JPH04312213A - スプライン - Google Patents

スプライン

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Publication number
JPH04312213A
JPH04312213A JP7907991A JP7907991A JPH04312213A JP H04312213 A JPH04312213 A JP H04312213A JP 7907991 A JP7907991 A JP 7907991A JP 7907991 A JP7907991 A JP 7907991A JP H04312213 A JPH04312213 A JP H04312213A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spline
groove
teeth
lubrication
depth
Prior art date
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Pending
Application number
JP7907991A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Matsumoto
將 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP7907991A priority Critical patent/JPH04312213A/ja
Publication of JPH04312213A publication Critical patent/JPH04312213A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスプラインに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の軸スプラインと穴スプライ
ンのそれぞれの縦断面図と横断面図または端面図であり
、同図(a)は軸スプライン、同図(b)は穴スプライ
ンを示している。
【0003】図7は一般的な軸スプラインと穴スプライ
ンの組合せ状態を示す断面図であり、同図(a)は歯面
合わせ法、同図(b)は大径合わせ法による場合をそれ
ぞれ示している。歯面合せの場合は、JIS規格で穴を
ブローチ加工する場合と歯切工具(例えばピニオンカッ
ター)で加工する場合とで大径部のすきまは異なり、上
記各加工法に対応してそれぞれ0.1m、0.25m(
mは歯のモジュール)となる。大径合わせではすきまは
殆んどとらない。
【0004】この様な軸、穴組合せでスプライン結合し
た軸を回転させる場合、軸と穴の中心にずれがあったり
、結合される2軸の軸中心線が交叉する場合は、歯面に
すべりが生じる。金属材料を用いるスプラインでは、こ
の微少すべりに起因する微動摩耗(フレッチング摩耗)
により、歯車や合わせ面のすきまが増し、スプライン軸
の偏芯による振動やフレッチングき裂を起点とするスプ
ライン折損、極端な場合はスプライン歯の摩損消滅や折
損に至る場合がある。
【0005】この微少すべりによる摩耗に最も効く対策
は、潤滑剤(潤滑油)を歯面や合せ面へ供給することで
ある。しかし、従来のスプラインでは、ラジアル方向の
狭いすきましか軸方向に潤滑油を通すスペースがなく、
特に長いスプラインの潤滑油による断面摩耗防止は非常
に困難であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】スプライン歯面や合わ
せ面の潤滑不良によるフレッチング摩耗を防止するため
には、スプライン内へできるだけ潤滑油を供給すれば良
い。潤滑油供給の方法として、次のような方法が考えら
れる。 (a)スプラインの両端をシールして油を封入する。 (b)スプラインの両側を油漬にして、油圧に差を持た
せ強制的に潤滑油を貫通させる。 (c)スプライン内に潤滑油を導く通油溝を設ける。
【0007】本考案は上記(c)の考え方に基いて歯面
や合わせ面への給油性を改善し、フレッチング摩耗を防
止することのできるスプラインを提供しようとするもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
したものであって、インボリュートまたは角形のスプラ
インにおいて、スプライン歯の噛合い部に、歯の方向に
対して傾斜または直交して同噛合い部を貫通し、かつス
プライン端部に連通して開口する1巻き以上の給油溝を
設けたことを特徴とするスプラインに関するものである
【0009】
【作用】スプライン端部に開口する給油溝を介してスプ
ラインの噛合い部に潤滑油を供給することができる。給
油溝が歯の方向に対して傾斜している場合は、螺旋溝と
なり、溝の端部自体がスプライン端部に開口する。給油
溝が歯に対して直交する場合には、別途設けた軸方向給
油溝と交叉させてスプライン端部へ連通させる。
【0010】供給された潤滑油はスプライン内に次の様
な作用をする。 (a)スプライン内部の噛合い、合わせ面の潤滑。 (b)噛合い、合わせ面の微少すべりにより生じた摩耗
粉の排出。 (c)スプラインの冷却による噛合い、合わせ面の焼付
き防止。 更に、スプラインに給油溝を設けることにより長いスプ
ラインの歯が分割され、歯筋方向の片当りを防止する作
用も生じる。
【0011】
【実施例】図1は本発明のスプラインの第1実施例の斜
視図である。図において、(a)は全体図、(b)は(
a)のA部拡大図である。1は軸スプライン、2は同軸
スプラインの外周部に設けられた螺旋状の給油溝、3は
穴スプライン、4は前記軸スプラインの給油溝と同方向
、同位相となるよう前記穴スプラインの内周部に設けら
れた螺旋状の給油溝である。給油溝の形状は図1(b)
に示されるように断面が角形であり、溝の深さDが歯底
深さHより浅くしてある。
【0012】図2は軸スプラインと穴スプラインとの歯
車接触部の部分拡大透視図である。図において、1(実
線)は軸スプライン、3(二点鎖線)は穴スプライン、
5(斜線部)は両スプラインの歯の隣接部に生じる潤滑
油通路である。軸スプラインの溝幅をB、溝深さをD、
穴スプラインの溝幅をb、溝深さをdとすれば、前記潤
滑油通路5の面積は上記D,B,d,bを組合せること
によって任意に選ぶことができる。
【0013】図3は本発明のスプラインの第2実施例の
部分斜視図であり、軸スプラインを示している。本実施
例は軸スプライン1に設ける溝の深さDを歯底深さHよ
りも大きくし、潤滑油通路断面積を大きくとる場合の例
である。この場合、軸と穴それぞれのスプラインに歯底
深さHより大きい溝深さDを有する溝を設け、螺旋の位
相を合わせると大きな通路ができる。また軸、穴スプラ
インの一方にだけ設けてもD−H分のラジアル方向のす
きまが残り、潤滑油の通路を確保することが可能である
。一方でけに設けると、相手側に螺旋がないためスプラ
イン組合せの軸方向位置(位相)を決める必要がなく、
簡便な構造となる。
【0014】図4は本発明の第3実施例の軸スプライン
の部分斜視図である。本実施例は溝断面を円弧形状とし
たもので、矩形溝(実施例1,2)の場合より、歯元近
くに直角に近に切欠きがないため、歯の曲げ疲労折損や
衝撃荷重による折損に対する負荷能力が向上したものと
なる。
【0015】図5は本発明の第4実施例の斜視図である
。図において、6および7はスプライン噛合い面の1個
所以上の位置において、軸直角断面の周上に設けられた
円周方向給油溝で、6は軸スプライン1の外面に設けら
れた溝、7はスプライン2の内面に設けられた溝である
。8は上記円周方向給油溝と連通するように、穴スプラ
インの内面に設けられた軸方向給油溝である。本実施例
においても、潤滑効果としては他の実施例と同等のもの
が得られる。なお軸方向溝8は円周上1ヶ所以上で、2
〜6ヶ所配設できればよいが、位置は歯溝(底)部に設
けられるため、等分の配設でなくても良い。また、軸方
向溝は軸スプライン1の側に設けても良い。なお図2〜
図4によって述べた溝断面に関する事項は本実施例にお
いても適用される。
【0016】以上いくつかの実施例によって詳述したよ
うに、軸、穴スプラインの噛合い面、合わせ面に潤滑油
を導く潤滑油供給溝を設ける事により、軸芯ずれや片当
りによる歯面すべりに起因するフレッチング(微動)摩
耗を防止する事ができる。また、螺旋溝又は軸直角断面
溝を設ける事により、スプライン歯面の片当りを緩和す
る効果も生じるので工業上有益なものと言える。
【0017】
【発明の効果】本発明のスプラインにおいては、スプラ
イン歯の噛合い部に、歯の方向に対して傾斜または直交
して同噛合い部を貫通し、かつスプライン端部に連通し
て開口する1巻き以上の給油溝を設けてあるので、フレ
ッチング摩耗を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の斜視図。
【図2】上記実施例の軸スプラインと穴スプラインとの
歯車接触部の部分拡大透視図。
【図3】本発明の第2実施例の部分斜視図。
【図4】本発明の第3実施例の部分斜視図。
【図5】本発明の第4実施例の斜視図。
【図6】従来の軸スプラインと穴スプラインのそれぞれ
の二面図。
【図7】一般的な軸スプラインと穴スプラインの組合せ
状態を示す断面図。 1    軸スプライン 2    螺旋状給油溝 3    穴スプライン 4    螺旋状給油溝 5    潤滑油通路 6    円周方向給油溝 7    円周方向給油溝 8    軸方向給油溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  インボリュートまたは角形のスプライ
    ンにおいて、スプライン歯の噛合い部に、歯の方向に対
    して傾斜または直交して同噛合い部を貫通し、かつスプ
    ライン端部に連通して開口する1巻き以上の給油溝を設
    けたことを特徴とするスプライン。
JP7907991A 1991-04-11 1991-04-11 スプライン Pending JPH04312213A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7907991A JPH04312213A (ja) 1991-04-11 1991-04-11 スプライン

Applications Claiming Priority (1)

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JP7907991A JPH04312213A (ja) 1991-04-11 1991-04-11 スプライン

Publications (1)

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JPH04312213A true JPH04312213A (ja) 1992-11-04

Family

ID=13679890

Family Applications (1)

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JP7907991A Pending JPH04312213A (ja) 1991-04-11 1991-04-11 スプライン

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JP (1) JPH04312213A (ja)

Cited By (5)

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A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19980901