JPH05238930A - 持続性薬剤 - Google Patents

持続性薬剤

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JPH05238930A
JPH05238930A JP7592092A JP7592092A JPH05238930A JP H05238930 A JPH05238930 A JP H05238930A JP 7592092 A JP7592092 A JP 7592092A JP 7592092 A JP7592092 A JP 7592092A JP H05238930 A JPH05238930 A JP H05238930A
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JP7592092A
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Teruo Murakami
照夫 村上
Noboru Yada
登 矢田
Takeshi Konita
孟史 小荷田
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Eisai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】水溶性薬物の放出を容易に制御できる徐放性担
体を提供する。 【構成】多孔性微粒子担体の細孔中に高分子水溶性薬物
を吸着した徐放性担体。および、多孔性担体の細孔中に
水溶性薬物を吸着し、ついで高級脂肪酸グリセライドと
水溶性高分子物質の混合物を吸着した徐放性担体。多孔
性微粒子担体には多孔性ケイ酸カルシウム、例えばフロ
−ライトR(商標)等を用いることができる。該担体
は、常法により顆粒剤、錠剤等にできる。 【効果】製造が容易でかつ放出制御も容易であり、しか
も、錠剤等にして皮下に埋め込んだ場合、長期間にわた
り一定の血漿中薬物濃度を維持できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水溶性薬物の徐放性担
体及びそれを含有する製剤に関する。
【0002】
【従来の技術】薬物の血漿中濃度を有効な範囲に維持
し、必要な時間維持することは、高濃度の薬物による副
作用を低減し、頻回に投与あるいは服用する煩わしさを
軽減する上で非常に重要である。そこで、薬物が製剤か
ら徐々に放出される徐放性製剤の開発が盛んに行われて
いる。徐放化のメカニズムは、種々のタイプのものが提
案されており、例えば、脂肪またはロウの様な水に不溶
性の基剤中に薬物を分散したもの、親水性高分子物質中
に薬物を分散させ、服用の際 体内でゲル化した該高分
子物質の粘稠層から薬物を徐々に溶解放出させる等の方
法が提唱され、また、実用に供されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来技術による徐放性
製剤は、高度な技術を要し、また、製造に当たっては薬
物の溶出速度の調整等にノウハウを必要とすることも多
かった。更に、皮下埋め込み用製剤の場合は、数週間か
ら数カ月に及ぶ長期の徐放性が求められるが、従来技術
ではその達成は困難であった。本発明者らは上記の課題
を解決すべく鋭意検討を行った結果、次に示す手段によ
り課題を解決できることを見いだし本発明を完成した。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は多孔性微粒子担
体の細孔中に高分子水溶性薬物を吸着した水溶性薬物の
徐放性担体である。また、本発明は多孔性微粒子担体の
細孔中に水溶性薬物を吸着し、次いで高級脂肪酸グリセ
ライドと水溶性高分子物質の混合物を吸着した水溶性薬
物の徐放性担体である。本発明により、従来、高度の技
術を要する水溶性薬物の徐放化が容易にできるようにな
り、また、その制御も容易になる。したがって、これが
本発明の目的である。
【0005】本発明にかかる多孔性微粒子担体とは表面
に多数の微細な細孔を有する微粒子を意味しその多くは
ケイ酸類を主成分とする。特に好ましい多孔性微粒子担
体としてはケイ酸カルシウムを挙げることができ、例え
ばフロ−ライトR(商標)として入手できる。フロ−ラ
イトR(商標)は化学式 2CaO・3SiO2 ・mS
iO2 ・nH2 O(式中、1<m<2、2<n<3であ
る。)で示されるジャイロライト型の結晶構造を有する
ケイ酸カルシウムであり、電子顕微鏡による観察ではそ
の形状は花弁状である。本発明においては多孔性微粒子
担体に高分子水溶性薬物を吸着するだけで該薬物を徐放
化できる。高分子水溶性薬物は特に限定されず、インシ
ュリン、塩化リゾチ−ム、セクレチン、ヒト上皮成長因
子等のペプタイドや、デキストラン誘導体等の糖誘導体
をその例としてあげることができる。
【0006】本発明は更に、多孔性微粒子担体に水溶性
薬物を吸着しついで高級脂肪酸グリセライドと水溶性高
分子物質の混合物を吸着した水溶性物質の徐放性担体で
ある。この場合の水溶性薬物は高分子水溶性薬物の他
に、ビタミンB類等の水溶性ビタミン類、シメチジン、
クロナゼパム、クロニジン、イソソルビッドジニトレ−
ト、ニトログリセリン、プロプラノロ−ル、スコポラミ
ン、モルヒネ、エテンザミド、アセトアミノフェン、マ
レイン酸クロルフェニラミン、塩酸ジフェンヒドラミ
ン、塩酸メチルエフェドリン、臭化水素酸デキストロメ
トルファン、塩酸フェニルプロパノ−ルアミン、リン酸
コデイン、塩酸ノスカピン、塩酸メチルエフェドリン等
の水溶性薬物、水溶性抗生物質、水溶性抗菌剤、水溶性
抗ガン剤等を使用することができる。
【0007】本発明における高級脂肪酸グリセライドは
融点が35℃以上のワックス、油脂等を使用できるが、
皮下埋め込み用製剤に使用する場合は、融点40℃以上
のものが好ましく、顆粒剤や坐剤等として使用する場合
には融点35℃以上のものが好ましい。融点40℃以上
の高級脂肪酸グリセライドの例としては、モノステアリ
ン酸グリセライド、トリミリスチン酸グリセライド、ト
リパルミチン酸グリセライド、トリステアリン酸グリセ
ライドなどを挙げることができ、融点35℃以上の高級
脂肪酸グリセライドの例としては、カカオ脂、ウィテッ
プゾ−ル(商標)などを挙げることができる。皮下埋め
込み用製剤に使用する場合は、トリステアリン酸グリセ
ライド(以下トリステアリンと略す)を特に好ましい例
としてあげることができる。水溶性高分子化合物は、ポ
リエチレングリコ−ル、ポリビニルピロリドン、ポリビ
ニルアルコ−ル、カルボキシメチルセルロ−スナトリウ
ム等をその例としてあげることができる。特に好ましい
のはポリエチレングリコ−ルであり、目的に応じて適切
な分子量のものを選ぶことができる。高級脂肪酸グリセ
ライドと水溶性高分子化合物の混合比は、特に限定され
ず、目的に応じて適宜選ぶことができるが、一般には
1:0.01〜1:2である。
【0008】本発明による多孔性微粒子担体の細孔中に
高分子水溶性薬物を吸着した徐放性担体を製造するに
は、多孔性微粒子担体に、薬物を溶解した溶媒を滴下
し、十分に混合後、減圧もしくは加温等の手段により、
溶媒を除去して得られる。このようにして得られた徐放
性担体は乳糖、マンニト−ル等の賦形剤、ポリビニルピ
ロリドン、ヒドロキシプロピルセルロ−ス等の結合剤、
ステアリン酸カルシウム等の滑沢剤、更に色素、矯味矯
臭剤等を混合して、常法により顆粒剤、カプセル剤、錠
剤等の剤形にすることができる。
【0009】更に、本発明による多孔性微粒子担体の細
孔中に水溶性薬物を吸着し、ついで高級脂肪酸グリセラ
イドと水溶性高分子物質の混合物を吸着した徐放性担体
を製造するには次のようにすることができる。まず、多
孔性微粒子担体に、薬物を溶解した溶媒を滴下し、十分
に混合後、減圧もしくは加温等の手段により溶媒を除去
する。次に、高級脂肪酸グリセライドと水溶性高分子物
質の混合物を約60℃で溶融し、上記の薬物を吸着した
担体に滴下して十分に混合し徐放性担体を得ることがで
きる。このようにして得られた徐放性担体は乳糖、マン
ニト−ル等の賦形剤、ポリビニルピロリドン、ヒドロキ
シプロピルセルロ−ス等の結合剤、ステアリン酸カルシ
ウム等の滑沢剤、更に色素、矯味矯臭剤等を混合して、
常法により顆粒剤、カプセル剤、錠剤等の剤形にするこ
とができる。本発明による徐放性担体は、錠剤等の剤形
に成型して、皮下埋め込み用若しくは歯科領域における
埋め込み用製剤としても応用できる。
【0010】本発明において、多孔性微粒子担体の細孔
中に薬物を吸着させるためには、薬物をエタノ−ル等の
有機溶媒もしくはエタノ−ル等の有機溶媒と水の混液に
溶解することが好ましい。この理由は、エタノ−ル等の
有機溶媒の表面張力は水より小さいために、多孔性微粒
子担体の細孔中に入りやすいためである。エタノ−ル等
の有機溶媒を使用できない薬物の場合は、ポリソルベ−
ト80等の界面活性剤を使用して水の表面張力を減少し
効率よく細孔中に取り込ませることができる。
【0011】
【作用】多孔性微粒子担体の細孔中に高分子薬物を吸着
させただけで徐放性の担体が得られる理由は次のように
考えることができる。即ち高分子薬物を吸着した担体を
水溶液中で溶出試験を行うと細孔中に水が入り込みあた
かも非撹拌水相の様な状態になり、高分子薬物の溶出は
それぞれの分子が有する拡散係数に依存する溶出速度を
示すようになるものと考えられる。この推察は、図1に
示すように高分子薬物の溶出はその分子量が増大するに
したがって遅くなったことからも支持される。
【0012】一方、多孔性微粒子担体の細孔中に薬物を
吸着させ、次に高級脂肪酸グリセライドと水溶性高分子
物質の混合物を吸着した担体の徐放化及び放出制御メカ
ニズムは次のように考えることができる。即ち、水溶液
中において薬物は高級脂肪酸グリセライドと水溶性高分
子物質の混合物からなる層を通過して溶出される。しか
し、高級脂肪酸グリセライドは薬物を透過しないため、
水溶性高分子物質が水に溶解した後の細孔を通過して薬
物が溶出するものと考えられる。したがって、高級脂肪
酸グリセライドと水溶性高分子物質の混合物中の水溶性
高分子物質の割合を変化させることにより、薬物の溶出
速度も変化させることができると考えられる。
【0013】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0014】実施例1 フルオロエッセンイソシアネ−トデキストラン(以下F
ITC−デキストランと略す:分子量4000)10m
gを0.5mlの水・エタノ−ル混液に溶解し、多孔性
微粒子担体であるフロ−ライトR(商標)0.3gに少
しづつ滴下し十分に混合した。溶媒を減圧下で留去して
FITC−デキストランの徐放性担体を得た。
【0015】実施例2 実施例1で得られた徐放性担体に、トリステアリン:ポ
リエチレングリコ−ル6000の90:10(重量)混
合物0.69gを約60℃に加温し、徐々に加えながら
十分に混合し、冷却後打錠して錠剤を得た。 実施例3 FITC−デキストラン(分子量150000)10m
gを0.5mlの水・エタノ−ル混液に溶解し、多孔性
微粒子担体であるフロ−ライトR(商標)0.3gに少
しづつ滴下し十分に混合した。溶媒を減圧下で留去して
FITC−デキストランの徐放性担体を得た。
【0016】実施例4 実施例2で得られた徐放性担体0.1gに、乳糖0.1
g、コ−ンスタ−チ0.02gを加えて混合し、ポリビ
ニルピロリドンを溶解した水溶液を少量加えて混合後、
篩下・乾燥して顆粒を得た。この顆粒に少量のステアリ
ン酸カルシウムを添加し、打錠して錠剤を得た。 実施例5 ヒト上皮成長因子(以下EGFと略す)1mgを0.0
1%ポリソルベ−ト80水溶液0.5mlに溶解し、フ
ロ−ライトR(商標)579mgに少しづつ滴下し十分
に混合した。溶媒を減圧下で留去後、トリステアリン:
ポリエチレングリコ−ル6000の90:10混合物1
350mgを約60℃に加温し、徐々に加えて十分に混
合後冷却してEGFの徐放性担体を得た。 実施例6 実施例5で得られた徐放性担体0.2gに、乳糖0.1
g、コ−ンスタ−チ0.02gを加えて混合し、ヒドロ
キシプロピルセルロ−スを溶解した水溶液を少量加えて
混合後、篩下・乾燥して顆粒を得た。この顆粒に少量の
ステアリン酸カルシウムを添加し、打錠して錠剤を得
た。 実施例7 FITC−デキストラン(分子量4000)20mgを
0.5mlの水・エタノ−ル混液に溶解し、フロ−ライ
トR(商標)0.3gに少しづつ滴下し十分に混合し
た。溶媒を減圧下で留去後、トリステアリン:ポリエチ
レングリコ−ル6000の90:10混合物0.68g
を約60℃に加温し、徐々に加えながら十分に混合し、
冷却後打錠して錠剤を得た。 実施例8 EGF2mgを0.01%ポリソルベ−ト80水溶液
0.6mlに溶解し、フロ−ライトR(商標)578m
gに少しづつ滴下し十分に混合した。溶媒を減圧下で留
去後、トリステアリン:ポリエチレングリコ−ル600
0の90:10混合物1350mgを約60℃に加温
し、徐々に加えて十分に混合後冷却してEGFの徐放性
担体を得た。 [実験例] 実験例1 実施例1と同様な方法により、分子量4000〜150
000のFITC−デキストランがフロ−ライトR(商
標)に吸着した徐放性担体を製造し、FITC−デキス
トランの溶出試験を行った。溶出試験液は、25℃のp
H7.4トリス−塩酸緩衝液100mlを用い、薬物の
定量は蛍光光度計を用いた。結果を図1に示した。図1
より明らかなように、いずれの分子量のFITC−デキ
ストランにおいても初期バ−ストは認められず、放出は
ほぼ時間に比例していることから、高分子薬物は多孔性
微粒子担体に吸着するだけで、容易に徐放化できること
が明らかである。 実験例2 実施例2と同様な方法により、分子量10000のFI
TC−デキストランをフロ−ライトRに吸着させ、さら
に高級脂肪酸グリセライドであるトリステアリンと水溶
性高分子物質であるポリエチレングリコ−ル6000の
比率を0〜50%に変化させて吸着し徐放性担体を製造
して、FITC−デキストランの溶出を調べた。実験条
件は実験例1と同様に行った。結果を表1に示した。
【表1】 表1より明らかなように、フロ−ライトRにFITC−
デキストランを吸着しただけでは、FITC−デキスト
ランの溶出速度は7.49%/1時間であった。一方、
FITC−デキストランを吸着し、さらに、トリステア
リンのみを吸着した場合はFITC−デキストランはま
ったく溶出しなかった。トリステアリンとポリエチレン
グリコ−ル6000の混合物を吸着した場合は、ポリエ
チレングリコ−ル6000の配合割合が増加するにした
がい溶出速度は速くなり、両者の配合割合を変化させる
ことにより溶出速度を任意に変化させ得ることが明らか
である。 実験例3 実施例2で得られたFITC−デキストランの徐放性製
剤をラット皮下に埋め込み、経時的にFITC−デキス
トランの血漿中濃度を測定した。投与量はFITC−デ
キストランとして4mg/ラットとした。結果を図2に
示した。図2より明らかなように、FITC−デキスト
ランの血漿中濃度は投与後30時間から210時間にわ
たり、一定の濃度を維持した。このデ−タから計算する
と本発明による製剤を皮下に埋め込んだ場合には、理論
上32日間の血漿中濃度の維持が可能である。 実験例4 実施例7で得られたFITC−デキストランの徐放性製
剤をラット皮下に埋め込み、経時的にFITC−デキス
トランの血漿中濃度を測定した。投与量はFITC−デ
キストランとして9mg/ラットとした。結果を図3に
示した。図2より明らかなように、FITC−デキスト
ランの血漿中濃度は投与後2日から30日に渡って一定
であった。 実験例4 実施例8で得られたEGFの徐放性製剤をラット皮下に
埋め込み、経時的にEGFの血漿中濃度を測定した。投
与量はEGFとして0.6mg/ラットとした。結果を
図4に示した。図4より明らかなように、EGFの血漿
中濃度は投与後14日間に渡って一定であった。以上の
結果より、本発明にかかる徐放性担体は、製造が容易で
かつ放出制御も容易であり、しかも、皮下に埋め込んだ
場合、長期間にわたり一定の血漿中薬物濃度を維持でき
ることが明らかである。
【図面の簡単な説明】
図1は、徐放性担体からのFITC−デキストランの放
出を示す図である。図2は、徐放性担体をラット皮下に
埋め込んだ場合の血漿中FITC−デキストラン濃度を
示す図である。図3は、徐放性担体をラット皮下に埋め
込んだ場合の血漿中FITC−デキストラン濃度を示す
図である。図4は、徐放性担体をラット皮下に埋め込ん
だ場合の血漿中EGF濃度を示す図である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多孔性微粒子担体の細孔中に高分子水溶性
    薬物を吸着した水溶性薬物の徐放性担体。
  2. 【請求項2】多孔性微粒子担体の細孔中に水溶性薬物を
    吸着し、次いで高級脂肪酸グリセライドと水溶性高分子
    物質の混合物を吸着した水溶性薬物の徐放性担体。
  3. 【請求項3】多孔性微粒子担体が、多孔性ケイ酸カルシ
    ウムである請求項1または2記載の水溶性薬物の徐放性
    担体。
  4. 【請求項4】高級脂肪酸グリセライドが、融点35℃以
    上の高級脂肪酸トリグリセライド、高級脂肪酸ジグリセ
    ライドまたは高級脂肪酸モノグリセライドである請求項
    1または2記載の徐放性担体。
  5. 【請求項5】多孔性微粒子担体の細孔中に高分子水溶性
    薬物を吸着した水溶性薬物の徐放性担体を用いることを
    特徴とする錠剤、顆粒剤、カプセル剤、坐剤または生体
    内埋め込み用製剤。
  6. 【請求項6】多孔性微粒子担体の細孔中に水溶性薬物を
    吸着し、次いで高級脂肪酸グリセライドと水溶性高分子
    物質の混合物を吸着した水溶性薬物の徐放性担体を用い
    ることを特徴とする錠剤、顆粒剤、カプセル剤、坐剤ま
    たは生体内埋め込み用製剤。
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