JPH05237814A - 丸太割り方法およびその装置 - Google Patents

丸太割り方法およびその装置

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JPH05237814A
JPH05237814A JP4332466A JP33246692A JPH05237814A JP H05237814 A JPH05237814 A JP H05237814A JP 4332466 A JP4332466 A JP 4332466A JP 33246692 A JP33246692 A JP 33246692A JP H05237814 A JPH05237814 A JP H05237814A
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JP
Japan
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log
jaws
plate
dividing
splitting
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Application number
JP4332466A
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English (en)
Inventor
Maurice Jeantelot
モーリス、ジャントゥロ
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Original Assignee
Individual
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B27WORKING OR PRESERVING WOOD OR SIMILAR MATERIAL; NAILING OR STAPLING MACHINES IN GENERAL
    • B27LREMOVING BARK OR VESTIGES OF BRANCHES; SPLITTING WOOD; MANUFACTURE OF VENEER, WOODEN STICKS, WOOD SHAVINGS, WOOD FIBRES OR WOOD POWDER
    • B27L7/00Arrangements for splitting wood

Abstract

(57)【要約】 【目的】 効率良く板材を割りだすことができ、しか
も、薄い板材加工しやすく、芯が多少中心から偏ってい
る丸太であったとしても材料を無駄にすることなく、安
価に品質の高い板材を加工する。 【構成】 ピン〔23〕によって丸太を安定した姿勢で
支持し、丸太の両端で押し当て位置まで回動可能な二組
の対向するジョー〔6、7〕によってクランプし、この
ジョーの一方の組〔7〕は静止位置でほぼ水平面上にあ
り、丸太の両端から板割具〔10、13〕を用いて丸太
を割り、これらの板割具〔10、13〕は、それぞれジ
ョー〔6、7〕に垂直な姿勢であって、かつこれらの板
割具〔10〕が他方の板割具〔13〕とほぼ丸太の中心
部で交差するような姿勢で丸太の両端からシリンダの作
用の下で押し当て前進位置まで前進させた後、最初の位
置まで後退させ、前記板割具〔10、13〕を木目にそ
って回転させて同様にして丸太を割りつけ、最後に、ジ
ョーによる保持を解除して割れた板材を架台〔30〕で
支持してから、搬送装置に送るように構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、木材の放射組織または
木目にそって丸太を割って板材に製材するための木材の
丸太割り方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の木材を板割して板材を製材する
板割方法および装置に関しては、米国特許第5,09
0,463に開示されている。近年のこの種の製材技術
においては、丸太を4枚、6枚あるいは8枚の板材に割
っている。このような板割には、丸太を直立させてその
最上端から垂直に作用する板割具を使用している。しか
し、例えば、丸太を4枚に割る場合には、まず二枚に割
ってから連続してそれぞれを二枚に割らなければなら
ず、作業手順が多くなり、工具を何回も上下に移動させ
なければならず、最終的に一枚の板材を得るまでに作業
時間を非常に要する。
【0003】さらに、このような板割作業においては、
品質の良い板材を得るためには、木目がまっすぐで、芯
が中心にあるような材木を使用しなければならない。多
くの場合、板割具は、シリンダを用いて鉛直に材木の両
端部に対して斧のように作用するので、丁度木材繊維の
層の間を割るようにはならない。
【0004】米国特許第3,974,867は、4枚の
ブレードを固定したツールを用いる板割装置を開示して
いる。この板割装置は、ブレードが丸太の両端側から割
りこんでこのブレードは、ダブルアクション式のシリン
ダによって駆動されるプレート上に取り付けられる。こ
の板割装置においては、シリンダ駆動の位置決め板によ
って支持され、板割具の真ん中の楔によって丸太の両端
が支持されながら、丸太の両端からブレードが近づくよ
うに移動すると丸太に食いこんで、丸太が4枚に割られ
ることになる。この板割装置においては、ブレードが丸
太を支持する楔と同様に材木の長さ方向に食いこみ木材
繊維を破断してしまう。しかも、フレードは、半径方向
に配置されているので、丸太の放射組織あるいは、木目
にそって割ることができず、板を薄い板材に製材できな
い欠点がある。
【0005】米国特許第4,805,676は,大きな
木の幹を丸太に切断して、これらの丸太を二枚、三枚あ
るいは六枚の板材に製材する装置を開示している。この
装置では、材木に煎断力を作用せしめ、ブレードで材木
を縦方向に断ち割ることができるようになっている。
【0006】しかし、上述した米国特許第3,974,
867と同様に、ブレードが丸太を支持する楔と同様に
材木の長さ方向に食いこみ木材繊維を破断してしまう。
しかも、フレードは、半径方向に配置されているので、
丸太の放射組織あるいは、木目にそって割ることができ
ず、板を薄い板材に製材できない欠点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明
は、上記従来技術の有する問題点を解消し、効率良く板
材を割りだすことができ、しかも、薄い板材加工しやす
く、芯が多少中心から偏っている丸太であったとしても
材料を無駄にすることなく、安価に品質の高い板材を製
材することの出来る材木の板割方法およびその装置を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、放射組
織を有する木材を割って薄板材もしくは板材を木目また
は放射組織に沿って割ることによって製材する方法であ
って、まず最初に丸太の両端面の中心にピンが部分的に
挿入できるような浅い穴を形成し、前記ピンが同一水平
面にあるように丸太を置いてから行う丸太割り方法にお
いて、ピンによって丸太を安定した姿勢で支持し、丸太
の両端で押し当て位置まで回動可能な二組の対向するジ
ョーによってクランプし、このジョーの一方の組は静止
位置でほぼ水平面上にあり、丸太の両端から板割具を用
いて丸太を割り、これらの板割具は、それぞれジョーに
垂直な姿勢であって、かつこれらの板割具が他方の板割
具とほぼ丸太の中心部で交差するような姿勢で丸太の両
端からシリンダの作用の下で押し当て前進位置まで前進
させた後、最初の位置まで後退させ、前記板割具を木目
にそって回転させて同様にして丸太を割りつけ、最後
に、ジョーによる保持を解除して割れた板材を架台で支
持してから、搬送装置に送る。
【0009】本発明によれば、最初の一回の裁断で一本
の丸太を四分割する場合に、それぞれの丸太の両端側の
板割具を交差するまで進めて裁断したときに、下側の二
つの板材が架台によって支持して一つにまとめ、ジョー
による加圧力が増さないようにしている。
【0010】一枚の丸太を8枚の板材に裁断する場合
に、一本の丸太を板割具によって4分割して、板割具を
元の位置に戻したあとに、ジョーによる丸太の把持をゆ
るめずにそれぞれの組の板割具を最初の位置から45°
回転させ、それぞれの組の板割具を前進せしめてそれぞ
れの板材を二分割し、板割具を元の位置に戻してからジ
ョーを開いてそれぞれの板材を架台に受け渡す。
【0011】一本の丸太を4分割したあとにジョーによ
る把持をゆるめずに、それぞれの組の板割具をジョーを
基準に60°回転させ、それぞれの組の板割具を前進せ
しめてそれぞれの板材を二分割し、さらに、板割具を元
に位置に戻してからさらに逆方向に元の位置から60°
角度をなすように回転させ、この位置で再び板割具で裁
断を行い、板割具を元の位置に戻してからジョーを開い
てそれぞれの板材を架台に受け渡す。
【0012】本発明による丸太割り方法を実施するため
の装置は、丸太をその両端部で把持する可動なジョー
と、丸太の両端部の近くに設けられ丸太をシリンダの駆
動作用下に煎断力を作用せしめて選択的に4枚、8枚あ
るいは12枚に割ることができる割り具とを有する丸太
割り装置において、両側にスライドフレームが設けられ
た剛性のある支持シャシーと、前記スライドフレームを
進退させてジョーを開閉するシリンダと、前記スライド
フレームに取り付けられ、スライドフレームの長さ方向
に延びる中心支持部材を間に両側に離間して設けられた
一組のジョーとを有し、前記スライドフレームのジョー
は、垂直面上を回動可能に保持され、他方のスライドフ
レームのジョーは、水平面上を回動可能に保持され、前
記スライドフレームは、それぞれの組ごとで同一平面上
にありかつシリンダにより駆動される割り具を備え、前
記割り具は、組み毎に独立して軸回りに回動可能である
とともに、中心支持部材を間に置いて離間して配置さ
れ、割り具のなす平面とジョーのなす平面に対して垂直
であり、割り具は、静止状態においてガイドカムによっ
て同一平面上を案内されることを特徴とする。
【0013】このの丸太割り装置において、前記中心支
持部材には、レバーが回動可能に連結され、このレバー
の端部にレバーとともに平行リンクをなすバーが連結さ
れており、このバーのそれぞれの先の自由端に丸太を間
において対向する割り具と同じ高さ位置にジョーが取り
付けられ、このジョーが前記中心支持部材の軸に対して
ほぼ直角に弾性部材を介して連結されている。
【0014】それぞれ中心支持部材に取り付けられるジ
ョーは、中心支持部材の先端からジョー近くに延出する
保持部材と組あわさせる位置にあり、保持部材は、スプ
リングの力を受け、丸太を割る作業のときには丸太の芯
に挿入されるピンを受容するようになっている。
【0015】それぞれシリンダを保持する前方支持部材
と後方支持部材は、例えば、45°づづといったように
少なくとも8段階に時計回り反時計回りにシリンダが中
心支持部材の回りに回転できるようにこれを保持し、最
初の回動位置では、シリンダのなす平面が垂直面にあ
り、シリンダのなす平面が水平面にあるようになってい
る。
【0016】前方支持部材と後方支持部材は、正逆両方
向に30°づつ回転することができるとともに、回転後
の位置では組をなすジョーのなす平面と60°の角度を
なし、最初に4枚に割ったそれぞれの板を3枚に割るよ
うにしている。
【0017】また、本発明によれば、それぞれの組のジ
ョーは、直線的なブロック状に形成されるとともに、外
側にスライド可能なクランプジョーを取り付け可能であ
り、このクランプジョーは割り具が抜きだされた後、割
られた板材を保持する。
【0018】ジョーのそれぞれのクランプジョーは直交
するサポートを有し、これらサポートはクランプチャッ
クを有し、このサポート2等分線は、最大80°の角度
をなすように構成されている。
【0019】さらに、本発明によれば、架台は、二つの
支持台を備え、それぞれが独立してシリンダに駆動され
て上昇、下降が可能であり、さらに、左右に別のシリン
ダによって揺動可能に構成されるている。
【0020】平行リンクをなすジョーの支持リンクは、
中心支持部材に回動自在に連結され、最初の位置と少な
くとも45°の角度をなす位置まで両方向に回転するこ
とができ、割り具のなす平面および割り具のなす平面が
固定されているのに対してジョーの傾きを許容する。
【0021】
【実施例】以下、本発明による一実施例について添付の
図面を参照して説明する。図1では、板割装置は、剛性
の高い支持シャシー1を含んでいる。このシャシー1
は、スライドフレーム2、3が両端にそれぞれ設けられ
ている。これらのスライドフレーム2、3はそれぞれシ
リンダ4、5によって駆動される。このシリンダ4、5
は、図中破線で示されている。スライドフレーム2、3
は、それぞれ一組のジョー6、7を具備している。この
うち、一方の組のジョー6は、スライドフレーム2によ
って水平に保持され、他方のジョー7はフレーム3によ
って垂直面に平行に保持されている。これらのジョー
6、6は、それぞれ中心支持部材8によって互いに離間
して設けられている。この中心支持部材8は、スライド
フレーム2の長さ方向に水平に支持されている。他方の
ジョー7、7についても同様に中心支持部材9によって
離間して保持されている。スライドフレーム2側のジョ
ー6は、水平面上を回動可能に取り付けられ、他方、ス
ライドフレーム3側のジョー7は、垂直面上を回動可能
に取り付けられている。
【0022】フレーム2は、また、二つで一組の割り具
10を有している。この割り具10、10は、刃10
a、10bを持っており、それぞれ独立して刃10a、
10bが水平な軸回りに回転できるようになっている。
しかも、刃10a、10bは、最初の位置では、同じ垂
直面上にあり、ガイドカム11に案内されて回転したと
きも、同一平面上にあるようになっている。このような
割り具10は、シリンダ12によって前進、後退する。
【0023】同様にして、フレーム3は、また、二つで
一組の割り具13を有している。この割り具13、13
は、刃13a、13bを持っており、それぞれ独立して
刃13a、13bが水平な軸回りに回転できるようにな
っている。しかも、刃13a、13bは、最初の位置で
は、同じ水平面上にあり、ガイドカム14に案内されて
回転したときも、同一平面上にあるようになっている。
このような割り具13は、シリンダ15によって前進、
後退する。 これらの割り具10、13は、それぞれの
組ごとに中心支持部材8、9によって離間して保持され
ている。図2、図3に示すように、木材を割るときに
は、割り具10のある平面と、割り具13のある平面と
は、交差する位置関係にあるものである。これらの割り
具10、13は、互いに独立して回転するようになって
いるので、木目に応じて割り具の位置を設定することが
出来る。
【0024】さらに、それぞれの組のジョー6、7は、
平行四辺形のリンクなす取り付け部材を介して中心支持
部材8、9によって保持されている。ジョー6は、水平
面上に支持され、ジョー7は、垂直面上に支持されてい
る。上記の取り付け部材は、中心支持部材の中央に回動
可能に取り付けられたレバー16、17と、このレバー
にヒンジ連結されるバー18、19から構成されてい
る。バー18、19は、それぞれ片方のジョーをその先
端で保持しており、つまり、ジョーは、丸太Bの近いバ
ーの自由端で支持され、スプリング20の弾性力によっ
て、静止状態では、つねにバーに垂直な姿勢になるよう
になっている。丸太Bの端面にジョーが当接したとき
に、バー18、19が傾かないようにストップ部材21
がそれそれ中心支持部材に設けられている。
【0025】一方、それぞれ中心支持部材のジョー8、
9の近くには、支持ピン23を受容する保持部材23が
取り付けられている。丸太Bが板割作業位置にセットさ
れると、ジョー6、7が押しあてられる前に、支持ピン
23が丸太の端面の表面の中心に挿入されて丸太が位置
決めされる。この時、支持ピンは、スプリングに抗して
保持部材側に引っ込むようになっている。
【0026】この本実施例では、まず、図2、図3に示
すように、割り板装置は、一本の丸太を四つ割りにす
る。なお、丸太が四つ割りにされた後で図4に示すよう
に続けて8枚に割ることもできる。このように8枚に割
る場合には、それぞれの割り具を最初の位置から45°
だけずらすことによって可能となる。その場合、ジョー
6、7の位置は、そのままである。
【0027】さらに、板割装置は、図5、図6に示すよ
うに、一本の丸太を12枚の板材に割ることができる。
この場合、最初の板割で4枚に割り、続いて、割り具を
丸太の中心を通る平面で30°位置をずらし、さらに、
3回目の板割でさらに30°ずらすというようにして、
一本の丸太を12枚に割ることが出来る。その間、ジョ
ー6、7の位置は、変わらないのは、同様である。
【0028】このように板割をするために、それぞれの
板割具のシリンダを保持する前方支持部材〔24〕と後
方支持部材〔25〕は、中心支持部材の軸周りにこれら
の回転を許容するようなっており、板割具の回転位置に
応じてその位置に固定する。
【0029】一方、丸太を4分割するためには、それぞ
れの組のジョーは、直線的なブロック状に形成されると
ともに、外側にスライド可能なクランプジョーを取り付
け可能なっている。このクランプジョーは割り具〔1
0、13〕が抜きだされた後、スプリング(図示せず)
によってジョーが開かれた時に、割られた板材を保持す
ることができる。
【0030】また、丸太を8分割あるいは12分割する
場合には、ジョー〔6、7〕のそれぞれのクランプジョ
ーは直交するサポート〔6a、7a〕を有し、これらサ
ポート〔6a、7a〕はクランプチャックを有し、この
サポート〔6a、7a〕2等分線は、最大80°の角度
をなしている。
【0031】さらに、丸太割り装置においては、板割作
業の間、割られた板材を一枚でも落とさないように受入
れて丸太(B)を全体として支え、最後に板材を搬送装
置に受け渡す架台(30)が設けられている。この架台
(30)は、継手板(31)上に連結された二つの支持
台〔32、33〕を備え、それぞれが独立してシリンダ
〔34、35〕に駆動されて上昇、下降が可能に構成さ
れている。また、これらのシリンダによって、継手台
(31)は、所望の角度に傾くことができる。従って、
支持台は、丸太の外形に接触して、これを保持して安定
した姿勢に保つことができ、しかるのち、ジョーが閉じ
られる。さらに、丸太の表面を保護するために、丸太に
垂直に接する部分の支持台(32、33)に弾性材料か
らなるマットレス〔36〕を設けるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による丸太割装置の正面図。
【図2】図1における2−2線矢視図。
【図3】図1における3−3線矢視図。
【図4】図2と同様の矢視図で、板割具が45度傾いて
いる場合の矢視図。
【図5】図2と同様の矢視図で、板割具が垂直面に対し
て30度傾いている場合の矢視図。
【図6】図2と同様の矢視図で、板割具が水平面に対し
て30度傾いている場合の矢視図。
【符号の説明】
6 ジョー 7 ジョー 8 中心支持部材 10 板割具 13 板割具 16 レバー 17 レバー 18 バー 24 前方支持部材 25 後方支持部材 30 架台

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】放射組織を有する木材を割って薄板材もし
    くは板材を木目または放射組織に沿って割ることによっ
    て製材する方法であって、まず最初に丸太の両端面の中
    心にピン〔23〕が部分的に挿入できるような浅い穴を
    形成し、前記ピン〔23〕が同一水平面にあるように丸
    太を置いてから行う丸太割り方法において、 ピン〔23〕によって丸太を安定した姿勢で支持し、丸
    太の両端で押し当て位置まで回動可能な二組の対向する
    ジョー〔6、7〕によってクランプし、このジョーの一
    方の組〔7〕は静止位置でほぼ水平面上にあり、丸太の
    両端から板割具〔10、13〕を用いて丸太を割り、こ
    れらの板割具〔10、13〕は、それぞれジョー〔6、
    7〕に垂直な姿勢であって、かつこれらの板割具〔1
    0〕が他方の板割具〔13〕とほぼ丸太の中心部で交差
    するような姿勢で丸太の両端からシリンダの作用の下で
    押し当て前進位置まで前進させた後、最初の位置まで後
    退させ、前記板割具〔10、13〕を木目にそって回転
    させて同様にして丸太を割りつけ、最後に、ジョーによ
    る保持を解除して割れた板材を架台〔30〕で支持して
    から、搬送装置に送ることを特徴とする丸太割り方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の丸太割り方法において、
    最初の一回の裁断で一本の丸太を四分割する場合に、そ
    れぞれの丸太の両端側の板割具を交差するまで進めて裁
    断したときに、下側の二つの板材を架台によって支持し
    て一つにまとめ、ジョーによる加圧力が増さないように
    することを特徴とする丸太割り方法。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の丸太割り方法に
    おいて、一枚の丸太を8枚の板材に裁断する場合に、一
    本の丸太を板割具〔10、13〕によって4分割して、
    板割具〔10、13〕を元の位置に戻したあとに、ジョ
    ー〔6、7〕による丸太の把持をゆるめずにそれぞれの
    組の板割具〔10、13〕を最初の位置から45°回転
    させ、それぞれの組の板割具〔10、13〕を前進せし
    めてそれぞれの板材を二分割し、板割具〔10、13〕
    を元の位置に戻してからジョー〔6、7〕を開いてそれ
    ぞれの板材を架台に受け渡すことを特徴とする丸太割り
    方法。
  4. 【請求項4】請求項1または2に記載の丸太割り方法に
    おいて、一本の丸太を4分割したあとにジョー〔6、
    7〕による把持をゆるめずに、それぞれの組の板割具
    〔10、13〕をジョーを基準に60°回転させ、それ
    ぞれの組の板割具〔10、13〕を前進せしめてそれぞ
    れの板材を二分割し、さらに、板割具〔10、13〕を
    元に位置に戻してからさらに逆方向に元の位置から60
    °角度をなすように回転させ、この位置で再び板割具
    〔10、13〕で裁断を行い、板割具〔10、13〕を
    元の位置に戻してからジョー〔6、7〕を開いてそれぞ
    れの板材を架台に受け渡すことを特徴とする丸太割り方
    法。
  5. 【請求項5】丸太〔B〕をその両端部で把持する可動な
    ジョーと、丸太の両端部の近くに設けられ丸太〔B〕を
    シリンダの駆動作用下に煎断力を作用せしめて選択的に
    4枚、8枚あるいは12枚に割ることができる割り具と
    を有する丸太割り装置において、 両側にスライドフレーム〔2、3〕が設けられた剛性の
    ある支持シャシー〔1〕と、 前記スライドフレーム〔2、3〕を進退させてジョーを
    開閉するシリンダ〔4、5〕と、前記スライドフレーム
    〔2、3〕に取り付けられ、スライドフレーム〔2、
    3〕の長さ方向に延びる中心支持部材〔8、9〕を間に
    両側に離間して設けられた一組のジョー〔6、7〕とを
    有し、前記スライドフレーム〔3〕のジョー〔7〕は、
    垂直面上を回動可能に保持され、他方のスライドフレー
    ム〔2〕のジョー〔6〕は、水平面上を回動可能に保持
    され、 前記スライドフレーム〔2、3〕は、それぞれの組ごと
    で同一平面上にありかつシリンダ〔12、18〕により
    駆動される割り具〔10、13〕を備え、 前記割り具〔10、13〕は、組み毎に独立して軸回り
    に回動可能であるとともに、中心支持部材〔8、9〕を
    間に置いて離間して配置され、割り具のなす平面とジョ
    ーのなす平面に対して垂直であり、割り具〔10、1
    3〕は、静止状態においてガイドカム〔11、14〕に
    よって同一平面上を案内されることを特徴とする丸太割
    り装置。
  6. 【請求項6】請求項5に記載の丸太割り装置において、
    前記中心支持部材〔8、9〕には、レバー〔16、1
    7〕が回動可能に連結され、このレバー〔16、17〕
    の端部にレバーとともに平行リンクをなすバー〔18、
    19〕が連結されており、このバー〔18、19〕のそ
    れぞれの先の自由端に丸太を間において対向する割り具
    〔10、13〕と同じ高さ位置にジョー〔6、7〕が取
    り付けられ、このジョー〔6、7〕が前記中心支持部材
    〔8、9〕の軸に対してほぼ直角に弾性部材を介して連
    結されていることを特徴とする丸太割り装置。
  7. 【請求項7】請求項5または6に記載の丸太割り装置に
    おいて、それぞれ中心支持部材〔8、9〕に取り付けら
    れるジョー〔6、7〕は、中心支持部材〔8、9〕の先
    端からジョー〔6、7〕近くに延出する保持部材〔2
    2〕と組あわされる位置にあり、保持部材〔22〕は、
    スプリングの力を受け、丸太を割る作業のときには丸太
    の芯に挿入されるピン〔23〕を受容するようになって
    いることを特徴とする丸太割り装置。
  8. 【請求項8】請求項5または6に記載の丸太割り装置に
    おいて、それぞれシリンダ〔12、15〕を保持する前
    方支持部材〔24〕と後方支持部材〔25〕は、例え
    ば、45°づづといったように少なくとも8段階に時計
    回り反時計回りにシリンダ〔12、15〕が中心支持部
    材〔8、9〕の回りに回転できるようにこれを保持し、
    最初の回動位置では、シリンダ〔12〕のなす平面が垂
    直面にあり、シリンダ〔15〕のなす平面が水平面にあ
    ることを特徴とする丸太割り装置。
  9. 【請求項9】請求項8に記載の丸太割り装置において、
    前方支持部材〔24〕と後方支持部材〔25〕は、正逆
    両方向に30°づつ回転することができるとともに、回
    転後の位置では組をなすジョー〔6、7〕のなす平面と
    60°の角度をなし、最初に4枚に割ったそれぞれの板
    を3枚に割るようにしたことを特徴とする丸太割り装
    置。
  10. 【請求項10】請求項5に記載の丸太割り装置におい
    て、それぞれの組のジョーは、直線的なブロック状に形
    成されるとともに、外側にスライド可能なクランプジョ
    ーを取り付け可能であり、このクランプジョーは割り具
    〔10、13〕が抜きだされた後、割られた板材を保持
    することを特徴とする丸太割り装置。
  11. 【請求項11】請求項10に記載の丸太割り装置におい
    て、ジョー〔6、7〕のそれぞれのクランプジョーは直
    交するサポート〔6a、7a〕を有し、これらサポート
    〔6a、7a〕はクランプチャックを有し、このサポー
    ト〔6a、7a〕2等分線は、最大80°の角度をなす
    ことを特徴とする丸太割り装置。
  12. 【請求項12】請求項5に記載の丸太割り装置におい
    て、架台〔30〕は、二つの支持台〔32、33〕を備
    え、それぞれが独立してシリンダ〔34、35〕に駆動
    されて上昇、下降が可能であり、さらに、左右に別のシ
    リンダによって揺動可能であることを特徴とする丸太割
    り装置。
  13. 【請求項13】請求項12に記載の丸太割り装置におい
    て、架台〔30〕の支持台〔32、33〕はマットレス
    〔36〕を有していることを特徴とする丸太割り装置。
  14. 【請求項14】請求項5または6に記載の丸太割り装置
    において、平行リンクをなすジョー〔6、7〕の支持リ
    ンクは、中心支持部材〔8、9〕に回動自在に連結さ
    れ、最初の位置と少なくとも45°の角度をなす位置ま
    で両方向に回転することができ、割り具〔10〕のなす
    平面および割り具〔13〕のなす平面が固定されている
    のに対してジョーの傾きを許容することを特徴とする丸
    太割り装置。
JP4332466A 1991-11-18 1992-11-18 丸太割り方法およびその装置 Pending JPH05237814A (ja)

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ES (1) ES2073893T3 (ja)
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