JPH05237682A - レーザ光集光装置 - Google Patents

レーザ光集光装置

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JPH05237682A
JPH05237682A JP4037483A JP3748392A JPH05237682A JP H05237682 A JPH05237682 A JP H05237682A JP 4037483 A JP4037483 A JP 4037483A JP 3748392 A JP3748392 A JP 3748392A JP H05237682 A JPH05237682 A JP H05237682A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laser beam
teaching
lens holder
assist gas
moving
Prior art date
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Pending
Application number
JP4037483A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Mukai
康士 向井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP4037483A priority Critical patent/JPH05237682A/ja
Publication of JPH05237682A publication Critical patent/JPH05237682A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レーザ切断加工機などに用いるレーザ光集光
装置において、教示精度の向上と教示作業の効率化をは
かることを目的とする。 【構成】 移動レンズ10a,10bを固設した移動レ
ンズホルダ12は、その外周上に設けられたOリング1
4によって本体7と気密が保たれピストンを構成し、本
体7の内面に構成されたスリーブの中を光軸方向に移動
可能に配設され、切断作業時と教示作業時のアシストガ
スのオン・オフ制御により移動レンズホルダ12の位置
をコントロールする構成により、加工用レーザ光Bとガ
イド光の色収差を吸収して両者の焦点位置を合わせるこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレーザ切断加工機などに
用いるレーザ光集光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、3次元ワークの切断作業の需要が
急速に増え、多くの3次元切断加工機が生産現場で使用
されている。しかしながら、3次元レーザ切断加工機で
はワークや治具の精度が支障となり、2次元レーザ切断
加工機のようなNC教示は現実的ではなく、ティーチン
グによる教示が一般的に行われている。
【0003】従来、3次元レーザ切断加工機の教示を行
う際には、可視領域の波長を持つガイド光を照射し、こ
のガイド光によって教示作業を行う方式が一般的に行わ
れている。
【0004】以下に従来のレーザ光集光装置について説
明する。図4に示すように、YAGレーザ発振器3内で
発振されたレーザ光は、光ファイバー4を伝送路として
多関節ロボット1の先端部まで導かれ、光伝送路の先端
部に設けられたレーザ光集光装置5によって集光され、
制御装置2によって制御される多関節ロボット1の動作
により切断加工が行われる。
【0005】不可視レーザ光を用いた切断加工では、図
3に示すように、加工用レーザ光Bの焦点位置がワーク
17の表面に一致する位置すなわち基準面Sからの距離
Lとなるように固定レンズ8a,8bと移動レンズ10
a,10bで構成した集光光学系のレンズを配置したと
すると、可視領域の波長を持つガイド光Cと加工用レー
ザ光Bの波長の違いから色収差を生じ、ガイド光Cの焦
点はαだけ、ずれた位置となり、ワーク17上では焦点
が合わずぼやけ、加工用レーザ光Bの焦点位置で教示を
行おうとすると、ガイド光Cの焦点がずれてしまい、ガ
イド光Cがぼやけた状態で教示作業を行わなければなら
なくなる。しかも、一般的な加工用レーザであるCO2
やYAGレーザ光の波長は可視光の波長よりも長いの
で、ガイド光Cの焦点距離は加工用レーザ光Bよりも短
くなり、レーザ光集光装置の先端に設けられたアシスト
ガス用のノズル15が邪魔となってガイド光Cの視認性
を悪化させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のように従来の構
成では、加工用レーザ光Bとガイド光Cの色収差による
焦点位置のずれが教示作業を困難にし効率化できないと
いう問題点、かつ教示精度の低下を招くという問題点を
有していた。
【0007】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、教示精度の向上と教示作業の効率化ができるレーザ
光集光装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明のレーザ光集光装置は集光光学系のレンズを
光軸方向にスライド可能に配設し、アシストガスの圧力
を用いて集光光学系のレンズを光軸上で移動させるよう
にした構成を有している。
【0009】
【作用】この構成により、加工用レーザ光とガイド光の
色収差を吸収して両者の焦点位置を合わすこととなる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。レーザ切断加工ロボットなどへの
使用例は、図4で説明した従来例と同様であるので説明
は省略する。
【0011】図1に示すように、集光光学系ユニット
は、本体7の後部に設けられた光ファイバーコネクタ6
に取り付けられる光ファイバーを通って入射するレーザ
光をリング11aで固定された固定レンズ8a,8bを
用いて概ね平行光に戻し、これを移動レンズ10a,1
0bを用いて集光する構成とされている。移動レンズ1
0a,10bおよび保護ガラス13はリング11b,1
1cで移動レンズホルダ12に固定されており、移動レ
ンズホルダ12はその外周上に設けられたOリング14
によって本体7と気密が保たれピストンを構成し、本体
7の内面に構成されたスリーブの中を光軸方向に移動可
能に配設されている。このときの移動量は加工レーザ光
とガイド光の色収差による焦点距離の差と等しく取られ
ており、本体7と移動レンズホルダ12の間に配設され
たばね9により通常は矢印Aで示した方向に押しつけら
れている。また、本体7の先端部にはアシストガス用の
ノズル15が取り付けられており、ノズル15にはアシ
ストガスの導入用の継手16が取り付けられている。こ
の継手16からアシストガスがノズル15の内部に噴出
されると、ノズル15の内部の圧力が上昇し移動レンズ
ホルダ12を矢印Dで示した方向へ動かそうとする力が
作用する。この力が、ばね9の反力に打ち勝つと移動レ
ンズホルダ12は矢印Dで示した方向に移動する。この
ように本実施例によれば、アシストガスによるノズル1
5の内部の圧力と、移動レンズホルダ12で構成される
ピストンの有効面積、Oリング14の摩擦力と移動レン
ズホルダ12および移動レンズ10a,10bなどにか
かる重力の影響を勘案し、ばね9のばね常数を選定する
ことにより、アシストガスのオン・オフ制御により移動
レンズホルダ12の位置をコントロールできる。
【0012】以上のように構成されたレーザ光集光装置
については、以下その動作を説明する。一般に教示作業
中はアシストガスは噴出しないので、図1で示したよう
に移動レンズ10a,10bはワーク17に近づいた位
置に固定されていて、図2の上半分に図示したように、
ガイドC1の焦点がワーク17の表面に合うように、す
なわち基準面Sから距離Lだけ離れた位置にワーク17
の表面がくるように集光光学系のレンズを配置すると、
加工用レーザ光B1の焦点位置は、基準面Sから距離L
+α離れた位置にあり、ワーク17の内部に位置するこ
とになる。
【0013】また、切断作業時にはアシストガスの噴出
により移動レンズ10a,10bはワーク17の表面か
ら距離αだけ離れる方向に光軸上で移動するので、図2
の下半分に図示したように、加工用レーザ光B2の焦点
は基準面Sから距離Lの位置、すなわちワーク17の表
面に一致することになり、良好な切断ができることにな
る。C2はこのときのガイド光を示す。
【0014】なお、本実施例で示した固定レンズ8a,
8bを、あるいはレンズ系全体を移動レンズとして動作
させても同様の効果が得られ、また、ばね9の代わりに
方向切り替え弁を併設して移動レンズホルダ12を復動
式ピストンのように動作させて、レンズ位置の移動を行
っても本実施例と同様の効果が得られる。
【0015】以上のように本実施例によれば、アシスト
ガスの圧力を利用して、レンズを光軸方向にスライド動
作させることにより、アシストガスを噴出しない教示作
業中はガイド光の焦点位置を、またアシストガスを噴射
する切断加工中は切断加工用レーザ光の焦点位置を、そ
れぞれ自動的に同じ位置に移動させることができるの
で、教示作業者は特別な部品の交換や特別な操作を必要
とせずにガイド光の焦点が合った状態で教示作業が行
え、教示作業の効率化と教示精度の向上ができる。
【0016】
【発明の効果】以上の実施例の説明からも明らかなよう
に本発明は、集光光学系のレンズを光軸方向にスライド
可能に配設し、アシストガスの圧力を用いてレンズを光
軸上で移動させるようにした構成により、教示精度の向
上と教示作業の効率化ができる優れたレーザ光集光装置
を実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のレーザ光集光装置の集光光
学系ユニットの断面略図
【図2】同レーザ光集光装置の動作時の集光光学系のレ
ンズの移動状態を示す要部断面図
【図3】従来のレーザ光集光装置の動作時の集光光学系
のレンズの移動状態を示す要部断面図
【図4】同レーザ光集光装置を使用したレーザ切断加工
ロボットの概念を示す正面略図
【符号の説明】
7 本体 8a,8b 固定レンズ 9 ばね 10a,10b 移動レンズ 12 移動レンズホルダ 15 ノズル 16 継手

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定レンズと、移動レンズホルダに固設
    した移動レンズと、ばねにより光軸方向に加圧され、か
    つ光軸方向にスライド可能に本体と気密が保たれピスト
    ンを構成して配設された前記移動レンズホルダと、アシ
    ストガスの導入用の継手を有するノズルを備え、前記ア
    シストガスのオン・オフ制御により、前記移動レンズホ
    ルダの位置をコントロールするようにしたレーザ光集光
    装置。
JP4037483A 1992-02-25 1992-02-25 レーザ光集光装置 Pending JPH05237682A (ja)

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JP4037483A JPH05237682A (ja) 1992-02-25 1992-02-25 レーザ光集光装置

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JP4037483A JPH05237682A (ja) 1992-02-25 1992-02-25 レーザ光集光装置

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JPH05237682A true JPH05237682A (ja) 1993-09-17

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JP4037483A Pending JPH05237682A (ja) 1992-02-25 1992-02-25 レーザ光集光装置

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014518771A (ja) * 2011-05-16 2014-08-07 レール・リキード−ソシエテ・アノニム・プール・レテュード・エ・レクスプロワタシオン・デ・プロセデ・ジョルジュ・クロード 移動式要素を有するレーザノズル
JP2016215251A (ja) * 2015-05-22 2016-12-22 三菱重工業株式会社 レーザ切断装置
US10144089B2 (en) 2014-01-22 2018-12-04 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Laser processing apparatus
JP2019093399A (ja) * 2017-11-20 2019-06-20 ファナック株式会社 レーザ加工装置
JP2021167911A (ja) * 2020-04-13 2021-10-21 株式会社島津製作所 光源装置、プロジェクタおよび機械加工装置

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