JPH05233902A - 偽造防止型カードおよびカードリーダ/ライタ - Google Patents

偽造防止型カードおよびカードリーダ/ライタ

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JPH05233902A
JPH05233902A JP4034651A JP3465192A JPH05233902A JP H05233902 A JPH05233902 A JP H05233902A JP 4034651 A JP4034651 A JP 4034651A JP 3465192 A JP3465192 A JP 3465192A JP H05233902 A JPH05233902 A JP H05233902A
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JP
Japan
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card
security mark
counterfeit
ink layer
writer
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JP4034651A
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Takashi Fudeta
高司 筆田
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BITSUGU SONS KK
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 基材の一方主面に、アンカー層,印刷層およ
び保護層を形成する。基材の他方主面に磁気層,磁気隠
蔽層を形成し、磁気隠蔽層の上に感熱層24,機能性イ
ンキ層26および印刷層34を形成し、その上に保護層
を形成する。偽造防止型カード10をカードリーダ/ラ
イタに挿入し、機能性インキ層26をサーマルヘッドに
よって加熱して所定温度領域に達するとセキュリティマ
ーク32を形成する。3つのセキュリティマーク32を
セキュリティマークセンサが検出すると正規のカードと
して磁気データを読み出す。磁気インキ層26を所定温
度領域外に保ってセキュリティマーク32を消去し、カ
ードリーダ/ライタから偽造防止型カード10を排出す
る。 【効果】 セキュリティマークを目視によって解析でき
ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は偽造防止型カードおよ
びカードリーダ/ライタに関し、特にたとえばプリペイ
ドカードやクレジットカードなどに用いられる、偽造防
止型カードおよびカードリーダ/ライタに関する。
【0002】
【従来の技術】プリペイドカードなどのカードは偽造さ
れ悪用され易いため、カードデータを読み書きする前
に、正規でないカードはシステムが受け付けないように
する必要がある。そのために、一般には、カード挿入口
に入口センサを設け、カードのセキュリティマークを検
出し、それが正しいときはシャッタを開け、カードを奥
に引き込んでカードデータを読み取るようにしている。
一方、正規のセキュリティマークを検出しないときには
カードを送り込まない。
【0003】このようなセキュリティマークとしては、
従来、赤外マーク,磁気インキバー,色またはモアレ等
が用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来のセ
キュリティマークでは、種々工夫されてはいるものの、
少し注意して見れば目視で十分解析可能であり、それを
模写してカードを偽造されるという問題点があった。そ
れゆえに、この発明の主たる目的は、新規な偽造防止型
カードを提供することである。
【0005】また、この発明の他の目的は、セキュリテ
ィマークを解析できない偽造防止型カードを提供するこ
とである。さらに、この発明の他の目的は、新規なカー
ドのためのカードリーダ/ライタを提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、セキュリ
ティマークを検出することによって正規のカードである
か否かが判別される偽造防止型カードにおいて、所定温
度領域に達したとき変色してセキュリティマークを形成
するための機能性インキ層を含むことを特徴とする、偽
造防止型カードである。
【0007】第2の発明は、請求項1記載の偽造防止型
カードのためのカードリーダ/ライタであって、偽造防
止型カードの機能性インキ層を部分的に加熱してセキュ
リティマークを形成する加熱手段、およびセキュリティ
マークを検出する検出手段を備える、カードリーダ/ラ
イタである。
【0008】
【作用】偽造防止型カードをカードリーダ/ライタに挿
入し、加熱手段となるたとえばサーマルヘッドで機能性
インキ層を加熱する。所定温度領域に達すると、機能性
インキ層は変色し、セキュリティマークを形成する。こ
のセキュリティマークを検出手段となるたとえば反射形
フォトセンサなどのようなセキュリティマークセンサに
よって検出すれば、そのシステムに使用される正規のカ
ードとして取り扱い、カードデータを読み取る。その
後、偽造防止型カードを排出するが、機能性インキ層を
所定温度領域外にすることにより変色前の色に戻す。す
なわち、セキュリティマークを消去してカードリーダ/
ライタから排出する。一方、セキュリティマークを検出
しなければ、異種の不適正なカードとして排出する。
【0009】
【発明の効果】この発明によれば、偽造防止型カードが
カードリーダ/ライタ内にあるときには、その機能性イ
ンキ層が変色してセキュリティマークを形成することが
できるが、カードリーダ/ライタの外部に偽造防止型カ
ードがあるときには機能性インキ層は変色しないかある
いは変色前の色に戻っている。したがって、セキュリテ
ィマークを解析することができない。
【0010】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0011】
【実施例】図1および図2を参照して、この実施例の偽
造防止型カード10は、たとえばプリペイドカードとし
て用いられる。偽造防止型カード10はたとえばPET
(ポリエチレンテレフタレード)によって構成される基
材12を含む。基材12の一方主面には、印刷インキを
吸収して基材12の上に印刷インキを定着させるための
アンカー層14が形成され、アンカー層14の上には各
種デザインや写真などを印刷する印刷層16が形成され
る。さらにその上には印刷層16を保護するための保護
層18が形成される。
【0012】また、基材12の他方主面には、データ記
録用の磁性粉を印刷して磁気層20が形成され、その上
には磁気データを隠すための磁気隠蔽層22が形成され
る。磁気隠蔽層22は、その色(銀色)からシルバー層
ともいわれる。また、磁気隠蔽層22の上には図1にも
示すように感熱層24および機能性インキ層26が形成
される。機能性インキ層26のインキには、たとえば所
定温度領域に達するとたとえば有色から無色に変色し、
所定温度領域以下に下がると元の色に変色する可逆型感
熱変色インキが使用され、変色前には感熱層24と同色
のものが用いられる。可逆型感熱変色インキとしては、
具体的にはたとえば(商品名:ダイサーモ,品番:DR
−60,大日精化工業(株)社製造)が用いられる。ま
た、機能性インキ層26は感熱層24の延長線上に形成
される。これによって、樹脂性インキ層26をあたかも
感熱層24の如く認識させることができ、セキュリティ
マーク32(後述)の存在を意識させないようカムフラ
ージュすることができる。感熱層24をサーマルヘッド
64(後述)によって加熱すると、図1に示す短冊状の
サーマル印字28が度数30に応じて順次形成されてい
く。サーマル印字28は、残り度数を表示するように形
成してもよく、また使用度数を表示するように形成して
もよい。また、サーマル印字28のように短冊状に形成
するものに限らず、度数に応じて棒グラフ状に形成して
もよい。また、機能性インキ層26をサーマルヘッド6
4によって加熱し、所定温度(略80℃〜100℃)に
達するか越えると、機能性インキ層26の一部が変色し
て図1に示すように短冊状のセキュリティマーク32が
形成される。この実施例では、機能性インキ層26にサ
ーマルヘッド64によって3つの短冊状のセキュリティ
マーク32を形成し、カードリーダ/ライタ38(後
述)によって3つのセキュリティマーク32を検出した
ときにのみ、そのシステムに使用される正規なカードと
判断する。
【0013】磁気隠蔽層22の上面の残りの部分には、
注意書,管理ナンバーまたはバーコードなどが印刷され
る印刷層34が形成される。感熱層24,機能性インキ
層26および印刷層34の上面には、保護層36が形成
される。このような偽造防止型カード10は、図3およ
び図4に示すようにカードリーダ/ライタ38によって
その真偽が判断される。カードリーダ/ライタ38は、
本体40を含み、本体40の前面にカード挿入口42が
形成される。カード挿入口42から偽造防止型カード1
0が挿入される。このとき、偽造防止型カード10の挿
入方向は、図1に示す矢印44に示される。カードリー
ダ/ライタ38の本体40内のカード挿入口42近傍に
は、たとえばフォトアイソレータなどの入口センサ46
が配置される。入口センサ46によって偽造防止型カー
ド10の先端部を検出すると、モータ48が駆動されて
モータ48とたとえばウォムギア(図示せず)で連結さ
れるカード搬送ローラ50が偽造防止型カード10を本
体40内に吸い込むように回転する。すなわち、入口セ
ンサ46からコネクタ52を介して入口センサ出力が制
御部(図示せず)に送られる。それに応じてコネクタ5
4および56を介してそれぞれDCモータコントローラ
58に与えられるモータコントロール入力AおよびBを
制御する。DCモータコントローラ58からの出力によ
ってモータ48が駆動される。モータコントロール入力
AおよびBの組合せを変えることによって、モータ48
を、時計方向あるいは反時計方向に回転させたり、高速
回転中に急ブレーキをかけたり、または惰性で動かす自
動減衰を行わせることができる。
【0014】そして、カード搬送ローラ50によって偽
造防止型カード10を引き込んでいくと、コネクタ60
を介してサーマルヘッドコントロール入力がサーマルヘ
ッド駆動回路62に与えられ、サーマルヘッド64を発
熱させる。サーマルヘッド64が偽造防止型カード10
の機能性インキ層26を加熱し所定温度領域に達すると
変色し、そこに図1に示すような短冊状のセキュリティ
マーク32が形成される。このセキュリティマーク32
を或る間隔をおいて3つ形成する。セキュリティマーク
32を形成するためにサーマルヘッド64を発熱させる
タイミングは、たとえば以下のようになる。入口センサ
46が偽造防止型カード10の先端部を検出すると、コ
ネクタ52を介して入口センサ出力が制御部に送られ
る。このとき、予め、偽造防止型カード10の先端部が
入口センサ46によって検出されてから、サーマルヘッ
ド64の上に機能性インキ層26がくるまでの所要時間
を計算しておき、この所要時間に相当するフォトアイソ
レータ74(後述)の出力個数を設定しておく。その
後、フォトアイソレータ74の出力個数をカウントして
予め設定された出力個数に達すると、機能性インキ層2
6がサーマルヘッド64の上に位置していると判断し
て、サーマルヘッド64を発熱させ、機能性インキ層2
6に短冊状のセキュリティマーク32を形成する。そし
て、サーマルヘッド64の発熱を停止する。このような
サーマルヘッド64の発熱およびその停止の動作を合計
3回繰り返すことによって、3つのセキュリティマーク
32が形成される。
【0015】このとき用いられる機能性インキ層26と
しては、有色から無色,無色から有色または或る有色か
ら他の有色に変色させる種々のものが考えられるが、変
色して形成されるセキュリティマーク32と変色されて
いない機能性インキ層26とが異なる色であれば足り
る。なぜなら、両者を異色にすることによって光の反射
率が変わるので、光学的にセキュリティマーク32の存
在を検出できるからである。
【0016】そして、サーマルヘッド64によって形成
されたセキュリティマーク32が元の色に戻らないうち
に、偽造防止型カード10はカード搬送ローラ50によ
ってカードリーダ/ライタ38内に搬送され、たとえば
反射型フォトセンサなどのセキュリティマークセンサ6
6上を通過するとき、セキュリティマークセンサ66か
らたとえば可視光や遠赤外線などの光源が出力される。
この実施例では、セキュリティマーク32に合わせて3
つのパルスが出力され、その結果セキュリティマークセ
ンサ66が所望のパルスを得ない場合には異種の不適正
なカードと判断して、カード搬送ローラ50を反転させ
て自動排出する。すなわち、コネクタ68からセキュリ
ティマークセンサ出力を制御部に送り、モータコントロ
ール入力AおよびBを制御してモータ48を反転させ
る。
【0017】なお、この実施例では樹脂性インキ層26
の後に感熱層24が続くように形成されているため、感
熱層24に形成されたサーマル印字28をセキュリティ
マーク32と誤認して検出するおそれがある。したがっ
て、図1に示す長さL1の位置までセキュリティマーク
センサ66を動作させ、それ以降はセキュリティマーク
センサ66を動作させないようにして誤検出を防ぐ。
【0018】その手段として、図5にも示すように、ス
リット70を有するライトクロック発生用のスリット円
板72をモータ48に取り付け、フォトアイソレータ7
4の出力個数をカウントして長さL1の位置を計算する
ようにしてもよい。フォトアイソレータ74からのアナ
ログ信号の出力は、波形整形回路76によってパルスに
整形されて、ライトヘッド駆動回路78に出力されると
同時に、コネクタ80を介してライトクロック出力とさ
れる。
【0019】一方、セキュリティマークセンサ66に所
望のパルスが得られた場合には、正規のカードと判断し
て、さらに偽造防止型カード10をカードリーダ/ライ
タ38内に引き込む。そして、リードセンサ82によっ
て偽造防止型カード10を検出すると、コネクタ84を
介して制御部にリードセンサ出力を送る。このとき、ラ
イト/リードコントロール入力としてリードすべき旨の
信号がコネクタ86,インバータ88を介して、F2F
方式のエンコーダ90に与えられ、磁気ヘッド92によ
って偽造防止型カード10の磁気データを読み始める。
磁気データはエンコーダ90によってA/D変換され、
コネクタ94および96からそれぞれリードデータ出力
およびリードクロック出力がなされる。なお、磁気ヘッ
ド92は、図1に示す磁気ヘッドトラック98上を移動
する。
【0020】ちなみに、ライト/リードコントロール入
力としてリードすべき旨の信号がコネクタ86からイン
バータ88および100を介してライトヘッド駆動回路
78に与えられ、コネクタ102からライトデータ入力
が与えられた場合には、磁気ヘッド92が偽造防止型カ
ード10にデータを書き込む。そして、カード搬送ロー
ラ50によって偽造防止型カード10をさらにカードリ
ーダ/ライタ38内に引き込み、入口センサ46と兼用
されるエンドセンサ104が偽造防止型カード10の後
端部を検出すると、コネクタ106からエンドセンサ出
力が制御部に送られ、モータコントロール入力Aおよび
Bを制御してカード搬送ローラ50を反転させ、偽造防
止型カード10を排出する。このとき、偽造防止型カー
ド10の機能性インキ層26は自然冷却されセキュリテ
ィマーク32は消えているので、排出された偽造防止型
カード10のセキュリティマーク32を解析することは
できない。
【0021】ついで、テレビなどの負荷にカードリーダ
/ライタ38を取り付け、偽造防止型カード10をプリ
ペイドカードとして用いて負荷を駆動させる場合の動作
について述べる。図6を参照して、まず、システムをス
タートさせた後ステップS1においてシステム初期化を
行い、ステップS3において偽造防止型カード10がデ
ータリーダ/ライタ38に挿入されたか否かを判断す
る。挿入されていなければ挿入されるまで待機し、挿入
されていればステップS5において偽造防止型カード1
0をチェックする。ステップS7において偽造防止型カ
ード10のチェックがOKであるか否かすなわち正規の
カードであるか否かを判断する。偽造防止型カード10
に3本のセキュリティマーク32がないと判断された場
合にはステップS9においてエラー表示を行い、ステッ
プS11において偽造防止型カード10を排出する。一
方、ステップS7において偽造防止型カード10が正規
のカードであると判断された場合には、ステップS13
において偽造防止型カード10に書き込まれた磁気デー
タを磁気ヘッド92によって読み取る。ステップS15
において読み取られた磁気データによってテレビなどの
負荷を使用することができるか否かを判断し、使用でき
ないと判断された場合にはステップS9においてエラー
表示が行われ、ステップS11において偽造防止型カー
ド10が排出される。一方、ステップS15において磁
気データによって負荷をさらに使用することができると
判断された場合には、ステップS17において負荷に電
源が供給され、ステップS19においてカード排出スイ
ッチ(図示せず)がオンされたか否かを判断する。カー
ド排出スイッチがオンされていれば、ステップS21に
おいて偽造防止型カード10の磁気データが書き込ま
れ、ステップS11において偽造防止型カード10が排
出される。一方、ステップS19においてカード排出ス
イッチがオンされていなければステップS23において
負荷が使用され始めたか否か、たとえばテレビであれば
テレビの視聴が開始されたか否かを判断する。開始され
ていなければステップS19に戻り、開始されていれば
ステップS25において度数の減算が開始される。そし
て、ステップS27においてカード排出スイッチがオン
されたか否かを判断し、オンされていればステップS2
1に進み、オンされていなければステップS29に進
み、残り時間があるか否かを判断する。残り時間がなけ
ればステップS21に進み、残り時間があればステップ
S31に進んで負荷がまだ使用されているか否かが判断
され、負荷が継続して使用されていればステップS27
に戻る。一方、負荷が使用されていなければステップS
19に戻る。このように、テレビなどの負荷の使用に際
し、偽造防止型カード10を用いることができる。
【0022】なお、上述の実施例においては、図5に示
すスリット円板72やフォトアイソレータ74を用い長
さL1を計算していたが、たとえば予め決められたセキ
ュリティマーク32の個数のカウントが終了すればそれ
以降は検出処理を行わないようにソフトウェア上で処理
してもよい。また、磁気ヘッドトラック98が磁気ヘッ
ド92上を動くことを利用して、磁気データ個数をカウ
ントすることにより長さL1を算出してもよく、この場
合にはコストダウンが図れる。また、その他にリードセ
ンサ82を長さL1を検出できるように設計しておい
て、長さL1の検出を兼用させることもできる。また、
サーマルヘッド64を1つではなくセキュリティマーク
32の形成用と度数を表すサーマル印字用とについて別
々に用意すれば、セキュリティマーク32のすぐ後にサ
ーマル印字28を形成しなくてもよいため、上述の実施
例のように長さL1を計算してセキュリティマークセン
サ66を制御しなくても足りる。
【0023】また、セキュリティマーク32を変色させ
るタイミングとしては、上述の実施例のほかに、1度偽
造防止型カード10を引き込み、セキュリティマークセ
ンサ66でセキュリティマーク32がないことを確認し
てから偽造防止型カード10を排出するが、その排出時
にサーマルヘッド64で樹脂性インキ層26を加熱しセ
キュリティマーク32を形成する。そして、再度偽造防
止型カード10を引き込んでセキュリティマークセンサ
66でセキュリティマーク32を検出して、偽造防止型
カード10の真偽を判断してもよい。このようにするこ
とによって、機能性インキ層26にたとえばマジックイ
ンキなどによってセキュリティマーク32と同様の短冊
状の線を形成した偽造カードの悪用を阻止できる。
【0024】さらに、偽造防止型カード10をカードリ
ーダ/ライタ38に合計3回引き込むことによって偽造
防止型カード10の真偽判断を行う方法もある。すなわ
ち、まず1回目には偽造防止型カード10を引き込んで
セキュリティマークセンサ66でまずセキュリティマー
ク32がないことを確認して偽造防止型カード10を排
出する。そして2回目には、偽造防止型カード10を引
き込んだ後サーマルヘッド64によって樹脂性インキ層
26を加熱しセキュリティマーク32を形成して、セキ
ュリティマークセンサ66でセキュリティマーク32を
検出して排出する。3回目には機能性インキ層26を所
定温度領域以下にして元の状態にし、すなわちセキュリ
ティマーク32を消してセキュリティマークセンサ66
によってセキュリティマーク32がないことを検出して
排出する。このようにすることによって、上述のマジッ
クインキなどによる偽造のみならず、1度加熱すると元
の状態には戻らない不可逆型感熱変色インキを用いて樹
脂性インキ層26を形成した異種のカードの悪用を阻止
することもできる。セキュリティマークセンサ66は、
サーマル印字が確実になされたかを確認するセンサを兼
ねることができる。これにより、セロテープ等でサーマ
ル印字できないようにするいたずらを防止することがで
きる。
【0025】さらに、機能性インキ層26を構成するイ
ンキとしては、温度H0<H1<H2の関係において、
H0で変色せず、H1で変色し、H2で元の色に戻ると
いう特性のものを用いてもよい。すなわち、このインキ
を用いると、温度H0の偽造防止型カード10の樹脂性
インキ層26を、サーマルヘッド64によって温度H1
に加熱して変色させ、さらに偽造防止型カード10の排
出時にサーマルヘッド64によって温度H2にしてセキ
ュリティマーク32を消去し、偽造防止型カード10を
排出する。
【0026】なお、この発明は、プリペイドカードに限
定されず、クレジットカードなど任意のカードに適用さ
れ得る。また、樹脂性インキ層26を加熱する手段とし
ては、非接触で光を投射することによって加熱する方法
など任意でよい。さらに、上述の実施例ではサーマル印
字28によって度数を表示したが、たとえばテレフォン
カードのようにパンチ穴方式によって度数を表示しても
よい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す正面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】カードリーダ/ライタに偽造防止型カードを挿
入した状態を示す図解図である。
【図4】カードリーダ/ライタを示すブロック図であ
る。
【図5】モータに取り付けたスリット円板およびフォト
アイソレータを示す図解図である。
【図6】この実施例の応用例を示すフロー図である。
【図7】図6の続きを示すフロー図である。
【符号の説明】
10 …偽造防止型カード 26 …樹脂性インキ層 32 …セキュリティマーク 38 …カードリーダ/ライタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G07F 7/12 7130−3E G07F 7/08 B

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】セキュリティマークを検出することによっ
    て正規のカードであるか否かが判別される偽造防止型カ
    ードにおいて、 所定温度領域に達したとき変色して前記セキュリティマ
    ークを形成するための機能性インキ層を含むことを特徴
    とする、偽造防止型カード。
  2. 【請求項2】請求項1記載の偽造防止型カードのための
    カードリーダ/ライタであって、 前記偽造防止型カードの前記機能性インキ層を部分的に
    加熱してセキュリティマークを形成する加熱手段、およ
    び前記セキュリティマークを検出する検出手段を備え
    る、カードリーダ/ライタ。
JP4034651A 1992-02-21 1992-02-21 偽造防止型カードおよびカードリーダ/ライタ Pending JPH05233902A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997028515A1 (fr) * 1996-02-02 1997-08-07 Tokyo Mechatronics Co., Ltd. Carte pour donnees capacitives et lecteur associe
JP2010277334A (ja) * 2009-05-28 2010-12-09 Nidec Sankyo Corp 媒体処理装置、媒体発行装置、媒体回収装置および媒体処理装置の制御方法

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