情報に基づきサービス情報を特定して抽出し、抽出したサービス情報を出力する。また、情報検索装置は、属性検索情報の特定後、既に特定した属性確定検索種別とは異なる少なくとも1以上の予備的属性確定検索種別を特定し、この予備的属性確定検索種別に従って予備的属性検索情報の特定し、特定した予備的属性検索情報に基づき予備的サービス情報を特定して抽出する。
【選択図】図12

Description

本発明は、所望のサービス情報を探し出す検索技術に係り、詳しくは、検索対象となる所定の情報群より、指定(入力)された1又は2以上の文字列に対応するサービス情報を、効率良く円滑に探し出すことのできる検索を行う情報検索装置、情報検索方法、及び情報検索用のコンピュータプログラムに関する。
従来、ガソリンスタントやコンビニエンスストア、ラーメン店、ホテル・旅館といった店舗情報や、有名な施設情報、行楽地情報といったPOI(Point Of Interest)情報などを探し出し、その情報を表示する情報検索装置が知られている。また、この情報検索装置機能を備え、電子地図と共にその情報を表示するカーナビゲーション装置(以下、「カーナビ」という。)も知られている。
このような情報検索装置には、検索対象物の住所を基に探し出す住所検索、検索対象物の電話番号を基に探し出す電話番号検索、検索対象物の種類・目的を基に探し出すジャンル検索、検索対象物の名称を基に探し出す50音検索、緯度・経度を検索キーとし、その周辺から条件に検索対象物探し出す周辺検索といった各種検索機能が備わっている。
したがって、検索対象となる所定の情報群(検索データ)より所望のサービス情報を探し出す場合、ユーザは各種検索機能の中から適宜検索方法を選択(指定)して検索を行う必要がある。
ところが、近年では検索対象物の名称の多様化に限らず、その種類や目的が多種多様化・細分化され、所望のサービス情報がどの検索方法によって効率良く適切に検索できるのか分からない場合がある。
したがって、このような検索手法では、選択された一つの検索方法による検索結果しか得ることができず、その検索結果がユーザの意図するものでなかった場合は、検索方法が適切でなかったとして別の検索方法を再度選択して検索をし直さなければならないといった煩わしさがあった。
また、このような情報検索装置では、たとえば、このサービス情報の特徴を表した属性と一致する文字列(キーワード)を入力することで指定し、複数のテキストファイルの内容を順次走査して指定された文字列を切り出していくことで、所望のサービス情報を探し出している。そのため、入力した文字列が一致しなければ所望のサービス情報を探し出すことができず、ユーザが意図した検索結果が得られない場合がある。
そこで、所望のサービス情報を効率良く適切に探し出すようにした手段が幾つか提案されている。
たとえば、ジャンルとコンテンツとを関連付けて記憶するデータベースを備え、入力された検索キーワードがコンテンツ内に含まれているとき、このコンテンツと関連付けられたジャンルを選択ジャンルとして表示するようにした手段がある(特許文献1を参照)。
また、文字種別毎の施設名称データが格納されたデータベースと、文字種別を選択する手段とを備え、選択された文字種により入力された文字列に対応する施設名称をデータベースから検索するようにした手段もある(特許文献2を参照)。
特開2002−373170号公報 特開2006−138743号公報
しかしながら、上記特許文献1及び2に記載の技術は何れにおいても、各種検索機能の中から適宜検索方法を選択するといった操作における負荷をユーザに対して与えるものであり、検索方法の選択を行うことなく、所望のサービス情報を効率良く円滑に探し出すことを可能としたものではない。
また、Webを利用して地図情報検索サービスを行うWebアプリでは、エンタープライズ系データベースを使用することにより、入力された語句の属性(エリア・ジャンル・キーワード)に応じて適切に検索を行うようにするものもある。しかしながら、カーナビのような限られた環境ではデータサイズの制約によりエンタープライズ系データベースを組み込みデータベースとして導入することが困難である。
このように、検索方法を選択するといった操作における負荷をユーザに対して与えることなく、取得することを望むサービス情報を効率良く円滑に探し出すことを可能とした検索手段は、現在のところ提案されていない。
本発明は、上記事情に鑑みて成されたものであり、検索方法を選択することなく、検索対象となる所定の情報群より、取得することを望むサービス情報を効率良く円滑に探し出す検索を行うことが可能な仕組みを提供することを目的とする。
本発明の情報検索装置は、検索対象となる所定の情報群より、指定された文字列に対応する施設等のサービス情報を探し出す検索を行う情報検索装置であって、検索可能な文字列と、前記文字列を区分する特徴を表す属性内において前記サービス情報を特定するのに用いる属性検索情報と、を互いに関連付けて記憶し、前記属性ごとに複数設けられた第1記憶手段群と、検索を行う文字列の数(以下、「文字列数」という。)と、前記文字列の属性を確定するための検索対象の種別(以下、「属性確定検索種別」という。)と、に関連付けて、各属性確定検索種別の優先順位(以下、「検索実施順位」という。)を記憶する第2記憶手段と、前記属性検索情報と、前記サービス情報と、を互いに関連付けて記憶し、前記検索対象に従った前記属性検索情報の組み合わせに応じて複数設けられた第3記憶手段群と、前記サービス情報を検索するための文字列の入力を受け付ける文字列情報受付手段と、前記第2記憶手段と前記第1記憶手段群とを参照して、前記文字列情報受付手段で受け付けた文字列に合致する属性確定検索種別を前記検索実施順位が示す順番で探索していき、受け付けた文字列の属性確定検索種別を特定し、特定した属性確定検索種別に応じた属性検索情報を特定する第1検索手段と、前記第1検索手段での属性検索情報の特定に応じ、前記第3記憶手段群を参照して前記属性検索情報に基づきサービス情報を特定し、抽出する第2検索手段と、前記第2検索手段で抽出した前記サービス情報を出力するサービス情報出力手段と、前記第1検索手段での属性検索情報の特定後、前記第2記憶手段と前記第1記憶手段群とを参照して、前記文字列情報受付手段で受け付けた文字列に合致する属性確定検索種別を前記検索実施順位が示す順番のうち未探索の順番以降の順番で探索していき、前記第1検索手段で特定した属性確定検索種別とは異なる少なくとも1以上の属性確定検索種別を予備的属性確定検索種別をとして特定し、特定した予備的属性確定検索種別に応じた属性検索情報を予備的属性検索情報として特定し、さらに、特定した予備的属性検索情報に基づき、前記第3記憶手段群を参照してサービス情報を予備的サービス情報として特定し、抽出する予備検索手段とを備えたことを特徴とする。
前記サービス情報出力手段でのサービス情報の出力後、出力した前記サービス情報の変更を求める出力変更要求を受け付ける出力変更要求受付手段と、前記出力変更要求受付手段での出力変更要求の受け付けに応じ、前記予備検索手段で抽出した予備的サービス情報を出力する指示を前記サービス情報出力手段に対して行う出力変更処理手段とをさらに備えた構成としてもよい。
また、本発明の情報検索方法は、検索可能な文字列と、前記文字列を区分する特徴を表す属性内において施設等のサービス情報を特定するのに用いる属性検索情報と、を互いに関連付けて記憶し、前記属性ごとに複数設けられた第1記憶手段群と、検索を行う文字列の数(以下、「文字列数」という。)と、前記文字列の属性を確定するための検索対象の種別(以下、「属性確定検索種別」という。)と、に関連付けて、各属性確定検索種別の優先順位(以下、「検索実施順位」という。)を記憶する第2記憶手段と、前記属性検索情報と、前記サービス情報と、を互いに関連付けて記憶し、前記検索対象に従った前記属性検索情報の組み合わせに応じて複数設けられた第3記憶手段群と、を備えた情報検索装置が、検索対象となる所定の情報群より、指定された文字列に対応する前記サービス情報を探し出す検索を行う情報検索方法であって、前記サービス情報を検索するための文字列の入力を受け付ける文字列情報受付処理と、前記第2記憶手段と前記第1記憶手段群とを参照して、前記文字列情報受付処理にて受け付けた文字列に合致する属性確定検索種別を前記検索実施順位が示す順番で探索していき、受け付けた文字列の属性確定検索種別を特定し、特定した属性確定検索種別に応じた属性検索情報を特定する第1検索処理と、前記第1検索処理での属性検索情報の特定に応じ、前記第3記憶手段群を参照して前記属性検索情報に基づきサービス情報を特定し、抽出する第2検索処理と、前記第2検索処理で抽出した前記サービス情報を出力するサービス情報出力処理と、前記第1検索処理での属性検索情報の特定後、前記第2記憶手段と前記第1記憶手段群とを参照して、前記文字列情報受付処理にて受け付けた文字列に合致する属性確定検索種別を前記検索実施順位が示す順番のうち未探索の順番以降の順番で探索していき、前記第1検索処理で特定した属性確定検索種別とは異なる少なくとも1以上の属性確定検索種別を予備的属性確定検索種別をとして特定し、特定した予備的属性確定検索種別に応じた属性検索情報を予備的属性検索情報として特定し、さらに、特定した予備的属性検索情報に基づき、前記第3記憶手段群を参照してサービス情報を予備的サービス情報として特定し、抽出する予備検索処理とを含むことを特徴とする。
さらに、本発明のコンピュータプログラムは、検索可能な文字列と、前記文字列を区分する特徴を表す属性内において施設等のサービス情報を特定するのに用いる属性検索情報と、を互いに関連付けて記憶し、前記属性ごとに複数設けられた第1記憶手段群と、検索を行う文字列の数(以下、「文字列数」という。)と、前記文字列の属性を確定するための検索対象の種別(以下、「属性確定検索種別」という。)と、に関連付けて、各属性確定検索種別の優先順位(以下、「検索実施順位」という。)を記憶する第2記憶手段と、前記属性検索情報と、前記サービス情報と、を互いに関連付けて記憶し、前記検索対象に従った前記属性検索情報の組み合わせに応じて複数設けられた第3記憶手段群と、を備えた情報検索装置に、検索対象となる所定の情報群より、指定された文字列に対応する前記サービス情報を探し出す検索を行わせるためのコンピュータプログラムであって、前記情報検索装置に、前記サービス情報を検索するための文字列の入力を受け付ける文字列情報受付処理と、前記第2記憶手段と前記第1記憶手段群とを参照して、前記文字列情報受付処理にて受け付けた文字列に合致する属性確定検索種別を前記検索実施順位が示す順番で探索していき、受け付けた文字列の属性確定検索種別を特定し、特定した属性確定検索種別に応じた属性検索情報を特定する第1検索処理と、前記第1検索処理での属性検索情報の特定に応じ、前記第3記憶手段群を参照して前記属性検索情報に基づきサービス情報を特定し、抽出する第2検索処理と、前記第2検索処理で抽出した前記サービス情報を出力するサービス情報出力処理と、前記第1検索処理での属性検索情報の特定後、前記第2記憶手段と前記第1記憶手段群とを参照して、前記文字列情報受付処理にて受け付けた文字列に合致する属性確定検索種別を前記検索実施順位が示す順番のうち未探索の順番以降の順番で探索していき、前記第1検索処理で特定した属性確定検索種別とは異なる少なくとも1以上の属性確定検索種別を予備的属性確定検索種別をとして特定し、特定した予備的属性確定検索種別に応じた属性検索情報を予備的属性検索情報として特定し、さらに、特定した予備的属性検索情報に基づき、前記第3記憶手段群を参照してサービス情報を予備的サービス情報として特定し、抽出する予備検索処理とを実行させるためのものである。
本発明によれば、検索を行う文字列が同じであっても、異なる属性確定検索種別に基づいて属性検索情報を特定することで、様々なサービス情報を検索し予備的に備えるものとすることができる。
したがって、検索方法を選択することなく、検索対象となる所定の情報群より、取得することを望むサービス情報を効率良く円滑に探し出す検索を行うことが可能となる。
本発明の実施の形態に係る情報検索システムの例を示すブロック図である。 本発明に係る情報検索装置を情報検索システムに用いることにより実現されるナビゲーション装置を示す概略図である。 本発明に係る情報検索装置の実施形態の一例を示すブロック構成図である。 本発明に係る情報検索装置が備える記憶部に記憶されている第1(駅エリア)索引ファイルの構造を示す一例である。 本発明に係る情報検索装置が備える記憶部に記憶されている第2(住所エリア)索引ファイルの構造を示す一例である。 本発明に係る情報検索装置が備える記憶部に記憶されている第3(ジャンルエリア)索引ファイルの構造を示す一例である。 本発明に係る情報検索装置が備える記憶部に記憶されている第4(キーワードエリア)索引ファイルの構造を示す一例である。 本発明に係る情報検索装置が備える検索種別確定テーブルの構造を示す一例である。 本発明に係る情報検索装置が備える記憶部に記憶されている第1(住所)検索ファイルの構造を示す一例である。 本発明に係る情報検索装置が備える記憶部に記憶されている第2(周辺)検索ファイルの構造を示す一例である。 本発明に係る情報検索装置が備える記憶部に記憶されている第3(ジャンル)検索ファイルの構造を示す一例である。 情報検索処理の一例を示すフローチャートである。 情報検索処理の他の例を示すフローチャートである。 情報検索処理のさらに他の例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る情報検索システム(以下、「本システム」という)の例を示すブロック図である。本システムは、図1に示すように、情報検索装置10と、表示部20と、入力部30とを含む。
情報検索装置10は、検索対象となる所定の情報群より、指定された文字列に対応する施設等のサービス情報を探し出す検索を行う装置である。
表示部20は、情報検索装置10による検索結果を出力・表示するディスプレイ(モニタ)である。
入力部30は、情報検索装置10に対して各種指示を行うコマンドの入力用ボタンであり、図2に示すように、文字入力ボタン31、検索実行ボタン32等より構成されている。
図2は、本システムを用いることにより実現されるナビゲーション装置1を示す概略図である。
図2において、入力部30(31,32)は、表示部20のスクリーン上に積層されたものとなっている。
文字入力ボタン31は、該当情報を検索するための文字の入力情報を発信する処理を行う。文字入力ボタン31としては、たとえば平仮名のキーボードを模したGUI(Graphic User Interface)画面を表示部20に表示し、ユーザがGUI画面上で平仮名を1文字ずつカーソルあるいは指で選択していくことで、所望の文字列の入力を行なうものとすることができる。
図2において、文字入力ボタン31は、あ行、か行、さ行・・・わ行の各種文字ボタン、句点「。」を入力するためのボタン、読点「、」を入力するためのボタン、「−」を入力するためのボタンにより構成されている。
また、表示部20には、文字入力ボタン31より入力された文字情報を出力表示する表示欄21が表示されたものとなっている。
図2において、表示欄21には、「渋谷区 ラーメン とんこつ」といった検索のための文字列が表示されている。
さらに、表示部20には、片仮名を入力するための「カタカナ」ボタン、ローマ文字を入力するための「ABC」ボタン、小文字入力に切り替えたり、濁点「゛」や半濁点「゜」を入力するための「小゛゜」ボタン、数字を入力するための「123」ボタン、等が備えられている。
検索実行ボタン32は、受け付けた文字情報により構成された文字列に基づく検索実行を要求する検索実行指示情報を発信する処理を行う。
図2において、検索実行ボタン32は、「OK」ボタンにより構成されている。
また、図1に示すように、本システムは、現在位置を特定するために、測位装置40を備えていても良い。
測位装置40は、現在の位置を測定する処理を行う。位置の測定は、たとえばGPS受信機により行うことができる。GPS受信機は、GPS衛星から放射されるGPS信号を受信してGPS衛星とGPS受信機自身との距離(疑似距離)を測定し、複数の衛星からのGPS信号を同時に受信することによりGPS受信機自身の現在位置(GPS測位解)を算出する。
図3は、情報検索装置10の一例を示すブロック構成図である。
情報検索装置10は、図3に示すように、駅エリア索引情報記憶部F11と、住所エリア索引情報記憶部F12と、ジャンル索引情報記憶部F13と、キーワード索引情報記憶部F14と、住所検索情報記憶部F21と、周辺検索情報記憶部F22と、ジャンル検索情報記憶部F23と、検索種別確定情報記憶部TB1と、文字列情報受付部11と、第1検索部12と、第2検索部13と、サービス情報出力部14と、予備検索部15と、出力変更要求受付部16と、出力変更処理部17と、制御部18とを含む。なお、情報検索装置10は、制御信号、データ等を伝送するバス19を備えている。
本実施の形態において、「第1記憶手段群」は、駅エリア索引情報記憶部F11と、住所エリア索引情報記憶部F12と、ジャンル索引情報記憶部F13と、キーワード索引情報記憶部F14といった4つの記憶部により構成されたものとなっている。
また、本実施の形態において、「第2記憶手段」は、検索種別確定情報記憶部TB1により構成されたものとなっている。
さらに、本実施の形態において、「第3記憶手段群」は、住所検索情報記憶部F21と、周辺検索情報記憶部F22と、ジャンル検索情報記憶部F23といった3つの記憶部により構成されたものとなっている。
情報検索装置10は、情報処理装置であればよく、たとえば、モバイルタイプのパーソナルコンピュータをはじめ、PND(Personal Navigation Device)や専用デバイス、携帯電話機などで実現される。また、情報検索装置10は、図示しないが、CPU(中央処理装置)、プログラム記憶部、キーボタン等の入力装置、ディスプレイ等の出力装置、OS(オペレーティング・システム)、等を有する。
また、情報検索装置10は、図示しないが、CPU(中央処理装置)、プログラム記憶部、マウスやキーボード又はキーボタン等の入力装置、ディスプレイ等の出力装置、OS(オペレーティング・システム)、等を有する。
CPUは、プログラム記憶部に記憶されたコンピュータプログラムに従い、情報検索装置10の各構成要素を統制制御し、プログラム処理を実行する手段である。プログラム記憶部は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等で構成され、情報検索装置10が使用する各種コンピュータプログラムを記憶している手段である。
駅エリア索引情報記憶部F11は、検索可能な文字列と、この文字列を区分する特徴を表す属性内においてサービス情報を特定するのに用いる属性検索情報と、を互いに関連付けた駅エリア索引ファイルを記憶する記憶媒体である。ここでは、検索可能な文字列として、地点を示す駅名情報、属性検索情報として、この駅の地点情報もしくはこの地点情報が含まれる所定範囲の検索メッシュ等の駅エリア検索情報が記憶される。したがって、情報検索装置10は、この駅名情報に基づき、駅エリア検索情報としてその駅のサービス情報、もしくはその駅が含まれる検索メッシュを特定する検索を行うことができる。
図4は、駅エリア索引情報記憶部F11に記憶されている駅エリア索引ファイルの例を示す図である。図4に示すように、「駅エリア索引ファイル」は、駅名情報と駅サービス情報(又は検索メッシュ)とが関連付けされた構成となっている。
住所エリア索引情報記憶部F12は、検索可能な文字列と、この文字列を区分する特徴を表す属性内においてサービス情報を特定するのに用いる属性検索情報と、を互いに関連付けた住所エリア索引ファイルを記憶する記憶媒体である。ここでは、検索可能な文字列として、領域を示す市区町村以上の住所情報、又は地点を示す大字以下の住所情報、属性検索情報として、この住所の地点情報もしくはこの地点情報が含まれる領域を示す行政区域コード等の住所エリア検索情報が記憶される。したがって、情報検索装置10は、この住所情報に基づき、住所エリア検索情報としてその住所にあるサービス情報、もしくはその住所が含まれる行政区域コードを特定する検索を行うことができる。
図5は、住所エリア索引情報記憶部F12に記憶されている住所エリア索引ファイルの例を示す図である。図5に示すように、「住所エリア索引ファイル」は、住所情報と住所サービス情報(又は行政区域コード)とが関連付けされた構成となっている。
ジャンル索引情報記憶部F13は、検索可能な文字列と、この文字列を区分する特徴を表す属性内においてサービス情報を特定するのに用いる属性検索情報と、を互いに関連付けたジャンル索引ファイルを記憶する記憶媒体である。ここでは、検索可能な文字列として、ジャンル情報、属性検索情報として、このジャンルが含まれる(区分される)種別コード等のジャンル検索情報が記憶される。したがって、情報検索装置10は、このジャンル情報に基づき、ジャンル検索情報としてそのジャンルが含まれる種別コードを特定する検索を行うことができる。
図6は、ジャンル索引情報記憶部F13に記憶されているジャンル索引ファイルの例を示す図である。図6に示すように、「ジャンル索引ファイル」は、ジャンル情報と種別コードとが関連付けされた構成となっている。
キーワード索引情報記憶部F14は、検索可能な文字列と、この文字列を区分する特徴を表す属性内においてサービス情報を特定するのに用いる属性検索情報と、を互いに関連付けたキーワード索引ファイルを記憶する記憶媒体である。ここでは、検索可能な文字列として、キーワード情報、属性検索情報として、このキーワードが含まれる検索対象物の地点情報もしくはこの地点情報が含まれる所定範囲の検索メッシュ等の駅エリア検索情報や、このキーワードが含まれる検索対象物の地点情報もしくはこの地点情報が含まれる領域を示す行政区域コード等の住所エリア検索情報、このキーワードが含まれる検索対象物のジャンルが含まれる(区分される)種別コード等のジャンル検索情報が記憶される。したがって、情報検索装置10は、このキーワード情報に基づき、駅エリア検索情報としてその駅のサービス情報、もしくはその駅が含まれる検索メッシュ、住所エリア検索情報としてその住所にあるサービス情報、もしくはその住所が含まれる行政区域コード、ジャンル検索情報としてそのジャンルが含まれる種別コード、をそれぞれ特定する検索を行うことができる。
図7は、キーワード索引情報記憶部F14に記憶されているキーワード索引ファイルの例を示す図である。図7に示すように、「キーワード索引ファイル」は、キーワード情報と、駅サービス情報(又は検索メッシュ)、住所サービス情報(又は行政区域コード)、及び種別コードとが関連付けされた構成となっている。
検索種別確定情報記憶部TB1には、検索を行う文字列の数(以下、「文字列数」という。)と、この文字列それぞれの属性を確定するために用いられる検索対象となる索引情報記憶部F11,F12,F13,F14の種別であってサービス情報の検索対象とする検索情報記憶部F21,F22,F23を特定可能な検索方法の種別(以下、「属性確定検索種別」という。)と、各文字列数毎に定められた各属性確定検索種別について検索を行う優先順位(以下、「検索実施順位」という。)とが関連付けされた検索種別確定情報が記憶されている。ここで、「属性確定検索種別」とは、文字列の順番と、検索対象の種別(具体的には、例えば、文字列の属性を確定するために用いる索引情報記憶部F11,F12,F13,F14の名称)とが関連付けされ、文字列の属性を確定するための検索を行う索引の組み合わせの種別と、サービス情報の検索対象とする検索情報記憶部F21,F22,F23を特定可能な検索方法の種別とをあわせ持ったものをいう。
したがって、検索方法を選択しなくても、入力された文字列に対して、異なる複数の検索方法にて順に検索を行うものとすることができる。たとえば、文字列の数が1つで、「ABC」という文字列が店名の居酒屋を探し出したい場合、「ABC」という文字列が地名や料理の区分にも使われていた場合、検索方法を選択しないと住所エリア検索やジャンル検索による属性が検索結果となってしまう。そのため、通常では再度検索方法を指定して検索をし直さなければならない。ところが、本例では検索種別確定情報を用いることにより、検索実施順位に従ってキーワード検索も行われることになるので、「ABC」という店名の居酒屋を探し出すことが可能となる。
図8は、検索種別確定情報記憶部TB1に記憶されている検索種別確定テーブルに格納されている検索種別確定情報の例を示す図である。図8に示す例では、入力される文字列の数が最大3の場合の検索種別確定情報が示されている。
図8において、入力された文字列の数が1の場合、文字列の属性を決定するために検索を行う順位を示す検索実施順位は1〜4まであり、入力された文字列の数が2の場合、同順位は1〜11まであり、入力された文字列の数が3の場合、同順位は1〜22まであることが示されている。
図8に示す検索種別確定情報では、入力された文字列の数が1の場合、検索実施順位1として駅エリアにおいて属性を確認し、同順位2として住所エリアにおいて属性を確認し、同順位3としてジャンルにおいて属性を確認し、同順位4としてキーワードにおいて属性を確認することが設定されたものとなっている。入力された文字列の数が2あるいは3の場合についても、図8に示すように、各検索実施順位毎に各文字列について確認すべき属性の種類が設定されている。
図8に示す検索種別確定情報では、駅エリア、住所エリア、ジャンル、その他のキーワードの順に、所望のサービス情報を効率良く、適切に探し出すことができるように設定が成されている。なお、この順序は任意であるので、ジャンル、駅エリア、住所エリア、その他のキーワードの順のように変更するものとしても良い。
住所検索情報記憶部F21は、属性検索情報と、サービス情報と、を互いに関連付けて記憶する手段であり、ここでの属性検索情報は、都道府県といった領域を示す住所エリア検索情報としての行政区域コードや、市区町村といった領域を示す住所エリア検索情報としての行政区域コード、大字町丁目といった地点を示す住所エリア検索情報としての行政区域コード、大ジャンル検索情報としての種別コード、中ジャンル検索情報としての種別コード、小ジャンル検索情報としての種別コードをいう。また、サービス情報は、ガソリンスタントやコンビニエンスストア、ラーメン店、ホテル・旅館といった店舗情報や、有名な施設情報、行楽地情報といったPOI(Point Of Interest)情報をいう。したがって、情報検索装置10では、この属性検索情報に基づきサービス情報を特定する検索を行うことができる。
図9は、住所検索情報記憶部F21に記憶されている情報の例を示す図である。
たとえば、図9に示す住所検索ファイルでは、都道府県の行政区域コードと、位置情報(緯度・経度)と、市区町村の行政区域コードと、下位階層記憶位置を指定するオフセット情報と、位置情報(緯度・経度)と、大字町丁目の行政区域コードと、位置情報(緯度・経度)と、・・・大ジャンル種別コードと、中ジャンル種別コードと、下位階層記憶位置を指定するオフセット情報と、小ジャンル種別コードと、下位階層記憶位置を指定するオフセット情報と、施設の名称や住所、電話番号といったサービス情報と、を関連付けてファイルを構成することを示している。
周辺検索情報記憶部F22は、属性検索情報と、サービス情報と、を互いに関連付けて記憶する手段であり、ここでの属性検索情報は、地点を示す駅エリア検索情報としての検索メッシュや、大ジャンル検索情報としての種別コード、中ジャンル検索情報としての種別コード、小ジャンル検索情報としての種別コードをいう。また、サービス情報は、店舗情報や、有名な施設情報、行楽地情報といったPOI(Point Of Interest)情報をいう。したがって、情報検索装置10では、この属性検索情報に基づきサービス情報を特定する検索を行うことができる。
図10は、周辺検索情報記憶部F22に記憶されている情報の例を示す図である。
たとえば、図10に示す周辺検索ファイルでは、位置情報(緯度・経度)と、検索メッシュと、大ジャンル種別コードと、中ジャンル種別コードと、下位階層記憶位置を指定するオフセット情報と、小ジャンル種別コードと、下位階層記憶位置を指定するオフセット情報と、施設の名称や住所、電場番号といったサービス情報と、を関連付けてファイルを構成することを示している。
ジャンル検索情報ファイルF23は、属性検索情報と、サービス情報と、を互いに関連付けて記憶する手段であり、ここでの属性検索情報は、地点を示す駅エリア検索情報としての検索メッシュや、都道府県といった領域を示す住所エリア検索情報としての行政区域コード、市区町村といった領域を示す住所エリア検索情報としての行政区域コード、大字町丁目といった地点を示す住所エリア検索情報としての行政区域コード、大ジャンル検索情報としての種別コード、中ジャンル検索情報としての種別コード、小ジャンル検索情報としての種別コードをいう。また、サービス情報は、店舗情報や、有名な施設情報、行楽地情報といったPOI(Point Of Interest)情報をいう。したがって、情報検索装置10では、この属性検索情報に基づきサービス情報を特定する検索を行うことができる。
図11は、ジャンル検索情報記憶部F23に記憶されている情報の例を示す図である。
たとえば、図11に示すジャンル検索ファイルでは、検索メッシュと、都道府県の行政区域コードと、市区町村の行政区域コードと、大字町丁目の行政区域コードと、大ジャンル種別コードと、中ジャンル種別コードと、下位階層記憶位置を指定するオフセット情報と、小ジャンル種別コードと、下位階層記憶位置を指定するオフセット情報と、施設の名称や住所、電場番号といったサービス情報と、を関連付けてファイルを構成することを示している。
文字列情報受付部11は、サービス情報を検索するための文字列の入力を受け付ける処理を行う。この文字列情報受付部11で受け付けた文字列情報は、第1検索部12へ送信される。
第1検索部12は、文字列情報受付部11で受け付けた文字列に基づき、検索種別確定情報記憶部TB1と索引情報記憶部群F11,F12,F13,F14とを参照して、検索実施順位として設定されている順番に、各順番に対応付けされている属性確定検索種別とするか否かを確認していくことにより属性確定検索種別を特定すると共に、属性確定検索種別の特定によって確定された文字列の属性に応じた属性検索情報を特定する処理を行う。
第2検索部13は、第1検索部12にて特定された属性確定検索種別によって特定可能な検索対象の検索情報記憶部群F21,F22,F23を参照して、第1検索部12にて特定された属性検索情報に基づきサービス情報を特定し、抽出する処理を行う。
サービス情報出力部14は、第2検索部13で抽出したサービス情報を出力する処理を行う。このサービス情報出力部14は、ディスプレイ等の表示部20に接続され、制御部18の制御下、出力されたサービス情報がテキストデータや画像データである場合、これをディスプレイ20に表示する。
ここで、サービス情報出力部14よりユーザへ提供されるサービス情報としては、たとえば、以下のような情報をいう。
1.駅エリアや大字以下の住所エリア(以下、「地点」という。)とジャンルが決定した場合、当該地点を中心とした当該ジャンルのPOIの一覧。
2.市区町村以上の住所エリア(以下、「領域」という。)とジャンルが決定した場合、当該領域に対応する当該ジャンルのPOIの一覧。
3.地点とキーワードが決定した場合、当該地点を中心とした当該キーワードに対応するPOIの一覧。
4.領域とキーワードが決定した場合、当該領域に対応する当該キーワードに対応するPOIの一覧。
5.ジャンルとキーワードが決定した場合、当該ジャンルおよび当該キーワードに対応するPOIの一覧。
6.キーワードが決定した場合、すべての語句に対応するPOIの一覧。
予備検索部15は、第1検索部12での属性検索情報の特定後、検索種別確定情報記憶部TB1と索引情報記憶部群F11,F12,F13,F14とを参照して、第1検索部12で特定した属性確定検索種別とは異なる少なくとも1以上の予備的属性確定検索種別を特定すると共に、予備的属性確定検索種別の特定によって確定した文字列の属性に応じた予備的属性検索情報を特定し、さらに、特定した予備的属性検索情報を用いて、特定した予備的属性確定検索種別によって特定可能な検索対象の検索情報記憶部群F21,F22,F23を参照して予備的サービス情報を特定し、抽出する処理を行う。
すなわち、予備検索部15では、第1検索部12による検索結果がユーザの意図するものでない場合を想定し、確定される文字列の属性を可能性のある他の属性に変えて検索した結果を、ユーザが意図するかも知れない検索結果として予備的に備えるようにしたものである。
このように、第1検索部12の他に、条件を変えた同様の検索処理を行う補助的な検索部として予備検索部15を備えることで、検索方法を選択しなくても、ユーザが取得することを望む可能性が高いと思われるサービス情報を探し出す検索を実施することが可能となる。したがって、検索の操作に切れ目が無く、連続的に効率良く、円滑に所望のサービス情報を探し出すことができる。
なお、この予備検索部15での処理は、第1検索部12での属性検索情報の特定後であれば良く、たとえば第2検索部13で抽出したサービス情報のサービス情報出力部14での出力後であっても良いし、第1検索部12での属性検索情報の特定後、直ちに行う(処理を開始する)ものとしても良い。
この予備検索部15で抽出した予備的サービス情報は、サービス情報出力部14へ送信される。すなわち、第2検索部13で抽出したサービス情報がサービス情報出力部14にて出力された後、所定の条件設定により、予備的サービス情報が予備検索部15よりサービス情報出力部14へ送信されることになる。
出力変更要求受付部16は、サービス情報出力部14でのサービス情報の出力後、出力したサービス情報の変更を求める出力変更要求を受け付ける処理を行う。
すなわち、第1検索部12での検索結果、ユーザが取得することを望むサービス情報を得ることができないとき、新たな文字列を入力し直したり、検索条件を変更したりすること無く、この出力変更要求受付部16にて、新たな(異なる)検索方法によって得られたサービス情報の提供を求める。
この出力変更要求受付部16で受け付けた出力変更要求は、出力変更処理部17へ送信される。
出力変更処理部17は、出力変更要求受付部16での出力変更要求の受け付けに応じ、予備検索部15で抽出した予備的サービス情報を出力する指示をサービス情報出力部14に対して行う処理を行う。
すなわち、新たな(異なる)属性が確定された検索によって得られた予備的サービス情報を、予備的サービス情報の数だけ順次提供することを可能とするものである。
制御部18は、CPU、ROM、RAM等を具備し、プログラム記憶部に記憶されたプログラムに従い、情報検索装置10の各構成要素を統制制御し、プログラム処理を実行する。
<第1の実施の形態>
次に、情報検索装置10の動作の一例を、図12を参照しながら説明する。図12は、情報検索装置10での情報検索処理の一例を示すフローチャートである。
情報検索処理において、まず、文字列情報受付部11は、サービス情報を検索するための文字列の入力を受け付けたか否か判断する(S10)。
文字列情報受付部11が文字列の入力を受け付けた場合(S10のY)、第1検索部12は、文字列情報受付部11で受け付けた文字列に基づき、検索種別確定情報記憶部TB1と索引ファイル群F11,F12,F13,F14とを参照し、検索実施順位が示す順番で受け付けた文字列の属性が該当する属性確定検索種別が示す属性に合致するか否かを確認していくことで、受け付けた文字列の属性確定検索種別を特定する(S20)。
具体的には、S10にて「渋谷区 ラーメン とんこつ」という3つの文字列の入力を受け付けていた場合には、第1検索部12は、検索種別確定テーブル(図8参照)を参照して文字列数が「3」の場合の検索実施順位が示す順番に、索引ファイル群F11,F12,F13,F14を参照して、その順番の属性確定検索種別に「渋谷区 ラーメン とんこつ」という3つの文字列が合致しているかを確認していく。
例えば、検索実施順位が「1」の属性確定検索種別「駅エリア ジャンル キーワード」に「渋谷区 ラーメン とんこつ」という3つの文字列が合致しているかを確認する場合には、第1検索部12は、第1文字列である「渋谷区」が駅エリア索引ファイル(図4参照)の駅名情報に含まれているか否かを探索し、第2文字列である「ラーメン」がジャンル索引ファイル(図6参照)のジャンル情報に含まれているか否かを探索し、第3文字列である「とんこつ」がキーワード索引ファイル(図7参照)のキーワード情報に含まれているか否かを探索し、全て探索された場合に合致しているものと判断する。なお、第1文字列から順番に確認していき、探索されたかった場合にそれ以降の文字列の探索を行わないようにしてもよい。
そして、第1検索部12は、ある順番において「渋谷区 ラーメン とんこつ」という3つの文字列それぞれの属性と属性確定検索種別が示す各文字列に対応する属性とが合致していると判断した場合に、その属性確定検索種別を「渋谷区 ラーメン とんこつ」という3つの文字列の属性確定検索種別として特定する。本例では、例えば、検索実施順位が「1」から「6」までの属性確定検索種別にはいずれも合致せず、検索実施順位が「7」の属性確定検索種別「住所エリア ジャンル キーワード」に合致し、その属性確定検索種別「住所エリア ジャンル キーワード」に特定される。属性確定検索種別が特定されることによって、各文字列の属性が確定する。
一方、文字列情報受付部11は、文字列の入力を受け付けていない場合(S10のN)、文字列の入力を受け付けたか否か判断を繰り返す(S10)。
次いで、第1検索部12は、特定した属性確定検索種別に従って、文字列の属性検索情報を特定する(S30)。
第1検索部12が属性検索情報を特定すると、第2検索部13は、検索ファイル群F21,F22,F23を参照し、属性検索情報に基づきサービス情報を特定し、抽出する(S40)。なお、特定した属性確定検索種別に従って、検索ファイル群F21,F22,F23の中から検索対象とする検索ファイルを特定(例えば、属性確定検索種別が「ジャンル」である場合には、検索ファイルをジャンル検索情報記憶部F23とする。また、例えば、属性確定検索種別が「ジャンル 住所エリア」である場合には、検索ファイルをジャンル検索情報記憶部F23と住所検索情報記憶部F21とする。)するようにしてもよい。また、検索対象とする検索ファイルを特定することなく全ての検索ファイルを検索するようにしてもよい。
そして、サービス情報出力部14が、第2検索部13で抽出したサービス情報を、情報検索装置10に備えられたディスプレイ20に対して出力する(S50)。
また、予備検索部15が、第1検索部12での属性検索情報の特定後、検索種別確定情報記憶部TB1と索引ファイル群F11,F12,F13,F14とを参照して、第1検索部12で特定した属性確定検索種別とは異なる少なくとも1以上の予備的属性確定検索種別を特定する(S60)。具体的には、例えば、S20にて「渋谷区 ラーメン とんこつ」という3つの文字列について文字列数が「3」の場合の検索実施順位が「7」である属性確定検索種別「住所エリア ジャンル キーワード」に特定されていた場合には、予備検索部15は、さらに文字列数が「3」の場合の検索実施順位が「8」以降の属性確定検索種別について確認していき、ある順番において「渋谷区 ラーメン とんこつ」という3つの文字列に該当する属性確定検索種別であると再度判断した場合に、その属性確定検索種別を「渋谷区 ラーメン とんこつ」という3つの文字列の予備的属性確定検索種別として特定する。予備的属性確定検索種別が特定された場合であっても、予備検索部15は、文字列数が「3」の場合の検索実施順位が最後の属性確定検索種別まで確認を継続する。「渋谷区 ラーメン とんこつ」の場合、例えば、検索実施順位が「16」の属性確定検索種別「住所エリア キーワード キーワード」が予備的属性確定検索種別に特定される。
なお、予備的属性確定検索種別を1つだけ特定するようにしてもよい。この場合、予備的属性確定検索種別が特定された時点でS60の処理を終了する。
引き続き、予備検索部15が、特定した予備的属性確定検索種別に従って文字列の予備的属性検索情報を特定する(S70)。
さらに、予備検索部15が、特定した予備的属性検索情報に基づき、検索ファイル群F21,F22,F23を参照して予備的サービス情報を特定し、抽出する(S80)。
一方、出力変更要求受付部16が、サービス情報出力部14でのサービス情報の出力後、出力したサービス情報の変更を求める出力変更要求を受け付けたか否か判断する(S90)。
その結果、出力変更要求受付部16が、出力変更要求を受け付けた場合(Y)、引き続き出力変更処理部17が、予備検索部15で抽出した予備的サービス情報を出力する指示をサービス情報出力部14に対して行い、サービス情報出力部14が、予備検索部15で抽出した予備的サービス情報を、情報検索装置10に備えられたディスプレイ20に対して出力する(S100)。
その後、出力変更要求受付部16は、サービス情報の変更を求める出力変更要求を受け付けたか否か判断を繰り返す(S90)。
一方、出力変更要求受付部16が、出力変更要求を受け付けていない場合(N)、そのまま情報検索装置10での一連の動作が終了する。
なお、これら一連の処理は、制御部18での統制制御により実行される。
以上のように本実施の形態では、検索対象となる所定の情報群より、指定された文字列に対応する施設等のサービス情報を探し出す検索を行う情報検索装置10が、検索可能な文字列と、この文字列を区分する特徴を表す属性内においてサービス情報を特定するのに用いる属性検索情報と、を互いに関連付けて記憶し、属性ごとに複数設けられた第1記憶手段群と、検索を行う文字列の数である文字列数と、文字列の属性を確定するための検索対象の種別を示す属性確定検索種別と、に関連付けて、各属性確定検索種別の優先順位である検索実施順位を記憶する第2記憶手段と、属性検索情報と、サービス情報と、を互いに関連付けて記憶し、検索対象に従った属性検索情報の組み合わせに応じて複数設けられた第3記憶手段群とを備え、サービス情報を検索するための文字列の入力を受け付け、第2記憶手段と第1記憶手段群とを参照して、受け付けた文字列に合致する属性確定検索種別を検索実施順位が示す順番で探索していき、受け付けた文字列の属性確定検索種別を特定し、特定した属性確定検索種別に応じた属性検索情報を特定する処理と、第1検索手段での属性検索情報の特定に応じ、第3記憶手段群を参照して属性検索情報に基づきサービス情報を特定し、抽出する処理と、抽出したサービス情報を出力する処理と、第1検索手段での属性検索情報の特定後、第2記憶手段と第1記憶手段群とを参照して、受け付けた文字列に合致する属性確定検索種別を検索実施順位が示す順番のうち未探索の順番以降の順番で探索していき、特定した属性確定検索種別とは異なる少なくとも1以上の属性確定検索種別を予備的属性確定検索種別をとして特定し、特定した予備的属性確定検索種別に応じた属性検索情報を予備的属性検索情報として特定し、さらに、特定した予備的属性検索情報に基づき、第3記憶手段群を参照してサービス情報を予備的サービス情報として特定し、抽出する処理を実行する構成としたので、検索方法を選択することなく、異なる検索方法によって得られた様々なサービス情報を予備的に備えるものとすることができ、検索対象となる所定の情報群より、所望の検索結果を選択的に得ることが可能となる。
したがって、取得することを望むサービス情報を効率良く円滑に探し出す検索を行うことが可能となり、ユーザの満足度を高めることができる。
また、文字列の入力の際に、検索方法の指定(選択)が可能な情報を付するようにすること、たとえば、属性を指定するような「これは駅です」「これは店名です」といったようなフラグを付す処理を可能とすることで、一層精度良く効果的な検索を行うものとすることができる。
<第2の実施の形態>
また、本実施の形態では、予備検索部15における処理開始のタイミングを調整するものとしても良い。すなわち、上述した第1の実施の形態では、サービス情報出力部14でのサービス情報の出力後に、予備的サービス情報の特定を開始するものとしたが、本実施の形態では、第1検索部12での属性検索情報の特定後直ちに、予備的サービス情報の特定処理を開始する点で異なる。
図13は、情報検索装置10での情報検索処理の他の一例を示すフローチャートである。なお、図12の処理と同様の処理を行うものについては、同一のステップ番号を付与してその詳細な説明は省略する。
図13に示す情報検索処理では、予備検索部15が予備的サービス情報を特定して抽出したあとに(S80)、サービス情報出力部14が、第2検索部13で抽出したサービス情報を、情報検索装置10に備えられたディスプレイ20に対して出力するようにしている(S50)。そして、S90に移行する。
以上のように本実施の形態では、予備検索部における処理開始のタイミングが早まることで、ユーザが意図するサービス情報の提供が成されなかった場合に備えての予備的サービス情報のより迅速な提供が可能となり、ユーザの満足度を一層高めることができる。
<第3の実施の形態>
また、本実施の形態では、出力したサービス情報の変更を求める出力変更要求を受け付けたことに応じて、予備検索部15における処理を実行するようにしてもよい。すなわち、本実施の形態では、第2検索部13で抽出したサービス情報をサービス情報出力部14が出力したあと、出力変更要求を受け付けたときに限って、予備検索部15における処理を実行する点で上述した第1及び第2の実施の形態と異なる。
図14は、情報検索装置10での情報検索処理の他の一例を示すフローチャートである。なお、図12の処理と同様の処理を行うものについては、同一のステップ番号を付与してその詳細な説明は省略する。
図14に示す情報検索処理では、サービス情報出力部14でのサービス情報の出力後に(S50)、出力変更要求受付部16が、出力したサービス情報の変更を求める出力変更要求を受け付けたか否か判断する(S90)。
出力変更要求受付部16が出力変更要求を受け付けたと判断した場合(S90のY)、S60〜S80の処理が実行される。そして、サービス情報出力部14は、予備検索部15で抽出した予備的サービス情報を、情報検索装置10に備えられたディスプレイ20に対して出力する(S100)。
その後、出力変更要求受付部16は、サービス情報の変更を求める出力変更要求を受け付けたか否か判断を繰り返す(S90)。
以上のように本実施の形態では、必要な場合にだけ予備検索部15における処理を実行するようにしているので、処理負荷を軽減することが可能となる。
なお、情報検索装置10は、ナビゲーション機能を兼ね備えた装置としても良い。この場合、情報検索装置10は、図示しないが、地図情報を記憶する手段や、この地図上の領域若しくはサービスを識別する位置識別情報と、サービス情報とを互いに関連付けて記憶する手段をさらに備える。この際、地図情報は、CD−ROMやDVD−ROM等の記憶媒体に格納されたものすることができる。
これにより、サービス情報に基づき位置情報を特定し、さらに、特定した位置情報に基づき該当する道路地図情報を特定、抽出し、この道路地図上にサービス情報が表示されるように、サービス情報と道路地図情報とを重ね合わせて出力することができる。
本発明は、所定の情報群より、ユーザが求めているサービス情報の検索が可能なデバイスを扱う業種において産業上有用であり、電子地図上に検索のよって所望のPOI情報の表示を可能とするカーナビゲーション装置等の電化製品市場においても有用である。
F11 駅エリア索引情報記憶部(第1記憶部群)、F12 住所エリア索引情報記憶部(第1記憶部群)、F13 ジャンル索引情報記憶部(第1記憶部群)、F14 キーワード索引情報記憶部(第1記憶部群)、F21 住所検索情報記憶部(第3記憶部群)、F22 周辺検索情報記憶部(第3記憶部群)、F23 ジャンル検索情報記憶部(第3記憶部群)、TB1 検索種別確定情報記憶部(第2記憶部)、10 情報検索装置、11 文字列情報受付部、12 第1検索部、13 第2検索、14 サービス情報出力部、15 予備検索部、16 出力変更要求受付部、17 出力変更処理部、18 制御部、20 表示部、30 入力部、40 測位装置。

Claims (4)

  1. 検索対象となる所定の情報群より、指定された文字列に対応する施設等のサービス情報を探し出す検索を行う情報検索装置であって、
    検索可能な文字列と、前記文字列を区分する特徴を表す属性内において前記サービス情報を特定するのに用いる属性検索情報と、を互いに関連付けて記憶し、前記属性ごとに複数設けられた第1記憶手段群と、
    検索を行う文字列の数(以下、「文字列数」という。)と、前記文字列の属性を確定するための検索対象の種別(以下、「属性確定検索種別」という。)と、に関連付けて、各属性確定検索種別の優先順位(以下、「検索実施順位」という。)を記憶する第2記憶手段と、
    前記属性検索情報と、前記サービス情報と、を互いに関連付けて記憶し、前記検索対象に従った前記属性検索情報の組み合わせに応じて複数設けられた第3記憶手段群と、
    前記サービス情報を検索するための文字列の入力を受け付ける文字列情報受付手段と、
    前記第2記憶手段と前記第1記憶手段群とを参照して、前記文字列情報受付手段で受け付けた文字列に合致する属性確定検索種別を前記検索実施順位が示す順番で探索していき、受け付けた文字列の属性確定検索種別を特定し、特定した属性確定検索種別に応じた属性検索情報を特定する第1検索手段と、
    前記第1検索手段での属性検索情報の特定に応じ、前記第3記憶手段群を参照して前記属性検索情報に基づきサービス情報を特定し、抽出する第2検索手段と、
    前記第2検索手段で抽出した前記サービス情報を出力するサービス情報出力手段と、
    前記第1検索手段での属性検索情報の特定後、前記第2記憶手段と前記第1記憶手段群とを参照して、前記文字列情報受付手段で受け付けた文字列に合致する属性確定検索種別を前記検索実施順位が示す順番のうち未探索の順番以降の順番で探索していき、前記第1検索手段で特定した属性確定検索種別とは異なる少なくとも1以上の属性確定検索種別を予備的属性確定検索種別をとして特定し、特定した予備的属性確定検索種別に応じた属性検索情報を予備的属性検索情報として特定し、さらに、特定した予備的属性検索情報に基づき、前記第3記憶手段群を参照してサービス情報を予備的サービス情報として特定し、抽出する予備検索手段とを備えた
    ことを特徴とする情報検索装置。
  2. 前記サービス情報出力手段でのサービス情報の出力後、出力した前記サービス情報の変更を求める出力変更要求を受け付ける出力変更要求受付手段と、
    前記出力変更要求受付手段での出力変更要求の受け付けに応じ、前記予備検索手段で抽出した予備的サービス情報を出力する指示を前記サービス情報出力手段に対して行う出力変更処理手段とをさらに備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の情報検索装置。
  3. 検索可能な文字列と、前記文字列を区分する特徴を表す属性内において施設等のサービス情報を特定するのに用いる属性検索情報と、を互いに関連付けて記憶し、前記属性ごとに複数設けられた第1記憶手段群と、
    検索を行う文字列の数(以下、「文字列数」という。)と、前記文字列の属性を確定するための検索対象の種別(以下、「属性確定検索種別」という。)と、に関連付けて、各属性確定検索種別の優先順位(以下、「検索実施順位」という。)を記憶する第2記憶手段と、
    前記属性検索情報と、前記サービス情報と、を互いに関連付けて記憶し、前記検索対象に従った前記属性検索情報の組み合わせに応じて複数設けられた第3記憶手段群と、を備えた情報検索装置が、検索対象となる所定の情報群より、指定された文字列に対応する前記サービス情報を探し出す検索を行う情報検索方法であって、
    前記サービス情報を検索するための文字列の入力を受け付ける文字列情報受付処理と、
    前記第2記憶手段と前記第1記憶手段群とを参照して、前記文字列情報受付処理にて受け付けた文字列に合致する属性確定検索種別を前記検索実施順位が示す順番で探索していき、受け付けた文字列の属性確定検索種別を特定し、特定した属性確定検索種別に応じた属性検索情報を特定する第1検索処理と、
    前記第1検索処理での属性検索情報の特定に応じ、前記第3記憶手段群を参照して前記属性検索情報に基づきサービス情報を特定し、抽出する第2検索処理と、
    前記第2検索処理で抽出した前記サービス情報を出力するサービス情報出力処理と、
    前記第1検索処理での属性検索情報の特定後、前記第2記憶手段と前記第1記憶手段群とを参照して、前記文字列情報受付処理にて受け付けた文字列に合致する属性確定検索種別を前記検索実施順位が示す順番のうち未探索の順番以降の順番で探索していき、前記第1検索処理で特定した属性確定検索種別とは異なる少なくとも1以上の属性確定検索種別を予備的属性確定検索種別をとして特定し、特定した予備的属性確定検索種別に応じた属性検索情報を予備的属性検索情報として特定し、さらに、特定した予備的属性検索情報に基づき、前記第3記憶手段群を参照してサービス情報を予備的サービス情報として特定し、抽出する予備検索処理とを含む
    ことを特徴とする情報検索方法。
  4. 検索可能な文字列と、前記文字列を区分する特徴を表す属性内において施設等のサービス情報を特定するのに用いる属性検索情報と、を互いに関連付けて記憶し、前記属性ごとに複数設けられた第1記憶手段群と、
    検索を行う文字列の数(以下、「文字列数」という。)と、前記文字列の属性を確定するための検索対象の種別(以下、「属性確定検索種別」という。)と、に関連付けて、各属性確定検索種別の優先順位(以下、「検索実施順位」という。)を記憶する第2記憶手段と、
    前記属性検索情報と、前記サービス情報と、を互いに関連付けて記憶し、前記検索対象に従った前記属性検索情報の組み合わせに応じて複数設けられた第3記憶手段群と、を備えた情報検索装置に、検索対象となる所定の情報群より、指定された文字列に対応する前記サービス情報を探し出す検索を行わせるためのコンピュータプログラムであって、
    前記情報検索装置に、
    前記サービス情報を検索するための文字列の入力を受け付ける文字列情報受付処理と、
    前記第2記憶手段と前記第1記憶手段群とを参照して、前記文字列情報受付処理にて受け付けた文字列に合致する属性確定検索種別を前記検索実施順位が示す順番で探索していき、受け付けた文字列の属性確定検索種別を特定し、特定した属性確定検索種別に応じた属性検索情報を特定する第1検索処理と、
    前記第1検索処理での属性検索情報の特定に応じ、前記第3記憶手段群を参照して前記属性検索情報に基づきサービス情報を特定し、抽出する第2検索処理と、
    前記第2検索処理で抽出した前記サービス情報を出力するサービス情報出力処理と、
    前記第1検索処理での属性検索情報の特定後、前記第2記憶手段と前記第1記憶手段群とを参照して、前記文字列情報受付処理にて受け付けた文字列に合致する属性確定検索種別を前記検索実施順位が示す順番のうち未探索の順番以降の順番で探索していき、前記第1検索処理で特定した属性確定検索種別とは異なる少なくとも1以上の属性確定検索種別を予備的属性確定検索種別をとして特定し、特定した予備的属性確定検索種別に応じた属性検索情報を予備的属性検索情報として特定し、さらに、特定した予備的属性検索情報に基づき、前記第3記憶手段群を参照してサービス情報を予備的サービス情報として特定し、抽出する予備検索処理とを
    実行させるためのコンピュータプログラム。
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