JPH0523161U - 水中固定聴音装置 - Google Patents

水中固定聴音装置

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JPH0523161U
JPH0523161U JP7721391U JP7721391U JPH0523161U JP H0523161 U JPH0523161 U JP H0523161U JP 7721391 U JP7721391 U JP 7721391U JP 7721391 U JP7721391 U JP 7721391U JP H0523161 U JPH0523161 U JP H0523161U
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JP
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power supply
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hearing device
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Application number
JP7721391U
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Inventor
宏之 森岡
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NEC Corp
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 監視状態下における電源エネルギ損失を有効
に低減し得る水中固定聴音装置を提供すること。 【構成】 複数の受信用振動子1と、これらの受信用振
動子1の出力に基づいて作動する監視系受信回路12及
び計測系受信回路13とを有し、監視系受信回路12及
び計測系受信回路13を駆動する電源回路部10Aを装
備して成る水中固定聴音装置において、電源回路部10
Aを、電池10等の電源部と該電源部の出力を制御する
電源制御回路9とを含んで構成すると共に、この電源制
御回路9に、当該電源制御回路9の制御動作を規制する
タイマー回路8を併設したことを特徴とする水中固定聴
音装置。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、水中固定聴音装置に係り、とくに、海底に固定され水上を航行する 船舶のスクリュー音及び機関からの航走音を監視し、検知・方位測定等を行う水 中固定聴音装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
海底に配置され、水上の船舶の航走音を検出・方位測定を行う水中固定聴音器 は通常内蔵電池を使用して作動している。このため、動作状態は監視状態と水上 船舶の航走音の方位を計測する計測状態にわかれ、受信回路が1チャンネルの監 視系受信回路が動作する監視状態で一定以上の受信レベルを検出した際に、全回 路が動作する計測状態となる。このように動作状態を区別することで電池の使用 量を低減し、作動時間を長くしている。
【0003】 従来の水中固定聴音器の一般的構成を図3に示す。水中固定聴音器は、電池1 0より監視系受信回路12用として電源1001の供給を受けている。水上船舶 の航走音100は、振動子1を1個使用し、音響信号から電気信号に変換して、 前置増幅器2で増幅後受信信号201とする。受信信号201は監視系受信回路 12の増幅器4で増幅及び帯域制限を受け受信処理信号404が出力され、検波 回路5にて検波信号502となる。レベル判定回路11はレベル検出信号110 1を電源制御回路9に出力、電源制御回路9から計測系受信回路13に制御電源 901が供給される。このように監視状態から計測状態へ推移する。
【0004】 計測状態では、前置増幅器2の受信信号201は指向性合成回路3にてシエー ディング値をかけて加算され、指向性合成出力301〜303となり、特定の指 向性を持つビームが形成される。通常、指向性合成出力301〜303は、音響 中心が301,302の音響中心を結ぶ線と302,303の音響中心を結ぶ線 が90°の角度を成すように加算されている。指向性合成出力301〜303は 、増幅器4にて増幅,帯域制限を受け受信処理信号401〜403が出力される 。受信処理信号401は、検波回路5で検波されて検波信号501となる。検波 信号501は目標検出回路7にて閾値と比較される。この検波信号501が閾値 を超える場合は、目標検出信号701が出力されて水上船舶が検知される。この 時の方位は受信処理信号401〜403が位相検出回路6に入力される。そして 受信処理信号401,402間の位相差及び402,403間の位相差から方位 が算出される。
【0005】 これらの動作状態を図4(a)〜(b)を用いて説明する。この図4(a)〜 (b)は監視状態と測定状態の移りかわりを示している。図4(b)は検波信号 502の動きを示している。通常は検波信号502のレベルが閾値に達しないた め、電池の消費電流は監視状態903の電流を常時消費している。航走音503 が加わった場合は、検波信号が閾値を超えるためレベル判定回路11がレベル検 出信号1101を出力し、制御電源901を供給する計測状態となり、図4(a )に示すように電流値が903から902へと増大する。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
この従来の水中固定聴音器は、監視系受信回路を常時作動させているため、図 4(a)に示すように監視状態の消費電流903が常時流れており、電池動作時 間が短くなるという欠点があった。
【0007】
【考案の目的】
本考案は、かかる従来例の有する不都合を改善し、とくに、監視状態の下にお ける電源のエネルギー損失を有効に低減し得る水中固定聴音装置を提供すること を、その目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案では、複数の受信用振動子と、これらの受信用振動子の出力に基づいて 作動する監視系受信回路及び計測系受信回路とを有し、監視系受信回路及び計測 系受信回路を駆動する電源回路部を装備して成る水中固定聴音装置において、電 源回路部を、電池等の電源部と該電源部の出力を制御する電源制御回路とを含ん で構成すると共に、この電源制御回路に、当該電源制御回路の制御動作を規制す るタイマー回路を併設する、という構成を採っている。これによって前述した目 的を達成しようとするものである。
【0009】
【考案の実施例】
以下、本考案の一実施例を図1に基づいて説明する。この図1に示す実施例は 、複数の受信用振動子1と、これらの受信用振動子1の出力に基づいて作動する 監視系受信回路12及び計測系受信回路13とを有している。また、この監視系 受信回路12及び計測系受信回路13を駆動する電源回路部10Aが装備されて いる。この電源回路部10Aは、電池10等の電源部と該電源部の出力を制御す る電源制御回路9とを含んで構成すると共に、この電源制御回路10Aに、当該 電源制御回路10Aの制御動作を規制するタイマー回路8が併設されている。
【0010】 水中固定聴音器は、電池10よりタイマー回路8に、電源1001を常時供給 している。タイマー回路8は、一定時間毎に一定時間電源をオン〔ON〕するた めの電源制御信号801を、電源制御回路9に出力している。電源制御回路9は 、電源制御信号801により制御電源907を出力する。制御電源907が供給 されている監視状態の動作は以下の通りである。
【0011】 航走音100は、振動子1にて音響信号から電気信号に変換され前置増幅器2 で増幅され受信信号201となる。受信信号201は監視系受信回路12の増幅 器4で増幅及び帯域制限を受け、受信処理信号404が出力され、検波回路5に て検波信号502となる。レベル判定回路11は検波信号502が閾値を超す場 合、レベル検出信号1101をタイマー回路8へ出力する。タイマー回路8は電 源制御信号802を電源制御回路9へ出力し、制御電源907が常時供給される とともに計測系受信回路13を動作させるため制御電源901が供給される。こ のように監視状態から計測状態へ推移する。
【0012】 計測状態では、前置増幅器2の受信信号201が指向性合成され、増幅器4に て増幅、帯域制限を受け受信処理信号401〜403となる。受信処理信号40 1は、検波回路5で検波され、目標検出回路7にて閾値と比較され、検波信号5 01が閾値を超える場合は目標検出信号701が出力される。
【0013】 以上のように水上船舶が検知され、この時の方位601は、受信処理信号40 1,402の間及び402,403間の位相差から位相検出回路6にて算出され る。
【0014】 これらの動作の図2を用いて説明する。図2(a)はタイマー回路8により周 期tごとに監視系受信回路12にton時間の間制御電源907が供給され、この 間905の電流が流れている状態を示す。ton時以外はタイマー回路8の消費電 流904が流れるのみとなっている。
【0015】 タイマー回路8により制御電源907をオン〔ON〕した際に航走音があった 場合は図4(b)に示す通り検波信号503が閾値を超えるため、レベル判定回 路11のレベル検出信号1101が出力される。タイマー回路8は電源制御信号 802を出力し、制御電源901,907が供給され、計測状態となり、計測状 態の電流906が流れる。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したように本発明はタイマー回路を追加したので、監視状態の電源を 一定デューティでオン,オフさせることにより、監視状態の消費電流を低減する ことができる、これがため装置の連続作動時間を著しく増大させることができる という従来にない実用的な水中固定聴音装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1の動作状態を示すタイミングチャートであ
る。
【図3】従来例を示すブロック図である。
【図4】図3の作動状態を示すタイミングチャートであ
る。
【符号の説明】
1 振動子 2 前置増幅器 3 指向性合成回路 4 増幅器 5 検波回路 6 位相検出回路 7 目標検出回路 8 タイマー回路 9 電源制御回路 10 電池 10A 電源部 11 レベル判定回路 12 監視系受信回路 13 計測系受信回路 100 航走音

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の受信用振動子と、これらの受信用
    振動子の出力に基づいて作動する監視系受信回路及び計
    測系受信回路とを有し、前記監視系受信回路及び計測系
    受信回路を駆動する電源回路部を装備して成る水中固定
    聴音装置において、前記電源回路部を、電池等の電源部
    と該電源部の出力を制御する電源制御回路とを含んで構
    成すると共に、この電源制御回路に、当該電源制御回路
    の制御動作を規制するタイマー回路を併設したことを特
    徴とする水中固定聴音装置。
JP7721391U 1991-08-30 1991-08-30 水中固定聴音装置 Pending JPH0523161U (ja)

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JP7721391U JPH0523161U (ja) 1991-08-30 1991-08-30 水中固定聴音装置

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JP7721391U JPH0523161U (ja) 1991-08-30 1991-08-30 水中固定聴音装置

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JPH0523161U true JPH0523161U (ja) 1993-03-26

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ID=13627559

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JP7721391U Pending JPH0523161U (ja) 1991-08-30 1991-08-30 水中固定聴音装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59159078A (ja) * 1983-02-24 1984-09-08 ボフォルス エレクトロニクス アーベー 水中音源探索方法および装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59159078A (ja) * 1983-02-24 1984-09-08 ボフォルス エレクトロニクス アーベー 水中音源探索方法および装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19980203