JPH0523444Y2 - - Google Patents

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JPH0523444Y2
JPH0523444Y2 JP14349386U JP14349386U JPH0523444Y2 JP H0523444 Y2 JPH0523444 Y2 JP H0523444Y2 JP 14349386 U JP14349386 U JP 14349386U JP 14349386 U JP14349386 U JP 14349386U JP H0523444 Y2 JPH0523444 Y2 JP H0523444Y2
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tape
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はぶどう蔓を結束用のテープによつて支
柱に結束する場合等に用いられる結束機におい
て、上記テープを挟持状態から解放状態に移行さ
せるテープの挟持解放機構に関する。
(従来技術とその問題点) 従来、結束機は、結束用のテープ端をテープ支
え板の爪とテープ挟持制御体の爪受片との間で挟
持して上記テープの元側を被結束物上に巻き回
し、結束した後にその結束端を結束するとともに
切断し、さらにテープ支え板を爪受片から解放し
た後に新しいテープ端部に挟持するという動作を
繰返すことによつて次々に被結束物を結束するも
のである。このような結束機としては、実公昭53
−15673号及び実公昭54−9095号がよく知られて
いる。
これらの結束機においては、第7図a,bのよ
うに、テープ支え板に形成されたピン31をクラ
ツチ板に形成されたクラツチ孔32に遊嵌させる
とともに、さらにプツシユロツド板34に形成さ
れた誘導孔35に遊嵌させ、上記プツシユロツド
板34を矢印方向に移動させてその誘導孔35の
傾斜辺36を、クラツチ孔32にテープ支え板の
揺動方向に形成された係合辺37に係合している
上記ピン31に押圧係合させて該ピン31をクラ
ツチ孔32の上記係合辺37に沿つて押し出し移
動させることにより、爪受片に対して挟持状態に
あるテープ支え板を爪受片から離れるように後退
移動させて解放するテープの挟持解放機構が採用
されている。
ところで、上記機構によれば、クラツチ孔32
に形成された係合辺37はテープ支え板の揺動方
向に形成され、プツシユロツド板34は上記揺動
方向と直交する方向に移動するので、上記誘導孔
35の傾斜辺36をクラツチ孔32の係合辺37
に係合しているピン31に押圧係合させて該ピン
31をクラツチ孔32の上記係合辺37に沿つて
押し出し移動させるのは、ピン31と係合辺37
との間の摩擦抵抗が大きいので、かなりの力を必
要とする。したがつて、被結束物の数量が大きい
ときは、疲労がひどくなる欠点があつた。
(考案の技術的課題) 本考案は上記欠点を解消し、小さな力によつて
楽にテープ挟持状態にあるテープ支え板をテープ
挟持制御体の爪受片から後退移動させて解放させ
ることができる結束機における挟持解放機構を提
供することをその技術的課題とする。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するため、本考案に係る結束機
におけるテープの挟持解放機構は、先端にテープ
切断刃を設けた押圧体と、先端にテープの挟持制
御体を設けた台板とを枢着し、上記押圧体と台板
とを接触離間作動せしめるハンドルを有するとと
もに、先端にテープの挟持爪を形成し且つピンを
植設したテープ支え板と、前記テープ支え板を揺
動自在に支持し且つ前記ピンが遊嵌され該ピンを
介して挟持爪を挟持位置に作動させ得るクラツチ
孔を貫通形成したクラツチ板と、該クラツチ板に
揺動自在に支持され且つ前記ピンが遊嵌される誘
導孔を設けたプツシユロツド板とからなるテープ
挟持制御体を前記台板の先端に設け、上記押圧体
の押圧動作による上記プツシユロツド板の移動時
にその誘導孔の傾斜辺を、クラツチ孔に形成され
た係合辺に係合している上記ピンに押圧係合させ
て該ピンをクラツチ孔の上記係合辺に沿つて押し
出し移動させることにより、前記爪受片に対して
当接状態にあるテープ支え板を爪受片から離れる
ように後退移動させる結束機のテープの挟持解放
機構において、 上記押圧体による上記プツシユロツド板に対す
る押圧動作時に上記ピンをはさんで上記誘導孔の
傾斜辺に対向するクラツチ板の係合辺を、上記プ
ツシユロツド板の押圧による移動方向に傾斜させ
たことを特徴とする。
(考案の作用、効果) 上述のように、本考案によれば、クラツチ板の
クラツチ孔においてテープ支え板のピンに係合す
る係合辺を、プツシユロツド板の押圧による移動
方向に傾斜させて傾斜係合片としたので、ピンは
ピストンロツド板の傾斜辺によつて押圧されると
ともに、クラツチ板の傾斜係合辺に沿つて押し出
されることになる。したがつて、ピンと傾斜係合
辺との摩擦抵抗は小さく、小さな力によつて楽に
テープ挟持状態にあるテープ支え板をテープ挟持
制御体の爪受片から後退移動させて解放させるこ
とができる。よつて、本考案による実用的効果は
非常に大である。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面とともに説明す
る。
図面において符号1は押圧体で後部にテープ収
容体2を取付け前下方部に針収容部3を枢着す
る。4はハンドルでその先端部を押圧体1に突設
したピン5に係合させ又中央部に台板6に枢着す
る。台板6の後部は押圧体1に枢着すると共に押
圧体1と台板6との間にスプリング7を張設し押
圧体1と台板6に先端部を常時開口する如く付勢
する。8はテープ挟持制御体で台板6の先端に重
ねて内装されたテープ支え板9とクラツチ板10
とプツシユロツド板11とによつて構成されてい
る。
テープ支え板9の上端には挟持爪12を突設
し、中央部にはピン13を植設し、又下部には長
孔14を穿設する。クラツチ板10の中央部には
クラツチ孔15を、また下部には小孔16を各々
貫通形成する。プツシユロツド板11の上方側部
に受片17を突設し、中央部には誘導孔18を、
また下部には長孔19を各々形成する。そして上
記テープ支え板9、クラツチ板10、プツシユロ
ツド板11の各下部の長孔14、小孔16、長孔
19にテープ挟持制御体8に取付けたクラツチピ
ン20を嵌挿すると共にテープ支え板9のピン1
3をクラツチ板10のクラツチ孔15とプツシユ
ロツド板11の誘導孔18に嵌挿する。
クラツチ孔15は、図においてプツシユロツド
板11の移動方向に長い縦孔部15aと、該縦孔
部15aの上部からテープ支え板9の挟持方向に
延びる側孔部15bを形成するとともに、側孔部
15bの下辺をプツシユロツド板11の降下移動
方向に傾斜する傾斜係合辺15cとして形成した
ものである。
誘導孔18は、プツシユロツド板11の移動方
向に長い縦孔部18aと、該縦孔部18aの上部
からテープ支え板9の挟持方向に延びる側孔部1
8bを形成するとともに、側孔部18bの上辺を
プツシユロツド板11の上昇移動方向に傾斜する
傾斜辺18cとして形成したものである。
また、テープ挟持制御体8の内面とテープ支え
板9の切込凹部との間にバネ21を張設し、さら
にテープ挟持制御体8の下底とピストンロツド板
11の受片17との間にスプリング22を張設す
る。23はロツド押圧板であつて押圧体1の先端
に突設する。24はテープ誘導板、尚25は針押
圧板、26はテープ切断刃、27は爪受片、Aは
テープを示す。
次に、作用について説明すると、第1図の如く
台板6を押圧体1の下方に大きく開口し、テープ
支え板9のピン13がクラツチ板10のクラツチ
孔15の縦孔部15aにまた、プツシユロツド板
11の誘導孔18の縦孔部18aの嵌入されて、
テープ支え板9の挟持爪12が爪受片27と間隔
を設けた状態とし、テープAをテープ誘導板24
を挿通し下方に少し吊下する。次いで、ハンドル
4を押圧すると、台板6は回動上昇しテープ挟持
制御体8は針収容体3に近ずき(第2図参照)、
プツシユロツド板11の上端はロツド押圧板23
に当接しスプリング22に抗してプツシユロツド
板11を押圧降下させるとクラツチ板10のクラ
ツチ孔15の側孔部15bとプツシユロツド板1
1の誘導孔18の側孔部18bとが一致するた
め、テープ支え板9のピン13はバネ21の張力
によつて側方に移動する。即ち、テープ支え板9
はクラツチピン20を中心に右に回動し上端の爪
12はテープAを刺通し爪受片27に嵌入する
(第3図参照)。これによつてテープAは挟持爪1
2によつて挟持される。
この状態から再びハンドル4を緩め台板6を下
方に回動させると、テープAはテープ支え板9の
挟持爪12によつて挟持されて下方に引出される
(第1図1点鎖線参照)と共に、台板6と押圧体
1との先端は大きく開口するのでこれに葡萄の蔓
と支柱等の被結束物を挿入した後、再びハンドル
4を前回より強く押圧すると、台板6は上昇し先
端のテープ挟持制御体8と針収容体3とは当接し
テープAは環体を形成する(第1図2点鎖線参
照)。
さらに押圧体1は降下し、針押圧板25は針を
打出しテープAを緩着すると共にテープ切断刃2
6によつてテープAは切断される。一方ロツド押
圧板23はこの降下によつてプツシユロツド板1
1をスプリング22に抗してさらに下方に押圧す
るため、第4図a,bに示すように、該板11の
誘導孔18の側孔部18bに嵌入していたピン1
3は傾斜辺18cによつて押圧されるとともに、
クラツチ板10の傾斜係合辺15cに沿つて押し
出されて上端18dに誘導される。このため、テ
ープ支え板9はバネ21に抗してクラツチピン2
0を中心に図の左方に揺動し、先端の挟持爪12
は爪受片27より脱しテープAの挟持を開放す
る。このとき、傾斜辺18cと傾斜係合辺15c
とのなす角度は鈍角であるから、ピン13とは傾
斜辺18c及び傾斜係合辺15cとの摩擦抵抗は
小さく、上端18dに楽に誘導することができ
る。
また、この動きによつてクラツチ板10のクラ
ツチ孔15内のピン13は側孔部15dより縦孔
部15aに移動する。(同図b参照)。
次に、ハンドル4の押圧を解除させると、台板
6は押圧体1と離れるためこれと同時にロツド押
圧板23はピストンロツド板11の押圧を解除す
るので、スプリング22の張力によりプツシユロ
ツド板11は上昇する。これによつて誘導孔18
内のピン13は縦孔部18aの上端18dより縦
孔部18aの下端に移動嵌入する(第5図参照)。
さらに、プツシユロツド板11の上昇が続くと、
ピン13は誘導孔18と共に上昇し、クラツチ板
10のクラツチ孔15の縦孔部15aに移動し、
第2図の元の位置に復帰し、台板6と押圧体1と
の先端は大きく開口する。従つてテープAに結束
された被結束物は開口部より取出すことができ結
束作業を終了する。
なお、結束用のテープAとして該テープAの片
面に粘着材を塗布して粘着層を形成した粘着テー
プを用いれば結束リング形成に際して針を用いる
ことなく、該粘着テープ自身の粘着面同志を針収
容体3とテープ挟持制御体8とで挟着し、押圧体
1の強圧で接着して結束リングを形成することが
できる。
上述のように、このテープ挟持解放機構によれ
ば、クラツチ板10のクラツチ孔15においてテ
ープ支え板9のピン13に係合する係合辺を、プ
ツシユロツド板11の押圧による移動方向に傾斜
させて傾斜係合片15cとしたので、ピン13は
プツシユロツド板11の誘導孔18の傾斜辺18
cによつて押圧されるとともに、クラツチ板10
のクラツチ孔15の傾斜係合辺15cに沿つて押
し出されることになる。したがつて、ピン13と
傾斜係合辺15cとの摩擦抵抗は小さく、小さな
力によつて楽にテープ挟持状態にあるテープ支え
板9をテープ挟持制御体8の爪受片27から後退
移動させて解放させることができる
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る結束機の一部切欠側面
図、第2図乃至第5図は上記結束機の挟持機構の
作動説明図で、特に第4図a,bはテープの挟持
解放状態を示す作動状態説明図であり、第6図は
要部の分解斜視図、第7図a,bは従来の挟持解
放機構の説明図である。 符号A……テープ、1……押圧体、4……ハン
ドル、6……台板、8……テープ挟持制御体、9
……テープ支え板、10……クラツチ板、11…
…プツシユロツド板、12……テープ挟持爪、1
3……ピン、15……クラツチ孔、18……誘導
孔、15a,18a……縦孔部、15b,18b
……側孔部、15c……傾斜係合辺、18c……
傾斜辺。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 先端にテープ切断刃を設けた押圧体と、先端に
    テープの挟持制御体を設けた台板とを枢着し、上
    記押圧体と台板とを接触離間作動せしめるハンド
    ルを有するとともに、先端にテープの挟持爪を形
    成し且つピンを植設したテープ支え板と、前記テ
    ープ支え板を揺動自在に支持し且つ前記ピンが遊
    嵌され該ピンを介して挟持爪を挟持位置に作動さ
    せ得るクラツチ孔を貫通形成したクラツチ板と、
    該クラツチ板に揺動自在に支持され且つ前記ピン
    が遊嵌される誘導孔を設けたプツシユロツド板と
    からなるテープ挟持制御体を前記台板の先端に設
    け、上記押圧体の押圧動作による上記プツシユロ
    ツド板の移動時にその誘導孔の傾斜辺を、クラツ
    チ孔に形成された係合辺に係合している上記ピン
    に押圧係合させて該ピンをクラツチ孔の上記係合
    辺に沿つて押し出し移動させることにより、前記
    爪受片に対して当接状態にあるテープ支え板を爪
    受片から離れるように後退移動させる結束機のテ
    ープの挟持解放機構において、 上記押圧体による上記プツシユロツド板に対す
    る押圧動作時に上記ピンをはさんで上記誘導孔の
    傾斜辺に対向するクラツチ板の係合辺を、上記プ
    ツシユロツド板の押圧による移動方向に傾斜させ
    たことを特徴とする結束機におけるテープの挟持
    開放機構。
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JP6285744B2 (ja) * 2014-02-21 2018-02-28 ニチバン株式会社 結束装置におけるテープ押え機構
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