JPH0523736U - ガス絶縁ケーブルのスペーサ固定構造 - Google Patents

ガス絶縁ケーブルのスペーサ固定構造

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JPH0523736U
JPH0523736U JP7764591U JP7764591U JPH0523736U JP H0523736 U JPH0523736 U JP H0523736U JP 7764591 U JP7764591 U JP 7764591U JP 7764591 U JP7764591 U JP 7764591U JP H0523736 U JPH0523736 U JP H0523736U
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gas
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孝志 松井
智勇 荒木
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
    • H02G5/00Installations of bus-bars
    • H02G5/06Totally-enclosed installations, e.g. in metal casings
    • H02G5/066Devices for maintaining distance between conductor and enclosure

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 固定作業が迅速で、溶接による不純物の発生
のないガス絶縁ケーブルのスペーサ固定構造を提供す
る。 【構成】 導体の外周面上に、又は導体の外周面上のス
ペーサを固定する位置に一体に形成された固定座上に摺
動材を介してスペーサの内部金具が位置し、上記内部金
具がネジボルトにより固着されているガス絶縁ケーブル
のスペーサ固定構造。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はガス絶縁ケーブルにおけるスペーサの導体への固定構造に関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
ガス絶縁ケーブル(GIL)は単心ケーブルと3心ケーブルがあるが、以下簡 単のため単心ケーブルについて説明する。 GILは基本的に、同軸状に配置した導体と金属シースを一定間隔でエポキシ 樹脂等のスペーサで支持し、同軸状に保持し、金属シース内に絶縁性能の優れた SF6 ガス等の絶縁ガスを封入した構造を有している。
【0003】 そして、上記スペーサの種類としては、導体支持用スペーサ、導体固定用 スペーサ、ガス止め用スペーサがある。導体支持用スペーサは導体と金属シー スを同軸状に支持するのみであり、線路方向に導体は自由に動くことができる。 導体固定用スペーサは導体と金属シースを同軸状に支持するとともに、導体が線 路方向に移動しないように固定するものである。又ガス止め用スペーサは導体と 金属シースを同軸状に支持するとともに、ガスを遮断することができるもので、 工事上の必要性より、ある区間のガス圧力を低下する必要が生じた場合に、隣接 するガス区間との圧力差を遮断する。 前記導体支持用スペーサ及び導体固定用スペーサは、線路条件やケーブル種別 により相違するが、通常は約7m間隔で交互に設置され、ガス止め用スペーサは 200m程度で設置される。なお、導体固定用スペーサに挟まれた間の導体の熱伸 縮量は、導体伸縮吸収装置(プラグインコンタクト)により吸収される。
【0004】 図2は従来の導体固定用スペーサの固定構造の説明図で、図2(イ)は横断面 図、図2(ロ)は(イ)図のX−X断面図である。 図面において、1はアルミパイプ等の導体、2はアルミシース、3は上記導体 1とアルミシース2を同軸状に支持するエポキシ樹脂の成形等により形成したス ペーサで、内部に導体1の外周上に位置するリング状の内部金具4、外側にアル ミシース2に固定するための外部金具5が一体に形成されている。6はスペーサ 3を導体1上に挿入する際に、導体1と内部金具4との金属同士が接触して損傷 することを防止するためのテフロン等の摺動材である。
【0005】 前記スペーサ3の固定は組立工場にて行う。即ち、導体1上に摺動材6を介し てスペーサ3を挿入した後、スペーサ3の内部金具(アルミ)の端部と導体1を 溶接9により固着する。そして、金属シース2側は金属シース2とスペーサ3の 外部金具5とをボルト7により固定する。なお、8は封入した絶縁ガスである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
問題点は、スペーサの導体への固定を組立工場でアルミ溶接により行うことで ある。即ち、溶接作業に時間がかかるばかりでなく、溶接作業により不純物が金 属シース内に飛散し、導体表面や金属シース内面に付着したり、これらの空間部 に浮遊することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は上述の問題点を解消し、固定作業が迅速で溶接による不純物の発生の ないガス絶縁ケーブルのスペーサ固定構造を提供するもので、その特徴は、導体 の外周面上に、又は導体上の外周面上のスペーサを固定する位置に一体に形成さ れた固定座上に摺動材を介してスペーサの内部金具が位置し、上記内部金具がネ ジボルトにより固着されていることにある。
【0008】
【実施例】
図1は本考案のスペーサ固定構造の要部の横断面図である。図面に示すように 、あらかじめ工場で、導体1の外周面上のスペーサを固定すべき位置にアルミ製 の固定座10を溶接等により一体に形成しておく。そして、従来同様に摺動材6を 介して、スペーサ3を摺動材6上に摺動しつつ挿入し、スペーサ内部金具4の両 側でネジボルト11をネジ込み、スペーサ内部金具4を前記固定座10に固定する。 なお、この際ネジボルト11を円周方向に複数本用いてもよい。又固定座10及びス ペーサ内部金具4の端部10a ,4aをR状に加工しておくことにより電界遮蔽効果 が得られる。なお、固定座を用いず、導体の外周面上に摺動材を介して、スペー サの内部金具4を直接ネジボルトにより固着してもよい。
【0009】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案のスペーサ固定構造によれば、導体の外周面上に 、又はあらかじめ工場で一体に形成した固定座上にスペーサを挿入し、ネジボル トで固定すればよいので、固定作業が迅速、かつ完全にでき、又解体も容易であ る。さらに、溶接作業がないので、不純物の発生がなく、ガス絶縁ケーブルとし ての信頼性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のスペーサ固定構造の具体例の要部の横
断面図である。
【図2】従来の導体固定用スペーサの固定構造の説明図
で、図2(イ)は横断面図、図2(ロ)は(イ)図のX
−X断面図である。
【符号の説明】
1 導体 3 スペーサ 4 スペーサ内部金具 6 摺動材 10 固定座 11 ネジボルト

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導体の外周面上に、又は導体の外周面上
    のスペーサを固定する位置に一体に形成された固定座上
    に摺動材を介してスペーサの内部金具が位置し、上記ス
    ペーサの内部金具がネジボルトにより固着されているこ
    とを特徴とするガス絶縁ケーブルのスペーサ固定構造。
JP1991077645U 1991-08-30 1991-08-30 ガス絶縁ケーブルのスペーサ固定構造 Expired - Lifetime JP2579653Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5149485A (ja) * 1974-10-25 1976-04-28 Hitachi Ltd Mitsupeibosen

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JPS5149485A (ja) * 1974-10-25 1976-04-28 Hitachi Ltd Mitsupeibosen

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