JPH0523796U - 表面波モータ - Google Patents

表面波モータ

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JPH0523796U
JPH0523796U JP7822991U JP7822991U JPH0523796U JP H0523796 U JPH0523796 U JP H0523796U JP 7822991 U JP7822991 U JP 7822991U JP 7822991 U JP7822991 U JP 7822991U JP H0523796 U JPH0523796 U JP H0523796U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stator
rotor
piezoelectric element
housing
wave motor
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Pending
Application number
JP7822991U
Other languages
English (en)
Inventor
宗一 和久井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Azbil Corp
Original Assignee
Azbil Corp
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Publication date
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Publication of JPH0523796U publication Critical patent/JPH0523796U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ステータとロータの適切な圧接力を、正確
に、均一に設定することができ、また、一旦、設定した
圧接力は変動が少ない表面波モータを得ることを目的と
する。 【構成】 表面波モータのステータ2かロータ3のう
ち、どちらか一方を永久磁石に、他方を磁性体にするこ
とにより、ステータ2とロータ3を磁力で圧接したこと
を特徴とする。 【効果】 モータの回転むらや振動音が少なく、動きが
安定し、効率が向上する効果がある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、圧電素子の振動エネルギーを利用して回転動力をうる表面波モー タに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図3は、従来の表面波モータを示す断面図であり、図において、1は振動発生 源である圧電素子、2はドーナツ型板形状である振動体としてのステータであり 、圧電素子1はステータ2に接着されている。3は中心部に軸を有する円板形状 をしたロータであり、ステータ2の、圧電素子とは反対側面に当接している。ハ ウジング4はロータ3を、エンドプレート5は圧電素子1を圧接ねじ6の締め付 け力により押圧し、ステータ2とロータ3を圧接している。なお、ロータ3の軸 は、ハウジング4の外側に突出しており、7,8は、その軸受けである。
【0003】 次に動作について説明する。表面波モータは圧電素子1により振動波を発生さ せ、振動体としてのステータ2の、ロータ3との当接表面に進行波を起こしてい る。この進行波をステータ2とロータ3の圧接による摩擦力により、ロータ3の 回転力に変え、モータとしての動力を得ている。従って、ステータ2とロータ3 の圧接力のむらは直接、発生回転力に影響を与える。この圧接力は、ハウジング 4とエンドプレート5間を締め付ける圧接ねじ6の締め付け力により調整されて いる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来の表面波モータは以上のように構成されているので、圧接ねじ6による締 め付け加減により、ステータ2とロータ3の圧接力にむらが生じ易く、圧力分布 を均一に加圧することは比較的困難であった。従って、微妙なねじの締め込みに より、モータの動きが影響されていたし、また、個々のモータの動きを一定にす ることも、比較的困難であった。その結果、回転むらや振動音が発生し、モータ の性能損失が大きくなるばかりか、局部的に磨耗が大きくなる等の現象も起こし かねないなどの問題点があった。
【0005】 この考案は上記のような問題点を解消するためになされたもので、圧接力を正 確に、圧力分布を均一に設定することができ、また、一旦、設定した圧接力は変 動が少なく、従って、適切な圧接力を設計の段階で定めることが可能である表面 波モータを得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この請求項1の考案に係わる表面波モータは、ロータをステータに押しつける 方向に適切な磁力が働くように、ロータかステータのうち、どちらか一方を永久 磁石に、他方を磁性体にすることにより、ロータとステータを磁力で圧接したこ とを特徴とする。
【0007】 請求項2の考案に係わる表面波モータは、ステータを非磁性体とし、ロータを ステータに押しつける方向に適切な磁力が働くように、ロータかハウジングの一 部のうち、どちらか一方を永久磁石に、他方を磁性体とすることにより、ロータ とステータを磁力で圧接したことを特徴とする。
【0008】
【作用】
この請求項1の考案における表面波モータは、設計の段階で、適切な圧接力を 定め、一旦、圧力分布を均一に設定した圧接力は、ほとんど変動せず、回転むら や振動音も少なく、モータの動きも安定している。
【0009】 請求項2の考案における表面波モータは、ステータが非磁性体であって、請求 項1と同様の作用が可能であり、設計の段階で、適切な圧接力を定め、一旦、圧 力分布を均一に設定した圧接力は、ほとんど変動せず、回転むらや振動音も少な く、モータの動きも安定している。
【0010】
【実施例】
実施例1. 以下、この請求項1の考案の一実施例を図について説明する。 図1において 、1は振動発生源である圧電素子、2は振動体であるドーナツ板形状をしたステ ータであり、圧電素子1はステータ2に接着されている。3は中心部に軸を有す る円板形状をしたロータであり、ステータ2の圧電素子とは反対側面に当接して いる。10は従来のハウジングとエンドプレートが一体となったハウジングであ り、この一体化は、接着、はめ込み、ねじ止め等、どのような方法を用いて組み 合わせてもよい。なお、ロータ3の軸は、ハウジング10の外側に突出しており 、7はその軸受けである。従って、ハウジング10は、内部に、圧電素子1、ス テータ2、ロータ3、軸受け7を有している。なお、ロータ3をステータ2に押 しつける方向に適切な磁力が働くように、ステータ2かロータ3のうち、どちら か一方を永久磁石に、他方を磁性体としている。従って、ステータ2とロータ3 は、磁力で圧接している。
【0011】 次に動作について説明する。圧電素子1により発生した振動波は、ステータ2 の、ロータ3との当接表面に進行波を起こす。ステータ2とロータ3は、ねじ締 めではなく磁力で圧接しているため、その圧力分布は均一であり、また、圧接力 は、一旦、設定されれば、ほとんど変動することはない。このため、設計の段階 で圧接力を定めることができ、従来のように組み付け時の段階でないと定まらな いという欠点が改良された。従って、上記進行波と、ステータ2とロータ3の圧 接による摩擦力により、ロータ3が回転し、表面波モータは、回転動力を得る。 この表面波モータは、圧接力が安定しているため、回転むらや振動音が少なく、 モータの動きも安定している。
【0012】 実施例2. 請求項2の考案の一実施例を図について説明する。図2は、この実施例を示す 断面図であり、図において、1は振動発生源である圧電素子、2は振動体である ドーナツ板形状をした非磁性体のステータであり、圧電素子1はステータ2に接 着されている。3は中心部の両面に軸を有する円板形状をしたロータであり、ス テータ2の、圧電素子とは反対側面に当接している。10は従来のハウジングと エンドプレートが一体となったハウジングであり、この一体化は、接着、はめ込 み、ねじ止め等、どのような方法を用いて組み合わせてもよい。又、10a はハ ウジング10の主要部であるハウジングAであり、10b は、ハウジング10の 一部であり、ステータ2の内部の穴に挿入している部分であるハウジングBであ る。なお、ロータ3の一方の軸3a は、ハウジング10の外側に突出しており、 7はその軸受けである。また、他方の軸3b はステータ2の内部の穴に挿入し、 ハウジングB10b と、わずかな隙間を介して、対面している。従って、ハウジ ング10は、内部に、圧電素子1、ステータ2、ロータ3、軸受け7を有してい る。なお、ロータ3をステータ2に押しつける方向に適切な磁力が働くように、 ロータ3かハウジングB10b のうち、どちらか一方を永久磁石に、他方を磁性 体としている。従って、ステータ2とロータ3は、磁力で圧接されている。
【0013】 次に動作について説明する。上記実施例1では、ステータ2とロータ3との圧 接力は、ステータ2とロータ3間の磁力によっていたが、この実施例では、ロー タ3とハウジングB10b 間の磁力によっているため、ステータ2は、磁性体で あることにこだわる必要はなく、広く、材料が選べ、従って、非磁性体であって も、実施例1の動作と変わらず、圧接力が安定しているため、回転むらや振動音 が少なく、モータの動きも安定している。
【0014】
【考案の効果】
この請求項1に係わる考案によれば、ロータかハウジングの一部のうち、どち らか一方を永久磁石に、他方を磁性体とし、この磁力により、ステータとロータ を圧接するように構成したので、圧接力が安定し、回転むらや振動音が少なく、 モータの動きが安定し、効率が向上する効果がある。
【0015】 この請求項2に係わる考案によれば、ステータを非磁性体とし、かつ、ロータ かハウジングの一部のうち、どちらか一方を永久磁石に、他方を磁性体とし、こ の磁力により、ステータとロータを圧接するように構成したので、ステータが必 ずしも、磁性体でなくても、請求項1と同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の請求項1による表面波モータの一実施
例を示す断面図である。
【図2】本考案の請求項2による表面波モータの一実施
例を示す断面図である。
【図3】従来の表面波モータを示す断面図である。
【符号の説明】
1 圧電素子 2 ステータ 3 ロータ 3a,3b 軸 7 軸受け 10 ハウジング 10b ハウジングB(ハウジングの一部)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動発生源である圧電素子1と、前記圧
    電素子を片面に固設し、ドーナツ型板形状である振動体
    としてのステータ2と、前記ステータ2の、前記圧電素
    子1とは反対面に当接し、中心部に軸部を有する円板形
    状のロータ3と、前記ロータの軸部を支える軸受7と、
    前記ステータ2と前記圧電素子1と前記ロータ3と前記
    軸受7とを内部に有するハウジング10とから構成され
    る表面波モータにおいて、前記ロータ3を前記ステータ
    2に押しつける方向に適切な磁力が働くように、前記ロ
    ータ3か前記ステータ2のうち、どちらか一方を永久磁
    石に、他方を磁性体としたことを特徴とする表面波モー
    タ。
  2. 【請求項2】 振動発生源である圧電素子1と、前記圧
    電素子を片面に固設し、ドーナツ型板形状である振動体
    としてのステータと、前記ステータの、前記圧電素子1
    とは反対面に当接し、中心部に軸部を有する円板形状の
    ロータ3と、前記ロータの軸部を支える軸受7と、前記
    ステータ2と前記圧電素子1と前記ロータ3と前記軸受
    7とを内部に有するハウジング10とから構成される表
    面波モータにおいて、前記ステータ2を非磁性体とし、
    前記ロータ3を前記ステータ2に押しつける方向に適切
    な磁力が働くように、前記ロータ3か前記ハウジングの
    一部10b のうち、どちらか一方を永久磁石に、他方を
    磁性体としたことを特徴とする表面波モータ。
JP7822991U 1991-09-03 1991-09-03 表面波モータ Pending JPH0523796U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4756916B2 (ja) * 2005-05-31 2011-08-24 キヤノン株式会社 振動波モータ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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