JPH05234119A - 光ディスク装置 - Google Patents
光ディスク装置Info
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- JPH05234119A JPH05234119A JP4069690A JP6969092A JPH05234119A JP H05234119 A JPH05234119 A JP H05234119A JP 4069690 A JP4069690 A JP 4069690A JP 6969092 A JP6969092 A JP 6969092A JP H05234119 A JPH05234119 A JP H05234119A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 記録可能な光ディスク装置において、フォー
カス駆動回路が追従できないような短周期の外部振動が
加わった際、光スポットが記録層に対しデフォーカス状
態となったときも正しく情報を記録できるようにする。 【構成】 記録時に光出力制御手段26により設定され
た光出力を半導体レーザ3に与える。光ディスク装置の
軸方向に振動が発生すると、光検出器11が光スポット
の反射光を入力してフォーカスエラー信号生成回路31
が記録層とのデフォーカス状態を検出する。このとき光
出力制御手段34は絶対値化回路32を介して光出力制
御手段24にデフォーカス量に応じた記録参照電圧を与
える。この電圧信号により電流源24の駆動電流は制御
され、半導体レーザ3から補正されたエネルギーのレー
ザビームが出射される。
カス駆動回路が追従できないような短周期の外部振動が
加わった際、光スポットが記録層に対しデフォーカス状
態となったときも正しく情報を記録できるようにする。 【構成】 記録時に光出力制御手段26により設定され
た光出力を半導体レーザ3に与える。光ディスク装置の
軸方向に振動が発生すると、光検出器11が光スポット
の反射光を入力してフォーカスエラー信号生成回路31
が記録層とのデフォーカス状態を検出する。このとき光
出力制御手段34は絶対値化回路32を介して光出力制
御手段24にデフォーカス量に応じた記録参照電圧を与
える。この電圧信号により電流源24の駆動電流は制御
され、半導体レーザ3から補正されたエネルギーのレー
ザビームが出射される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体レーザの光スポ
ットを用いて、光ディスクの記録層に情報を記録した
り、記録された情報を再生又は消去する光ディスク装置
に関するものである。
ットを用いて、光ディスクの記録層に情報を記録した
り、記録された情報を再生又は消去する光ディスク装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体レーザの光スポットを用いて、光
ディスクの記録層に情報を記録したり、記録された情報
を再生又は消去する従来の光ディスク装置の一例につい
て、図6を用いて説明する。図6は従来の光ディスク装
置の全体構成を示すブロック図である。本図において光
ディスク1は情報を記録及び再生するディスクであり、
記録層2が透光性の基板に設けられている。半導体レー
ザ3は光ディスク1の情報の記録及び読取用の光源であ
り、半導体レーザ駆動回路4により駆動される。半導体
レーザ駆動回路4は半導体レーザ3の光出力を制御する
もので、記録時にはパルス変調を行い、読取時には光出
力が一定となるよう電流駆動する光出力制御手段であ
る。
ディスクの記録層に情報を記録したり、記録された情報
を再生又は消去する従来の光ディスク装置の一例につい
て、図6を用いて説明する。図6は従来の光ディスク装
置の全体構成を示すブロック図である。本図において光
ディスク1は情報を記録及び再生するディスクであり、
記録層2が透光性の基板に設けられている。半導体レー
ザ3は光ディスク1の情報の記録及び読取用の光源であ
り、半導体レーザ駆動回路4により駆動される。半導体
レーザ駆動回路4は半導体レーザ3の光出力を制御する
もので、記録時にはパルス変調を行い、読取時には光出
力が一定となるよう電流駆動する光出力制御手段であ
る。
【0003】コリメータレンズ5は半導体レーザ3から
の円錐状に出射される光を平行にするレンズである。コ
リメータレンズ5からの平行光はビームスプリッタ6及
び1/4波長板7を介し対物レンズ8に与えられる。対
物レンズ8は平行光を収束して記録層2上に所定径の光
スポットを与えるレンズである。対物レンズ8は光ディ
スク1の半径方向に移動させるトラッキングアクチュエ
ータ9と、光ディスク1の厚み方向に移動させるフォー
カシングアクチュエータ10により微動自在に保持され
ている。
の円錐状に出射される光を平行にするレンズである。コ
リメータレンズ5からの平行光はビームスプリッタ6及
び1/4波長板7を介し対物レンズ8に与えられる。対
物レンズ8は平行光を収束して記録層2上に所定径の光
スポットを与えるレンズである。対物レンズ8は光ディ
スク1の半径方向に移動させるトラッキングアクチュエ
ータ9と、光ディスク1の厚み方向に移動させるフォー
カシングアクチュエータ10により微動自在に保持され
ている。
【0004】1/4波長板7は、光ディスク1の読取
時、記録情報に応じて反射された光の偏向面を90°回
転させるものであり、ビームスプリッタ6は、例えば円
偏向から直線偏向に変換された光を入射光と直角方向に
反射させるものである。このようにコリメータレンズ
5,ビームスプリッタ6,1/4波長板7,対物レンズ
8は半導体レーザ3の出射光を収束させ、記録層2に光
スポットを与える光学手段を構成している。光検出器1
1は記録層2からの反射光を検出する光検出手段であ
り、中央の円形の受光部が4分割されたフォトダイオー
ドにより構成されている。信号検出回路12は記録層2
に記録された情報を読取ると共に、光検出器11の4つ
のフォトダイオードからの各出力に基づき、光スポット
と記録層2との焦点のずれ量(デフォーカシング量)
や、追従するトラック中心からのトラックずれ量を検出
する回路である。信号検出回路12は、このトラックず
れ量をトラッキングエラー信号(TE信号)に変換し
て、トラッキング駆動回路13に与え、焦点のずれ量を
フォーカスエラー信号(FE信号)に変換して、フォー
カス駆動回路14に与える。
時、記録情報に応じて反射された光の偏向面を90°回
転させるものであり、ビームスプリッタ6は、例えば円
偏向から直線偏向に変換された光を入射光と直角方向に
反射させるものである。このようにコリメータレンズ
5,ビームスプリッタ6,1/4波長板7,対物レンズ
8は半導体レーザ3の出射光を収束させ、記録層2に光
スポットを与える光学手段を構成している。光検出器1
1は記録層2からの反射光を検出する光検出手段であ
り、中央の円形の受光部が4分割されたフォトダイオー
ドにより構成されている。信号検出回路12は記録層2
に記録された情報を読取ると共に、光検出器11の4つ
のフォトダイオードからの各出力に基づき、光スポット
と記録層2との焦点のずれ量(デフォーカシング量)
や、追従するトラック中心からのトラックずれ量を検出
する回路である。信号検出回路12は、このトラックず
れ量をトラッキングエラー信号(TE信号)に変換し
て、トラッキング駆動回路13に与え、焦点のずれ量を
フォーカスエラー信号(FE信号)に変換して、フォー
カス駆動回路14に与える。
【0005】トラッキング駆動回路13はTE信号に基
づきトラッキングアクチュエータ9を光ディスク1の半
径方向に微動させるトラッキング手段である。フォーカ
ス駆動回路14はFE信号に基づき、フォーカシングア
クチュエータ10を光ディスク1の厚み方向(フォーカ
ス方向)に駆動させるフォーカシング手段である。スピ
ンドルモータ15は光ディスク2を周速度又は角速度が
一定になるよう回転させるモータであり、図示しないモ
ータ駆動回路により制御される。
づきトラッキングアクチュエータ9を光ディスク1の半
径方向に微動させるトラッキング手段である。フォーカ
ス駆動回路14はFE信号に基づき、フォーカシングア
クチュエータ10を光ディスク1の厚み方向(フォーカ
ス方向)に駆動させるフォーカシング手段である。スピ
ンドルモータ15は光ディスク2を周速度又は角速度が
一定になるよう回転させるモータであり、図示しないモ
ータ駆動回路により制御される。
【0006】このように構成された光ディスク装置の動
作について説明する。記録動作では、半導体レーザ3か
ら垂直断面が楕円状に拡がったレーザ光は、コリメータ
レンズ5によって平行光に変換される。コリメータレン
ズ5を通過したレーザ光は、ビームスプリッタ6及び1
/4波長板7を通過した後、対物レンズ8により所定口
径の光スポットに集光される。記録情報に基づき半導体
駆動回路4により変調された断続光は、光ディスク1の
記録層2に照射されて記録が行われる。
作について説明する。記録動作では、半導体レーザ3か
ら垂直断面が楕円状に拡がったレーザ光は、コリメータ
レンズ5によって平行光に変換される。コリメータレン
ズ5を通過したレーザ光は、ビームスプリッタ6及び1
/4波長板7を通過した後、対物レンズ8により所定口
径の光スポットに集光される。記録情報に基づき半導体
駆動回路4により変調された断続光は、光ディスク1の
記録層2に照射されて記録が行われる。
【0007】一方、読取動作では、半導体レーザ駆動回
路4により連続発光したレーザ光は対物レンズ8により
集光される。そしてこの光スポットは特定トラックの記
録層2に照射される。記録層2で反射された光は、1/
4波長板7を通ってビームスプリッタ6に入射する。偏
向角の変換されたレーザビームは、ビームスプリッタ6
によって直角に反射し、光検出器11に入る。光検出器
11は、4分割されたフォトダイオードからの出力値に
より、公知の非点収差法を用いて記録層2との焦点のず
れ量を検出する。又これと同様に光検出器11は公知の
プッシュプル法を用いて、追従するトラック中心からの
ずれ量を検出する。
路4により連続発光したレーザ光は対物レンズ8により
集光される。そしてこの光スポットは特定トラックの記
録層2に照射される。記録層2で反射された光は、1/
4波長板7を通ってビームスプリッタ6に入射する。偏
向角の変換されたレーザビームは、ビームスプリッタ6
によって直角に反射し、光検出器11に入る。光検出器
11は、4分割されたフォトダイオードからの出力値に
より、公知の非点収差法を用いて記録層2との焦点のず
れ量を検出する。又これと同様に光検出器11は公知の
プッシュプル法を用いて、追従するトラック中心からの
ずれ量を検出する。
【0008】光検出器11で検出された信号は信号検出
回路12に与えられる。信号検出回路12はFE信号と
TE信号とを発生する。一方、スピンドルモータ15は
各トラックが所定の走査速度となるよう光ディスクを回
転させており、トラッキング駆動回路13はTE信号に
よりトラックサーボをかける。即ち、追従すべきトラッ
ク中心に光スポットが位置するようトラッキングアクチ
ュエータ9を光ディスク1の半径方向に微動させる。又
フォーカス駆動回路14はFE信号によりフォーカスサ
ーボをかける。即ち、光スポットの焦点を常に記録層2
に一致させるようフォーカスアクチュエータ10を光デ
ィスク1の厚み方向に微動させる。
回路12に与えられる。信号検出回路12はFE信号と
TE信号とを発生する。一方、スピンドルモータ15は
各トラックが所定の走査速度となるよう光ディスクを回
転させており、トラッキング駆動回路13はTE信号に
よりトラックサーボをかける。即ち、追従すべきトラッ
ク中心に光スポットが位置するようトラッキングアクチ
ュエータ9を光ディスク1の半径方向に微動させる。又
フォーカス駆動回路14はFE信号によりフォーカスサ
ーボをかける。即ち、光スポットの焦点を常に記録層2
に一致させるようフォーカスアクチュエータ10を光デ
ィスク1の厚み方向に微動させる。
【0009】ここで半導体レーザ駆動回路4の詳細につ
いて図7を用いて説明する。図7は、従来の光ディスク
装置に用いられる半導体レーザ駆動回路4の構成例を示
す回路図であり、この回路は半導体レーザ3の光出力を
一定に保持すると共に、制御信号によって所定の強度に
設定する光出力制御手段である。本図において光検出器
(PDM)21は半導体レーザ3を取付けたヘッドに内
設されたフォトダイオードであり、半導体レーザ3のチ
ップ後面から放射される光を検出してレーザ光の強度を
モニタするものである。電流電圧変換器22は光検出器
21のモニタ電流(Im )を電圧変換する回路であり、
その出力はモニタ電圧(Vm )として誤差アンプ23に
与えられる。誤差アンプ23は帰還抵抗Rp を有し、入
力抵抗Rf を介して入力されるモニタ電圧Vm を参照電
圧と比較するアンプである。誤差アンプ23の参照電圧
は基準電源Vrfを用いて分割抵抗R1 ,R2 により生成
される。誤差アンプ23の出力電圧(Vd )は電流源2
4の制御端子に与えられる。電流源24は電流駆動回路
であり、変調回路25を介して半導体レーザ3に接続さ
れる。変調回路25は記録データに基づき半導体レーザ
3の駆動電流を断続する回路である。
いて図7を用いて説明する。図7は、従来の光ディスク
装置に用いられる半導体レーザ駆動回路4の構成例を示
す回路図であり、この回路は半導体レーザ3の光出力を
一定に保持すると共に、制御信号によって所定の強度に
設定する光出力制御手段である。本図において光検出器
(PDM)21は半導体レーザ3を取付けたヘッドに内
設されたフォトダイオードであり、半導体レーザ3のチ
ップ後面から放射される光を検出してレーザ光の強度を
モニタするものである。電流電圧変換器22は光検出器
21のモニタ電流(Im )を電圧変換する回路であり、
その出力はモニタ電圧(Vm )として誤差アンプ23に
与えられる。誤差アンプ23は帰還抵抗Rp を有し、入
力抵抗Rf を介して入力されるモニタ電圧Vm を参照電
圧と比較するアンプである。誤差アンプ23の参照電圧
は基準電源Vrfを用いて分割抵抗R1 ,R2 により生成
される。誤差アンプ23の出力電圧(Vd )は電流源2
4の制御端子に与えられる。電流源24は電流駆動回路
であり、変調回路25を介して半導体レーザ3に接続さ
れる。変調回路25は記録データに基づき半導体レーザ
3の駆動電流を断続する回路である。
【0010】次に、このように構成された半導体駆動回
路4の記録時の動作について説明する。まず、光検出器
21が半導体レーザ3の後面出射光をモニタし、半導体
レーザ3の光出力に応じたモニタ電流Im が流れる。モ
ニタ電流Im は電流電圧変換器22によってモニタ電圧
Vm に変換される。このモニタ電圧Vm は誤差アンプ2
3によって記録時の参照電圧と比較される。そして誤差
アンプ23は半導体レーザ3の駆動電圧Vd を出力す
る。駆動電圧Vd は電流源24によって駆動電流Id に
変換され、半導体レーザ3を所定の光出力で発光させ
る。そして記録データは変調回路25に与えられ、半導
体レーザ3のレーザビームがこの記録データにより変調
されて記録が行われる。
路4の記録時の動作について説明する。まず、光検出器
21が半導体レーザ3の後面出射光をモニタし、半導体
レーザ3の光出力に応じたモニタ電流Im が流れる。モ
ニタ電流Im は電流電圧変換器22によってモニタ電圧
Vm に変換される。このモニタ電圧Vm は誤差アンプ2
3によって記録時の参照電圧と比較される。そして誤差
アンプ23は半導体レーザ3の駆動電圧Vd を出力す
る。駆動電圧Vd は電流源24によって駆動電流Id に
変換され、半導体レーザ3を所定の光出力で発光させ
る。そして記録データは変調回路25に与えられ、半導
体レーザ3のレーザビームがこの記録データにより変調
されて記録が行われる。
【0011】図8は、従来の半導体レーザ駆動回路4に
よる光スポットの記録層2上における半径方向の光強度
分布を示した説明図である。本図において記録層2に焦
点が一致している場合、光スポットの強度分布は例えば
曲線Aに示すような状態となる。一般的に追記型や書換
型の光ディスク1に情報を記録する場合には、曲線Aの
斜線部に示すように所定の光スポット径d内の光エネル
ギーを記録層2に与えるという原理の熱記録方式が用い
られる。この場合フォーカス駆動回路14は、光ディス
ク1の回転時の面振れ等によって生じるデフォーカス量
を補正し、常に所定の光スポット径d内で光エネルギー
を記録層2に与えるようにアクチュエータ10を駆動す
る。
よる光スポットの記録層2上における半径方向の光強度
分布を示した説明図である。本図において記録層2に焦
点が一致している場合、光スポットの強度分布は例えば
曲線Aに示すような状態となる。一般的に追記型や書換
型の光ディスク1に情報を記録する場合には、曲線Aの
斜線部に示すように所定の光スポット径d内の光エネル
ギーを記録層2に与えるという原理の熱記録方式が用い
られる。この場合フォーカス駆動回路14は、光ディス
ク1の回転時の面振れ等によって生じるデフォーカス量
を補正し、常に所定の光スポット径d内で光エネルギー
を記録層2に与えるようにアクチュエータ10を駆動す
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の光
ディスク装置では、光ディスク1の軸方向に振動又は衝
撃が加わり、フォーカス駆動回路14が追従できないよ
うな速度の振動を光ディスク装置が受けると、光スポッ
トと記録層2とのフォーカスサーボが外れ、ディフォー
カス状態になることがあった。この場合、光スポットは
図8の曲線Bに示すように光強度分布が拡がると共に、
記録すべき光スポット径dでの光強度が低下することと
なる。このため、所定の光エネルギーを記録層2に与え
ることができず、正しく情報が記録されないという欠点
があった。
ディスク装置では、光ディスク1の軸方向に振動又は衝
撃が加わり、フォーカス駆動回路14が追従できないよ
うな速度の振動を光ディスク装置が受けると、光スポッ
トと記録層2とのフォーカスサーボが外れ、ディフォー
カス状態になることがあった。この場合、光スポットは
図8の曲線Bに示すように光強度分布が拡がると共に、
記録すべき光スポット径dでの光強度が低下することと
なる。このため、所定の光エネルギーを記録層2に与え
ることができず、正しく情報が記録されないという欠点
があった。
【0013】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであって、フォーカス駆動回路が追従できないよ
うな短周期の軸方向の外部振動が加わって、半導体レー
ザ3からの光スポットと光ディスクの記録層2とがデフ
ォーカス状態となった場合にも、情報を正常に記録でき
る光ディスク装置を提供することを目的とする。
たものであって、フォーカス駆動回路が追従できないよ
うな短周期の軸方向の外部振動が加わって、半導体レー
ザ3からの光スポットと光ディスクの記録層2とがデフ
ォーカス状態となった場合にも、情報を正常に記録でき
る光ディスク装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明
は、基板に記録層を設けた光ディスクと、光ディスクを
回転させるモータと、光ディスクのトラックにレーザビ
ームを照射する半導体レーザと、半導体レーザの出射光
を収束させ記録層に光スポットを与える光学手段と、光
学手段に含まれる収束用レンズを光軸方向に微動させる
フォーカシング手段と、収束用レンズを記録層と平行に
微動させるトラッキング手段と、記録層からの反射光を
検出する光検出手段と、を有する光ディスク装置であっ
て、半導体レーザの光出力を一定に保持すると共に、制
御信号によって所定の強度に設定する光出力制御手段
と、光検出手段の出力により記録層に対するデフォーカ
ス量を検出するフォーカスエラー信号生成手段と、フォ
ーカスエラー信号生成手段の出力を絶対値化する絶対値
化手段と、光ディスクの記録時に絶対値化手段の出力レ
ベルに応じて半導体レーザの光出力を補正する制御信号
を光出力制御手段に与える光出力補正手段と、を具備す
ることを特徴とするものである。
は、基板に記録層を設けた光ディスクと、光ディスクを
回転させるモータと、光ディスクのトラックにレーザビ
ームを照射する半導体レーザと、半導体レーザの出射光
を収束させ記録層に光スポットを与える光学手段と、光
学手段に含まれる収束用レンズを光軸方向に微動させる
フォーカシング手段と、収束用レンズを記録層と平行に
微動させるトラッキング手段と、記録層からの反射光を
検出する光検出手段と、を有する光ディスク装置であっ
て、半導体レーザの光出力を一定に保持すると共に、制
御信号によって所定の強度に設定する光出力制御手段
と、光検出手段の出力により記録層に対するデフォーカ
ス量を検出するフォーカスエラー信号生成手段と、フォ
ーカスエラー信号生成手段の出力を絶対値化する絶対値
化手段と、光ディスクの記録時に絶対値化手段の出力レ
ベルに応じて半導体レーザの光出力を補正する制御信号
を光出力制御手段に与える光出力補正手段と、を具備す
ることを特徴とするものである。
【0015】本願の請求項2の発明では、光出力補正手
段は、絶対値化手段の出力に対応した第1の参照電圧信
号を生成し、光出力制御手段に与える記録参照電圧設定
回路を含むことを特徴とするものである。
段は、絶対値化手段の出力に対応した第1の参照電圧信
号を生成し、光出力制御手段に与える記録参照電圧設定
回路を含むことを特徴とするものである。
【0016】本願の請求項3の発明では、光出力補正手
段は、絶対値化手段の出力に応じて第1の参照電圧信号
を出力する記録参照電圧設定回路と、絶対値化手段の出
力を第1の閾値電圧で弁別し、記録層に対しデフォーカ
ス状態であることを検出する第1のデフォーカス検出手
段と、第1のデフォーカス検出手段の出力を遅延させた
遅延パルスを出力する時間遅延手段と、時間遅延手段の
出力により記録参照電圧設定回路の出力又は固定の基準
電圧を選択して光出力制御手段に与える第1の補正信号
切換手段と、を具備することを特徴とするものである。
段は、絶対値化手段の出力に応じて第1の参照電圧信号
を出力する記録参照電圧設定回路と、絶対値化手段の出
力を第1の閾値電圧で弁別し、記録層に対しデフォーカ
ス状態であることを検出する第1のデフォーカス検出手
段と、第1のデフォーカス検出手段の出力を遅延させた
遅延パルスを出力する時間遅延手段と、時間遅延手段の
出力により記録参照電圧設定回路の出力又は固定の基準
電圧を選択して光出力制御手段に与える第1の補正信号
切換手段と、を具備することを特徴とするものである。
【0017】本願の請求項4の発明では、光出力補正手
段は、絶対値化手段の出力に応じて第1の参照電圧信号
を出力する記録参照電圧設定回路と、絶対値化手段の出
力を第2の閾値電圧で弁別し、記録層に対してデフォー
カス状態であることを検出する第2のデフォーカス検出
手段と、第2のデフォーカス検出手段の出力を一時保持
する保持手段と、保持手段の信号に基づいて記録参照電
圧設定回路の信号又は光出力オフ信号を切換えて光出力
制御手段に与える第2の補正信号切換手段と、を具備す
ることを特徴とするものである。
段は、絶対値化手段の出力に応じて第1の参照電圧信号
を出力する記録参照電圧設定回路と、絶対値化手段の出
力を第2の閾値電圧で弁別し、記録層に対してデフォー
カス状態であることを検出する第2のデフォーカス検出
手段と、第2のデフォーカス検出手段の出力を一時保持
する保持手段と、保持手段の信号に基づいて記録参照電
圧設定回路の信号又は光出力オフ信号を切換えて光出力
制御手段に与える第2の補正信号切換手段と、を具備す
ることを特徴とするものである。
【0018】本願の請求項5の発明では、第2のデフォ
ーカス検出手段に入力する第2の閾値電圧は、記録参照
電圧設定回路の出力が光出力制御手段に与えられたとき
に、半導体レーザの光スポットが記録層の複数トラック
に拡大するレベルに設定されていることを特徴とするも
のである。
ーカス検出手段に入力する第2の閾値電圧は、記録参照
電圧設定回路の出力が光出力制御手段に与えられたとき
に、半導体レーザの光スポットが記録層の複数トラック
に拡大するレベルに設定されていることを特徴とするも
のである。
【0019】
【作用】このような特徴を有する本願の請求項1,2の
発明によれば、光ディスクが回転しているとき、半導体
レーザからの出射光は光学手段により収束されて光ディ
スクのトラックに照射される。フォーカシング手段は収
束用レンズを光軸方向に微動させて、半導体レーザから
の光をディスクの記録層上で所定径のスポットに変換す
る。記録層からの反射光は光学手段を介して光検出手段
に与えられ、フォーカスエラー信号生成手段は記録層と
光スポットとのデフォーカス量を検出する。次に光出力
制御手段は半導体レーザの光出力を一定に保持すると共
に、制御信号によって所定の強度に設定する。この光デ
ィスク装置に外部から振動衝撃がディスクの軸方向に加
わると、記録層上のレーザビームはデフォーカス状態と
なる。このときフォーカスエラー信号生成手段はフォー
カスエラー信号を絶対値化手段に与える。そして光出力
補正手段は絶対値化手段の出力レベルに応じて制御信号
を光出力制御手段に与え、半導体レーザの光出力を補正
する。このようにして光ディスクの記録時に最適の記録
エネルギを有する光スポットを記録層に与え、外部振動
等によってレーザビームがデフォーカス状態となっても
正しく情報の記録を行う。
発明によれば、光ディスクが回転しているとき、半導体
レーザからの出射光は光学手段により収束されて光ディ
スクのトラックに照射される。フォーカシング手段は収
束用レンズを光軸方向に微動させて、半導体レーザから
の光をディスクの記録層上で所定径のスポットに変換す
る。記録層からの反射光は光学手段を介して光検出手段
に与えられ、フォーカスエラー信号生成手段は記録層と
光スポットとのデフォーカス量を検出する。次に光出力
制御手段は半導体レーザの光出力を一定に保持すると共
に、制御信号によって所定の強度に設定する。この光デ
ィスク装置に外部から振動衝撃がディスクの軸方向に加
わると、記録層上のレーザビームはデフォーカス状態と
なる。このときフォーカスエラー信号生成手段はフォー
カスエラー信号を絶対値化手段に与える。そして光出力
補正手段は絶対値化手段の出力レベルに応じて制御信号
を光出力制御手段に与え、半導体レーザの光出力を補正
する。このようにして光ディスクの記録時に最適の記録
エネルギを有する光スポットを記録層に与え、外部振動
等によってレーザビームがデフォーカス状態となっても
正しく情報の記録を行う。
【0020】又本願の請求項3の発明によれば請求項2
の作用に加えて、光出力補正手段に含まれる第1のデフ
ォーカス検出手段は、絶対値化手段の出力を第1の閾値
電圧で弁別してレーザビームがデフォーカス状態である
ことを検出する。この検出信号は時間遅延手段によって
遅延される。そうすると第1の補正信号切換手段はこの
遅延パルスにより記録参照電圧設定回路の出力を固定の
基準電圧に切換え、光出力制御手段に与える。これによ
りデフォーカス状態が外部振動等によって生じたもの
か、光ディスクの表面の傷等によって発生したノイズか
を判別することができ、その判別結果に応じてレーザビ
ームの出力を補正する。
の作用に加えて、光出力補正手段に含まれる第1のデフ
ォーカス検出手段は、絶対値化手段の出力を第1の閾値
電圧で弁別してレーザビームがデフォーカス状態である
ことを検出する。この検出信号は時間遅延手段によって
遅延される。そうすると第1の補正信号切換手段はこの
遅延パルスにより記録参照電圧設定回路の出力を固定の
基準電圧に切換え、光出力制御手段に与える。これによ
りデフォーカス状態が外部振動等によって生じたもの
か、光ディスクの表面の傷等によって発生したノイズか
を判別することができ、その判別結果に応じてレーザビ
ームの出力を補正する。
【0021】更に本願の請求項4、5の発明によれば請
求項2の作用に加えて、光出力補正手段に含まれる第2
のデフォーカス検出手段は、絶対値化手段の出力と第2
の閾値電圧とを比較して半導体レーザの光スポットが記
録層の複数トラックに拡大していることを検出する。こ
の状態は保持手段で一時記憶されると共に、第2の補正
信号切換手段が保持手段の信号に基づいて記録参照電圧
設定回路の出力を切換え、半導体レーザの光出力をオフ
する信号を光出力制御手段に与える。このようにデフォ
ーカス状態が大きくなった場合、光ディスクへの書込動
作を一時停止させることとなる。
求項2の作用に加えて、光出力補正手段に含まれる第2
のデフォーカス検出手段は、絶対値化手段の出力と第2
の閾値電圧とを比較して半導体レーザの光スポットが記
録層の複数トラックに拡大していることを検出する。こ
の状態は保持手段で一時記憶されると共に、第2の補正
信号切換手段が保持手段の信号に基づいて記録参照電圧
設定回路の出力を切換え、半導体レーザの光出力をオフ
する信号を光出力制御手段に与える。このようにデフォ
ーカス状態が大きくなった場合、光ディスクへの書込動
作を一時停止させることとなる。
【0022】
【実施例】本発明の第1実施例について図面を参照しつ
つ説明する。光ディスク装置において、コリメータレン
ズ5,ビームスプリッタ6,1/4波長板7,対物レン
ズ8,トラッキングアクチュエータ9,フォーカシング
アクチュエータ10,光検出器11,信号検出回路1
2,トラッキング駆動回路13,フォーカス駆動回路1
4,スピンドルモータ15が設けられていることは、図
6に示す従来例と同様である。本実施例は従来例とは半
導体レーザ駆動回路4の構成が異なっている。図1は本
発明の第1実施例における光ディスク装置に用いられる
半導体レーザ駆動回路を中心とするブロック図である。
つ説明する。光ディスク装置において、コリメータレン
ズ5,ビームスプリッタ6,1/4波長板7,対物レン
ズ8,トラッキングアクチュエータ9,フォーカシング
アクチュエータ10,光検出器11,信号検出回路1
2,トラッキング駆動回路13,フォーカス駆動回路1
4,スピンドルモータ15が設けられていることは、図
6に示す従来例と同様である。本実施例は従来例とは半
導体レーザ駆動回路4の構成が異なっている。図1は本
発明の第1実施例における光ディスク装置に用いられる
半導体レーザ駆動回路を中心とするブロック図である。
【0023】本実施例では、図1に示すように光検出器
11の出力からデフォーカス量を検出するフォーカスエ
ラー信号生成回路31と、FE信号の値を絶対値に変換
する絶対値化回路32と、絶対値化回路32の出力に応
じて誤差アンプ23に第1の参照電圧Vrcを与える光出
力補正手段としての記録参照電圧設定回路33が夫々設
けられている。その他の部分は図7と同じであるので、
同一部分は同一の符号を付けて説明は省略する。
11の出力からデフォーカス量を検出するフォーカスエ
ラー信号生成回路31と、FE信号の値を絶対値に変換
する絶対値化回路32と、絶対値化回路32の出力に応
じて誤差アンプ23に第1の参照電圧Vrcを与える光出
力補正手段としての記録参照電圧設定回路33が夫々設
けられている。その他の部分は図7と同じであるので、
同一部分は同一の符号を付けて説明は省略する。
【0024】さて光検出器11は光ディスク1の記録層
2からの反射光を検出する4つのフォトセンサP1〜P
4が図示のように半時計方向に配列されたものであり、
フォトセンサP2,P4の出力は共にフォーカスエラー
信号生成回路31の非反転入力部に与えられ、フォトセ
ンサP1,P3の出力は共にフォーカスエラー信号生成
回路31の反転入力部に与えられる。
2からの反射光を検出する4つのフォトセンサP1〜P
4が図示のように半時計方向に配列されたものであり、
フォトセンサP2,P4の出力は共にフォーカスエラー
信号生成回路31の非反転入力部に与えられ、フォトセ
ンサP1,P3の出力は共にフォーカスエラー信号生成
回路31の反転入力部に与えられる。
【0025】フォーカスエラー信号生成回路31は、光
スポットの記録層2に対するデフォーカス量に応じてF
E信号を生成するもので、例えば記録層2が読取/書込
ヘッドに接近しすぎると、正方向のレベル信号を発生
し、遠ざかると負方向のレベル信号を発生し、フォーカ
ス状態では0レベルの信号を発生する。絶対値化回路3
2はフォーカスエラー信号生成回路31の正及び負方向
に変化するFE信号のうち、負方向の信号を正側に折り
返し、交流信号の絶対値を出力する回路である。記録参
照電圧設定回路33は絶対値化回路32の出力に比例し
て誤差アンプ23の参照電圧Vrcを設定する回路であ
る。そして記録時には半導体レーザ3がこの参照電圧V
rcに比例した駆動電流で発光する。
スポットの記録層2に対するデフォーカス量に応じてF
E信号を生成するもので、例えば記録層2が読取/書込
ヘッドに接近しすぎると、正方向のレベル信号を発生
し、遠ざかると負方向のレベル信号を発生し、フォーカ
ス状態では0レベルの信号を発生する。絶対値化回路3
2はフォーカスエラー信号生成回路31の正及び負方向
に変化するFE信号のうち、負方向の信号を正側に折り
返し、交流信号の絶対値を出力する回路である。記録参
照電圧設定回路33は絶対値化回路32の出力に比例し
て誤差アンプ23の参照電圧Vrcを設定する回路であ
る。そして記録時には半導体レーザ3がこの参照電圧V
rcに比例した駆動電流で発光する。
【0026】ここでフォトダイオード21,電流電圧変
換器22,誤差アンプ23,電流源24は、半導体レー
ザ3の光出力を一定に保持すると共に、制御信号によっ
て所定の強度に設定する光出力制御手段26を構成して
いる。又記録参照電圧設定回路33及び分割抵抗R1,
R2は、絶対値化回路32の出力レベルに応じて半導体
レーザ3の光出力を補正する制御信号を光出力制御手段
26に与える光出力補正手段34を構成している。
換器22,誤差アンプ23,電流源24は、半導体レー
ザ3の光出力を一定に保持すると共に、制御信号によっ
て所定の強度に設定する光出力制御手段26を構成して
いる。又記録参照電圧設定回路33及び分割抵抗R1,
R2は、絶対値化回路32の出力レベルに応じて半導体
レーザ3の光出力を補正する制御信号を光出力制御手段
26に与える光出力補正手段34を構成している。
【0027】このように構成された光ディスク装置の動
作について説明する。図2はフォーカスエラー信号生成
回路31及び絶対値化回路32の出力信号等を示す波形
図である。例えば光ディスク装置において読取/書込ヘ
ッドがフォーカス状態で信号を記録しているときには、
記録層2からの反射光の分布は真円となり、フォトセン
サP1,P3の出力と、フォトセンサP2,P4の出力
とが等しくなる。このため図2(a)の期間T1で示す
ようにフォーカスエラー信号生成回路31は0レベルの
信号を出力する。次に光ディスク装置に振動衝撃が加わ
り、光ディスク1が軸方向に振動して例えば読取/書込
ヘッドに近接すると、記録層2からの反射光の分布はフ
ォトセンサP2,P4の方向に長軸となる楕円となる。
このためフォトセンサP2,P4の出力がフォトセンサ
P1,P3より大きくなり、期間T2で示すようにフォ
ーカスエラー信号生成回路31は正レベルの信号を出力
する。
作について説明する。図2はフォーカスエラー信号生成
回路31及び絶対値化回路32の出力信号等を示す波形
図である。例えば光ディスク装置において読取/書込ヘ
ッドがフォーカス状態で信号を記録しているときには、
記録層2からの反射光の分布は真円となり、フォトセン
サP1,P3の出力と、フォトセンサP2,P4の出力
とが等しくなる。このため図2(a)の期間T1で示す
ようにフォーカスエラー信号生成回路31は0レベルの
信号を出力する。次に光ディスク装置に振動衝撃が加わ
り、光ディスク1が軸方向に振動して例えば読取/書込
ヘッドに近接すると、記録層2からの反射光の分布はフ
ォトセンサP2,P4の方向に長軸となる楕円となる。
このためフォトセンサP2,P4の出力がフォトセンサ
P1,P3より大きくなり、期間T2で示すようにフォ
ーカスエラー信号生成回路31は正レベルの信号を出力
する。
【0028】同様にして光ディスク1が読取/書込ヘッ
ドから遠ざかる方向に振動すると、記録層2からの反射
光の分布はフォトセンサP1,P3の方向に長軸となる
楕円となる。このとき期間T3で示すようにフォーカス
エラー信号生成回路31は負レベルの信号を出力する。
このような非点収差法の原理により、光検出器11は記
録層2からの反射光を検出する。そしてフォーカスエラ
ー信号生成回路31により生成されたFE信号は絶対値
化回路32に与えられる。絶対値化回路32は図2
(b)に示すように絶対値化された信号(FE2信号)
を出力する。このFE2信号は記録参照電圧設定回路3
3に与えられ、FE2信号の振幅に比例した参照電圧V
rcが誤差アンプ23に与えられる。
ドから遠ざかる方向に振動すると、記録層2からの反射
光の分布はフォトセンサP1,P3の方向に長軸となる
楕円となる。このとき期間T3で示すようにフォーカス
エラー信号生成回路31は負レベルの信号を出力する。
このような非点収差法の原理により、光検出器11は記
録層2からの反射光を検出する。そしてフォーカスエラ
ー信号生成回路31により生成されたFE信号は絶対値
化回路32に与えられる。絶対値化回路32は図2
(b)に示すように絶対値化された信号(FE2信号)
を出力する。このFE2信号は記録参照電圧設定回路3
3に与えられ、FE2信号の振幅に比例した参照電圧V
rcが誤差アンプ23に与えられる。
【0029】次に誤差アンプ23はこの参照電圧Vrcに
基づく駆動電圧Vd を出力し、この電圧信号を電流源2
4に与える。このため半導体レーザ3の駆動電流は変化
し、例えばデフォーカス状態では発光強度は大きくな
る。図3は参照電圧Vrcと記録層2上での光スポットの
強度分布を示す説明図である。光ディスク装置が振動衝
撃を受けず、正常な動作状態では曲線Aに示すフォーカ
ス状態となっている。しかし同じ駆動電流で動作中に軸
方向の振動衝撃が加わると、記録層2での光スポットは
ピークで曲線Bで示す分布に変化する。このとき曲線C
で示すように半導体レーザ3の発光強度が増加する。こ
のため所定のスポット径dで得られる記録光は十分な記
録エネルギーを持つこととなる。
基づく駆動電圧Vd を出力し、この電圧信号を電流源2
4に与える。このため半導体レーザ3の駆動電流は変化
し、例えばデフォーカス状態では発光強度は大きくな
る。図3は参照電圧Vrcと記録層2上での光スポットの
強度分布を示す説明図である。光ディスク装置が振動衝
撃を受けず、正常な動作状態では曲線Aに示すフォーカ
ス状態となっている。しかし同じ駆動電流で動作中に軸
方向の振動衝撃が加わると、記録層2での光スポットは
ピークで曲線Bで示す分布に変化する。このとき曲線C
で示すように半導体レーザ3の発光強度が増加する。こ
のため所定のスポット径dで得られる記録光は十分な記
録エネルギーを持つこととなる。
【0030】このような動作によって、フォーカス駆動
回路14が追従できないような短い周期の外部振動が加
わって、光スポットが記録層2に対しデフォーカス状態
になった場合にも、デフォーカス量に応じて記録に必要
な光エネルギーを所定の光スポット径内で記録層2に与
えることができる。このため外部振動の影響をあまり受
けずに正しく情報を記録することができる。
回路14が追従できないような短い周期の外部振動が加
わって、光スポットが記録層2に対しデフォーカス状態
になった場合にも、デフォーカス量に応じて記録に必要
な光エネルギーを所定の光スポット径内で記録層2に与
えることができる。このため外部振動の影響をあまり受
けずに正しく情報を記録することができる。
【0031】尚、本実施例では記録時に所定の光出力を
得るための参照電圧Vrcを生成し、光スポットと記録層
2とのデフォーカス量の絶対値に応じてこの参照電圧V
rcを高くするように設定し、半導体レーザ3を駆動し
た。しかし、記録時に所定の光出力を得るため、半導体
レーザ3の電流源24に電流加算回路を設け、この回路
にデフォーカス量の絶対値量に応じた駆動電流の差分を
与えることにより、半導体レーザ3を駆動しても構わな
い。
得るための参照電圧Vrcを生成し、光スポットと記録層
2とのデフォーカス量の絶対値に応じてこの参照電圧V
rcを高くするように設定し、半導体レーザ3を駆動し
た。しかし、記録時に所定の光出力を得るため、半導体
レーザ3の電流源24に電流加算回路を設け、この回路
にデフォーカス量の絶対値量に応じた駆動電流の差分を
与えることにより、半導体レーザ3を駆動しても構わな
い。
【0032】次に本発明の第2実施例の光ディスク装置
について説明する。本実施例の光ディスク装置におい
て、コリメータレンズ5,ビームスプリッタ6,1/4
波長板7,対物レンズ8,トラッキングアクチュエータ
9,フォーカシングアクチュエータ10,光検出器1
1,信号検出回路12,トラッキング駆動回路13,フ
ォーカス駆動回路14,スピンドルモータ15が設けら
れていることは第1実施例と同様である。図4は本発明
の第2実施例における光ディスク装置に用いられる半導
体レーザ駆動回路を中心とするブロック図である。本図
において図1と同様、光出力制御手段26,フォーカス
エラー信号生成回路31,絶対値化回路32,記録参照
電圧設定回路33が設けられており、同一部分は同一符
号を付けて説明を省略する。
について説明する。本実施例の光ディスク装置におい
て、コリメータレンズ5,ビームスプリッタ6,1/4
波長板7,対物レンズ8,トラッキングアクチュエータ
9,フォーカシングアクチュエータ10,光検出器1
1,信号検出回路12,トラッキング駆動回路13,フ
ォーカス駆動回路14,スピンドルモータ15が設けら
れていることは第1実施例と同様である。図4は本発明
の第2実施例における光ディスク装置に用いられる半導
体レーザ駆動回路を中心とするブロック図である。本図
において図1と同様、光出力制御手段26,フォーカス
エラー信号生成回路31,絶対値化回路32,記録参照
電圧設定回路33が設けられており、同一部分は同一符
号を付けて説明を省略する。
【0033】図4において比較器41は、絶対値化回路
32の出力と第1の閾値電圧Vdfとレベルを比較し、絶
対値化回路32の出力するFE2信号がVdfより大であ
ればその期間デフォーカス検出信号(DEF1信号)を
出力する第1のデフォーカス検出手段である。時間遅延
回路42は、比較器41からのDEF1信号がHレベル
となって所定の時間th を経過したのち、立ち上がる修
正デフォーカス検出信号(DEF2信号)を出力するオ
ンディレー型の時間遅延手段である。時間遅延回路42
の出力は直接アナログスイッチ43aに与えられ、又反
転回路44を介してアナログスイッチ43bに与えられ
る。アナログスイッチ43aはDEF2信号がHレベル
のとき、記録参照電圧設定回路33のVrc信号を出力す
るスイッチである。アナログスイッチ43bはDEF2
信号がLレベルのとき、一定の基準電圧Vrfを出力する
スイッチである。アナログスイッチ43a又は43bで
選択された電圧信号は、抵抗R1を介して誤差アンプ2
3に与えられる。ここでアナログスイッチ43a,43
b,反転回路44は第1の補正信号切換手段を構成して
いる。又、比較器41,時間遅延回路42,アナログス
イッチ43a,43b,記録参照電圧設定回路33,分
割抵抗R1,R2は、光出力補正手段44を構成してい
る。
32の出力と第1の閾値電圧Vdfとレベルを比較し、絶
対値化回路32の出力するFE2信号がVdfより大であ
ればその期間デフォーカス検出信号(DEF1信号)を
出力する第1のデフォーカス検出手段である。時間遅延
回路42は、比較器41からのDEF1信号がHレベル
となって所定の時間th を経過したのち、立ち上がる修
正デフォーカス検出信号(DEF2信号)を出力するオ
ンディレー型の時間遅延手段である。時間遅延回路42
の出力は直接アナログスイッチ43aに与えられ、又反
転回路44を介してアナログスイッチ43bに与えられ
る。アナログスイッチ43aはDEF2信号がHレベル
のとき、記録参照電圧設定回路33のVrc信号を出力す
るスイッチである。アナログスイッチ43bはDEF2
信号がLレベルのとき、一定の基準電圧Vrfを出力する
スイッチである。アナログスイッチ43a又は43bで
選択された電圧信号は、抵抗R1を介して誤差アンプ2
3に与えられる。ここでアナログスイッチ43a,43
b,反転回路44は第1の補正信号切換手段を構成して
いる。又、比較器41,時間遅延回路42,アナログス
イッチ43a,43b,記録参照電圧設定回路33,分
割抵抗R1,R2は、光出力補正手段44を構成してい
る。
【0034】このように構成された光ディスク装置にお
いて、軸方向の振動衝撃が加わり、図2(a)の期間T
2に正方向となるFE信号がフォーカスエラー信号生成
回路31から出力すると、絶対値化回路32は図2
(b)に示すようにFE信号と同一の信号を出力する。
このとき比較器41はこの信号を参照電圧Vdfと比較
し、図(c)の時刻t0 でDEF1信号を出力する。次
にこのDEF1信号が時間遅延回路42に入力されて所
定の時間th を経過した後、図2(d)に示すようにD
EF2信号が出力される。従って時刻t1 までは時間遅
延回路42の出力はLレベルとなり、アナログスイッチ
43bが閉成することにより、図2(e)に示すように
一定の基準電圧Vrfが誤差アンプ23に与えられる。こ
のため記録層2に対し平常時と同一の強度を有する光ス
ポットが照射される。
いて、軸方向の振動衝撃が加わり、図2(a)の期間T
2に正方向となるFE信号がフォーカスエラー信号生成
回路31から出力すると、絶対値化回路32は図2
(b)に示すようにFE信号と同一の信号を出力する。
このとき比較器41はこの信号を参照電圧Vdfと比較
し、図(c)の時刻t0 でDEF1信号を出力する。次
にこのDEF1信号が時間遅延回路42に入力されて所
定の時間th を経過した後、図2(d)に示すようにD
EF2信号が出力される。従って時刻t1 までは時間遅
延回路42の出力はLレベルとなり、アナログスイッチ
43bが閉成することにより、図2(e)に示すように
一定の基準電圧Vrfが誤差アンプ23に与えられる。こ
のため記録層2に対し平常時と同一の強度を有する光ス
ポットが照射される。
【0035】さて時刻t1 〜t2 においては振動の振幅
が増加し、時間遅延回路42がHレベルのDEF2信号
を出力する。このときアナログスイッチ43bから43
aに接続が切換えられ、図2(e)に示すように記録参
照電圧設定回路33の出力が誤差アンプ23に与えられ
る。このため図3の曲線Cで示すように、デフォーカス
量に応じたレーザ光が記録層2に照射される。
が増加し、時間遅延回路42がHレベルのDEF2信号
を出力する。このときアナログスイッチ43bから43
aに接続が切換えられ、図2(e)に示すように記録参
照電圧設定回路33の出力が誤差アンプ23に与えられ
る。このため図3の曲線Cで示すように、デフォーカス
量に応じたレーザ光が記録層2に照射される。
【0036】次にディスク1のトラックを横断するよう
な傷がディスク1に有る場合を考える。図2(a)の期
間T3以降で光ディスク装置の振動がなくなり、平常の
記録条件でディスク1を記録しているとき、時刻t3 で
記録トラック又はディスク表面に幅の狭い傷にさしかか
ると、フォーカスエラー信号生成回路31は図2(b)
に示すようにスパイク状のFE2信号を出力し、比較器
41も図2(c)のようにDEF1信号を出力する。し
かし図2(d)のように時間遅延回路42はこのパルス
幅がth 以内であるのでDFE2信号を出力しない。
な傷がディスク1に有る場合を考える。図2(a)の期
間T3以降で光ディスク装置の振動がなくなり、平常の
記録条件でディスク1を記録しているとき、時刻t3 で
記録トラック又はディスク表面に幅の狭い傷にさしかか
ると、フォーカスエラー信号生成回路31は図2(b)
に示すようにスパイク状のFE2信号を出力し、比較器
41も図2(c)のようにDEF1信号を出力する。し
かし図2(d)のように時間遅延回路42はこのパルス
幅がth 以内であるのでDFE2信号を出力しない。
【0037】このため、光ディスク表面の傷により生じ
たFE信号はデフォーカス状態として処理されず、平常
の記録条件で処理されることとなる。但し修正デフォー
カス検出信号DEF2の立ち下がりは、時間遅延回路4
2で遅延することなく出力される。これにより、フォー
カスエラー信号FEが外部振動等により発生したもの
か、光ディスク自身の傷によるノイズかを判別すること
ができる。
たFE信号はデフォーカス状態として処理されず、平常
の記録条件で処理されることとなる。但し修正デフォー
カス検出信号DEF2の立ち下がりは、時間遅延回路4
2で遅延することなく出力される。これにより、フォー
カスエラー信号FEが外部振動等により発生したもの
か、光ディスク自身の傷によるノイズかを判別すること
ができる。
【0038】尚、本実施例では、デフォーカス状態を検
出してから所定の時間th が経過した後に、基準電圧V
rfから参照電圧Vrcに切り換える方法を用いたが、誤差
アンプ23の非反転入力部に電圧加算回路を設け、基準
電圧Vrfにデフォーカス量の絶対値に応じた差分電圧を
加算する方法でも構わない。更に、所定の時間th が経
過した後に、所定の光出力を得るための駆動電流Id に
デフォーカス量の絶対値量に応じた差分電流を電流源2
4で加算する方法でも構わない。
出してから所定の時間th が経過した後に、基準電圧V
rfから参照電圧Vrcに切り換える方法を用いたが、誤差
アンプ23の非反転入力部に電圧加算回路を設け、基準
電圧Vrfにデフォーカス量の絶対値に応じた差分電圧を
加算する方法でも構わない。更に、所定の時間th が経
過した後に、所定の光出力を得るための駆動電流Id に
デフォーカス量の絶対値量に応じた差分電流を電流源2
4で加算する方法でも構わない。
【0039】次に、本発明の第3実施例の光ディスク装
置について説明する。図5は本発明の第3実施例におけ
る光ディスク装置に用いられる半導体レーザ駆動回路を
中心とするブロック図である。本図において第2実施例
と異なる点は、図4の比較器41に代えて、第2のデフ
ォーカス検出手段である比較器51を設け、その出力を
所定時間保持する保持回路52を設けたことである。
置について説明する。図5は本発明の第3実施例におけ
る光ディスク装置に用いられる半導体レーザ駆動回路を
中心とするブロック図である。本図において第2実施例
と異なる点は、図4の比較器41に代えて、第2のデフ
ォーカス検出手段である比較器51を設け、その出力を
所定時間保持する保持回路52を設けたことである。
【0040】本実施例では、絶対値化回路32の出力は
比較器51に与えられる。比較器51は第2の閾値電圧
Vstとを比較する回路である。この閾値電圧Vstは第2
実施例の第1の閾値電圧Vdfより高く設定しておくもの
とする。閾値電圧Vstは、記録層2に照射されるレーザ
光の強度が高くなり、隣接のトラックまで光スポットが
拡がる場合の電圧に相当する。次に保持回路52は比較
器51の出力がHレベルとなると、システム制御回路
(図示せず)から指示があるまでこの値を保持する回路
である。保持回路52の出力は反転回路53で反転され
てアナログスイッチ54の切換信号となる。又絶対値化
回路32の出力するアナログ信号は記録参照電圧設定回
路33で参照電圧Vrcに変換されて、アナログスイッチ
54の入力端に与えられる。そしてこのスイッチ54の
出力端は抵抗R1を介して誤差アンプ23に入力され
る。ここで、比較器51,保持回路52,反転回路5
3,アナログスイッチ54,記録参照電圧設定回路3
3,分割抵抗R1,R2は、光出力補正手段55を構成
している。
比較器51に与えられる。比較器51は第2の閾値電圧
Vstとを比較する回路である。この閾値電圧Vstは第2
実施例の第1の閾値電圧Vdfより高く設定しておくもの
とする。閾値電圧Vstは、記録層2に照射されるレーザ
光の強度が高くなり、隣接のトラックまで光スポットが
拡がる場合の電圧に相当する。次に保持回路52は比較
器51の出力がHレベルとなると、システム制御回路
(図示せず)から指示があるまでこの値を保持する回路
である。保持回路52の出力は反転回路53で反転され
てアナログスイッチ54の切換信号となる。又絶対値化
回路32の出力するアナログ信号は記録参照電圧設定回
路33で参照電圧Vrcに変換されて、アナログスイッチ
54の入力端に与えられる。そしてこのスイッチ54の
出力端は抵抗R1を介して誤差アンプ23に入力され
る。ここで、比較器51,保持回路52,反転回路5
3,アナログスイッチ54,記録参照電圧設定回路3
3,分割抵抗R1,R2は、光出力補正手段55を構成
している。
【0041】このように構成された光ディスク装置にお
いて、この装置に加わる振動衝撃も少なく、通常のフォ
ーカス状態で記録されているときには、保持回路52の
出力はLレベルとなっている。この場合アナログスイッ
チ54は閉成され、記録参照電圧設定回路33からの参
照電圧Vrcが誤差アンプ23に与えられる。次に、もし
大きな振動衝撃が加わると、フォーカスエラー信号生成
回路31のFE信号の振幅が大きくなる。このとき絶対
値化回路32のFE2信号が参照電圧Vstより高くなれ
ば、保持回路52からHレベルが出力される。一方、記
録参照電圧設定回路33から大振幅のVrc信号が出力さ
れるが、この信号はアナログスイッチ54で遮断されて
誤差アンプ23に与えられない。このような状態は、光
スポットの記録層2に対するデフォーカス量が多くなる
ほど光出力が高くなり、光スポットのトラック飛びや光
スポットの拡大により、予め書き込まれている隣接トラ
ックの情報を破壊するときに生じる。
いて、この装置に加わる振動衝撃も少なく、通常のフォ
ーカス状態で記録されているときには、保持回路52の
出力はLレベルとなっている。この場合アナログスイッ
チ54は閉成され、記録参照電圧設定回路33からの参
照電圧Vrcが誤差アンプ23に与えられる。次に、もし
大きな振動衝撃が加わると、フォーカスエラー信号生成
回路31のFE信号の振幅が大きくなる。このとき絶対
値化回路32のFE2信号が参照電圧Vstより高くなれ
ば、保持回路52からHレベルが出力される。一方、記
録参照電圧設定回路33から大振幅のVrc信号が出力さ
れるが、この信号はアナログスイッチ54で遮断されて
誤差アンプ23に与えられない。このような状態は、光
スポットの記録層2に対するデフォーカス量が多くなる
ほど光出力が高くなり、光スポットのトラック飛びや光
スポットの拡大により、予め書き込まれている隣接トラ
ックの情報を破壊するときに生じる。
【0042】このようにデフォーカス量のFE2信号が
所定のレベルを越えたときにアナログスイッチ54を遮
断して、参照電圧Vrcの設定を解除し、ディスク1への
記録動作を停止させる。これによって、デフォーカス状
態の場合に隣接するトラックに予め書き込まれている情
報を破壊することがなくなり、かつ過大な振動衝撃等の
異常発生時にも予め書き込まれている情報を保護するこ
とができる。
所定のレベルを越えたときにアナログスイッチ54を遮
断して、参照電圧Vrcの設定を解除し、ディスク1への
記録動作を停止させる。これによって、デフォーカス状
態の場合に隣接するトラックに予め書き込まれている情
報を破壊することがなくなり、かつ過大な振動衝撃等の
異常発生時にも予め書き込まれている情報を保護するこ
とができる。
【0043】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本願の請求項
1,2の発明よれば、光ディスク装置にフォーカス駆動
回路が追従できないような短周期の外部振動が加わり、
半導体レーザから出射された光スポットが記録層に対し
てデフォーカス状態になった場合にも、デフォーカス量
に応じて記録に必要な強度のレーザビームを供給するこ
とができる。このため光ディスクの軸方向に多少の振動
衝撃が与えられても、正しく情報を記録できるという効
果が得られる。
1,2の発明よれば、光ディスク装置にフォーカス駆動
回路が追従できないような短周期の外部振動が加わり、
半導体レーザから出射された光スポットが記録層に対し
てデフォーカス状態になった場合にも、デフォーカス量
に応じて記録に必要な強度のレーザビームを供給するこ
とができる。このため光ディスクの軸方向に多少の振動
衝撃が与えられても、正しく情報を記録できるという効
果が得られる。
【0044】更に本願の請求項3の発明によれば、請求
項1,2の発明の効果に加えて、光ディスクの反射光か
ら得られるフォーカスエラー信号が、光ディスク装置の
外部振動等により発生したものか、光ディスク自身の表
面の傷によるノイズかを判別することができる。光ディ
スクの傷の場合には平常の強さのレーザビームで記録を
続け、誤って隣接トラックにレーザビームを拡大するこ
とを防止できる効果が得られる。
項1,2の発明の効果に加えて、光ディスクの反射光か
ら得られるフォーカスエラー信号が、光ディスク装置の
外部振動等により発生したものか、光ディスク自身の表
面の傷によるノイズかを判別することができる。光ディ
スクの傷の場合には平常の強さのレーザビームで記録を
続け、誤って隣接トラックにレーザビームを拡大するこ
とを防止できる効果が得られる。
【0045】又本願の請求項4,5の発明によれば、請
求項1,2の発明の効果に加えて、光ディスクの反射光
から得られるフォーカスエラー信号の振幅が過大となる
ときには、半導体レーザの発光を停止させるようにして
いる。このため光ディスク装置に過大に振動が加わると
き、隣接するトラックに予め書き込まれている情報を破
壊することを防止すると共に、その情報を保護すること
ができるという効果が得られる。
求項1,2の発明の効果に加えて、光ディスクの反射光
から得られるフォーカスエラー信号の振幅が過大となる
ときには、半導体レーザの発光を停止させるようにして
いる。このため光ディスク装置に過大に振動が加わると
き、隣接するトラックに予め書き込まれている情報を破
壊することを防止すると共に、その情報を保護すること
ができるという効果が得られる。
【図1】本発明の第1実施例における光ディスク装置の
主要部の構成を示すブロック図である。
主要部の構成を示すブロック図である。
【図2】本実施例の光ディスク装置の動作を示す信号波
形図である。
形図である。
【図3】本実施例においてディスク記録層上での光スポ
ットの強度分布を示す説明図である。
ットの強度分布を示す説明図である。
【図4】本発明の第2実施例における光ディスク装置の
主要部の構成を示すブロック図である。
主要部の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第3実施例における光ディスク装置の
主要部の構成を示すブロック図である。
主要部の構成を示すブロック図である。
【図6】従来の光ディスク装置の全体構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図7】従来の光ディスク装置の主要部の構成を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図8】従来の光ディスク装置における記録層上での光
スポットの光強度分布を示す説明図である。
スポットの光強度分布を示す説明図である。
1 光ディスク 2 記録層 3 半導体レーザ 4 半導体レーザ駆動回路 5 コリメータレンズ 6 ビームスプリッタ 7 1/4波長板 8 対物レンズ 9 トラッキングアクチュエータ 10 フォーカシングアクチュエータ 11 光検出器 12 信号検出回路 13 トラッキング駆動回路 14 フォーカス駆動回路 15 スピンドルモータ 21,P1〜P4 フォトダイオード 22 電流電圧変換器 23 誤差アンプ 24 電流源 25 変調回路 26 光出力制御手段 31 フォーカスエラー信号生成回路 32 絶対値化回路 33 記録参照電圧設定回路 34,44,55 光出力補正手段 41,51 比較器 42 時間遅延回路 43a,43b,54 アナログスイッチ 52 保持回路
Claims (5)
- 【請求項1】 基板に記録層を設けた光ディスクと、前
記光ディスクを回転させるモータと、前記光ディスクの
トラックにレーザビームを照射する半導体レーザと、前
記半導体レーザの出射光を収束させ前記記録層に光スポ
ットを与える光学手段と、前記光学手段に含まれる収束
用レンズを光軸方向に微動させるフォーカシング手段
と、前記収束用レンズを前記記録層と平行に微動させる
トラッキング手段と、前記記録層からの反射光を検出す
る光検出手段と、を有する光ディスク装置であって、 前記半導体レーザの光出力を一定に保持すると共に、制
御信号によって所定の強度に設定する光出力制御手段
と、 前記光検出手段の出力により前記記録層に対するデフォ
ーカス量を検出するフォーカスエラー信号生成手段と、 前記フォーカスエラー信号生成手段の出力を絶対値化す
る絶対値化手段と、 前記光ディスクの記録時に前記絶対値化手段の出力レベ
ルに応じて前記半導体レーザの光出力を補正する制御信
号を前記光出力制御手段に与える光出力補正手段と、を
具備することを特徴とする光ディスク装置。 - 【請求項2】 前記光出力補正手段は、前記絶対値化手
段の出力に対応した第1の参照電圧信号を生成し、前記
光出力制御手段に与える記録参照電圧設定回路を含むも
のであることを特徴とする請求項1記載の光ディスク装
置。 - 【請求項3】 前記光出力補正手段は、 前記絶対値化手段の出力に応じて第1の参照電圧信号を
出力する記録参照電圧設定回路と、 前記絶対値化手段の出力を第1の閾値電圧で弁別し、前
記記録層に対しデフォーカス状態であることを検出する
第1のデフォーカス検出手段と、 前記第1のデフォーカス検出手段の出力を遅延させた遅
延パルスを出力する時間遅延手段と、 前記時間遅延手段の出力により前記記録参照電圧設定回
路の出力又は固定の基準電圧を選択して前記光出力制御
手段に与える第1の補正信号切換手段と、を具備するこ
とを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。 - 【請求項4】 前記光出力補正手段は、前記絶対値化手
段の出力に応じて第1の参照電圧信号を出力する記録参
照電圧設定回路と、 前記絶対値化手段の出力を第2の閾値電圧で弁別し、前
記記録層に対してデフォーカス状態であることを検出す
る第2のデフォーカス検出手段と、 前記第2のデフォーカス検出手段の出力を一時保持する
保持手段と、 前記保持手段の信号に基づいて前記記録参照電圧設定回
路の信号又は光出力オフ信号を切換えて前記光出力制御
手段に与える第2の補正信号切換手段と、を具備するこ
とを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。 - 【請求項5】 前記第2のデフォーカス検出手段に入力
する第2の閾値電圧は、前記記録参照電圧設定回路の出
力が光出力制御手段に与えられたときに、前記半導体レ
ーザの光スポットが前記記録層の複数トラックに拡大す
るレベルに設定されていることを特徴とする請求項4記
載の光ディスク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4069690A JPH05234119A (ja) | 1992-02-18 | 1992-02-18 | 光ディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4069690A JPH05234119A (ja) | 1992-02-18 | 1992-02-18 | 光ディスク装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05234119A true JPH05234119A (ja) | 1993-09-10 |
Family
ID=13410120
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4069690A Pending JPH05234119A (ja) | 1992-02-18 | 1992-02-18 | 光ディスク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05234119A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100694023B1 (ko) * | 1999-09-09 | 2007-03-12 | 삼성전자주식회사 | 디포커스/틸트 보상 방법 및 그 장치 |
CN112711177A (zh) * | 2020-12-16 | 2021-04-27 | 江苏迪盛智能科技有限公司 | 一种光处理图像拼接缝的处理方法及装置 |
-
1992
- 1992-02-18 JP JP4069690A patent/JPH05234119A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100694023B1 (ko) * | 1999-09-09 | 2007-03-12 | 삼성전자주식회사 | 디포커스/틸트 보상 방법 및 그 장치 |
CN112711177A (zh) * | 2020-12-16 | 2021-04-27 | 江苏迪盛智能科技有限公司 | 一种光处理图像拼接缝的处理方法及装置 |
CN112711177B (zh) * | 2020-12-16 | 2022-07-05 | 江苏迪盛智能科技有限公司 | 一种光处理图像拼接缝的处理方法及装置 |
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