JPH05236503A - 映像表示装置 - Google Patents

映像表示装置

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JPH05236503A
JPH05236503A JP6101292A JP6101292A JPH05236503A JP H05236503 A JPH05236503 A JP H05236503A JP 6101292 A JP6101292 A JP 6101292A JP 6101292 A JP6101292 A JP 6101292A JP H05236503 A JPH05236503 A JP H05236503A
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JP
Japan
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output
signal
voltage
supplied
circuit
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JP6101292A
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English (en)
Inventor
Takahiko Tamura
孝彦 田村
Satoshi Miura
悟司 三浦
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Processing Of Color Television Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 システム制御手段の電源オン時の処理負担を
軽減させ、安価なマイクロコンピュータを採用可能とす
る。 【構成】 電源オン時点から所定期間は映像表示がなさ
れないように映像ブランキング処理が実行される映像表
示装置において、R,G,B各チャンネルのカソード電
流の検出出力に基づいてカウント動作を実行する論理回
路部70の出力によって映像ブランキング処理の解除情
報(ST2)を得るように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビジョン受像機、
モニタ装置等の映像表示装置に関するものであり、特に
自動的にCRTのカットオフ特性を制御できるようにな
されているものに有効に適用できるものである。
【0002】
【従来の技術】例えばテレビジョン受像機等の映像表示
装置では、電源オン時点からCRT(陰極線管)の動作
が安定するまでの所定期間(数秒程度)は、乱れた映像
が画面表示されないように映像出力をカットする映像ブ
ランキング処理がなされる。
【0003】特に、テレビジョン受像機等では、CRT
内にR,G,Bの各蛍光体が所定の規則で配され、この
蛍光体がR,G,Bの映像信号に基づいた各電子銃から
のビームによって発光されることによって映像表示をな
しているが、電子銃を含めてCRTは製造上のばらつき
が多く、またR,G,Bの蛍光体の特性もすべて均一で
はなく個々に異なってしまうため、蛍光体が光りだすカ
ットオフポイントはR,G,Bでそれぞれまちまちであ
る。
【0004】カットオフ特性(発光特性)はカソード電
圧に対するカソード電流により表わされ、これを図17
に示す。この図から理解されるようにR,G,B各チャ
ンネルでカットオフ特性は一致しない。なお、図17は
あくまで一例であり、カソード電圧の低い順にカットオ
フポイントが常にR,G,Bの順になるとは限らず、カ
ットオフ特性は各CRT毎にまったく不規則である。
【0005】そして、このように一致しないカットオフ
ポイントを一致させるために、カットオフ調整が電源オ
ン直後において自動的に行なわれるオートカットオフ調
整方式が提案されていた。
【0006】このオートカットオフ調整は、例えばR,
G,B各映像信号の垂直帰線期間内の所定部位にリファ
レンスパルスを付加し、このリファレンスパルスに基づ
いて得られるカソード電流を検出する。例えばカソード
電流量をパルス電圧に変換する。そして、このパルス電
圧を所定の比較基準電圧と比較し、比較結果に基づいて
R,G,B各映像信号のDCレベルをそれぞれ所定レベ
ルだけシフトさせ、R,G,B信号の黒レベルがR,
G,B各リファレンスパルスの高さと等しくなるように
コントロールすることによって、オートカットオフ調整
を実現している。
【0007】このようなオートカットオフ調整による
と、電源オン直後はCRTに電流が流れていないため、
カットオフ調整ループ系において、より電流を大量に流
そうとする制御が働き、従ってリファレンスパルスの高
さ及び映像信号出力のDC成分はかなり上方シフトされ
ることになる。
【0008】そして、しばらくしてCRTに電流が流れ
始めると、実際のカソード電流検出値に基づいてオート
カットオフ動作は収束していく。つまりリファレンスパ
ルス及び映像信号出力のDC成分は低くなっていき、或
る時点で安定する。このカットオフループが安定するま
での間は、CRTに供給されるR,G,B映像信号によ
って正常な映像は表示されないことになるため、映像ブ
ランキング処理を行なっているものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この映像ブ
ランキング処理は、もちろんCRTにおける動作が安定
した後は直ちに解除されなければならないが、従来、映
像ブランキングの解除タイミングは制御手段として搭載
されているマイクロコンピュータのROMに記憶されて
いるプログラムによって管理されていた。この制御系は
例えば図18のように構成され、図19のタイミング制
御が実行される。
【0010】例えば、R,G,B各チャンネルの映像信
号はRGB出力処理部1を介してCRTドライブ回路に
供給されるが、時点T0 における電源オン直後はマイク
ロコンピュータ2がROM2aに保持している制御プロ
グラムに基づいて映像ブランキング処理指令を出力して
いる。この指令はバスデコーダ3を介してデジタルスイ
ッチ部4に供給され、ブランキング映像信号を出力させ
ることになる。また、T1 時点から映像信号にオートカ
ットオフ調整のためのリファレンスパルスを付加し、カ
ットオフループを動作させる(図19(a))。
【0011】そしてT2 ,T3 ,T4 の各時点でCRT
におけるR,G,B各チャンネルのカソード電流RIK
IK,BIKが検出されたとすると(図19(b))、電
流検出部5は、T4 時点でカソード電流RIK,GIK,B
IKが全て流れたことを示す検出信号の出力をなす(図1
9(c))。この検出情報はバスデコーダ3を介してマ
イクロコンピュータ2に供給され、マイクロコンピュー
タでは、当該検出信号の入力から制御プログラムに基づ
いて所定時間(T4 〜T5 時点)をカウントしてから、
映像ブランキング解除指令を出力する。これによって、
5 時点で映像ブランキング処理は解除され、画面上に
復調されたR,G,B信号による映像出力がなされる。
(図19(d))。
【0012】このように、電源オン時のシーケンス制御
をマイクロコンピュータのソフトウエアによって実行さ
せると、マイクロコンピュータの処理能力に負担がかか
り、このシーケンスと同時に立ち上げ時の他の各種動作
制御も迅速に処理するには高性能なマイクロコンピュー
タを必要とする。もちろん制御プログラムのためのRO
M容量も増大する。このため、制御系について、ある程
度廉価なマイクロコンピュータを用いてコストダウンを
計るということは困難であるという問題があった。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点にかんがみてなされたもので、電源オン時点から所定
期間は映像表示がなされないように映像ブランキング処
理が実行される映像表示装置において、R,G,B各チ
ャンネルのカソード電流の検出出力に基づいてカウント
動作を実行する論理回路部の出力によって映像ブランキ
ング処理の解除情報を得るように構成するものである。
【0014】
【作用】電源オンの後、オートカットオフ調整の制御ル
ープが安定するまでの所定期間のみに映像ブランキング
処理を行なうようにするための、映像ブランキング処理
タイミング情報を論理回路系で判別するようにすれば、
システム制御手段(マイクロコンピュータ)の処理負担
を軽減させることができる。
【0015】
【実施例】以下、まず図5〜図16を用い、本実施例の
テレビジョン受像機に採用されるオートカットオフ調整
動作について説明し、その後、図1〜図4で電源オン時
における映像ブランキング処理のタイミング制御を行な
う回路部について説明する。
【0016】図5は実施例のテレビジョン受像機におけ
るオートカットオフ調整ループをブロック図で示したも
のであり、図6〜図8は当該オートカットオフ調整ルー
プの動作説明のための波形図である。11R,11G,
11Bはスイッチ回路であり、復調されたR信号、G信
号、B信号に対して、それぞれ異なる垂直帰線期間の所
定部分に図6で示したようにリファレンスパルスRP
R ,RPG ,RPB を付加する。12R,12G,12
Bはレベルシフト回路であり、後述するように映像信号
の黒レベルをコントロールし、R,G,B各チャンネル
のカットオフ特性を調整する。
【0017】レベルシフト回路12R,12G,12B
の出力はそれぞれドライブ回路13R,13G,13B
に供給されトランジスタQ1 で増幅されて、CRT14
におけるR,G,B各電子銃がドライブされるととも
に、カソード電流RIK,GIK,BIKがトランジスタP1
によって検出されるようになされている。
【0018】カソード電流RIK,GIK,BIKはスイッチ
回路15R,15G,15Bを介して抵抗R1 に流れる
ことになる。スイッチ回路15R,15G,15Bはそ
れぞれリファレンスパルスRPR ,RPG ,RPB に相
当する期間にのみ接点が閉じられるように制御されてお
り、従って抵抗R1 によって、図7に示すようにR,
G,Bの各リファレンスパルスRPR ,RPG ,RPB
によるカソード電流に対応する、3つのパルスを有する
電圧が得られる。
【0019】このパルス電圧はクランプ用のコンデンサ
1 を介してクランプ回路16に入力され、クランプパ
ルス発生部6aから得られるクランプパルスの区間の電
圧がV1 (図7参照)となるようにコンデンサC1 に電
流を出し入れすることによってクランプされる。図8
(a)に示すようにクランプされたパルス電圧はコンパ
レータ17に供給される。
【0020】コンパレータ17には比較基準電圧として
他方の端子に電圧V1 に対してΔV1 高い電圧(V1
ΔV1 )が供給されており、DCレベルがV1 にクラン
プされている各パルス電圧がこれと比較され、『H(5
V)』又は『L(0V)』の比較出力をなす(図8
(b)参照)。
【0021】このコンパレータ17の比較出力はアップ
ダウンカウンタ部18R,18G,18Bに供給され
る。そして、各アップダウンカウンタ部18R,18
G,18Bでは、各チャンネルのリファレンスパルスに
相当する期間に、図8(c)〜(e)に示すようにカウ
ントクロックRCK,GCK,BCKが与えられ、これに基づ
いて、コンパレータ17の出力が『H』であればアップ
カウント、『L』であればダウンカウントを行なう。な
お、図8(f)〜(h)にはカウント出力のLSBのみ
を示している。19R,19G,19Bは、アップダウ
ンカウンタ部18R,18G,18Bの出力をアナログ
信号に変換するD/A変換器を示す。
【0022】各アップダウンカウンタ部及びD/A変換
器(18R,19R)(18G,19G)(18B,1
9B)は具体的には例えば図9のように構成されてい
る。即ち、コンパレータ17からの出力はまずDフリッ
プフロップ30のデータ端子に入力されており、カウン
トクロック(RCK,GCK,BCK)がラッチクロックとし
て用いられて、供給されている比較出力がラッチ出力さ
れる。そして、そのラッチ出力がアップダウンカウンタ
31に供給されている。このように、ラッチ出力をカウ
ントするようにすることで、コンパレータ17の出力の
波形なまりの影響を取り除くことができる。
【0023】この場合、アップダウンカウンタ31に対
しては、実際にはカウントクロック(RCK,GCK
CK)がインバータ32を介して供給されており、イン
バータ32の出力の立ち上がりでカウントを行なう。ア
ップダウンカウンタ31においては例えば8ビットのカ
ウント動作が行なわれ、そのカウント出力は抵抗r0
15によって成るD/A変換器によってアナログ電圧値
として出力される。なお、インバータ33及びスイッチ
回路34については後述する。
【0024】このようにコンパレータ17の比較動作に
基づいてアップ/ダウンカウントされた数値をアナログ
化した電圧、即ちR,G,B各チャンネルについてD/
A変換器19R,19G,19Bの出力は、それぞれレ
ベルシフト回路12R,12G,12Bに対して制御電
圧として供給されることになる。つまり、各レベルシフ
ト回路12R,12G,12Bでは、それぞれR,G,
B信号の黒レベルがリファレンスパルスRPR ,RP
G ,RPB の高さと等しくなるように(つまり、前記図
7における電圧ΔV1 ’がΔV1 と等しくなるように)
コントロールされることによって、オートカットオフ調
整が実現される。
【0025】従って、アップダウンカウンタ31として
は、当初、各フィールドでアップカウント又はダウンカ
ウントを継続していくが、所定時点以後1フィールド毎
にアップカウントとダウンカウントを繰り返すように収
束していく。即ち、この時点でオートカットオフ調整動
作は安定していることになる。
【0026】このような本実施例においては、一点鎖線
で囲った10内は1つのIC内で回路構成ができ、オー
トカットオフ調整動作を実現するために例えば外付けの
サンプルホールドコンデンサ等は不要となるため、IC
において必要なピン数の削減、素子の削減等が実現さ
れ、コスト面、製造工程面等で効率化される。また、経
時変化の影響によって外付けのサンプルホールドコンデ
ンサの動作が正常に保たれなくなり、オートカットオフ
調整動作が不安定になることもない。
【0027】ところで、オートカットオフ調整動作の安
定時においては、逆にいえば、このようなアップダウン
カウンタ31におけるアップカウントとダウンカウント
が正確に繰り返されられていなければならないが、この
ためにはコンパレータ17の出力が1フィールド毎の
R,G,B各リファレンスパルスRPR ,RPG ,RP
B (リファレンスパルスによって検出されたカソード電
流に対応するパルス電圧)に対して、『L』『H』の出
力を繰り返すことが条件となる。
【0028】しかし、安定状態では1フィールド毎のパ
ルス電圧はかなり比較基準電圧と近い値となっており、
その差は十分には大きくない。このため例えばノイズの
影響等によりコンパレータ17における比較動作に誤り
が発生しやすいという恐れがある。この誤動作の発生の
確率はランダムであるため、誤動作によってホワイトバ
ランスが瞬間的に崩れ画面上に色のフリッカが見えてし
まう。
【0029】そこで、本実施例では、コンパレータ17
に供給される比較基準電圧(V1 +ΔV1 )を制御する
ヒステリシス電圧回路20R,20G,20B、及びス
イッチ回路21が設けられている。実際にはヒステリシ
ス電圧回路20R,20G,20B、及びスイッチ回路
21は図10における40、即ちオアゲート41、抵抗
2 及び、前記した比較基準電圧の電源部(V1 +ΔV
1 )と抵抗R3 によって構成することができる。
【0030】オアゲート41の前段のDフリップフロッ
プは、前記図9におけるDフリップフロップ30に相当
する。つまり、それぞれアップダウンカウンタ部18
R,18G,18BにおけるDフリップフロップ30を
示す。
【0031】コンパレータ17はトランジスタP11,P
12の差動対により、トランジスタP11のベース側に供給
される比較基準電圧(V1 +ΔV1 )と、トランジスタ
12のベース側に供給されるパルス電圧を比較し、比較
出力がトランジスタQ13のコレクタから取り出されるよ
うになされているが、上述したように、各アップダウン
カウンタ部18R,18G,18BにおけるDフリップ
フロップ30に、この比較出力は供給され、リファレン
スパルス区間にのみ供給されるラッチクロックRCK,G
CK,BCKに基づいてラッチされる。このDフリップフロ
ップ30のラッチ出力(即ち5V出力又は0V出力)は
図9のとおりアップダウンカウンタ31に供給されると
ともに、図10に示すようにオアゲート41に供給され
る。そして、抵抗R2 ,R3 により、本来の比較基準電
圧(V1 +ΔV1 )と抵抗分割により加算されることに
なる。
【0032】これによって、図11(a)に点線で示す
ように、比較基準電圧は、Dフリップフロップ30のラ
ッチ出力が『H』となった以降は比較的高い第1の電圧
R1となり、Dフリップフロップ30のラッチ出力が
『L』となった以降は比較的低い第2の電圧VR2となる
ことになる。なお、図11(b)(c)(d)はコンパ
レータ17に供給されるパルス電圧、ラッチクロック、
Dフリップフロップ出力を、簡略化のためR,G,Bの
いづれかの1チャンネル分のみ示している。従って実際
には図11(a)の比較基準電圧も3チャンネル分が合
成された波形となる。
【0033】比較基準電圧がこのように、つまりコンパ
レータ17が『L』を出力すべき時点tL には比較基準
電圧はVR1となり、コンパレータ17が『H』を出力す
べき時点tH には比較基準電圧はVR2となるようにコン
パレータ17の出力に基づいて上下することにより、安
定時、即ちパルス電圧と比較基準電圧の値が近付いた状
態で1フィールド毎に『H』『L』の比較結果が出力さ
れるべき状態において、比較動作はノイズ等の影響を受
けにくく安定したものとなる。
【0034】さて、本実施例においては、このようにオ
ートカットオフループが安定した状態において、R,
G,B各チャンネルい対応する各アップダウンカウンタ
31の最小位ビットが1フィールド毎に『L』『H』を
繰り返すことになるが、これは、そのままでは安定時に
おいて最小位ビットの変化分(つまり、D/A変換器1
9R,19G,19Bの最小ビット分の電圧値の変化
分)だけレベルシフト回路12R,12G,12Bにお
いてレベルシフトがなされてしまうことになる。従っ
て、その分映像信号の黒レベルが1フィールド毎に上下
し、しかもこの状態はR,G,B各チャンネルで同様で
あるため、画面上で輝度フリッカとなって影響が現われ
る。
【0035】そこで、本実施例では映像信号区間におい
てのみ、D/A変換器19R,19G,19Bの出力
に、D/A変換器19R,19G,19Bの最小ビット
分の電圧値の変化分を逆極性で重畳することにより、輝
度フリッカの発生を防止している。これを再び図9を用
い、図12を参照して説明する。
【0036】上述のとおり、コンパレータ17の出力は
R,G,B各チャンネルにおいて、ラッチクロック(及
びインバータ32を介したカウントクロック)RCK,G
CK,BCKに基づいてDフリップフロップ30によってラ
ッチされ、アップダウンカウンタ31にカウントされる
が、その状態は図12(a)〜(c)の通りである。こ
こで、アップダウンカウンタ31の極性は『H』でアッ
プ、『L』でダウンとなっている。このアップダウンカ
ウンタ31の出力は抵抗r0 〜r15で構成されるD/A
変換器(19R,19G,19B)に送られるが、通
常、抵抗r0 はスイッチ回路34がアース端子に接続さ
れることにより、接地されており、その状態ではD/A
変換器(19R,19G,19B)の出力(最小位ビッ
ト相当)は図12(d)のようになる。そして、このD
/A変換器出力によってレベルシフト回路(12R,1
2G,12B)におけるレベルシフト量が制御されるわ
けである。
【0037】ここで、スイッチ回路34をインバータ3
3側の端子に接続し、図12(b)の信号をインバータ
33に通して反転させた図12(e)の信号を抵抗r0
に供給すると、D/A変換器(19R,19G,19
B)の出力は図12(f)のようになり、つまり、図1
2(d)において、映像信号区間でLレベルになってい
た部分(斜線部)が埋め合わされたような補正波形とな
る。即ち、D/A変換器(19R,19G,19B)の
出力における最小位ビットの変化分はキャンセルされ
る。これによって、映像信号区間において黒レベルは一
定とされ、画面上に輝度フリッカが発生することが防止
される。
【0038】ただし、図12(g)に示されるリファレ
ンスパルス区間(=垂直帰線区間)においてこのような
補正を行なってしまってはオートカットオフ動作自体が
行なわれなくなってしまうため、このリファレンスパル
ス区間のみは補正をかけない。つまり、スイッチ回路3
4はリファレンスパルス区間は接地され、映像信号区間
区間はインバータ33を接続するように制御されること
になる。これによって、実際のD/A変換器(19R,
19G,19B)の出力は図12(h)のようになる。
【0039】もちろん、接地していた抵抗r0 に、イン
バータ33の出力を加えて上記補正を行なうようにして
も、レベルシフト制御電圧としての1ビットの精度は影
響を受けない。図13に補正動作を行なわない場合のD
/A変換器出力(LSB相当)を点線で示し、補正動作
を実行したときのD/A変換器出力(LSB相当)を実
線で示したとおりである。
【0040】ところで、図5において示される22は色
温度の調整のために設けられたスイッチ回路を示してお
り、色温度調整は各レベルシフト回路12R,12G,
12Bが色温度調整電圧V3 をコントロールし、映像信
号のDCシフト量を変えることによって行なう。ただ
し、上述してきたオートカットオフのループをコントロ
ールするためのリファレンスパルス区間で色温度調整電
圧V3 をコントロールすると、リファレンスパルスRP
R ,RPG ,RPB の高さも変化してしまい、オートカ
ットオフ調整動作が正常に働かなくなる。従って、リフ
ァレンスパルス区間ではスイッチ回路22が固定電圧V
4 を選択するように制御されるものである。
【0041】ここで、この各レベルシフト回路12R,
12G,12Bにおいて実行される色温度調整について
述べる。オートカットオフ調整動作により、R,G,B
の発光ポイントがある程度一致されたとしても、白色の
微妙な見え方をこのCRTで均一にするため、色温度調
整が必要になる。
【0042】このためには、コンパレータ17の比較基
準電圧をR,G,B各チャンネルのパルス電圧に対して
細かく設定することで色温度調整を行なうことが考えら
れる。即ち、ΔV1 の値をコントロールして比較基準電
圧を変えると、カットオフ調整ループにより、カソード
電流(RIK,GIK,BIK)を検出したパルス電圧の高さ
が変化し、これに伴い、R,G,B各チャンネルのリフ
ァレンスパルスRPR,RPG ,RPB の高さが変化す
る。そして、映像信号の黒レベルはリファレンスパルス
RPR ,RPG ,RPB を基準に調整されるものである
ため、比較基準電圧の設定により色温度の調整が可能と
なる。色温度調整のための比較基準電圧の制御は、例え
ば図示しないシステムコントロール部からバスを介して
供給される制御信号により実行される。
【0043】ところが本実施例の場合、このようにカッ
トオフ調整ループ内で色温度調整を実行するのは好適で
はない。なぜなら、本実施例はD/A変換器(19R,
19G,19B)の出力によりリファレンスパルスRP
R ,RPG ,RPB の高さを制御しているが、D/A変
換器(19R,19G,19B)のビット分解能と色温
度調整のためのバスコントロール信号の分解能は、一致
するとは限らないためである。
【0044】例えば図14に示す、CRTのカソード電
流とRGB出力(=CRTのドライブアンプ入力)の関
係において、オートカットオフ調整動作に必要なカソー
ド電流のダイナミックレンジを区間Aとする。ここで、
D/A変換器(19R,19G,19B)のビット分解
能は実線によるΔV1B、色温度調整のためバスコントロ
ール信号の分解能を点線によるΔV2Bとすると、バスコ
ントロールによって色温度調整を指示しても、実際には
映像信号の黒レベルの調整はD/A変換器(19R,1
9G,19B)のビット分解能に依存するため、色温度
調整については不感帯が生じ、精度が粗くなることにな
る。
【0045】そこで本実施例では、色温度調整はオート
カットオフ調整ループ外において、レベルシフト回路1
2R,12G,12Bで色温度調整電圧V3 用いてコン
トロールするようにしている。 本実施例における各レ
ベルシフト回路12R,12G,12Bは例えば図15
のように構成されている。
【0046】この回路において映像信号(R信号,G信
号,B信号)はトランジスタQ21のベースに入力され
る。そして映像信号出力はトランジスタQ21のエミッタ
からR20,R21を経て得られる。ここで、オートカット
オフ調整のための制御電圧、即ちD/A変換器(19
R,19G,19B)の出力はトランジスタQ25のベー
スに入力され、電流I2 に変換される。トランジスタQ
23,Q24はカレントミラー回路を構成しているため、電
流I2 が抵抗R20及びR21を流れることになる。
【0047】一方、色温度調整電圧V3 又は固定電圧V
4 による電流I1 は抵抗R20を流れる。この抵抗R20
21は映像信号のDCレベルをシフトさせる機能を有す
ることになり、DCシフト量は抵抗R20,R21に流れる
電流によって決まる。
【0048】ここで、トランジスタQ22はベース接地の
アンプとされ、エミッタの電位は約0.4 Vになってい
る。従って、色温度調整電圧V3 、抵抗R22,R23の値
により、電流I1 の値が決まる。この場合、抵抗R22
23の値は固定であるため、色温度調整電圧V3 の値に
より、電流I1 の値がコントロールされる。抵抗R22
30kΩ、抵抗R23を2kΩとしたときに、色温度調整
電圧V3 を1.5 〜3.5 Vまで変化させたときの電流I1
の変化を図16に示す。このように抵抗R20を流れる電
流I1 の値を変化させることにより色温度調整が可能に
なる。そして、この電流I1 の調整、即ち色温度調整電
圧V3 の調整はD/A変換器(19R,19G,19
B)のビット分解能に依存するものではないため、色温
度調整精度がD/A変換器を用いたことによって限定さ
れるものではなく、あくまでバスコントロールの精度に
よって調整精度を所望の通りに設定できる。
【0049】なお、実際のDCレベルのシフト量、つま
り、レベルシフト回路(12R,12G,12B)とし
てのレベルシフト量は、抵抗R20,R21に流れる電流I
2 の値にも依存することになる。つまり、トランジスタ
21から入力された映像信号は、 {(I1 +I2 )×R20+I2 ×R21} の電圧効果分レベルシフトされて出力される。
【0050】このように本実施例におけるレベルシフト
回路(12R,12G,12B)では、オートカットオ
フ調整ループによって決定される電流I2 と、色温度調
整電圧V3 によって決定される電流I1 によって相互に
独立したレベルシフト制御系が構成されているが、前述
したように、リファレンスパルス区間はスイッチ回路2
2が固定電圧V4 を選択しているため、色温度調整動作
がオートカットオフ調整動作の妨げとなることはない。
【0051】以上のようなオートカットオフ調整手段が
搭載されているテレビジョン受像機では、電源オンの
後、オートカットオフ調整動作が安定状態に達するまで
の多少の時間(数秒程度)は映像を表示しないように映
像ブランキング処理をかけることになるが、本実施例で
は、この映像ブランキング処理の動作タイミングの制御
をシステムコントロール手段として搭載されているマイ
クロコンピュータに保持されているプログラムによって
は行なわず、論理回路系で処理している。以下、図1〜
図4を用いて説明する。
【0052】図1は電源オン後の立ち上げ時の制御系を
概念図で示し、60は、上記オートカットオフ調整ルー
プ、及び映像ブランキング処理のためのスイッチング回
路を含むRGB出力回路部、70はRGB出力回路部6
0に対して、映像ブランキング処理のタイミング、スイ
ッチ回路11R,11G,11Bにおいてリファレンス
パルスのR,G,Bを付加するタイミング、及び垂直偏
向鋸歯状波形の出力タイミングを制御するシーケンス回
路である。
【0053】シーケンス回路70は、例えば図2のよう
に構成される。71は1フィールドに1回のパルス信号
TH(即ち垂直同期信号、又は垂直同期信号から生成さ
れた同周波数の信号)が入力される入力端子、71はこ
の信号VTHをカウントするカウンタである。カウンタ7
2のカウント出力は、カウント出力に応じてタイミング
制御信号ST1を出力するセット/リセット回路73及び
ナンドゲート74に供給される。また、75はR,G,
B各チャンネルについてのカソード電流検出信号R
IKD ,GIKD ,BIKD の論理和を出力するアンドゲート
であり、その出力はナンドゲート74に供給される。
【0054】ナンドゲート74の出力はカウンタ76に
供給されてカウントされ、またカウンタ76のカウント
出力はセット/リセット回路77に供給されて、カウン
タ出力に応じたタイミング制御信号ST2が出力される。
78,79はタイミング制御信号ST1,ST2の出力端子
を示す。
【0055】図3はこのシーケンス回路の実際の回路構
成例である。カウンタ72はリングカウンタとして用い
られるDフリップフロップ72a〜72eで構成され、
同じくカウンタ76はDフリップフロップ76a〜76
cで構成される。またセット/リセット回路73はナン
ドゲート73a〜73c、セット/リセット回路77は
ナンドゲート77a,77bで構成されている。
【0056】このシーケンス回路によるタイミング制御
を図4を参照して説明する。なお、RGB出力回路部6
0において、映像ブランキング処理は電源オンと同時に
開始されている。
【0057】T0 時点で電源オンとされ、端子71から
1フィールド毎に信号VTHが供給されると、カウンタ7
2はこれを分周し、16フィールドをカウントする(D
フリップフロップ72dのxQ出力)。このカウント信
号に基づいてセット/リセット回路73は、端子78に
対してタイミング信号ST1(図4(b))を出力する
(T1 時点)。このタイミング信号ST1によってRGB
出力回路部60ではリファレンスパルスRPR ,RP
G ,RPB の出力を開始する(図4(c))と同時に、
アップダウンカウンタ31をリセットしカウント動作を
開始させる。また、このタイミングで垂直偏向鋸歯状波
の出力も開始させる。
【0058】カウンタ72の出力(16V周期の分周波
形)は、アンドゲート(又はノアゲート)75によるカ
ソード電流検出信号RIKD ,GIKD ,BIKD の論理和出
力が得られた時点以降、ナンドゲート74を介してカウ
ンタ76でカウントされ、これによって例えば128フ
ィールド周期のカウント出力が得られる(Dフリップフ
ロップ76cのxQ出力)。
【0059】これがセット/リセット回路77に供給さ
れ、従って、例えばT2 ,T3 ,T4 の各時点でR,
G,B各チャンネルについてカソード電流が検出された
ことを示すカソード電流検出信号RIKD ,GIKD ,B
IKD が供給されたとすると(図4(d)(e))、T4
時点から128フィールドを経た分の時間T5 時点のタ
イミングで端子79にタイミング信号ST2が出力される
(図4(f))。このタイミング信号ST2に基づいて、
RGB出力回路部60では映像ブランキング処理が解除
されることになる。つまり、この時点でCRT動作が安
定したとされ、以降、画面上にR,G,B映像信号に基
づく映像表示が成される(図4(g))。
【0060】なお、カソード電流RIK,GIK,BIKの検
出のためには、例えば各アップダウンカウント部(18
R,18G,18B)におけるアップダウンカウンタ3
1のカウント値が、T1 時点に『0』リセットされた状
態からのリファレンスパルスに基づくカソード電流によ
るパルス電圧の供給に伴うカウント動作で、例えば
『3』までカウントアップされた時点でカソード電流検
出信号RIKD ,GIKD ,BIKD が出力されるようにすれ
ばよい。
【0061】このようにシーケンス回路70によって電
源オン時のオートカットオフ動作、映像ブランキング処
理のタイミングを制御することにより、システム制御手
段(マイクロコンピュータ)の電源オン時の処理負担を
軽減させることができ、例えば安価なマイクロコンピュ
ータを用いることも可能となる。
【0062】また、このシーケンス回路70によるCR
T動作の安定化の識別、即ち映像ブランキングよりの解
除タイミングは、カソード電流の検出(つまりCRTが
温まったこと)と、その検出後の待機時間の2段階で判
断していることになるが、このようにすることにより、
例えば一旦電源オフした後すぐに電源オンとした場合な
ど、CRTが既に温まっている状態(すなわちカソード
電流が比較的早く流れることになる状態)では、不要な
待機時間により映像ブランキング処理が長時間化するこ
とを防止し、迅速に映像表示を行なうことができる。
もちろん逆に気温が低くCRTがなかなか温まらない場
合なども、カソード電流の検出を条件に入れていること
により、十分な待機時間を得ることができる。
【0063】なお、本発明は以上説明してきた実施例に
限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内で各種変
更可能である。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように本発明の映像表示装
置は、カソード電流の検出出力に基づいてカウント動作
を実行する論理回路部の出力によって映像ブランキング
処理の解除情報を得、映像ブランキング処理のタイミン
グを制御するようにしたため、システム制御手段(マイ
クロコンピュータ)の電源オン時の処理負担を軽減させ
ることができるという効果があり、例えば安価なマイク
ロコンピュータを用いてコストダウンを促進できるとい
う利点が生ずる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の映像表示装置の一実施例の要部の概念
図である。
【図2】実施例の映像表示装置の要部のブロック図であ
る。
【図3】実施例の映像表示装置の要部の回路図である。
【図4】実施例の映像表示装置のシーケンス回路による
立上時動作の説明図である。
【図5】実施例のオートカットオフ調整ループのブロッ
ク図である。
【図6】リファレンスパルスの説明図である。
【図7】リファレンスパルスに基づくカソード電流によ
って得られるパルス電圧の説明図である。
【図8】実施例のリファレンスパルスに基づくカウント
動作の説明図である。
【図9】実施例のアップダウンカウント部及びD/A変
換器の回路図である。
【図10】実施例の比較基準ヒステリシス電圧の発生部
の説明のための回路図である。
【図11】実施例の比較基準ヒステリシス電圧の説明た
めの波形図である。
【図12】実施例のD/A変換器の出力に対する補正動
作の説明のための波形図である。
【図13】実施例のD/A変換器の出力の説明図であ
る。
【図14】実施例の色温度調整の制御信号のビット精度
の説明図である。
【図15】実施例のレベルシフト回路の回路図である。
【図16】実施例の色温度調整電圧による調整動作の説
明図である。
【図17】R,G,B各チャンネルのカットオフ特性の
説明図である。
【図18】従来の立ち上げ動作時の制御部の概念図であ
る。
【図19】従来の立ち上げ動作制御の説明図である。
【符号の説明】
10 IC 11R,11G,11B スイッチ回路 12R,12G,12B レベルシフト回路 17 コンパレータ 18R,18G,18B アップダウンカウント部 19R,19G,19B D/A変換器 31 アップダウンカウンタ 60 RGB出力回路部 70 シーケンス回路 72,76 カウンタ 73,77 セット/リセット回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源オン時点から所定期間は映像表示が
    なされないように映像ブランキング処理が実行される映
    像表示装置において、 R,G,B各チャンネルのカソード電流の検出出力に基
    づいてカウント動作を実行する論理回路部の出力によっ
    て映像ブランキング処理の解除情報を得るように構成さ
    れていることを特徴とする映像表示装置。
JP6101292A 1992-02-18 1992-02-18 映像表示装置 Pending JPH05236503A (ja)

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JP6101292A JPH05236503A (ja) 1992-02-18 1992-02-18 映像表示装置

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