JPH05239997A - 楕円型リング反転装置 - Google Patents

楕円型リング反転装置

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Publication number
JPH05239997A
JPH05239997A JP3153923A JP15392391A JPH05239997A JP H05239997 A JPH05239997 A JP H05239997A JP 3153923 A JP3153923 A JP 3153923A JP 15392391 A JP15392391 A JP 15392391A JP H05239997 A JPH05239997 A JP H05239997A
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JP
Japan
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jack
ring
elliptical ring
tunnel
sub
Prior art date
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Pending
Application number
JP3153923A
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English (en)
Inventor
Masataka Uozumi
雅孝 魚住
Hiroshi Kamiide
浩志 神出
Kiyoshi Matsushita
清 松下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Construction Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Construction Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】構築済みのトンネル内で楕円型リングを敷設状
態に合うように方向変換すること。 【構成】トンネル構築方向に平行に移動するスライド台
31に、メインブーム33、33とサブブーム41、4
1をトンネル中心部に向けて展開するように設け、それ
ぞれのブーム33、41には、メインジャッキ32とサ
ブジャッキ40を上下方向に突出後退するように設け
る。メインジャッキ32の頭部には、楕円型リング16
を支持するヘッドバー38A、ヘッドローラ37A、3
7A及びガイド39Aを水平面内に回転するように設け
る、また、サブジャッキ40の頭部には、楕円型リング
16を支持するヘッドバー38B、ヘッドローラ37
B、37B及びガイド39B、39Bを固定して設けて
構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、楕円型トンネルを構築
するために用いられる楕円型リング反転装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、断面が楕円形状のトンネルを構築
する際ににおいては、分割されたセグメントをトンネル
内で楕円状のリングに組立てていたが、最近、楕円形状
に形成された楕円型リングをトンネル内に搬入し、構築
する方法が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これでは、楕
円型リングを構築済みのトンネル内で、楕円型リングを
既設リングに接続する際に、既設リングの敷設状態に合
うように方向変換する必要がある。
【0004】そこで、本発明は、上記事情に鑑み、既設
リングの敷設状態に合うように方向変換自在な楕円型リ
ング反転装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、支持土
台(2B)を有し、前記支持土台(2B)に、移動土台
(31)をトンネル構築方向に平行に移動駆動自在に設
け、前記移動土台(31)に、第1支持棒(33、3
3)を該第1支持棒(33、33)の一端を中心にトン
ネル中心部に向けて展開自在に設け、前記第1支持棒
(33、33)の他端に、第1ジャッキ(32)を上下
方向に突出後退自在に設け、前記第1ジャッキ(32)
に、楕円型リング(16)を支持する第1リング支持手
段(38A、37A、37A、39A)を水平面内に回
転駆動自在に設け、また、前記移動土台(31)に、第
2支持棒(41、41)を該第2支持棒の一端を中心に
トンネル中心部に向けて展開自在に設け、前記第2支持
棒(41、41)の他端に、第2ジャッキ(40)を上
下方向に突出後退自在に設け、前記第2ジャッキ(4
0)に、楕円型リング(16)を支持する第2リング支
持手段(38B、37B、37B、39B、39B)を
設けて構成される。
【0006】なお、括弧内の番号等は、図面における対
応する要素を示す便宜的なものであり、従って、本記述
は図面上の記載に限定拘束されるものではない。以下の
「作用」の欄についても同様である。
【0007】
【作用】上記した構成により、本発明は、第1支持棒
(33、33)及び第2支持棒(41、41)を展開さ
せることにより、第1ジャッキ(32)及び第2ジャッ
キ(40)を必要時にトンネル中心部に引き出せるよう
に作用する。また、第1ジャッキ(32)及び第2ジャ
ッキ(40)を突出後退させることにより、楕円型リン
グ(16)を上下方向に移動するように作用する。更
に、第1リング支持手段(38A、37A、37A、3
9A)を水平面内で回転させることにより、楕円型リン
グ(16)を回転するように作用する。更に、移動土台
(31)に第1支持棒(33、33)及び第2支持棒
(41、41)を設けることにより、楕円型リング(1
6)をトンネル構築方向に平行に移動するようにように
作用する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は、本発明によるエレクタの一実施例を示した
図、図2は、図1に示すエレクタを搭載したトンネル掘
進装置の一実施例を示す破断平面図、図3は、図2に示
すトンネル掘進装置の破断側面図、図4は、楕円型リン
グをトンネル内に搬入しているところを示す斜視図、図
5は、図1に示すエレクタの2本のブームを展開して、
搬入された楕円型リングを保持したところを示す斜視
図、図6は、図1に示すエレクタの2本のジャッキを用
いて、トンネル断面形状に合わせて保持した楕円型リン
グを起こしている途中を示す斜視図、図7は、図1に示
すエレクタを用いて、トンネル断面形状に合わせて保持
した楕円型リングを起こす手順を示す模式図、(a)楕
円型リングを保持している状態を示す図、(b)楕円型
リングをメインジャッキで起こし始めた状態を示す図、
(c)楕円型リングをメインジャッキで起こす動作が完
了した状態を示す図、図8は、図1に示すエレクタのメ
インジャッキを用いて、既設リングの敷設状態に合うよ
うに起こした楕円型リングを回転させた後、接合すると
ころを示す斜視図である。
【0009】本発明によるエレクタ30は、図1及び図
2に示すように、トンネル掘進装置1の後胴2Bの側壁
部内側に平行に設けられており、エレクタ30には、図
5に示すように、2本の直線状のスライドレール46、
46がトンネル構築方向(矢印A、B方向)に平行で図
中上下方向(矢印C、D方向)に並ぶ形で設けられてい
る。スライドレール46、46には、スライド台31が
トンネル構築方向とは垂直方向(矢印C、D方向)に取
付面31aを設ける形で矢印A、B方向に摺動自在に設
けられており、スライド台31には、略矢印A、B方向
に突出後退自在なスライドジャッキ45が一端をスライ
ド台31の略中間に回転自在に結合して設けられてい
る。スライドジャッキ45の他端は、後胴2Bに回転自
在に結合して設けられている。
【0010】スライド台31には、図5に示すように、
2本の角棒状のメインブーム33、33がスライド台3
1の取付面31aに垂直方向(トンネル中心部)に展開
自在な形で図中上下方向に離れて平行になるように設け
られており、メインブーム33の一端である取付部33
aは、図1に示すように、スライド台31のブラケット
31bに回転自在に結合して設けられている。メインブ
ーム33、33の他端は、図5に示すように、トンネル
構築方向と垂直な矢印C、D方向に突出後退自在な油圧
ジャッキ等から成るメインジャッキ32に矢印P、Q方
向に回転自在に結合して設けられており、メインジャッ
キ32のロッド32aの図中上方の頭部には、ヘッドバ
ー38Aがロッド32aに垂直に(従って、水平に)ヘ
ッドバー38Aの中心で結合する形で設けられている。
ヘッドバー38Aの両端には、図1に示すように、回転
自在な円柱状のヘッドローラ37A、37Aが楕円型リ
ング16の所定幅L内に位置する形で設けられており、
ヘッドローラ37A、37Aは、ヘッドバー38Aの長
手方向を回転軸とする形で設けられている。ヘッドバー
38Aのスライド台31側(図中上方)の端部に設けら
れたヘッドローラ37Aの外側には、回転自在な円柱状
のローラ等から成るガイド39Aが敷設用楕円型リング
16Bの接触面16Baに接する形で設けられており、
ガイド39Aは、ヘッドバー38Aの長手方向と垂直な
方向を回転軸とする形で設けられている。
【0011】また、メインジャッキ32には、図5に示
すように、反転アーム36、36がメインブーム33、
33のメインジャッキ32との固定位置とそれぞれ略同
等な位置に反転アーム36、36の一端を固定して設け
られており、反転アーム36、36は、メインブーム3
3、33と平行な形でメインブーム33、33と交わる
ことなく設けられている。反転アーム36、36の他端
には、突出後退自在な油圧ジャッキ等から成る反転ジャ
ッキ35、35が反転ジャッキ35、35の一端を回転
自在に結合して設けられており、反転ジャッキ35の他
端は、図1に示すように、メインブーム33の取付部3
3aに回転自在に結合してメインブーム33の長手方向
と略同等な方向に突出後退する形で設けられている。即
ち、反転ジャッキ35が突出することにより、ヘッドバ
ー38Aは矢印Q方向に回転し、一方、反転ジャッキ3
5が後退することにより、ヘッドバー38Aは矢印P方
向に回転する。更に、メインブーム33の取付部33a
には、図5に示すように、突出後退自在な油圧ジャッキ
等から成る張出しジャッキ42、42が張出しジャッキ
42、42の一端を回転自在に結合して設けられてお
り、張出しジャッキ42、42の他端は、図1に示すよ
うに、スライド台31のブラケット31cに回転自在に
結合してスライド台31の摺動方向と略同等な方向に突
出後退する形で設けられている。即ち、張出しジャッキ
42が突出することにより、メインブーム33は矢印N
方向に回転し、一方、張出しジャッキ42が後退するこ
とにより、メインブーム33は矢印M方向に回転する。
【0012】また、スライド台31には、図5に示すよ
うに、2本の角棒状のサブブーム41、41がスライド
台31の取付面31aに垂直方向に突出し図中上下方向
に離れて平行になるように設けられており、サブブーム
41、41は、メインブーム33、33の間に位置する
形でスライド台31のブラケット31d、31dにサブ
ブーム41、41の一端を回転自在に結合して設けられ
ている。サブブーム41、41の他端は、トンネル構築
方向と垂直な矢印C、D方向に突出後退自在な油圧ジャ
ッキ等から成るサブジャッキ40に固定して設けられて
おり、サブジャッキ40のロッド40aの図中上方の頭
部には、ヘッドバー38Bがロッド40aに垂直に(従
って、水平に)ヘッドバー38Bの中心で結合する形で
設けられている。ヘッドバー38Bの両端には、回転自
在な円柱状のヘッドローラ37B、37Bが楕円型リン
グ16の所定幅L内に位置する形で設けられており、ヘ
ッドローラ37B、37Bは、ヘッドバー38Bの長手
方向を回転軸とする形で設けられている。ヘッドバー3
8Bの両端に設けられたヘッドローラ37B、37Bの
外側には、図1に示すように、回転自在な円柱状のロー
ラ等から成るガイド39B、39Bが敷設用楕円型リン
グ16Bの接触面16Ba及び接触面16Bbにそれぞ
れ接する形で設けられており、ガイド39B、39B
は、ヘッドバー38Bの長手方向と垂直な方向を回転軸
とする形で設けられている。更に、サブブーム41に
は、突出後退自在な油圧ジャッキ等から成るリンクジャ
ッキ43がリンクジャッキ43の一端を回転自在に結合
して設けられており、リンクジャッキ43の他端は、メ
インブーム33に回転自在に結合して設けられている。
即ち、リンクジャッキ43が突出することにより、サブ
ブーム41はメインブーム33に対して矢印M方向に回
転し、メインブーム33から離れる。一方、リンクジャ
ッキ43が後退することにより、サブブーム41はメイ
ンブーム33に対して矢印N方向に回転し、メインブー
ム33に近接する。
【0013】ところで、本発明によるエレクタ30を搭
載したトンネル掘進装置1は、図2及び図3に示すよう
に、胴型状に形成された外殻2を有しており、外殻2は
掘進方向、即ち矢印A、B方向に近接遠退自在に接続さ
れた前胴2A及び後胴2Bにより構成されている。即
ち、図3に示すように、後胴2Bの先端部分には中継胴
2Cが、前胴2A後端部分に入り込む形で形成されてお
り、前胴2Aと中継胴2Cとは、互いの内周に沿う形で
複数設けられた外殻ジャッキ2Dにより接続されてい
る。そして、外殻ジャッキ2Dを押出し駆動することに
より前胴2Aと後胴2Bは、互いに接し合っている状態
から外殻ジャッキ2Dのピッチ分だけ矢印A、B方向に
離れることが出来る状態になっている。また、前胴2A
及び後胴2Bの下方にはインバート25bが、地山20
が切り開かれることにより岩盤が露出した形で形成され
ており、インバート25bは切羽20aからトンネル後
方へ、即ち矢印A方向から矢印B方向に伸延する形で、
連続的に形成されている。前胴2Aは、インバート25
bに向かって開口する形で無底状に形成されており、後
胴2Bには、下側に底部2B1が、インバート25bと
の間を遮蔽される形で形成されている。前胴2A及び後
胴2Bの左右内側面には外殻レッグ3が、矢印A、B方
向に複数並んで該前胴2A及び後胴2Bの下端部分から
下方に突出する形で昇降自在に設けられており、従っ
て、後胴2Bに設けられた外殻ジャッキ3は底部2B1
を貫通している。そして、各外殻レッグ3はインバート
25bに支持されており、外殻レッグ3にはレッグジャ
ッキ3Aが、前胴2A及び後胴2Bを上下、即ち矢印
C、D方向に移動自在に支持する形で、設けられてい
る。
【0014】前胴2Aの前端部分には、切羽20aのア
ーチ部分を仮支保するための先受矢板5が、該前胴2A
の内周に沿った形で、且つ矢印A、B方向に油圧ジャッ
キ等により突出後退自在に複数枚設けられており、前胴
2Aの内側には掘削機6が設置されている。掘削機6は
機体6aを有しており、図3に示すように、機体6aの
後部には掘削機6を操作駆動する為の油圧ユニット6
1、制御盤62等が内蔵されている。機体6aの後方に
は、トグルジャッキ13が、支持押圧すべき重量に対応
する形で適宜選択されて設けられている。機体6aの底
部には該機体6aを矢印A方向に推進させるためのスラ
イドシュー機構7が設けられており、スライドシュー機
構7は、固定シュー7A、駆動シュー7B、スライドジ
ャッキ7C等により構成されている。固定シュー7Aは
機体6aを支持する形でスキー板状に形成されており、
固定シュー7Aは、機体6aに対しては矢印A、B方向
に移動しない形で接続されている。また、駆動シュー7
Bは、固定シュー7Aと同様にスキー板状に形成されて
おり、駆動シュー7Bは機体6aに対して、スライドジ
ャッキ7Cを介して矢印A方向に先行移動し得る形にな
っている。機体6aの前端にはカッタヘッド9が、矢印
C、D方向及び図2中矢印E、F方向に揺動駆動自在及
び矢印A、B方向に進退駆動自在で且つ旋回駆動自在な
形で設けられており、カッタヘッド9の先端には、地山
20等の岩盤を破砕掘削し得る切削刃9aが、円錐台状
に形成されてカッタヘッド軸部9bに固定された形で設
けられている。図3に示すように、カッタヘッド軸部9
bの外周にはスクリューブレード9cが、ずり、即ち切
削刃9aにより破砕された切羽20aの岩を、矢印B方
向である後方へ搬送する形で設けられており、スクリュ
ーブレード9cの後方にはずり回収用のギャザリング1
0が、カッタヘッド軸部9bの基部に装着される形で設
けられている。ギャザリング10に回収されたずりは、
機体6aの側方に設けられたコンベヤ11を介して、さ
らに後方へ搬送されて、適当なるずり搬送手段によりト
ンネル25の抗外へ運び出される。
【0015】ところで、前記機体6aの上部には矢印
A、B方向に並ぶ2体のキャノピージャッキ12、12
が、シリンダ12a部分が連立する形で装着されてお
り、各キャノピージャッキ12の上部には、前記前胴2
Aの天蓋部分内周面に沿う形で蒲鉾片状に形成されたキ
ャノピー12bが、シリンダ12aを介して矢印C、D
方向である上下方向に移動駆動自在な形で、設けられて
いる。また、機体6aの矢印E、F方向両側部には、図
2に示すように、サイドジャッキ15、15が、機体6
aを前胴2Aの内側面に支持させる形で装着されてお
り、即ち機体6aと前胴2Aとは、キャノピージャッキ
12、12及びサイドジャッキ15、15を介して、坑
道内周方向に対して接合分離自在な形に構成されてい
る。
【0016】そしていま、図2に示すように、後胴2B
の後方には、エレクタ30により覆工立込みされた長円
環状の楕円型リング16が、矢印A、B方向に隙間なく
並ぶ形で複数接続されており、隣接する楕円型リング1
6、16間には止水板、締結ボルト等が、該複数接続さ
れる楕円型リング16を密に構造一体化する形で、適宜
構築されている。エレクタ30により既に覆工立て込み
されて構造一体化した楕円型リング16の構築方向最先
端部分、即ち、図中左方に構築されている既設楕円型リ
ング16Aは、後胴2Bの内部に、後方(図中右方)か
ら入り込む形で、配置されている。該最先端部分に配置
された構築済の既設楕円型リング16Aの矢印A方向下
端部分には、該構築済の既設楕円型リング16Aと新た
に構築される敷設用楕円型リング16Bを接合するため
のセグメント支持手段29が、底部2B1に固定される
形で設けられている。楕円型リング16の円周方向外側
には、地山20が馬蹄形状断面に掘削されることにより
長円状断面の楕円型リング16との間に空隙が生じる形
で、裏込め層21が形成されており、裏込め層21に
は、グラウトポンプ23等を介してモルタル22等が充
填される。従って、いま、モルタル22が硬化すること
により覆工が完了したものとすると、後胴2Bの後方に
は既に覆工済みのトンネル25が接続されている。ま
た、覆工済みのトンネル25と切羽20aの間には、掘
削機6を介して掘削される地山20に余掘りが避けがた
く形成される形で、外殻2と地山20の間に仮空隙2
1’が生じており、仮空隙21’には砂、発砲スチロー
ルビーズ等の一次裏込材26が充填されている。
【0017】本発明は以上のような構成を有するので、
トンネルを構築する際は、まず、トンネル掘進装置1を
用いて、岩質の地山20を掘削する。即ち、先受矢板5
により切羽20a部分の岩が崩落し得ないように支持
し、レッグジャッキ3Aを突出させて外殻レッグ3を介
して外殻2を矢印C方向に押し上げ地山20に支持させ
る。また、キャノピージャッキ12を加圧負荷してラム
12cを矢印C方向に押し出すことにより前胴2Aの天
蓋部分にキャノピー12bを押しつける。更に、サイド
ジャッキ15、15を加圧負荷してラム15c、15c
を矢印E、F方向に押しだすことにより、機体6aを前
胴2Aとを一体化させる。すると、機体6aは前胴2A
の周面全体の面圧により支持される形になるので、機体
6aが、カッタヘッド9に生じる掘削抵抗や振動に十分
抗して前胴2A内を移動し得ないように堅固に固定支持
される。こうして、機体6aが前胴2Aに堅固に支持さ
れたところで、切羽20aに切削刃9Aを当接する形で
掘削機6を駆動することにより岩を破砕して、カッタヘ
ッド9を、矢印C、D、E、F方向に揺動させつつ回転
駆動することにより、掘削断面形状が馬蹄形を呈するよ
うに掘削機6の掘削ストローク分だけ矢印A方向に掘進
させる。また、切羽20aを掘削すると同時に乃至先立
ち、仮空隙21’には、一次裏込材26を圧送パイプ2
7を介してアーチ25a部分から適宜圧力を以って注入
する形で充填する。これにより、一次裏込材26は地山
20の変形をある程度許容しつつ余掘り部分からの肌落
ちを防止すると共に、外殻2から外側周面に沿った形で
外方へ作用する応力を、一次裏込材26を介して地山2
0に分散支持させるような役目を果たす。
【0018】次に、キャノピージャッキ12、12及び
サイドジャッキ15、15の加圧負荷状態で、スライド
ジャッキ7Cを駆動することにより駆動シュー7Bを、
機体6aに対して矢印A方向に移動ストローク分だけ先
行させる。そして、レッグジャッキ3Aを圧力開放して
外殻レッグ3を縮めて、外殻レッグ3をインバート25
bから浮上させると共に、キャノピージャッキ12、1
2を圧力開放して、キャノピー12b、12bと共に前
胴2Aが、該前胴2Aの天蓋部分が一次裏込材26と別
離する形で矢印D方向に降下させる。こうして前胴2A
を載戴支持した機体6aを、移動ストローク分だけ先行
した駆動シュー7Bに固定シュー7Aを追従させる形
で、矢印A方向に進行させる。次に、前胴2A及び機体
6aの前進時には、後胴2Bは前進せずに取り残され
て、中継胴2Cが前胴2Aの後端から抜け出す形で、前
胴2Aから遠退した状態になっている。そこで後胴2B
は、切羽2aが前進して、新たに切り開かれた部分の地
山20が適宜安定したところで、外殻ジャッキ2Dを駆
動することにより、該外殻ジャッキ2Dの駆動ストロー
ク分だけ前胴2Aに引き寄せる形で、矢印A方向に移動
させるようにする。
【0019】こうして、後胴2Bを掘進方向に外殻ジャ
ッキ2Dの駆動ストローク分だけ進行させると、構築済
の楕円型リング16のうち最先端、即ち、矢印A方向端
部に位置する既設楕円型リング16Aと後胴2Bの後
端、即ち、矢印B方向端部分との間には、後胴2Bの前
進分だけ空隙が生じる。そこで、後胴2Bの前進と共
に、或いは先立つように、敷設用楕円型リング16B
を、図4に示すように、トンネル25の坑外より横長状
に倒した状態で搬送台車52に搭載し、牽引車53によ
り搬送台車52をトンネル25に敷設されたレール51
上を走行して後胴2B内に持ち込む。このとき、エレク
タ30は、張出しジャッキ42、42を突出させると共
にリンクジャッキ43を後退させてメインブーム33、
33及びサブブーム40、40を後胴2Bの側壁部内側
に略平行な状態に引き込んだ状態で、敷設用楕円型リン
グ16B搬入の障害にならないようにする。次に、該横
長状に倒した状態の敷設用楕円型リング16Bを搭載し
た搬送台車52をエレクタ30の側方に停止させる。そ
して、図5に示すように、張出しジャッキ42、42を
後退させると共にリンクジャッキ43を突出させること
により、メインブーム33、33及びサブブーム40、
40を後胴2Bの側壁部内側に略垂直な状態に張り出
し、トンネル25の中心部に向けて展開する。このと
き、メインジャッキ32及びサブジャッキ40が、敷設
用楕円型リング16B内に位置し、敷設用楕円型リング
16Bの重心Gが、メインジャッキ32及びサブジャッ
キ40の略中間に位置するようにリング16Bを位置決
めすると共に、メインブーム33、33及びサブブーム
40、40を展開する。次に、図1に示すように、メイ
ンジャッキ32のガイド39Aが敷設用楕円型リング1
6Bの接合面16Baに接し、ヘッドローラ37A、3
7Aが敷設用楕円型リング16Bの内面16Bcに接す
るように、メインジャッキ32を上方(矢印C方向)に
突出させる。そして、サブジャッキ40のガイド39
B、39Bが敷設用楕円型リング16Bの接合面16B
a及び接合面16Bbにそれぞれ接し、ヘッドローラ3
7B、37Bが敷設用楕円型リング16Bの内面16B
cに接するように、サブジャッキ40を上方(矢印C方
向)に突出させる。更に、メインジャッキ32及びサブ
ジャッキ40を上方(矢印C方向)に突出させて、敷設
用楕円型リング16Bをエレクタ30で水平に保持する
ことにより、図5に示すように、敷設用楕円型リング1
6Bを搬送台車52から切り離して、搬送台車52をト
ンネル25外に出す。
【0020】次に、搬送台車52が少なくとも後胴2B
内から移動したら、後胴2B内に設けられた仮設レール
50をトンネル25内のレール51に対して取外して、
横長状に倒した状態の敷設用楕円型リング16Bを縦長
状態に起こす際に障害にならないようにする。そして、
図6に示すように、メインジャッキ32を矢印C方向に
突出させて敷設用楕円型リング16Bを矢印R方向に回
転させつつ縦長状態に起こす。即ち、図7に示すよう
に、まず、図7の(a)のように、敷設用楕円型リング
16Bを横長状に水平に倒した状態で、敷設用楕円型リ
ング16Bの重心Gをメインジャッキ32及びサブジャ
ッキ40の略中間に位置させる形で保持する。次に、図
7の(b)のように、サブジャッキ40で支持しなが
ら、メインジャッキ32のロッド32aを上方(矢印C
方向)に突出させると、敷設用楕円型リング16Bは、
図示しないサブジャッキ40のガイド39B、39Bが
敷設用楕円型リング16Bの接合面16Ba及び接合面
16Bbにそれぞれ接して、外れないように案内すると
共に、敷設用楕円型リング16Bの内面16Bcがメイ
ンジャッキ32のヘッドローラ37A、37A及びサブ
ジャッキ40のヘッドローラ37B、37B上を滑りな
がら矢印R方向に回転する。更に、図7の(c)のよう
に、メインジャッキ32のロッド32aを上方(矢印C
方向)に突出させると、敷設用楕円型リング16Bは、
更に矢印R方向に回転して、サブジャッキ40から敷設
用楕円型リング16Bの内面16Bcは離れ、メインジ
ャッキ32のみで支持する形になる。すると、メインジ
ャッキ32のヘッドローラ37A、37Aが、敷設用楕
円型リング16Bの内面16Bcの一つの頂点16Bd
で落ち着くことにより、敷設用楕円型リング16Bの重
心Gがメインジャッキ32上に位置する形で、敷設用楕
円型リング16Bの縦長状態への起こしは完了する。
【0021】次に、この状態で、図8に示すように、反
転ジャッキ35、35を突出させて反転アーム36、3
6を矢印Q方向に回転させることにより、縦長状態に起
こされた敷設用楕円型リング16Bを支持したメインジ
ャッキ32を矢印Q方向に回転させる。そこで、反転ジ
ャッキ35、35を適度に突出させることにより、敷設
用楕円型リング16Bの接合面16Bbが、既設楕円型
リング16Aの接合面16Aaと平行になるように位置
決めする。そして、その状態で、スライドジャッキ45
を略矢印B方向に突出させることにより、反転した敷設
用楕円型リング16Bを支持したメインジャッキ32を
取付けたスライド台31が、スライドレール46、46
上を既設楕円型リング16Aに向けて矢印B方向に摺動
する。そこで、スライドジャッキ45を適度に突出させ
ることにより、スライド台31を既設楕円型リング16
A方向に移動させて、敷設用楕円型リング16Bの接合
面16Bbを既設楕円型リング16Aの接合面16Aa
に接合させる。以上で、敷設用楕円型リング16Bの既
設楕円型リング16Aへの接合作業は完了する。このよ
うに、エレクタ30を用いることにより、構築済みのト
ンネル25内で、敷設用楕円型リング16Bを既設楕円
型リング16Aに接続する際に、既設楕円型リング16
Aの敷設状態に合うように方向変換することができる。
また、楕円型リング16は既に長円環状に形成されてい
るので、トンネル周長方向に分割された形のセグメント
ピースを環状に組み立てる必要がなく、単に新たに設置
すべき敷設用楕円型リング16Bと既に立て込み済の既
設楕円型リング16Aの端面を整合させるだけで、楕円
型リング16、16を容易に接続することができる。
【0022】こうして、カッタヘッド9により切羽20
aを前進させつつ、前胴2A及び後胴2Bを順次前進さ
せ、同時に一次裏込材26及びモルタル22の注入充填
作業と楕円型リング16の立て込み作業を、適宜工程下
で順次繰返し進めていくことにより、トンネル25内に
鋼支保工や二次巻きコンクリート用の型枠を別途組む込
む必要なく、外殻2内で掘進作業と同時に覆工の構築ま
で完了させることが可能となる。従って、トンネル25
を構築するに必要な施工時間が短くて済むのは勿論のこ
と、外殻2により常に切羽20a部分の地山20の安定
が確保された状態下で掘進作業が行われ、そして、掘進
と同時に一次裏込作業が速やかに行われることにより、
切り開かれる地山20の内部応力を掻き乱すことがな
い。このため、上記したように構築されるトンネル25
は、施工中の安全が確保されると共に、構築後にも、安
定的な構造状態を呈することが可能となる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、後胴2
B等の支持土台を有し、前記支持土台に、スライド台3
1等の移動土台をトンネル構築方向に平行に移動駆動自
在に設け、前記移動土台に、メインブーム33等の第1
支持棒を該第1支持棒の一端を中心にトンネル中心部に
向けて展開自在に設け、前記第1支持棒の他端に、メイ
ンジャッキ32等の第1ジャッキを上下方向に突出後退
自在に設け、前記第1ジャッキに、楕円型リング16を
支持するヘッドバー38A、ヘッドローラ37A、37
A及びガイド39A等の第1リング支持手段を水平面内
に回転駆動自在に設け、また、前記移動土台に、サブブ
ーム41、41等の第2支持棒を該第2支持棒の一端を
中心にトンネル中心部に向けて展開自在に設け、前記第
2支持棒の他端に、サブジャッキ40等の第2ジャッキ
を上下方向に突出後退自在に設け、前記第2ジャッキ
に、楕円型リング16を支持するヘッドバー38B、ヘ
ッドローラ37B、37B及びガイド39B、39B等
の第2リング支持手段を設けて構成される。
【0024】以上のように構成したので、第1支持棒及
び第2支持棒を展開させることにより、第1ジャッキ及
び第2ジャッキを必要時にトンネルの中心部に引き出せ
るので、楕円型リング16を搬入する際に障害にならな
い。また、第1ジャッキ及び第2ジャッキを突出後退さ
せることにより、楕円型リング16を上下方向に移動で
きるので、楕円型リング16を横長状態で支持できると
共に、縦長状態に起こすことができる。更に、第1リン
グ支持手段を水平面内で回転させることにより、楕円型
リング16が回転するので、楕円型リング16をの接合
面16Bトンネル構築方向に向けることができる。更
に、移動土台に第1支持棒及び第2支持棒を設けること
により、楕円型リング16をそれぞれ支持棒で支持した
状態でトンネル構築方向に平行に移動することが出来る
ので、トンネル内に搬入した敷設用楕円型リング16B
を既設の既設楕円型リング16Aに容易に接合できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明によるエレクタの一実施例を示
した図である。
【図2】図2は、図1に示すエレクタを搭載したトンネ
ル掘進装置の一実施例を示す破断平面図である。
【図3】図3は、図2に示すトンネル掘進装置の破断側
面図である。
【図4】図4は、楕円型リングをトンネル内に搬入して
いるところを示す斜視図である。
【図5】図5は、図1に示すエレクタの2本のブームを
展開して、搬入された楕円型リングを保持したところを
示す斜視図である。
【図6】図6は、図1に示すエレクタの2本のジャッキ
を用いて、トンネル断面形状に合わせて保持した楕円型
リングを起こしている途中を示す斜視図である。
【図7】図7は、図1に示すエレクタを用いて、トンネ
ル断面形状に合わせて保持した楕円型リングを起こす手
順を示す模式図、(a)楕円型リングを保持している状
態を示す図、(b)楕円型リングをメインジャッキで起
こし始めた状態を示す図、(c)楕円型リングをメイン
ジャッキで起こす動作が完了した状態を示す図である。
【図8】図8は、図1に示すエレクタのメインジャッキ
を用いて、既設リングの敷設状態に合うように起こした
楕円型リングを回転させた後、接合するところを示す図
である。
【符号の説明】
2B……支持土台(後胴) 16……楕円型リング 31……移動土台(スライド台) 32……第1ジャッキ(メインジャッキ) 33……第1支持棒(メインブーム) 37A……第1リング支持手段(ヘッドローラ) 37B……第2リング支持手段(ヘッドローラ) 38A……第1リング支持手段(ヘッドバー) 38B……第2リング支持手段(ヘッドバー) 39A……第1リング支持手段(ガイド) 39B……第2リング支持手段(ガイド) 40……第2ジャッキ(サブジャッキ) 41……第2支持棒(サブブーム)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持土台を有し、 前記支持土台に、移動土台をトンネル構築方向に平行に
    移動駆動自在に設け、 前記移動土台に、第1支持棒を該第1支持棒の一端を中
    心にトンネル中心部に向けて展開自在に設け、 前記第1支持棒の他端に、第1ジャッキを上下方向に突
    出後退自在に設け、 前記第1ジャッキに、楕円型リングを支持する第1リン
    グ支持手段を水平面内に回転駆動自在に設け、 また、前記移動土台に、第2支持棒を該第2支持棒の一
    端を中心にトンネル中心部に向けて展開自在に設け、 前記第2支持棒の他端に、第2ジャッキを上下方向に突
    出後退自在に設け、 前記第2ジャッキに、前記楕円型リングを支持する第2
    リング支持手段を設けて構成した楕円型リング反転装置
JP3153923A 1991-05-29 1991-05-29 楕円型リング反転装置 Pending JPH05239997A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100354335B1 (ko) * 2000-02-03 2002-09-30 강릉건설 주식회사 지보조립장치
KR100642299B1 (ko) * 2006-07-04 2006-11-10 미래테크(주) 거푸집판넬의 연결조립부재 이탈방지구조

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