JPH05240565A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JPH05240565A
JPH05240565A JP4318792A JP4318792A JPH05240565A JP H05240565 A JPH05240565 A JP H05240565A JP 4318792 A JP4318792 A JP 4318792A JP 4318792 A JP4318792 A JP 4318792A JP H05240565 A JPH05240565 A JP H05240565A
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JP
Japan
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temperature
heater
refrigerator
outside
partition member
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JP4318792A
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English (en)
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Toshimichi Hirata
俊通 平田
Masashi Toyoshima
昌志 豊嶋
Motoharu Kobayashi
素晴 小林
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 開口を左右に仕切る仕切部材に設けたヒータ
の通電率を庫内温度及び庫外温度に基づいて制御し、仕
切部材の温度を庫外温度と略同程度に維持できるように
した冷蔵庫を提供することを目的とする。 【構成】 回動可能な左右両扉のうちいずれか一方の扉
の非枢支側に設けられた仕切部材を加熱するヒータ52
と、庫外温度が基準温度より高いときにヒータを連続通
電とし、庫外温度が基準温度以下のとき庫内温度に基づ
いてヒータの通電率を変化させる制御装置60とを備え
たものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、庫内を左右に仕切る縦
仕切壁がなく、前面開口を左右に仕切る仕切部材を左右
両扉のいずれか一方に回動自在に設けた冷蔵庫の改良に
関する。
【0002】
【従来の技術】本発明に先行する(i)実公平2−307
06号公報には、庫内温度が高くなりかつ庫外温度も高
い場合に圧縮機が作動し、庫内温度が低く庫外温度が低
くなった場合にヒータが作動するようにした保存庫の庫
内温度制御装置が開示されている。特に外気温が低く庫
内温度が高い場合には、ファンモータを作動させないよ
うにして庫内の温度上昇を防止するようにしている。
【0003】また、家庭用冷蔵庫にあっては庫内を上下
或るいは左右に仕切る仕切壁の前面に扉の内側に設けた
パッキングの結露或るいは氷結を防止するための防止ヒ
ータを配置することが知られている。このヒータは冷蔵
庫の電源投入時には常時通電するものが多い。特に本発
明に先行する(ii)特開平3−113268号公報には、
冷蔵庫の貯蔵室(冷蔵室)の前面開口を左右に仕切る仕
切体を、この開口を閉塞する左右一対の扉のうちのいず
れか一方の非枢支側に回動自在に配置し、この仕切体に
結露防止ヒータを取り付け、この結露防止ヒータを貯蔵
室の温度に基づいて制御するようにした冷蔵庫が開示さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記(i)の公報に示す
温度制御装置では、庫内温度だけでなく庫外温度の高低
に基づいて圧縮機及びヒータの動作を制御するものであ
るが、保存庫の扉の内側に設けたパッキングの結露或る
いは氷結を防止するものではない。また、(ii)の公報に
示す防止ヒータは、庫外温度に関係なく庫内温度だけに
基づいて発熱量が制御されるもので、特に庫内温度が低
い程発熱量を大きくするようにしているため、仕切体の
温度が、外気温度よりもはるかに高くなって仕切体と外
気温度との温度差が大きくなり逆に結露が生じてしまう
不具合いがあった。
【0005】そこで本発明では、扉パッキングの氷結防
止用のヒータの通電率を庫内温度及び庫外温度に基づい
て制御し、仕切部材の温度を庫外温度と同程度に維持で
きるようにした冷蔵庫を提供することを目的とするもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前面開口を閉
塞する回動可能な左右両扉と、この両扉のうちいずれか
一方の扉に設けられ前記開口を左右に仕切る仕切部材と
を備えた冷蔵庫において、前記仕切部材に設けられこの
仕切部材を加熱するヒータと、庫外温度が設定温度より
高いとき前記ヒータに連続通電させ、庫外温度が設定温
度以下のとき庫内温度に基づいて前記ヒータの通電率を
変化させる制御装置とを備えた冷蔵庫を提供するもので
ある。
【0007】また、冷凍室の開口を閉塞する左右両扉
と、この両扉のうちいずれか一方の扉に設けられ前記冷
凍室の開口を左右に仕切る仕切部材と、この仕切部材の
扉パッキングが当接する当接部に設けられ当接部を加熱
する氷結防止用のヒータと、庫外温度が基準温度より高
いとき前記ヒータを連続通電とし、冷凍室の温度が冷凍
室の設定温度より高い上限温度以上のとき前記ヒータを
非通電とし、冷凍室の温度が前記上限温度より低いとき
前記ヒータをON−OFF交互運転させる制御装置とを
備えた冷蔵庫を提供するものである。
【0008】
【作用】請求項1によれば、庫外温度が、設定温度より
高い場合にはヒータが連続通電されるので、ヒータで仕
切部材を加熱して仕切部材の温度を高めて扉パッキング
の氷結を防止し、設定温度より低い場合にはヒータの通
電率を庫内温度に基づいて変化させるようにしたので、
ヒータで加熱される仕切部材の温度上昇を抑制して仕切
部材の温度と庫外温度との温度差を小さくすることがで
きる。
【0009】仕切部材を冷凍室の扉に設けた場合に、冷
凍室温度と庫外温度との温度差が大きいので扉パッキン
グに結露及び氷結が生じやすいが、請求項2によれば、
制御装置によりヒータの連続通電或いはON−OFF交
互運転が自動的に切り換わり仕切部材の当接部の温度を
庫外温度程度まで上昇させることが可能となり、庫外温
度と当接部の温度との温度を小さくできる。
【0010】
【実施例】以下図面に基づいて本発明の実施例を説明す
る。
【0011】1は家庭用冷蔵庫であり、この冷蔵庫1は
その本体を構成する前面開口の断熱箱2と、この開口を
閉塞する扉3,4,5,6,7,8とで構成されてい
る。
【0012】11は断熱箱2の内部を上下に仕切る横仕
切壁であり、本実施例ではこの横仕切壁11の上方を凍
結温度に冷却される冷凍室12、下方を食品が凍結しな
い温度に冷却される貯蔵室とするものである。尚、貯蔵
室は仕切前部材13及び仕切板14により更に上下に仕
切られ、仕切板14の上方を3℃程度の温度に冷却され
る冷蔵室15、下方を1℃〜7℃程度の温度帯で温度設
定可能な選択室16としている。
【0013】扉3及び4は、冷凍室12に対応する前面
開口を閉塞する回動式の左右一対の扉であり、両扉のう
ちのいずれか一方の扉(本実施例では扉4)の非枢支側
には、この前面開口を左右に仕切る仕切部材としての仕
切体17が回動自在に設けてある。また扉5及び6は、
冷蔵室15に対応する前面開口を閉塞する回動式の左右
一対の扉であり、扉6の非枢支側には開口を左右に仕切
る仕切部材としての仕切体18が回動自在に設けてあ
る。
【0014】扉7及び8は、選択室16において、縦仕
切壁30によって左右に仕切られるボトル室及び野菜室
に対応する引き出し式扉であり、両扉にはそれぞれ主と
してボトル及び野菜を収納するための上面開口の容器2
1,22が着脱自在に設けてある。
【0015】冷凍室12の背部には冷却器カバー31と
断熱箱2とで形成される冷却器室があり、この冷却器室
には冷却器としてのプレートフィン型蒸発器(図示せ
ず)及びシロッコファン等の送風機(図示せず)が配置
されている。尚、冷却器室は、カバー31に形成した吹
出口にて冷凍室12と連通する一方、ダクト(図示せ
ず)により横仕切壁11の後部で冷蔵室15と連通して
いる。
【0016】冷凍室12は2枚の棚で上中下3段に仕切
られており、下段は縦仕切板により左右に仕切られてい
る。また、中段左側の後部には自動製氷機が配置されて
おり、この後部空間を製氷室という。製氷室は製氷機カ
バーにて覆われるとともに中段左側の前部と仕切られて
いる。さらに、縦仕切板の左側の空間には自動製氷機で
制作した氷を貯める容器が出し入れ自在に配置される。
【0017】縦仕切板の右側空間には、底板、左右側板
及び背板からなる容器が冷凍室の底壁となる横仕切壁1
1の上面と間隔を存して出し入れ自在に配置され、吹出
口から吹き出された冷気で冷却される急速冷凍室が形成
されている。この容器の底板にはアルミニウム等熱伝導
性の良好な金属板を採用している。尚、冷凍室12に吹
き出された冷気は、容器の底板と横仕切壁11とで作ら
れる冷気帰還路を介して冷却器室の下部へ帰還する。ま
た、以下の説明の便宜上、急速冷凍室以外の冷凍室を第
1冷凍室と称する。
【0018】第1冷凍室内には、その温度を検出するた
めの2つの温度センサが設けてあり、2つのうちの一方
は吹出口の近傍に設けられた冷凍室温度センサとしての
主温度センサ(図3に63として示す)であり、2つの
うちの他方は製氷室の製氷皿近傍に設けられた従温度セ
ンサである。また、急速冷凍室には、吹出口近傍に急冷
室温度センサが設けられ、容器の底板下面に接触する負
荷温度センサが設けてある。
【0019】横仕切壁11の直下には、温度制御幅が狭
く食品が凍結する直前の温度即ち氷温温度(例えば−1
℃程度の温度)に維持される氷温室が形成されている。
前記冷却器室は、ダクト(図示せず)に形成した開口に
よってダクトを介してこの氷温室及び冷蔵室15にも連
通している。氷温室への冷気供給は、ダクトの途中に設
けた氷温用ダンパーを含む氷温室の冷気制御装置により
制御される。また冷蔵室15への冷気供給は、ダクト
(図示せず)の途中に設けた冷蔵用ダンパーを含む冷蔵
室冷気制御装置(図示せず)により制御されるものであ
る。
【0020】図2には扉3及び4を閉めた状態における
要部横断面図が示されており、扉3及び4は仕切体17
を除き略同じ構成であるため、扉4について説明する。
【0021】扉4は、平面視矩形の環状をなす樹脂製の
枠部材41と、端部がこの枠部材41に係り合う金属製
の扉外板42と、周縁に形成した外向きフランジ43B
が枠部材41に形成した内フランジ41Bに当接する樹
脂製の扉内板43と、枠部材41、扉外板42及び扉内
板43で形成される空間内に充填された発泡ポリウレタ
ン等の断熱材44とで構成される。尚、庫内板43には
扉容器を取り付けるための左右一対の突部45が形成さ
れ、また、枠部材41に形成した溝41Aには磁石内蔵
のシール装置としてのパッキング46が取り付けてあ
る。このパッキング46は、扉4の閉塞時に冷凍室12
の開口縁及び後述する仕切体17の当接部50に当接し
てシールするものである。
【0022】扉4の仕切体17は、扉4の一対の突部4
5のうち扉の非枢支側に位置する突部45Aの外側に取
り付けられ、詳述すれば、非枢支側の突壁内に一部が固
定されたヒンジ板47に対して回動軸48により回動自
在に枢支されている。この仕切体17は、冷凍室12の
開口の高さ方向略全体に渡る長さであり、断熱箱側に設
けたガイド部材49により扉4の開閉操作に基づき回動
するものである。
【0023】仕切体17は、パッキング46を当接させ
る金属製の当接部50と、この当接部50とともに内部
に空間を形成する基部51とからなり、当接部50の裏
面には後述する結露及び氷結防止用のヒータ52が取り
付けてある。また、仕切体17内には、一端がヒンジ板
47に設けた係止片47Aに固定され、他端が基部51
に設けた係止片51Aに固定されたトグルバネ53を設
けている。
【0024】このトグルバネ53は、当接部50が扉4
の突部45Aに沿った状態(これを第1状態という)
と、この第1状態から回動軸48を支点に回動して図2
に示す如く当接部50が冷凍室12の前面開口縁と略面
一となりパッキング46に当接する状態(これを第二状
態という)との2つの状態に位置決定されるように、バ
ネの弾性力により仕切体17を付勢するものである。
【0025】次に仕切板17の当接部50裏面に取り付
けたヒータ52の通電・非通電を制御する制御装置60
について説明する。制御装置60は、冷凍室12の扉3
及び4の開閉状態を検出する扉スイッチ61と、冷凍室
12の冷却温度を設定する冷凍室温度設定手段62と、
冷凍室温度センサ(即ち主温度センサ)63と、冷蔵庫
1の庫外温度を検出する庫外温度センサ64と、前記結
露及び氷結防止用のヒータ52及び圧縮機モータ70の
動作を制御する制御手段65とからなる。
【0026】制御手段65は、扉スイッチ61からの検
出信号と冷凍室温度設定手段62で設定された冷凍温度
FSと主温度センサ63で検出された冷凍室温度F及び
庫外温度センサ64で検出された庫外温度ATとからな
る入力情報に基づいて、ヒータ52及び圧縮機モータ7
0の制御指令を出す判別部66と、この判別部66から
の制御指令に基づいてヒータ52のオン信号ON、オフ
信号OFF及び圧縮機モータ70の起動信号ST、停止
信号SPを出力する信号出力部67とを有する。尚、判
別部66は入力情報に基づき制御タイマ68及び遅延タ
イマ69を動作させ、その動作を待って制御指令を出力
するものである。
【0027】以上の構成に基づき図4及び図5のフロー
チャートを参照しながら制御装置60の動作の流れを説
明する。
【0028】まず、電源が投入されるとステップS1で
制御タイマの設定時間TM1(以下単にTM1という)
を1分にセットし、ステップS2で扉スイッチ61の検
出信号に基づき扉3及び4が閉じているか否かが判断さ
れ、閉じていればステップS3で主温度センサ63で検
出された冷凍室温度F(以下単に冷凍室温度という)が
上限温度(例えば−3℃)より低いか否かが判断され、
閉じていなければステップS7へ移行する。ステップS
3で冷凍室温度Fが上限温度より低ければステップS4
で冷却器の除霜中であるか否かが判断され、低くなけれ
ばステップS7へ移行する。
【0029】ステップS4で除霜中でなければ、ステッ
プS5で庫外温度センサ64で検出された庫外温度AT
(以下単に庫外温度という)が基準温度(例えば25
℃)より高いか否かが判断され、除霜中であればステッ
プS8へ移行する。ステップS5で庫外温度ATが基準
温度より高くなければ、ステップS8へ移行し、高けれ
ばステップS6でヒータ52に通電させる指令(即ち通
電指令ON)を出力しステップS31へ移行する。ステ
ップS7では、ヒータ52を非通電とする指令(即ち非
通電指令OFF)を出力しステップS31へ移行する。
【0030】ステップS8では、制御タイマ68の減算
動作(即ちTM1から1を差し引いた値をTM1として
入力する操作)を開始し、ステップS9で減算動作が終
了したか否か(即ちTM1が0か否か)が判断され、終
了していなければステップS31へ移行し、終了してい
れば、ステップS10でヒータ52に通電されているか
否か(即ち通電指令ONが出力されているか否か)が判
断され、通電されていればステップS11でヒータ52
を非通電とする指令を出し、ステップS12でTM1を
2分にセットして、ステップS31へ移行し、通電され
ていなければステップS13へ移行する。
【0031】ステップS13では冷凍室温度Fが冷凍室
設定手段62で設定された冷凍温度FS(以下単に冷凍
温度という)以下であることを示すフラグF1が無い
(即ちF1が0である)か否かが判断され、フラグF1
が無ければステップS14で圧縮機モータ70がONか
否かが判断され、フラグF1が有ればステップS18へ
移行する。ステップS14で圧縮機モータ62がONで
あれば、ステップS15で冷凍室温度Fが下限温度(例
えば−20℃)より高いか否かが判断され、OFFであ
ればステップS16へ移行する。ステップS15で冷凍
室温度Fが下限温度より高ければ、ステップS16でヒ
ータ52の通電指令ONを出力して、ステップS17で
TM1を5分にセットして、ステップS31へ移行し、
高くなければステップS18へ移行する。
【0032】ステップS18ではヒータ52の通電指令
ONを出力し、ステップS19でTM1を7分にセット
し、ステップS20でフラグF1をセットして、ステッ
プS31へ移行する。
【0033】ステップS31では冷凍室温度Fが冷凍温
度FSより高いか否かが判断され、高ければステップS
32で圧縮機モータ70が停止されてセーフティー期間
中であることを示すフラグF2が無いか否か(即ちF2
が0か1か)が判断され、フラグF2が無ければステッ
プS33で圧縮機モータ70をONさせる信号(即ち起
動信号ST)を出力して、ステップS34でフラグF1
をリセットして、ステップS39へ移行し、フラグF2
が有れば同様にステップS39へ移行する。
【0034】ステップS31で冷凍室温度Fが冷凍温度
FSより高くなければ、ステップS35で圧縮機モータ
70がONか否かが判断され、ONであればステップS
36でフラグF2をセットし、ステップS37で遅延タ
イマ69の遅延時間TM2を5分セットして、ステップ
S38へ移行し、圧縮機モータ70がOFFであれば同
様にステップS38へ移行する。ステップS38では圧
縮機モータ70をOFFさせる信号(即ち停止信号S
P)を出力してステップS39へ移行する。
【0035】ステップS39ではフラグF2がセットさ
れているか否かが判断され、セットされていなければス
テップS2へ復帰し、セットされていなければステップ
S40で遅延タイマ69の減算動作(即ちTM2から1
を引いた値をTM2として入力する操作)を開始し、ス
テップS41で減算動作が終了したか否か(即ちTM2
が0か否か)が判断され、終了していなければステップ
S2へ復帰し、終了していればステップS42でフラグ
F2をリセットして、ステップS2へ復帰する。
【0036】以下上述のステップS1〜S20及びステ
ップS31〜S42までの動作を繰り返すことにより、
庫外温度ATが基準温度よりも高ければヒータ52を連
続通電とし、基準温度以下であればヒータ52をON−
OFF交互運転とし、仕切体17の加熱を行うものであ
る。ただし、ON−OFF交互運転を行うにあたり、圧
縮機モータ70のON時における冷凍室温度Fが、下限
温度以下である場合にはON−OFF比率(即ち通電
率)を上げて冷凍室温度の低下を抑制し、下限温度より
高ければ通電率を下げてヒータ52の通電に伴なう冷凍
室温度の上昇を抑制するようにしている。また、除霜中
はヒータ52のON−OFF交互運転としてヒータによ
る温度上昇を抑制し、冷凍室12の扉3又は4が開放さ
れているとき及び冷凍室温度Fが上限温度以上のときに
はヒータ52をOFFとして冷凍室温度の上昇を抑制し
ている。
【0037】尚、本実施例の制御装置60でヒータ52
の通電率を制御してみたところ、庫外温度ATが30℃
のときに仕切体17(詳しくは当接部50)の表面温度
は30℃程度まで上昇し、庫外温度ATが15℃のとき
に20℃程度まで上昇するという結果が得られた。この
ことから、庫外温度ATが基準温度(25℃)より高い
場合には、当接部50の温度を略庫外温度と同じ温度程
度まで上昇させ、庫外温度ATが基準温度以下の場合に
は、当接部50の温度を庫外温度より若干高い温度程度
の温度上昇に抑制し、当接部50と庫外温度との温度差
を小さくして、結露発生を防止できる。いずれの場合も
氷結温度以上であるため勿論パッキングが氷結すること
はない。
【0038】
【発明の効果】請求項1によれば、制御装置によって庫
外温度が設定温度より高い場合にはヒータが連続通電さ
れるため、仕切部材を連続的に加熱して氷結温度以上ま
で上昇することができ、庫外温度が設定温度より低い場
合にはヒータの通電率を庫内温度に基づいて変化させる
ので、庫内温度変化に対応した仕切部材の加熱を行うこ
とができ、連続通電時に比べて仕切部材の温度上昇を抑
制し、仕切部材と庫外との温度差を小さくできる。
【0039】また、請求項2によれば、仕切部材を冷凍
室の扉に設けたものにおいて、ヒータの連続通電或いは
ON−OFF交互運転を自動時に切り換えることができ
るので、単一のヒータで発熱量を変化させることがで
き、仕切部材の当接部の温度を庫外温度程度まで上昇さ
せることができる。このため、庫外温度と当接部の温度
との差を小さくでき、当接部が温度上昇しすぎて結露が
生じたり、扉操作時に手が触れても不快感を与えること
がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷蔵庫の扉を開いた状態の外観斜視図
である。
【図2】冷凍室の扉を閉めた状態における要部横断面図
である。
【図3】本発明の制御装置を示すブロック回路図であ
る。
【図4】制御装置の制御動作を示すフローチャート図で
ある。
【図5】制御装置の制御動作を示すフローチャート図で
ある。
【符号の説明】
1 冷蔵庫 3,4 扉 12 冷凍室 17 仕切部材(仕切体) 52 ヒータ 60 制御装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面開口を閉塞する回動可能な左右両扉
    と、この両扉のうちいずれか一方の扉に設けられ前記開
    口を左右に仕切る仕切部材とを備えた冷蔵庫において、
    前記仕切部材に設けられこの仕切部材を加熱するヒータ
    と、庫外温度が設定温度より高いとき前記ヒータに連続
    通電させ、庫外温度が設定温度以下のとき庫内温度に基
    づいて前記ヒータの通電率を変化させる制御装置とを備
    えたことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 冷凍室の開口を閉塞する左右両扉と、こ
    の両扉のうちいずれか一方の扉に設けられ前記冷凍室の
    開口を左右に仕切る仕切部材と、この仕切部材の扉パッ
    キングが当接する当接部に設けられ当接部を加熱する氷
    結防止用のヒータと、庫外温度が基準温度より高いとき
    前記ヒータを連続通電とし、冷凍室の温度が冷凍室の設
    定温度より高い上限温度以上のとき前記ヒータを非通電
    とし、冷凍室の温度が前記上限温度より低いとき前記ヒ
    ータをON−OFF交互運転させる制御装置とを備えた
    ことを特徴とする冷蔵庫。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007292420A (ja) * 2006-04-27 2007-11-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 冷蔵庫
JP2007292378A (ja) * 2006-04-25 2007-11-08 Fukushima Industries Corp 低温貯蔵庫
JP2016223735A (ja) * 2015-06-02 2016-12-28 三菱電機株式会社 冷蔵庫

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