JP2924036B2 - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JP2924036B2
JP2924036B2 JP408390A JP408390A JP2924036B2 JP 2924036 B2 JP2924036 B2 JP 2924036B2 JP 408390 A JP408390 A JP 408390A JP 408390 A JP408390 A JP 408390A JP 2924036 B2 JP2924036 B2 JP 2924036B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、未定着像を担持した記録材と接し共に移動
するフィルムを有する定着装置に関する。
(従来の技術) 便宜上、複写機・プリンタ等の画像形成装置におい
て、回動エンドレスフィルムを用いて画像定着を実行す
る定着装置を例にして説明する。
画像形成装置の定着装置としては種々の構成・方式の
ものが知られており、又実用されている。最近では、固
定支持された加熱体と、該加熱体に対向圧接するフィル
ムと、該フィルムを介して記録材を加熱体に圧接させる
加圧部材からなる構成方式の加熱装置(フィルム加熱方
式)も考案されている。
本出願人の先の提案に係る特開昭63−313182号公報に
開示の方式装置等がこれに属し、固定発熱体に圧接摺動
する薄肉の耐熱フィルム(シート)を介して記録材の未
定着トナー像に熱エネルギを付与して軟化・溶融せし
め、フィルムと記録材を離間させる、或いはトナーが冷
却・固化した後にフィルムと記録材を離間させることを
基本とする加熱手段・装置である。
このフィルム加熱方式の定着装置は、熱ローラ方式・
熱板方式・フラッシュ定着方式・オーブン定着方式等の
他の熱定着式装置との対比において、低熱容量線状加
熱体を用いることができるため、省電力化・ウエイトタ
イム短縮化(クイックスタート性)になり、定着点と
分離点が別に設定できるため、オフセットも防止され
る、その他、他の方式装置の種々の欠点を解決できるな
どの利点を有し、効果的なものである。
フィルムはエンドレスタイプにして回動駆動させて繰
り返して定着に使用する装置構成とすることもできる
し、有端のロール巻フィルムを繰り出し走行させて定着
に使用する装置構成とすることもできる。
エンドレスタイプのフィルムを用いた定着装置では、
フィルム回動過程でのフィルムの位置ずれ(寄り移動)
を防止する必要がある。この位置ずれの要因として、エ
ンドレスフィルムを懸回張設させているローラなど少な
くとも2つのエンドレスフィルム懸回張設部材の平行度
・ねじれがあげられるが、これらの精度を高めるには限
度があり、精度向上だけではフィルムの位置ずれ防止は
非常に困難である。
そのため、エンドレスフィルムの寄り制御手段とし
て、エンドレスフィルムを懸回張設させた部材のうち少
なくとも一本のローラの形状をクラウン形状にしたり、
又は前記ローラの両端につばをつけエンドレスフィルム
の寄り規制を行なっている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、そのようなフィルム寄り規制手段で
は、フィルムの厚さが100μ未満と薄い耐熱シートを用
いた場合は、クラウンローラ又はつば付きローラを用い
ても、エンドレスフィルムとしての耐熱シートに弾性が
なく、かつ薄いため耐熱シートにシワなどが生じてしま
い、寄りを規制するのは困難であった。
エンドレスフィルムを懸回張設させた部材のうちの少
なくとも一本のローラのローラ軸を変位することによ
り、他の部材との並行度を変化させてエンドレスフィル
ムの寄り方向を切り替えられるようにし、同時にエンド
レスフィルムの位置を検出するセンサを設け、寄り制御
を行なうことにより、エンドレスフィルムの寄り移動運
動を所定の制御範囲内に制御することが可能となる。
しかしながら前述の寄り制御機構において、故障等の
原因によりエンドレスフィルムがどちらかの端部に寄っ
てしまった場合には、エンドレスフィルムが破損するば
かりでなく定着装置にも損傷を与えてしまうため、エン
ドレスフィルムの異常位置を検出するセンサを設ける必
要が生じ、センサの数が増えてしまうという欠点があっ
た。
本発明はこのようなフィルム寄り制御機構を採択した
ときの上記のような問題点を解消することを目的とする
ものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、未定着像を担持した記録材と接し共に移動
するフィルムを有する定着装置において、前記フィルム
の移動方向と直交する方向のフィルムの寄りを検知する
ための検知手段を有し、前記フィルムは前記検知手段で
検知される位置に傾斜部を有し、前記傾斜部により前記
検知手段から出力される出力時間が所定の時間範囲以上
または以下の場合、フィルムの異常とすることを特徴と
する定着装置、である。
(作用) 即ち、上記の装置構成により、フィルム位置検出手段
の出力が所定時間以上ONまたはOFFの場合をもってフィ
ルム異常とするからエンドレスフィルムの異常位置検出
センサが無くともフィルム異常を検出することが可能と
なる。
またエンドレスフィルムの駆動が止まった時もフィル
ム位置検出手段の出力はON又はOFFし続けるため、エン
ドレスフィルム停止検知も可能となり、フィルムや定着
装置の破損を防ぐ効果もある。
(実施例) 〈実施例1〉 第1図は本発明に従うフィルム寄り制御装置を適用し
た、エンドレスフィルム使用の定着装置の一例の途中省
略平面図、第2図は側面図、第3図はこの定着装置を組
み込んだ画像形成装置例の概略構成を示している。
(A)画像形成装置の構成 第3図例の画像形成装置は原稿台往復動型・回転ドラ
ム型・転写式の電子写真複写機であり、この複写機の構
成・作像プロセス等は公知に属するので簡単な説明にと
どめる。
52は複写機機筺50の上面板51上に配設した往復動型原
稿台ガラスであり、不図示の駆動機構により左右方向に
往復移動駆動される。
該原稿台ガラス52の上面の所定位置に原稿53が複写す
べき画像面を下向きにして載置され、原稿圧着板54でお
さえ込んでセットされる。
上記セット原稿53の下向き画像面は原稿台ガラス52の
往動又は復動過程で照明部55を順次に通過することによ
りスリット照明走査を受ける。56は照明光源を示す。
そしてそのスリット照明光の下向き原稿面反射光が結
像レンズ(短焦点結像素子アレイ)57で原稿像の走査と
同期回転する感光ドラム58面に順次に結像露光される。
感光ドラム58は放電器59により正又は負の一様な帯電
処理を受け、次いで上記の結像露光を受けることによ
り、そのドラム周面に原稿画像に対応した静電潜像が順
次に形成されていく。
次いで該潜像の形成された感光ドラム58面は現像装置
60位置を順次通過し潜像の順次現像を受ける。
感光ドラム58面の現像画像は転写用放電器61位置に至
る。
一方、転写材カセット62内から転写材Pが給紙ローラ
63で複写機内へ1枚宛給送され、その時点では回転停止
状態にあるレジストローラ対64のニップ部に先端部が受
止められている。ここで感光ドラム58の回転と同期どり
された所定のタイミングでレジストローラ対64の回転駆
動が開始され、それにより転写材Pがガイド部材でガイ
ドされて感光ドラム58に向けて給送され、感光ドラム58
と転写用放電器61の間の転写部へ導入され転写材Pに順
次に感光ドラム58面の現像画像が転写される。
像転写を受けた転写材Pは感光ドラム58面から不図示
の分離手段で順次に分離され、搬送装置65で定着装置1
へ導入されて像定着を受け、画像形成物(コピー)とし
て排出ローラ66で機外の排紙トレイ67に排出される。
像転写後の感光ドラム58面はクリーニング装置68で清
掃され繰り返して作像に供される。
(B)定着装置1 第1・2図において、13・12は互いに略並行に配設し
た左右一対のエンドレスフィルム駆動ローラと、テンシ
ョンローラを兼ねた従動ローラ、11はこの両ローラ13・
12間に懸回張設したエンドレスフィルムであり、駆動ロ
ーラ13が駆動モーター27を含む駆動系で矢示の時計方向
へ回転駆動されることにより矢示aの時計方向に所定の
周速度をもって回動移動駆動される。
フィルム11は総厚100μ、より好ましくは40μ未満で
ある、耐熱性のフィルムである。本実施例では厚み20μ
程のポリイミド・ポリエーテルイミド・PES・PFA等をベ
ースフィルムとしてその画像当接面にPTFE等の離型層を
10μ程コートしたエンドレスフィルムである。
14は上記のエンドレスフィルム11の下行側フィルム部
分の内面側に定置配設(定着装置に固定支持)させた加
熱体である。この加熱体はフィルム11の面移動方向に交
差する方向、即ちフィルム幅方向を長手とする低熱容量
線状加熱体(以下、ヒータと記す)であり、通電により
発熱する。
15はシリコンゴム等の離型性の良いゴム弾性層を有す
る加圧ローラであり、上記ヒータ14との間にエンドレス
フィルム11の下行側のフィルム部分を挟ませて不図示の
付勢手段により例えば総圧4〜5kgの当接圧をもって圧
接させてあり、フィルム移動と共にフィルム速度と略同
一の周速度をもってフィルム移動方向に順方向に回転す
る。
転写部61(第3図)から搬送装置65で定着装置1へ搬
送された、未定着のトナー画像t(加熱溶融性トナー)
を上面に担持した転写材Pはエンドレスフィルム11を挟
んでヒータ14と加圧ローラ15とで形成される圧接部(定
着ニップ部)Nのフィルム11と加圧ローラ15との間に進
入して未定着画像面が転写材Pの搬送速度と略同一速度
で同方向に面移動状態のフィルム11面に密着してフィル
ム11と一緒の重なり状態で定着ニップNを挟圧力を受け
つつ通過していく。この過程で転写材Pのトナー画像担
持面がヒータ14の熱をフィルム11を介して受けて加熱さ
れ、トナー画像tがその少なくとも表層部が完全に軟化
溶融して転写材P面に熱定着する。
定着ニップ部Nを通過した転写材Pは次いでフィルム
駆動ローラ13の位置を通過するときローラ13に沿うフィ
ルム11の曲率でフィルム11面から分離されていく。
(C)フィルム寄り制御機構 エンドレスフィルム11の駆動ローラ13及び従動ローラ
12は第1図示のように、定着装置1の手前側の側板19と
奥側の側板18との間に軸受させて配設してある。21・20
は従動ローラ12の手前端側の軸受と奥端側の軸受であ
る。
ここで駆動ローラ13、従動ローラ12、ヒータ14、及び
加圧ローラ15の平行度(X軸方向、Y軸方向、Z軸方
向)の精度を±0にしないかぎり、駆動ローラ13を駆動
させフィルム11を矢示の方向に回動移動させていくと、
このフィルム11はこれを懸回張設させたローラ13・12及
びヒータ14の3部材の位置関係(X、Y、Z軸の各方向
のバラツキ)により第1図の実線示のフィルム11の初期
の位置よりもフィルム幅方向の右あるいは左に寄りが発
生してしまい、側板18又は側板19にフィルムの端がこす
れ破損してしまうことになる。
そこで本実施例においては、従動ローラ12の奥端側の
軸受20は側板18に対して矢示A・Bの前後方向に移動自
由度をもたせて支持させ、常時は圧縮バネ22で前進方向
Aに移動付勢させて実線示の第1位置にストッパ(不図
示)で受け止めさせて位置させ、またソレノイド23のプ
ランジャを連結させて該ソレノイドへの通電ONで該軸受
20を圧縮バネ22に抗して後退方向Bに引き移動させて2
点鎖線示の第2位置に位置変位させるようにしてある。
即ちソレノイド23への通電ON−OFFで従動ローラ12
の、駆動ローラ13やヒータ14に対する並行度を可変でき
るようにしてある。
本例の場合ソレノイド23がOFFで軸受20が実線示の第
1位置にあるときは回動フィルム11は懸回張設部材13・
12・14上をその長手に沿って全体にフィルム幅方向の左
方、即ちローラ13・12の奥端側へ寄り移動していき、ソ
レノイド23がONで軸受20が2点鎖線示の第2位置にある
ときは回動フィルム11は上記とは逆にフィルム幅方向の
右方、即ちローラ13・12の手前端側へ寄り移動してい
く。
16はフォトセンサでありフィルムの寄り移動位置の検
知を行なうものである。また第1図に示す様にフィルム
11の手前側の端部3には縁全周囲にフォトセンサ16の光
を遮光するように斜線示のようにマスキング処理されて
いる。
本実施例においては、フォトセンサ16にフォトインタ
ラプタを用いているが、ここに反射型フォトセンサを用
いた場合は、フィルム11の端部3部分は光を反射するよ
うな反射部材処理が必要である。
また、本実施例ではマスキング等の処理をフィルム11
の片側端部のみに行なっているが、フィルム全体にあっ
てもかまわないのは言うまでもない。
4はフィルム端部のクリーニング部材であり、フィル
ム端部の汚れ等により、例えば反射型センサを用いた場
合に誤読み取りを行なわないようにフィルム端部を常に
クリーニングしているものである。本実施例ではフェル
トを用いているが、クリーニング効果があるものであれ
ばその種類は選ばないものである。
第4図はフィルム11の外形形状を示している。本フィ
ルムは前述したようにエンドレスベルトであり、その直
径はφMである。また図のようにフィルム11の片側端部
(手前側の端部)は斜めに切られていて、その最長部の
長さをLmaxとし、最短部の長さをLminとすれば、フィル
ム11の斜めに切られている部分(斜めカット部)の寸法
はLmax−Lminで求められ、ここではそれをΔL(フィル
ム斜めカット量)としている。そしてこの斜めカット部
は第1図に示すように本定着装置の手前側に配置しフォ
トセンサ16でフィルム11の位置を検出するように構成さ
れている。
第5図はフォトセンサ16とフィルム11の位置関係の詳
細図である。本実施例ではフォトセンサ16には透過形の
フォトインタラプタを用いており、その検出位置がbに
より示されている。これはフィルム11がbの位置よりも
奥側の場合はフォトセンサ16はONし、またbの位置より
も手前側の場合はOFFすることになる。またフィルム11
の斜めカット部はこの検出位置bの位置になるように構
成されている。
すなわち、フィルム11が第2図に示した矢印a方向に
回動移動することによってフォトセンサ16はON/OFFを繰
り返すことになり、フィルム位置(寄り位置)によりそ
のON/OFFの周期の比率(duty比)が可変する事になる。
第5図に示すフィルム位置はフォトセンサ16の検出位
置bにフィルム11の斜めカット部の中央がくる基準位置
を表わしている。このフィルムの基準位置を中心として
フィルム位置とフォトセンサ16のOFF時間の関係を示し
たのが第6図のグラフである。
第6図に示すように、フィルム11が基準位置bにある
時はフォトセンサ16のOFF時間はc秒であり、フィルム1
1がΔL/2以上基準位置bより手前側に位置している時は
フォトセンサ16のOFF時間は0秒となる。
また逆にフィルム11がΔL/2以上基準位置bより奥側
に位置している時はフォトセンサ16はOFFし続けること
になる。
ここでフィルム11の位置が前記フォトセンサ16をOFF
し続ける位置の直前の場合のOFF時間はd秒であり、こ
れはフィルム11が一周する時間とほぼ同等と考えること
ができ、また基準位置bでのOFF時間c秒はフィルム斜
めカット部の中央であることにより、前記OFF時間d秒
のほぼ半分の時間となっている。
(D)フィルム寄り移動制御回路 次に第7図は、電気制御の概略図を示すものである。
26はマイクロコンピュータであり、その入力端子IN1
に前記フォトセンサ16が接続されている。またOUT1端子
にはソレノイド23が接続されている。OUT2端子には本定
着装置の駆動をも行なうモータ27の回転制御信号が出力
されている。
VDD端子には+5Vの電源が接続され、GND端子はグラン
ドに接続されている。
また不図示ではあるが、本定着装置を用いた複写機の
その他の入力信号及び出力信号の端子を備えており、マ
イクロコンピュータ26内には、この複写機の複写動作の
シーケンスプログラム等がプログラムされたROM及びRAM
等とともに、本マイクロコンピュータ26への電源供給が
断たれてもその記憶内容が消えない不揮発性RAMが内蔵
されている。
第8〜11図に本定着装置のフィルム寄り制御プログラ
ムのフローチャートを示す。
このプログラムも前述のマイクロコンピュータ26内の
内蔵ROMにプログラムされているものであり、一定時間
間隔ごと、または必要に応じてメインのシーケンスプロ
グラム等より呼び出されて実行されるようになってい
る。
まずスタート後、ステップ1(第8図)において、モ
ータ27がONしているか否かの判断を行なっている。ここ
でモータ27がONしている場合は、ステップ2へ移行し、
モータ27がOFFの場合はステップ1へ戻りモータ27がON
するまで待つことになる。
次にステップ2では、これまでフィルムが手前側に寄
るように制御されていたか否かの判断を行なっている。
これは前述マイクロコンピュータ26内の不揮発性RAM上
の所定の番地の内容を手前側フラグと設定し、そのメモ
リの状態が1の時、すなわちこれまで手前側に制御され
ていた時はステップ3へ移行しソレノイド23をONし、寄
り制御を手前側に設定しステップ4へ移行する。またス
テップ2において手前側フラグが0の場合はこれまでフ
ィルムが奥側に寄るように制御されていたのでこのまま
ステップ4へ移行することになる。
ステップ4ではセンサ16がOFFか否かの判断を行なっ
ており、センサ16がONの場合はステップ8へ移行しOFF
の場合はステップ5へ移行する。
ステップ5ではエラータイマの値を0にリセットする
とともに計測を開始しステップ6へ移行する。
ステップ6ではセンサ16がONか否かの判断をおこなっ
ており、ONでない場合はステップ7へ移行する。
ステップ7ではエラーチェックルーチンを実行しステ
ップ6へ戻ることになる。
ここで、エラーチェックルーチンの内容を第10図をも
とに説明すると、まずステップS1においてモータ27がON
か否かの判断をおこなっており、ONの場合はステップS2
へ移行し、ONでない場合はステップ13(第9図)へ移行
する。
ステップS2ではエラータイマ値がd秒より大きいか否
かの判断をおこなっており、小さい場合はこのルーチン
の出口へ移行する。またステップS2においてエラータイ
マ値がd秒より大きい場合はステップS3へ移行すること
になる。
ステップS3ではエラーフラグをセットしてこのルーチ
ンの出口へ移行する。
つぎにステップ6においてセンサ16がONの場合はステ
ップ8へ移行しエラータイマの値を0にリセットすると
ともに計測を開始しステップ9へ移行する。
ステップ9ではセンサ16がOFFか否かの判断をおこな
っており、OFFでない場合はステップ10へ移行しエラー
チェックルーチンを実行しステップ9へ戻り、センサ16
がOFFになった場合はステップ11へ移行しタイマ1の値
を0にリセットするとともに計測を開始しステップ12
(第9図)へ移行する。
ステップ12ではモータ27がONか否かの判断をおこなっ
ており、ONの場合はステップ14へ移行する。
ステップ14ではセンサ16がONか否かの判断をおこなっ
ており、ONでない場合はステップ15へ移行してエラーチ
ェックルーチンを実行しステップ14へ戻り、ONの場合は
ステップ16へ移行する。
ステップ16ではタイマ1の計測値がd/4秒より小さい
か否かの比較をおこなっており、ここで小さい場合はフ
ィルム11が手前側に位置したと判断できるため、ステッ
プ17へ移行しソレノイド23をOFFしフィルム11の寄り方
向を奥側に切り替えるとともに、手前フラグを0にリセ
ットしてステップ20へ移行する。
またステップ16においてタイマ1の計測値がd/4秒よ
り小さくない場合はステップ18へ行する。
ステップ18ではタイマ1の計測値が、3d/4秒よりも大
きいか否かの比較をおこなっていて、大きくない場合は
ステップ20へ移行し、大きい場合はフィルム11が奥側に
位置したと判断できるため、ステップ19へ移行しソレノ
イド23をONしフィルム11の寄り方向を手前側に切り替え
るとともに手前フラグを1にセットしてステップ20へ移
行する。
ステップ20ではエラータイマの値を0にリセットする
とともに計測を開始し、ステップ21へ移行する。
ステップ21ではセンサ16がOFFか否かの判断をおこな
っており、OFFでない場合はステップ22へ移行しエラー
チェックルーチンを実行して、ステップ21へ戻る。
またステップ21においてセンサ16がOFFの場合はステ
ップ23へ移行し、ここでタイマ1の値を0にリセットす
るとともに計測を開始し、ステップ12へ戻ることにな
る。
前述ステップ12においてモータ27がOFFの場合はステ
ップ13へ移行し、まずタイマ1の計測を止めるととも
に、計測値を0にリセットして、次にソレノイド23をOF
Fし、ステップ1へ戻ることになる。
第11図はメインプログラムの一部であるフィルム異常
処理プログラムのフローチャートを示す。ここではステ
ップ24においてエラーフラグがセットされているか否か
の判断をおこなっており、セットされていない場合は出
口へ移行し、次のメインシーケンスプログラムを実行す
ることになる。
また、ステップ24においてエラーフラグがセットされ
ている場合は、ステップ25へ移行し全装置(本実施例で
は複写装置)の全ての出力をOFF状態とし、次にステッ
プ26へ移行しフィルム異常表示を行ないステップ26を永
久ループとして、メインプログラムの実行を行なえない
ようにしている。
以上説明したように、モータ回転時より本定着装置の
エンドレスフィルム11は、まずそれ以前までに制御され
ていた寄り方向を記憶している不揮発性RAMの内容にし
たがってソレノイド23を制御する。次にモータ回転時に
センサ16がONのときはOFFになるまで待ち、またセンサ1
6がOFFの場合はONになるまで待った後にOFFになるまで
待つようにして、フィルム位置センサ16の出力がONから
OFFに切り替わるタイミングを検知して初期設定を終了
する。そして次にセンサ16がOFFからONに切り替わるま
でのセンサ16のOFF時間を計測して初めてフィルム11の
位置を検出する。
すなわちこの最初のセンサ16のOFF時間計測時点まで
はフィルム11の制御は不能状態となるため、それ以前ま
でに制御を行なっていた寄り方向に設定することによ
り、前述の制御不能状態の間にフィルムが異常にどちら
かの端部に寄ってしまうことを防止している。そして以
後センサ16がONからOFFに切り替わるタイミングよりOFF
からONに切り替わるまでのセンサ16のOFF時間を計測し
て、そのOFF時間が所定の範囲時間内(本実施例ではd/4
秒から3d/4秒)となるようにフィルムの寄り方向を切り
替えて、フィルム位置を所定の制御範囲内になるように
制御をおこなっている。
またセンサ16が所定時間以上(本実施例ではd秒)ON
あるいはOFFし続けた場合はフィルム異常として装置を
停止する事により、フィルムの破損及び定着装置の破損
を未然に防ぐことが可能となる。
また本実施例においてはセンサ16には透過形フォトセ
ンサを用いたが、例えばマイクロスイッチ、または反射
形フォトセンサ等のセンサを用いても同様であることは
言うまでもない。
〈実施例2〉 第12〜13図に本発明の第2の実施例のフィルム寄り制
御プログラムのフローチャートを示す。本実施例のその
他の構成は前述の実施例1と同様であるためここでは説
明を省略する。
第12図において、まずスタート後、ステップ101にお
いて、モータ27がONしているか否かの判断を行なってい
る。
ここでモータ27がONしている場合は、ステップ104へ
移行し、モータ27がOFFの場合はステップ101へ戻り、モ
ータ27がONするまで待つことになる。
次にステップ102では、これまでフィルムが手前側に
寄るように制御されていたか否かの判断を行なってい
る。これは前述マイクロコンピュータ26内の不揮発性RA
M上の所定の番地の内容を手前側フラグと設定し、その
メモリーの状態が1の時、すなわちこれまで手前側に制
御されていた時はステップ103へ移行しソレノイド23をO
Nし、寄り制御を手前側に設定しステップ104へ移行す
る。またステップ102において手前側フラグがOの場合
はこれまでフィルムが奥側に寄るように制御されていた
のでこのままステップ104へ移行することになる。
次にステップ104では、センサ16がONから否かの判断
を行なっており、センサ16がOFFの場合はステップ108へ
移行しONの場合はステップ105へ移行する。
ステップ105ではエラータイマの値を0にリセットす
るとともに計測を開始しステップ106へ移行する。
ステップ106では、センサ16がOFFか否かの判断を行な
っており、OFFでない場合はステップ107へ移行する。
ステップ107ではエラーチェックルーチンを実行しス
テップ106へ戻ることになる。
ここでエラーチェックルーチンの内容は実施例1(第
10図)と同じものである。
つぎにステップ106においてセンサ16がOFFの場合はス
テップ108へ移行しエラータイマの値を0にリセットす
るとともに計測を開始しステップ109へ移行する。
ステップ109ではセンサ16がONか否かの判断をおこな
っており、ONでない場合はステップ110へ移行しエラー
チェックルーチンを実行しステップ109へ戻り、センサ1
6がONになった場合はステップ111へ移行しタイマ1の値
を0にリセットするとともに計測を開始しステップ112
へ移行する。
ステップ112ではモータ27がONか否かの判断をおこな
っており、ONの場合はステップ114へ移行する。
ステップ114ではセンサ16がOFFか否かの判断をおこな
っており、OFFでない場合はステップ115へ移行してエラ
ーチェックルーチンを実行しステップ114へ戻り、OFFの
場合はステップ116へ移行する。
ステップ116ではタイマ1の計測値が、d/4秒より小さ
いか否かの比較をおこなっており、ここで小さい場合は
フィルム11が手前側に位置したと判断できるため、ステ
ップ117へ移行しソレノイド32をOFFしフィルム11の寄り
方向を奥側に切り替えるとともに、手前フラグをOにリ
セットしてステップ120へ移行する。
またステップ116においてタイマ1の計測値がd/4秒よ
り小さくない場合はステップ118へ行する。
ステップ118ではタイマ1の計測値が、3d/4秒よりも
大きいか否かの比較をおこなっていて、大きくない場合
はステップ120へ移行し、大きい場合はフィルム11が奥
側に位置したと判断できるため、ステップ119へ移行し
ソレノイド32をONしフィルム11の寄り方向を手前側に切
り替えるとともに手前フラグを1にセットしてステップ
120へ移行する。
ステップ120ではエラータイマの値を0にリセットす
るとともに計測を開始し、ステップ121へ移行する。
ステップ121ではセンサ16がONか否かの判断をおこな
っており、ONでない場合はステップ122へ移行しエラー
チェックルーチンを実行して、ステップ121へ戻る。
またステップ121においてセンサ16がONの場合はステ
ップ123へ移行しここでタイマ1の値を0にリセットす
るとともに計測を開始し、ステップ112へ戻ることにな
る。
前述ステップ112においてモータ27がOFFの場合はステ
ップ113へ移行し、まずタイマ1の計測を止めるととも
に計測値を0にリセットして、次にソレノイド23をOFF
し、ステップ101へ戻ることになる。
なお、エラーチェックルーチン及びメインプログラム
の一部のあるフィルム異常処理プログラムは前述の実施
例1と同様なのでここでは説明を省略する。
以上説明したように、モータ回転時より本定着装置の
エンドレスフィルム11は、まずそれ以前までに制御され
ていた寄り方向を記憶している不揮発性RAMの内容にし
たがってソレノイド23を制御する。次にモータ回転時に
センサ16がOFFのときはONになるまで待ち、またセンサ1
6がONの場合はOFFになるまで待った後にONになるまで待
った後にONになるまで待つようにして、フィルム位置セ
ンサ16の出力がOFFからONに切り替わるタイミングを検
知して初期設定を終了する。そして次にセンサ16がONか
らOFFに切り替わるまでのセンサ16のON時間を計測して
初めてフィルム11の位置を検出する。すなわちこの最初
のセンサ16のON時間計測時点まではフィルム11の制御は
不能状態となるため、それ以前までに制御を行なってい
た寄り方向に設定することにより、前述の制御不能状態
の間にフィルムが異常にどちらかの端部に寄ってしまう
ことを防止している。そして以後、センサ16がOFFからO
Nに切り替わるタイミングよりONからOFFに切り替わるま
でのセンサー16のON時間を計測してそのON時間が所定の
範囲時間内(本実施例でd/4秒から3d/4秒)となるよう
にフイルムの寄り方向を切り替えて、フィルム位置を所
定の制御範囲内になるように制御をおこなっている。ま
たセンサ16が所定時間以上(本実施例ではd秒)ONある
いはOFFし続けた場合はフィルム異常として装置を停止
する事により、フィルムの破損及び定着装置の破損を未
然に防ぐことが可能となる。
〈実施例3〉 第14図〜第15図に第3の実施例を示す。
本実施例の構成は実施例1の構成においてソレノイド
23を単安定ラッチングソレノイド31に替えたものであ
る。
第14図に電気制御の概略図を示す。
まず、32はマイクロコンピュータであり、その入力端
子IN1にフイルム11の位置検知をおこなうフォトセンサ1
6が接続されている。またOUT1端子及びOUT2端子は単安
定ラッチングソレノイド31(以下ラッチングソレノイ
ド)に接続されている。これは本実施例に使用したラッ
チングソレノイドが2巻線方式のものであり、その吸引
側の巻線はOUT1端子に接続され、また解除側の巻線はOU
T2の端子に接続されている。OUT3端子には本定着装置の
駆動をも行なうモータ27の回転制御信号が出力されてい
る。
VDD端子には+5Vの電源が接続され、GND端子はグラン
ドに接続されている。
また不図示ではあるが、本定着装置を用いた複写機の
その他の入力信号及び出力信号の端子を備えており、マ
イクロコンピュータ32内には、この複写機の複写動作の
シーケンスプログラム等がプログラムされたROM及びRAM
等が内蔵されている。
ここでラッチングソレノイド31について説明をする
と、このソレノイドの内部には永久磁石が内蔵されてい
て、前記の吸引側巻線に電圧を印加することによりプラ
ンジャが引かれると、そのプランジャは永久磁石により
保持されるため吸引側巻線への電圧の印加は不用とな
る。また解除側巻線に電圧を印加すると、永久磁石の磁
力を打ち消すように磁力が発生するため、第1図に示す
ような圧縮バネ22の作用により吸引の保持が解除される
ことになる。この場合も解除後の解除側巻線への電圧の
印加は不用である。このことからラッチングソレノイド
の各巻線へはパルス電圧を印加すれば良く、本実施例で
はパルス幅100msのパルス電圧を印加している。
第15図に本実施例のフイルム寄り制御プログラムのフ
ローチャートを示す。
このプログラムも前述のマイクロコンピュータ32内の
内蔵ROMにプログラムされているものであり、一定時間
間隔ごと、または必要に応じてメインのシーケンスプロ
グラム等より呼び出されて実行されるようになってい
る。
まずスタート後、ステップ201において、モータ27がO
Nしているか否かの判断を行なっている。ここでモータ2
7がONしている場合は、ステップ202へ移行し、モータ27
がOFFの場合はステップ201へ戻りモータ27がONするまで
待つことになる。
次にステップ202ではエラータイマの値を0にリセッ
トするとともに計測を開始しステップ203へ移行する。
ステップ203では、センサ16がONか否かの判断を行な
っており、センサ16がONの場合はステップ204へ移行す
る。
ステップ204ではセンサ16がOFFか否かの判断をおこな
っておりOFFでない場合はステップ205へ移行する。
ステップ205ではエラーチェックルーチンを実行しス
テップ204へ戻ることになる。
エラーチェックルーチンでの処理内容は前述の実施例
1と同様であるためここでは説明を省略する。
またステップ204においてセンサ16がOFFの場合はステ
ップ206へ移行し、ONフラグを0にクリアし、OFFタイマ
の値を0にリセットするとともに計測を開始しステップ
207へ移行することになる。
ステップ207では、ONフラグがセットされているか否
かの判断おこなっており、ここでONフラグがセットされ
ている場合はステップ208へ移行しONフラグを0にクリ
アしステップ210へ移行する。
ステップ210では、ONタイマの値が3d/4秒よりも大き
いか否かの判断をおこなっており、小さい場合はステッ
プ211へ移行し、大きい場合はフィルム11が手前側に位
置しているためステップ212へ移行し、ソレノイド31の
吸引解除駆動信号を出力しフィルム11の寄り方向を奥側
に切り替えてステップ211へ移行する。
ステップ211では、OFFタイマの値を0にリセットする
とともに計測を開始しステップ220へ移行することにな
る。
またステップ207においてONフラグがセットされてい
ない場合はステップ209へ移行し、エラーチェックルー
チンを実行しステップ222へ移行する。
次に前述ステップ203において、センサ16がOFFの場合
はステップ213へ移行する。
ステップ213ではセンサ16がONか否かの判断をおこな
っており、ONでない場合はステップ214へ移行しエラー
チェックルーチンを実行しステップ213へ戻り、センサ1
6がONになった場合はステップ215へ移行し、ONフラグを
1にセットし、ONタイマの値を0にリセットするととも
に計測を開始しステップ216へ移行することになる。
ステップ216では、ONフラグが0にクリアされている
か否かの判断をおこなっており、ここでONフラグが0の
場合はステップ217へ移行する。ステップ217ではONフラ
グを1にセットしステップ219へ移行する。
ステップ219では、OFFタイマの値が3d/4秒より大きい
か否かの判断を行なっており、小さい場合はステップ22
0へ移行し、また大きい場合はフィルムが奥側に位置し
ているため、ステップ221へ移行しソレノイド31の吸引
駆動信号を出力しフィルム11の寄り方向を手前側に切り
替えてステップ220に移行する。
ステップ220ではONタイマの値を0にリセットすると
ともに計測を開始しステップ222へ移行する。また、ス
テップ216においてONフラグが1にセットされている場
合はステップ218へ移行し、エラーチェックルーチンを
実行しステップ222へ移行する。
ステップ222ではモータ27がONか否かの判断を行なっ
ており、ここでモータ27がONの場合はステップ224へ移
行する。
ステップ224ではセンサ16がONか否かの判断を行って
おり、ONの場合はステップ216へ移行し、OFFの場合はス
テップ207へ移行して、前述の処理を繰り返すことにな
る。
またステップ222においてモータ27がOFFの場合はステ
ップ223へ移行する。
ステップ223ではONタイマ及びOFFタイマの値を0にク
リアーしてステップ201へ移行し、モータ27がONするの
を待つことになる。
なお、エラーチェックルーチン及びメインプログラム
の一部であるフイルム異常処理プログラムは前述の実施
例1と同様なのでここでは説明を省略する。
以上説明したように、モータ回転開始時にセンサ16が
ONのときはOFFに切り替わるタイミングを検知し、また
センサ16がOFFの場合はONに切り替わるタイミングを検
知して初期設定を終了する。そして次にセンサ16がOFF
からONに切り替わるまでのセンサ16のOFF時間と、ONか
らOFFに切り替わるON時間を計測して初めてフィルム11
の位置を検出する。
すなわちこの最初のセンサ16のON時間またはOFF時間
計測時点まではフィルム11の制御は不能状態であるが、
ラッチングソレノイド31はそれ以前までに制御を行なっ
ていた寄り方向に設定されているため、前述の制御不能
状態の間にフィルムが異常にどちらかの端部に寄ってし
まうことを防止している。
そして以後センサ16がONからOFFに切り替わるタイミ
ングよりOFFからONに切り替わるまでのセンサ16のOFF時
間と、センサ16がOFFからONに切り替わるタイミングよ
りOFFからONに切り替わるまでのON時間を計測して、そ
のOFF時間及びON時間が所定の範囲時間内(本実施例で
は3d/4秒)となるようにフィルムの寄り方向を切り替え
て、フィルム位置を所定の制御範囲内になるように制御
をおこなっている。
またセンサ16が所定時間以上(本実施例ではd秒)ON
あるいはOFFし続けた場合はフィルム異常として装置を
停止する事により、フィルムの破損及び定着装置の破損
を未然に防ぐことが可能となる。
またラッチングソレノイドを使用することにより、ソ
レノイドのON/OFFにパルス状の電圧を印加するだけでよ
いため省エネルギの効果もある。
(発明の効果) 以上説明したように、回動駆動されるエンドレスフィ
ルム少なくとも一方の端部が斜めに切られている端部斜
めセット部を具備し、前記エンドレスフィルムが駆動さ
れることにより前記エンドレスフィルムの斜めカット部
のフィルムの有無を検出しON・OFF出力をするフィルム
位置検出手段を有し、その検出出力のON・OFF時間より
移動寄り方向を切り替えて寄り制御をおこなう手段を有
し、前記フィルム位置検出手段の出力が所定時間以上ON
またはOFFの場合フィルム異常とする構成により、エン
ドレスフィルムの異常位置検出センサが無くともフィル
ム異常を検出することが可能となる効果がある。
またエンドレスフィルムの駆動が止まった時もフィル
ム位置検出手段の出力はON又はOFFし続けるため、エン
ドレスフィルム停止検知も可能となり、定着装置の破損
を防ぐ効果もある。
従って、例えばエンドレスフィルムを用いた前述例の
ような定着装置に適用することで、この種の定着装置の
信頼性・実用性を大いに向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に従うフィルム寄り制御装置を適用した
定着装置の一例の途中省略平面図。 第2図はその側面図。 第3図は画像形成装置の一例の概略構成図。 第4図はエンドレスフィルムの外形図。 第5図はフィルムセンサとフィルム位置の関係図。 第6図はフィルム位置とフィルムセンサ出力の関係を示
すグラフ。 第7図は第1の実施例の電気制御の概略図。 第8図乃至11図は第1の実施例の寄り制御プログラムの
フローチャート。 第12・13図は第2の実施例の寄り制御プログラムのフロ
ーチャート。 第14図は第3の実施例の電気制御の概略図。 第15図は第3の実施例の寄り制御プログラムのフローチ
ャート。 11はエンドレスフィルム定着シート、12は従動ローラ、
13は駆動ローラ、14は定着ヒータ、15は加圧ローラ、16
はフォトセンサ、23はソレノイド、26・32はマイクロコ
ンピュータ、27はモータ、31は単安定ラッチングソレノ
イド。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】未定着像を担持した記録材と接し共に移動
    するフィルムを有する定着装置において、 前記フィルムの移動方向と直交する方向のフィルムの寄
    りを検知するための検知手段を有し、前記フィルムは前
    記検知手段で検知される位置に傾斜部を有し、前記傾斜
    部により前記検知手段から出力される出力時間が所定の
    時間範囲以上または以下の場合、フィルムの異常とする
    ことを特徴とする定着装置。
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