JPH0523473A - 洗濯兼乾燥機 - Google Patents

洗濯兼乾燥機

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Publication number
JPH0523473A
JPH0523473A JP3034036A JP3403691A JPH0523473A JP H0523473 A JPH0523473 A JP H0523473A JP 3034036 A JP3034036 A JP 3034036A JP 3403691 A JP3403691 A JP 3403691A JP H0523473 A JPH0523473 A JP H0523473A
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JP
Japan
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washing
base
drying machine
outer tub
machine according
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Pending
Application number
JP3034036A
Other languages
English (en)
Inventor
Etsuro Hirose
悦朗 広瀬
Hiroshi Agata
寛志 阿片
Kihachiro Tanaka
基八郎 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0523473A publication Critical patent/JPH0523473A/ja
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  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、外枠を大きくすることなく製品全体
をコンパクトにまとめるものである。 【構成】本発明は、外枠、外枠の上,下部に設けたトッ
プカバーとベース、外枠内部に設けた外槽、外槽内部に
設けたバスケット等からなる洗濯兼乾燥機において、外
槽を支持する回動ベースを設け、回動ベースは外枠の上
部から垂下する吊棒をもって支持し、外槽の対向する2
点の側部を回動ベースに回動自在に支持し、外槽が横に
なるように回動して倒したときに、回動ベースの上下端
が回動ベースを支持する吊棒の支持点の近傍ないし内寄
りになるように構成したことを特徴とする洗濯兼乾燥機
にある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家庭用の衣類の洗濯か
ら乾燥迄を行う洗濯乾燥機(以下洗乾機と云う)に係
り、特に一気通貫で洗濯から乾燥迄を行う、一槽式洗乾
機のバスケット及び外槽等の防振機構に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の回動機構の方式は、特開昭61−18
5296号記載のように、円弧状に形成されたラックに、回
動用モータの出力軸に設けたピニオンギヤが噛み合い、
洗たく,すすぎ及び脱水を水槽が縦の状態で行い、それ
が終了後ほぼ90度水槽を横に倒して乾燥工程を行って
いた。
【0003】この場合の防振機構は、外槽下部に設けた
コイルばね等で下部支持された基台で行っており、基台
の上に外槽を乗せた方式であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、コイ
ルばね等で下部防振支持された基台上に、外槽を乗せた
構成である。
【0005】即ち、コイルばね支持部から、外槽上端迄
の距離が大きいため、非常な不安定になり外槽上部の振
幅が大きくなり外枠に当ったり、当りを防止するために
は、外枠を大きくして、外枠と外槽のギャップを大きく
する必要がある。この場合は製品全体が大きくなり据付
面積が大きくなる等致命的な不具合が生ずる。
【0006】本発明の目的は、上記不具合を解消するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、外枠、外枠の
上,下部に設けたトップカバーとベース、外枠内部に設
けた外槽、外槽内部に設けたバスケット等からなる洗濯
兼乾燥機において、外槽を支持する回動ベースを設け、
回動ベースは外枠の上部から垂下する吊棒をもって支持
し、外槽の対向する2点の側部を回動ベースに回動自在
に支持し、外槽が横になるように回動して倒したとき
に、回動ベースの上下端が回動ベースを支持する吊棒の
支持点の近傍ないし内寄りになるように構成したことを
特徴とするものである。
【0008】
【作用】この回動ベース式防振機構は、回動ベースを外
槽のほぼ中央部に設けることにより、外振ばね部から外
槽上端部迄の距離を少なくすることにより、外槽上部の
振幅を小さくし、外枠への当りの低減や製品のコンパク
ト化が計れるものである。
【0009】さらに、外槽外径とほぼ同等の長さを回動
ベースは、その高剛性化と合わせ、外槽の防振支持を現
流の全自動洗濯機(以下全自洗と云う)に限りなく近づ
けるものであり、防振性能の信頼性を向上させる効果が
ある。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1において、鋼板製でかつ箱形の外枠1内には、
吊棒2及び防振ばね3によって、回動ベース4を介して
回動ビーム5が一体的に固着された外槽6を防振支持す
る。
【0011】回動ベース4は、図3に示すように、外槽
6の前後に2個設けられ、それらは外枠1の前後面にほ
ぼ平行である。また、回動ベース4の両端が吊棒2と防
振ばね3により外枠1より支持されているが、その両端
の距離L2 は外槽の外径とほぼ同等かそれ以上である。
これは現流の全自洗の防振機構に可能な限り近づけたい
こと、及び回動時に外槽1等が回動ベース4に当らない
ようにするためである。
【0012】また、回動ベース4は外槽6のほぼ中央部
を支持する構造となっている。その結果、図1に示すよ
うに防振ばね3の上端から、外槽6の上端迄の距離L1
が短く構成出来、外槽6が振動した時最大振幅となる外
槽6の上端部の振幅は小さくなり、外枠1と外槽6のギ
ャップG1 は小さくて済み、製品全体のコンパクト化が
計れる。
【0013】外槽6内には、横断面形状がほぼ同形でか
つ、洗濯,脱水及び乾燥を兼ねるバスケット7(回転
槽)を設ける。バスケット7の上端には、バランスリン
グ8を摩擦溶着または溶接により取付ける。バスケット
7内の側壁には、乾燥時の布回転用の縦リブ状のリフタ
ー7aを等間隔に複数個設ける。リフター7a間には多
数の縦溝7bを等間隔に設ける。縦溝7bには、多数の
脱水孔7cを設ける。
【0014】バスケット7の内底中央には、大形のパル
セータ9を回動自在に装着する凹部7dを形成する。
【0015】外槽6の上端には、外槽6とバスケット7
との間に洗濯物が落下するのを防止するために、槽カバ
ー10を固定する。
【0016】外槽6の外底部には、排水装置11と、パ
ルセータ9及びバスケット7を回転するための駆動装置
12とを、鋼板製のベース13を介して取付ける。ベー
ス13は、ほぼ箱形状になっており、ねじ等によって外
槽の外底部に固定する。
【0017】排水装置11は、外槽7の内底部に連結し
たバルブ14と、このバルブ14に連結した排水ホース
15とを備えている。
【0018】排水ホース15の一端は開放になってお
り、バルブ14を開いた時には前記外枠1の下部に設け
たベース16に放水する構成とする。
【0019】ベース16は、下端部に複数個の足16
a,外枠1の保持部16b,水受部16c、及び排水口
部16dより構成される。
【0020】水受部16cは、中央部16eが中心部1
6fに向けて傾斜させた構成とし、前記排水ホース15
から放出された水が、中心部16fに流れ易くし、その
中心部16fに設けた、前記排水口部16dより排水し
易く構成する。尚排水口部16dからの水は附属ホース
(図示されていない)等により外部に排出される。水受
部16cの外周全周には、水が溢水しない様にリブ16
gを設ける。
【0021】駆動装置12は、図2に示すように、モー
タ17とクラッチ機構18と、モータ17の回転をクラ
ッチ機構18に伝える伝達機構19と、バスケット7の
回転を止めるブレーキ装置20と、モータ17の回転を
減速してパルセータ9に伝える減衰機構21とを備えて
いる。
【0022】モータ17とクラッチ機構18の配列は、
正面からみて、前後方向に配置する。
【0023】円形の前記外槽6の外周部前後2ケ所には
図3に示す如く、取付ボス6aを各々複数個設け、回動
ビーム5を固定する。
【0024】この回動ビーム5の中央部には、図5に示
す如く半月形凹部5aを設け、それに段付軸22を嵌め
込み溶接等で固着する。段付軸22は、ストッパー部2
2a,軸部22b,固定リング部22c及び嵌合部22
dとより構成する。
【0025】段付軸22は回動機構部の薄型化のため、
長さLは軸径Dの1/2よりも小さくできており、これ
も外枠の前後方向のコンパクト化のためである。
【0026】前記段付軸22の軸部22bにはU字形軸
受23を嵌合する。この軸受23は、外周部に溝23a
とU字形の先端部2ケ所にネジ穴23bを設ける。
【0027】前記溝23aには、回動ベース4中央部に
設けたU字形凹部4aを嵌合させ、上部に弾性体の板バ
ネ24をネジ25にて締付固定する。
【0028】以上の軸受機構部は、外槽の前後部に、各
々1ケ所設ける。
【0029】26はクランクで、両端にメタル27が圧
入固着されている。メタル27にはクランク軸28が回
動自在に嵌入されている。
【0030】クランク軸28は、一端に固定用段部28
a,中央部に軸部28b及び他端にネジ穴28cをもっ
て構成される。
【0031】段部28aは、前記回動ビーム5と一体的
に形成され、折り曲げ部5b、及び穴5cを有する突出
部5dに挿入され、溶接固定する。
【0032】このクランク軸部28は、前記の如く固定
されたクランク軸28の軸部28bにスラストワ29,
メタル27,スラストワ30及びワッシャ31を介して
ネジ32にてクランク26が回動自在に締付けられてい
る。
【0033】33は、前記回動ベース4にネジ34にて
固着されたモータベースで、下端に回動モータ35がネ
ジ36にて固定されている。
【0034】回動モータ35には出力軸35aが設けて
あり、一体的に設けられたボス36とアーム37がネジ
38とロックナット39にて固定されている。
【0035】アーム37は、ボス36との固着部と、ク
ランク軸部とからなり、前述の回動ビーム5の突出部5
dの如く図示されない穴と折曲げ部が設けられている。
【0036】41は、前記段付軸22にネジ等で固定さ
れ、回動ベース4に固定されたマイクロスイッチ42と
43に係合される様に設けられたスイッチレバーであ
る。
【0037】44は、乾燥工程時に熱風を循環するダク
トで、図6に示す如く一端は前記外槽6の下部左端に設
けられた排気口6bに、他端は送風機45の吸引口45
aに夫々気密接続する。
【0038】ダクト44の中央内径部44aは、前記外
槽6に一体的に設けられたオーバーフロー防止用の溢水
口6cの上端部よりH寸法だけ高くして、前記送風機4
5の駆動モータ等の充電部に洗たく水等が逆流しない様
に構成とする。
【0039】尚溢水口6cのホース部6dは、前記排水
装置11のホース46と接続され、排水ホース15を経
由してオーバーフロー水は排出される。
【0040】更に、ダクト44の排水口6bとの接続部
と中央内径部44aの間に、図2に示す如く、水47を
噴射させるノズル48を設け、ダクト44内に幕状に水
47を噴射する。
【0041】49は、給水弁79等を介して外部水道に
接続される給水ホースである。
【0042】50は、乾燥工程時に熱風を供給するPT
Cヒーターで、ベース51とケース52にて密封内蔵さ
れている。
【0043】ケース52には、前記送風機45の吐出口
45bとの接続口52aを設け、更にPTCヒーター5
0の上部に温風の通風空間52bを設けてある。
【0044】前記ベース51は、バスケット7への温風
の吐出口51aが中央部に設けて有り、外周部51bを
槽カバー10に内接させ、底部にボス51cを複数設
け、槽カバー10にネジ53にて固定されている。
【0045】54はトップカバーで中央にフタ55、後
方に給水弁56とソフナー投入器57が設けられてい
る。
【0046】ソフナー投入器57の下部には、注水口5
7aが設けて有り、前記ベース51に設けられた水受5
8に給水弁56からの水を注入する。
【0047】水受58はL字状に形成し、中ブタ59内
に注水する構成になっている。
【0048】中ブタ59は、開閉時の支点となる軸59
a,複数の水抜穴59bを有する裏ブタ59c、及び取
手部59dとから構成され、ベース60内に水密状に嵌
合されている。
【0049】ベース60は、槽カバー10にネジ61に
て固定されている。
【0050】図9に、本洗乾機(洗濯機兼乾燥機)の原
理結線図を示す。
【0051】回路を大別すると、入力関係回路,出力関
係回路,負荷関係回路(アクチュエータ含む)及びその
他の回路から成っている。
【0052】入力関係回路としては、フタ55の開閉時
と脱水時にバスケット7が高速回転し、衣類のアンバラ
ンスにより、外槽6が振動し、その振動の大小により、
ON−OFFする安全スイッチ62,洗濯時に外槽6に
供給される水の水位を検知する水位センシング回路6
3,50/60Hzの信号をマイコン64に送っている
Hz信号回路65,入力スイッチ読み込回路66,ドア
ースイッチ取り込回路67,電流センシング回路68,
布量センシング回路69,温度センサ70,湿度センサ
71,湿度センシング回路72等の入力スイッチ回路が
ある。
【0053】また出力関係回路としては、マイコン64
からの信号を増幅する6相クロック回路73,進行及び
時計表示回路74,負荷群を駆動するために増幅回路と
スイッチング回路を備えた駆動回路75,ブザー76,
発振回路77等の出力回路がある。
【0054】次に負荷関係回路として、洗濯モータ1
7,給水弁78,79,洗剤投入Mg80,ソフナMg
81,排水モータ82と連動するバルブ状態検知スイッ
チ83,洗い→すすぎ→脱水のいわゆる洗濯工程が終了
後、外槽6を回動する回動モータ84,回動モータ35
を傾斜状態でロックするモータロックMg82,外槽6
の回動位置をマイクロスイッチ42,43で検知する位
置センサ86,クラッチMg87,乾燥モータ88,P
TCヒーター50からなるヒーター(1)89,ヒータ
ー(2)90等から負荷回路は形成される。
【0055】更に、その他の回路として、マイコン64
の基本クロックを作るクロック発生回路91,電源スイ
ッチ92の投入時にマイコン64を初期状態にするため
のリセット回路99,マイコン64が暴走状態となった
際に電源スイッチ92をオートオフスイッチ94で自動
的に切る暴走検知回路95。尚オートオフスイッチ94
の他の動作は、全ての運転終了後一定時間経過して電源
スイッチ92をOFFさせる機能も有する。
【0056】96は、予約運転、即ち一定時間後運転す
るサイクル時に使用するオートオンリレーで、一定時間
後ONする機能を有する。
【0057】その他各部に電力を供給する電源回路97
から構成される。
【0058】以上の回路は、ハード的には、表示と操作
パネルを有するメンブレン基板98,電子自部を有する
メイン基板99と、負荷及びアクチュエータ100等に
より構成される。
【0059】本洗乾機の動作サイクル表の一例を図10
に示す。動作工程として、洗濯工程101の乾燥工程1
02であり、動作サイクルは、大別すると一気通貫洗乾
サイクル(全自動サイクル)と手動サイクルに別けられ
る。
【0060】一気通貫洗乾サイクル(以下洗乾サイクル
と云う)(洗濯工程から乾燥工程迄)を一気に通して、
しかも全自動で行うもので、洗濯工程のどろんこ10
3,標準104,おいそぎ105,ウール106と乾燥
工程の念入り107,標準108,仕上げ109,アイ
ロン110から構成され、各サイクルの動作時間は図1
0の斜線の如くなっている。
【0061】次に操作パネルの一例を図11に示す。
【0062】111は電源ボタンで、洗乾ボタン11
2,洗濯ボタン113,乾燥ボタン114,スタート及
び一時停止ボタン115と表示LEDが、布量チェック
116,洗濯サイクル用のLED117が4個、乾燥サイクル用
のLED118が4個、及び残時間表示と予約タイマ表示11
9が操作パネル表面に設けてある。またカバー(図示な
し)内に、時間設定ボタン120,すすぎボタン121,
つけおきボタン122,予約タイマボタン123,排水
ボタン124、が設けてある構成となっている。
【0063】本発明は、以上の如き構成となっている。
【0064】以下その動作を図面に基づき詳述する。
【0065】先ず概念的な基本動作を説明すると、洗乾
工程の内、洗い→すすぎ→脱水の洗濯工程101を外槽
6が縦の状態、即ち図7の状態で行い、それを回動して
θだけ傾斜させて斜の状態、即ち図8の状態で乾燥工程
102を行い、終了後回動させて図7の状態に戻し、洗
濯から乾燥迄の1サイクルが終了する。
【0066】更に上記基本動作を詳しく述べると、先ず
フタ55,中ブタ59を開き、衣類をバスケット7に投
入する。投入完了後、中ブタ59とフタ55を夫々閉じ
る。操作パネルの洗乾ボタン112を押し、スタートボ
タン115を押すと、洗濯サイクルが標準104で乾燥
サイクルが標準108の洗乾サイクルでスタートし、洗
濯工程101と乾燥工程102を行い、洗乾サイクルが
終了し、衣類が洗濯され乾燥して取り出すことが出来
る。
【0067】この時、洗い→すすぎ→脱水は前述の如
く、外槽6は縦の状態で行い、乾燥工程102に移る直
前に、回動モータ35に通電され、リンク機構により外
槽6がθだけ傾斜回動させる。即ち図5に示す如く、回
動モータ35が回転すると出力軸35aに一体的に固着
されたアーム37が図7のP方向に回転し、クランク2
6をQ方向に引張る。それにより、外槽6は、回動ビー
ム5に固定された段付軸22を中心にR方向に回動す
る。位置センサー86にて回動モータ35が停止し、モ
ータロックMg85により、回動モータ35がロックさ
れ、乾燥工程102が行われる。
【0068】この乾燥工程102は、乾燥モータ88に
てバスケット7が低速で回転され、θがほぼ75°に傾
斜しているため、バスケット7内の衣類は、回転方向に
持ち上げられ、バスケット7の最上部近くで自然落下す
ると同時に、バスケット7の当初持ち上げられた位置よ
り奥の方に落下し、それにより衣類の混合、即ち入替り
が良くなり、衣類に均等に温風が当ることにより、衣類
の乾燥ムラがじない。またこのことは効率の良い乾燥が
可能であると云える。
【0069】次に、他の洗乾サイクルの操作を説明する
と、例えば、洗濯サイクルを標準104以外で行う場合
は、先ず洗乾ボタン112を押し、洗濯ボタン113を
押して所望の洗濯サイクルを選びスタートボタン115
を押すと、洗濯サイクルが所望のサイクルで乾燥サイク
ルが標準108の洗乾サイクルが行える。
【0070】その他、乾燥サイクルのみを変える場合、
洗濯サイクルと乾燥サイクル両方を変える場合も前述と
同一手順で行えば、所望の洗乾サイクルが実行可能であ
る。また、他の単独サイクル例えば洗濯サイクルのみ、
乾燥サイクルのみ等は所望の釦のみを押し、スタートボ
タン115を押すと、所望のサイクルが実行出来る。
【0071】次に本発明の第2の実施例について、図1
2乃至図15を用いて説明する。
【0072】まず全体構成について図12を用いて説明
する。図1と同一部品には同一符号を付して示す。
【0073】本実施例において、第1の実施例と比べて
相違する点は、回動ベース4a及び回動ビーム5eであ
り、回動ビーム5eは鋼板を折り曲げた形状をしてお
り、SUS材等よりなる外槽6に溶接等により固着され
ている。回動ビーム5eの下部にはねじ等によりベース
13を固定する。パルセータ9及びバスケット7を回転
するための駆動装置12等はベース13に取付ける。外
槽6を回動可能に支持するための段付軸22は、ストッ
パー22g,軸部22f,固定リング22fより構成さ
れる。固定リング22fは溶接等により回動ビーム5e
に固着し、ストッパー22gは軸部22fにねじ等によ
り固定する。
【0074】回動ベース4aは、図14及び図15に示
されるように、外周部には折り返し4bがつき、内部に
は横方向に長い押し出し4cがついている。これらは回
動ベース4aの面外方向の剛性アップを図ったものであ
る。回動ベース4aの中央には軸受部4dが絞り等によ
り形成する。これは簡略化のためであり、この部分にメ
タル軸受等を装着してもかまわない。
【0075】前記段付軸22の軸部22fには回動ベー
ス4aの軸受部4dが嵌合し、軸部22fに回動ベース
4aの軸受部4dを挿入後、ストッパー22gを軸部2
2fにワッシャ等を介し固定し、軸方向のガタつきをな
くすとともに回動動作をも滑らかにできるようにしてあ
る。以上の軸受機構部は、外槽の前後部に各々1ケ所設
ける。また、回動ベース4aの両端には一体的に吊り棒
2の受け座4fが設けられ、そこで外枠1より吊り棒2
及び防振ばね3にて支持される。
【0076】本実施例は、上記の相違点を除いて第1の
実施例と同一構造を有するので、同一部分の説明は省略
する。
【0077】次に、以上のように構成された本実施例の
動作について、図12乃至図15を用いて説明する。
【0078】本実施例の特徴は、回動ビーム5eの形状
がシンプルであること、縦方向のリブ構造により回動ビ
ーム5eの剛性アップとともに外槽6をも補強している
点である。また、回動ビーム5eの下部で駆動装置12
等を取付けたベース13を支持する構造は、外槽底面の
低剛性化を可能にする。さらに、高剛性化した回動ベー
ス4bは、外槽6と一体的に動き、洗乾機の防振支持系
を現流の全自洗に限りなく近付ける効果を有する。
【0079】以上のことから、外槽6の振動の小さい、
現流全自洗並の防振性能を有する、信頼性が高く、低騒
音の防振機構を提供することができる。その他の動作に
関しては第1の実施例と同様である。
【0080】さらに、図12,図13に基づき、外槽6
の回動について説明する。軸部22bから外槽6の上端ま
での丈L4 と軸部22bから外槽6の下端にある伝達機
構19としてのプーリまでの丈L5 はほぼ同じにしてい
る。また外槽6の丈L4 ,L5 と回動ベース4は図13
に示すような寸法関係になっている。外槽6を真横に倒
したときに、外槽6の上端は二点鎖線で示すように吊棒
2の支持点の近傍になるようにしている。上端は支持点
より外側に突き出る構成にすると、外槽9の外周が回動
ベース4の吊棒2の支持部に当接してしまうからであ
る。回動ベース4と外槽9とのギャップを大きくとる
と、その上端を支持部の外側より突き出るような構成に
することは可能であるが、外枠1の幅を大きくしなけれ
ばならなく、製品全体は大きくなり、好ましくないので
ある。図15に示すように回動ベース4は折り曲げた方
が外側になるように配置される。もちろん、吊棒2の支
持部も外側が開放するようになっている。これは吊棒2
が接触しないように考慮したものである。
【0081】図16,図17,図18は他の実施例を示
すものである。この実施例は、先に述べた図12,図1
3と基本的な構成で同じものである。またこの実施例の
底面は、図4と実質的に同じものである。さらに図5,
図6,図14,図15に示す構成も、この実施例に備わ
っているものである。この実施例は、図12,図13に
示すものと同様、外槽を真横に倒すことができるもので
ある。構成,動作も先に述べた実施例とほとんどかわり
ありませんので、詳細な説明は省略し、構成を示すため
に先に示した実施例と共通なところは同一の符号を付し
た。
【0082】
【発明の効果】本発明によれば、図1に示す如く、防振
ばね3の上端から振幅の一番大きい外槽6の上端迄の距
離L1 が小さいため、外槽6の振動が発生した場合外槽
6の上端部の振幅は小さくなり、静音化が計れたり、外
槽6に一体的に取付けた各種部品に加わる、機械的応力
も少なくなり強度,寿命及び信頼性等が向上する効果が
ある。
【0083】また、外槽外径とほぼ同等の回動ベースを
用いるとともに、その回動ベースの高剛性化により、現
流全自洗の防振機構に限りなく近づけることができ、防
振性能の信頼性が向上する効果がある。
【0084】さらに、外枠1と外槽6上端部のギャップ
1 も小さく設定出来るので、製品全体をコンパクトし
更には据付スペースの省スペース化が計れる等の効果が
生れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】洗濯兼乾燥機を正面から見た縦断面図。
【図2】洗濯兼乾燥機を側面から見た縦断面図。
【図3】トップカバーを外した洗濯兼乾燥機の平面図。
【図4】洗濯兼乾燥機を底側から見た底面図。
【図4】洗濯兼乾燥機を底側から見た底面図。
【図5】リンク機構の拡大断面図。
【図6】洗濯兼乾燥機の上部側拡大断面図。
【図7】洗濯兼乾燥機の洗濯,脱水運転時の状態図。
【図8】洗濯兼乾燥機の乾燥運転時の状態図。
【図9】回路図。
【図10】動作サイクルを示す図。
【図11】操作パネルを示す図。
【図12】他の実施例に係る洗濯兼乾燥機の正面図。
【図13】他の実施例に係るトップカバーを外した洗濯
兼乾燥機を外した平面図。
【図14】他の実施例に係る回動ベースの正面図。
【図15】図14のI−I断面図。
【図16】別の実施例に係るトップカバーを外した洗濯
兼乾燥機の平面図。
【図17】別の実施例に係る外槽を立てた状態の側面
図。
【図18】外槽を横にした状態の側面図。
【符号の説明】
1…外枠、2…吊棒、3…防振ばね、4…回動ベース、
6…外槽、7…バスケット、9…パルセータ。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年8月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】洗濯兼乾燥機を正面から見た縦断面図。
【図2】洗濯兼乾燥機を側面から見た縦断面図。
【図3】トップカバーを外した洗濯兼乾燥機の平面図。
【図4】洗濯兼乾燥機を底面から見た底面図。
【図5】リンク機構の拡大断面図。
【図6】洗濯兼乾燥機の上部側拡大断面図。
【図7】洗濯兼乾燥機の洗濯,脱水運転時の状態図。
【図8】洗濯兼乾燥機の乾燥運転時の状態図。
【図9】回路図。
【図10】動作サイクルを示す図。
【図11】操作パネルを示す図。
【図12】他の実施例に係る洗濯兼乾燥機の正面図。
【図13】他の実施例に係るトップカバーを外した洗濯
兼乾燥機を外した平面図。
【図14】他の実施例に係る回動ベースの正面図。
【図15】図14のI−I断面図。
【図16】別の実施例に係るトップカバーを外した洗濯
兼乾燥機の平面図。
【図17】別の実施例に係る外槽を立てた状態の側面
図。
【図18】外槽を横にした状態の側面図。
【符号の説明】 1…外枠、2…吊棒、3…防振ばね、4…回動ベース、
6…外槽、7…バスケット、9…パルスセータ。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外枠,外枠の上,下部に設けたトップカバ
    ーとベース、外枠内部に設けた外槽、外槽内部に設けた
    バスケット等からなる洗濯兼乾燥機において、外槽を支
    持する回動ベースを設け、回動ベースは外枠の上部から
    垂下する吊棒をもって支持し、外槽の対向する2点の側
    部を回動ベースに回動自在に支持し、外槽が横になるよ
    うに回動して倒したときに、回動ベースの上下端が回動
    ベースを支持する吊棒の支持点の近傍ないし内寄りにな
    るように構成したことを特徴とする洗濯兼乾燥機。
  2. 【請求項2】請求項1において、外槽の対向する2点の
    側部に軸を設け、この二つの軸を回動ベースに回動自在
    に支持したことを特徴とする洗濯兼乾燥機。
  3. 【請求項3】請求項1において、外槽の対向する2点の
    側部に軸受を設け、この軸受に回動自在に支持される軸
    を回動ベースに設けたことを特徴とする洗濯兼乾燥機。
  4. 【請求項4】請求項1において、外槽を挾むように配置
    される一対の回動ベースを設け、この回動ベースはほぼ
    平行になるようにするとともに外枠の壁面に対してもほ
    ぼ平行になるように配置したことを特徴とする洗濯兼乾
    燥機。
  5. 【請求項5】請求項4において、回動ベースがほぼ水平
    に置かれるように吊棒で支持したことを特徴とする洗濯
    兼乾燥機。
  6. 【請求項6】請求項2または3において、前記軸は軸長
    を軸外径のほぼ1/2以下にしたことを特徴とする洗濯
    兼乾燥機。
  7. 【請求項7】請求項1から6までのいずれか一つにおい
    て、回動ベースの周囲に補強用の折り返しを形成したこ
    とを特徴とする洗濯兼乾燥機。
  8. 【請求項8】請求項1から7までのいずれか一つにおい
    て、回動ベースの側面に、長手方向に走る補強用の押し
    出し部を形成したことを特徴とする洗濯兼乾燥機。
  9. 【請求項9】請求項1から8までのいずれか一つにおい
    て、外槽の外側に装着するホース,リード線等の部材を
    二つの回動ベースの内側になるように配置したことを特
    徴とする洗濯兼乾燥機。
  10. 【請求項10】請求項2において、前記軸が設けられる
    外槽の両側部に固定される補強部材を設け、この補強部
    材に前記軸を設けたことを特徴とする洗濯兼乾燥機。
  11. 【請求項11】請求項3において、前記軸受が設けられ
    る外槽の両側部に固定される補強部材を設け、この補強
    部材に前記軸受を設けたことを特徴とする洗濯兼乾燥
    機。
  12. 【請求項12】請求項1から11までのいずれか一つに
    おいて、平板状の鋼板で回動ベースを形成したことを特
    徴とする洗濯兼乾燥機。
  13. 【請求項13】請求項1から11までのいずれか一つに
    おいて、吊棒で支持する回動ベースの支持点が回動ベー
    スの外側面よりも内寄りにしたことを特徴とする洗濯兼
    乾燥機。
  14. 【請求項14】請求項13において、吊棒は前記支持点
    から斜め外向きに立上がるように配置し、回動ベースの
    支持点の近傍に設ける折り曲げ部を外側にとったことを
    特徴とする洗濯兼乾燥機。
JP3034036A 1991-02-28 1991-02-28 洗濯兼乾燥機 Pending JPH0523473A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017042327A (ja) * 2015-08-25 2017-03-02 青島海爾洗衣机有限公司QingDao Haier Washing Machine Co.,Ltd. 洗濯機
WO2022195908A1 (ja) * 2021-03-17 2022-09-22 日立グローバルライフソリューションズ株式会社 洗濯機

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CN107923105A (zh) * 2015-08-25 2018-04-17 青岛海尔洗衣机有限公司 洗衣机
KR20180042398A (ko) * 2015-08-25 2018-04-25 칭다오 하이어 워싱 머신 캄파니 리미티드 세탁기
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