JPH05231498A - ウェブ付傘歯車 - Google Patents

ウェブ付傘歯車

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Publication number
JPH05231498A
JPH05231498A JP3238092A JP3238092A JPH05231498A JP H05231498 A JPH05231498 A JP H05231498A JP 3238092 A JP3238092 A JP 3238092A JP 3238092 A JP3238092 A JP 3238092A JP H05231498 A JPH05231498 A JP H05231498A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
web
bevel gear
gear
teeth
tooth
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP3238092A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuo Tanifuji
勝男 谷藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
Priority to JP3238092A priority Critical patent/JPH05231498A/ja
Publication of JPH05231498A publication Critical patent/JPH05231498A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 余分な歯車強度を除去できて、必要最小限の
歯車強度にすることができると共に、重量の軽減を図る
ことができるウェブ付傘歯車を提供することを目的とす
る。 【構成】 ウェブ2に設けた切欠2cによって、各歯4
間を連結するウェブ2の強度を適当に設定すると共に、
その分歯車の重量を軽減する一方、歯車箱内の潤滑油の
流れに支障を来すことなく、潤滑油の流れを円滑にする
と共に、各歯4間を押し広げようとする力によって生じ
るねじれを抑制し、歯4側からウェブ2に至るまで均一
に曲げがかかるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の歯を有する歯部
の外端部にウェブを形成したウェブ付傘歯車に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、鍛造により傘歯車を製造する
場合には、その製法上の利点を活かし、歯の端部にウェ
ブを付加して歯車強度を増大させることが行われてい
る。そして、本出願人は、十分な歯車強度を確保しつ
つ、しかも歯車を小型化することができる新規のウェブ
付傘歯車を提案した(特開昭63−215329号公報
参照)。このウェブ付傘歯車は、歯部の外端部に形成し
たウェブを歯の背円錐に平行に形成したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
これらのウェブ付傘歯車にあっては、ウェブを各歯の間
に均一にさし渡して各歯間を連結しているため、上記従
来の傘歯車を使用する条件によっては、強度が十分にあ
りすぎて、結果としてその分重量が重くなるという問題
があった。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、余分な歯車強度を除去で
きて、必要最小限の歯車強度にすることができると共
に、重量の軽減を図ることができるウェブ付傘歯車を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1は、複数の歯を有する歯部の端部
にウェブを形成したウェブ付傘歯車であって、上記ウェ
ブに肉盗み部を設けたものである。また、本発明の請求
項2は、上記肉盗み部を歯先部に隣接して設けた切欠と
したものである。さらに、本発明の請求項3は、上記肉
盗み部を歯底部に対向して設けた貫通孔としたものであ
る。
【0006】
【作用】本発明のウェブ付傘歯車の請求項1にあって
は、ウェブに設けた肉盗み部によって、各歯間を連結す
るウェブの強度を適当に設定すると共に、その分歯車の
重量を軽減する。また、本発明の請求項2にあっては、
上記肉盗み部を切欠としたことによって、歯車箱内の潤
滑油の流れに支障を来すことなく、潤滑油の流れを円滑
にすると共に、各歯間を押し広げようとする力によって
生じるねじれを抑制し、歯側からウェブに至るまで均一
に曲げがかかるようにする。さらに、本発明の請求項3
にあっては、上記肉盗み部を貫通孔としたことによっ
て、潤滑油が滞留することなく、確実に潤滑される。
【0007】
【実施例】以下、図1ないし図3に基づいて本発明の実
施例を説明する。
【0008】図1と図2は本発明の一実施例を示すもの
で、これらの図において符号1は鍛造傘歯車である。こ
の鍛造傘歯車1は、そのウェブ2と、噛合する相手歯車
の歯との接触干渉を回避するために、ボス部3の円錐状
外面3aに適宜間隔で多数形成された歯4を、外端方向
に所定値(例えば約0.5mm程度)dだけ、正規のコ
ーンディスタンスLより延出させている。そして、上記
ウェブ2は、その外面2aが基準ピッチ円錐の母線pに
垂直に形成されると共に、その内面2bが上記外面2a
に平行に形成されている。また、上記ウェブ2の外周面
には、図2に示すように、略台形状の切欠2cが形成さ
れて、その分重量が軽減されている。
【0009】上記のように構成されたウェブ付傘歯車1
にあっては、そのウェブ2の外面2aを基準ピッチ円錐
の母線pに直交する方向に形成したから、ウェブをボス
部の軸線に直交する方向に突出して外方に張り出す場合
に比べて、ウェブ付傘歯車が大型化することがなく、従
って、このウェブ付傘歯車を収納する歯車箱の大きさも
増大させる必要がない上に、歯車強度の向上を図ること
ができる。しかも、上記ウェブ2に略台形状の切欠2c
を形成したから、その分重量を低減することができ、か
つ歯車箱内部を流動する潤滑油の流れに支障を来すこと
がなく、潤滑油の流れを円滑にすることができると共
に、相手歯車の歯と接触することで各歯間に働く当該各
歯間を押し広げようとする力に対して、上記各歯にねじ
れが生じることを抑制し、歯側からウェブに至るまで均
一に曲げがかかるようにすることにより、部分的に集中
して力が加わることを防止できる。
【0010】また、図3は本発明の他の実施例を示すも
ので、この実施例においては、歯4の歯底部に対向して
貫通孔2dが形成されている。そして、このような構成
によって、貫通孔2dを通って潤滑油が流通するから、
潤滑油が滞留することがなく、傘歯車が確実に潤滑され
る。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
は、複数の歯を有する歯部の端部にウェブを形成したウ
ェブ付傘歯車であって、上記ウェブに肉盗み部を設けた
ものであるから、この肉盗み部によって、各歯間を連結
するウェブの強度を適当に設定することにより、余分な
歯車強度を除去できて、必要最小限の歯車強度にするこ
とができると共に、重量の軽減を図ることができる。ま
た、本発明の請求項2は、上記肉盗み部を歯先部に隣接
して設けた切欠としたものであるから、上記肉盗み部を
切欠としたことによって、歯車箱内の潤滑油の流れに支
障を来すことがなく、潤滑油の流れを円滑にすることが
できると共に、各歯間を押し広げようとする力によって
生じるねじれを抑制することができ、かつ歯側からウェ
ブに至るまで均一に曲げがかかるようにすることができ
て、部分的に集中して力がかかることを防止することが
できる。さらに、本発明の請求項3は、上記肉盗み部を
歯底部に対向して設けた貫通孔としたものであるから、
上記肉盗み部を貫通孔としたことによって、潤滑油が滞
留することを防止でき、確実にかつ効率的に潤滑するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】ウェブ部の一例を示す説明図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 鍛造傘歯車 2 ウェブ 2c 切欠(肉盗み部) 2d 貫通孔(肉盗み部) 4 歯

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の歯を有する歯部の外端部にウェブ
    を形成したウェブ付傘歯車であって、上記ウェブに肉盗
    み部を設けたことを特徴とするウェブ付傘歯車。
  2. 【請求項2】 肉盗み部を歯先部に隣接して設けた切欠
    としたことを特徴とする請求項1記載のウェブ付傘歯
    車。
  3. 【請求項3】 肉盗み部を歯底部に対向して設けた貫通
    孔としたことを特徴とする請求項1記載のウェブ付傘歯
    車。
JP3238092A 1992-02-19 1992-02-19 ウェブ付傘歯車 Withdrawn JPH05231498A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3238092A JPH05231498A (ja) 1992-02-19 1992-02-19 ウェブ付傘歯車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3238092A JPH05231498A (ja) 1992-02-19 1992-02-19 ウェブ付傘歯車

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05231498A true JPH05231498A (ja) 1993-09-07

Family

ID=12357349

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3238092A Withdrawn JPH05231498A (ja) 1992-02-19 1992-02-19 ウェブ付傘歯車

Country Status (1)

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JP (1) JPH05231498A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5528952A (en) * 1993-07-19 1996-06-25 Mitsubishi Materials Corporation Webbed bevel gear

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990518