JPH05238073A - 両面記録装置 - Google Patents

両面記録装置

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Publication number
JPH05238073A
JPH05238073A JP4039179A JP3917992A JPH05238073A JP H05238073 A JPH05238073 A JP H05238073A JP 4039179 A JP4039179 A JP 4039179A JP 3917992 A JP3917992 A JP 3917992A JP H05238073 A JPH05238073 A JP H05238073A
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carriage
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JP4039179A
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Takayuki Ishii
隆幸 石井
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J19/00Character- or line-spacing mechanisms
    • B41J19/005Cable or belt constructions for driving print, type or paper-carriages, e.g. attachment, tensioning means

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  • Fax Reproducing Arrangements (AREA)
  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
  • Character Spaces And Line Spaces In Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構造で記録媒体を裏返すこと等なし
に、一つの記録ヘッドで、迅速で高品位の両面記録を可
能とする。 【構成】 キャリッジモータ2のピニオン21はラック
43と係合する。記録ヘッド1とキャリッジモータ2を
搭載するキャリッジ3は溝状の経路41、51によって
ガイドされる。キャリッジモータ2の回転によりキャリ
ッジ3は移動し、記録ヘッド1により記録媒体8の片面
に一バンド分の記録を行なう。記録終了後キャリッジ3
はさらに移動を続け、経路41,51の曲線部411、
511にガイドされて反転し、記録ヘッド1が記録媒体
8の裏面に対向する。しかる後、記録ヘッド1で記録媒
体8の裏面に一バンド分の記録を行なう。記録媒体8の
搬送後、キャリッジ3は移動方向を転換する。以下、上
記動作を繰り返し、両面記録を終了する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は記録媒体の表裏両面に文
字もしくは画像の記録を行なう両面記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】記録媒体の表裏に記録を行なう両面記録
装置は、記録に要する記録媒体が半減できる、記録後の
記録媒体の保管スペースが削減できる等、省資源、省ス
ペースにつながることから、近年脚光を浴びている。従
来、記録媒体の表裏に記録を行なう両面記録装置として
は、大別して、 表面に記録した記録媒体をいったん排紙、反転した
後、記録部に再挿入して記録媒体の裏面に記録する技
術、として、特公平3ー24350号公報等、 記録媒体の両面に各々記録ヘッドを配置し、記録媒体
の両面に記録する技術として 特開昭57ー17875
8号公報等、 記録媒体の両面にインクリボン、インクフィルム等を
配置し、切換え機構等で選択することにより、一つの記
録ヘッドで記録媒体の両面に記録する技術として、特公
昭63ー38304号公報等が開示されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術においては、 表面に記録した記録媒体をいったん排紙、反転した
後、記録部に再挿入して記録媒体の裏面に記録する技術
においては、記録媒体の反転に複雑な機構を要する、記
録媒体の反転に大きなスペースが必要である、記録媒体
の反転に時間を要し、記録速度が遅くなる、裏面記録用
の記録データは天地左右の逆転等、処理が必要である、
等の、 記録媒体の両面に各々記録ヘッドを配置し、記録媒体
の両面に記録する技術においては、記録ヘッドおよびそ
の周辺機構、ドライブ回路等、記録機構要素が二組必要
となる、等の、 記録媒体の両面にインクリボン、インクシート等を配
置し、切換え機構等で選択することにより、一つの記録
ヘッドで記録媒体の両面に記録する技術においては、イ
ンクリボン、インクシート等の切換えに複雑な機構を要
する、構成上、記録ヘッドの記録エネルギが記録媒体の
裏面側にも到達することが必要であり、インパクト方
式、サーマル方式等に記録技術が限られる、等の欠点を
有している。
【0004】本発明はこのような問題点を解決するため
になされたもので、一つの記録ヘッドのみを用いて、記
録媒体の反転機構等を用いることなく、インクリボン、
インクシート等の切換え機構等を用いることなく、裏面
用の記録データに対して表面用記録データの天地あるい
は左右反転等の処理を加える必要なく、記録速度を落と
すことなく、記録媒体の両面に記録することができる両
面記録装置を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の両面記録装置
は、記録媒体の一面側から他の一面側への連続する経路
手段と、前記経路手段に沿って記録ヘッドを移動するヘ
ッド移動手段と、を備えたことを特徴とする。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面を用いて詳細
に説明する。図1は本発明の一実施例を示す斜視図、図
2はその断面図、図3はその正面図、図4は構成の細部
を示す部分断面図である。
【0007】これらの図において、1は記録ヘッドであ
り、具体的には例えばインクジェット記録ヘッドであ
り、記録部で略水平方向に搬送される記録媒体8に対向
して配置され、複数の記録素子11から記録媒体2へイ
ンク滴を吐出する。
【0008】12はインクカートリッジであり、記録ヘ
ッド1の姿勢が変わっても記録素子11部にかかる液圧
の変動を小さく押さえるため内部に毛管等を備え、記録
ヘッド1にインクの供給を行なう。
【0009】2はキャリッジモータであり、その駆動軸
の片側にはキャリッジモータピニオン21が圧入等の手
段で固定されている。
【0010】35はフレキシブル配線基板であり、記録
ヘッド1及びキャリッジモータ2と図示しない駆動回路
とを電気的に結合する。
【0011】3はキャリッジであり、上記記録ヘッド
1、インクカートリッジ12、キャリッジモータ2をそ
れぞれ固定した状態で搭載する。キャリッジ3には略円
筒状のガイドピン31(31a、31b)、32(32
a、32b)が対向して設けられ、各ガイドピン31
a、31b、32a、32bの先端にはバネによって外
方向へ付勢されるボール33が埋め込まれている。
【0012】4、5はキャリッジガイド板であり、左右
のフレーム91、92に支持されている。キャリッジガ
イド板4には溝状の経路41、ラック43及び開口42
が設けられ、キャリッジガイド板5には溝状の経路5
1、開口52が設けられている。経路41、51は同一
形状で各々上下二条設けられ、一端に滑らかな曲線部4
11、511を有し連続する。ラック43も上下二条設
けられ、一端に滑らかな曲線部431を有し連続する。
【0013】経路41にはガイドピン31a、31b及
びボール33が、経路51にはガイドピン32a、32
b及びボール33が係合し、これによってキャリッジ3
の姿勢が決められる。経路41、51の溝幅はガイドピ
ン31、32の円筒径よりわずかに広く設定され、キャ
リッジ3が経路41、51に沿ってスライド可能な構造
となっている。経路41、51の溝底は、図4に断面を
示すごとく、斜めの形状を有し、ボール33を介して受
けるバネ331の力の垂直方向の分力を発生させ(キャ
リッジ3の自重も加えて)ガイドピン31、32を経路
41、51の下面413、513に付勢する。これによ
りキャリッジ3がガタなくスライド可能な構造となって
いる。
【0014】なお、わずかのガタを許容する設計におい
ては、ボール33及びバネ331を省略してガイドピン
31及びガイドピン32と一体とする、あるいは経路4
1、51の溝底の斜め構造を省略することが可能であ
る。
【0015】経路41、51の曲線部411、511の
形状は例えば円弧でよい。円弧の径及びそれに連続する
上下二条の経路間の間隔は記録ヘッド1との位置関係に
よって決定されている。すなわち、経路41、51によ
ってガイドされるキャリッジ3に固定された記録ヘッド
1の、上向き時の記録素子11面と対向する記録媒体8
表面との間隙と、下向き時の記録素子11面と対向する
記録媒体8裏面との間隙とが相等しい一定値となるよう
に決定されている。
【0016】ラック43はキャリッジ3に固定されたキ
ャリッジモータ2のキャリッジモータピニオン21と係
合し、キャリッジモータピニオン21の回転によってキ
ャリッジモータピニオン21が移動することが可能とな
るような歯形状を有している。ラック43の曲線部43
1の形状及びそれに連続する上下二条のラック間の間隔
は、経路41、51にガイドされて移動するキャリッジ
3に固定されたキャリッジモータ2のキャリッジモータ
ピニオン21の移動軌跡に対応して決定されている。
【0017】キャリッジガイド板4の開口42及びキャ
リッジガイド板5の開口52は記録媒体8がその中を通
過するのに十分な大きさを有する。
【0018】キャリッジガイド板4、5の段差部45、
55はフレキシブル配線基板35が記録媒体8と干渉す
るのを防ぐためにキャリッジガイド板4、5の全周に渡
って設けられている。
【0019】62は主紙送り駆動ローラであり、平板9
3上に設けられた複数の軸受941によって支えられ、
軸受941の反対側から押圧する一個もしくは複数の主
紙送り従動ローラ63と係合し、記録媒体8を間にはさ
んで回転することによって、記録媒体8を搬送する。主
紙送り駆動ローラ62には主紙送り歯車621が直結さ
れている。主紙送り従動ローラ63は軸受942に支え
られる。軸受942はキャリッジガイド板4の開口部4
2に設けられたホルダー421により主紙送り駆動ロー
ラ62に対する押圧方向にのみ移動可能な如くガイドさ
れ、バネ422により主紙送り駆動ローラ62に押圧さ
れている。
【0020】72は副紙送り駆動ローラであり、対向す
る副紙送り従動ローラ73により押圧されている。副紙
送り駆動ローラ72には副紙送り歯車721が直結され
ている。主紙送り駆動ローラ62と主紙送り従動ローラ
63からなる主紙送り駆動部と、副紙送り駆動ローラ7
2と副紙送り従動ローラ73からなる副紙送り駆動部と
の間で記録媒体8がたるみなく搬送可能となるように、
副紙送り駆動部は主紙送り駆動部に対して、周速はわず
かに早く、押圧力は十分に小さく設定されている。
【0021】65は給紙ローラであり、図示しない一方
向クラッチを内蔵し、給紙ローラ軸652により一方向
のみに回転駆動されて、給紙トレイ81に収納された記
録媒体8を記録装置に送り込む。給紙ローラ65には給
紙歯車651が直結されている。
【0022】6は紙送りモータであり、紙送りモータピ
ニオン61が固定され、図示しない切換え機構を介し
て、主紙送り歯車621、副紙送り歯車721及び給紙
歯車651と係合している。切換え機構は紙送りモータ
6の、ある方向への回転時(今後逆回転と称す)に給紙
歯車651と係合して給紙ローラ65を駆動し、反対方
向への回転時(正回転)に主紙送り歯車621、副紙送
り歯車721と係合して主紙送り駆動ローラ62及び副
紙送り駆動ローラ72を駆動するものである。
【0023】次に、上記構成からなる両面記録装置の動
作について説明する。
【0024】非記録時にキャリッジ3はホーム位置で待
機状態にある。
【0025】ホストコンピュータ等から記録データを受
け取ると紙送りモータ6は給紙のため逆回転を開始す
る。紙送りモータ6の逆回転により給紙ローラ65が駆
動され、給紙トレイ81に収納された記録媒体8が一枚
選択されて主紙送り駆動部に送り込まれる。選択された
記録媒体8は、給紙ローラ65と主紙送り駆動ローラ6
2の間にある紙端センサに記録媒体8の先端が検知され
ると、その位置から記録媒体8の先端が主紙送り駆動ロ
ーラ部に十分到達する予め定められた量だけ送り込まれ
る。記録媒体8の先端が主紙送り駆動ローラ62と主紙
送り従動ローラ63との間に押し付けられ、斜行等が矯
正された状態で紙送りモータ6の逆回転を停止し、給紙
動作が終了する。
【0026】次に、紙送りモータ6は記録媒体8の頭出
しのため正回転を開始する。紙送りモータ6の正回転
で、切換え機構により、紙送りモータ6の動力は給紙歯
車651に対して伝達解除され、主紙送り歯車621及
び副紙送り歯車721に伝達されるよう切り換わり、主
紙送り駆動ローラ62及び副紙送り駆動ローラ72が駆
動される。主紙送り駆動ローラ62は予め定められた量
だけ駆動される。記録媒体8は主紙送り駆動ローラ62
と主紙送り従動ローラ63に挟まれて送り出され、副紙
送り駆動ローラ72と副紙送り従動ローラ73の間に送
り込まれ、さらに副紙送り駆動ローラ72と副紙送り従
動ローラ73に挟まれて定められた量だけわずかに送り
出された後、紙送りモータ6の正回転が停止し、頭出し
動作が終了する。この時副紙送り駆動部は主紙送り駆動
部に対して、周速は早く、押圧力は小さく設定されてい
るため、副紙送り駆動部と主紙送り駆動部の間で記録媒
体8にたるみがある場合でもたるみ分だけ副紙送り駆動
部で多く送り、たるみがなくなってからは副紙送り駆動
ローラ部ですべりを生じることにより、記録媒体8は主
紙送り駆動部と副紙送り駆動部の間でたるみのない状態
でセットされる。また、給紙ローラ65は内蔵する一方
向クラッチにより記録媒体8の引出し方向に対して空転
し、記録媒体8は給紙トレイから負荷の小さい状態で引
き出される。
【0027】以上のようにして記録媒体8の給紙及び頭
出し動作が完了した後、キャリッジモータ2を駆動す
る。キャリッジガイド板4に設けられたラック43と係
合するキャリッジモータピニオン21は、自身の回転に
より移動を開始し、キャリッジモータ2を固定したキャ
リッジ3は、キャリッジガイド板4に設けられた経路4
1及びキャリッジガイド板5に設けられた経路51にガ
イドされて、記録媒体8の幅方向に自走移動を開始す
る。
【0028】キャリッジ3が移動してキャリッジ3に固
定された記録ヘッド1の記録素子11が記録領域に達し
た後、記録データに応じて記録素子11に選択的に通電
し、記録媒体8の記録領域内に1バンド分の任意の文字
または画像を記録する。
【0029】記録指令が片面記録の場合は、上記第一の
バンドの記録が終了した後、キャリッジモータ2の駆動
を停止し、紙送りモータ6を正回転駆動して、記録媒体
8を1バンド分搬送する。しかる後、キャリッジモータ
2を反転駆動して記録ヘッド1を逆方向に移動し、第二
のバンドを記録する。以下、上記動作を繰り返し、表面
のみの記録を終了する。
【0030】記録指令が両面記録の場合は、上記第一の
バンドの記録が終了した後も、キャリッジモータ2の駆
動を停止することなく連続する。キャリッジモータ2の
キャリッジモータピニオン21はキャリッジガイド板4
に設けられたラック43の曲線部431と連続的に係合
し、キャリッジモータ2を固定したキャリッジ3は、ガ
イドピン31a、31b、32a、32bがキャリッジ
ガイド板4に設けられた経路41の曲線部411及びキ
ャリッジガイド板5に設けられた経路51の曲線部51
1にガイドされて反転し、記録媒体8の裏面側に移行す
る。
【0031】キャリッジ3がさらに移動してキャリッジ
3に固定された記録ヘッド1の記録素子11が裏面側の
記録領域に達した後、記録データに応じて記録素子11
に選択的に通電し、記録媒体8の裏面側の印字領域内に
1バンド分の任意の文字または画像を記録する。
【0032】裏面側に第一のバンドの記録が終了した
後、キャリッジモータ2の駆動を停止し、紙送りモータ
6を正回転駆動して、記録媒体8を1バンド分搬送す
る。
【0033】しかる後、キャリッジモータ2を反転駆動
して記録ヘッド1を逆方向に移動し、記録媒体8の裏面
側に第二のバンドを記録する。
【0034】裏面側に第二のバンドを記録した後、キャ
リッジ3は経路41の曲線部411及び経路51の曲線
部511にガイドされて再び反転し、記録媒体8の表面
側に移行する。
【0035】キャリッジ3はさらに移動して表面側の記
録領域に達し、記録ヘッド1により表面側に第二のバン
ドを記録して停止する。次に記録媒体8の搬送動作に移
る。以下、上記動作を繰り返し、表裏両面の記録を終了
する。
【0036】上述のように、本実施例においては記録媒
体8の表裏両面の同一バンドの記録が、記録ヘッド1の
連続的な移動によって行われるため、裏面側の記録デー
タの天地あるいは左右を反転する等の処理は全く不要で
ある。また、記録媒体8の表裏の記録バンドを正確に重
ね合わせることができる。さらに、記録速度を落とすこ
とがない。
【0037】図5は第二の実施例を示す断面図である。
【0038】第2の実施例は、第1の実施例において片
面記録の際に、記録ヘッド1が記録媒体8の下側で動作
し、記録媒体8の下面801側に片面記録データを記録
するモード(フェイスダウン排紙モード)と、記録ヘッ
ド1が記録媒体8の上側で動作し、記録媒体8の上面8
02側に片面記録データを記録するモード(フェイスア
ップ排紙モード)とを設けたものである。
【0039】フェイスダウン排紙モードが選択された場
合、記録指令により、第1の実施例に記述した如く記録
媒体8のセットが行われ、キャリッジ3が記録媒体8の
幅方向に移動を開始し、キャリッジ3に固定された記録
ヘッド1により記録が開始される。以下、キャリッジ3
の往復と記録媒体8の搬送を繰り返し、記録媒体8の下
面801への記録が終了する。記録が終了した記録媒体
8は排紙トレイ82へ排出される。
【0040】記録が記録媒体8の下面801側にされる
ため、複数枚の記録媒体に記録を行なった場合、排出さ
れた記録媒体は排紙トレイ82上へ、記録面を下にして
かつ最初に記録した記録媒体を下にして重なる。したが
って、操作者は一連の記録を頁順が揃った状態で入手す
ることが出来る。
【0041】フェイスアップ排紙モードが選択された場
合、記録指令により、記録媒体8のセットが行なわれた
後、キャリッジ3は移動を開始し、記録媒体8の下面8
01を通過し、経路41の曲線部411及び経路51の
曲線部511にガイドされて反転し、記録媒体8の上面
802側に移行する。記録媒体8の上面802側の記録
開始位置からキャリッジ3に固定された記録ヘッド1に
より記録が開始され、以下、記録媒体8の上面802側
でのキャリッジ3の往復と記録媒体8の搬送を繰り返
し、記録媒体8の上面802への記録が終了する。記録
が終了した記録媒体8は排紙トレイ82へ排出される。
【0042】この場合、記録が記録媒体8の上面802
側にされるため、記録媒体は排紙トレイ82上へ記録面
を上にして排出される。したがって、操作者は記録結果
を直ちに視認出来る。
【0043】本発明の構成によれば、上記二つの排紙モ
ードの選択が、何らの付加機構もなしに実現できる。
【0044】図6は第三の実施例を示す斜視図、図7は
その断面図、図8はその正面図である。
【0045】これらの図において、4、5はキャリッジ
ガイド板であり、左右のフレーム91、92に支持され
ている。キャリッジガイド板4には溝状の経路41、ラ
ック43及び開口42が設けられ、キャリッジガイド板
5には溝状の経路51、開口52が設けられている。経
路41、51は同一形状で各々上下二条設けられ、両端
に滑らかな曲線部411、412、及び511、512
を有し連続する。ラック43も上下二条設けられ、両端
に滑らかな曲線部431、432を有し連続する。
【0046】経路41、51の曲線部411、412、
及び511、512の形状は例えば円弧でよい。円弧の
径及びそれに連続する上下二条の経路間の間隔は記録ヘ
ッド1との位置関係によって決定されている。すなわ
ち、経路41、51によってガイドされるキャリッジ3
に固定された記録ヘッド1の、上向き時の記録素子11
面と対向する記録媒体8表面との間隙と、下向き時の記
録素子11面と対向する記録媒体8裏面との間隙とが相
等しい一定値となるように決定されている。
【0047】ラック43の曲線部431、432の形状
及びそれに連続する上下二条のラック間の間隔は、経路
41、51にガイドされて移動するキャリッジ3に固定
されたキャリッジモータ2のキャリッジモータピニオン
21の移動軌跡に対応して決定されている。
【0048】34は複数の移動接触端子であり、板バネ
状をなし、自由端と固定端を有する。固定端はキャリッ
ジ3に固定され、一部はキャリッジモータ2に他部は記
録ヘッド1に配線されている。
【0049】44は複数の固定接触端子であり、キャリ
ッジガイド板4の段差部45に全周に渡って設けられて
いる。複数の固定接触端子44はそれぞれ一箇所で段差
部45の内側より配線が引き出され、図示しない駆動回
路に配線されている。複数の固定接触端子44はキャリ
ッジ3に固定された複数の自由接触端子34の自由端と
それぞれ係合し、移動するキャリッジ3の任意の位置に
おいて電気的結合を行なう。
【0050】他の構成はは第一の実施例と同様である。
【0051】上記構成からなる両面記録装置の動作につ
いて説明する。
【0052】第一の実施例に示したと同様にして記録媒
体8の給紙及び頭出し動作が完了した後、キャリッジモ
ータ2を駆動する。キャリッジガイド板4に設けられた
ラック43と係合するキャリッジモータピニオン21
は、自身の回転により移動を開始し、キャリッジモータ
2を固定したキャリッジ3は、キャリッジガイド板4に
設けられた経路41及びキャリッジガイド板5に設けら
れた経路51にガイドされて、記録媒体8の幅方向に自
走移動を開始する。キャリッジ3が移動してキャリッジ
3に固定された記録ヘッド1の記録素子11が記録領域
に達した後、記録データに応じて記録素子11に選択的
に通電し、記録媒体8の表面側の記録領域内に1バンド
分の任意の文字または画像を記録する。
【0053】記録指令が両面記録の場合は、上記第一の
バンドの記録が終了した後も、キャリッジモータ2の駆
動を停止することなく連続する。キャリッジモータ2の
キャリッジモータピニオン21はキャリッジガイド板4
に設けられたラック43の曲線部431と連続的に係合
し、キャリッジモータ2を固定したキャリッジ3は、ガ
イドピン31a、31b、32a、32bがキャリッジ
ガイド板4に設けられた経路41の曲線部411及びキ
ャリッジガイド板5に設けられた経路51の曲線部51
1にガイドされて反転し、記録媒体8の裏面側に移行す
る。
【0054】キャリッジ3がさらに移動してキャリッジ
3に固定された記録ヘッド1の記録素子11が裏面側の
記録領域に達した後、記録データに応じて記録素子11
に選択的に通電し、記録媒体8の裏面側の印字領域内に
1バンド分の任意の文字または画像を記録する。
【0055】裏面側に第一のバンドの記録が終了した後
もさらにキャリッジモータ2の駆動を連続する。キャリ
ッジ3は経路41の曲線部412及び経路51の曲線部
512にガイドされて再び反転し、記録媒体8の表面側
に移行する。
【0056】このキャリッジ3の反転の間に、紙送りモ
ータ6を正回転駆動して、記録媒体8を1バンド分搬送
する。
【0057】キャリッジ3がさらに移動して表面側の記
録領域に達した後、記録ヘッド1により表面側に第二の
バンドを記録する。
【0058】なおもキャリッジモータ2の駆動を連続す
ることにより、キャリッジ3は経路41の曲線部411
及び経路51の曲線部511にガイドされて再度反転す
る。キャリッジ3が記録媒体8の裏面側に移行した後、
同様に記録ヘッド1により裏面側に第二のバンドを記録
する。
【0059】以下、上記動作を繰り返し、表裏両面の記
録を終了する。
【0060】上述のように、本実施例によれば、記録媒
体8の表裏両面の記録が記録ヘッド1の連続的な移動に
よって行われるため、裏面側の記録データの天地あるい
は左右を反転する等の処理は全く不要であり、記録媒体
8の表裏の記録バンドを正確に重ね合わせることがで
き、記録速度が落ちない、ことに加えて、各面の記録が
常に記録ヘッド1の同一方向の移動によって行なわれる
ため、記録ヘッド1が双方向に移動する記録装置に比
し、バンド毎の記録ドットの着位置がきわめて正確に揃
う。また、記録ヘッド1の往復動作が不要であることか
ら、キャリッジモータ2の駆動制御が簡単になり、か
つ、往復反転動作にともなう騒音の発生もない。
【0061】第四の実施例は、第一〜第三の実施例にお
いて、リニア型モータの移動子を記録ヘッド移動手段と
してキャリッジに搭載し、リニア型モータの固定子をキ
ャリッジガイド板上に配置する構成としたものである。
リニア型モータは電磁型リニアモータ、超音波型リニア
モータ等が適用できる。
【0062】図9は第五の実施例を示す正面図、図10
はその断面図である。
【0063】本実施例はキャリッジモータ2を記録装置
本体側に固定し、キャリッジ3に固定されたワイヤ28
を巻動するプーリ29を駆動することにより、記録ヘッ
ド1の移動を行なう如く構成したものである。これによ
り移動部の軽量化を図ることが可能となる。また、ワイ
ヤ28の代わりにタイミングベルト様のものを用いるこ
とも可能である。
【0064】図11は第六の実施例を示す断面図であ
る。
【0065】第六の実施例は、第一〜第五の実施例にお
いて、記録媒体8を記録部で垂直方向に搬送し、記録媒
体の表面から裏面へのインクジェット記録ヘッド1の移
行が水平面上で行われる如く構成したものである。イン
クジェット記録ヘッド1とインクカートリッジ12の高
さの差が一定となり、液圧が一定となることから、イン
クカートリッジ12内での圧力調整機構が省略できる。
【0066】もちろん、記録媒体8の搬送方向は、操作
者にとっての使いやすさ、記録装置の外形スタイルのね
らい、内部機構の配置の利便性等を考慮して、水平方向
から垂直方向までの間の任意の斜め方向にレイアウトす
ることが可能である。
【0067】なお、第一から第六の実施例において、記
録ヘッド1の筐体に必要機能部材を形成することにより
キャリッジ3は省略することも可能である。
【0068】以上に詳述した実施例においては、記録ヘ
ッドとしてインクジェット記録ヘッドを用いて説明した
が、他の、例えばサーマルヘッドヤワイヤインパクトヘ
ッドを用いることを妨げるものではない。
【0069】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、記録媒体の一面側から他の一面側への連続する
簡単な経路と、経路に沿って記録ヘッドを移動するヘッ
ド移動手段とを設けることによって、記録ヘッドの連続
的な移動で記録ヘッドが記録媒体の表面及び裏面に対向
することが可能となる。この結果、一つの記録ヘッドの
みを用いて、複雑な記録媒体の反転機構等を用いること
なく、複雑なインクリボン、インクシート等の切換え機
構等を用いることなく、記録媒体の両面に記録すること
が可能な両面記録装置を安価に実現できる。
【0070】また、裏面用の記録データに対して表面用
記録データの天地あるいは左右反転等の処理を加える必
要なく、記録速度を落とすことなく、表裏の記録バンド
を正確に重ね合わせて、記録媒体の両面に記録すること
が可能な両面記録装置を実現できる。
【0071】さらに、一つの記録ヘッドで記録媒体のど
ちらの面にも記録することが可能であることから、片面
記録の場合に、記録後の記録媒体の排紙にあたって、排
紙の切換え機構等を設けることなく、記録の頁順が揃っ
たフェイスダウン排紙と記録結果がすぐに確認できるフ
ェイスアップ排紙とが選択できる両面記録装置を実現で
きる。
【0072】加えて、表裏各面への記録を常に記録ヘッ
ドの同一方向への移動によって行なう構成とすることも
可能となる。
【0073】この結果、記録ヘッドが双方向に移動する
記録装置に比し、往時と復時の記録ドットの着位置を合
わせる調整が不要となり、バンド毎の記録ドットの着位
置がきわめて正確に揃った両面記録装置を実現できる。
【0074】また、記録ヘッドの往復動作が不要である
ことから、キャリッジモータの駆動制御が簡単で、か
つ、往復反転動作にともなう騒音の発生もない両面記録
装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の両面記録装置の一実施例の構成を示す
斜視図である。
【図2】図1に示した両面記録装置の断面図である。
【図3】図1に示した両面記録装置の正面図である。
【図4】図1に示した両面記録装置の経路部を示す部分
断面図である。
【図5】本発明の両面記録装置の他の実施例を示す全体
図である。
【図6】本発明の両面記録装置の第三の実施例の構成を
示す斜視図である。
【図7】図6に示した両面記録装置の断面図である。
【図8】図6に示した両面記録装置の正面図である。
【図9】本発明の両面記録装置の第五の実施例の構成を
示す正面図である。
【図10】図9に示した両面記録装置の断面図である。
【図11】本発明の両面記録装置の第六の実施例を示す
全体図である。
【符号の説明】
1 :記録ヘッド 2 :キャリッジモータ 3 :キャリッジ 4 :キャリッジガイド板 6 :紙送りモータ 8 :記録媒体 21 :キャリッジモータピニオン 31 :ガイドピン 41 :経路 43 :ラック 411、412 :経路曲線部 431、432 :ラック曲線部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体の一面側から他の一面側への連
    続する経路手段と、前記経路手段に沿って記録ヘッドを
    移動するヘッド移動手段と、を備えたことを特徴とする
    両面記録装置。
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