JPH052377Y2 - - Google Patents

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JPH052377Y2
JPH052377Y2 JP1986151561U JP15156186U JPH052377Y2 JP H052377 Y2 JPH052377 Y2 JP H052377Y2 JP 1986151561 U JP1986151561 U JP 1986151561U JP 15156186 U JP15156186 U JP 15156186U JP H052377 Y2 JPH052377 Y2 JP H052377Y2
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JP
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parking brake
lever
ring
ring housing
lock pin
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JP1986151561U
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JPS6358057U (ja
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  • Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)
  • Mechanical Control Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は装軌式車両の駐車ブレーキの構造に関
する。
〔従来の技術〕
第4図に示すように、従来の駐車ブレーキは、
駐車ブレーキレバー16を操作して、油圧ポンプ
(図示なし)または蓄圧されたアキユームレータ
17から供給される油をコントロールバルブ18
で調圧し、シリンダ19に送り込み、大きな力を
発生させ駐車ブレーキ能力を向上させている。こ
の構造において駐車ブレーキレバー16のロツク
は爪20を歯21に噛ませることによりなされ
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
前述のような従来装置には次の問題がある: (1) コントロールバルブ18のバルブ隙間からの
油リークにより、アキユームレータ17の油圧
が低下してくると、駐車ブレーキ能力の低下を
生じて坂路に駐車している車両の滑走を生じる
危険がある。
(2) 駐車ブレーキ能力は、操作力とストロークと
が略々比例関係にある。従つて、駐車ブレーキ
能力を十分高く保持するためには駐車ブレーキ
レバー16のストロークエンドの位置でロツク
する必要があるが、爪20と歯21を噛合わせ
てロツクする方式の場合には、歯21の中間位
置に爪20が位置する場合、歯21の半分のス
トロークを戻すことになる。従つて、操作力も
軽減され、適切な駐車ブレーキ能力を発揮でき
ない。
(3) 油圧がない状態での駐車ブレーキ能力は、リ
ンク系の機械式レバー比で決まる。レバー比は
通常、操作可能な駐車ブレーキレバー16のス
トロークで制限されるため、従来方式の一定比
率の固定式レバー比方式では、レバー比が大き
くとれない。従つて、操作力が一定であれば固
定式レバー比方式では大きな駐車ブレーキ能力
を確保できないことになる。
〔問題点を解決するための手段〕
(1) 油圧(コントロールバルブ、シリンダ)を使
用せずに大きな駐車ブレーキ能力を得るため、
カム・レバー機構を多数段で構成しレバー比を
大きく変化するようにする。
(2) ワンウエイクラツチを内臓し、駐車ブレーキ
レバーの任意の操作ストロークで戻ることなく
ロツク可能とする。
〔作用〕
第1図で駐車ブレーキレバー1を引くとカム・
レバー機構の働きでトランスミツシヨン内のブレ
ーキ摩擦板14が密着したとき最大のレバー比
(第3図)となり、また任意の位置(無段階)で
のロツクが可能のため駐車坂路の勾配に応じた駐
車ブレーキ能力が容易に得られる。
〔実施例〕
第1,2,3図において、1は駐車ブレーキレ
バー、2はロツクピン、3はリングハウジング3
aに固定されたリング、4はワンウエイクラツ
チ、5はカム溝、6はカムフオロア、7,8,
9,10,10aは回転軸、11はレリーズノ
ブ、12はレリーズノブ11のばね、13は支持
ブラケツト、14はトランスミツシヨンのブレー
キ摩擦板、15はリング3の側面に装着された摩
擦面、15aは摩擦片15bを摩擦面15に押付
けるばね、ア,イ,ウ,エはレバーである。駐車
ブレーキレバー1と回転軸7とはスプライン等で
結合されている。
ロツクピン2は支持ブラケツト13に摺動可能
に収容され、ハウジング3aは支持ブラケツト1
3にニードルベアリング31を介して回転可能に
支持されている。
ロツクピン2がリング3のピン穴に入つた状態
で、リング3は固定され、リングハウジング3a
は回転することができない。ここで駐車ブレーキ
レバー1を第1図の右方向に引くと、ワンウエイ
クラツチ4の内輪が空転するので回転軸は回転す
る。回転軸7の回転により各レバーア,イ,ウ,
エは回転軸8,9,10,10aを中心に回転し
て、トランスミツシヨン内のブレーキ摩擦板14
が圧着される。レバー比は、 i=l2/l1×l4/l3×l6/l5>l′2/l′1×l′4/l′3
×
l′6/l′5であり、駐車ブレーキレバー1の操作力に
応じた力が得られる。
ロツクピン2でリング3が固定されていてワン
ウエイクラツチ4はロツクされ、駐車ブレーキレ
バー1は左側に回転することができないので、ブ
レーキ摩擦板14の圧着状態は維持される。
駐車ブレーキを解除するのには、レリーズノブ
11等の操作機構を押してロツクピン2をリング
3のリング穴から抜くと、リング3は回転可能に
なるので駐車ブレーキレバー1を第1図の左方向
に回転させると回転軸7は、リング3、リングハ
ウジング3aと共に回転して、各レバーア,イ,
ウ,エは第1図の状態となり、解除される。この
とき、レリーズノブ11を離すと、ばね12の作
用によりロツクピン2は右側に押されるが、常に
リング3のピン穴に入つた状態になるとは限らな
い。しかし、リターンスプリング(図示せず)の
働きにより、駐車ブレーキレバー1は保持され
る。
駐車ブレーキレバー1を右側に引いたとき、ロ
ツクピン2がリング3のピン穴に入つているとは
限らないが、摩擦片15bが摩擦面15を押しつ
けているので、リング3は駐車ブレーキレバー1
ともに回転し、ロツクピン2はリング3のピン穴
に入ることができる。
〔考案の効果〕
(1) 長時間駐車でも能力が低下することなく一定
の制動力を保持できる。
(2) 油圧源を持つていない車両においても容易に
駐車ブレーキ能力の向上が計れる。
(3) 倍力装置(油圧)がないため配管の必要がな
くメンテナンスが容易になる。また狭いスペー
スでロツドを通すことができるため他装置のス
ペースの有効活用につながる。
(4) 倍力装置付きの構造より安価にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案駐車ブレーキの実施例を示す側
面図、第2図は第1図の駐車ブレーキレバー回転
軸まわりの断面図、第3図は各レバーが作用した
ときの側面図、第4図は従来装置の概略図であ
る。 ア,イ,ウ,エ……レバー、7,8,9,1
0,10a……回転軸、1……駐車ブレーキレバ
ー、2……ロツクピン、3……リング、3a……
リングハウジング、4……ワンウエイクラツチ、
13……支持ブラケツト、14……ブレーキ摩擦
板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 支持ブラケツトの内側に回転可能に軸支された
    リングハウジングと、前記リングハウジングを選
    択的に固定するロツクピン及び同ロツクピンの操
    作機構と、前記リングハウジングの内側にワンウ
    エイクラツチを介して軸支された回転軸と、前記
    回転軸の端部に固定された駐車ブレーキレバー
    と、前記駐車ブレーキレバーに加えた操作力をブ
    レーキ摩擦板に伝達する機構とからなる駐車ブレ
    ーキにおいて、前記の操作力を伝達する機構を、
    複数のレバーと同レバーに設けたカム溝及びカム
    フオロアとからなり、操作力を機械的に拡大する
    複数段のカム・レバー機構としたことを特徴とす
    る駐車ブレーキ。
JP1986151561U 1986-10-03 1986-10-03 Expired - Lifetime JPH052377Y2 (ja)

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JP1986151561U JPH052377Y2 (ja) 1986-10-03 1986-10-03

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JPS6358057U JPS6358057U (ja) 1988-04-18
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JPS5939096Y2 (ja) * 1979-02-13 1984-10-31 トヨタ自動車株式会社 パ−キングブレ−キ操作装置

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JPS6358057U (ja) 1988-04-18

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