JPH05238638A - 紙折り装置 - Google Patents

紙折り装置

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Publication number
JPH05238638A
JPH05238638A JP4039258A JP3925892A JPH05238638A JP H05238638 A JPH05238638 A JP H05238638A JP 4039258 A JP4039258 A JP 4039258A JP 3925892 A JP3925892 A JP 3925892A JP H05238638 A JPH05238638 A JP H05238638A
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JP
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folding
paper
sheet
pressing force
fold
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JP4039258A
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Inventor
Michita Igarashi
三知太 五十嵐
Yukio Kanazawa
幸男 金沢
Masahiko Hara
晶彦 原
Tadashi Takei
忠 武居
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 折り終了後の用紙を次工程へ送り出す際に、
用紙にしわが発生することを防止するとともに各折り目
を綺麗に揃え、収容トレイへの収容性を向上させる。 【構成】 用紙21の後端部(2回目の折り目)から一
定の距離dの部分が、第2の折りローラ対33のニップ
点に到達したとき、ソレノイド60がオンする。これに
より駆動レバー61の先端が下降し、その結果第2の折
りローラ対33では強い押圧力を持って用紙21を押圧
する。このため用紙21の2回目の折り目が1回目の折
り目と同様にしっかりと折られ、収容トレイへの収容性
が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は用紙を折り畳む紙折り装
置に係り、特に複写機に連結して使用され、複写後の用
紙を折り畳む紙折り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、複写機においては、複写用紙は
給紙部から画像形成部へ搬送され、この画像形成部にお
いて画像が転写され、続いて転写画像が定着された後、
そのまま収容トレイへ排出され、その後保管される。
【0003】ところで、特に、図面原稿等の大きな原稿
を複写する複写機においては、A0、A1等の大判の複
写用紙上に複写する場合が多々ある。これらの大判の複
写用紙をそのまま保管したり、あるいは大判のままで取
り扱ったのでは、保管スペースが大きくなったり、ある
いはその取扱いが不便であるため、通常は折り畳まれて
収納される。しかしながら、この複写用紙の折り畳みを
手動でもって行なった場合には、一般的にはかなりの時
間を要し、用紙の折り畳みに用する時間が複写に要する
時間の数倍になる場合もある。
【0004】このようなことから、複写機に連結して使
用される自動紙折り装置が従来から提案されている。こ
のような紙折り装置としては、特開昭46−5909号
公報、特開昭49−8319号公報、および特開昭61
−226461号公報に開示されたものが挙げられる。
【0005】図10はこの紙折り装置10の概略構成を
表すものである。紙折り装置10は、駆動ローラ11a
とピンチローラ11bとからなるフィードローラ対11
と、このフィードローラ対11の下部の左右に対向して
配置された駆動ローラ12aとピンチローラ12bとか
らなる第1の折りローラ対12と、駆動ローラ13aと
ピンチローラ13bとからなる第2の折りローラ対13
と、フィードローラ対11から供給される用紙14を各
折りローラ対方向へ選択的に導く用紙ガイド部材15と
を有している。用紙ガイド部材15は図示しない駆動機
構により軸15aを中心に図において左右に揺動可能に
なっている。第1の折りローラ対12と第2の折りロー
ラ対13との間には、用紙ガイド部材15により案内さ
れる用紙14を第1の折りローラ対12または第2の折
りローラ対13へ案内する用紙ガイドプレート16が配
置されている。
【0006】フィードローラ対11のローラ間には、駆
動ローラ18aとピンチローラ18bとからなるフィー
ドローラ対18により用紙搬送路17を通して用紙14
が搬送されてくる。この用紙14はフィードローラ対1
1により用紙ガイド部材15内に送り込まれ、この用紙
ガイド部材15により第1の折りローラ対12または第
2の折りローラ対13へ選択的に案内される。そして、
各折りローラ対12、13の正逆回転の繰り返しに伴い
用紙ガイド部材15が左右に揺動することにより、用紙
14の先端が用紙ガイドプレート16の上面を滑りなが
ら、各折りローラ対12、13間へ送り込まれ、これに
より所望の回数だけ折り畳まれる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の紙折
り装置では、第2の折りローラ対13において常に強い
押圧力(ニップ圧)をかけていると、一度折られた用紙
14にしわが発生するので、これを防止するために、2
回目の折り以降には押圧力を弱くしている。
【0008】しかしながら、このように第2の折りロー
ラ対13における押圧力を弱くすると、しわの発生を防
止できるものの、折り畳まれた用紙14には、図8
(A)に示すように、1回目の折り目14aがつぶれて
平担化しているのに比べて2回目の折り目14bには大
きな曲率Rの弯曲面が残ってしまう。このため図9
(A)に示すように、収容トレイ19に収容された場合
には、2回目の折り目14bの弯曲面のために嵩張り、
そのため収容性が極めて悪く、多数枚の折り用紙を収容
することが困難であるという問題があった。
【0009】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、折り終了後の用紙を送り出す際に、
用紙にしわが発生することを防止できるとともに、各折
り目の弯曲面を除去して折り目を綺麗に揃えることがで
き、収容トレイでの収容性を向上させることができる紙
折り装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の紙折り装置は、
弯曲面からなる折り目を含む2以上の折り目を付けて用
紙を折り畳む折り手段と、この折り手段により折り畳ま
れた後の用紙を送り出す際に、前記折り目を選択的に押
圧して実質的に弯曲面を除去する折り目押圧手段とを備
えている。なお、本明細書では、「弯曲面」とは収容ト
レイに収容した場合に、嵩張り収容性が悪くなる程度の
大きさの弯曲面をいう。また、「実質的に」とはこの弯
曲面が収容性に問題がない程度につぶれればよいことを
意味する。
【0011】この紙折り装置では、折り手段により折り
畳まれた後の用紙を送り出す際に、折り目押圧手段によ
り折り目部分が選択的に押圧される。したがってこの折
り目が平担化され、弯曲面が除去されるため、収容トレ
イに収容した場合には嵩張るようなことがなく、多数枚
の用紙を収容することができる。
【0012】本発明の紙折り装置は、より具体的には、
第1の折りローラ対と、この第1の折りローラ対に対向
して用紙排出側に配設された第2の折りローラ対と、用
紙を第1の折りローラ対または第2のローラ対に選択的
に案内する用紙ガイド部材からなり、弯曲面からなる折
り目を含む2以上の折り目を付けて用紙を折り畳むとと
もに折り畳み後の用紙を第2の折りローラ対を介して送
り出す折り手段と、この折り手段が折り畳み後の用紙を
送り出す際に、前記第2の折りローラ対の押圧力を、用
紙にしわが発生しない程度の大きさの第1の押圧力、お
よびこの第1の押圧力よりも強く前記用紙の弯曲面を実
質的に除去する程度の大きさの第2の押圧力のいずれか
に設定する押圧力設定手段と、折り畳み後の用紙の弯曲
面を有する折り目近傍の前記第2の折りローラ対への到
達を検出する折り目到達検出手段と、用紙の排出時に前
記押圧力設定手段の押圧力を第1の押圧力に設定すると
ともに、前記折り目到達検出手段により弯曲面を有する
折り目近傍の到達が検出されたときにはその押圧力を第
2の押圧力に切り換える押圧力切換手段とを備えてい
る。
【0013】この紙折り装置では、折り畳み後の用紙を
送り出す際には、前記第2の折りローラ対の押圧力は、
押圧力設定手段により用紙にしわが発生しない程度の大
きさの第1の押圧力でもって押圧されながら排出され
る。そして、弯曲面を有する折り目近傍が第2の折りロ
ーラ対に到達すると、折り目到達検出手段がこれを検出
する。これにより第2の折りローラ対における押圧力は
第2の押圧力に設定され、弯曲面を有する折り目はこの
第2の押圧力により強く押圧される結果、弯曲面が実質
的に除去される。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0015】図7は本発明の一実施例に係る紙折り装置
20の全体構成を表すものである。
【0016】用紙21は複写機30の後部の排出口よ
り、用紙受入れ部22から紙折り装置20内に送り込ま
れる。本体内に送り込まれた用紙21は、レジスト部2
3を通過した後、第1折り部24において送り方向に折
り畳まれる。その後、用紙21は用紙方向変換部25に
おいて90°方向転換がなされた後、第1折り部24と
同一構成の第2折り部26へ導かれ、そこで第1の方向
とは直角方向に2回目の折り畳みがなされる。その後、
用紙搬送部27を経て収容トレイ28へ排出され、順次
積み重ねられる。
【0017】図1および図2はこの紙折り装置20のた
とえば第2折り部26における具体的な構成を表すもの
である。
【0018】第2折り部26は、駆動ローラ31aとピ
ンチローラ31bとからなるフィードローラ対31と、
駆動ローラ32aとピンチローラ32bとからなる第1
の折りローラ対32と、この第1の折りローラ対32に
対向して配置され、駆動ローラ33aとピンチローラ3
3bとからなる第2の折りローラ対33と、フィードロ
ーラ対31から供給される用紙21を各折りローラ対3
2、33方向へ選択的に導く用紙ガイド部材34とを有
している。用紙ガイド部材34は内部に下方になるにし
たがって先細りに形成された貫通路34aを有し、用紙
21はこの貫通路34aを通して案内されるようになっ
ている。
【0019】用紙ガイド部材34は上部の軸35を中心
に図において左右に揺動可能になっている。図3はこの
用紙ガイド部材34を駆動するガイド部材揺動駆動機構
40の構成を表すものである。このガイド部材揺動駆動
機構40は、用紙ガイド部材34の左右に配設された一
対のソレノイド41、42により構成されている。ソレ
ノイド41、42の駆動リンク41a、42aはそれぞ
れ軸35の下部位置に連結されており、ソレノイド4
1、42が選択的にオン、オフ作動することにより、用
紙ガイド部材34が軸35を中心に左右に一定の角度だ
け揺動可能な構成となっている。
【0020】第1の折りローラ対32と第2の折りロー
ラ対33との間には、用紙ガイド部材34により案内さ
れた用紙21の先端を第1の折りローラ対32または第
2の折りローラ対33の各ローラ間へ導くための用紙ガ
イドプレート36が配置されている。
【0021】なお、ピンチローラ31bの軸50はフレ
ーム51に設けられた長孔52内において、図示しない
ニップばねにより駆動ローラ31a側に弾性的に付勢さ
れており、用紙21の厚さに応じて水平方向に移動でき
るようになっている。また、ピンチローラ32b、33
も同様であり、これらの軸53、54は、それぞれ図示
しないフレームに設けられた長孔55、56内において
用紙21の厚さに応じて上下に移動可能であり、駆動ロ
ーラ32a、33aに対して接離可能となっている。
【0022】図4は、第2の折りローラ対33を含む用
紙排出部の構造を示す図である。上部ガイド部材57お
よび下部ガイド部材58により用紙21の搬送径路が形
成されている。駆動ローラ33aは下部ガイド部材58
側、またピンチローラ33bは上部ガイド部材57側に
それぞれ配設されている。駆動ローラ33aは図示しな
いモータにより図に矢印Aで示す方向に回転駆動され
る。ピンチローラ33bの軸54は、両端部59a、5
9bがそれぞれ上部ガイド部材57に固定されたニップ
ばね59により、駆動ローラ33a側に弾性的に付勢さ
れている。ここで、ニップばね59の弾性力は、駆動ロ
ーラ33aとピンチローラ33bとの間に生じる押圧力
が用紙21にしわが発生しない程度の圧力(第1の押圧
力)になる程度の大きさに設定される。
【0023】図1に戻って説明を続けると、ピンチロー
ラ33bの軸54の上部にはソレノイド60の駆動レバ
ー61が配設されており、その先端部が軸54に対向し
ている。駆動レバー61はソレノイド60のオン・オフ
動作により軸62を中心にガイド孔63に沿って上下に
変位可能となっている。ここに、ソレノイド60がオン
し、駆動レバー61が下降した場合には、その先端部が
ピンチローラ33bの軸54を押し下げ、これによりピ
ンチローラ33bと駆動ローラ33aとの間で強い押圧
力(第2の押圧力)が発生するようになっている。この
第2の押圧力は、前述の第1の押圧力より強く、用紙2
1の折り目(弯曲面)を押しつぶして平担化し、折り目
を綺麗に揃えることができる程度の圧力に設定される。
【0024】なお、ソレノイド60がオフし駆動レバー
61が上昇した場合には、その先端部はピンチローラ3
3bの軸54から離間し、これによりピンチローラ33
bはニップばね59による弾性力をもって駆動ローラ3
3aに接触し、この場合には両ローラ間の押圧力は第1
の押圧力となる。
【0025】第1の折りローラ対32および第2の折り
ローラ対33の外側には、それぞれフォトセンサ64、
65が配設されており、各々用紙21の到達を検出する
ようになっている。一方のフォトセンサ64は、第1の
折りローラ対32において折り作業が終了したときの用
紙21の後端部の第2の折りローラ対33側への搬送タ
イミングを検出するものである。他方のフォトセンサ6
5は第2の折りローラ対33を通過した後の用紙21の
後端部を検出するものである。
【0026】図5は、この紙折り装置20の制御部の構
成を表すものである。
【0027】この制御部は、CPU(中央処理装置)7
0を備えている。CPU70は複写機30(図7)側の
CPUとオンラインで接続されており、複写機30側か
ら送られた折り方および折りサイズ等の情報の供給を受
けて、各部の動作を制御するものである。CPU70は
バスライン71を介して紙折り装置20の各部と接続さ
れている。このうちROM(リード・オンリ・メモリ)
72にはこの装置の折り動作を制御するためのプログラ
ムが格納されている。RAM(ランダム・アクセス・メ
モリ)73には、複写機側から供給された折りデータ等
が一時的に格納され、各種の演算が行われる。入力ポー
ト74はフォトセンサ64、65の検出信号をバスライ
ン71を介してCPU70へ送出するためのインターフ
ェースである。出力ポート75は、CPU70から出力
された制御信号をバスライン71を介してガイド部材駆
動部76、ローラ駆動部77およびソレノイド駆動部7
9へ送出するためのインターフェースである。ガイド部
材駆動部76はCPU70から送られた制御信号を受け
て図1に示した用紙ガイド部材34を揺動駆動させるも
のである。ローラ駆動部78はCPU70から送られた
制御信号を受けて、折りローラ対31、32、33にお
ける各駆動ローラ31a、32a、33aをそれぞれ折
り動作に応じて回転駆動させるようになっている。
【0028】CPU70はフォトセンサ64から用紙2
1の後端を検出した旨の信号を受けると内蔵のタイマに
より計時し、一定時間経過後にソレノイド駆動部78に
オン信号を供給するとともに、フォトセンサ64から用
紙21の通過を検出した旨の信号を受けた場合にはソレ
ノイド駆動部78に対してオフ信号を送出するようにな
っている。ソレノイド駆動部79はこれらオン・オフ信
号を受けて図1に示したソレノイド60を駆動させるよ
うになっている。
【0029】なお、ソレノイド60のオン・オフのタイ
ミングは、用紙21のサイズおよび折り方等によって決
定されるものであるが、いずれにしても折り畳み後の用
紙21を排出する際においては、大きな弯曲面を有する
折り目が第2の折りローラ対33のニップ点を通過する
直前にソレノイド60がオンし、用紙21の折り目近傍
にのみに強い押圧力(第2の押圧力)が付与されるよう
に設定される。
【0030】次に、本実施例の第2折り部26におい
て、用紙21を同じ方向に2回折り目を形成する場合の
動作について説明する。
【0031】まず、フィードローラ対31の間には、複
写機側から用紙搬送路37を通して用紙21が搬送され
てくる。この用紙21の先端部は、フィードローラ対3
1により用紙ガイド部材34の貫通路34a内に送り込
まれ、この用紙ガイド部材34により、まず第1の折り
ローラ対32へ選択的に案内される。その後、各折りロ
ーラ対32、33の正逆回転の繰り返しに伴い用紙ガイ
ド部材34が左右に揺動することにより、第2の折りロ
ーラ対33において1回目の折りが、また第1の折りロ
ーラ対32において同じ方向に2回目の折りが行われ
る。ここで、第2の折りローラ対33における1回目の
折りの際には、ソレノイド60がオンされ、駆動レバー
61の先端が下降する。そのため用紙21はピンチロー
ラ33bと駆動ローラ32aとの間の強い押圧力(第2
の押圧力)をもって折られる。この折りの後、ソレノイ
ド60はオフされ、駆動レバー61の先端はピンチロー
ラ33bから離間する。その結果、ピンチローラ33b
はニップばね59(図4)の弾性力による弱い押圧力
(第1の押圧力)をもって駆動ローラ33aに接触した
状態となる。一方、第1の折りローラ対32における2
回目の折りの際には、用紙21にしわが発生することを
防止するため、第2の折りローラ対33側の第1の押圧
力と同じ程度の弱い押圧力を持って折られることは従来
と同様である。したがって、用紙21の2回目の折り目
には、前述のように大きな弯曲面が形成されることにな
る。
【0032】本実施例では、このような折り作業が終了
した後、用紙21を次工程(本実施例では収容トレイ2
8)へ搬送する際の第2の折りローラ対33の動作が、
従来と異なるものである。図6は、このときの動作プロ
グラムを表すもので、以下、その動作について説明す
る。
【0033】第1の折りローラ対33により2回目の折
り作業が終了した後、この第1の折りローラ対33が逆
転し、用紙21を第2の折りローラ対33方向へ搬送し
始める。このときCPU70はフォトセンサ64のオン
・オフ状態を監視する(ステップS100)。用紙21
の後端部がフォトセンサ64により検出される(Y)
と、CPU70は内蔵のタイマにより計時し、一定時間
経過後(ステップS101)に、ソレノイド60をオン
させる(ステップS102)。
【0034】図1はこの用紙21の先端部が第2の折り
ローラ対32にニップされたときの状態を示したもので
ある。このとき第2の折りローラ対33の押圧力は前述
のようにスプリング59による弱い押圧力(第1の押圧
力)であるため、用紙21にしわが発生することはな
い。この状態で搬送され、用紙21の後端部(2回目の
折り目)から一定の距離d(たとえば50mm)の位置
が第2の折りローラ対33のニップ点に到達したとき、
上述のようにソレノイド60がオンする。このため駆動
レバー61の先端が下降し、その結果第2の折りローラ
対33では強い押圧力(第2の押圧力)を持って用紙2
1を押圧する。すなわち図8(B)に示すように、用紙
21の2回目の折り目21bの弯曲面がつぶされ、第1
の折り目21aと同様にしっかりと折られることにな
る。
【0035】その後、CPU70は第2の折りローラ対
33を通過した用紙21の後端部がフォトセンサ65に
より検出されたとき(ステップS103;Y)には、ソ
レノイド60をオフさせる(ステップS104)。
【0036】このように本実施例では、用紙21の2回
目の折り目21bも1回目の折り目21aと同様に強く
折られるため、折り目が綺麗に揃い全体的に薄くなる。
このため図9(B)に示すように、収容トレイ28に収
容された場合には、収容性が非常によくなり、従来に比
べて多数枚収容することができる。また、2回目の折り
目21bの近傍のみ強く押圧するため、しわが発生する
こともない。なお、実際に行った結果、収容トレイへの
収容性は20%程向上した。
【0037】以上実施例を挙げて本発明を説明したが、
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、その要
旨を変更しない範囲で種々変形可能である。
【0038】たとえば上記実施例においては、第2の折
りローラ対33における弱い押圧力をスプリング59の
弾性力により、また強い押圧力をソレノイド60の駆動
レバー61による付勢力により得るようにしたが、強い
押圧力を弾性力の強いスプリングにより得、一方弱い押
圧力とする場合には、このスプリングの弾性力をソレノ
イドにより解除する構成としてもよい。また、上記実施
例においては、用紙21を2回折りする場合について説
明したが、それ以上の折りを行う場合についても本発明
を適用できることは勿論である。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明の紙折り装置
によれば、折り終了後に用紙を送り出す際に、大きな弯
曲面を有する折り目を選択的に押圧して実質的に弯曲面
を除去するようにしたので、用紙のしわの発生を防止で
きるとともに、各折り目を綺麗に揃えることができ、収
容トレイでの収容性が著しく向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る紙折り装置における
用紙の排出状態を表す断面図である。
【図2】 図1の紙折り装置における折り目押圧時の動
作を説明するための図である。
【図3】 図1の紙折り装置のガイド部材揺動駆動機構
を表す構成図である。
【図4】 図1の紙折り装置の用紙排出部の構成を説明
するための拡大図である。
【図5】 図1の紙折り装置の制御部の構成を表すブロ
ック図である。
【図6】 図1の紙折り装置の折り目押圧時の動作を説
明するための流れ図である。
【図7】 紙折り装置全体の構成を一部破断して示す斜
視図である。
【図8】 折り目の形状を説明するための斜視図であ
る。
【図9】 折り後の用紙のトレイへの収容状態を説明す
るための図である。
【図10】 従来の紙折り装置の折り部の構成を表す図
である。
【符号の説明】
20…紙折り装置、21…用紙、32…第1の折りロー
ラ対、33…第2の折りローラ対、34…用紙ガイド部
材、36…用紙ガイドプレート、40…ガイド部材揺動
駆動機構、60…ソレノイド、61…駆動レバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武居 忠 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社岩槻事業所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弯曲面からなる折り目を含む2以上の折
    り目を付けて用紙を折り畳む折り手段と、 この折り手段により折り畳まれた後の用紙を送り出す際
    に、前記折り目を選択的に押圧して実質的に弯曲面を除
    去する折り目押圧手段とを備えたことを特徴とする紙折
    り装置。
  2. 【請求項2】 第1の折りローラ対と、この第1の折り
    ローラ対に対向して用紙排出側に配設された第2の折り
    ローラ対と、用紙を第1の折りローラ対または第2のロ
    ーラ対に選択的に案内する用紙ガイド部材からなり、弯
    曲面からなる折り目を含む2以上の折り目を付けて用紙
    を折り畳むとともに折り畳み後の用紙を第2の折りロー
    ラ対を介して送り出す折り手段と、 この折り手段が折り畳み後の用紙を送り出す際に、前記
    第2の折りローラ対の押圧力を、用紙にしわが発生しな
    い程度の大きさの第1の押圧力、およびこの第1の押圧
    力よりも強く前記用紙の弯曲面を実質的に除去する程度
    の大きさの第2の押圧力のいずれかに設定する押圧力設
    定手段と、 折り畳み後の用紙の弯曲面を有する折り目近傍の前記第
    2の折りローラ対への到達を検出する折り目到達検出手
    段と、 用紙の排出時に前記押圧力設定手段の押圧力を第1の押
    圧力に設定するとともに、前記折り目到達検出手段によ
    り弯曲面を有する折り目近傍の到達が検出されたときに
    はその押圧力を第2の押圧力に切り換える押圧力切換手
    段とを備えたことを特徴とする紙折り装置。
JP4039258A 1992-02-26 1992-02-26 紙折り装置 Pending JPH05238638A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011111301A (ja) * 2009-11-27 2011-06-09 Ricoh Co Ltd シート折り装置及び画像形成システム

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JP2011111301A (ja) * 2009-11-27 2011-06-09 Ricoh Co Ltd シート折り装置及び画像形成システム

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