JPH05239277A - 熱可塑性成形材料 - Google Patents
熱可塑性成形材料Info
- Publication number
- JPH05239277A JPH05239277A JP21603792A JP21603792A JPH05239277A JP H05239277 A JPH05239277 A JP H05239277A JP 21603792 A JP21603792 A JP 21603792A JP 21603792 A JP21603792 A JP 21603792A JP H05239277 A JPH05239277 A JP H05239277A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polymer
- styrene
- molding material
- polymers
- compatibilizing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L23/00—Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L23/02—Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L101/00—Compositions of unspecified macromolecular compounds
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L25/00—Compositions of, homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by an aromatic carbocyclic ring; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L25/02—Homopolymers or copolymers of hydrocarbons
- C08L25/04—Homopolymers or copolymers of styrene
- C08L25/06—Polystyrene
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L51/00—Compositions of graft polymers in which the grafted component is obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L51/04—Compositions of graft polymers in which the grafted component is obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Compositions of derivatives of such polymers grafted on to rubbers
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L2205/00—Polymer mixtures characterised by other features
- C08L2205/08—Polymer mixtures characterised by other features containing additives to improve the compatibility between two polymers
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L23/00—Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L25/00—Compositions of, homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by an aromatic carbocyclic ring; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L25/02—Homopolymers or copolymers of hydrocarbons
- C08L25/04—Homopolymers or copolymers of styrene
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 熱可塑性成形材料。
【構成】 成形材料は、
A:スチレンポリマーA1種以上、
B:ポリオレフィンB1種以上、
C:他の熱可塑性ポリマーC少なくとも1種、
D:相容化助剤として使用されるポリマーD少なくとも
1種及び E:所望の場合には、慣用量の他の添加剤E を含有し、ポリマーDとして、AとBとの間で作用する
相容化助剤D1少なくとも1種及びAとCとの間又はB
とCとの間で作用する相容化助剤D2もしくはD3少な
くとも1種が熱可塑性成形材料中に含有される。
1種及び E:所望の場合には、慣用量の他の添加剤E を含有し、ポリマーDとして、AとBとの間で作用する
相容化助剤D1少なくとも1種及びAとCとの間又はB
とCとの間で作用する相容化助剤D2もしくはD3少な
くとも1種が熱可塑性成形材料中に含有される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱可塑性成形材料に関
する。
する。
【0002】
【従来の技術】混合物である、即ち種々のポリマーから
成る成形材料は、多くの理由から重要である。新規の特
性組合せを有する熱可塑性成形材料に対する明白な需要
がその一つである。新規ポリマーの開発は、経費がかか
り、かつ特に、すぐにつかえる新規のモノマーの不足か
ら失敗する。その特性が、出発物質の特性の組合せであ
るか、又は共同作用効果によりそれを凌ぎすらしている
成形材料を得るためには、ポリマー混合物(ブレンド:
Blends)の製造は、可能な方法である。
成る成形材料は、多くの理由から重要である。新規の特
性組合せを有する熱可塑性成形材料に対する明白な需要
がその一つである。新規ポリマーの開発は、経費がかか
り、かつ特に、すぐにつかえる新規のモノマーの不足か
ら失敗する。その特性が、出発物質の特性の組合せであ
るか、又は共同作用効果によりそれを凌ぎすらしている
成形材料を得るためには、ポリマー混合物(ブレンド:
Blends)の製造は、可能な方法である。
【0003】構成された熱可塑性成形材料の製造の動機
は、しばしば種々のポリマーの機械的混合として存在す
る市販のプラスチックを再び後処理する必要性であり、
その際、一般に主成分は、スチレンポリマー及びポリオ
レフィンである。他の追跡された方法、例えば選択的溶
解によるプラスチックの分離又はプラスチックのモノマ
ー又は低分子化合物への化学的分解とは対照的に、例え
ば押出しによる非分離のプラスチック混合物のポリマー
ブレンドへの加工は、再使用できる成形材料を得る容易
な方法を提供する。
は、しばしば種々のポリマーの機械的混合として存在す
る市販のプラスチックを再び後処理する必要性であり、
その際、一般に主成分は、スチレンポリマー及びポリオ
レフィンである。他の追跡された方法、例えば選択的溶
解によるプラスチックの分離又はプラスチックのモノマ
ー又は低分子化合物への化学的分解とは対照的に、例え
ば押出しによる非分離のプラスチック混合物のポリマー
ブレンドへの加工は、再使用できる成形材料を得る容易
な方法を提供する。
【0004】しかしながらそのような種々のポリマーか
ら構成されたポリマー混合物は、一般に、大部分のポリ
マーの熱力学的条件の非相容性により引き起こされる不
充分な機械的特性を有する。
ら構成されたポリマー混合物は、一般に、大部分のポリ
マーの熱力学的条件の非相容性により引き起こされる不
充分な機械的特性を有する。
【0005】2種の非相容性ポリマーの2元混合の際に
は、相容化助剤の添加により機械的特性を著しく改良す
ることが可能である。その際相容化助剤は、一般に、界
面張力の低下及び界面付着の始まりを引き起こす。相容
化助剤として、たいてい他のポリマー又はコポリマーを
使用し、その際、相容化助剤の組成及び構造は、ポリマ
ー混合物により著しく左右される。ポリマーブレンドの
ための相容化助剤についての概要は、例えばガイロード
(Gaylord)によりMacromol.Sci.−Che
m.A26(1989),1211中に記載されてい
る。
は、相容化助剤の添加により機械的特性を著しく改良す
ることが可能である。その際相容化助剤は、一般に、界
面張力の低下及び界面付着の始まりを引き起こす。相容
化助剤として、たいてい他のポリマー又はコポリマーを
使用し、その際、相容化助剤の組成及び構造は、ポリマ
ー混合物により著しく左右される。ポリマーブレンドの
ための相容化助剤についての概要は、例えばガイロード
(Gaylord)によりMacromol.Sci.−Che
m.A26(1989),1211中に記載されてい
る。
【0006】非相容性ポリマー3種からなる混合物用の
相容化助剤も既に提案された。例えばDL224604
中に、相容化助剤としての特定の界面活性物質をポリオ
レフィン及びポリ塩化ビニル及び/又はポリスチレンか
らの混合物中に使用することが記載されており、その
際、これらの物質の各々が相容化助剤として3種混合中
で単独で作用する。
相容化助剤も既に提案された。例えばDL224604
中に、相容化助剤としての特定の界面活性物質をポリオ
レフィン及びポリ塩化ビニル及び/又はポリスチレンか
らの混合物中に使用することが記載されており、その
際、これらの物質の各々が相容化助剤として3種混合中
で単独で作用する。
【0007】機械的特性は、この系用に開発された特別
な相容化助剤の添加によるだけでは改良されず、むしろ
2個のポリマー間でそのつど作用する多数の相容化助剤
が添加される場合に、一般にスチレンポリマー、ポリオ
レフィン及び別の熱可塑性ポリマー少なくとも1種から
なるポリマー混合物が、有利な特性を得ることが今日判
明した。このことは、各々ポリマー2個用の相容化助剤
が公知である場合に、各々多成分系用に、特別の相容化
助剤を開発する必要なしに、多数のポリマーから成形材
料を製造することを可能にする。
な相容化助剤の添加によるだけでは改良されず、むしろ
2個のポリマー間でそのつど作用する多数の相容化助剤
が添加される場合に、一般にスチレンポリマー、ポリオ
レフィン及び別の熱可塑性ポリマー少なくとも1種から
なるポリマー混合物が、有利な特性を得ることが今日判
明した。このことは、各々ポリマー2個用の相容化助剤
が公知である場合に、各々多成分系用に、特別の相容化
助剤を開発する必要なしに、多数のポリマーから成形材
料を製造することを可能にする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の直接の目的
は、 A:スチレンポリマーA1種以上、 B:ポリオレフィンB1種以上、 C:他の熱可塑性ポリマーC少なくとも1種、 D:相容化助剤として使用されるポリマーD少なくとも
1種及び E:所望の場合には、慣用量の他の添加剤E を含有し、本発明により、ポリマーDとして、AとBと
の間で作用する相容化助剤D1少なくとも1種及びAと
Cとの間又はBとCとの間で作用する相容化助剤D2も
しくはD3少なくとも1種を含有する熱可塑性成形材料
である。
は、 A:スチレンポリマーA1種以上、 B:ポリオレフィンB1種以上、 C:他の熱可塑性ポリマーC少なくとも1種、 D:相容化助剤として使用されるポリマーD少なくとも
1種及び E:所望の場合には、慣用量の他の添加剤E を含有し、本発明により、ポリマーDとして、AとBと
の間で作用する相容化助剤D1少なくとも1種及びAと
Cとの間又はBとCとの間で作用する相容化助剤D2も
しくはD3少なくとも1種を含有する熱可塑性成形材料
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】構成要素(成分)Aは、
スチレンポリマー1種以上であり、これは、本発明によ
る成形材料中に、構成成分A〜Dの全重量に対して9〜
80、有利に20〜55重量%で含有される。
スチレンポリマー1種以上であり、これは、本発明によ
る成形材料中に、構成成分A〜Dの全重量に対して9〜
80、有利に20〜55重量%で含有される。
【0010】Aは、公知法により溶液、懸濁液又は水性
エマルジョン又は有利に塊で製造されたスチレンホモポ
リマーでありうる。
エマルジョン又は有利に塊で製造されたスチレンホモポ
リマーでありうる。
【0011】Aは、耐衝撃性ポリスチレンであり、即ち
耐衝撃性に変性するためにゴムを含有する。耐衝撃性ス
チレンポリマーは、ゴムの存在下にスチレンを重合させ
るか、又はスチレンポリマー中にゴムを混入することに
より製造することができる。ゴムの存在下にスチレンを
重合させて製造される耐衝撃性ポリスチレンを使用する
のが有利である。
耐衝撃性に変性するためにゴムを含有する。耐衝撃性ス
チレンポリマーは、ゴムの存在下にスチレンを重合させ
るか、又はスチレンポリマー中にゴムを混入することに
より製造することができる。ゴムの存在下にスチレンを
重合させて製造される耐衝撃性ポリスチレンを使用する
のが有利である。
【0012】ゴムとして、スチレンポリマーの耐衝撃性
変性のために好適な天然又は合成ゴムを使用する。ゴム
としては、天然ゴムのほかに、例えばポリブタジエン、
ポリイソプレン及び−20℃以下のガラス温度を有す
る、ブタジエン及び/又はイソプレンとスチレン及び他
のコモノマーとのコポリマー(K.H.Illers und H.Breue
r,Kolloidzeitschrift 176(1961)S.110による)が、こ
れに該当する。25〜99重量%である1,4−シス−
含有率を有するブタジエンポリマーが特に好適である。
しかしながらアクリルゴム、EPDM−、シリコン−、
ポリブチレン−及びポリオクテナマーゴムも使用するこ
とができる。
変性のために好適な天然又は合成ゴムを使用する。ゴム
としては、天然ゴムのほかに、例えばポリブタジエン、
ポリイソプレン及び−20℃以下のガラス温度を有す
る、ブタジエン及び/又はイソプレンとスチレン及び他
のコモノマーとのコポリマー(K.H.Illers und H.Breue
r,Kolloidzeitschrift 176(1961)S.110による)が、こ
れに該当する。25〜99重量%である1,4−シス−
含有率を有するブタジエンポリマーが特に好適である。
しかしながらアクリルゴム、EPDM−、シリコン−、
ポリブチレン−及びポリオクテナマーゴムも使用するこ
とができる。
【0013】成分Aは、スチレンと並んでコモノマーも
少量含有できる。スチレンのコモノマーとしては、核−
又は側鎖をアルキル化されたスチレンの他に、他のモノ
マー、例えば(メタ)アクリル酸、アルキル基中にC−
原子1〜4個を有する(メタ)アクリル酸エステル、ア
クリルニトリル及び無水マレイン酸並びにマレイン酸イ
ミドも、これに該当する。スチレンポリマー又は耐衝撃
性変性スチレンポリマーの硬質母材中のコモノマーの含
分は、コポリマーが、スチレンからのみ構成されたポリ
マーと1層で混合できることを可能にする。
少量含有できる。スチレンのコモノマーとしては、核−
又は側鎖をアルキル化されたスチレンの他に、他のモノ
マー、例えば(メタ)アクリル酸、アルキル基中にC−
原子1〜4個を有する(メタ)アクリル酸エステル、ア
クリルニトリル及び無水マレイン酸並びにマレイン酸イ
ミドも、これに該当する。スチレンポリマー又は耐衝撃
性変性スチレンポリマーの硬質母材中のコモノマーの含
分は、コポリマーが、スチレンからのみ構成されたポリ
マーと1層で混合できることを可能にする。
【0014】そのようなスチレンポリマーの製法は、公
知であり、例えば「ウルマンズ・エンサイクロペディエ
・デア・テヒニッシェン・ヘミ(Ullmanns Encyklopaedi
e der technischen Chemie)」第4版、第19巻、26
5〜295頁、フェアラーク・ヘミ(Verlag Chemie)、
バインハイム(Weinheim)又はH.ゲレンズ(Gerrens)、
Chem.Ing.Tech.52(1980)、47
7中に記載されている。
知であり、例えば「ウルマンズ・エンサイクロペディエ
・デア・テヒニッシェン・ヘミ(Ullmanns Encyklopaedi
e der technischen Chemie)」第4版、第19巻、26
5〜295頁、フェアラーク・ヘミ(Verlag Chemie)、
バインハイム(Weinheim)又はH.ゲレンズ(Gerrens)、
Chem.Ing.Tech.52(1980)、47
7中に記載されている。
【0015】好適なスチレンポリマーは、主に市販のも
のであり、かつ硬質母材のけん化値(VZ)(トルエン
中0.5%、23℃)50〜130ml/gを有する。
のであり、かつ硬質母材のけん化値(VZ)(トルエン
中0.5%、23℃)50〜130ml/gを有する。
【0016】ポリスチレンと相容であるポリマー、例え
ばポリフェニレンエーテル又はポリフェニレンエーテル
及びポリスチレンからなるブレンドは、本発明の目的の
ために同様に成分Aとして使用することができる。
ばポリフェニレンエーテル又はポリフェニレンエーテル
及びポリスチレンからなるブレンドは、本発明の目的の
ために同様に成分Aとして使用することができる。
【0017】成分Bは、本発明による成形材料中に、9
〜80、有利に20〜55重量%の量で含有される。
〜80、有利に20〜55重量%の量で含有される。
【0018】Bとしては、炭素原子2〜10個を有する
α−オレフィンのホモ−又はコポリマー又はその混合物
1種以上が該当する。炭素原子2〜6個を有するα−オ
レフィンが、有利である。ポリオレフィンは、分枝して
いないα−オレフィン、例えば1−ブテン、1−ペンテ
ン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテン及び有
利にエチレン並びにプロピレンから誘導することができ
る。更に分枝状のアルキル−又はシクロアルキル基を有
するα−オレフィン、例えば3−メチル−1−エン、4
−メチルペンテ−1−エン又はビニルシクロヘキサン並
びにビニルシクロペンタンがこれに該当する。
α−オレフィンのホモ−又はコポリマー又はその混合物
1種以上が該当する。炭素原子2〜6個を有するα−オ
レフィンが、有利である。ポリオレフィンは、分枝して
いないα−オレフィン、例えば1−ブテン、1−ペンテ
ン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテン及び有
利にエチレン並びにプロピレンから誘導することができ
る。更に分枝状のアルキル−又はシクロアルキル基を有
するα−オレフィン、例えば3−メチル−1−エン、4
−メチルペンテ−1−エン又はビニルシクロヘキサン並
びにビニルシクロペンタンがこれに該当する。
【0019】例えば気相法により製造され、かつメルト
フローインデックス(MFI 190/5)0.1〜9
0g/10分を有するポリプロピレンが有利である。高
圧−、中圧−又は低圧法で製造され、密度0.91〜
0.97g/cm3を有するポリエチレン又はエチレン
と例えばビニルエステル、例えば酢酸ビニル又はビニル
プロピオネート、アクリルエステル又はプロピレンとの
コポリマーも非常に好適である。エチレンコポリマーの
コモノマー含有率は、1〜65重量%、有利に10〜4
5重量%である。エチレンポリマーのメルトフローイン
デックスは、広い範囲で変動し、有利に0.5〜40g
/10分である(MFI 190/2.16)。好適な
ポリオレフィンの製法は、公知であり、例えば「ウルマ
ンズ・エンサイクロペディエ・デア・テヒニシェン・ヘ
ミ(Ullmanns Encyklopaedie der technischen Chemi
e)」、第4版、第19巻、167〜226頁、フェア
ラーク・ヘミ、バインハイム(Verlag Chemie,Weinheim)
中に記載されている。
フローインデックス(MFI 190/5)0.1〜9
0g/10分を有するポリプロピレンが有利である。高
圧−、中圧−又は低圧法で製造され、密度0.91〜
0.97g/cm3を有するポリエチレン又はエチレン
と例えばビニルエステル、例えば酢酸ビニル又はビニル
プロピオネート、アクリルエステル又はプロピレンとの
コポリマーも非常に好適である。エチレンコポリマーの
コモノマー含有率は、1〜65重量%、有利に10〜4
5重量%である。エチレンポリマーのメルトフローイン
デックスは、広い範囲で変動し、有利に0.5〜40g
/10分である(MFI 190/2.16)。好適な
ポリオレフィンの製法は、公知であり、例えば「ウルマ
ンズ・エンサイクロペディエ・デア・テヒニシェン・ヘ
ミ(Ullmanns Encyklopaedie der technischen Chemi
e)」、第4版、第19巻、167〜226頁、フェア
ラーク・ヘミ、バインハイム(Verlag Chemie,Weinheim)
中に記載されている。
【0020】本発明の意味における成分Cとは、ポリス
チレンともポリオレフィンとも1相で混ざらないポリマ
ー、例えばポリエステル、ポリアクリレート、ポリ塩化
ビニル、スチレンコポリマー、ポリアミド及びポリカー
ボネートのことである。これらのポリマー1種以上を使
用することができる。ポリマーCは、本発明による成形
材料中に、9〜80重量%、有利に20〜55重量%の
量で含有される。
チレンともポリオレフィンとも1相で混ざらないポリマ
ー、例えばポリエステル、ポリアクリレート、ポリ塩化
ビニル、スチレンコポリマー、ポリアミド及びポリカー
ボネートのことである。これらのポリマー1種以上を使
用することができる。ポリマーCは、本発明による成形
材料中に、9〜80重量%、有利に20〜55重量%の
量で含有される。
【0021】ポリエステルは、ジカルボン酸及びジアル
コール及び/又はヒドロキシカルボン酸又は相当するラ
クトンから誘導されるポリマーすべて、例えばポリエチ
レンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポ
リ−1,4−シクロヘキサンジメチレンテレフタレート
及びポリヒドロキシベンゾエート並びに末端ヒドロキシ
ル基を有するポリエーテルから誘導されるブロック−コ
ポリエーテル−エステルである。耐衝撃性に変性された
又は強化されたポリエステルを使用することもできる。
コール及び/又はヒドロキシカルボン酸又は相当するラ
クトンから誘導されるポリマーすべて、例えばポリエチ
レンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポ
リ−1,4−シクロヘキサンジメチレンテレフタレート
及びポリヒドロキシベンゾエート並びに末端ヒドロキシ
ル基を有するポリエーテルから誘導されるブロック−コ
ポリエーテル−エステルである。耐衝撃性に変性された
又は強化されたポリエステルを使用することもできる。
【0022】ポリアクリレートは、アクリルエステルの
ポリマーである。メチルメタクリレートが有利なモノマ
ーである。メチルメタクリレートは、ラジカルホモ重合
又は他のアクリレート、例えばエチル−又はメチルアク
リレートと共重合させることができる。耐衝撃性に変性
されたポリアクリレートを使用することもできる。
ポリマーである。メチルメタクリレートが有利なモノマ
ーである。メチルメタクリレートは、ラジカルホモ重合
又は他のアクリレート、例えばエチル−又はメチルアク
リレートと共重合させることができる。耐衝撃性に変性
されたポリアクリレートを使用することもできる。
【0023】ポリ塩化ビニルは、塩化ビニルを基礎とし
て製造された全ポリマーである。ホモ−又は他のモノマ
ー、例えば酢酸ビニル、無水マレイン酸、ビニルエーテ
ル、プロピレン又はN−シクロヘキシルマレインイミド
とのコポリマーであってよい。塩化ビニリデンとの混合
物も使用することができる。ポリ塩化ビニルを耐衝撃性
に変性、軟化又は強化することができる。
て製造された全ポリマーである。ホモ−又は他のモノマ
ー、例えば酢酸ビニル、無水マレイン酸、ビニルエーテ
ル、プロピレン又はN−シクロヘキシルマレインイミド
とのコポリマーであってよい。塩化ビニリデンとの混合
物も使用することができる。ポリ塩化ビニルを耐衝撃性
に変性、軟化又は強化することができる。
【0024】スチレンコポリマーとは、ポリスチレンと
1相で混ざらない、スチレン及び(一般に高配分の)ア
クリルニトリル、無水マレイン酸、マレイン酸イミド、
(メタ)アクリル酸又は(メタ)アクリル酸エステルか
らなる全コポリマーである。これらのスチレンコポリマ
ーは、耐衝撃性に変性することもできる。そのようなス
チレンコポリマーの例は、例えばSAN(スチレン−ア
クリルニトリル−コポリマー)、ABS(アクリルニト
リル−スチレン−ブタジエン−コポリマー)、ASA
(アクリルニトリル−スチレン−アクリレートゴム−コ
ポリマー)、AES(アクリルニトリル−EP(D)M
−スチレン−コポリマー)、MBS(メタクリレート−
ブタジエン−スチレン−コポリマー)又はスチレン−無
水マレイン酸−コポリマーである。
1相で混ざらない、スチレン及び(一般に高配分の)ア
クリルニトリル、無水マレイン酸、マレイン酸イミド、
(メタ)アクリル酸又は(メタ)アクリル酸エステルか
らなる全コポリマーである。これらのスチレンコポリマ
ーは、耐衝撃性に変性することもできる。そのようなス
チレンコポリマーの例は、例えばSAN(スチレン−ア
クリルニトリル−コポリマー)、ABS(アクリルニト
リル−スチレン−ブタジエン−コポリマー)、ASA
(アクリルニトリル−スチレン−アクリレートゴム−コ
ポリマー)、AES(アクリルニトリル−EP(D)M
−スチレン−コポリマー)、MBS(メタクリレート−
ブタジエン−スチレン−コポリマー)又はスチレン−無
水マレイン酸−コポリマーである。
【0025】ポリアミドは、ジアミン及びジカルボン酸
及び/又はアミノカルボン酸又は相応するラクタムから
得られるポリマー又はコポリマーである。その例は、ポ
リアミド6、ポリアミド11、ポリアミド12、ポリア
ミド46、ポリアミド66、ポリアミド610、ポリア
ミド612、ポリトリメチルヘキサメチレンテレフタル
アミド、ポリヘキサンメチレンイソフタルアミド又はポ
リエーテル、例えばポリエチレングリコール、ポリプロ
ピレングリコール又はポリテトラメチレングリコールと
のコポリマーである。耐衝撃性に変性された又は強化さ
れたポリアミドを使用することもできる。
及び/又はアミノカルボン酸又は相応するラクタムから
得られるポリマー又はコポリマーである。その例は、ポ
リアミド6、ポリアミド11、ポリアミド12、ポリア
ミド46、ポリアミド66、ポリアミド610、ポリア
ミド612、ポリトリメチルヘキサメチレンテレフタル
アミド、ポリヘキサンメチレンイソフタルアミド又はポ
リエーテル、例えばポリエチレングリコール、ポリプロ
ピレングリコール又はポリテトラメチレングリコールと
のコポリマーである。耐衝撃性に変性された又は強化さ
れたポリアミドを使用することもできる。
【0026】ポリカーボネートは、ポリマーの主鎖中に
-O-C(O)-O-単位及びフェニレン−又は置換フェニレン−
単位を含有するポリマーである。
-O-C(O)-O-単位及びフェニレン−又は置換フェニレン−
単位を含有するポリマーである。
【0027】概念「成分C」に入るポリマーは、一般に
市販されており、かつその製造は一般に公知である。
市販されており、かつその製造は一般に公知である。
【0028】成分Dとして、成形材料は、本発明により
多数の相容化助剤を含有する。これらは、本発明による
成形材料中に合計2〜25、有利に5〜20、特に7〜
15重量%の量で含有される。AとBとの間に作用する
相容化助剤D1及びAとCとの間又はBとCとの間に作
用する相容化助剤D2もしくはD3は、本発明による成
形材料中に各々、少なくとも1重量%の量で含有される
べきである。相容化助剤D1及びD2もしくはD3、又
はD1、D2及びD3は、本発明による成形材料中に同
量で含有されうるが、相容化助剤を異なる量で添加する
ことも可能である。
多数の相容化助剤を含有する。これらは、本発明による
成形材料中に合計2〜25、有利に5〜20、特に7〜
15重量%の量で含有される。AとBとの間に作用する
相容化助剤D1及びAとCとの間又はBとCとの間に作
用する相容化助剤D2もしくはD3は、本発明による成
形材料中に各々、少なくとも1重量%の量で含有される
べきである。相容化助剤D1及びD2もしくはD3、又
はD1、D2及びD3は、本発明による成形材料中に同
量で含有されうるが、相容化助剤を異なる量で添加する
ことも可能である。
【0029】相容化助剤とは、2個の相容でない、即ち
2相を形成するポリマーからなる混合物へ添加すると、
混合物の機械的特性を改良するポリマー物質である。こ
れは、たいていポリマー間の界面張力の減少及び界面の
拡大と結び付いており、即ち混合物の形態は、より細か
くなる。
2相を形成するポリマーからなる混合物へ添加すると、
混合物の機械的特性を改良するポリマー物質である。こ
れは、たいていポリマー間の界面張力の減少及び界面の
拡大と結び付いており、即ち混合物の形態は、より細か
くなる。
【0030】相容化助剤として使用される物質は、相互
に相容となるポリマーに応じて異なってよい。
に相容となるポリマーに応じて異なってよい。
【0031】相容化助剤としてブロック−、グラフト−
又はくし型コポリマーを使用することが可能である。そ
の際、各々、相容化助剤のある範囲はポリマー混合物の
1成分と相容であり、かつ相容化助剤の他の範囲はポリ
マー混合物の他の成分と相容であるべきである。相容化
助剤の範囲とブレンド成分との相容性は、両方が化学的
に同一であるか、又は類似しており、又は両方は、化学
的に異なるが、相互に1相で混ざることに基づくことが
できる。
又はくし型コポリマーを使用することが可能である。そ
の際、各々、相容化助剤のある範囲はポリマー混合物の
1成分と相容であり、かつ相容化助剤の他の範囲はポリ
マー混合物の他の成分と相容であるべきである。相容化
助剤の範囲とブレンド成分との相容性は、両方が化学的
に同一であるか、又は類似しており、又は両方は、化学
的に異なるが、相互に1相で混ざることに基づくことが
できる。
【0032】本発明による成形材料中に成分D1として
含有されるスチレンポリマーAとポリオレフィンBとの
間の相容化助剤は、一般に、ビニル芳香族化合物、有利
にスチレン及びジエン、有利にブタジエン又はイソプレ
ンからなるブロック又はグラフトコポリマーである。ブ
ロックコポリマーは、2−ブロックの形(A−B)で、
3−ブロックの形(A−B−A)で、多重−ブロックの
形((A−B)n)で又は星型ブロック(Sternblock)の
形で存在しうる。ブロック−又はグラフトコポリマーの
ジエン−ブロックは、選択的に水素添加できるか又は部
分的に水素添加できる。スチレンポリマー及びポリオレ
フィンからなる混合物中でのそのような相容化助剤の使
用は、例えば欧州特許第250970号又は同第310
051号明細書から公知である。そのようなブロックコ
ポリマーは、ポリオレフィンBと他のポリマーCとの間
の相容化助剤としても使用することができる(国際特許
第90/04815号明細書)。
含有されるスチレンポリマーAとポリオレフィンBとの
間の相容化助剤は、一般に、ビニル芳香族化合物、有利
にスチレン及びジエン、有利にブタジエン又はイソプレ
ンからなるブロック又はグラフトコポリマーである。ブ
ロックコポリマーは、2−ブロックの形(A−B)で、
3−ブロックの形(A−B−A)で、多重−ブロックの
形((A−B)n)で又は星型ブロック(Sternblock)の
形で存在しうる。ブロック−又はグラフトコポリマーの
ジエン−ブロックは、選択的に水素添加できるか又は部
分的に水素添加できる。スチレンポリマー及びポリオレ
フィンからなる混合物中でのそのような相容化助剤の使
用は、例えば欧州特許第250970号又は同第310
051号明細書から公知である。そのようなブロックコ
ポリマーは、ポリオレフィンBと他のポリマーCとの間
の相容化助剤としても使用することができる(国際特許
第90/04815号明細書)。
【0033】本発明の意味における相容化助剤として、
2元ポリマー混合物の成分と反応することができ、従っ
てその場でグラフト−又はブロックコポリマーを形成す
る、官能基を有するポリマーも使用することができる。
例えば西独特許第2245597号明細書又は米国特許
第3373222号明細書中に記載されるように、その
官能性モノマーが、ポリマー混合物の成分の1つと反応
でき、かつ残りのモノマーがポリマー混合物の他の成分
を構成するランダムコポリマーであってよい。例えば米
国特許第3373222号明細書中に、ポリエチレン及
びポリアミドからなる混合物用の相容化助剤として、エ
チレン及びメタクリル酸からなるコポリマーが記載され
ている。官能基を含有する相容化助剤は、ブロック中の
みに官能基を有するモノマーを含有するブロックコポリ
マーであって良い。官能基を、重合に続く反応で、相容
化助剤上にもたらすことも可能である。例えば米国特許
第4174358号明細書中で、無水マレイン酸とEP
DM−ゴムとの間の「エン(ene)」−反応により製
造された無水マレイン酸含有EPDM−ゴムを相容化助
剤としてポリアミド及びEPDM−ゴムからなる混合物
中で使用している。
2元ポリマー混合物の成分と反応することができ、従っ
てその場でグラフト−又はブロックコポリマーを形成す
る、官能基を有するポリマーも使用することができる。
例えば西独特許第2245597号明細書又は米国特許
第3373222号明細書中に記載されるように、その
官能性モノマーが、ポリマー混合物の成分の1つと反応
でき、かつ残りのモノマーがポリマー混合物の他の成分
を構成するランダムコポリマーであってよい。例えば米
国特許第3373222号明細書中に、ポリエチレン及
びポリアミドからなる混合物用の相容化助剤として、エ
チレン及びメタクリル酸からなるコポリマーが記載され
ている。官能基を含有する相容化助剤は、ブロック中の
みに官能基を有するモノマーを含有するブロックコポリ
マーであって良い。官能基を、重合に続く反応で、相容
化助剤上にもたらすことも可能である。例えば米国特許
第4174358号明細書中で、無水マレイン酸とEP
DM−ゴムとの間の「エン(ene)」−反応により製
造された無水マレイン酸含有EPDM−ゴムを相容化助
剤としてポリアミド及びEPDM−ゴムからなる混合物
中で使用している。
【0034】ホモポリマーも、特定の混合物中で、相容
化助剤として作用することができる。例えば欧州特許第
391296号明細書中に、耐衝撃性に変性されたポリ
スチレン、例えばABSからなる混合物用の相容化助剤
としてポリシクロヘキシルメタクリレートが記載されて
いる。
化助剤として作用することができる。例えば欧州特許第
391296号明細書中に、耐衝撃性に変性されたポリ
スチレン、例えばABSからなる混合物用の相容化助剤
としてポリシクロヘキシルメタクリレートが記載されて
いる。
【0035】本発明による成形材料は、特性を更に改良
するために、成分Eとして慣用の添加物を含有すること
ができる。これらの添加剤は、一般に酸化防止剤又は他
の安定剤、滑剤又は離型剤、潤滑剤、静電気防止剤、着
色剤、例えば色素又は顔料、防炎剤又は補強剤である。
するために、成分Eとして慣用の添加物を含有すること
ができる。これらの添加剤は、一般に酸化防止剤又は他
の安定剤、滑剤又は離型剤、潤滑剤、静電気防止剤、着
色剤、例えば色素又は顔料、防炎剤又は補強剤である。
【0036】本発明による成形材料は、A〜Dの合計の
100部に対してEを50部まで、有利に0.1〜20
部含有することができる。
100部に対してEを50部まで、有利に0.1〜20
部含有することができる。
【0037】成形材料は、成分の慣用の混合により得ら
れる。混合を高温で、例えば融液で行うのが有利であ
る。これは、慣用の装置中で一緒のローラーがけ、混練
又は押出しにより行うことができる。成分の混合順は、
変えることができ、選択した成分を前混合するか、又は
全成分を一緒に混合することができる。
れる。混合を高温で、例えば融液で行うのが有利であ
る。これは、慣用の装置中で一緒のローラーがけ、混練
又は押出しにより行うことができる。成分の混合順は、
変えることができ、選択した成分を前混合するか、又は
全成分を一緒に混合することができる。
【0038】
例 例及び比較例の製造のために、次の生成物を使用した: 成分A A/1 ポリブタジエン含有率8重量%及び軟質成分の
平均粒径2.7mmを有する耐衝撃性ポリスチレン。硬
質母材のVZは、70ml/gである(トルエン中0.
5%、23℃)。
平均粒径2.7mmを有する耐衝撃性ポリスチレン。硬
質母材のVZは、70ml/gである(トルエン中0.
5%、23℃)。
【0039】A/2 VZ 96ml/gを有するホモ
ポリマー(トルエン中0.5%、23℃)を有するホモ
ポリスチレン。
ポリマー(トルエン中0.5%、23℃)を有するホモ
ポリスチレン。
【0040】成分B B/1 密度0.920g/cm3及びMFI(190/
2.16)0.9〜1.2g/10分を有する低密度の
線状ポリエチレン。
2.16)0.9〜1.2g/10分を有する低密度の
線状ポリエチレン。
【0041】B/2 密度0.957g/cm3及びMF
I(190/5)0.4g/10分を有する高密度のポ
リエチレン。
I(190/5)0.4g/10分を有する高密度のポ
リエチレン。
【0042】B/3 MFI(230/2.16)15
ml/10分を有するポリプロピレン−ホモポリマー。
ml/10分を有するポリプロピレン−ホモポリマー。
【0043】成分C C/1 n−ブチルアクリレートを基礎とする分散ゴム
相約20重量%を有し、SANでグラフトされた耐衝撃
性に変性されたポリブチレンテレフタレート。硬質母材
のVZは、130ml/gである(フェノール/o−ジ
クロルベンゼン(1:1)中0.5%、25℃)。
相約20重量%を有し、SANでグラフトされた耐衝撃
性に変性されたポリブチレンテレフタレート。硬質母材
のVZは、130ml/gである(フェノール/o−ジ
クロルベンゼン(1:1)中0.5%、25℃)。
【0044】C/2 n−ブチルアクリレート及びスチ
レンを基礎とする分散ゴム相約45重量%を有し、PM
MAでグラフトされた耐衝撃性に変性されたポリメチル
メタクリレート。硬質母材の平均分子量(Mn)は、約
100000g/モルである。
レンを基礎とする分散ゴム相約45重量%を有し、PM
MAでグラフトされた耐衝撃性に変性されたポリメチル
メタクリレート。硬質母材の平均分子量(Mn)は、約
100000g/モルである。
【0045】C/3 ポリブタジエン含有率20重量%
を有するアクリルニトリル−ブタジエン−スチレン−コ
ポリマー(ABS)。硬質母材は、アクリルニトリル部
分35重量%及びVZ 80ml/gを有する(メチル
エチルケトン中0.5%、23℃)。
を有するアクリルニトリル−ブタジエン−スチレン−コ
ポリマー(ABS)。硬質母材は、アクリルニトリル部
分35重量%及びVZ 80ml/gを有する(メチル
エチルケトン中0.5%、23℃)。
【0046】成分D 後述の例−成分D1/1〜D3/2は、D1、D2及びD
3と称される種々の前記相容化助剤に相当する。
3と称される種々の前記相容化助剤に相当する。
【0047】D1/1 西独特許(DE−OS)第25
50227号明細書の記述による、スチレン約75重量
%及びブタジエン25重量%を有する、多形式に構成さ
れた星型ブロックコポリマー。
50227号明細書の記述による、スチレン約75重量
%及びブタジエン25重量%を有する、多形式に構成さ
れた星型ブロックコポリマー。
【0048】D2/1 無水マレイン酸8重量%を有す
るスチレン及び無水マレイン酸からなるランダムコポリ
マー。平均分子量(Mn)は、約100000g/モル
である。
るスチレン及び無水マレイン酸からなるランダムコポリ
マー。平均分子量(Mn)は、約100000g/モル
である。
【0049】D3/1 無水マレイン酸約0.8重量%
でグラフトされた、エチレン約50重量%を有するエチ
レン−プロピレン−コポリマー。MFI(190/2.
16)は、9.5g/10分である。
でグラフトされた、エチレン約50重量%を有するエチ
レン−プロピレン−コポリマー。MFI(190/2.
16)は、9.5g/10分である。
【0050】D2/2 メチルメタクリレート約10重
量%を有するスチレン−メチルメタクリレート−ブロッ
クコポリマー。
量%を有するスチレン−メチルメタクリレート−ブロッ
クコポリマー。
【0051】D3/2 ポリメチルメタクリレートを有
する線状ポリエチレンからなるグラフトコポリマー。ポ
リメチルメタクリレート分は、30重量%である。MF
I(190/2.16)は、2g/10分である。
する線状ポリエチレンからなるグラフトコポリマー。ポ
リメチルメタクリレート分は、30重量%である。MF
I(190/2.16)は、2g/10分である。
【0052】例及び比較例の配合(Compoundierung)は、
ベルナー及びフライダラー社(FirmaWerner und Pfleide
rer)のZSK 30上で、200U/分及び処理量10
kg/時間で行った。成分を流体混合機中で前混合し、
ベルト秤りを介して押出機中に配量した。ブレンドの機
械的特性の検査は、射出成形された試験体で行った。ポ
リマー混合物の組成に応じて種々の温度が、ブレンドの
配合及び射出成形された試験体の製造のために選択され
た。
ベルナー及びフライダラー社(FirmaWerner und Pfleide
rer)のZSK 30上で、200U/分及び処理量10
kg/時間で行った。成分を流体混合機中で前混合し、
ベルト秤りを介して押出機中に配量した。ブレンドの機
械的特性の検査は、射出成形された試験体で行った。ポ
リマー混合物の組成に応じて種々の温度が、ブレンドの
配合及び射出成形された試験体の製造のために選択され
た。
【0053】次の検査を実施した。
【0054】各々負荷5kgを用いる、200℃もしく
は230℃でのDIN53735によるメルトフローイ
ンデックスMFI、DIN53455による引っ張り強
さ、破断強さ及び破断伸び、DIN53443による侵
入度(全仕事Wges)。
は230℃でのDIN53735によるメルトフローイ
ンデックスMFI、DIN53455による引っ張り強
さ、破断強さ及び破断伸び、DIN53443による侵
入度(全仕事Wges)。
【0055】例1及び2で、比較例V1と比べて、侵入
度により表現される多軸性の靱性の明らかな増加、及び
同様に破断伸びの増加が認められる(第1表)。成分D
1〜D3の相容化助剤としての作用はMFIの減少にも
明らかであり、これは、ポリマー混合物での相領域の大
きさの減少に帰する。
度により表現される多軸性の靱性の明らかな増加、及び
同様に破断伸びの増加が認められる(第1表)。成分D
1〜D3の相容化助剤としての作用はMFIの減少にも
明らかであり、これは、ポリマー混合物での相領域の大
きさの減少に帰する。
【0056】例3及び4では、同様に靱性の明らかな増
加が見られ(第2表)、その際、特に破断伸びが改良さ
れる。
加が見られ(第2表)、その際、特に破断伸びが改良さ
れる。
【0057】第3表での比較例は、本発明による混合物
中で組み合わせて使用された相容化助剤が、2種のポリ
マーの混合物中で、各々相容化助剤として役立つことを
示している。
中で組み合わせて使用された相容化助剤が、2種のポリ
マーの混合物中で、各々相容化助剤として役立つことを
示している。
【0058】例5〜7中で(第4表)、成分A、B又は
Cが、多種の構成要素からなる場合、役に立つ成形材料
も得られることが説明されている。
Cが、多種の構成要素からなる場合、役に立つ成形材料
も得られることが説明されている。
【0059】本発明による成形材料及び本発明によらな
い成形材料の組成及び特性。
い成形材料の組成及び特性。
【0060】
【表1】
【0061】
【表2】
【0062】
【表3】
【0063】
【表4】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アドルフ エヒテ ドイツ連邦共和国 ルートヴィッヒスハー フェン ロイシュナーシュトラーセ 42
Claims (6)
- 【請求項1】A:スチレンポリマーA1種以上、 B:ポリオレフィンB1種以上、 C:他の熱可塑性ポリマーC少なくとも1種、 D:相容化助剤として使用されるポリマーD少なくとも
1種及び E:所望の場合には、慣用量の他の添加剤E を含有する成形材料において、ポリマーDとして、Aと
Bとの間で作用する相容化助剤D1少なくとも1種及び
AとCとの間又はBとCとの間で作用する相容化助剤D
2もしくはD3少なくとも1種が熱可塑性成形材料中に
含有されていることを特徴とする、成形材料。 - 【請求項2】 ポリマーDとして、AとBとの間で作用
する相容化助剤D1少なくとも1種、AとCとの間で作
用する相容化助剤D2少なくとも1種及びBとCとの間
で作用する相容化助剤D3少なくとも1種を含有する、
請求項1記載の成形材料。 - 【請求項3】 ポリマーCとして、ポリエステル、ポリ
アクリレート、ポリ塩化ビニル、スチレンコポリマー、
ポリアミド及びポリカーボネートを包含する群からのポ
リマー1種以上を含有する、請求項1記載の成形材料。 - 【請求項4】 ポリマーDとして、ブロック−、グラフ
ト−又はくし型コポリマー少なくとも1種を含有する、
請求項1記載の成形材料。 - 【請求項5】 ポリマーD1として、スチレン及びブタ
ジエン又はイソプレンから構成されたブロックコポリマ
ーを含有する、請求項4記載の成形材料。 - 【請求項6】 ポリマーD1として、スチレン及びブタ
ジエンから構成された星型ブロックコポリマーを含有す
る、請求項5記載の成形材料。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4126829.6 | 1991-08-14 | ||
DE19914126829 DE4126829A1 (de) | 1991-08-14 | 1991-08-14 | Thermoplastische formmasse |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05239277A true JPH05239277A (ja) | 1993-09-17 |
Family
ID=6438261
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21603792A Pending JPH05239277A (ja) | 1991-08-14 | 1992-08-13 | 熱可塑性成形材料 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0527390A1 (ja) |
JP (1) | JPH05239277A (ja) |
DE (1) | DE4126829A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004307734A (ja) * | 2003-04-10 | 2004-11-04 | Techno Polymer Co Ltd | 熱可塑性樹脂組成物及び成形品 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4227742A1 (de) * | 1992-08-21 | 1994-02-24 | Basf Ag | Thermoplastische Haftvermittlermischung |
US5654364A (en) * | 1993-03-23 | 1997-08-05 | Regents Of The University Of Minnesota | Miscible blend of polyolefin and polyolefin block copolymer |
US5571864A (en) * | 1993-03-23 | 1996-11-05 | Regents Of The University Of Minnesota | Miscible polyolefin blends with modifying polyolefin having matching segment lengths |
DE19815592B4 (de) * | 1997-04-09 | 2008-11-27 | Kraton Polymers Research B.V. | Polymere Zusammensetzung aus einem Polyphenylenether und einem Polystyrol, Verfahren zu dessen Herstellung und Verwendung der polymeren Zusammensetzung zur Herstellung eines Gegenstandes |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5638338A (en) * | 1979-09-06 | 1981-04-13 | Asahi Chem Ind Co Ltd | Thermoplastic resin composition |
JPS61296044A (ja) * | 1985-06-26 | 1986-12-26 | Mitsui Petrochem Ind Ltd | 熱可塑性樹脂組成物 |
JPS6487645A (en) * | 1987-09-29 | 1989-03-31 | Idemitsu Petrochemical Co | Polypropylene polymer composition |
JPH02132137A (ja) * | 1988-11-11 | 1990-05-21 | Idemitsu Petrochem Co Ltd | ポリプロピレン樹脂組成物 |
JPH02238037A (ja) * | 1989-03-13 | 1990-09-20 | Idemitsu Petrochem Co Ltd | ポリプロピレン樹脂組成物 |
JPH03157436A (ja) * | 1989-11-14 | 1991-07-05 | Mitsui Toatsu Chem Inc | 耐フロン性に優れた樹脂組成物 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4386187A (en) * | 1980-06-11 | 1983-05-31 | Sweetheart Plastics, Inc. | Thermoformable polymer blend composition comprising styrene polymer, olefin polymer and block copolymer |
US4892904A (en) * | 1984-10-09 | 1990-01-09 | General Electric Company | Glass-reinforced blends of polyphenylene ether resin and polyolefin having improved heat distortion temperature |
IT1204609B (it) * | 1987-05-14 | 1989-03-10 | Montedipe Spa | Mescola a base di polimeri vinil-aromatici aventi elevata tenacita' e resistenza chimica |
DE3733342A1 (de) * | 1987-10-02 | 1989-04-13 | Basf Ag | Thermoplastische formmasse, deren herstellung und ihre verwendung |
-
1991
- 1991-08-14 DE DE19914126829 patent/DE4126829A1/de not_active Withdrawn
-
1992
- 1992-07-29 EP EP92112896A patent/EP0527390A1/de not_active Withdrawn
- 1992-08-13 JP JP21603792A patent/JPH05239277A/ja active Pending
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5638338A (en) * | 1979-09-06 | 1981-04-13 | Asahi Chem Ind Co Ltd | Thermoplastic resin composition |
JPS61296044A (ja) * | 1985-06-26 | 1986-12-26 | Mitsui Petrochem Ind Ltd | 熱可塑性樹脂組成物 |
JPS6487645A (en) * | 1987-09-29 | 1989-03-31 | Idemitsu Petrochemical Co | Polypropylene polymer composition |
JPH02132137A (ja) * | 1988-11-11 | 1990-05-21 | Idemitsu Petrochem Co Ltd | ポリプロピレン樹脂組成物 |
JPH02238037A (ja) * | 1989-03-13 | 1990-09-20 | Idemitsu Petrochem Co Ltd | ポリプロピレン樹脂組成物 |
JPH03157436A (ja) * | 1989-11-14 | 1991-07-05 | Mitsui Toatsu Chem Inc | 耐フロン性に優れた樹脂組成物 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004307734A (ja) * | 2003-04-10 | 2004-11-04 | Techno Polymer Co Ltd | 熱可塑性樹脂組成物及び成形品 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE4126829A1 (de) | 1993-02-18 |
EP0527390A1 (de) | 1993-02-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR960015194B1 (ko) | 열가소성 폴리비닐 알콜/폴리올레핀 혼합물에 대한 반응성 용융 압출식 그라프트방법 | |
EP0044703B1 (en) | A thermoplastic resin composition having high heat resistance and articles molded therefrom | |
EP0617719A1 (en) | Thermoformable, chemical resistant polymer blends | |
US4366289A (en) | Acrylate-grafted elastomers as polymer modifiers | |
US6027800A (en) | High impact resistant, high gloss, and high environmental stress crack resistant thermoplastic manufactured articles | |
US6380305B1 (en) | High impact resistant, high gloss, and high environmental stress crack resistant polymeric compositions | |
JP3198108B2 (ja) | 透明な耐衝撃性アロイ | |
EP2802620A1 (de) | Witterungsstabile thermoplastische formmassen auf basis von styrolcopolymeren und polyamiden mit verbesserter zähigkeit | |
Rek et al. | Morphology and properties of SEBS block copolymer compatibilized PS/HDPE blends | |
CA2483229C (en) | Thermoplastic molding composition having high clarity | |
JPH05239277A (ja) | 熱可塑性成形材料 | |
EP0402340B1 (en) | Polymeric material composition | |
JPS63165453A (ja) | 重合体組成物 | |
US20010034415A1 (en) | Impact-modified thermoplastic polymer mixtures based on SO2 copolymers having an aliphatic main chain | |
JPH05255581A (ja) | ポリマー組成物及び成形品 | |
US4847326A (en) | Copolymer blends | |
CA2128077C (en) | Tough glossy polymer blends | |
JP3086357B2 (ja) | ポリアセタール樹脂組成物 | |
CA2169428C (fr) | Composition comprenant un polymere vinylaromatique, une polyolefine et deux copolymeres lineaires | |
US4460744A (en) | Blends of grafted acrylate polymers and mass-made ABS-type resins | |
EP0571817A1 (de) | Thermoplastische Formmassen | |
JP3115438B2 (ja) | ポリアセタール樹脂組成物 | |
WO1989000596A1 (en) | Thermoplastic resin composition | |
JP3135408B2 (ja) | ポリアセタール樹脂組成物 | |
DE19610867A1 (de) | Thermoplastische Polyamid-Formmassen |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19960312 |