JPH05238614A - 加熱装置 - Google Patents

加熱装置

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JPH05238614A
JPH05238614A JP7842692A JP7842692A JPH05238614A JP H05238614 A JPH05238614 A JP H05238614A JP 7842692 A JP7842692 A JP 7842692A JP 7842692 A JP7842692 A JP 7842692A JP H05238614 A JPH05238614 A JP H05238614A
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JP
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film
endless
endless film
heating
draw
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JP7842692A
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English (en)
Inventor
Shiyoukiyou Kou
松強 黄
Yoshihiko Suzuki
嘉彦 鈴木
Naoyuki Oki
尚之 大木
Kazuki Miyamoto
一樹 宮本
Teruo Mitsui
輝生 光井
Atsushi Chagi
淳 茶木
Takahiro Atomichi
高廣 後路
Akihiro Sakai
昭弘 酒井
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンドレスフィルム11と、該フィルムの内
面側に配設した加熱体14を有し、該フィルムの外面側
に被加熱体Pを密着させてフィルムと一緒に加熱体位置
を搬送通過させて加熱体の熱をフィルムを介して被加熱
体に与えるフィルム加熱方式の加熱装置について、フィ
ルムの寄り制御不安定要因の関与にかかわらず、常に安
定したフィルムの寄り制御・搬送を可能にすること。 【構成】 エンドレスフィルム11の搬送方向に直交す
る方向をフィルム幅方向としたとき、該フィルムの搬送
過程での該フィルムの幅方向への寄り移動運動B・Cを
所定の範囲内での無限往復運動にするフィルム寄り制御
手段を有し、該フィルム寄り制御手段は、エンドレスフ
ィルムの幅方向の複数の寄り位置を検知する一つ以上の
検知手段16を有し、該検知手段の検知信号に応じてエ
ンドレスフィルムの幅方向への寄り移動速度を制御する
手段26・23を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回動搬送されるエンド
レスベルト状(ループ状)の耐熱性のフィルムと、該エ
ンドスフィルムの内側に配置した加熱体を有し、該エン
ドレスフィルムの外面側に被加熱材を密着させてフィル
ムと一緒に加熱体位置を搬送通過させることで加熱体の
熱をフィルムを介して被加熱材に与えるフィルム加熱方
式の加熱装置、に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のようなフィルム加熱方式の加熱装
置は特開昭 63-313182号公報等で知られており、電子写
真複写機・プリンタ・ファックス等の画像形成装置にお
ける画像加熱定着装置、すなわち電子写真・静電記録・
磁気記録等の画像形成プロセス手段により加熱溶融性の
樹脂等より成るトナーを用いて記録材(エレクトロファ
ックスシート・静電記録シート・転写材シート・印刷紙
など)の面に直接方式もしくは間接(転写)方式で形成
した、目的の画像情報に対応した未定着顕画像(トナー
像)を該画像を担持している記録材に固着画像として加
熱定着処理する画像加熱定着装置として活用できる。
【0003】また、例えば、画像を担持した記録材を加
熱してつや等の表面性を改質する装置や仮定着処理する
装置等として使用できる。
【0004】フィルム加熱方式の定着装置についていえ
ば、熱ローラ式・熱板方式・フラッシュ定着方式・オー
ブン定着方式等の他の熱定着式装置との対比において、
加熱体として低熱容量線状加熱体を、またフィルムとし
て厚さ例えば40μm程度の薄膜耐熱フィルムを用いる
ことができるため、所定の定着温度への立上り時間の短
縮化・省電力化ができる、定着点と、フィルムと記録材
との分離点が別に設定できるため、トナーオフセットも
防止できる、その他、他の方式装置の種々の欠点を解決
できるなどの利点を有し効果的なものである。
【0005】フィルムはエンドレスタイプにして回動搬
送させて繰り返して使用する装置構成とすることもでき
るし、有端のロール巻フィルムを繰り出し走行させて使
用する装置構成とすることもできる。
【0006】エンドレスタイプのフィルムを用いたフィ
ルム加熱方式の加熱装置では該フィルムの回動搬送過程
でフィルムがその幅方向(フィルムの回動搬送方向に直
交する方向、フィルムの回転軸方向)にフィルム懸回搬
送ローラーなどのフィルム搬送路部材の長手に沿って寄
り移動運動するので、その寄り移動を規制する処置がと
られる。
【0007】その寄り移動規制手段として、リブやフラ
ンジ部材で規制したり、フィルム懸回搬送ローラーの形
状を例えばクラウン形状にするようなことでは、フィル
ムが薄膜で、材質も弾性の少ないポリイミド等である場
合にはその寄り移動規制がむずかしくフィルムの安定な
回動搬送性を確保しがたい。
【0008】そこで、フィルムの幅方向への寄り移動位
置を検知する手段を設け、フィルムの幅方向一方側への
寄り移動が所定の限界位置になったことが検知された
ら、フィルムの寄り移動をその戻り方向である他方側へ
変更させるようにフィルム搬送路部材を変位させる手段
を作動させ、逆にフィルムの幅方向他方側への寄り移動
が所定の限界位置になったことが検知されたら、フィル
ムの寄り移動をその戻り方向である一方側へ変更させる
ようにフィルム搬送路部材を変位させる手段を作動させ
る構成のフィルム寄り移動制御機構(フィルムの寄り方
向変更手段)を設けることで、エンドレスフィルムの回
動搬送過程でのフィルムの幅方向への寄り移動を所定の
一定範囲内での無限往復移動運動にする手段・構成が用
いられている(特願昭 63-159721号)。
【0009】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記のようなフィルム寄り移動制御機構を具備させた、エ
ンドレスフィルムを用いたフィルム加熱方式の加熱装置
(以下、画像形成装置の定着装置として説明する)も下
記のようにフィルムの寄り制御に不安定性がある。
【0010】即ち、該フィルム寄り移動制御機構は、フ
ィルムの寄り方向をある一定条件のもとで正・逆方向に
切換えるものであるが、薄膜のフィルムを搬送するもの
であるため寄り力を強くして寄り移動制御のためのフィ
ルムの往復動(寄り方向変更)を頻繁に行わせることは
フィルムシワ等のフィルムのダメージを大きくすること
になるので寄り力を弱くして寄り移動制御を行うように
している。
【0011】しかし、初期状態においてはある程度の部
品精度又は初期調整によりフィルム寄り移動制御のため
のフィルム往復動制御が保障できるが、何らかの外的条
件が加わった時には、フィルム搬送路部材が変位しても
フィルムが所定の方向へ寄らない、つまり逆走したり、
反対に急激なスピードで寄り移動する場合があったり、
被加熱体としての記録材の斜行やフィルムシワが発生す
るなど、安定したフィルム走行が実現できなくなる。
【0012】上記の外的条件としては、熱による影響が
一番重要で、一般のフィルム(ベルト)搬送では極端な
温度差は考慮しなくともよいが、本発明で対象の装置は
加熱装置であるため、昇温状態では150℃〜200℃
程度まで各部品温度が上昇する。この温度上昇により当
然にフィルム搬送路部材や加熱体表面の摩擦係数は変化
(一般的には小さくなる)するため、初期のフィルム寄
り制御往復動条件が崩れてしまうことがある。
【0013】また加熱体自体に温度分布があったり、通
紙させる記録材のサイズ、片側基準による非通紙部の昇
温(記録材がない部分では、記録材による熱の逃げがな
いため昇温する)があると、フィルム搬送路部材も温度
勾配をもち、長手方向内で熱膨張差を生じ、結果として
搬送スピード差によるフィルム寄り変化を起こす。
【0014】更に耐久により、フィルム内面、フィルム
搬送手段、加熱体表面の摩耗により摩擦係数が変化する
こともフィルム寄り条件を変動させる要因となる。
【0015】またフィルム加熱方式の加熱装置では、固
定支持された低熱容量加熱体を摺擦しながらフィルムを
搬送するため、摺擦部での振動防止、トルク低減等の目
的で、フッ素系耐熱グリースをフィルム内面に与えて潤
滑させる場合もある。この場合には、グリース粘度に温
度依存性があるのと、初期と耐久後のグリース塗布状態
が変化するため、これもまたフィルムの寄り条件に変化
が発生し、上述のフィルム寄り制御に影響を与えること
となる。
【0016】つまり、従来のフィルム寄り移動制御機構
はフィルムの寄りに関してフィルム幅方向の正逆2つの
向きに交互にフィルム寄り方向切換え動作を繰り返させ
て結果としてフィルムの寄り移動を許容できるある範囲
内に留まらせるように制御するので、制御値は2値しか
なく、必ず規定されたフィルム幅方向にフィルムが移動
するように制御値を決定しなければならなかった。
【0017】しかし、フィルムの移動力(寄り力)はフ
ィルムやフィルム搬送路部材などの温度や耐久による表
面状態の変化などによって大きく変動するので、この変
動に対して制御値は余裕をもって決める必要があるため
に定常状態のフィルム寄り制御移動量はどうしても大き
くなりフィルムに対するストレスが問題となっている
し、またフイルムの寄り移動速度が速いため寄り移動制
御のためのフィルム往復動制御を頻繁に行なう必要があ
り、フィルムの寄りを精度良く狭い範囲に納めることは
困難であった。
【0018】本発明は上記問題点を解決しようとするも
のである。すなわち、温度要因、耐久変化によるフィル
ム寄り速度の変化を調整する手段を設けて、常に安定し
たフィルム寄り制御、フィルム搬送を可能とする、フィ
ルム加熱方式の加熱装置を提供することを目的としてい
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の構成を特
徴とする加熱装置である。
【0020】(1)エンドレスフィルムと、該エンドレ
スフィルムの内面側に配設した加熱体を有し、該エンド
レスフィルムの外面側に被加熱体を密着させてフィルム
と一緒に加熱体位置を搬送通過させることで加熱体の熱
をフィルムを介して被加熱体に与えるフィルム加熱方式
の加熱装置であり、前記エンドレスフィルムの搬送方向
に直交する方向をフィルム幅方向としたとき、エンドレ
スフィルムの搬送過程での該フィルムの幅方向への寄り
移動運動を所定の範囲内での無限往復運動にするフィル
ム寄り制御手段を有し、該フィルム寄り制御手段は、エ
ンドレスフィルムの幅方向の複数の寄り位置を検知する
一つ以上の検知手段を有し、該検知手段の検知信号に応
じてエンドレスフィルムの幅方向への寄り移動速度を制
御する手段を有することを特徴とする加熱装置。
【0021】(2)エンドレスフィルムの搬送路部材を
変位させてエンドレスフィルムの幅方向への寄り移動運
動の方向を切り換える手段を有し、該エンドレスフィル
ムの搬送路部材の変位量を変えることによりエンドレス
フィルムの幅方向への寄り移動速度を制御する手段を有
することを特徴とする(1)記載の加熱装置。
【0022】(3)エンドレスフィルムと、該エンドレ
スフィルムの内面側に配設した加熱体を有し、該エンド
レスフィルムの外面側に被加熱体を密着させてフィルム
と一緒に加熱体位置を搬送通過させることで加熱体の熱
をフィルムを介して被加熱体に与えるフィルム加熱方式
の加熱装置であり、前記エンドレスフィルムの搬送方向
に直交する方向をフィルム幅方向としたとき、エンドレ
スフィルムの搬送過程でのフィルムの寄り位置を検出す
る位置検出手段と、エンドレスフィルムの幅方向への寄
り力を多段階に変化させることが可能なフィルム寄り力
可変手段と、予め定められた基準位置に対しエンドレス
フィルムが離脱する方向に移動していることが前記位置
検出手段により検出された場合、該基準位置方向への寄
り力を予め定められた量だけ段階的に増加するように前
記寄り力可変手段を制御することでエンドレスフィルム
の前記離脱方向への移動速度を減少させるように構成さ
れたエンドレスフィルムの寄り制御手段を有することを
特徴とする加熱装置。
【0023】
【作用】即ち、上記(1)や(2)のように、エンドレ
スフィルムの幅方向の寄り移動位置を複数位置で検知
し、中央より遠い位置にエンドレスフィルムが寄ってい
るときほど、寄り力を強くすることにより、初期状態よ
り必要外の寄り力をフィルムに加えることなく、又耐久
や熱的変化等によりフィルムの寄り速度が変化してもフ
ィルムに極度なダメージを与えることなく、安定したフ
ィルム寄り制御が可能となる。
【0024】また(3)のように、フィルム寄り移動の
制御値を多段とし、かつ単純な位置制御でなく、フィル
ム寄り移動速度を極小にする制御、即ち寄り移動したフ
ィルムの戻し移動速度を徐々に減少させて停止に向わ
せ、中央付近でゆっくりと反転を繰り返して回転するよ
うに制御することで、温度や表面状態の変化に十分対応
しながらフィルムに対するストレスを低減し、フィルム
の耐久性の向上が可能となった。
【0025】またフィルムの寄り移動速度が遅くなった
ことで、位置精度向上が容易な制御で可能になった。
【0026】
【実施例】
<第1の実施例>(図1〜12) (A)画像形成装置例の構成(図4) 図4は本発明に従う加熱装置としての画像加熱定着装置
1を組み込んだ画像形成装置例の概略構成図である。本
例の画像形成装置は原稿台往復動型・回転ドラム型・転
写式の電子写真複写機であり、この複写機の構成・作像
プロセス等は公知に属するので簡単な説明にとどめる。
【0027】152は複写機機筺150の上面板151
上に配設した往復動型原稿台ガラスであり、不図示の駆
動機構により左右方向に往復移動駆動される。該原稿台
ガラス152の上面の所定位置に原稿153が複写すべ
き画像面を下向きにして載置され、原稿圧着板154で
おさえ込んでセットされる。
【0028】上記セット原稿153の下向き画像面は原
稿台ガラス152の往動又は復動過程で照明部155を
順次に通過することによりスリット照明走査を受ける。
156は照明光源を示す。
【0029】そしてそのスリット照明光の下向き原稿面
反射光が結像レンズ(短焦点結像素子アレイ)157で
原稿像の走査と同期回転する感光ドラム158面に順次
に結像露光される。
【0030】感光ドラム158は放電器159により正
又は負の一様な帯電処理を受け、次いで上記の結像露光
を受けることにより、そのドラム周面に原稿画像に対応
した静電潜像が順次に形成されていく。
【0031】次いで該潜像の形成された感光ドラム15
8面は現像装置160位置を順次通過し潜像の順次現像
を受ける。感光ドラム158面の現像画像は引き続く感
光ドラムの回転で転写用放電器161の位置に至る。
【0032】一方、転写材カセット162内から記録材
としての転写材Pが給紙ローラー163で複写機内へ1
枚宛給送され、その時点では回転停止状態にあるレジス
トローラー対164のニップ部に先端部が受止められて
いる。次いで感光ドラム158の回転と同期どりされた
所定のタイミングでレジストローラー対164の回転駆
動が開始され、それにより転写材Pがガイド部材でガイ
ドされて感光ドラム158に向けて給送され、感光ドラ
ム158と転写用放電器161の間の転写部へ導入され
転写材Pに順次に感光ドラム158面の現像画像が転写
される。
【0033】像転写を受けた複写材Pは感光ドラム15
8面から不図示の分離手段で順次に分離され、搬送装置
165で後述する定着装置1へ導入されて像定着を受
け、画像形成物(コピー)として排出ローラー166で
機外の排紙トレイ167に排出される。 像転写後の感
光ドラム158面はクリーニング装置168で清掃され
繰り返して作像に供される。
【0034】(B)定着装置1(図1〜3) 図1は上記使用した加熱装置としての画像加熱定着装置
1の外観斜視図、図2は該装置の途中省略平面図、図3
は側面図である。
【0035】13・12は互いに略並行に配設した左右
一対のエンドレスフィルム駆動ローラーと、テンション
ローラーを兼ねた従動ローラー、14は該両ローラー1
3・12の間位置の下方にローラーに略並行に配設した
加熱体、11はこの両ローラー13・12と加熱体14
の3者間に懸回張設したエンドレスフィルムであり、駆
動ローラー13が駆動モーター27を含む不図示の駆動
系で矢示の時計方向へ回転駆動されることにより矢示a
の時計方向に所定の周速度をもって回動移動駆動され
る。
【0036】フィルム11は総厚100μ、より好まし
くは40μ未満である、耐熱性のフィルムである。本実
施例では厚み20μ程のポリイミド・ポリエーテルイミ
ド・PES・PFA等をベースフィルムとしてその画像
当接面にPTFE等の離型層を10μ程コートしたエン
ドレスフィルムである。
【0037】加熱体14は上記のエンドレスフィルム1
1の下行側フィルム部分の内面側に定置配設(定着装置
に固定支持)させてある。この加熱体14はフィルム1
1の面移動方向に交差する方向、即ちフィルム幅方向を
長手とする低熱容量線状加熱体(以下、ヒーターと記
す)であり、通電により発熱する。
【0038】15はシリコンゴム等の離型性の良いゴム
弾性層を有する加圧ローラーであり、上記ヒーター14
との間にエンドレスフィルム11の下行側のフィルム部
分を挟ませて不図示の付勢手段により例えば総圧4〜5
kgの当接圧をもって圧接させてあり、フィルム移動と
共にフィルム速度と略同一の周速度をもってフィルム移
動方向に順方向に回転する。
【0039】転写部161(図4)から搬送装置165
で定着装置1へ搬送された、未定着のトナー画像t(加
熱溶融性トナー)を上面に担持した転写材Pは、入口ガ
イド10に導びかれて、エンドレスフィルム11を挟ん
でヒーター14と加圧ローラー15とで形成される圧接
部(定着ニップ部)Nのフィルム11と加圧ローラー1
5との間に進入して未定着画像面が転写材Pの搬送速度
と略同一速度で同方向に面移動状態のフィルム11面に
密着して該フィルム11と一緒の重なり状態で定着ニッ
プNを挟圧力を受けつつ通過していく。この過程で転写
材Pのトナー画像担持面がヒーター14の熱をフィルム
11を介して受けて加熱され、トナー画像tがその少な
くとも表層部が完全に軟化溶融して転写材P面に熱定着
する。定着ニップ部Nを通過した転写材Pは次いでフィ
ルム駆動ローラー13の位置を通過するときローラー1
3に沿うフィルム11の曲率でフィルム11面から分離
されていく。
【0040】(C)フィルム寄り移動制御機構(図1〜
3、5〜7) エンドレスフィルム11の駆動及び従動ローラー13・
12は図2のように定着装置1の手前側の側板19と奥
側の側板18との間に軸受させて配設してある。21・
20は該従動ローラー12の手前端側の軸受と奥端側の
軸受である。
【0041】ここで駆動ローラー13、従動ローラー1
2、ヒーター14、及び加圧ローラー15の平行度(X
軸方向、Y軸方向、Z軸方向)の精度を±0にしないか
ぎり、駆動ローラー13を駆動させフィルム11を矢示
aの方向に回動移動させていくと、このフィルム11は
これを懸回張設させたフィルム搬送路部材としてのロー
ラー13・12及びヒーター14の3部材の位置関係
(X、Y、Z軸の各方向のバラツキ)により図1・図2
の実線示のフィルム11の初期の位置よりも、ローラー
13・12の長手に沿ってフィルム幅方向の右方C(手
前端側)あるいは左方B(奥端側)に寄り移動が発生し
てしまい、側板19又は側板18にフィルムの端がこす
れ破損してしまうことになる。
【0042】そこで本実施例においては、従動ローラー
12の奥端側の軸受20は側板18に対して矢示P・Q
の上下方向に移動自由度をもたせて支持させ、この奥側
軸受20に係合させて該ローラー12を変位させる揺動
レバー(フォークレバー)6が回動自在に設けられ、該
揺動レバー6はステッピングモーター23により駆動さ
れる。このステッピングモーター23が時計方向に回転
することにより、従動ローラー12の奥端側が矢印Pの
上方へ、また反時計方向に回転することで、矢印Qの下
方へ変位することになる。このとき、回動エンドレスフ
ィルム11は、従動ローラー12の変位方向により、矢
印Pのときは矢印Bの奥側方向へ、矢印Qのときは矢印
Cの手前方向へと、寄り方向が変化する。
【0043】このとき、ステッピングモーター23に与
える駆動パルス数を制御することで従動ローラー12の
傾き量を変化させ、エンドレスフィルム11の寄りスピ
ードを可変することができる。
【0044】16はフォトセンサーであり、フィルムの
寄り移動位置の検知を行なうものである。また図2・図
5に示す様にフィルム11の手前側の端部3には縁全周
囲にフォトセンサー16の光を遮光するように斜線示の
ようにマスキング処理がなされている。
【0045】本実施例においては、フォトセンサー16
としてフォトインタラプタを用いているが、反射型フォ
トセンサーを用いた場合は、フィルム11の端部3部分
は光を反射するような反射部材処理が必要である。また
フィルム11の端部に沿って移動する可動片を介してフ
ォトセンサーにより読み取ってもよい。
【0046】本実施例ではマスキング等の処理をフィル
ム11の片側端部のみに行なっているが、フィルム全体
にあってもかまわないのは言うまでもない。
【0047】4はフィルム端部のクリ−ニング部材であ
り、フィルム端部の汚れ等により、例えば反射型センサ
ーを用いた場合に誤読み取りを行なわないようにフィル
ム端部を常にクリ−ニングしているものである。本実施
例ではフェルトを用いているが、クリ−ニング効果があ
るものであればその種類は選ばないものである。
【0048】図5はフィルム11の外形形状を示してい
る。本フィルムは前述したようにエンドレスベルトであ
り、その直径はφMである。また図のようにフィルム1
1の片側端部(手前側の端部)は斜めに切られていて、
その最長部の長さをLmaxとし、最短部の長さをLm
inとすれば、フィルム11の斜めに切られている部分
(斜めカット部)の寸法はLmax−Lminで求めら
れ、ここではそれをΔL(フィルム斜めカット量)とし
ている。そしてこの斜めカット部は図1・図2に示すよ
うに本定着装置の手前側に配置しフォトセンサー16で
フィルム11の位置を検出するように構成されている。
【0049】図6はフォトセンサー16とフィルム11
の位置関係の詳細図である。本実施例ではフォトセンサ
ー16には透過形のフォトインタラプタを用いており、
その検出位置がbにより示されている。これはフィルム
11がbの位置よりも奥側の場合はフォトセンサー16
はONし、またbの位置よりも手前側の場合はOFFす
ることになる。またフィルム11の斜めカット部はこの
検出位置bの位置になるように構成されている。
【0050】即ち、フィルム11が矢印a方向に回動移
動することによってフォトセンサー16はON/OFF
を繰り返すことになり、フィルム位置(寄り位置)によ
りそのON/OFFの周期の比率(duty比)が可変
する事になる。
【0051】図6に示すフィルム位置はフォトセンサー
16の検出位置bにフィルム11の斜めカット部の中央
がくる基準位置を表わしている。
【0052】このフィルムの基準位置を中心としてフィ
ルム位置とフォトセンサー16のOFF時間の関係を示
したのが図7のグラフである。即ち、フィルム11が基
準位置bにある時はフォトセンサー16のOFF時間は
c秒であり、フィルム11がΔL/2以上基準位置bよ
り手前側に位置している時はフォトセンサー16のOF
F時間は0秒となる。
【0053】また逆にフィルム11がΔL/2以上基準
位置bより奥側に位置している時はフォトセンサー16
はOFFし続けることになる。
【0054】ここでフィルム11の寄り位置が前記フォ
トセンサー16をOFFし続ける位置の直前の場合のO
FF時間はd秒であり、これはフィルム11が一周する
時間とほぼ同等と考えることができ、また基準位置bで
のOFF時間c秒はフィルム斜めカット部の中央である
ことより、前記OFF時間d秒のほぼ半分の時間となっ
ている。
【0055】(D)フィルム寄り移動制御回路(図8) 図8は制御系の概略図を示すものである。
【0056】26はマイクロコンピュ−タであり、その
入力端子IN1に前記フォトセンサー16が接続されて
いる。また出力端子OUT1にはステッピングモーター
23が接続されている。出力端子OUT2にはモーター
27の回転制御信号が出力されている。
【0057】Vcc端子には+5Vの電源が接続され、
GND端子はグランドに接続されている。
【0058】また不図示ではあるが、本定着装置1を用
いた複写機のその他の入力信号及び出力信号の端子を備
えており、マイクロコンピュ−タ26内には、この複写
機の複写動作のシ−ケンスプログラム等がプログラムさ
れたROM及びRAM等とともに、本マイクロコンピュ
ータ26への電源供給が断たれてもその記憶内容が消え
ない不揮発性RAMが内蔵されている。
【0059】(E)制御プログラム(図9〜図12) 図9〜図12に本定着装置1のフィルム寄り移動制御プ
ログラムのフロ−チャ−トを示す。
【0060】このプログラムも前述のマイクロコンピュ
−タ26内の内蔵ROMにプログラムされているもので
あり、一定時間間隔ごと、または必要に応じてメインの
シ−ケンスプログラム等より呼び出されて実行されるよ
うになっている。
【0061】まずスタ−ト後、ステップ1(図9)にお
いて、モ−ター27がONしているか否かの判断を行な
っている。ここでメインモ−ター27がONしている場
合は、ステップ2へ移行し、モ−ター27がOFFの場
合はステップ1へ戻りモーター27がONするまで待つ
ことになる。
【0062】ステップ2では、先づ寄り制御用のステッ
ピングモーター23の初期化動作をする。この初期化動
作は、ステッピングモーター23を反時計回りに回転さ
せ、従動ローラー12が不図示の下側ストッパ部材に突
きあたるまで回す。以後、この突き当たった位置を0点
とし、ここからのパルス数で、軸の位置を制御する。次
にステップ3に移る。
【0063】ステップ3では前述マイクロコンピュータ
26内の不揮発生RAM上の所定番地にメモリーされて
いた従動ローラー位置のステップ数だけステッピングモ
ーター23を回転させる。本実施例では従動ローラー1
2を中点の位置にするには50ステップの位置にする。
【0064】ステップ4では、センサー16がOFFか
否かの判断を行なっており、センサー16がONの場合
はステップ8へ移行し、OFFの場合はステップ5へ移
行する。
【0065】ステップ5では、エラータイマーの値を0
にリセットするとともに計測を開始しステップ6へ移行
する。
【0066】ステップ6では、センサー16がONか否
かの判断をおこなっており、ONでない場合はステップ
7へ移行する。
【0067】ステップ7では、エラーチェックルーチン
を実行し、ステップ6へ戻ることになる。
【0068】ここでエラーチェックルーチンの内容を図
11で説明すると、まずステップS1においてモーター
27がONか否かの判断をおこなっており、ONの場合
はステップS2へ移行し、ONでない場合はステップ1
3(図10)へ移行する。
【0069】ステップS2では、エラータイマー値がd
秒より大きいか否かの判断をおこなっており、小さい場
合はこのルーチンの出口へ移行する。またステップS2
においてエラータイマー値がd秒より大きい場合はステ
ップS3へ移行することになる。
【0070】ステップS3では、エラーフラグをセット
し該ルーチンの出口へ移行する。
【0071】つぎにステップ6においてセンサー16が
ONの場合はステップ8へ移行しエラータイマーの値を
0にリセットするとともに計測を開始しステップ9へ移
行する。
【0072】ステップ9では、センサー16がOFFか
否かの判断をおこなっており、OFFでない場合はステ
ップ10へ移行しエラーチェックルーチンを実行しステ
ップ9へ戻り、センサー16がOFFになった場合はス
テップ11へ移行しタイマー1の値を0にリセットする
とともに計測を開始しステップ12(図10)へ移行す
る。
【0073】ステップ12では、モーター27がONか
否かの判断をおこなっており、ONの場合はステップ1
4へ移行する。
【0074】ステップ14では、センサー16がONか
否かの判断をおこなっており、ONでない場合はステッ
プ15へ移行してエラーチェックルーチンを実行しステ
ップ14へ戻り、ONの場合はステップ16へ移行す
る。
【0075】ステップ16では、タイマー1の計測値に
よって従動ローラー12の位置を変える。タイマー1の
計測値は0〜dまでの値であり、これを5段階に分け、
従動ローラー12の位置を制御する。それを表1で示
す。表1に示すように0〜d/5のときを90ステッ
プ、d/5〜2d/5のときを70ステップ、2d/5
〜3d/5のとき中央近傍であるので50ステップと
し、以下同様に3d/5〜4d/5のときを30ステッ
プ、4d/5〜dのときを10ステップとする。そして
現在の従動ローラー12の位置をマイクロコンピュータ
26内のRAM上の所定番地にメモリーする。そしてス
テップ17へ移行する。
【0076】
【表1】 ステップ17ではエラータイマーの値を0にリセットす
るとともに計測を開始し、ステップ18へ移行する。
【0077】ステップ18では、センサー16がOFF
かの判断をおこなっており、OFFでない場合はステッ
プ19へ移行しエラーチェックルーチンを実行して、ス
テップ18へ戻る。
【0078】またステップ18においてセンサー16が
OFFの場合はステップ20へ移行し、ここでタイマー
1の値を0にリセットするとともに計測を開始し、ステ
ップ12へ戻ることになる。
【0079】前述ステップ12において、モーター27
がOFFの場合はステップ13へ移行し、まずタイマー
1の計測を止めるとともに計測値を0にリセットして、
次にステッピングモーター23の全ての相励磁をOFF
して、ステップ1へ戻ることになる。
【0080】詳しく述べなかったがステッピングモータ
ー23の駆動は、RAM内の現在位置に対して行なわれ
る。たとえば現在位置が30ステップで70ステップの
位置にするとき右回りに50ステップ動かす現在位置が
30ステップで10ステップの位置にするときは左回り
に20ステップ動かす。
【0081】図12はメインプログラムの一部であるフ
ィルム異常処理プログラムのフロ−チャ−トを示す。こ
こではステップ24においてエラーフラグがセットされ
ているか否かの判断をおこなっており、セットされてい
ない場合は出口へ移行し、次のメインシ−ケンスプログ
ラムを実行することになる。
【0082】また、ステップ24においてエラーフラグ
がセットされている場合は、ステップ25へ移行し全装
置(本実施例では複写装置)の全ての出力をOFF状態
とし、次にステップ26へ移行しフィルム異常表示を行
ないステップ26を永久ル−プとして、メインプログラ
ムの実行を行なえないようにしている。
【0083】以上説明したように、メインモーター27
の回転時より本定着装置のエンドレスフィルム11は、
まずそれ以前までに制御されていた従動ローラー12を
記憶している不揮発性RAMの内容にしたがってステッ
ピングモーター23を制御する。
【0084】次にメインモーター回転時にセンサー16
がONのときはOFFになるまで待ち、またセンサー1
6がOFFの場合はONになるまで待った後にOFFに
なるまで待つようにして、フィルム位置センサー16の
出力がONからOFFに切り替わるタイミングを検知し
て初期設定を終了する。
【0085】そして次にセンサー16がOFFからON
に切り替わるまでのセンサー16のOFF時間を計測し
て初めてフィルム11の位置を検出する。
【0086】そしてフィルムの位置が中央より遠いほ
ど、従動ローラー12の変位量を大きくし、中央付近の
ときは従動ローラー12を中央にする。以後センサー1
6がON〜OFFに切り替るタイミングよりOFFから
ONに切り替るまでのセンサー16のOFF時間を計測
してフィルムの位置を判断し、それに応じた従動ローラ
ー12の位置を制御する。
【0087】また本実施例においてはセンサー16には
透過形フォトセンサーを用いたが、例えばマイクロスイ
ッチ、または反射形フォトセンサー等のセンサーを用い
ても同様であることは言うまでもない。
【0088】また、本実施例ではステッピングモーター
23を用いて、寄り制御のため従動ローラー12の変位
量を変化させたが、偏心カムとクラッチ等を用いて実施
しても同様である。
【0089】又、本実施例は不揮発性のメモリーに前回
の従動ローラー位置をメモリーしているが、不揮発性メ
モリーを用いず電源投入時は所定の初期値で制御を行
い、フィルムの寄り位置を検知後、前記制御に従って変
化させる様にしても良い。またフイルム位置に対する切
り換えは5段階のみに限るものではなく、何段階でも良
い。
【0090】<第2の実施例>本実施例は、第1の実施
例のようにフイルムの寄り位置を5段階に分けて従動ロ
ーラー12の変位を制御するのではなく、連続的に制御
するものである。
【0091】フィルムの位置は0〜dのタイマー値で判
断する。このタイマー値に対し、ステッピングモーター
23のステップ位置を −(80ステップ×タイマー値)/d+90ステップ に制御する。この場合タイマー値が1/2dのとき50
ステップ、dのとき90ステップ、0のとき10ステッ
プとなる。これにより、より細かい位置制御が可能とな
る。
【0092】<第3の実施例>(図13) 本実施例は図13のようにエンドレスフィルム11の端
部を複数のセンサー103〜108により検知する。
【0093】フィルム11の幅方向手前側及び奥側の両
端部分3・3´をそれぞれフィルム周に沿ってフォトセ
ンサーの光を遮光するようにマスキング処理してある。
【0094】各センサー103〜108はフォトセンサ
ーであり、フィルム11の幅方向手前側と奥側とにそれ
ぞれ3つずつ104・106・108、103・105
・107、フィルム周方向に配列して設けてあり、それ
ぞれフィルム位置の検知を行なう。
【0095】センサー105・106はセンサー103
・104のフィルム検知位置により外側のフィルム位置
検知を行なうように設置されており、センサー107・
108はセンサー105・106の外側のフィルム位置
を検知するように設置されている。101・102はフ
ィルム端部3・3´のクリーニング部材である。
【0096】本実施例においては、フォトセンサーにフ
ォトインタラプタを用いているが、反対型フォトセンサ
ーを用いた場合は、フィルム11の両端部分3・3´は
光を反対するような反対部材処理が必要である。またフ
ィルム端部に沿って動く可動小片を介して検知しても良
い。
【0097】他のハード構成は前述第1の実施例と同じ
である。
【0098】フォトセンサー103〜108の検知信号
に応じて、ステッピングモーター23のステップ数を変
え従動ローラー12の変位量を変える。その関係は表2
のように、 フォトセンサー103がON、同105・同107がO
FFのときは・・・40ステップ フォトセンサー103・同105がON、同107がO
FFのとき・・・30ステップ フォトセンサー103・同105・同107がONのと
き・・・20ステップとする。また フォトセンサー104がON、同106・同108がO
FFのとき・・・60ステップ フォトセンサー104・同106がON、同108がO
FFのとき・・・70ステップ フォトセンサー104・同106・同108がONのと
き・・・80ステップにする。
【0099】そしてフォトセンサー103〜108が全
てOFFのとき・・・50ステップ(中点)とする。
【0100】
【表2】 フォトセンサーは本実施例の6個に限らず2個以上なら
いくつでも良い。以上第1〜第3の実施例で説明したよ
うに、エンドレスフィルム11の幅方向の寄り移動位置
を複数位置で検知し、中央より遠い位置にエンドレスフ
ィルム11が寄っているときほど、寄り力を強くするこ
とにより、初期状態より必要外の寄り力をフィルムに加
えることなく、又耐久や熱的変化等によりフィルムの寄
り速度が変化してもフィルムに極度なダメージを与える
ことなく、安定したフィルム寄り制御が可能となる。
【0101】<第4の実施例>(図14〜19) (A)画像形成装置例(図14) 図14は本発明に従う加熱装置としての画像加熱定着装
置1を具備させた画像形成装置の一例の概略構成を示し
ている。
【0102】本例の画像形成装置は、原稿台固定一光学
系移動型、回転ドラム型感光体使用、両面・多重複写可
能な転写式電子写真複写装置である。本例装置の作像原
理・プロセス・機構構成自体は公知に属するのでその説
明は簡単にとどめる。
【0103】170は固定の原稿台ガラスであり、その
上面に原稿0を複写すべき画像面を下向きにして所定の
載置基準に従って載置し、その上に原稿台カバー171
をかぶせることでセットする。
【0104】複写スタート信号により回転ドラム型感光
体172が矢示の時計方向に所定の周速度(プロセスス
ピード)をもって回転駆動され、帯電器173により感
光体周面が所定の電位に均一帯電処理される。
【0105】また、結像光学系の移動照明ランプ174
・移動第1ミラー175が所定の速度Vにて、また移動
第2ミラー176・同第3ミラー177が速度V/2に
て、原稿台ガラス170の左辺側から右辺側へ往復駆動
されてセット原稿0の下向き画像面が左辺側から右辺側
に順次に光学走査され、その走査原稿画像が結像レンズ
178・固定第4ミラー179・同第5ミラー180・
同第6ミラー181を介して、前記帯電器173で帯電
処理された回転感光体172面に結像露光Lされること
で、感光体172の周面に原稿画像に対応した静電潜像
が順次に形成されていく。
【0106】その潜像は次いで現像器182により、加
熱で軟化溶融する樹脂等より成るトナー(現像剤)によ
り順次に顕画化される。
【0107】そしてその顕画トナー像は、第1の給紙カ
セット部183又は第2の給紙カセット部184から、
もしくは手差し給紙手段185の使用により装置内へ1
枚宛給紙され、レジストローラ対186により所定のタ
イミングで感光体172と転写・分離帯電器187との
間の転写部へ給送された記録材としての転写材シートの
面に順次に転写されていく。
【0108】像転写を受けた転写材シートは搬送装置1
88で定着装置1へ導入されることで像定着処理を受け
て画像形成物(コピー)として排紙ローラ189で機外
へ排出される(片面複写モードの場合)。
【0109】両面又は多重複写モードの場合は定着装置
1を出た片面複写済みもしくは第1回複写済みの転写材
シートが再搬送シートパス機構部190に導入されて、
転写部187へ表裏反転されてもしくは表裏反転されず
に再給送されることにより両面又は多重複写が実行され
る。
【0110】像転写後の感光体172はクリーニング装
置191でクリーニングを受けて清浄面化され、繰り返
して画像形成に供される。
【0111】(B)定着装置1(図15・16) 図15は上記使用した加熱装置としての画像加熱定着装
置1の平面図、図16は側面図である。
【0112】本例の定着装置1も、エンドレスフィルム
11、フィルム駆動ローラー13、従動ローラー12、
加熱体としてのヒーター14等からなり、基本的には第
1の実施例の装置(図1〜3)と同じである。共通する
構成部材・部分には同一の符号を付して再度の説明を省
略する。転写材シート上のトナー画像の定着動作・原理
も第1の実施例のものと同じである。
【0113】(C)フィルム寄り移動制御機構(図15
〜19) 本例装置も従動ローラー12の奥側を上下動変位P・Q
させることにより、フィルム11をその幅方向の奥側B
又は手前側Cへ寄り移動制御してフィルム11を所定の
寄り移動範囲に無限往復移動制御する。
【0114】30は従動ローラー12の奥側の上下変位
機構である。31は従動ローラー12の奥側軸受20に
連結した下向きアーム、32はこのアームの下端部に固
定したスクリュー受(雌ねじ部材)、33はこのスクリ
ュー受32にねじ込んだ縦向きのスクリュー(雄ねじ
杆)、34は該スクリューの上端側軸受、23はスクリ
ュー33の下端側に回転軸を上向きにして配設したステ
ッピングモーター(ステップモーター)であり、該モー
ターの回転軸とスクリュー33の下端部とをカップリン
グ35を介して連結してある。
【0115】スクリュー33はステッピングモーター2
3の正逆転駆動制御により正転方向(CW方向)・逆転
方向(CCW方向)に回転駆動され、これに連動してス
クリュー33の回転量に対応してスクリュー受32・ア
ーム31が上下動して従動ローラー12の奥側端部が上
下動変位P・Qされる。
【0116】スクリュー33とスクリュー受32はギア
減速比が非常に高いため、従動ローラー12の力を受け
て位置が移動することはない構成となっている。
【0117】図17はエンドレスフィルム11の展開図
であり、該図のように該フィルム11の奥側の端部は斜
めのカット縁(山形カット縁)3aとしてある。
【0118】36はフィルム11の幅方向の寄り位置を
検出させるレバー(アクチュエータ)であり、縦軸37
を中心に回動D・E自由であり、付勢ばね39により常
時Dの反時計方向に回動付勢されていて該レバー36の
第1の腕部36aが常時フィルム11の前記斜めカット
縁3aに接触している。38は透過型センサー(フォト
インタラプタ)であり、このセンサー38の検出部に上
記レバー36の第2の腕部36bが対応している。
【0119】前記したようにフィルム11の奥側縁部3
aは斜めカット縁であるためレバー36はフィルム11
の回転に従ってD・E方向に周期的に移動を繰り返すこ
とになる。このため、レバー36の第2の腕部36bは
透過型センサー38の検知部を周期的に遮ることなり、
センサー38の出力として周期の一定な方形波が得られ
ることになる。
【0120】ここでセンサー38には、いわゆるフォト
インタラプタと呼ばれる透過型のセンサーを用い、検知
部が遮られるとハイ出力を、遮られてれていなければロ
ー出力が得られるようになっており、フィルム11の回
転数は一定で、0.526回転/秒となっているので、
センサー38から得られる周波数は約1.05Hzとな
る(図17の斜めカット縁3aの形の場合、フィルム1
1の1回転で2周期の出力波形となる)。ここでフィル
ム11がその幅方向の奥側方向Bに寄り始めると、レバ
ー36の第2の腕部36bのセンサー検知部を遮るタイ
ミングが変わるので、センサー38の出力波形の周波数
は変わらないが、ハイの期間が長くローの期間が短くな
り、方形波のデューティーが大きくなる。またフィルム
11が逆方向Cに寄り始めるとデューティーは小さくな
っていく。
【0121】図18にフィルム11の寄り移動B・Cと
センサー出力の変化を示す。Fはフィルム11の1回転
の周期である。
【0122】T1はフィルム11が基準位置にあるとき
のセンサー出力波形のタイミングチャートで、デューテ
ィーは、略50%となっている。
【0123】これに対し、T2はフィルム11が基準位
置よりもセンサー38側即ちフィルム幅方向の奥側Bに
移動したときの出力波形のタイミングチャートで、デュ
ーティーが約70%程度になっている。
【0124】一方、T3はフィルム11が基準位置より
もセンサー38側とは反対側即ちフィルム幅方向の手前
側Cに移動したときのセンサー38の出力波形のタイミ
ングチャートで、デューティーは、30%程度になって
いる。
【0125】このようにフィルム11の寄り位置によ
り、センサー出力の方形波が周期一定で、デューティー
が連続的に変化していくように構成されている。このた
め、センサー出力波形のハイの期間、またはローの期間
のどちらか一方を計測すればフィルム11の寄り位置が
判断できることになる。
【0126】40は装置を制御する制御基板で、マイク
ロコンピュータ及び周辺回路で構成されている。41は
モータードライブ回路基板、27は装置の主な負荷を駆
動するメインモーターであり、不図示のメカ的機構によ
り駆動ローラー13に連結されている。
【0127】制御基板40に実装されたマイクロコンピ
ュータ内部のROMに内蔵されたプログラムに従って装
置の全体のシーケンスが制御され複写動作が実行され
る。複写動作に従ってマイクロコンピュータよりメイン
モーター27の起動信号が出力されると、モータードラ
イブ基板41によりメインモーター27が駆動される。
【0128】メインモーター27が回転すると、不図示
のタイミングベルト、ギア列により連結された駆動ロー
ラー13が回転し、フィルム11が回転駆動aされ、従
動ローラー12も回転を開始する。
【0129】フィルム11の回転に伴ってレバー36が
フィルムの斜めカット縁3aにより揺動D・Eし、セン
サー38より方形波が出力される。この方形波出力は、
マイクロコンピュータの入力ポートに入力され、マイク
ロコンピュータの内部タイマーで、パルス幅が測定され
る。マイクロコンピュータはこの測定値を元にステッピ
ングモーター23を正・逆回転制御し、フィルム11の
寄り移動制御を行う。
【0130】(D)制御プログラム(図19) 次に図19のフローチャートにしたがって、マイクロコ
ンピューターの行うフィルム寄り移動制御のアルゴリズ
ムを説明する。ここで、フローチャートとして示したの
は、複写動作のシーケンス・プログラムの中でメインモ
ーター27の回転中のみ定期的(10ms周期)に呼び
出されるサブルーチンである。
【0131】このサブルーチンがコールされると、ステ
ップ301よりルーチンの処理が開始される。
【0132】ステップ302で、前述の方形波のパルス
幅がPULSE WIDTHというラベルのつけられた
内部メモリー(RAM)より呼び出される。このメモリ
ーにはいわゆるタイマー割り込みルーチンにより測定さ
れたパルス幅が常時更新されながら格納されている。
【0133】次にステップ303において、フラグによ
り初めての測定値の読み込みかどうか判断し、初めてな
らステップ304に進んでパルス幅をPULSE ME
MOというラベルを付けたメモリーに格納し、ステップ
312より本サブルーチンを抜け呼出元へリターンす
る。
【0134】ステップ303において、初めてでなかっ
た場合は、ステップ305へ進みパルス幅が475ms
以上かどうか判断する。ここで、475ms以上ならス
テップ306に進み、パルス幅が“PULSE MEM
O+30ms”以上かどうか判断し、以上でなければス
テップ312へ進んでサブルーチンを終了し、以上なら
ステップ308へ進んでPLUSE MEMOにパルス
幅を格納して内容を更新する。
【0135】更にステップ309に進みステッピングモ
ーター23を正転させるための起動フラグをセットし、
ステップ312からサブルーチンを抜ける。
【0136】ステップ305にてパルス幅が475ms
以上でなかった場合は、ステップ307に進み、パルス
幅が“PULSE MEMO−30ms”以下かどうか
判断し、以下でなければステップ312へ進んでサブル
ーチンを終了し、以下ならステップ310へ進んでPU
LSE MEMOにパルス幅を格納して内容を更新す
る。
【0137】更にステップ311に進みステッピングモ
ーター23を逆転させるための起動フラグをセットし、
312からサブルーチンを抜ける。
【0138】このサブルーチンで、ステッピングモータ
ー23の正転又は逆転の起動フラグがセットされると、
ステッピングモーターを制御するルーチンが、このフラ
グに従って10ステップ分正転又は逆転で駆動パルスを
出力して該モーター23を回転させる制御を行い、起動
フラグをリセットして終了する。
【0139】以上の動作の概略説明を繰り返すと、本複
写装置は通常の複写装置と同様に、マイクロコンピュー
タを搭載した制御基板により制御され、制御プログラム
はマイクロコンピュータの内部ROMにマスクされてい
る。
【0140】本マイクロコンピュータは、内部ROM・
内部RAMや、タイマーコントロール、割り込みコント
ロール、シリアルコントロール、8bit/8チャンネ
ルのA/Dコンバーター、及びI/Oポートの各ユニッ
トがオンチップに集積されたいわゆるワンチップ・マイ
コンである。
【0141】複写動作時などには、マイクロコンピュー
タの出力ポートからメインモーター27の駆動信号がモ
ータードライブ回路基板41に出力され、メインモータ
ー27が起動される。メインモーター27には、タイミ
ングベルト、ギア列などを介して感光体ドラム、給紙
系、定着系、搬送系などの負荷が連結されており、定着
装置1の駆動ローラー13が連動して回転し始める。こ
れによってフイルム11、従動ローラー12、加圧ロー
ラー15も回転し始める。
【0142】フィルム11が回転するとフィルム位置検
知のセンサーレバー36がフイルム端部の山形のカット
縁3aに沿って押されて揺動し、透過型センサー38を
オン/オフし、該センサーからはそのデューティー比が
フィルムの位置を示す方形波が出力される。この方形波
はマイクロコンピュータの入力ポートに入力され、内部
タイマーによりハイ出力期間幅(パルス幅)が測定さ
れ、値が内部RAMに格納される。
【0143】方形波の周期はフィルム11の回転スピー
ドが変わらない限り一定なので、このパルス幅からフィ
ルム11の幅方向の一方側或は他方向への寄り具合が判
定できる。
【0144】フィルム11の回転周期は約0.525H
zにメカ的に構成されているので、センサー出力はフィ
ルム1回転で2周期(図17のフィルム11の場合)な
のでセンサー出力は、約1.05Hzとなり、デューテ
ィー50%のときのパルス幅は約475msとなる。こ
こでフィルム11が略駆動ローラー13の軸方向に対し
て中央(基準位置)にあるとき、パルス幅が約475m
sになるように、センサーレバー36とセンサー38の
取付位置を調整しておけば、パルス幅が475ms以上
ならフィルム11が幅方向中央よりセンサー38側(B
方向)へ寄ってきていることが、475ms以下なら中
央よりセンサー38側とは反対側(C方向)へ寄ってい
ることが判断できる。
【0145】また任意の時間間隔でパルス幅を測定し、
幅が増大傾向にあればB方向へ移動中であることが、減
少傾向にあれば反対側へ移動中であることがわかる。
【0146】よって本実施例の制御アルゴリズムでは、
10ms毎にパルス幅を測定し、パルス幅が475ms
以上(フィルム11が中央よりセンサー38側)の場合
はパルス幅が30ms伸びる毎にステップモーター23
を10ステップ分正転方向に回転させることで、従動ロ
ーラー12の奥側端部を下方Q方向に変位させ、段階的
に中央へ戻す寄り力(C方向への戻し寄り力)を増大さ
せていき、移動を停止又は反転させるように制御する。
【0147】一方、パルス幅が475ms未満(フィル
ム11が中央よりセンサー38側とは反対側)の場合は
パルス幅が30ms縮む毎にステップモーター23を1
0ステップ分逆転方向に回転させることで、従動ローラ
ー12の奥側端部を上方P方向に変位させ、段階的に中
央へ戻す寄り力(B方向への戻し寄り力)を増大させて
いき、移動を停止又は反転させるように制御する。
【0148】このように制御することでフィルム11は
徐々に移動速度を減少して停止に向かい、中央付近でゆ
っくりと反転を繰り返して回転するように制御されるこ
とになる。
【0149】このように本実施例においては、フィルム
寄り移動の制御値を多段とし、かつ単純な位置制御でな
く、フィルム寄り移動速度を極小にする制御としたこと
で温度や表面状態の変化に十分対応しながらフィルム1
1に対するストレスを低減し、フィルム11の耐久性の
向上が可能となった。
【0150】またフィルムの寄り移動速度が遅くなった
ことで、位置精度向上が容易な制御で可能になった。
【0151】
【発明の効果】以上のように本発明に依れば、エンドレ
スフィルムを用いたフィルム加熱方式の加熱装置につい
て、フィルムの寄り制御不安定要因の関与にかかわら
ず、常に安定したフィルムの寄り制御・搬送が可能とな
り、装置の信頼性を向上させることができる。またフィ
ルム寄り制御手段を構造複雑化・大型化させることなく
容易に実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施例装置の要部の斜視図
【図2】 該装置の途中部省略平面図
【図3】 該装置の側面図
【図4】 画像形成装置例の概略図
【図5】 エンドレスフィルムの外形図
【図6】 フィルムセンサーとフィルム位置の関係説明
【図7】 フィルム位置とフィルムセンサー出力の関係
を示すグラフ
【図8】 制御系の概略図
【図9】 フィルム寄り移動制御プログラムのフローチ
ャート
【図10】 フィルム寄り移動制御プログラムのフロー
チャート
【図11】 フィルム寄り移動制御プログラムのフロー
チャート
【図12】 フィルム寄り移動制御プログラムのフロー
チャート
【図13】 第3の実施例装置の途中省略平面図
【図14】 第4の実施例装置を具備させた画像形成装
置例の概略図
【図15】 定着装置の平面図
【図16】 該装置の側面図
【図17】 フィルムの展開図
【図18】 センサー出力の変化図
【図19】 フィルム寄り移動制御プログラムのフロー
チャート
【符号の説明】
11 エンドレスフィルム 12 従動ローラー 13 駆動ローラー 14 加熱体 15 加圧ローラ 16 フィルム寄り位置検知センサー
フロントページの続き (72)発明者 宮本 一樹 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 光井 輝生 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 茶木 淳 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 後路 高廣 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 酒井 昭弘 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンドレスフィルムと、該エンドレスフ
    ィルムの内面側に配設した加熱体を有し、該エンドレス
    フィルムの外面側に被加熱体を密着させてフィルムと一
    緒に加熱体位置を搬送通過させることで加熱体の熱をフ
    ィルムを介して被加熱体に与えるフィルム加熱方式の加
    熱装置であり、 前記エンドレスフィルムの搬送方向に直交する方向をフ
    ィルム幅方向としたとき、エンドレスフィルムの搬送過
    程での該フィルムの幅方向への寄り移動運動を所定の範
    囲内での無限往復運動にするフィルム寄り制御手段を有
    し、 該フィルム寄り制御手段は、エンドレスフィルムの幅方
    向の複数の寄り位置を検知する一つ以上の検知手段を有
    し、該検知手段の検知信号に応じてエンドレスフィルム
    の幅方向への寄り移動速度を制御する手段を有すること
    を特徴とする加熱装置。
  2. 【請求項2】 エンドレスフィルムの搬送路部材を変位
    させてエンドレスフィルムの幅方向への寄り移動運動の
    方向を切り換える手段を有し、該エンドレスフィルムの
    搬送路部材の変位量を変えることによりエンドレスフィ
    ルムの幅方向への寄り移動速度を制御する手段を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の加熱装置。
  3. 【請求項3】 エンドレスフィルムと、該エンドレス
    フィルムの内面側に配設した加熱体を有し、該エンドレ
    スフィルムの外面側に被加熱体を密着させてフィルムと
    一緒に加熱体位置を搬送通過させることで加熱体の熱を
    フィルムを介して被加熱体に与えるフィルム加熱方式の
    加熱装置であり、 前記エンドレスフィルムの搬送方向に直交する方向をフ
    ィルム幅方向としたとき、エンドレスフィルムの搬送過
    程でのフィルムの寄り位置を検出する位置検出手段と、 エンドレスフィルムの幅方向への寄り力を多段階に変化
    させることが可能なフィルム寄り力可変手段と、 予め定められた基準位置に対しエンドレスフィルムが離
    脱する方向に移動していることが前記位置検出手段によ
    り検出された場合、該基準位置方向への寄り力を予め定
    められた量だけ段階的に増加するように前記寄り力可変
    手段を制御することでエンドレスフィルムの前記離脱方
    向への移動速度を減少させるように構成されたエンドレ
    スフィルムの寄り制御手段を有することを特徴とする加
    熱装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102341329A (zh) * 2010-04-23 2012-02-01 佳世通有限公司 卷材导向装置
CN102477667A (zh) * 2010-11-29 2012-05-30 天津宝盈电脑机械有限公司 卷/绗绣机送布控制装置
JP2014081508A (ja) * 2012-10-17 2014-05-08 Fuji Xerox Co Ltd ベルト駆動装置、定着装置、および画像形成装置

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