JPH0523432U - ネジ付可能圧着端子 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 一般に市販されている、圧着端子を改良し、
ネジ付可能圧着端子を提供すること。 【構成】 図１に示す胴部１に、突起２を有して、この
突起２にネジを具備することが出来る構造を特徴とす
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、ケーブル接続等、線材を接続するための圧着端子に関する。

【０００２】

【従来の技術】

一般に、圧着端子はリング状の胴部と、この胴部の延長部に設けられた、線材 の圧着部とを有しており、従来より種々のものが市販されているが、市販圧着端 子を固定する際にはわざわざネジを用意しなくてはならず、又取り外す際にネジ を紛失する恐れもあり、作業に不便性があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

この考案の目的は従来の圧着端子を改良し、簡単に且つ、効率よく取付作業が できる様にした圧着端子を提供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案のネジ付可能圧着端子は胴部と、この胴部の延長部に設けられた線材の 圧着部とを有する圧着端子において、前記胴部の中心部に突起を有して、この突 起にネジを具備することが出来る構造を備えている。

【０００５】

【実施例】

次に、この考案の実施例を図面参照して説明する。図５は一般に市販されてい る圧着端子の平面図。

【０００６】 図１、図２、図３は本考案に係る圧着端子の一実施例の説明図である。

【０００７】 胴部１の中心に切起しによる突起２を設け、その突起２にネジ４を押圧するこ とにより、前記胴部１と嵌合されて一体形成とすることが出来る。

【０００８】 また前記胴部１の延長部に線材７の圧着部３を有してある。

【０００９】 次に、この様に構成した圧着端子の固定を図４を参照して説明する。 固定面６にタップ穴５をあけて胴部１の中心に設けられた突起２と一体形成され たネジ４にて固定する。

【００１０】 ネジ４を締め付ける押圧によって突起２も押しつぶされることにより、一般市 販されているネジ、スプリングワッシャ付ネジで締め付けると同じ効果が得られ 堅固に係止することが出来る。

【００１１】

【考案の効果】

以上説明した様に、この考案の圧着端子は胴部の中心部に突起を有して、この 突起にネジを具備することが出来る構造により、従来品に比べて、簡単に且つ効 率よく取付作業ができて、又ネジの紛失を防止できる効果もある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案による圧着端子の平面図。

【図２】本考案による圧着端子の側面図。

【図３】本考案による圧着端子のネジ取付側面図。

【図４】本考案による圧着端子の取付状態斜視図。

【図５】一般に市販されている圧着端子の平面図。

【符号の説明】

１ 胴部 ２ 突起 ３ 圧着部 ４ ネジ ５ タップ穴 ６ 固定面 ７ 線材

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 胴部と、この胴部の延長部に設けられ
   た、線材の圧着部とを有する圧着端子において、前記胴
   部の中心部に突起を有してこの突起にネジを具備するこ
   とが出来る構造を特徴とするネジ付可能圧着端子。