JPH05240206A - 空気圧アクチュエータの位置決め方法 - Google Patents

空気圧アクチュエータの位置決め方法

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JPH05240206A
JPH05240206A JP4153992A JP4153992A JPH05240206A JP H05240206 A JPH05240206 A JP H05240206A JP 4153992 A JP4153992 A JP 4153992A JP 4153992 A JP4153992 A JP 4153992A JP H05240206 A JPH05240206 A JP H05240206A
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JP
Japan
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slider
speed
target value
pulleys
stop condition
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Pending
Application number
JP4153992A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Kariya
屋 威 仮
Nobutaka Kiku
信 隆 菊
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 位置決め範囲の安定性およびスライダーによ
る応答性の向上をはかることを目的とする。 【構成】 空気管16,16aの各々に設けられた圧力
センサー15,15aおよび圧縮空気給排用の電磁弁1
7,17aと、圧力センサー15,15aの出力信号お
よびエンコーダ10の出力信号に基づいて電磁弁17,
17aを、スライダー3の変位が目標値に近づくに従っ
てスライダー3の速度が低下するようにされた所定の指
令速度特性32および目標値Bが中間に存在する停止範
囲eを定める所定の停止条件に基づいて制御する制御装
置22からなり、停止範囲eを定める下限側停止条件3
3,36を、スライダー3の速度が大きい程目標値Bか
らの偏差が大きくなるように設定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロッドレス型空気圧シ
リンダにて作動するロボットのワーク運搬部分等、ロッ
ドレス型空気圧シリンダを使用した空気圧アクチュエー
タのスライダーの位置決め方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明に係わる従来技術としては、日本
機械学会主催 ロボティックス・メカトロニクス講演会
'91論文集83〜86頁に記載の位置決め方法があ
る。空気圧アクチュエータは、1組のプーリーと、これ
らプーリーの1つに取り付けられた位置検出用のエンコ
ーダと、前記プーリー間に張設されたタイミングベルト
と、このタイミングベルトに連結されたスライダーを有
するロッドレス型空気圧シリンダと、このロッドレス空
気圧シリンダの両端に接続された空気管と、これら空気
管の各々に設けられた圧力センサーおよび圧縮空気給排
用の電磁弁と、前記圧力センサーの出力信号およびエン
コーダの出力信号に基づいて前記電磁弁を、前記スライ
ダーの変位が目標値に近づくに従ってスライダー速度が
低下するようにされた所定の指令速度特性および前記目
標値が中間に存在する停止範囲を定める所定の停止条件
に基づいて制御する制御装置とよりなる。そして、停止
範囲の上限停止条件は変位目標値に許容誤差を単純加算
したものであり、また下限停止条件も変位目標値に許容
誤差を単純加算したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、空気圧
シリンダーのピストンの摩擦力が空気圧シリンダでの摩
耗や温度等の外乱影響を受けて変動することでピストン
速度、つまりスライダー速度が変動することおよび圧縮
性の空気を使用していることにより、下限停止条件を満
足したことに応答してスライダーを停止させる動作に入
ってもスライダーが停止範囲を越えてしまい、位置決め
に要する時間が長くなると言う問題があった。
【0004】そこで、本発明は、スライダーが停止範囲
を越えることがなく、従って位置決めに要する時間が従
来技術よりも短くて済むようにすることをその技術的課
題とする。
【0005】
【発明の構成】
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した本発明の技術的
課題を解決するために講じた本発明の技術的手段は、少
なくとも1組のプーリーと、これらプーリーの少なくと
も1つに取り付けられた位置検出用のエンコーダと、前
記プーリー間に張設されたタイミングベルトと、このタ
イミングベルトに連結されたスライダーを有するロッド
レス型空気圧シリンダと、このロッドレス空気圧シリン
ダの両端に接続された空気管と、これら空気管の各々に
設けられた圧力センサーおよび圧縮空気給排用の電磁弁
と、前記圧力センサーの出力信号およびエンコーダの出
力信号に基づいて前記電磁弁を、前記スライダーの変位
が目標値に近づくに従ってスライダー速度が低下するよ
うにされた所定の指令速度特性および前記目標値が中間
に存在する停止範囲を定める所定の停止条件に基づいて
制御する制御装置とよりなる空気圧アクチュエータにお
ける前記スライダーの位置決め方法において、前記停止
範囲を定める下限側停止条件を、スライダー速度が大き
い程前記目標値からの偏差が大きくなるように設定した
ことである。
【0007】
【作用】上述した本発明の技術的手段によれば、スライ
ダーを停止範囲内に位置決めするためのスライダー停止
動作はスライダーの速度が大きければ大きい程目標値か
らの偏差が大きい段階から開始し、従来技術よりも早目
に停止動作に入ることおよび早目の程度がスライダー速
度に比例的てあることから、停止範囲を越えることが解
消する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の技術的手段を具体化した実施
例について添付図面に基づいて詳細に説明する。
【0009】図1において、1はロッドレス型空気圧シ
リンダ、2はシリンダ外部のシリンダ可動部、3はスラ
イダーである。
【0010】シリンダ内部にはピストン4が移動可能に
配置され、このピストン4とシリンダ可動部2にはそれ
ぞれ図示しない磁石が組み込まれ、それらの磁気結合に
よりピストン4の移動に伴ってシリンダ可動部2が移動
する構造である。
【0011】ロッドレス型空気圧シリンダ1の両端はフ
レーム5に固定された側板6に支持されている。シリン
ダ可動部2にはスライダー3が固着されている。スライ
ダー3は、フレーム5に対して固定関係にあるガイドレ
ール7上を摺動するガイドベアリング8により支持され
ている。スライダー3の上側に位置する上面板9の両端
はフレーム5の両端に下端を固定された側板6,6の上
端に固定されている。
【0012】上面板9にはプーリー12,13が回転自
在に軸により取り付けられている。
【0013】プーリー12,13間にはタイミングベル
ト11が張設されている。タイミングベルト11はスラ
イダー3と連結されており、スライダー3の変位に伴っ
てタイミングベルト11も変位するような構造になって
いる。プーリー12,13の少なくとも一方、例えばプ
ーリー13はタイミングベルト11に対しスリップが発
生しない係合関係とされ、その回転軸にはエンコーダ1
0が連結され、スライダー11の変位をエンコーダー1
0により検出できるようになっている。
【0014】空気圧シリンダ1の両端には圧縮空気を給
排するための分岐管14,14aを接続し、これらの分
岐管14,14aには圧力センサ15,15aおよびチ
ューブ16,16aがそれぞれ接続され、チューブ1
6,16aの末端は電磁弁17,17aに接続されてい
る。電磁弁17,17aはチューブ16,16aを給気
口18,18aと排気口20,20aに択一的に連通制
御するためのもので、給気口18,18aは圧縮空気の
供給配管19と接続されている。また、排気口20,2
0aにはサイレンサ21,21aが取付けられている。
【0015】制御装置22には、圧力センサ出力信号線
23、位置センサ出力信号線24、電磁弁駆動電力線2
5が接続されている。
【0016】図2は制御装置22の構成の概略を示すブ
ロック図であり、26はCPU、27はアップダウンカ
ウンタ、28はA/D変換器、29は電磁弁駆動回路、
30はメモリ、31はI/Oである。
【0017】制御装置22において、CPU26の指令
の下に電磁弁駆動回路29により電磁弁17,17aに
通電されると電磁弁17,17aが排気状態となり、電
磁弁17,17aに接続しているシリンダ室内の圧力が
低下する。通電しない状態では電磁弁17,17aは給
気状態となり、接続されている図示しないロッドレス型
空気圧シリンダ1のピストン4の両端側の各シリンダ室
の空気圧力は増加し供給圧に達する。
【0018】ロッドレス型空気圧シリンダ1の各シリン
ダ室の圧力は圧力センサ15,15a、圧力センサ出力
信号線23、A/D変換器28により測定される。
【0019】スライダー3の位置は、エンコーダ10,
位置センサ出力信号線24,アップダウンカウンタ27
により測定される構造である。
【0020】図1に示すロッドレス型空気圧シリンダ1
の位置決め装置において、CPU26による制御特性、
つまりスライダー3と変位の速度の関係を図3に示す。
この図3において、横軸のXはピストン4の変位(スラ
イダー3の変位)、縦軸のAはピストン4の速度(スラ
イダー3の速度)、Bはピストン4の目標値(スライダ
ー3の目標変位)、eはピストン4の目標変位(スライ
ダー3の目標変位)に関する許容誤差、32は指令速度
直線である。この指令速度直線32は式〔A+CX=
0〕で表される。ここでCは定数であり、実験を通して
求め設定したものである。33〜36は停止条件直線
で、33は式〔B−e−S・X〕により、34は式〔B
+e〕により、35は式〔B−e〕により、36は式
〔B+e+S・X〕によりそれぞれ表される。33,3
6は下限停止条件を、また34,35は上限停止条件を
それぞれ示す。
【0021】スライダー3が指定された目標値Bに対し
て−側に存在する場合はスライダー3を図1において右
方へ変位させる必要がある。このことをCPU26がエ
ンコーダ10からの出力信号に基づいて検出し、CPU
26が電磁弁17aの排気状態にする指令を出す。従っ
て電磁弁17aが排気状態となり、図1でピストン4の
右側の空気圧力が低下するのでピストン4が図1で右方
へ摺動し、磁石力結合されたスライダー3がピストン4
に追従する。CPU26は圧力センサ15,15aから
の出力信号によりピストン4の両側の圧力差を検出し、
それをピストン速度(スライダー速度A)に換算する。
そして、CPU26はスライダー3の変位Xと速度Aが
図3の指令速度直線32に対して上側にあるか下側にあ
るかを判別し、上側にある場合は電磁弁17aを排気状
態とし、また下側にある場合は電磁弁17aを給気状態
とすることによって、スライダー3の速度Aが図3の指
令速度直線32に合致するように制御する。ここで、電
磁弁には動作遅れがあるので、実際のスライダー速度は
図3に示したように階段状となる。
【0022】スライダー3の変位が目標値Bに近くな
り、スライダー3の変位が停止条件直線33と34との
間に入った時はCPU26は電磁弁17aを給気状態に
保持する。従来技術では停止条件直線33が図3に破線
で示したようであったのに対し、本実施例では停止動作
のタイミングが従来技術よりも早目となるので、スライ
ダー3のオーバーラン現象が改善される。
【0023】スライダー3を図1で左方へ変位される場
合は停止条件直線35,36が使用される。その詳細は
上記説明から理解できると思うので省略する。
【0024】図4,図5はそれぞれスライダー3の制御
特性の第2,第3の実施例を示したものである。図4で
は図3の指令速度直線32および停止条件直線33に対
応するもの、つまり電磁弁17,17aの給気状態,排
気状態を決める基準として、式〔B+e+f(A)=
0)で表される2次曲線としたものであり、図3の場合
に比べてより滑らかに制御できる。図5では電磁弁1
7,17aの給気状態,排気状態を決める基準として階
段状の線(図3の指令速度直線32および停止条件直線
33に対応するもの)としたもので となる。従って、切換条件値Yは図中のX1,X2の間
の割合を変化させることで見かけ上、直線または曲線で
も可能になるのでビット指令を行うこともできる。
【0025】また、重量物の運搬など予めオーバーラン
の恐れのあるものに関して速度にかかる速度係数Sは傾
きを大きくすることによりオーバーランを防止すること
が可能となる。
【0026】
【発明の効果】以上、述べたように本発明においては、
停止範囲を定める下限側停止条件を、スライダー速度が
大きい程前記目標値からの偏差が大きくなるように設定
したので、スライダーを停止範囲内に位置決めするため
のスライダー停止動作はスライダーの速度が大きければ
大きい程目標値からの偏差が大きい段階から開始し、従
来技術よりも早目に停止動作に入ることおよび早目の程
度がスライダー速度に比例的てあることから、停止範囲
を越えることが解消すると言う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された一実施例を示す空気圧シリ
ンダを組み込んだ位置決め装置および制御装置の外観図
である。
【図2】本発明が適用された一実施例の制御装置内のブ
ロック図である。
【図3】本発明が適用した一実施例の位置決め停止条件
を示すものである。
【図4】本発明が適用した他の実施例の位置決め停止条
件を示すものである。
【図5】本発明が適用した他の実施例の位置決め停止条
件を示すものである。
【図6】従来、適用したスライダーの変位と速度の関係
を示すものである。
【符号の説明】
1 空気圧シリンダ 2 シリンダ摺動部 3 スライダ 4 ピストン 5 フレーム 6 側板 10 エンコーダ 11 タイミングベルト 12 プーリー,13 プーリー 14 分岐管,14a 分岐管 15 圧力センサ,15a 圧力センサ 16 チューブ,16a チューブ 17 電磁弁,17a 電磁弁 18 給気口,18a 給気口 19 供給配管 20 排気口,20a 排気口 21 サイレンサー,21a サイレンサー 32 指令速度直線 33,36 下限停止条件 34,35 上限停止条件 A ピストンの速度(スライダーの速度) B ピストンの目標値(スライダーの目標値) e ピストンの目標変位(スライダーの目標変位)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1組のプーリーと、これらプ
    ーリーの少なくとも1つに取り付けられた位置検出用の
    エンコーダと、前記プーリー間に張設されたタイミング
    ベルトと、このタイミングベルトに連結されたスライダ
    ーを有するロッドレス型空気圧シリンダと、このロッド
    レス空気圧シリンダの両端に接続された空気管と、これ
    ら空気管の各々に設けられた圧力センサーおよび圧縮空
    気給排用の電磁弁と、前記圧力センサーの出力信号およ
    びエンコーダの出力信号に基づいて前記電磁弁を、前記
    スライダーの変位が目標値に近づくに従ってスライダー
    速度が低下するようにされた所定の指令速度特性および
    前記目標値が中間に存在する停止範囲を定める所定の停
    止条件に基づいて制御する制御装置とよりなる空気圧ア
    クチュエータにおける前記スライダーの位置決め方法に
    おいて、 前記停止範囲を定める下限側停止条件を、スライダー速
    度が大きい程前記目標値からの偏差が大きくなるように
    設定したことを特徴とする空気圧アクチュエータの位置
    決め方式
JP4153992A 1992-02-27 1992-02-27 空気圧アクチュエータの位置決め方法 Pending JPH05240206A (ja)

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