JP3173108B2 - 像加熱装置 - Google Patents
像加熱装置Info
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- JP3173108B2 JP3173108B2 JP07842592A JP7842592A JP3173108B2 JP 3173108 B2 JP3173108 B2 JP 3173108B2 JP 07842592 A JP07842592 A JP 07842592A JP 7842592 A JP7842592 A JP 7842592A JP 3173108 B2 JP3173108 B2 JP 3173108B2
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- sensor
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転するエンドレス状
のフィルムと、このフィルムの移動方向と直交する方向
へのフィルムの寄りが所定範囲内となるように制御する
寄り制御手段と、を有し、前記フィルム側からの熱によ
り記録材上の画像を加熱する像加熱装置、に関する。
のフィルムと、このフィルムの移動方向と直交する方向
へのフィルムの寄りが所定範囲内となるように制御する
寄り制御手段と、を有し、前記フィルム側からの熱によ
り記録材上の画像を加熱する像加熱装置、に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のようなフィルム加熱方式の加熱装
置は特開昭63−313182号公報等で知られてお
り、電子写真複写機・プリンタ・ファックス等の画像形
成装置における画像加熱定着装置、すなわち電子写真・
静電記録・磁気記録等の画像形成プロセス手段により加
熱溶融性の樹脂等より成るトナーを用いて記録材(エレ
クトロファックスシート・静電記録シート・転写材シー
ト・印刷紙など)の面に直接方式もしくは間接(転写)
方式で形成した、目的の画像情報に対応した未定着顕画
像(トナー像)を該画像を担持している記録材に固着画
像として加熱定着処理する画像加熱定着装置として活用
できる。
置は特開昭63−313182号公報等で知られてお
り、電子写真複写機・プリンタ・ファックス等の画像形
成装置における画像加熱定着装置、すなわち電子写真・
静電記録・磁気記録等の画像形成プロセス手段により加
熱溶融性の樹脂等より成るトナーを用いて記録材(エレ
クトロファックスシート・静電記録シート・転写材シー
ト・印刷紙など)の面に直接方式もしくは間接(転写)
方式で形成した、目的の画像情報に対応した未定着顕画
像(トナー像)を該画像を担持している記録材に固着画
像として加熱定着処理する画像加熱定着装置として活用
できる。
【0003】また、例えば、画像を担持した記録材を加
熱してつや等の表面性を改質する装置や仮定着処理する
装置等として使用できる。
熱してつや等の表面性を改質する装置や仮定着処理する
装置等として使用できる。
【0004】フィルム加熱方式の定着装置についていえ
ば、熱ローラー式・熱板方式・フラッシュ定着方式・オ
ーブン定着方式等の他の熱定着式装置との対比において
.加熱体として低熱容量線状加熱体を、またフィルム
として厚さ例えば40μm程度の薄膜耐熱フィルムを用
いることができるため、所定の定着温度への立上り時間
の短縮化、省電力化できる、.定着点と、フィルムと
記録材との分離点が別に設定できるため、トナーオフセ
ットも防止できる、その他、他の方式装置の種々の欠点
を解決できるなどの利点を有し、効果的なものである。
ば、熱ローラー式・熱板方式・フラッシュ定着方式・オ
ーブン定着方式等の他の熱定着式装置との対比において
.加熱体として低熱容量線状加熱体を、またフィルム
として厚さ例えば40μm程度の薄膜耐熱フィルムを用
いることができるため、所定の定着温度への立上り時間
の短縮化、省電力化できる、.定着点と、フィルムと
記録材との分離点が別に設定できるため、トナーオフセ
ットも防止できる、その他、他の方式装置の種々の欠点
を解決できるなどの利点を有し、効果的なものである。
【0005】フィルムはエンドレスタイプにして回動搬
送させて繰り返して使用する装置構成とすることもでき
るし、有端のロール巻フィルムを繰り出し走行させて使
用する装置構成とすることもできる。
送させて繰り返して使用する装置構成とすることもでき
るし、有端のロール巻フィルムを繰り出し走行させて使
用する装置構成とすることもできる。
【0006】エンドレスタイプのフィルムを用いたフィ
ルム加熱方式の加熱装置では該フィルムの回動搬送過程
でフィルムがその幅方向(フィルムの回動搬送方向に直
交する方向)にフィルム搬送路部材の長手に沿って寄り
移動運動するので、その寄り移動を規制する処置がとら
れる。
ルム加熱方式の加熱装置では該フィルムの回動搬送過程
でフィルムがその幅方向(フィルムの回動搬送方向に直
交する方向)にフィルム搬送路部材の長手に沿って寄り
移動運動するので、その寄り移動を規制する処置がとら
れる。
【0007】その寄り移動規制手段として、リブやフラ
ンジ部材で規制したり、フィルム搬送路部材としてのフ
ィルム懸回搬送ローラーの形状を例えばクラウン形状に
するようなことでは、フィルムが薄膜で、材質も弾性の
少ないポリイミド等である場合にはその寄り移動規制が
むずかしくフィルムの安定な回動搬送性を確保しがた
い。
ンジ部材で規制したり、フィルム搬送路部材としてのフ
ィルム懸回搬送ローラーの形状を例えばクラウン形状に
するようなことでは、フィルムが薄膜で、材質も弾性の
少ないポリイミド等である場合にはその寄り移動規制が
むずかしくフィルムの安定な回動搬送性を確保しがた
い。
【0008】そこで、フィルムの寄り移動位置を検知す
る手段を設け、フィルムの幅方向一方側への寄り移動が
所定の限界位置になったことが検知されたら、フィルム
の寄り移動をその戻り方向であるフィルム幅方向他方側
へ変更させるようにフィルム搬送路部材、例えばフィル
ム懸回搬送ローラーを変位させる手段を作動させ、逆に
フィルムの幅方向他方側への寄り移動が所定の限界位置
になったことが検知されたら、フィルムの寄り移動をそ
の戻り方向であるフィルム幅方向一方側へ変更させるよ
うにフィルム懸回搬送ローラーを変位させる手段を作動
させる構成のフィルム寄り移動制御機構を設けること
で、エンドレスフィルムの回動搬送過程でのフィルム幅
方向への寄り移動運動を所定の一定範囲内での無限往復
移動運動にするフィルム寄り移動制御機構が用いられる
(特願昭63−159721号)。
る手段を設け、フィルムの幅方向一方側への寄り移動が
所定の限界位置になったことが検知されたら、フィルム
の寄り移動をその戻り方向であるフィルム幅方向他方側
へ変更させるようにフィルム搬送路部材、例えばフィル
ム懸回搬送ローラーを変位させる手段を作動させ、逆に
フィルムの幅方向他方側への寄り移動が所定の限界位置
になったことが検知されたら、フィルムの寄り移動をそ
の戻り方向であるフィルム幅方向一方側へ変更させるよ
うにフィルム懸回搬送ローラーを変位させる手段を作動
させる構成のフィルム寄り移動制御機構を設けること
で、エンドレスフィルムの回動搬送過程でのフィルム幅
方向への寄り移動運動を所定の一定範囲内での無限往復
移動運動にするフィルム寄り移動制御機構が用いられる
(特願昭63−159721号)。
【0009】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記のようなフィルム寄り移動制御機構を具備させた、エ
ンドレスフィルムを用いたフィルム加熱方式の加熱装置
(以下、画像形成装置の定着装置として説明する)も下
記のようにフィルムの寄り制御に不安定性がある。
記のようなフィルム寄り移動制御機構を具備させた、エ
ンドレスフィルムを用いたフィルム加熱方式の加熱装置
(以下、画像形成装置の定着装置として説明する)も下
記のようにフィルムの寄り制御に不安定性がある。
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】すなわち、上記のようなフィルム寄り移動
制御機構はフィルム寄り位置を一定範囲内で検出し、そ
の領域内でフィルムを往復動させているため、フィルム
の寄りスピードが急激に速くなった場合には当然に往復
の繰り返しの頻度が増加し、フィルムへのダメージ、シ
ワの発生の問題が生じてしまう。
制御機構はフィルム寄り位置を一定範囲内で検出し、そ
の領域内でフィルムを往復動させているため、フィルム
の寄りスピードが急激に速くなった場合には当然に往復
の繰り返しの頻度が増加し、フィルムへのダメージ、シ
ワの発生の問題が生じてしまう。
【0018】またフィルム検知不良や、フィルム搬送路
部材変位用の駆動手段、例えばソレノイド等を使用する
場合には、ソレノイド自身の昇温といったトラブルにも
つながる。
部材変位用の駆動手段、例えばソレノイド等を使用する
場合には、ソレノイド自身の昇温といったトラブルにも
つながる。
【0019】これらの条件設定については、初期状態で
は部品精度、調整等により最適化することも可能だが、
上述の寄りスピードは耐久等での変化が予想されるため
不安定な要素となる。特に一般のフィルム(ベルト)搬
送と違って、本装置が加熱装置であり、昇温状態では1
50℃〜200℃程度まで達するため、常温状態とは搬
送手段、加熱体表面の摩擦係数、更には部品自体の熱膨
張等により、初期の寄り条件が変化することを考慮せね
ばならない。
は部品精度、調整等により最適化することも可能だが、
上述の寄りスピードは耐久等での変化が予想されるため
不安定な要素となる。特に一般のフィルム(ベルト)搬
送と違って、本装置が加熱装置であり、昇温状態では1
50℃〜200℃程度まで達するため、常温状態とは搬
送手段、加熱体表面の摩擦係数、更には部品自体の熱膨
張等により、初期の寄り条件が変化することを考慮せね
ばならない。
【0020】また、固定支持された加熱体とフィルムと
の摺擦抵抗低減のためにフィルム内面にフッ素系耐熱グ
リース等の潤滑剤を塗布すること、この種のグリース粘
度は温度依存性が大きいため、この点でもフィルム寄り
条件が不安定となる要因である。
の摺擦抵抗低減のためにフィルム内面にフッ素系耐熱グ
リース等の潤滑剤を塗布すること、この種のグリース粘
度は温度依存性が大きいため、この点でもフィルム寄り
条件が不安定となる要因である。
【0021】またフィルムを常に同一領域で往復移動さ
せると、加熱体表面や加熱体支持部材、フィルム搬送手
段の摩擦を早める危険性も考えられる。
せると、加熱体表面や加熱体支持部材、フィルム搬送手
段の摩擦を早める危険性も考えられる。
【0022】本発明は上記の問題点を解決しようとする
ものである。
ものである。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の構成を特
徴とする像加熱装置である。
徴とする像加熱装置である。
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】(1)回転するエンドレス状のフィルム
と、このフィルムの移動方向と直交する方向へのフィル
ムの寄りが所定範囲内となるように制御する寄り制御手
段と、を有し、前記フィルム側からの熱により記録材上
の画像を加熱する像加熱装置において、前記フィルムの
寄り移動速度を検知する検知手段を有し、前記検知手段
の検知情報に応じて前記寄り制御手段による所定範囲を
変化させることを特徴とする像加熱装置。
と、このフィルムの移動方向と直交する方向へのフィル
ムの寄りが所定範囲内となるように制御する寄り制御手
段と、を有し、前記フィルム側からの熱により記録材上
の画像を加熱する像加熱装置において、前記フィルムの
寄り移動速度を検知する検知手段を有し、前記検知手段
の検知情報に応じて前記寄り制御手段による所定範囲を
変化させることを特徴とする像加熱装置。
【0030】(2)前記検知手段はフィルムの寄り方向
の所定距離間での寄り移動時間を検知することを特徴と
する(1)に記載の像加熱装置。
の所定距離間での寄り移動時間を検知することを特徴と
する(1)に記載の像加熱装置。
【0031】(3)前記検知手段はフィルムの寄り移動
の所定時間内での寄り移動距離を検知することを特徴と
する(1)に記載の像加熱装置。
の所定時間内での寄り移動距離を検知することを特徴と
する(1)に記載の像加熱装置。
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】すなわち、 a.フィルムの幅方向への寄り移動速度を検知する手段
の検知情報に応じて、または、 b.フィルムの幅方向の所定距離間での寄り移動時間を
検知する手段の検知情報に応じて、または、 c.フィルムの幅方向への寄り移動の所定時間内での移
動距離を検知する手段の検知情報に応じて、エンドレス
フィルムの幅方向の前記無限往復移動運動範囲を変える
制御がなされるので、温度要因、耐久変化、グリース分
布等によるフィルム寄り速度が変化しても制御不能にな
ることなく、安定した制御を行うことが可能であり、フ
ィルム寄り移動制御のフィルム往復動頻度を一定範囲に
抑えることが可能で、これによりフィルムへの過度のス
トレスを防止しシワ等の発生をなくすことができる。
の検知情報に応じて、または、 b.フィルムの幅方向の所定距離間での寄り移動時間を
検知する手段の検知情報に応じて、または、 c.フィルムの幅方向への寄り移動の所定時間内での移
動距離を検知する手段の検知情報に応じて、エンドレス
フィルムの幅方向の前記無限往復移動運動範囲を変える
制御がなされるので、温度要因、耐久変化、グリース分
布等によるフィルム寄り速度が変化しても制御不能にな
ることなく、安定した制御を行うことが可能であり、フ
ィルム寄り移動制御のフィルム往復動頻度を一定範囲に
抑えることが可能で、これによりフィルムへの過度のス
トレスを防止しシワ等の発生をなくすことができる。
【0039】またフィルムの誤検知やフィルム搬送路部
材の変位用駆動手段としてのソレノイドの昇温を最小限
に抑えることができるとともに、移動距離がズレること
によりフィルム、加熱体、加熱体支持部材の同一部分の
摺擦摩耗を減少させるため、装置全体の寿命を伸ばすこ
とができる。
材の変位用駆動手段としてのソレノイドの昇温を最小限
に抑えることができるとともに、移動距離がズレること
によりフィルム、加熱体、加熱体支持部材の同一部分の
摺擦摩耗を減少させるため、装置全体の寿命を伸ばすこ
とができる。
【0040】フィルム寄り移動制御機構としては構造を
複雑化・大型化させることなく、容易に実施でき、この
種の像加熱装置における薄膜フィルムの安定搬送の上
で、極めて有効な手段である。
複雑化・大型化させることなく、容易に実施でき、この
種の像加熱装置における薄膜フィルムの安定搬送の上
で、極めて有効な手段である。
【0041】
【実施例】下記、参考例1から6を説明し、次いで本発
明の第1と第2の実施例を説明する。
明の第1と第2の実施例を説明する。
【0042】<参考例1>(図1〜14) (A)画像形成装置例の構成(図4) 図4は像加熱装置としての画像加熱定着装置を組み込ん
だ画像形成装置例の概略構成図である。本参考例の画像
形成装置は原稿台往復動型・回転ドラム型・転写式の電
子写真複写機であり、この複写機の構成・作像プロセス
等は公知に属するので簡単な説明にとどめる。
だ画像形成装置例の概略構成図である。本参考例の画像
形成装置は原稿台往復動型・回転ドラム型・転写式の電
子写真複写機であり、この複写機の構成・作像プロセス
等は公知に属するので簡単な説明にとどめる。
【0043】152は複写機機筺150の上面板151
上に配設した往復動型原稿台ガラスであり、不図示の駆
動機構により左右方向に往復移動駆動される。該原稿台
ガラス152の上面の所定位置に原稿153が複写すべ
き画像面を下向きにして載置され、原稿圧着板154で
おさえ込んでセットされる。
上に配設した往復動型原稿台ガラスであり、不図示の駆
動機構により左右方向に往復移動駆動される。該原稿台
ガラス152の上面の所定位置に原稿153が複写すべ
き画像面を下向きにして載置され、原稿圧着板154で
おさえ込んでセットされる。
【0044】上記セット原稿153の下向き画像面は原
稿台ガラス152の往動又は復動過程で照明部155を
順次に通過することによりスリット照明走査を受ける。
156は照明光源を示す。
稿台ガラス152の往動又は復動過程で照明部155を
順次に通過することによりスリット照明走査を受ける。
156は照明光源を示す。
【0045】そしてそのスリット照明光の下向き原稿面
反射光が結像レンズ(短焦点結像素子アレイ)157で
原稿像の走査と同期回転する感光ドラム158面に順次
に結像露光される。
反射光が結像レンズ(短焦点結像素子アレイ)157で
原稿像の走査と同期回転する感光ドラム158面に順次
に結像露光される。
【0046】感光ドラム158は放電器159により正
又は負の一様な帯電処理を受け、次いで上記の結像露光
を受けることにより、そのドラム周面に原稿画像に対応
した静電潜像が順次に形成されていく。
又は負の一様な帯電処理を受け、次いで上記の結像露光
を受けることにより、そのドラム周面に原稿画像に対応
した静電潜像が順次に形成されていく。
【0047】次いで該潜像の形成された感光ドラム15
8面は現像装置160位置を順次通過し潜像の順次現像
を受ける。感光ドラム158面の現像画像は引き続く感
光ドラムの回転で転写用放電器161位置に至る。
8面は現像装置160位置を順次通過し潜像の順次現像
を受ける。感光ドラム158面の現像画像は引き続く感
光ドラムの回転で転写用放電器161位置に至る。
【0048】一方、転写材カセット162内から転写材
Pが給紙ローラー163で複写機内へ1枚宛給送され、
その時点では回転停止状態にあるレジストローラー対1
64のニップ部に先端部が受止められている。ここで感
光ドラム158の回転と同期どりされた所定のタイミン
グでレジストローラー対164の回転駆動が開始され、
それにより転写材Pがガイド部材でガイドされて感光ド
ラム158に向けて給送され、感光ドラム158と転写
用放電器161の間の転写部へ導入され転写材Pに順次
に感光ドラム158面の現像画像が転写される。
Pが給紙ローラー163で複写機内へ1枚宛給送され、
その時点では回転停止状態にあるレジストローラー対1
64のニップ部に先端部が受止められている。ここで感
光ドラム158の回転と同期どりされた所定のタイミン
グでレジストローラー対164の回転駆動が開始され、
それにより転写材Pがガイド部材でガイドされて感光ド
ラム158に向けて給送され、感光ドラム158と転写
用放電器161の間の転写部へ導入され転写材Pに順次
に感光ドラム158面の現像画像が転写される。
【0049】像転写を受けた複写材Pは感光ドラム15
8面から不図示の分離手段で順次に分離され、搬送装置
165で定着装置1へ導入されて像定着を受け、画像形
成物(コピー)として排出ローラー166で機外の排紙
トレイ167に排出される。
8面から不図示の分離手段で順次に分離され、搬送装置
165で定着装置1へ導入されて像定着を受け、画像形
成物(コピー)として排出ローラー166で機外の排紙
トレイ167に排出される。
【0050】像転写後の感光ドラム158面はクリーニ
ング装置168で清掃され繰り返して作像に供される。
ング装置168で清掃され繰り返して作像に供される。
【0051】(B)定着装置1(図1〜3) 図1は上記使用した像加熱装置としての画像加熱定着装
置の外観斜視図、図2は該装置の途中省略平面図、図3
は側面図である。
置の外観斜視図、図2は該装置の途中省略平面図、図3
は側面図である。
【0052】13・12は互いに略並行に配設した左右
一対のエンドレスフィルム駆動ローラーと、テンション
ローラーを兼ねた従動ローラー、14は該両ローラー1
3・12の間位置の下方にローラーに略並行に配置した
加熱体、11はこの両ローラー13・12と加熱体14
との3者間に懸回張設したエンドレスフィルムであり、
駆動ローラー13が駆動モーター27を含む不図示の駆
動系で矢示の時計方向へ回転駆動されることにより矢示
aの時計方向に所定の周速度をもって回動移動駆動され
る。
一対のエンドレスフィルム駆動ローラーと、テンション
ローラーを兼ねた従動ローラー、14は該両ローラー1
3・12の間位置の下方にローラーに略並行に配置した
加熱体、11はこの両ローラー13・12と加熱体14
との3者間に懸回張設したエンドレスフィルムであり、
駆動ローラー13が駆動モーター27を含む不図示の駆
動系で矢示の時計方向へ回転駆動されることにより矢示
aの時計方向に所定の周速度をもって回動移動駆動され
る。
【0053】フィルム11は総厚100μ、より好まし
くは40μ未満である、耐熱性のフィルムである。本参
考例では厚み20μ程のポリイミド・ポリエーテルイミ
ド・PES・PFA等をベースフィルムとしてその画像
当接面にPTFE等の離型層を10μ程コートしたエン
ドレスフィルムである。
くは40μ未満である、耐熱性のフィルムである。本参
考例では厚み20μ程のポリイミド・ポリエーテルイミ
ド・PES・PFA等をベースフィルムとしてその画像
当接面にPTFE等の離型層を10μ程コートしたエン
ドレスフィルムである。
【0054】加熱体14は上記のエンドレスフィルム1
1の下行側フィルム部分の内面側に定置配設(定着装置
に固定支持)させてある。この加熱体14はフィルム1
1の面移動方向に交差する方向、即ちフィルム幅方向を
長手とする低熱容量線状加熱体(以下、ヒーターと記
す)であり、通電により発熱する。
1の下行側フィルム部分の内面側に定置配設(定着装置
に固定支持)させてある。この加熱体14はフィルム1
1の面移動方向に交差する方向、即ちフィルム幅方向を
長手とする低熱容量線状加熱体(以下、ヒーターと記
す)であり、通電により発熱する。
【0055】15はシリコンゴム等の離型性の良いゴム
弾性層を有する加圧ローラーであり、上記ヒーター14
との間にエンドレスフィルム11の下行側のフィルム部
分を挟ませて不図示の付勢手段により例えば総圧4〜5
kgの当接圧をもって圧接させてあり、フィルム移動と
共にフィルム速度と略同一の周速度をもってフィルム移
動方向に順方向に回転する。
弾性層を有する加圧ローラーであり、上記ヒーター14
との間にエンドレスフィルム11の下行側のフィルム部
分を挟ませて不図示の付勢手段により例えば総圧4〜5
kgの当接圧をもって圧接させてあり、フィルム移動と
共にフィルム速度と略同一の周速度をもってフィルム移
動方向に順方向に回転する。
【0056】転写部161(図4)から搬送装置165
で定着装置1へ搬送された、未定着のトナー画像t(加
熱溶融性トナー)を上面に担持した転写材Pは、入口ガ
イド10に導びかれて、エンドレスフィルム11を挟ん
でヒーター14と加圧ローラー15とで形成される圧接
部(定着ニップ部)Nのフィルム11と加圧ローラー1
5との間に進入して未定着画像面が転写材Pの搬送速度
と略同一速度で同方向に面移動状態のフィルム11面に
密着して該フィルム11と一緒の重なり状態で定着ニッ
プNを挟圧力を受けつつ通過していく。この過程で転写
材Pのトナー画像担持面がヒーター14の熱をフィルム
11を介して受けて加熱され、トナー画像tがその少な
くとも表層部が完全に軟化溶融して転写材P面に熱定着
する。定着ニップ部Nを通過した転写材Pは次いでフィ
ルム駆動ローラー13の位置を通過するときローラー1
3に沿うフィルム11の曲率でフィルム11面から分離
されていく。
で定着装置1へ搬送された、未定着のトナー画像t(加
熱溶融性トナー)を上面に担持した転写材Pは、入口ガ
イド10に導びかれて、エンドレスフィルム11を挟ん
でヒーター14と加圧ローラー15とで形成される圧接
部(定着ニップ部)Nのフィルム11と加圧ローラー1
5との間に進入して未定着画像面が転写材Pの搬送速度
と略同一速度で同方向に面移動状態のフィルム11面に
密着して該フィルム11と一緒の重なり状態で定着ニッ
プNを挟圧力を受けつつ通過していく。この過程で転写
材Pのトナー画像担持面がヒーター14の熱をフィルム
11を介して受けて加熱され、トナー画像tがその少な
くとも表層部が完全に軟化溶融して転写材P面に熱定着
する。定着ニップ部Nを通過した転写材Pは次いでフィ
ルム駆動ローラー13の位置を通過するときローラー1
3に沿うフィルム11の曲率でフィルム11面から分離
されていく。
【0057】(C)フィルム寄り移動制御機構(図1〜
3、5〜7) エンドレスフィルム11の駆動及び従動ローラー13・
12は図1のように定着装置1の手前側の側板19と奥
側の側板18との間に軸受させて配設してある。21・
20は該従動ローラー12の手前端側の軸受と奥端側の
軸受である。
3、5〜7) エンドレスフィルム11の駆動及び従動ローラー13・
12は図1のように定着装置1の手前側の側板19と奥
側の側板18との間に軸受させて配設してある。21・
20は該従動ローラー12の手前端側の軸受と奥端側の
軸受である。
【0058】ここで駆動ローラー13、従動ローラー1
2、ヒーター14、及び加圧ローラー15の平行度(X
軸方向、Y軸方向、Z軸方向)の精度を±0にしないか
ぎり、駆動ローラー13を駆動させフィルム11を矢示
aの方向に回動移動させていくと、このフィルム11は
これを懸回張設させたフィルム搬送路部材、すなわちフ
ィルムと当接する当接部材である搬送路部材としてのロ
ーラー13・12及びヒーター14の3部材の位置関係
(X、Y、Z軸の各方向のバラツキ)により図1・図2
の実線示のフィルム11の初期の位置よりも、ローラー
13・12の長手に沿ってフィルム幅方向の右(手前端
側)あるいは左(奥端側)に寄り移動が発生してしま
い、側板19又は側板18にフィルムの端がこすれ破損
してしまうことになる。
2、ヒーター14、及び加圧ローラー15の平行度(X
軸方向、Y軸方向、Z軸方向)の精度を±0にしないか
ぎり、駆動ローラー13を駆動させフィルム11を矢示
aの方向に回動移動させていくと、このフィルム11は
これを懸回張設させたフィルム搬送路部材、すなわちフ
ィルムと当接する当接部材である搬送路部材としてのロ
ーラー13・12及びヒーター14の3部材の位置関係
(X、Y、Z軸の各方向のバラツキ)により図1・図2
の実線示のフィルム11の初期の位置よりも、ローラー
13・12の長手に沿ってフィルム幅方向の右(手前端
側)あるいは左(奥端側)に寄り移動が発生してしま
い、側板19又は側板18にフィルムの端がこすれ破損
してしまうことになる。
【0059】そこで本参考例においては、従動ローラー
12の奥端側の軸受20は側板18に対して矢示P・Q
の上下方向に移動自由度をもたせて支持させ、この奥側
軸受20に該ローラー12を変位させる揺動レバー(フ
ォークレバー)6が回動自在に設けられ、該揺動レバー
6はステッピングモーター23により駆動される。この
ステッピングモーター23が時計方向に回転することに
より、従動ローラー12の奥端側が矢印Pの上方へ、ま
た反時計方向に回転することで、矢印Qの下方へ変位す
ることになる。このとき、回動エンドレスフィルム11
は、従動ローラー12の変位方向により、矢印Pのとき
は矢印Bの奥側方向へ、矢印Qのときは矢印Cの手前方
向へと、寄り方向が変化する。
12の奥端側の軸受20は側板18に対して矢示P・Q
の上下方向に移動自由度をもたせて支持させ、この奥側
軸受20に該ローラー12を変位させる揺動レバー(フ
ォークレバー)6が回動自在に設けられ、該揺動レバー
6はステッピングモーター23により駆動される。この
ステッピングモーター23が時計方向に回転することに
より、従動ローラー12の奥端側が矢印Pの上方へ、ま
た反時計方向に回転することで、矢印Qの下方へ変位す
ることになる。このとき、回動エンドレスフィルム11
は、従動ローラー12の変位方向により、矢印Pのとき
は矢印Bの奥側方向へ、矢印Qのときは矢印Cの手前方
向へと、寄り方向が変化する。
【0060】このとき、ステッピングモーター23に与
える駆動パルス数を制御することで従動ローラー12の
傾き量を変化させ、エンドレスフィルム11の寄りスピ
ードを可変することができる。
える駆動パルス数を制御することで従動ローラー12の
傾き量を変化させ、エンドレスフィルム11の寄りスピ
ードを可変することができる。
【0061】16はフォトセンサーであり、フィルムの
寄り移動位置の検知を行なうものである。また図2・図
5に示す様にフィルム11の手前側の端部3には縁全周
囲にフォトセンサー16の光を遮光するように斜線示の
ようにマスキング処理がなされている。
寄り移動位置の検知を行なうものである。また図2・図
5に示す様にフィルム11の手前側の端部3には縁全周
囲にフォトセンサー16の光を遮光するように斜線示の
ようにマスキング処理がなされている。
【0062】本参考例においては、フォトセンサー16
としてフォトインタラプタを用いているが、反射型フォ
トセンサーを用いた場合は、フィルム11の端部3部分
は光を反射するような反射部材処理が必要である。また
フィルム11の端部に沿って移動する可動片を介してフ
ォトセンサーにより読み取ってもよい。
としてフォトインタラプタを用いているが、反射型フォ
トセンサーを用いた場合は、フィルム11の端部3部分
は光を反射するような反射部材処理が必要である。また
フィルム11の端部に沿って移動する可動片を介してフ
ォトセンサーにより読み取ってもよい。
【0063】本参考例ではマスキング等の処理をフィル
ム11の片側端部のみに行なっているが、フィルム全体
にあってもかまわないのは言うまでもない。
ム11の片側端部のみに行なっているが、フィルム全体
にあってもかまわないのは言うまでもない。
【0064】4はフィルム端部のクリ−ニング部材であ
り、フィルム端部の汚れ等により、例えば反射型センサ
ーを用いた場合に誤読み取りを行なわないようにフィル
ム端部を常にクリ−ニングしているものである。本参考
例ではフェルトを用いているが、クリ−ニング効果があ
るものであればその種類は選ばないものである。
り、フィルム端部の汚れ等により、例えば反射型センサ
ーを用いた場合に誤読み取りを行なわないようにフィル
ム端部を常にクリ−ニングしているものである。本参考
例ではフェルトを用いているが、クリ−ニング効果があ
るものであればその種類は選ばないものである。
【0065】図5はフィルム11の外形形状を示してい
る。本フィルムは前述したようにエンドレスベルトであ
り、その直径はφMである。また図のようにフィルム1
1の片側端部(手前側の端部)は斜めに切られていて、
その最長部の長さをLmaxとし、最短部の長さをLm
inとすれば、フィルム11の斜めに切られている部分
(斜めカット部)の寸法はLmax−Lminで求めら
れ、ここではそれをΔL(フィルム斜めカット量)とし
ている。そしてこの斜めカット部は図1に示すように本
定着装置の手前側に配置しフォトセンサー16でフィル
ム11の位置を検出するように構成されている。
る。本フィルムは前述したようにエンドレスベルトであ
り、その直径はφMである。また図のようにフィルム1
1の片側端部(手前側の端部)は斜めに切られていて、
その最長部の長さをLmaxとし、最短部の長さをLm
inとすれば、フィルム11の斜めに切られている部分
(斜めカット部)の寸法はLmax−Lminで求めら
れ、ここではそれをΔL(フィルム斜めカット量)とし
ている。そしてこの斜めカット部は図1に示すように本
定着装置の手前側に配置しフォトセンサー16でフィル
ム11の位置を検出するように構成されている。
【0066】図6はフォトセンサー16とフィルム11
の位置関係の詳細図である。本参考例ではフォトセンサ
ー16には透過形のフォトインタラプタを用いており、
その検出位置がbにより示されている。これはフィルム
11がbの位置よりも奥側の場合はフォトセンサー16
はONし、またbの位置よりも手前側の場合はOFFす
ることになる。またフィルム11の斜めカット部はこの
検出位置bの位置になるように構成されている。
の位置関係の詳細図である。本参考例ではフォトセンサ
ー16には透過形のフォトインタラプタを用いており、
その検出位置がbにより示されている。これはフィルム
11がbの位置よりも奥側の場合はフォトセンサー16
はONし、またbの位置よりも手前側の場合はOFFす
ることになる。またフィルム11の斜めカット部はこの
検出位置bの位置になるように構成されている。
【0067】即ち、フィルム11が矢印a方向に回動移
動することによってフォトセンサー16はON/OFF
を繰り返すことになり、フィルム位置(寄り位置)によ
りそのON/OFFの周期の比率(duty比)が可変
する事になる。
動することによってフォトセンサー16はON/OFF
を繰り返すことになり、フィルム位置(寄り位置)によ
りそのON/OFFの周期の比率(duty比)が可変
する事になる。
【0068】図6に示すフィルム位置はフォトセンサー
16の検出位置bにフィルム11の斜めカット部の中央
がくる基準位置を表わしている。
16の検出位置bにフィルム11の斜めカット部の中央
がくる基準位置を表わしている。
【0069】このフィルムの基準位置を中心としてフィ
ルム位置とフォトセンサー16のOFF時間の関係を示
したのが図7のグラフである。即ち、フィルム11が基
準位置bにある時はフォトセンサー16のOFF時間は
c秒であり、フィルム11がΔL/2以上基準位置bよ
り手前側に位置している時はフォトセンサー16のOF
F時間は0秒となる。
ルム位置とフォトセンサー16のOFF時間の関係を示
したのが図7のグラフである。即ち、フィルム11が基
準位置bにある時はフォトセンサー16のOFF時間は
c秒であり、フィルム11がΔL/2以上基準位置bよ
り手前側に位置している時はフォトセンサー16のOF
F時間は0秒となる。
【0070】また逆にフィルム11がΔL/2以上基準
位置bより奥側に位置している時はフォトセンサー16
はOFFし続けることになる。
位置bより奥側に位置している時はフォトセンサー16
はOFFし続けることになる。
【0071】ここでフィルム11の寄り位置が前記フォ
トセンサー16をOFFし続ける位置の直前の場合のO
FF時間はd秒であり、これはフィルム11が一周する
時間とほぼ同等と考えることができ、また基準位置bで
のOFF時間c秒はフィルム斜めカット部の中央である
ことより、前記OFF時間d秒のほぼ半分の時間となっ
ている。
トセンサー16をOFFし続ける位置の直前の場合のO
FF時間はd秒であり、これはフィルム11が一周する
時間とほぼ同等と考えることができ、また基準位置bで
のOFF時間c秒はフィルム斜めカット部の中央である
ことより、前記OFF時間d秒のほぼ半分の時間となっ
ている。
【0072】(D)フィルム寄り移動制御回路(図8) 図8は制御系の概略図を示すものである。
【0073】26はマイクロコンピュ−タであり、その
入力端子IN1に前記フォトセンサー16が接続されて
いる。また出力端子OUT1にはステッピングモーター
23が接続されている。出力端子OUT2にはモーター
27の回転制御信号が出力されている。
入力端子IN1に前記フォトセンサー16が接続されて
いる。また出力端子OUT1にはステッピングモーター
23が接続されている。出力端子OUT2にはモーター
27の回転制御信号が出力されている。
【0074】VDD端子には+5Vの電源が接続され、
GND端子はグランドに接続されている。
GND端子はグランドに接続されている。
【0075】また不図示ではあるが、本定着装置1を用
いた複写機のその他の入力信号及び出力信号の端子を備
えており、マイクロコンピュ−タ26内には、この複写
機の複写動作のシ−ケンスプログラム等がプログラムさ
れたROM及びRAM等とともに、本マイクロコンピュ
ータ26への電源供給が断たれてもその記憶内容が消え
ない不揮発性RAMが内蔵されている。
いた複写機のその他の入力信号及び出力信号の端子を備
えており、マイクロコンピュ−タ26内には、この複写
機の複写動作のシ−ケンスプログラム等がプログラムさ
れたROM及びRAM等とともに、本マイクロコンピュ
ータ26への電源供給が断たれてもその記憶内容が消え
ない不揮発性RAMが内蔵されている。
【0076】(E)制御プログラム(図9〜図14) 図9〜図14に本定着装置1のフィルム寄り移動制御プ
ログラムのフロ−チャ−トを示す。
ログラムのフロ−チャ−トを示す。
【0077】このプログラムも前述のマイクロコンピュ
−タ26内の内蔵ROMにプログラムされているもので
あり、一定時間間隔ごと、または必要に応じてメインの
シ−ケンスプログラム等より呼び出されて実行されるよ
うになっている。
−タ26内の内蔵ROMにプログラムされているもので
あり、一定時間間隔ごと、または必要に応じてメインの
シ−ケンスプログラム等より呼び出されて実行されるよ
うになっている。
【0078】まずスタ−ト後、ステップ1(図9)にお
いて、メインモ−ター27がONしているか否かの判断
を行なっている。ここでモ−ター27がONしている場
合は、ステップ2へ移行し、モ−ター27がOFFの場
合はステップ1へ戻りモーター27がONするまで待つ
ことになる。
いて、メインモ−ター27がONしているか否かの判断
を行なっている。ここでモ−ター27がONしている場
合は、ステップ2へ移行し、モ−ター27がOFFの場
合はステップ1へ戻りモーター27がONするまで待つ
ことになる。
【0079】ステップ2では、先ず寄り制御用のステッ
ピングモーター23の初期化動作をする。この初期化動
作は、ステッピングモーター23を反時計回りに回転さ
せ、従動ローラー12が不図示の下側ストッパ部材に突
きあたるまで回す。以後、この突き当たった位置を0点
とし、ここからのパルス数で、軸の位置を制御する。次
にステップ101に移る。
ピングモーター23の初期化動作をする。この初期化動
作は、ステッピングモーター23を反時計回りに回転さ
せ、従動ローラー12が不図示の下側ストッパ部材に突
きあたるまで回す。以後、この突き当たった位置を0点
とし、ここからのパルス数で、軸の位置を制御する。次
にステップ101に移る。
【0080】ステップ101では、これまでフィルムが
手前側Cに寄るように制御されていたか否かの判断を行
なっている。これは前述マイクロコンピュ−タ26内の
不揮発性RAM上の所定の番地の内容を手前側フラグと
設定し、そのメモリの状態が1の時、すなわちこれまで
手前側Cに制御されていた時はステップ103へ移動
し、従動ローラー12が中点の位置より、変位量分だけ
下になるパルス位置にステッピングモーター23を右回
りに回転させる。
手前側Cに寄るように制御されていたか否かの判断を行
なっている。これは前述マイクロコンピュ−タ26内の
不揮発性RAM上の所定の番地の内容を手前側フラグと
設定し、そのメモリの状態が1の時、すなわちこれまで
手前側Cに制御されていた時はステップ103へ移動
し、従動ローラー12が中点の位置より、変位量分だけ
下になるパルス位置にステッピングモーター23を右回
りに回転させる。
【0081】本参考例では中点が前述の0点より50ス
テップの位置である。変位量は不揮発性のRAMに保存
されている手前側変位量であり、後述するように、動作
中のフィルムの寄り速度の比に応じて決定される。
テップの位置である。変位量は不揮発性のRAMに保存
されている手前側変位量であり、後述するように、動作
中のフィルムの寄り速度の比に応じて決定される。
【0082】RAMの初期化時には20ステップにセッ
トされる。この時、従動ローラー12の位置が30ステ
ップになる様にステッピングモーター23を回す。
トされる。この時、従動ローラー12の位置が30ステ
ップになる様にステッピングモーター23を回す。
【0083】又手前フラグが“0”の時は、逆に(50
+奥側変位量)の位置までモーターを回す。RAMの初
期化時は奥側変位量は20ステップである。
+奥側変位量)の位置までモーターを回す。RAMの初
期化時は奥側変位量は20ステップである。
【0084】ステップ4では、センサー16がOFFか
否かの判断を行なっており、センサー16がONの場合
はステップ8へ移行し、OFFの場合はステップ5へ移
行する。
否かの判断を行なっており、センサー16がONの場合
はステップ8へ移行し、OFFの場合はステップ5へ移
行する。
【0085】ステップ5では、エラータイマーの値を0
にリセットするとともに計測を開始しステップ6へ移行
する。
にリセットするとともに計測を開始しステップ6へ移行
する。
【0086】ステップ6では、センサー16がONか否
かの判断をおこなっており、ONでない場合はステップ
7へ移行する。
かの判断をおこなっており、ONでない場合はステップ
7へ移行する。
【0087】ステップ7では、エラーチェックルーチン
を実行し、ステップ6へ戻ることになる。
を実行し、ステップ6へ戻ることになる。
【0088】ここでエラーチェックルーチンの内容を図
11で説明すると、まずステップS1においてモーター
27がONか否かの判断をおこなっており、ONの場合
はステップS2へ移行し、ONでない場合はステップ1
3(図10)へ移行する。
11で説明すると、まずステップS1においてモーター
27がONか否かの判断をおこなっており、ONの場合
はステップS2へ移行し、ONでない場合はステップ1
3(図10)へ移行する。
【0089】ステップS2では、エラータイマー値がd
秒より大きいか否かの判断をおこなっており、小さい場
合はこのルーチンの出口へ移行する。またステップS2
においてエラータイマー値がd秒より大きい場合はステ
ップS3へ移行することになる。
秒より大きいか否かの判断をおこなっており、小さい場
合はこのルーチンの出口へ移行する。またステップS2
においてエラータイマー値がd秒より大きい場合はステ
ップS3へ移行することになる。
【0090】ステップS3では、エラーフラグをセット
し該ルーチンの出口へ移行する。
し該ルーチンの出口へ移行する。
【0091】つぎにステップ6においてセンサー16が
ONの場合はステップ8へ移行しエラータイマーの値を
0にリセットするとともに計測を開始しステップ9へ移
行する。
ONの場合はステップ8へ移行しエラータイマーの値を
0にリセットするとともに計測を開始しステップ9へ移
行する。
【0092】ステップ9では、センサー16がOFFか
否かの判断をおこなっており、OFFでない場合はステ
ップ10へ移行しエラーチェックルーチンを実行しステ
ップ9へ戻り、センサー16がOFFになった場合はス
テップ11へ移行しタイマー1の値を0にリセットする
とともに計測を開始しステップ12(図10)へ移行す
る。
否かの判断をおこなっており、OFFでない場合はステ
ップ10へ移行しエラーチェックルーチンを実行しステ
ップ9へ戻り、センサー16がOFFになった場合はス
テップ11へ移行しタイマー1の値を0にリセットする
とともに計測を開始しステップ12(図10)へ移行す
る。
【0093】ステップ12では、モーター27がONか
否かの判断をおこなっており、ONの場合はステップ1
4へ移行する。
否かの判断をおこなっており、ONの場合はステップ1
4へ移行する。
【0094】ステップ14では、センサー16がONか
否かの判断をおこなっており、ONでない場合はステッ
プ15へ移行してエラーチェックルーチンを実行しステ
ップ14へ戻り、ONの場合はステップ16へ移行す
る。
否かの判断をおこなっており、ONでない場合はステッ
プ15へ移行してエラーチェックルーチンを実行しステ
ップ14へ戻り、ONの場合はステップ16へ移行す
る。
【0095】ステップ16では、タイマー1の計測値
が、1/4d秒より小さいか否かの比較をおこなってお
り、ここで小さい場合はフィルム11が手前側に位置し
たと判断できるため、ステップ17へ移る。
が、1/4d秒より小さいか否かの比較をおこなってお
り、ここで小さい場合はフィルム11が手前側に位置し
たと判断できるため、ステップ17へ移る。
【0096】ステップ17では、変位量の値をチェック
する。ここでまず、変位量チェックのサブルーチンを図
13に従って述べる。
する。ここでまず、変位量チェックのサブルーチンを図
13に従って述べる。
【0097】このサブルーチンでは先ず手前側時間にタ
イマー2の値をセットする。そして、奥側時間が0か否
かチェックする。この奥側時間とは、定着フィルムがタ
イマー1の値が1/4dの所から3/4dの所まで、奥
側方向に移動するときの時間であり、手前側時間とは3
/4dから1/4dまで手前方向に移動するときの時間
である。
イマー2の値をセットする。そして、奥側時間が0か否
かチェックする。この奥側時間とは、定着フィルムがタ
イマー1の値が1/4dの所から3/4dの所まで、奥
側方向に移動するときの時間であり、手前側時間とは3
/4dから1/4dまで手前方向に移動するときの時間
である。
【0098】奥側時間が0のときは、奥側の寄り時間が
計測されていない場合であるため、ステップS14へ移
行し、タイマー2をクリアーして抜ける。
計測されていない場合であるため、ステップS14へ移
行し、タイマー2をクリアーして抜ける。
【0099】ステップS12で奥側時間が0でない時、
ステップS13へ移行する。この場合は一度以上手前側
から奥側へのフィルムの移動時間が計測されている場合
である。
ステップS13へ移行する。この場合は一度以上手前側
から奥側へのフィルムの移動時間が計測されている場合
である。
【0100】ステップS13では、奥側時間と手前側時
間の比をとり、手前側変位量を前記時間比倍する。寄り
速度は、寄り制御の変位量に比例するため、ステップS
13の処理により変位量を変えることで、手前側時間
と、奥側時間の比を1:1にするように手前側変位量を
決定できる。
間の比をとり、手前側変位量を前記時間比倍する。寄り
速度は、寄り制御の変位量に比例するため、ステップS
13の処理により変位量を変えることで、手前側時間
と、奥側時間の比を1:1にするように手前側変位量を
決定できる。
【0101】そして、ステップS14で、タイマー2の
値をクリアーして、サブルーチンを抜ける。従動ローラ
ー12を動かすためステッピングモーター23が(50
+奥側変位量)の位置になるまで左回りに回し、現在位
置をRAMに保存しフィルム11の寄り方向を奥側に切
り替えるとともに、手前フラグを“0”にリセットして
ステップ20へ移動する。
値をクリアーして、サブルーチンを抜ける。従動ローラ
ー12を動かすためステッピングモーター23が(50
+奥側変位量)の位置になるまで左回りに回し、現在位
置をRAMに保存しフィルム11の寄り方向を奥側に切
り替えるとともに、手前フラグを“0”にリセットして
ステップ20へ移動する。
【0102】またステップ16においてタイマー1の計
測値が1/4d秒より小さくない場合はステップ18へ
移行する。
測値が1/4d秒より小さくない場合はステップ18へ
移行する。
【0103】ステップ18では、タイマー1の計測値
が、3/4d秒よりも大きいか否かの比較をおこなって
いて、大きくない場合はステップ20へ移行し、大きい
場合はフィルム11が奥側に位置したと判断できるた
め、ステップ19へ移行する。
が、3/4d秒よりも大きいか否かの比較をおこなって
いて、大きくない場合はステップ20へ移行し、大きい
場合はフィルム11が奥側に位置したと判断できるた
め、ステップ19へ移行する。
【0104】ステップ19では、変位量チェックで決定
された手前側変位量を用い、ステッピングモーター23
が(50−手前側変位量)になるまで右回りに回し、現
在の位置はRAM内に保存する。又、奥側時間セットの
サブルーチンを行う。このサブルーチンを図14に示
す。
された手前側変位量を用い、ステッピングモーター23
が(50−手前側変位量)になるまで右回りに回し、現
在の位置はRAM内に保存する。又、奥側時間セットの
サブルーチンを行う。このサブルーチンを図14に示
す。
【0105】図14のサブルーチンでは、ステップS1
5で、手前側時間が0か否か判断している。0のとき、
ステップS17へ移行しタイマー2の値をクリアーして
サブルーチンを抜ける。0でないとき奥側時間にタイマ
ー2の値をセットして、ステップS17へ移行する。
5で、手前側時間が0か否か判断している。0のとき、
ステップS17へ移行しタイマー2の値をクリアーして
サブルーチンを抜ける。0でないとき奥側時間にタイマ
ー2の値をセットして、ステップS17へ移行する。
【0106】このサブルーチンを終了後、手前フラグを
“1”にセットしてステップ20へ移行する。ステップ
20ではエラータイマーの値を0にリセットするととも
に計測を開始し、ステップ21へ移行する。
“1”にセットしてステップ20へ移行する。ステップ
20ではエラータイマーの値を0にリセットするととも
に計測を開始し、ステップ21へ移行する。
【0107】ステップ21では、センサー16がOFF
か否かの判断をおこなっており、OFFでない場合はス
テップ22へ移行しエラーチェックルーチンを実行し
て、ステップ21へ戻る。またステップ21においてセ
ンサー16がOFFの場合はステップ23へ移行し、こ
こでタイマー1の値を0にリセットするとともに計測を
開始し、ステップ12へ戻ることになる。
か否かの判断をおこなっており、OFFでない場合はス
テップ22へ移行しエラーチェックルーチンを実行し
て、ステップ21へ戻る。またステップ21においてセ
ンサー16がOFFの場合はステップ23へ移行し、こ
こでタイマー1の値を0にリセットするとともに計測を
開始し、ステップ12へ戻ることになる。
【0108】前述ステップ12において、モーター27
がOFFの場合はステップ13へ移行し、まずタイマー
1の計測を止めるとともに計測値を0にリセットして、
次にステッピングモーターの全ての相励磁をOFFし
て、ステップ1へ戻ることになる。
がOFFの場合はステップ13へ移行し、まずタイマー
1の計測を止めるとともに計測値を0にリセットして、
次にステッピングモーターの全ての相励磁をOFFし
て、ステップ1へ戻ることになる。
【0109】詳しく述べなかったがステッピングモータ
ー23の駆動は、RAM内の現在位置に対して行なわれ
る。たとえば現在位置が30ステップで70ステップの
位置にするとき右回りに50ステップ動かす現在位置が
30ステップで10ステップの位置にするときは左回り
に20ステップ動かす。
ー23の駆動は、RAM内の現在位置に対して行なわれ
る。たとえば現在位置が30ステップで70ステップの
位置にするとき右回りに50ステップ動かす現在位置が
30ステップで10ステップの位置にするときは左回り
に20ステップ動かす。
【0110】又、タイマー2はモーターの回転中のみカ
ウントされ、不揮発性のRAM内にカウント値が保存さ
れるタイマーである。これにより電源がOFFされて
も、寄り速度の測定を継続に行うことが可能である。
ウントされ、不揮発性のRAM内にカウント値が保存さ
れるタイマーである。これにより電源がOFFされて
も、寄り速度の測定を継続に行うことが可能である。
【0111】図12はメインプログラムの一部であるフ
ィルム異常処理プログラムのフロ−チャ−トを示す。こ
こではステップ24においてエラーフラグがセットされ
ているか否かの判断をおこなっており、セットされてい
ない場合は出口へ移行し、次のメインシ−ケンスプログ
ラムを実行することになる。
ィルム異常処理プログラムのフロ−チャ−トを示す。こ
こではステップ24においてエラーフラグがセットされ
ているか否かの判断をおこなっており、セットされてい
ない場合は出口へ移行し、次のメインシ−ケンスプログ
ラムを実行することになる。
【0112】また、ステップ24においてエラーフラグ
がセットされている場合は、ステップ25へ移行し全装
置(本参考例では複写装置)の全ての出力をOFF状態
とし、次にステップ26へ移行しフィルム異常表示を行
ないステップ26を永久ル−プとして、メインプログラ
ムの実行を行なえないようにしている。
がセットされている場合は、ステップ25へ移行し全装
置(本参考例では複写装置)の全ての出力をOFF状態
とし、次にステップ26へ移行しフィルム異常表示を行
ないステップ26を永久ル−プとして、メインプログラ
ムの実行を行なえないようにしている。
【0113】以上説明したように、モーター回転時より
本定着装置のエンドレスフィルム11は、まずそれ以前
までに制御されていた寄り方向を記憶している不揮発性
RAMの内容にしたがってステッピングモーター23を
制御する。
本定着装置のエンドレスフィルム11は、まずそれ以前
までに制御されていた寄り方向を記憶している不揮発性
RAMの内容にしたがってステッピングモーター23を
制御する。
【0114】次にモーター回転時にセンサー16がON
のときはOFFになるまで待ち、またセンサー16がO
FFの場合はONになるまで待った後にOFFになるま
で待つようにして、フィルム位置センサー16の出力が
ONからOFFに切り替わるタイミングを検知して初期
設定を終了する。
のときはOFFになるまで待ち、またセンサー16がO
FFの場合はONになるまで待った後にOFFになるま
で待つようにして、フィルム位置センサー16の出力が
ONからOFFに切り替わるタイミングを検知して初期
設定を終了する。
【0115】そして次にセンサー16がOFFからON
に切り替わるまでのセンサー16のOFF時間を計測し
て初めてフィルム11の位置を検出する。
に切り替わるまでのセンサー16のOFF時間を計測し
て初めてフィルム11の位置を検出する。
【0116】そして以後センサー16がONからOFF
に切り替わるタイミングよりOFFからONに切り替わ
るまでのセンサー16のOFF時間を計測してフィルム
位置を所定の制御範囲内になるように制御をおこなって
おり、フィルムの奥方向へのフィルムの寄り速度と、手
前方向のフィルムの寄り速度の比に応じて、前記比が
1:1になるように変位量を制御する。
に切り替わるタイミングよりOFFからONに切り替わ
るまでのセンサー16のOFF時間を計測してフィルム
位置を所定の制御範囲内になるように制御をおこなって
おり、フィルムの奥方向へのフィルムの寄り速度と、手
前方向のフィルムの寄り速度の比に応じて、前記比が
1:1になるように変位量を制御する。
【0117】また本参考例においてはセンサー16には
透過形フォトセンサーを用いたが、例えばマイクロスイ
ッチ、または反射形フォトセンサー等のセンサーを用い
ても同様であることは言うまでもない。
透過形フォトセンサーを用いたが、例えばマイクロスイ
ッチ、または反射形フォトセンサー等のセンサーを用い
ても同様であることは言うまでもない。
【0118】また、本参考例ではステッピングモーター
23を用いて、寄り制御のため従動ローラー12の変位
量を変化させたが、偏心カムと、クラッチ等を用いて実
施しても同様である。
23を用いて、寄り制御のため従動ローラー12の変位
量を変化させたが、偏心カムと、クラッチ等を用いて実
施しても同様である。
【0119】又、本参考例は不揮発性のメモリーに前回
の従動ローラー位置をメモリーしているが、不揮発性メ
モリーを用いず電源投入時は所定の初期変位量で行い、
移動時間が計測された後、変える様にしても良い。
の従動ローラー位置をメモリーしているが、不揮発性メ
モリーを用いず電源投入時は所定の初期変位量で行い、
移動時間が計測された後、変える様にしても良い。
【0120】<参考例2>(図15)本参考例 は前記第1の実施例装置について、フィルムの
所定時間内の寄り移動距離によりフィルムの寄り速度を
判断するようにした装置である。
所定時間内の寄り移動距離によりフィルムの寄り速度を
判断するようにした装置である。
【0121】図15は、本参考例装置のフィルム寄り移
動制御変位量を決定するサブルーチンである。奥側移動
距離とは、ステッピングモーター23を左回りに回転さ
せ、フィルム寄り方向を奥側に切り換えた後、所定時間
内に移動する距離である。
動制御変位量を決定するサブルーチンである。奥側移動
距離とは、ステッピングモーター23を左回りに回転さ
せ、フィルム寄り方向を奥側に切り換えた後、所定時間
内に移動する距離である。
【0122】たとえば、1/4dで寄り方向を奥側に切
り換えた後、10秒間で1/3dまで移動したとき、奥
側移動距離は1/3d−1/4d=1/12dとなる。
り換えた後、10秒間で1/3dまで移動したとき、奥
側移動距離は1/3d−1/4d=1/12dとなる。
【0123】又、手前側移動距離とは、寄り方向を手前
側に切り換えた後、所定時間内に移動する距離である。
切り換えた後10秒間で3/4dから2/3dまで移動
した時手前側移動距離は3/4d−2/3d=1/12
dとなる。
側に切り換えた後、所定時間内に移動する距離である。
切り換えた後10秒間で3/4dから2/3dまで移動
した時手前側移動距離は3/4d−2/3d=1/12
dとなる。
【0124】又、奥側距離フラグと手前側距離フラグは
夫々奥側移動距離と手前側移動距離が計測されたことを
示すフラグであり、計測された時フラグは“1”とな
る。
夫々奥側移動距離と手前側移動距離が計測されたことを
示すフラグであり、計測された時フラグは“1”とな
る。
【0125】図16に示す様に、奥側移動距離と手前側
移動距離の比に応じて、変位量を変えることにより、寄
り速度の比を同じにすることが可能である。
移動距離の比に応じて、変位量を変えることにより、寄
り速度の比を同じにすることが可能である。
【0126】<参考例3>(図16)本参考例 は前記参考例1の装置について、奥側時間と手
前側時間の比較により変位量を増減させるようにした装
置である。
前側時間の比較により変位量を増減させるようにした装
置である。
【0127】本参考例の変位量を決定するサブルーチン
を図16に示す。ステップ204で奥側時間と、手前側
時間が等しいか否かチェックする。等しい時は寄り速度
が同じであるため、そのまま、サブルーチンを抜ける。
を図16に示す。ステップ204で奥側時間と、手前側
時間が等しいか否かチェックする。等しい時は寄り速度
が同じであるため、そのまま、サブルーチンを抜ける。
【0128】等しくない時、ステップ205に移行し、
奥側時間と手前時間の長さを比較する。奥側時間の方が
長い時、ステップ207へ移行する。この時フィルムが
手前側へ寄る速度が速いため、手前側変位量を2ステッ
プ減らし、サブルーチンを抜ける。
奥側時間と手前時間の長さを比較する。奥側時間の方が
長い時、ステップ207へ移行する。この時フィルムが
手前側へ寄る速度が速いため、手前側変位量を2ステッ
プ減らし、サブルーチンを抜ける。
【0129】又、奥側時間が手前側時間より短いとき、
ステップ206へ移行し、手前側変位量を2ステップ増
やして、サブルーチンを抜ける。
ステップ206へ移行し、手前側変位量を2ステップ増
やして、サブルーチンを抜ける。
【0130】この様にすることで、寄り速度が約等しく
なる様に寄り制御の変位量を変えることができる。
なる様に寄り制御の変位量を変えることができる。
【0131】<参考例4>(図17)本参考例 は前記参考例1の装置について、奥側時間と手
前側時間がそれぞれ所定時間より長い時、変位量を変化
させるようにした装置である。
前側時間がそれぞれ所定時間より長い時、変位量を変化
させるようにした装置である。
【0132】奥側時間が所定時間toより長い時奥側変
位量を20ステップから30ステップに変える。短い時
は20ステップにする。
位量を20ステップから30ステップに変える。短い時
は20ステップにする。
【0133】手前側時間が所定時間tmより長い時、手
前側変位量を20ステップから30ステップにする。
前側変位量を20ステップから30ステップにする。
【0134】この様に奥側時間と、手前時間の比で変位
量を制御するのでなく、それぞれの長さに対してそれぞ
れの変位量を制御する。
量を制御するのでなく、それぞれの長さに対してそれぞ
れの変位量を制御する。
【0135】又、所定時間toを複数もち変化させる変
位量のステップを対応して複数もっても良い。
位量のステップを対応して複数もっても良い。
【0136】
【0137】<参考例5>(図18・19) 前記参考例1における (A)画像形成装置例(図4) (B)定着装置(図1〜3) (C)フィルム寄り移動制御機構(図1〜3、5〜7) (D)フィルム寄り移動制御回路(図8) は本参考例においても同じであるから再度の説明は省略
する。
する。
【0138】また参考例1の(E)の制御プログラム
(図9〜14)において、図9のメインプログラム、図
11のエラーチェックルーチン、図12のフィルム異常
プログラムは本参考例においても同じであるので再度の
説明を省略する。
(図9〜14)において、図9のメインプログラム、図
11のエラーチェックルーチン、図12のフィルム異常
プログラムは本参考例においても同じであるので再度の
説明を省略する。
【0139】ただし、図9のメインプログラムにおい
て、ステップS1でモーター27がONでない場合は図
18のステップ13へ移行する。
て、ステップS1でモーター27がONでない場合は図
18のステップ13へ移行する。
【0140】図9のメインプログラムにおいて、ステッ
プ9で、センサー16がOFFでない場合はステップ1
0へ移行しエラーチェックルーチンを実行しステップ9
へ戻り、センサー16がOFFになった場合はステップ
11へ移行しタイマー1の値を0にリセットするととも
に計測を開始し図18のステップ12へ移行する。
プ9で、センサー16がOFFでない場合はステップ1
0へ移行しエラーチェックルーチンを実行しステップ9
へ戻り、センサー16がOFFになった場合はステップ
11へ移行しタイマー1の値を0にリセットするととも
に計測を開始し図18のステップ12へ移行する。
【0141】ステップ12では、モーター27がONか
否かの判断をおこなっており、ONの場合はステップ1
4へ移行する。
否かの判断をおこなっており、ONの場合はステップ1
4へ移行する。
【0142】ステップ14では、センサー16がONか
否かの判断をおこなっており、ONでない場合はステッ
プ15へ移行してエラーチェックルーチンを実行しステ
ップ14へ戻り、ONの場合は、図18のステップ10
4の変位量チェックルーチンを実行した後ステップ16
へ移行する。
否かの判断をおこなっており、ONでない場合はステッ
プ15へ移行してエラーチェックルーチンを実行しステ
ップ14へ戻り、ONの場合は、図18のステップ10
4の変位量チェックルーチンを実行した後ステップ16
へ移行する。
【0143】ステップ16では、タイマー1の計測値が
1/4d秒より小さいか否かの比較をおこなっており、
ここで小さい場合はフィルム11が手前側に位置したと
判断できるため、ステップ17へ移行しステッピングモ
ーター23が(50+奥側変位量)の位置になるように
パルスを与えフィルム11の寄り方向を奥側に切り替え
るとともに、手前フラグを“0”にリセットしてステッ
プ20へ移行する。
1/4d秒より小さいか否かの比較をおこなっており、
ここで小さい場合はフィルム11が手前側に位置したと
判断できるため、ステップ17へ移行しステッピングモ
ーター23が(50+奥側変位量)の位置になるように
パルスを与えフィルム11の寄り方向を奥側に切り替え
るとともに、手前フラグを“0”にリセットしてステッ
プ20へ移行する。
【0144】またステップ16においてタイマー1の計
測値が1/4d秒より小さくない場合はステップ18へ
移行する。
測値が1/4d秒より小さくない場合はステップ18へ
移行する。
【0145】ステップ18では、タイマー1の計測値
が、3/4d秒よりも大きいか否かの比較をおこなって
いて、大きくない場合はステップ20へ移行し、大きい
場合はフィルム11が奥側に位置したと判断できるた
め、ステップ19へ移行し、ステッピングモーター23
が(50−手前側変位量)の位置になるようにパルスを
与えフィルム11の寄り方向を手前側に切り替えるとと
もに、手前フラグを“1”にセットしてステップ20へ
移行する。
が、3/4d秒よりも大きいか否かの比較をおこなって
いて、大きくない場合はステップ20へ移行し、大きい
場合はフィルム11が奥側に位置したと判断できるた
め、ステップ19へ移行し、ステッピングモーター23
が(50−手前側変位量)の位置になるようにパルスを
与えフィルム11の寄り方向を手前側に切り替えるとと
もに、手前フラグを“1”にセットしてステップ20へ
移行する。
【0146】ステップ20ではエラータイマーの値を0
にリセットするとともに計測を開始し、ステップ21へ
移行する。
にリセットするとともに計測を開始し、ステップ21へ
移行する。
【0147】ステップ21では、センサー16がOFF
か否かの判断をおこなっており、OFFでない場合はス
テップ22へ移行しエラーチェックルーチンを実行し
て、ステップ21へ戻る。またステップ21においてセ
ンサー16がOFFの場合はステップ23へ移行し、こ
こでタイマー1の値を0にリセットするとともに計測を
開始し、ステップ12へ戻ることになる。
か否かの判断をおこなっており、OFFでない場合はス
テップ22へ移行しエラーチェックルーチンを実行し
て、ステップ21へ戻る。またステップ21においてセ
ンサー16がOFFの場合はステップ23へ移行し、こ
こでタイマー1の値を0にリセットするとともに計測を
開始し、ステップ12へ戻ることになる。
【0148】前述ステップ12において、モーター27
がOFFの場合はステップ13へ移行し、まずタイマー
1の計測を止めるとともに計測値を0にリセットして、
次にステッピングモーターの全ての相励磁をOFFし
て、ステップ1(図9)へ戻ることになる。
がOFFの場合はステップ13へ移行し、まずタイマー
1の計測を止めるとともに計測値を0にリセットして、
次にステッピングモーターの全ての相励磁をOFFし
て、ステップ1(図9)へ戻ることになる。
【0149】ステッピングモーター23の駆動は、RA
M内の従動ローラー12の現在位置に対して行なわれ
る。たとえば現在位置が30パルスで70パルスの位置
に変位させるときはステッピングモーター23を右回り
に50パルス分回転させ、現在位置が30パルスの位置
で10パルスの位置まで変位させるときは左回りに20
パルス分回転させる。
M内の従動ローラー12の現在位置に対して行なわれ
る。たとえば現在位置が30パルスで70パルスの位置
に変位させるときはステッピングモーター23を右回り
に50パルス分回転させ、現在位置が30パルスの位置
で10パルスの位置まで変位させるときは左回りに20
パルス分回転させる。
【0150】又、タイマー2はモーターの回転中のみカ
ウントされ、不揮発性のRAM内にカウント値が保存さ
れるタイマーである。これにより電源がOFFされて
も、寄り速度の測定を継続に行うことが可能である。
ウントされ、不揮発性のRAM内にカウント値が保存さ
れるタイマーである。これにより電源がOFFされて
も、寄り速度の測定を継続に行うことが可能である。
【0151】次に、図18のステップ104の変位量チ
ェックサブルーチンを図19に従って述べる。
ェックサブルーチンを図19に従って述べる。
【0152】該サブルーチンではステップS11でセッ
トフラグが“1”か否かチェックする。このセットフラ
グは1度でもフィルムの位置が検出されるとセットされ
る。電源投入後、最初位置検知の時セットフラグが
“0”であるのでステップS13へ移行する。
トフラグが“1”か否かチェックする。このセットフラ
グは1度でもフィルムの位置が検出されるとセットされ
る。電源投入後、最初位置検知の時セットフラグが
“0”であるのでステップS13へ移行する。
【0153】ステップS13では、タイマー1の値をメ
モリー上の所定の番地に保存し、セットフラグをセット
(ステップS14)して抜ける。
モリー上の所定の番地に保存し、セットフラグをセット
(ステップS14)して抜ける。
【0154】ステップS11で、セットフラグが“1”
のとき、ステップS12へ移行する。ステップS12で
は手前フラグを判別する。手前フラグが“1”の場合は
ステップS15へ、“0”の場合はステップS19へ移
行する。
のとき、ステップS12へ移行する。ステップS12で
は手前フラグを判別する。手前フラグが“1”の場合は
ステップS15へ、“0”の場合はステップS19へ移
行する。
【0155】ステップS15ではタイマー1の値がメモ
リー上に保存されている前回のタイマー値(前タイマ
ー)より所定時間α以上大きいか否か判断する。大きい
場合はステップS16へ移行する。
リー上に保存されている前回のタイマー値(前タイマ
ー)より所定時間α以上大きいか否か判断する。大きい
場合はステップS16へ移行する。
【0156】このとき現在手前側に寄る様に制御を行っ
ているにもかかわらず、奥側へフィルムが移動している
と判断し、手前側変位量を10ステップ増やし、ステッ
プS18へ移行する。ステップS18では、前タイマー
の値をタイマーの値に置き換えて出口へ抜ける。
ているにもかかわらず、奥側へフィルムが移動している
と判断し、手前側変位量を10ステップ増やし、ステッ
プS18へ移行する。ステップS18では、前タイマー
の値をタイマーの値に置き換えて出口へ抜ける。
【0157】ステップS15でタイマー1の値が大きく
ない場合は、ステップS17へ移行する。ステップS1
7でタイマー1の値が前タイマーの値より所定時間α以
上小さいか否か判断する。小さい場合、ステップS18
へ移行し、出口へ抜ける。小さくない場合、そのまま出
口へと抜ける。又ステップS12で手前フラグが“0”
の場合、ステップS19へ移行する。
ない場合は、ステップS17へ移行する。ステップS1
7でタイマー1の値が前タイマーの値より所定時間α以
上小さいか否か判断する。小さい場合、ステップS18
へ移行し、出口へ抜ける。小さくない場合、そのまま出
口へと抜ける。又ステップS12で手前フラグが“0”
の場合、ステップS19へ移行する。
【0158】ステップS19ではタイマー1の値が前タ
イマー値より所定時間α以上小さいか否か判断する。小
さい場合、ステップS20へ移行する。
イマー値より所定時間α以上小さいか否か判断する。小
さい場合、ステップS20へ移行する。
【0159】ステップS20では、現在フィルムを奥側
へ寄る様に制御しているにもかかわらず、フィルムが手
前側へ移動していると判断し、奥側変位量を10ステッ
プ増やしてステップS22へ移行する。
へ寄る様に制御しているにもかかわらず、フィルムが手
前側へ移動していると判断し、奥側変位量を10ステッ
プ増やしてステップS22へ移行する。
【0160】ステップS22では、前タイマーの値をタ
イマー1の値に置き換え出口へと抜ける。又ステップS
19で小さくない場合はステップS21へ移行する。
イマー1の値に置き換え出口へと抜ける。又ステップS
19で小さくない場合はステップS21へ移行する。
【0161】ステップS21ではタイマー1の値が前タ
イマー値より所定時間α以上大きいか否か判断する。大
きい場合はステップS22へ移行し、出口へと抜ける。
大きくない場合はそのまま出口へと抜ける。ここで奥側
変位量、手前側変位量とは従動ローラーの中点からの変
位量であり、フィルムを手前側に寄せる時を手前側変位
量、奥側へ寄せる時を奥側変位量と呼んでいる。
イマー値より所定時間α以上大きいか否か判断する。大
きい場合はステップS22へ移行し、出口へと抜ける。
大きくない場合はそのまま出口へと抜ける。ここで奥側
変位量、手前側変位量とは従動ローラーの中点からの変
位量であり、フィルムを手前側に寄せる時を手前側変位
量、奥側へ寄せる時を奥側変位量と呼んでいる。
【0162】この様にして、現在制御している方向と逆
の方向にフィルムが移動するとき、正規の方向に寄る様
に従動ローラーの変位量を変化させる。
の方向にフィルムが移動するとき、正規の方向に寄る様
に従動ローラーの変位量を変化させる。
【0163】以上説明したように、モーター回転時より
本定着装置のエンドレスフィルム11は、まずそれ以前
までに制御されていた寄り方向を記憶している不揮発性
RAMの内容にしたがってステッピングモーター23を
制御する。
本定着装置のエンドレスフィルム11は、まずそれ以前
までに制御されていた寄り方向を記憶している不揮発性
RAMの内容にしたがってステッピングモーター23を
制御する。
【0164】次にモーター回転時にセンサー16がON
のときはOFFになるまで待ち、またセンサー16がO
FFの場合はONになるまで待った後にOFFになるま
で待つようにして、フィルム位置センサー16の出力が
ONからOFFに切り替わるタイミングを検知して初期
設定を終了する。
のときはOFFになるまで待ち、またセンサー16がO
FFの場合はONになるまで待った後にOFFになるま
で待つようにして、フィルム位置センサー16の出力が
ONからOFFに切り替わるタイミングを検知して初期
設定を終了する。
【0165】そして次にセンサー16がOFFからON
に切り替わるまでのセンサー16のOFF時間を計測し
て初めてフィルム11の位置を検出する。
に切り替わるまでのセンサー16のOFF時間を計測し
て初めてフィルム11の位置を検出する。
【0166】そして以後センサー16がONからOFF
に切り替わるタイミングよりOFFからONに切り替わ
るまでのセンサー16のOFF時間を計測してフィルム
位置を判断し、現在フィルムを制御している方向と逆の
方向へフィルムが移動している時、従動ローラー12の
変位量を大きくするようにする。
に切り替わるタイミングよりOFFからONに切り替わ
るまでのセンサー16のOFF時間を計測してフィルム
位置を判断し、現在フィルムを制御している方向と逆の
方向へフィルムが移動している時、従動ローラー12の
変位量を大きくするようにする。
【0167】また本参考例においてはセンサー16には
透過形フォトセンサーを用いたが、例えばマイクロスイ
ッチ、または反射形フォトセンサー等のセンサーを用い
ても同様であることは言うまでもない。
透過形フォトセンサーを用いたが、例えばマイクロスイ
ッチ、または反射形フォトセンサー等のセンサーを用い
ても同様であることは言うまでもない。
【0168】また、本参考例ではステッピングモーター
23を用いて、寄り制御のため従動ローラー12の変位
量を変化させたが、偏心カムと、クラッチ等を用いて実
施しても同様である。
23を用いて、寄り制御のため従動ローラー12の変位
量を変化させたが、偏心カムと、クラッチ等を用いて実
施しても同様である。
【0169】さらに、本参考例では不揮発性のメモリー
を用いたが、不揮発性のメモリーを用いず、電源投入後
従動ローラーを初期位置より制御を行い、フィルム位
置、寄り方向を検知した後、その情報に応じて変えるよ
うにしてもよい。
を用いたが、不揮発性のメモリーを用いず、電源投入後
従動ローラーを初期位置より制御を行い、フィルム位
置、寄り方向を検知した後、その情報に応じて変えるよ
うにしてもよい。
【0170】<参考例6>(図20・21)本参考例 は図20のようにエンドレスフィルム11の端
部を複数のセンサー103〜108により検知してフィ
ルム寄り方向を判断する。
部を複数のセンサー103〜108により検知してフィ
ルム寄り方向を判断する。
【0171】フィルム11の幅方向手前側及び奥側の両
端部分3・3´をそれぞれフィルム周に沿ってフォトセ
ンサーの光を遮光するようにマスキング処理してある。
端部分3・3´をそれぞれフィルム周に沿ってフォトセ
ンサーの光を遮光するようにマスキング処理してある。
【0172】各センサー103〜108はフォトセンサ
ーであり、フィルム11の幅方向手前側と奥側とにそれ
ぞれ3つずつ104・106・108、103・105
・107、フィルム周方向に配列して設けてあり、それ
ぞれフィルム位置の検知を行なう。
ーであり、フィルム11の幅方向手前側と奥側とにそれ
ぞれ3つずつ104・106・108、103・105
・107、フィルム周方向に配列して設けてあり、それ
ぞれフィルム位置の検知を行なう。
【0173】センサー105・106はセンサー103
・104のフィルム検知位置により外側のフィルム位置
検知を行なうように設置されており、センサー107・
108はセンサー105・106の外側のフィルム位置
を検知するように設置されている。101・102はフ
ィルム端部3・3´のクリーニング部材である。
・104のフィルム検知位置により外側のフィルム位置
検知を行なうように設置されており、センサー107・
108はセンサー105・106の外側のフィルム位置
を検知するように設置されている。101・102はフ
ィルム端部3・3´のクリーニング部材である。
【0174】本参考例においては、フォトセンサーにフ
ォトインタラプタを用いているが、反対型フォトセンサ
ーを用いた場合は、フィルム11の両端部分3・3´は
光を反対するような反対部材処理が必要である。またフ
ィルム端部に沿って動く可動小片を介して検知しても良
い。
ォトインタラプタを用いているが、反対型フォトセンサ
ーを用いた場合は、フィルム11の両端部分3・3´は
光を反対するような反対部材処理が必要である。またフ
ィルム端部に沿って動く可動小片を介して検知しても良
い。
【0175】他のハード構成は前述参考例1と同じであ
る。
る。
【0176】図21に本参考例の寄り制御フローチャー
トを示す。このプログラムは参考例1と同様に一定時間
間隔、又は必要に応じてメインのシーケンスプログラム
等より呼び出されて実行されるようになっている。
トを示す。このプログラムは参考例1と同様に一定時間
間隔、又は必要に応じてメインのシーケンスプログラム
等より呼び出されて実行されるようになっている。
【0177】スタート後、ステップ204・ステップ2
05までは参考例1の図9と同じである。
05までは参考例1の図9と同じである。
【0178】ステップ206ではモーター27がONか
否かの判断を行っており、ONの場合はステップ208
へ移行する。
否かの判断を行っており、ONの場合はステップ208
へ移行する。
【0179】ステップ208では、手前フラグが“1”
か“0”かの判断をする。“1”の場合、現在手前側へ
制御しており、ステップ209へ移行する。
か“0”かの判断をする。“1”の場合、現在手前側へ
制御しており、ステップ209へ移行する。
【0180】ステップ209ではセンサー107がON
か否か判断する。センサー107がONの場合、フィル
ムが奥側へ寄り過ぎていると判断し、ステップ221へ
移行し、エラーフラグをセットする。エラー処理に関し
ては参考例1の図11と同じである。
か否か判断する。センサー107がONの場合、フィル
ムが奥側へ寄り過ぎていると判断し、ステップ221へ
移行し、エラーフラグをセットする。エラー処理に関し
ては参考例1の図11と同じである。
【0181】センサー107がOFFのとき、ステップ
210へ移行する。ステップ210ではセンサー105
がONか否かを判断する。
210へ移行する。ステップ210ではセンサー105
がONか否かを判断する。
【0182】センサー105がONの場合、ステップ2
11へ移行する。この時手前方向へ制御しているにもか
かわらずセンサー105の位置まで、逆方向(奥方向)
にフィルムが移動していると判断し、手前側変位量を2
0ステップ増やし、その位置までモーター23を動かし
てステップ206へ戻る。
11へ移行する。この時手前方向へ制御しているにもか
かわらずセンサー105の位置まで、逆方向(奥方向)
にフィルムが移動していると判断し、手前側変位量を2
0ステップ増やし、その位置までモーター23を動かし
てステップ206へ戻る。
【0183】センサー105がOFFのときはステップ
212へ移行する。ステップ212ではセンサー104
がONか否か判断する。
212へ移行する。ステップ212ではセンサー104
がONか否か判断する。
【0184】センサー104がONのとき、フイルムが
手前側へ寄って来たと判断し、モーター回転位置を(5
0+奥側変位量)の位置まで動かし、従動ローラーを上
げる(ステップ213)。そして手前フラグをリセット
してステップ206へ戻る。
手前側へ寄って来たと判断し、モーター回転位置を(5
0+奥側変位量)の位置まで動かし、従動ローラーを上
げる(ステップ213)。そして手前フラグをリセット
してステップ206へ戻る。
【0185】センサー104がOFFのとき、そのまま
ステップ206へ戻る。又ステップ208で手前フラグ
が“0”のときステップ215へ移行する。
ステップ206へ戻る。又ステップ208で手前フラグ
が“0”のときステップ215へ移行する。
【0186】ステップ215ではセンサー108がON
か否かの判断をする。センサー108がONのときフィ
ルムが手前側へ寄り過ぎていると判断し、ステップ22
1へ移行する。センサー108がOFFのとき、ステッ
プ216へ移行する。
か否かの判断をする。センサー108がONのときフィ
ルムが手前側へ寄り過ぎていると判断し、ステップ22
1へ移行する。センサー108がOFFのとき、ステッ
プ216へ移行する。
【0187】ステップ216ではセンサー106がON
か否かの判断をする。センサー106がONの時、ステ
ップ217へ移行する。ステップ217では奥方向に制
御しているにもかかわらず、センサー106の位置まで
逆方向(手前方向)にフィルムが移動していると判断
し、奥側変位量を20ステップ増やし、(50+奥側変
位量)の位置までモーターを動かし、ステップ206へ
戻る。又センサー106がOFFのとき、ステップ21
8へ移行する。
か否かの判断をする。センサー106がONの時、ステ
ップ217へ移行する。ステップ217では奥方向に制
御しているにもかかわらず、センサー106の位置まで
逆方向(手前方向)にフィルムが移動していると判断
し、奥側変位量を20ステップ増やし、(50+奥側変
位量)の位置までモーターを動かし、ステップ206へ
戻る。又センサー106がOFFのとき、ステップ21
8へ移行する。
【0188】ステップ218ではセンサー103がON
か否か判断する。センサー103がOFFのときステッ
プ206へ戻る。センサー103がONのとき、ステッ
プ219へ移行する。
か否か判断する。センサー103がOFFのときステッ
プ206へ戻る。センサー103がONのとき、ステッ
プ219へ移行する。
【0189】ステップ219ではフィルムが奥側へ寄っ
て来たと判断し、モーター23の回転位置を(50−手
前側変位量)の位置まで動かし、従動ローラーを下げ
る。そして手前フラグをセット(ステップ220)し、
ステップ216へ戻る。
て来たと判断し、モーター23の回転位置を(50−手
前側変位量)の位置まで動かし、従動ローラーを下げ
る。そして手前フラグをセット(ステップ220)し、
ステップ216へ戻る。
【0190】ステップ216でモーター27がOFFの
ときステッピングモーター23の相励磁を全てOFFし
て最初に戻る。
ときステッピングモーター23の相励磁を全てOFFし
て最初に戻る。
【0191】
【0192】<第1の実施例>(図22〜27) 本実施例では、前述の図1〜3の装置において、フィル
ム搬送路部材としての従動ローラー12の変位制御をス
テッピングモーターでなく、図22・図23のようにソ
レノイド23AのON・OFF制御で行う。
ム搬送路部材としての従動ローラー12の変位制御をス
テッピングモーターでなく、図22・図23のようにソ
レノイド23AのON・OFF制御で行う。
【0193】即ち、従動ローラー12の奥端側の軸受2
0は側板18に対して矢示R・Sの前後方向に移動自由
度をもたせて支持させ、常時は圧縮バネ22で前進方向
Rに移動付勢させて実線示の第1位置にストッパ(不図
示)で受け止めさせて位置させ、またソレノイド23A
のプランジャを連結させて該ソレノイド23Aの通電O
Nで該軸受20を圧縮バネ22に抗して後退方向Sに引
き移動させて2点鎖線示の第2位置に位置変位させるよ
うにしてある。
0は側板18に対して矢示R・Sの前後方向に移動自由
度をもたせて支持させ、常時は圧縮バネ22で前進方向
Rに移動付勢させて実線示の第1位置にストッパ(不図
示)で受け止めさせて位置させ、またソレノイド23A
のプランジャを連結させて該ソレノイド23Aの通電O
Nで該軸受20を圧縮バネ22に抗して後退方向Sに引
き移動させて2点鎖線示の第2位置に位置変位させるよ
うにしてある。
【0194】即ち、ソレノイド23Aへの通電ON・O
FFで従動ローラー12の、駆動ローラー13やヒータ
ー14に対する並行度を可変できるようにしてある。
FFで従動ローラー12の、駆動ローラー13やヒータ
ー14に対する並行度を可変できるようにしてある。
【0195】本例の場合、ソレノイド23AがOFFで
軸受20が実線示の第1位置にあるときは回動フィルム
11はフィルム搬送路部材としてのフィルム懸回張設部
材13・12・14上をその長手に沿って全体にフィル
ム幅方向の左方、即ちローラー13・12の奥端側方向
Bへ寄り移動していき、ソレノイド23AがONで2点
鎖線示の第2位置にあるときは回動フィルム11は上記
とは逆にフィルム幅方向の右方、即ちローラー13・1
2の手前端側Cへ寄り移動していく。
軸受20が実線示の第1位置にあるときは回動フィルム
11はフィルム搬送路部材としてのフィルム懸回張設部
材13・12・14上をその長手に沿って全体にフィル
ム幅方向の左方、即ちローラー13・12の奥端側方向
Bへ寄り移動していき、ソレノイド23AがONで2点
鎖線示の第2位置にあるときは回動フィルム11は上記
とは逆にフィルム幅方向の右方、即ちローラー13・1
2の手前端側Cへ寄り移動していく。
【0196】図24はフィルム寄り移動制御回路であ
る。他のハード構成は前記参考例1と同じである。
る。他のハード構成は前記参考例1と同じである。
【0197】図25〜27は本実施例装置におけるフィ
ルム寄り制御プログラムのフローチャートである。なお
前述参考例1の装置に於ける図11のエラーチェックル
ーチン、図12のフィルム異常プログラムは本実施例に
おいても同じであるので再度の説明を省略する。
ルム寄り制御プログラムのフローチャートである。なお
前述参考例1の装置に於ける図11のエラーチェックル
ーチン、図12のフィルム異常プログラムは本実施例に
おいても同じであるので再度の説明を省略する。
【0198】本実施例装置における該プログラムもマイ
クロコンピュ−タ26(図24)内の内蔵ROMにプロ
グラムされているものであり、一定時間間隔ごと、また
は必要に応じてメインのシ−ケンスプログラム等より呼
び出されて実行されるようになっている。
クロコンピュ−タ26(図24)内の内蔵ROMにプロ
グラムされているものであり、一定時間間隔ごと、また
は必要に応じてメインのシ−ケンスプログラム等より呼
び出されて実行されるようになっている。
【0199】図25において、スタ−ト後、ステップ1
でモ−ター27がONしているか否かの判断を行なって
いる。ここでモ−ター27がONしている場合は、ステ
ップ2へ移行し、モ−ター27がOFFの場合はステッ
プ1へ戻りモーター27がONするまで待つことにな
る。
でモ−ター27がONしているか否かの判断を行なって
いる。ここでモ−ター27がONしている場合は、ステ
ップ2へ移行し、モ−ター27がOFFの場合はステッ
プ1へ戻りモーター27がONするまで待つことにな
る。
【0200】ステップ2では、これまでフィルムが手前
側に寄るように制御されていたか否かの判断を行なって
いる。これは前述マイクロコンピュ−タ26内の不揮発
性RAM上の所定の番地の内容を手前側フラグと設定
し、そのメモリーの状態が“1”の時、すなわちこれま
で手前側に制御されていた時はステップ3へ移行し、ソ
レノイド23AをONし、寄り制御を手前側に設定し、
ステップ4へ移行する。
側に寄るように制御されていたか否かの判断を行なって
いる。これは前述マイクロコンピュ−タ26内の不揮発
性RAM上の所定の番地の内容を手前側フラグと設定
し、そのメモリーの状態が“1”の時、すなわちこれま
で手前側に制御されていた時はステップ3へ移行し、ソ
レノイド23AをONし、寄り制御を手前側に設定し、
ステップ4へ移行する。
【0201】またステップ2において手前側フラグが
“0”の場合はこれまでフィルム11が奥側に寄るよう
に制御されていたのでこのままステップ4へ移行するこ
とになる。
“0”の場合はこれまでフィルム11が奥側に寄るよう
に制御されていたのでこのままステップ4へ移行するこ
とになる。
【0202】ステップ4では、センサー16がOFFか
否かの判断を行なっており、センサー16がONの場合
はステップ8へ移行し、OFFの場合はステップ5へ移
行する。
否かの判断を行なっており、センサー16がONの場合
はステップ8へ移行し、OFFの場合はステップ5へ移
行する。
【0203】ステップ5では、エラータイマーの値を0
にリセットするとともに計測を開始しステップ6へ移行
する。
にリセットするとともに計測を開始しステップ6へ移行
する。
【0204】ステップ6では、センサー16がONか否
かの判断をおこなっており、ONでない場合はステップ
7へ移行する。
かの判断をおこなっており、ONでない場合はステップ
7へ移行する。
【0205】ステップ7では、図11のエラーチェック
ルーチンを実行し、ステップ6へ戻ることになる。
ルーチンを実行し、ステップ6へ戻ることになる。
【0206】つぎにステップ6においてセンサー16が
ONの場合はステップ8へ移行しエラータイマーの値を
0にリセットするとともに計測を開始しステップ9へ移
行する。
ONの場合はステップ8へ移行しエラータイマーの値を
0にリセットするとともに計測を開始しステップ9へ移
行する。
【0207】ステップ9では、センサー16がOFFか
否かの判断をおこなっており、OFFでない場合はステ
ップ10へ移行しエラーチェックルーチンを実行しステ
ップ9へ戻り、センサー16がOFFになった場合はス
テップ11へ移行しタイマー1の値を0にリセットする
とともに計測を開始しステップ12(図26)へ移行す
る。
否かの判断をおこなっており、OFFでない場合はステ
ップ10へ移行しエラーチェックルーチンを実行しステ
ップ9へ戻り、センサー16がOFFになった場合はス
テップ11へ移行しタイマー1の値を0にリセットする
とともに計測を開始しステップ12(図26)へ移行す
る。
【0208】ステップ12では、モーター27がONか
否かの判断をおこなっており、ONの場合はステップ1
4へ移行する。
否かの判断をおこなっており、ONの場合はステップ1
4へ移行する。
【0209】ステップ14では、センサー16がONか
否かの判断をおこなっており、ONでない場合はステッ
プ15へ移行してエラーチェックルーチンを実行しステ
ップ14へ戻り、ONの場合はステップ16へ移行す
る。
否かの判断をおこなっており、ONでない場合はステッ
プ15へ移行してエラーチェックルーチンを実行しステ
ップ14へ戻り、ONの場合はステップ16へ移行す
る。
【0210】ステップ16では、タイマー1の計測値
が、手前側反転位置より小さいか否かの比較をおこなっ
ている。ここでタイマー1が小さい場合はフィルム11
が手前側に位置したと判断できるため、ステップ17へ
移行し、ソレノイド23AをOFFし、フィルム11の
寄り方向を奥側に切り替えるとともに、手前フラグを
“0”にリセットしてステップ20へ移動する。
が、手前側反転位置より小さいか否かの比較をおこなっ
ている。ここでタイマー1が小さい場合はフィルム11
が手前側に位置したと判断できるため、ステップ17へ
移行し、ソレノイド23AをOFFし、フィルム11の
寄り方向を奥側に切り替えるとともに、手前フラグを
“0”にリセットしてステップ20へ移動する。
【0211】またステップ16においてタイマー1の計
測値が手前側反転位置より小さくない場合はステップ1
8へ移行する。
測値が手前側反転位置より小さくない場合はステップ1
8へ移行する。
【0212】ステップ18では、タイマー1の計測値
が、奥側反転位置よりも大きいか否かの比較をおこなっ
ている。ここで奥側反転位置とはフィルムを奥側から手
前方向に切り替える位置を示す。大きくない場合はステ
ップ20へ移行し、大きい場合はフィルム11が奥側に
位置したと判断できるため、ステップ19へ移行し、ソ
レノイド23AをONし、フィルム11の寄り方向を手
前側に切り替えるとともに、手前フラグを“1”にセッ
トしてステップ20へ移行する。
が、奥側反転位置よりも大きいか否かの比較をおこなっ
ている。ここで奥側反転位置とはフィルムを奥側から手
前方向に切り替える位置を示す。大きくない場合はステ
ップ20へ移行し、大きい場合はフィルム11が奥側に
位置したと判断できるため、ステップ19へ移行し、ソ
レノイド23AをONし、フィルム11の寄り方向を手
前側に切り替えるとともに、手前フラグを“1”にセッ
トしてステップ20へ移行する。
【0213】ステップ20では、エラータイマーの値を
0にリセットするとともに計測を開始し、ステップ21
へ移行する。
0にリセットするとともに計測を開始し、ステップ21
へ移行する。
【0214】ステップ21では、センサー16がOFF
か否かの判断を行っており、OFFでない場合はステッ
プ22へ移行しエラーチェックルーチン(図11)を実
行して、ステップ21へ戻る。
か否かの判断を行っており、OFFでない場合はステッ
プ22へ移行しエラーチェックルーチン(図11)を実
行して、ステップ21へ戻る。
【0215】またステップ21においてセンサー16が
OFFの場合はステップ23へ移行し、ここでタイマー
1の値を0にリセットするとともに計測を開始し、ステ
ップ12へ戻ることになる。
OFFの場合はステップ23へ移行し、ここでタイマー
1の値を0にリセットするとともに計測を開始し、ステ
ップ12へ戻ることになる。
【0216】前述ステップ12においてモーター27が
OFFの場合はステップ13へ移行し、まずタイマー1
の計測を止めるとともに計測値を0にリセットして次に
ソレノイド23AをOFFし、ステップ1へ戻ることに
なる。
OFFの場合はステップ13へ移行し、まずタイマー1
の計測を止めるとともに計測値を0にリセットして次に
ソレノイド23AをOFFし、ステップ1へ戻ることに
なる。
【0217】次に前述した手前側反転位置・奥側反転位
置を決定するサブルーチンを述べる。図27に示すサブ
ルーチンは、図26のステップ17及びステップ19で
ソレノイド23AをOFF及びONするときに呼ばれる
サブルーチンである。
置を決定するサブルーチンを述べる。図27に示すサブ
ルーチンは、図26のステップ17及びステップ19で
ソレノイド23AをOFF及びONするときに呼ばれる
サブルーチンである。
【0218】図27において、先ずステップS4でセッ
トフラグがONか否か判断する。セットフラグは一度で
も反転位置により寄り方向が切り替えられるとセットさ
れる。ステップS4でOFFのときステップS5へ移行
する。
トフラグがONか否か判断する。セットフラグは一度で
も反転位置により寄り方向が切り替えられるとセットさ
れる。ステップS4でOFFのときステップS5へ移行
する。
【0219】ステップS5では、タイマーθをリセット
スタートする。タイマーθは反転位置からもう一方の反
転位置までの時間を計測する。
スタートする。タイマーθは反転位置からもう一方の反
転位置までの時間を計測する。
【0220】そしてステップS6でセットフラグをセッ
トして、サブルーチンを抜ける。
トして、サブルーチンを抜ける。
【0221】ステップS4でセットフラグがONのとき
ステップS7へ移行する。
ステップS7へ移行する。
【0222】ステップS7では、手前フラグがONか否
か判断する。手前フラグがOFFのときステップS8へ
移行する。
か判断する。手前フラグがOFFのときステップS8へ
移行する。
【0223】ステップS8では、タイマーθの計測値を
奥側時間にセットする。奥側時間とは手前側反転位置か
ら奥側反転位置までの時間である。そしてタイマーθを
リセット再スタートし、出口へ抜ける。ステップS7で
手前フラグがONのとき、ステップS9へ移行する。
奥側時間にセットする。奥側時間とは手前側反転位置か
ら奥側反転位置までの時間である。そしてタイマーθを
リセット再スタートし、出口へ抜ける。ステップS7で
手前フラグがONのとき、ステップS9へ移行する。
【0224】ステップS9では、タイマーθの計測値を
手前側時間にセットし、タイマーθをリセット再スター
トする。手前側時間とは奥側反転位置から手前側反転位
置までの時間である。そしてステップS10へ移行す
る。
手前側時間にセットし、タイマーθをリセット再スター
トする。手前側時間とは奥側反転位置から手前側反転位
置までの時間である。そしてステップS10へ移行す
る。
【0225】ステップS10では(移動距離)/(手前
側時間)を(手前側速度VM)計算し、ステップS11
へ移行する。移動距離は奥側反転位置と手前側反転位置
の間の距離である。
側時間)を(手前側速度VM)計算し、ステップS11
へ移行する。移動距離は奥側反転位置と手前側反転位置
の間の距離である。
【0226】ステップS11では、VMと所定速度のV
θの比較を行う。VMがVθより大きい時ステップS1
2へ移行する。
θの比較を行う。VMがVθより大きい時ステップS1
2へ移行する。
【0227】ステップS12では、手前側反転位置を1
/4dに変更し、ステップS14へ移行する。またステ
ップS11で大きくない時ステップS13へ移行する。
/4dに変更し、ステップS14へ移行する。またステ
ップS11で大きくない時ステップS13へ移行する。
【0228】ステップS13では、手前側反転位置を2
/5dに変更し、ステップS14へ移行する。ステップ
S14では(移動距離)/(奥側時間)を(奥側速度V
0)計算し、ステップS15へ移行する。
/5dに変更し、ステップS14へ移行する。ステップ
S14では(移動距離)/(奥側時間)を(奥側速度V
0)計算し、ステップS15へ移行する。
【0229】ステップS15では、V0と所定速度Vθ
の比較を行う。V0がVθより大きい時ステップS16
へ移行する。
の比較を行う。V0がVθより大きい時ステップS16
へ移行する。
【0230】ステップS16では、奥側反転位置を3/
4dに変更し出口へ抜ける。ステップS15で大きくな
い時、ステップS17へ移行する。
4dに変更し出口へ抜ける。ステップS15で大きくな
い時、ステップS17へ移行する。
【0231】ステップS17では、奥側反転位置を3/
5dに変更し、出口へ抜ける。
5dに変更し、出口へ抜ける。
【0232】この様にして奥側反転位置から手前側反転
位置までの時間と、手前側反転位置から奥側反転位置ま
での時間をそれぞれ計測し、所定量より大きい時反転位
置を中央へ変更する。
位置までの時間と、手前側反転位置から奥側反転位置ま
での時間をそれぞれ計測し、所定量より大きい時反転位
置を中央へ変更する。
【0233】以上説明した様に本実施例では、定着フィ
ルムの寄り方向移動時間を計測し、それに応じた制御範
囲内になるように定着フィルムを無限往復させる。
ルムの寄り方向移動時間を計測し、それに応じた制御範
囲内になるように定着フィルムを無限往復させる。
【0234】また本実施例においてはセンサー16には
透過形フォトセンサーを用いたが、例えばマイクロスイ
ッチ、又は反射形のフォトセンサー等のセンサーを用い
ても同様である。
透過形フォトセンサーを用いたが、例えばマイクロスイ
ッチ、又は反射形のフォトセンサー等のセンサーを用い
ても同様である。
【0235】また反転位置を2段階に制御したが所定速
度を複数もち、複数に反転位置を制御しても良い。
度を複数もち、複数に反転位置を制御しても良い。
【0236】<第2の実施例>(図28) 本実施例は前記第1の実施例装置において、フィルムの
所定時間内の移動距離を検知し、寄り制御範囲を変える
ようにした装置である。
所定時間内の移動距離を検知し、寄り制御範囲を変える
ようにした装置である。
【0237】図28は本実施例の寄り制御範囲を決定す
るサブルーチンである。他のハード構成、及び寄り制御
プログラムは第1の実施例と同様である。
るサブルーチンである。他のハード構成、及び寄り制御
プログラムは第1の実施例と同様である。
【0238】図28のサブルーチンは前述図26のステ
ップ17及びステップ19で寄り制御ソレノイド23A
をON又はOFFしてから、奥側反転位置から手前側反
転位置までの移動時間及び手前側反転位置から奥側反転
位置までの移動時間より短い所定の時間後に呼び出され
るプログラムである。
ップ17及びステップ19で寄り制御ソレノイド23A
をON又はOFFしてから、奥側反転位置から手前側反
転位置までの移動時間及び手前側反転位置から奥側反転
位置までの移動時間より短い所定の時間後に呼び出され
るプログラムである。
【0239】ステップS31では先ず、手前フラグがO
Nか否か判断している。手前フラグがOFFの時ステッ
プS32に移行する。
Nか否か判断している。手前フラグがOFFの時ステッ
プS32に移行する。
【0240】ステップS32では、前回の手前側反転位
置から現時点までのフィルムの移動距離を計算する。例
えば前回手前側反転位置が1/4dで、現時点のフィル
ムの位置がタイマー1での計測により1/2dだとする
と、奥側移動距離D0は1/4dとなる。そして出口へ
と抜ける。
置から現時点までのフィルムの移動距離を計算する。例
えば前回手前側反転位置が1/4dで、現時点のフィル
ムの位置がタイマー1での計測により1/2dだとする
と、奥側移動距離D0は1/4dとなる。そして出口へ
と抜ける。
【0241】またステップS31で手前フラグがONの
場合は、ステップS33へと移行する。
場合は、ステップS33へと移行する。
【0242】ステップS33では、ステップS32と同
様に手前側移動距離DMを計算し、ステップS34へと
移行する。
様に手前側移動距離DMを計算し、ステップS34へと
移行する。
【0243】ステップS34では、DMと予め決められ
た所定距離Dとの比較を行う。DMがDよりも大きい場
合はステップS35へ移行する。
た所定距離Dとの比較を行う。DMがDよりも大きい場
合はステップS35へ移行する。
【0244】ステップS35では、手前側反転位置を1
/4dに変更してステップS37へ移行する。ステップ
S34で大きくない場合はステップS36へ移行する。
/4dに変更してステップS37へ移行する。ステップ
S34で大きくない場合はステップS36へ移行する。
【0245】ステップS36では、手前側反転位置を2
/5dに変更して、ステップS37へ移行する。ステッ
プS37ではD0とDの比較を行う。D0がDより大きい
場合は、ステップS38へ移行する。
/5dに変更して、ステップS37へ移行する。ステッ
プS37ではD0とDの比較を行う。D0がDより大きい
場合は、ステップS38へ移行する。
【0246】ステップS38では、奥側反転位置を3/
4dに変更して出口へと抜ける。又ステップS37で大
きくない場合はステップS39へと移行する。
4dに変更して出口へと抜ける。又ステップS37で大
きくない場合はステップS39へと移行する。
【0247】ステップS39では、奥側反転位置を3/
5dに変更して出口へと抜ける。
5dに変更して出口へと抜ける。
【0248】このように所定時間内の移動距離をフィル
ムの位置より求め、その値に応じて奥側反転位置、及び
手前側反転位置を変えることにより往復範囲を制御す
る。
ムの位置より求め、その値に応じて奥側反転位置、及び
手前側反転位置を変えることにより往復範囲を制御す
る。
【0249】
【発明の効果】以上のように本発明に依れば、エンドレ
スフィルムを用いたフィルム加熱方式の加熱装置につい
て、フィルムの寄り制御不安定要因の関与にかかわら
ず、常に安定したフィルムの寄り制御・搬送が可能とな
り、装置の信頼性を向上させることができる。またフィ
ルム寄り制御手段を構造複雑化・大型化させることなく
容易に実施できる。
スフィルムを用いたフィルム加熱方式の加熱装置につい
て、フィルムの寄り制御不安定要因の関与にかかわら
ず、常に安定したフィルムの寄り制御・搬送が可能とな
り、装置の信頼性を向上させることができる。またフィ
ルム寄り制御手段を構造複雑化・大型化させることなく
容易に実施できる。
【図1】 参考例1の装置の要部の斜視図
【図2】 該装置の途中部省略平面図
【図3】 該装置の側面図
【図4】 画像形成装置例の概略図
【図5】 エンドレスフィルムの外形図
【図6】 フィルムセンサーとフィルム位置の関係説明
図
図
【図7】 フィルム位置とフィルムセンサー出力の関係
を示すグラフ
を示すグラフ
【図8】 制御系の概略図
【図9】 フィルム寄り移動制御プログラムのフローチ
ャート
ャート
【図10】 フィルム寄り移動制御プログラムのフロー
チャート
チャート
【図11】 フィルム寄り移動制御プログラムのフロー
チャート
チャート
【図12】 フィルム寄り移動制御プログラムのフロー
チャート
チャート
【図13】 フィルム寄り移動制御プログラムのフロー
チャート
チャート
【図14】 フィルム寄り移動制御プログラムのフロー
チャート
チャート
【図15】 参考例2の装置についてのフィルム寄り移
動制御プログラムのフローチャート
動制御プログラムのフローチャート
【図16】 参考例3の装置についてのフィルム寄り移
動制御プログラムのフローチャート
動制御プログラムのフローチャート
【図17】 参考例4の装置についてのフィルム寄り移
動制御プログラムのフローチャート
動制御プログラムのフローチャート
【図18】 参考例5の装置についてのフィルム寄り移
動制御プログラムのフローチャート
動制御プログラムのフローチャート
【図19】 フィルム寄り移動制御プログラムのフロー
チャート
チャート
【図20】 参考例6の装置の途中部省略平面図
【図21】 フィルム寄り移動制御プログラムのフロー
チャート
チャート
【図22】 第1の実施例の装置の途中部省略平面図
【図23】 該装置の側面図
【図24】 制御系の概略図
【図25】 フィルム寄り移動制御プログラムのフロー
チャート
チャート
【図26】 フィルム寄り移動制御プログラムのフロー
チャート
チャート
【図27】 フィルム寄り移動制御プログラムのフロー
チャート
チャート
【図28】 第2の実施例の装置についてのフィルム寄
り移動制御プログラムのフローチャート
り移動制御プログラムのフローチャート
11 エンドレスフィルム 12 従動ローラー 13 駆動ローラー 14 加熱体 15 加圧ローラー 16 フィルム寄り位置検知センサー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/20 101 B65H 5/02
Claims (3)
- 【請求項1】 回転するエンドレス状のフィルムと、こ
のフィルムの移動方向と直交する方向へのフィルムの寄
りが所定範囲内となるように制御する寄り制御手段と、
を有し、前記フィルム側からの熱により記録材上の画像
を加熱する像加熱装置において、 前記フィルムの寄り移動速度を検知する検知手段を有
し、前記検知手段の検知情報に応じて前記寄り制御手段
による所定範囲を変化させることを特徴とする像加熱装
置。 - 【請求項2】 前記検知手段はフィルムの寄り方向の所
定距離間での寄り移動時間を検知することを特徴とする
請求項1に記載の像加熱装置。 - 【請求項3】 前記検知手段はフィルムの寄り移動の所
定時間内での寄り移動距離を検知することを特徴とする
請求項1に記載の像加熱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07842592A JP3173108B2 (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 像加熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07842592A JP3173108B2 (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 像加熱装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05238583A JPH05238583A (ja) | 1993-09-17 |
JP3173108B2 true JP3173108B2 (ja) | 2001-06-04 |
Family
ID=13661694
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07842592A Expired - Fee Related JP3173108B2 (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 像加熱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3173108B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101195259B (zh) * | 2007-12-28 | 2010-12-08 | 哈尔滨工业大学 | 片式多层陶瓷电容电感切割机的切刀机构 |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4630652B2 (ja) | 2004-12-10 | 2011-02-09 | キヤノン株式会社 | 定着装置及び画像形成装置 |
JP5388479B2 (ja) * | 2008-05-26 | 2014-01-15 | キヤノン株式会社 | ベルト搬送装置及び画像加熱装置及び画像形成装置 |
JP5300608B2 (ja) * | 2009-06-09 | 2013-09-25 | キヤノン株式会社 | ベルト搬送装置及び画像形成装置 |
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US8326162B2 (en) * | 2010-07-09 | 2012-12-04 | Xerox Corporation | Belt tracking using two edge sensors |
JP6086184B2 (ja) * | 2012-04-12 | 2017-03-01 | 富士ゼロックス株式会社 | 定着装置および画像形成装置 |
-
1992
- 1992-02-28 JP JP07842592A patent/JP3173108B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN101195259B (zh) * | 2007-12-28 | 2010-12-08 | 哈尔滨工业大学 | 片式多层陶瓷电容电感切割机的切刀机构 |
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Publication number | Publication date |
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JPH05238583A (ja) | 1993-09-17 |
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