JPH05234436A - アルミニウム複合超電導線の製造方法 - Google Patents

アルミニウム複合超電導線の製造方法

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JPH05234436A
JPH05234436A JP3070570A JP7057091A JPH05234436A JP H05234436 A JPH05234436 A JP H05234436A JP 3070570 A JP3070570 A JP 3070570A JP 7057091 A JP7057091 A JP 7057091A JP H05234436 A JPH05234436 A JP H05234436A
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JP
Japan
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aluminum
superconducting wire
wire
tubular
superconductive wire
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Pending
Application number
JP3070570A
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English (en)
Inventor
Genzo Iwaki
源三 岩城
Shuji Sakai
修二 酒井
Masahiro Kiyofuji
雅宏 清藤
Shoji Inaba
彰司 稲葉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E40/00Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
    • Y02E40/60Superconducting electric elements or equipment; Power systems integrating superconducting elements or equipment

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  • Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 超電導線とアルミニウムとの接合界面が容易
に剥離しないアルミニウム複合超電導線の製造方法を得
る。 【構成】 管状の超電導線を形成し、この管状超電導線
の中空部にアルミニウム棒を挿入し、超電導線とアルミ
ニウム棒との一体化処理を行う。管状の超電導線は、静
水圧押出や潤滑押出等の押出加工により形成する。ま
た、管状の超電導線は、アルミニウム棒を挿入する前に
引抜きによる減面加工を行っても良い。なお、超電導線
とアルミニウム棒との一体化は共引法が適用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アルミニウム複合超電
導線の製造方法に関し、特に高い信頼性が必要な超電導
電磁石に用いられるアルミニウム複合超電導線の製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】超電導電磁石のコイル線等として用いら
れる、アルミニウム線と超電導線とを複合して形成され
るアルミニウム複合超電導線の製造方法としては、例え
ば特開昭53─61996号に記載された方法がある。
この方法は、合金系超電導線と高純度アルミニウム線と
を組み合わせて撚線とし、減面加工を行って素線間相互
を密着せしめ、さらに熱処理を行ってアルミニウム複合
超電導線を製造するものである。また、合金系超電導線
と高純度アルミニウム線とを撚線する場合において、こ
れら両者の素線間の金属的接合を容易にするため、予め
合金系超電導線の外周に半田を被覆し、また高純度アル
ミニウム線の外周に銅被覆層を設け、さらにその外周に
半田を被覆したものを使用し、これら両者を組み合わせ
て撚線し、以後上記のように減面加工、熱処理を行って
アルミニウムを製造する方法もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
従来のアルミニウム複合超電導線の製造方法では、超電
導線とアルミニウム線とを減面加工又は半田により接合
されているだけであるため、接合強度が十分でなく、超
電導線とアルミニウム線との接合界面が剥離してしまう
恐れがあった。このため、アルミニウム複合超電導線を
コイルとして用いた超電導電磁石において上記のような
構成材間の剥離が生じると、電磁力の作用による機械的
擾乱の発生を招き、超電導電磁石の信頼性を低下させて
しまうという問題点があった。
【0004】従って、本発明の目的は、アルミニウム複
合超電導線を用いた超電導電磁石の信頼性を向上させる
ため、超電導線とアルミニウム線との接合界面が容易に
剥離しないアルミニウム複合超電導線の製造方法を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、アルミニウム
複合超電導線の超電導線とアルミニウム線との接合界面
が容易に剥離しないようにするため、管状の超電導線を
形成し、この管状の超電導線にアルミニウム棒を挿入し
た後、超電導線とアルミニウム棒との一体化処理を行っ
てアルミニウム超電導線を製造するようにしたものであ
る。管状の超電導線は、押出加工により形成する。この
押出加工は静水圧押出や潤滑押出等の押出方法が適用で
きる。また、管状超電導線は、アルミニウム棒を挿入す
る前に、引抜きによる減面加工を行っても良い。さら
に、超電導線とアルミニウム棒との一体化は共引法が適
用できる。
【0006】超電導線は、例えば銅マトリックスNb−
Ti多芯超電導線が使用され、アルミニウム棒は純度9
9.999%以上の高純度アルミニウムから成り、単芯
アルミニウム棒又は高電気比抵抗体から成る分割材で分
割された断面構造を有する多芯アルミニウム棒が使用さ
れる。このアルミニウム棒の外周には、アルミニウム保
護層や、アルミニウムが拡散して超電導線の銅と反応す
るのを防止するための拡散防止層が配してあってもよ
い。拡散防止層や分割材としては、アルミニウムとの反
応性の低い、ニオブ、チタン、タンタル、ジルコニウ
ム、ハフニウム、及びこれらの元素を主元素とする合金
又はオーステナイト系鋼等が適用できる。また、アルミ
ニウム保護層は、加工性や電気比抵抗の点で純銅が最も
適しているが、前述の材料からなる拡散防止層がアルミ
ニウム保護層を兼ねていても良い。なお、アルミニウム
の体積百分率は10〜80%が好ましい。
【0007】
【作用】本発明のアルミニウム複合超電導線の製造方法
においては、管状の超電導線の中空部にアルミニウム棒
を挿入してアルミニウム複合超電導線を形成するように
したので、構造的に管状の超電導線とアルミニウム棒と
が半径方法に剥離することがなく、機械的強度が向上す
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例について詳細に説明す
る。まず、中空の押出ビレットの押出を静水圧押出方式
により行い、管状超電導線を製作する。図2は押出ビレ
ットの縦断面図である。押出ビレット10は、外径が1
50mmで内厚が7mmの外層銅管11、外径が90m
mで内厚が4mm(管状超電導線の先端側の内厚は30
mm)の内層銅管14、単芯銅被覆Nb−Ti超電導線
集合体12、銅の先端プラグ13及び後端プラグ15か
ら構成され、中空部17が形成されている。単芯銅被覆
Nb−Ti超電導線集合体12は、対辺長2.46mm
の正六角形断面を有する長さ900mmの単芯銅被覆N
b−Ti超電導線を1550本組み込んで形成されてお
り、銅とNb−Ti合金との断面積比は0.32であ
る。なお、押出時に圧力媒体が押出ビレット10内に浸
入するのを防ぐため、単芯銅被覆Nb−Ti超電導線集
合体12以外の各部材は溶接部16において電子ビーム
溶接により固定されている。
【0009】静水圧押出は、次のようにして行う。まず
押出ビレット10を500℃に加熱後、外径30mmの
マンドレルをマンドレルホルダーに組み込んだ状態で押
出ビレット10の中空部17に挿入し、これらを静水圧
押出機コンテナ内に装填し、ヒマシ油を圧力媒体として
押出を行う。なお、このとき用いた押出ダイスの口径は
55mmである。この結果、均一部長さ6300mmの
管状超電導線が得られる。図3は、このようにして形成
した管状超電導線の横断面図である。管状超電導線20
は、中空部24を有する管状の超電導集合体22の外周
面側に外層銅21が、内周面側に内層銅23がそれぞれ
形成された断面構造を有する。
【0010】次に、上記のようにして製作した管状超電
導線20の中空部24に、外径が29mmでアルミニウ
ム体積百分率が95%の銅を被覆したアルミニウム棒3
0を挿入する。挿入方法は、次のようにして行う。ま
ず、管状超電導線20の中空部24を内面洗浄し、ブラ
ッシングによる内表面粗化処理を施す。次に、管状超電
導線20の両端部に長さ1000mmの半円形の銅製パ
ッドを上下方向から押し付け、張力を印荷させて整直す
る。そして、管状超電導線20を整直した状態で、アル
ミニウム棒30を中空部24内に挿入する。なお、本実
施例では管状超電導線20にアルミニウム棒30を挿入
する前に管状超電導線20に引抜き加工を行わず、直接
アルミニウム棒30を挿入したが、引抜きによる減面加
工を管状超電導線20に施してからアルミニウム棒30
を挿入するようにしても良い。
【0011】次に、管状超電導線20とアルミニウム棒
30との一体化処理を行う。この一体化は共引法で行
い、その後、引抜き伸線加工、時効熱処理、及びツイス
ト処理を経て、線径2mm、長さ約4200mmのアル
ミニウム複合超電導線を製造した。図1は、製作したア
ルミニウム複合超電導線の横断面図である。図に示すよ
うに、アルミニウム複合超電導線は、アルミニウム棒3
0を被覆するように内層銅23が配され、その外側に管
状の超電導集合体22が配されている。そして、最外郭
には外層銅21が配され、超電導集合体22を被覆して
いる。この場合の超電導材、銅及びアルミニウムの各構
成材の体積比VSC:VCu:VAlは、1.0:1.07:
0.765となり、アルミニウム棒30の体積百分率は
全体の27%となる。また、Nb−Ti合金フィラメン
ト径は0.03mmである。
【0012】なお、本実施例の方法で得られたアルミニ
ウム複合超電導線の外周に、さらにアルミニウムを被覆
した場合には、中心部と外周部に安定化アルミニウムが
配されたより安定性の高いアルミニウム複合超電導線が
得られる。
【0013】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明のアルミニウ
ム複合超電導線の製造方法によれば、超電導線と複合さ
れるアルミニウム棒との接合界面が容易に剥離しないの
で、アルミニウム複合超電導線の機械的強度が大幅に向
上する。この結果、このアルミニウム複合超電導線を用
いた超電導電磁石の高信頼性化に寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の製造方法によって得られたアルミニウ
ム複合超電導線の横断面図である。
【図2】実施例の製造方法によるアルミニウム複合超電
導線を製造する場合に用いる押出ビレットの縦断面図で
ある。
【図3】実施例の製造方法によるアルミニウム複合超電
導線を構成する管状超電導線の横断面図である。
【符号の説明】
10 押出ビレット 11 外層銅管 12 単芯銅被覆Nb−Ti超電導線集合体 13 先端プラグ 14 内層銅管 15 後端プラグ 16 溶接部 17,24 中空部 20 管状超電導線 21 外層銅 22 超電導集合体 23 内層銅 30 アルミニウム棒
フロントページの続き (72)発明者 稲葉 彰司 茨城県土浦市木田余町3550番地 日立電線 株式会社土浦工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管状の超電導線を押出加工により形成す
    る工程、前記管状超電導線にアルミニウム棒を挿入する
    工程、及び前記管状超電導線とアルミニウム棒とを一体
    化する工程とを含むことを特徴とするアルミニウム複合
    超電導線の製造方法。
JP3070570A 1991-03-11 1991-03-11 アルミニウム複合超電導線の製造方法 Pending JPH05234436A (ja)

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