JPH05241157A - 液晶表示パネルのラビング処理法 - Google Patents

液晶表示パネルのラビング処理法

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JPH05241157A
JPH05241157A JP4532092A JP4532092A JPH05241157A JP H05241157 A JPH05241157 A JP H05241157A JP 4532092 A JP4532092 A JP 4532092A JP 4532092 A JP4532092 A JP 4532092A JP H05241157 A JPH05241157 A JP H05241157A
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JP
Japan
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rubbing
liquid crystal
display panel
crystal display
roller
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Pending
Application number
JP4532092A
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English (en)
Inventor
Yoshio Iwai
義夫 岩井
Yoshihiro Kimura
佳宏 木村
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JPH05241157A publication Critical patent/JPH05241157A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ラビング布のたわみ、ラビング布のパイル長
のバラツキによるラビング圧力の面内不均一性に起因し
たラビング不良を防止するラビング処理法を提供する。 【構成】 ラビング布2を装着したラビングローラー1
がラビングローラー駆動用モーター6によりラビングロ
ーラー長軸周りに回転する。同時にラビングローラー1
はステッピングモーター5によりラビングローラー長軸
方向に三角波状の周期的な並進運動をする。この周期的
な並進運動によりラビング圧力の面内不均一性を緩和さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液晶の電気光学特性を利
用した液晶表示パネルの製造プロセスに関し、特に液晶
を均一配向させる液晶配向膜のラビング処理法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶の電気光学特性を利用した液
晶表示パネルは、大画面化、大容量化によりOA機器へ
の応用が盛んに進められている。現在一般に実用化され
ている液晶表示パネルの動作モードとして、2枚のガラ
ス基板間で液晶分子が90゜ねじれた配向状態を呈する
ツイステッドネマティック(TN)型、180゜〜27
0゜の捻れた配向状態を呈するスーパーツイステッドネ
マティック(STN)型がある。TN型は主としてアク
ティブマトリックス型液晶表示パネルに、STN型は単
純マトリックス型液晶表示パネルに用いられている。
【0003】TN型、STN型とも、ガラス基板界面に
おいて液晶分子をガラス基板に対してあるプレチルト角
(θ)をもって一方向にかつ均一に配向させる必要があ
る。TN型では、θは1〜2゜であるのに対して、ST
N型ではそのねじれ角の大きさに応じて、3〜8゜程度
のθが必要となる。基板界面においてプレチルト角θを
発現させる方法としは、ガラス基板上にポリイミド薄膜
からなる配向膜を形成した後、合成繊維からなるラビン
グ布によってラビングするのが一般的である。
【0004】チルト角はポリイミド配向膜の分子構造と
ラビングの強さ(ラビング密度)に依存するところが大
きい。この場合ラビングは、ラビングをより高密度に行
う目的から回転ラビング法を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の回転ラビングを
行った場合、ラビングの効果が大きくなると言う利点が
ある。しかし、ラビングローラーにラビング布を巻き付
ける際に気胞、ゴミのまきこみなどによりラビング布に
たわみが発生したり、ラビング布のパイル長が面内にお
いてバラついている場合がある。この様な場合、配向膜
面内でラビング密度の不均一性が生じ、プレチルト角の
不均一性が発生する場合がある。
【0006】(図7)にラビング密度とプレチルト角と
の関係を示す。一般に用いられているポリイミド配向膜
ではラビング密度が大きくなるにつれてプレチルト角が
減少することが報告されている。特にSTN型液晶パネ
ルの場合、ガラス基板内においてこの様なプレチルト角
の面内不均一性が発生すると、その電気光学特性が急峻
であるが故に、電圧印加時においてしきい値電圧にバラ
ツキが発生し、表示品位を大きく損なう場合が頻繁に発
生し、生産歩留りを低下させる大きな要因となる。
【0007】本発明は上記課題に鑑み、表示品位、生産
歩留りを大きく改善する液晶表示パネルのラビング処理
法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の液晶表示パネル
のラビング処理法は基板上に形成された有機薄膜に配向
処理を施す回転ラビング法において、ラビング布を装着
したラビングローラーがラビングローラー長軸を中心軸
として回転するとともに、ラビングローラー長軸方向に
周期的な並進運動するまたは、ラビング布を装着したラ
ビングローラーがローラー長軸を回転軸として回転し、
有機薄膜を有する基板が前記ラビング布と接して第一の
方向に移動し、 かつ前記基板が前記第1の移動方向と
ある角度を持った第2の方向に周期的な並進運動をする
ものである。
【0009】
【作用】上記構成によれば、ラビング布のたわみ、ラビ
ング布のパイル長のバラツキが発生した場合において
も、ラビングローラーと有機薄膜を有する基板とはラビ
ングローラー長軸方向に対して相対的に周期的な並進運
動をするのでラビング密度の不均一性を緩和し、プレチ
ルト角の面内均一化を実現できる。
【0010】
【実施例】以下に本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。 (実施例1)(図1)は本発明の液晶表示パネルのラビ
ング処理法の一例である。1はラビングローラー、2は
ラビング布、3は配向膜付きガラス基板、4はガラス基
板搬送ステージ、5はラビングローラー1をその長軸方
向に周期的な並進運動させるステッピングモーター、6
はラビングローラー回転用のDCモーターである。この
場合、ラビングローラー1は回転運動を行うとともに、
ステッピングモーター5によってローラー長軸方向に一
定の速さでの往復運動を行っている。
【0011】(図2)は回転ラビング法の模式図であ
る。ラビング処理においては、ポリイミド配向膜を形成
したガラス基板3がラビングローラー1の長軸に対して
ある角度で矢印の方向にある速度vでラビングローラー
1の直下を移動していく。この時ガラス基板上3の配向
膜はラビング布2と配向膜間の摩擦により配向膜がラビ
ングローラー1の回転方向に延伸され、配向性が付与さ
れる。
【0012】ラビングローラー1の回転数をω、ラビン
グローラー1の半径をr、配向膜に加わるラビング布2
の圧力をP、摩擦係数をμ、接触距離をLとすると、ラ
ビング密度Wは W=μ・P・L{1+(2πrω)/(60v)} で与えられる。
【0013】さて、ラビング布2のたわみ,パイル長の
バラツキが発生している場合、圧力Pが変化することに
なる。その結果ラビング密度Wに面内不均一が発生し、
配向膜に付与される延伸の程度が変化することになる。
ラビング処理後に配向膜に付与された延伸の程度は配向
膜の複屈折量を測定することにより知ることができる。
【0014】(図3)に従来のラビング処理法で、ラビ
ング布2にたわみが発生している場合の配向膜の複屈折
量を示す。○印は複屈折量の大きさを表す。実験では、
配向膜としてポリイミド配向膜SE−150(日産化学
株式会社製)、ラビング布としてYA−20R(吉川化
工株式会社製)を使用した。ラビング条件はr=0.1
5m、ω=600rpm、v=40mm/s、P=0.
49N/cm2とした。また摩擦係数は測定によりμ=
0.5であった。
【0015】従来のラビング処理法では、(図3)に示
した様にラビング布2のたわみの部分でラビングされた
領域では複屈折量が大きくなっているのが分かる。本実
験で使用した配向膜では、複屈折量が大きくなるとその
領域での液晶のプレティルト角が減少し、しきい値電圧
が上昇することになる。白黒表示のSTN型液晶パネル
では、しきい値電圧が上昇した領域はマルチプレックス
駆動時において黒筋として認識され、表示品位を大きく
損なうことになる。
【0016】次に、本発明のラビング処理法で配向処理
を行った場合での配向膜の複屈折量の大きさ(図4)に
示す。配向膜、ラビング布、ラビング条件は上記と同様
である。(図5)に示すようにラビングローラー1はロ
ーラー長軸方向にステッピングモーター5によって振幅
0.1m、周期1秒の三角波状の周期運動を行ってい
る。ラビング布にたわみが生じた場合でも、ラビングロ
ーラー1の周期運動により複屈折量の基板内変動がなく
なることが分かる。本発明のラビング処理法により基板
面内において配向膜が均一に延伸され、その結果液晶分
子のプレチルト角が均一化され、プレチルト変動による
表示不良が大きく改善されることが確認できた。 (実施例2)(図6)に本発明の第2の実施例について
説明する。11はラビングローラー、12はラビング
布、13は配向膜付きガラス基板、14はガラス基板搬
送ステージ、15は搬送ステージ14をその長軸方向に
周期運動させるステッピングモーター、6はラビングロ
ーラー回転用のトルクモーターである。本構成の場合で
も配向膜を有するガラス基板13がラビングローラー1
1の長軸方向に(実施例1)と同様の三角波状の周期的
な並進運動を行うので、ラビング布12にたわみが発生
した場合でも、ラビング密度の不均一性が緩和され(実
施例1)と同様の効果が得られた。
【0017】
【発明の効果】上記実施例からもわかる様に、本発明の
液晶表示パネルのラビング処理法はラビングローラーを
その長軸方向に周期運動させる、または配向膜を有する
基板をラビングローラー長軸方向に周期運動させること
により、基板面内での配向膜の延伸量の不均一性を大き
く緩和する効果があり、液晶分子のプレティルト角の面
内均一化を容易に実現でき、表示品位の向上、生産歩留
りの向上に大きな効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のラビング処理法の断面図で
ある。
【図2】回転ラビング法の模式図である。
【図3】従来のラビング処理法での配向膜の複屈折量を
示す図である。
【図4】本発明のラビング処理法での配向膜の複屈折量
を示す図である。
【図5】ラビングローラーのラビングローラー長軸方向
の運動を示すグラフである。
【図6】本発明の実施例2のラビング処理法の断面図で
ある。
【図7】ラビング密度とプレチルト角の関係を示すグラ
フである。
【符号の説明】
1 ラビングローラー 2 ラビング布 3 配向膜付きガラス基板 4 ガラス基板搬送ステージ 5 ステッピングモーター 6 ラビングローラー駆動用モーター

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に形成された有機薄膜に配向処理
    を施す回転ラビング法において、ラビング布を装着した
    ラビングローラーがその長軸を中心軸として回転すると
    ともに、前記長軸方向に周期的な並進運動することを特
    徴とする液晶表示パネルのラビング処理法。
  2. 【請求項2】 周期運動が三角波状であることを特徴と
    する請求項1記載の液晶表示パネルのラビング処理法。
  3. 【請求項3】 基板上に形成された有機薄膜に配向処理
    を施す回転ラビング法において、ラビング布を装着した
    ラビングローラーがその長軸を回転軸として回転し、配
    向膜を有する基板が前記ラビング布と接して第一の方向
    に移動し、かつ前記基板が前記第1の方向とある角度を
    持った第2の方向に周期的な並進運動をすることを特徴
    とする液晶表示パネルのラビング処理法。
  4. 【請求項4】 周期運動が三角波状であることを特徴と
    する請求項3記載の液晶表示パネルのラビング処理法。
  5. 【請求項5】 基板の周期的な並進運動の方向が、ラビ
    ングローラーの長軸方向と平行であることを特徴とする
    請求項3記載の液晶表示パネルのラビング処理法。
JP4532092A 1992-03-03 1992-03-03 液晶表示パネルのラビング処理法 Pending JPH05241157A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7746463B2 (en) 2006-06-30 2010-06-29 Lg Display Co., Ltd. Apparatus for inspecting defect of rubbing cloth and rubbing apparatus with the same
CN105223737A (zh) * 2015-11-03 2016-01-06 京东方科技集团股份有限公司 摩擦取向布老化装置以及方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7746463B2 (en) 2006-06-30 2010-06-29 Lg Display Co., Ltd. Apparatus for inspecting defect of rubbing cloth and rubbing apparatus with the same
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