JPH05231412A - 固定ネジ - Google Patents
固定ネジInfo
- Publication number
- JPH05231412A JPH05231412A JP7939892A JP7939892A JPH05231412A JP H05231412 A JPH05231412 A JP H05231412A JP 7939892 A JP7939892 A JP 7939892A JP 7939892 A JP7939892 A JP 7939892A JP H05231412 A JPH05231412 A JP H05231412A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- setscrew
- sheet
- screw
- hole
- section
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Connection Of Plates (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 薄板等にもワンタッチで、簡単にネジ留め固
定することができるよう固定ネジの改良をする。 【構成】 円錐形先端11で加圧と回転による摩擦熱で
塑性変形させながら破断して穿孔する穿孔部1と、該穿
孔部によって穿孔された孔にタップを立てながらネジ留
めするネジ部2とを軸方向に一体に形成する。
定することができるよう固定ネジの改良をする。 【構成】 円錐形先端11で加圧と回転による摩擦熱で
塑性変形させながら破断して穿孔する穿孔部1と、該穿
孔部によって穿孔された孔にタップを立てながらネジ留
めするネジ部2とを軸方向に一体に形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ネジ留め固定するため
のネジに関する。
のネジに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ネジ留めするには孔明け、タップ
立ての加工が必要であり、特に薄板をネジ留めするとき
は板材の裏側に当板を溶接し、これにタップ孔を加工し
てネジ留め固定するようにしているが、工作する作業数
が増加し、非能率的であった。
立ての加工が必要であり、特に薄板をネジ留めするとき
は板材の裏側に当板を溶接し、これにタップ孔を加工し
てネジ留め固定するようにしているが、工作する作業数
が増加し、非能率的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、薄板等に於
てもワンタッチで簡単にネジ留め固定することができる
ようネジの改良を目的とする。
てもワンタッチで簡単にネジ留め固定することができる
ようネジの改良を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】円錐形先端で加圧と回転
による摩擦熱で塑性変形させながら破断して穿孔する穿
孔部と、該穿孔部によって穿孔された孔にタップを立て
ながらネジ留めするネジ部とを軸方向に一体に形成した
ことを特徴とする。
による摩擦熱で塑性変形させながら破断して穿孔する穿
孔部と、該穿孔部によって穿孔された孔にタップを立て
ながらネジ留めするネジ部とを軸方向に一体に形成した
ことを特徴とする。
【0005】
【作用】本発明は前記のように、穿孔とタップ立てを行
いながらネジ留めするので、ネジ留め固定作業が極めて
簡単に容易に行える。穿孔加工は、円錐形先端部を有す
る穿孔部で加圧と回転による摩擦熱で塑性変形させなが
ら破断して穿孔するので、穿孔された孔は出口側に変形
して押出された大きなバリが孔の周りに形成され、これ
を更に押広げて孔を形成するから、孔の周りに盛り上が
って肉厚環状部分が形成され、孔の深さを板厚の2〜3
倍以上に形成させることができる。したがって、ここに
続くネジ部をねじ込むことによってタップを立てながら
締付固定することができ、薄板でも容易にネジ留めする
ことが可能である。又、タップ立て加工も留めネジ自身
で加工するので、芯合せなどする必要がなく精密なネジ
形成ができ、ネジ留め固定が確実強固に固定できる。
いながらネジ留めするので、ネジ留め固定作業が極めて
簡単に容易に行える。穿孔加工は、円錐形先端部を有す
る穿孔部で加圧と回転による摩擦熱で塑性変形させなが
ら破断して穿孔するので、穿孔された孔は出口側に変形
して押出された大きなバリが孔の周りに形成され、これ
を更に押広げて孔を形成するから、孔の周りに盛り上が
って肉厚環状部分が形成され、孔の深さを板厚の2〜3
倍以上に形成させることができる。したがって、ここに
続くネジ部をねじ込むことによってタップを立てながら
締付固定することができ、薄板でも容易にネジ留めする
ことが可能である。又、タップ立て加工も留めネジ自身
で加工するので、芯合せなどする必要がなく精密なネジ
形成ができ、ネジ留め固定が確実強固に固定できる。
【0006】
【実施例】以下、図面の一実施例により本発明を説明す
る。図1は本発明による固定ネジの側面図で、1は先端
の穿孔部で、円錐形先端11とそれに続く多角錐を形成
した部分12より成っている。2は穿孔部に続いてタッ
プを立てながらねじ込むネジ部で、所定ピッチで形成さ
れたネジ21と軸に平行する方向に形成されたチップ溝
22より成る。3はネジ頭で、ドライバを差込む溝31
が形成され、外周にはスパナ等のチャック角32が設け
られている。
る。図1は本発明による固定ネジの側面図で、1は先端
の穿孔部で、円錐形先端11とそれに続く多角錐を形成
した部分12より成っている。2は穿孔部に続いてタッ
プを立てながらねじ込むネジ部で、所定ピッチで形成さ
れたネジ21と軸に平行する方向に形成されたチップ溝
22より成る。3はネジ頭で、ドライバを差込む溝31
が形成され、外周にはスパナ等のチャック角32が設け
られている。
【0007】図2は比較的薄い板4に取付物5を固定す
るときの実施例で、取付物5の穴51に取付ネジを挿入
して、ネジ先端を板4に当接する。6は締め付け工具の
回転チャックで、ネジ頭3を固定支持した状態で当接加
圧と回転を与える。回転速度が3000〜10000r
pmの高速回転を与える。ネジの円錐形先端11を板4
に加圧して高速回転を与えると、圧痕した部分に摩擦熱
が発生し、板4は塑性変形をして次第に裏側に膨張し、
ついには破断して孔が明く。この加圧穿孔によって孔の
出口側には破断によるバリ41が発生する。更にネジを
押込むと、多角錐部分12で孔が拡大加工され、バリ部
分も増大し、孔の出口側に一種の鍔状の肉厚環状部42
が形成される。この肉厚部42の厚さは、通常板厚の2
〜3倍以上に形成される。そこで更にネジを押込むと、
ネジ部分2が穿孔された孔に嵌込み、タップ立て加工が
行われる。このとき回転速度はトルクが増加するから、
それにより穿孔時の回転速度よりも充分低速に、例えば
10〜100rpm程度の低速回転でねじ込むようにす
る。ネジを加工形成しながらねじ込みを続け、回転トル
クが急増して廻らなくなるまで締付けなければ、取付物
5をしっかり強固に固定することができる。
るときの実施例で、取付物5の穴51に取付ネジを挿入
して、ネジ先端を板4に当接する。6は締め付け工具の
回転チャックで、ネジ頭3を固定支持した状態で当接加
圧と回転を与える。回転速度が3000〜10000r
pmの高速回転を与える。ネジの円錐形先端11を板4
に加圧して高速回転を与えると、圧痕した部分に摩擦熱
が発生し、板4は塑性変形をして次第に裏側に膨張し、
ついには破断して孔が明く。この加圧穿孔によって孔の
出口側には破断によるバリ41が発生する。更にネジを
押込むと、多角錐部分12で孔が拡大加工され、バリ部
分も増大し、孔の出口側に一種の鍔状の肉厚環状部42
が形成される。この肉厚部42の厚さは、通常板厚の2
〜3倍以上に形成される。そこで更にネジを押込むと、
ネジ部分2が穿孔された孔に嵌込み、タップ立て加工が
行われる。このとき回転速度はトルクが増加するから、
それにより穿孔時の回転速度よりも充分低速に、例えば
10〜100rpm程度の低速回転でねじ込むようにす
る。ネジを加工形成しながらねじ込みを続け、回転トル
クが急増して廻らなくなるまで締付けなければ、取付物
5をしっかり強固に固定することができる。
【0008】固定板4は、鉄板、非鉄金属板、プラスチ
ック板、その他に利用することができ、薄板に限らず利
用することができる。この固定が別途、穿孔加工、タッ
プ立て加工を行わずに直接固定ネジをねじ込むだけで締
付固定できるから、作業が極めて容易である。取付固定
物としては、板と板の結合、固定物を板への結合、板を
他の物体への結合、アース線の結合、その他の結合等に
任意に利用することができる。
ック板、その他に利用することができ、薄板に限らず利
用することができる。この固定が別途、穿孔加工、タッ
プ立て加工を行わずに直接固定ネジをねじ込むだけで締
付固定できるから、作業が極めて容易である。取付固定
物としては、板と板の結合、固定物を板への結合、板を
他の物体への結合、アース線の結合、その他の結合等に
任意に利用することができる。
【0009】
【発明の効果】以上のように本発明の固定ネジは、穿孔
とタップ立てを行いながらネジ留めするので、ネジ留め
固定作業が極めて簡単に容易に行える。穿孔加工は円錐
形先端部を有する穿孔部で、加圧と回転による摩擦熱で
塑性変形させながら破断して穿孔するので、穿孔された
孔は出口側に変形し、押出された大きなバリが孔の周り
に形成され、これを更に押広げて孔を形成するから、孔
の周りに盛り上がって肉厚環状部分が形成され、孔の深
さを板厚の2〜3倍以上に形成させることができる。し
たがって、ここに続くネジ部をねじ込むことによってタ
ップを立てながら締付固定することができ、薄板でも容
易にネジ留めすることが可能である。又、タップ立て加
工も留めネジ自身で加工するので、芯合せなどする必要
がなく、精密なネジ形成ができ、ネジ留め固定が確実強
固に固定できる。
とタップ立てを行いながらネジ留めするので、ネジ留め
固定作業が極めて簡単に容易に行える。穿孔加工は円錐
形先端部を有する穿孔部で、加圧と回転による摩擦熱で
塑性変形させながら破断して穿孔するので、穿孔された
孔は出口側に変形し、押出された大きなバリが孔の周り
に形成され、これを更に押広げて孔を形成するから、孔
の周りに盛り上がって肉厚環状部分が形成され、孔の深
さを板厚の2〜3倍以上に形成させることができる。し
たがって、ここに続くネジ部をねじ込むことによってタ
ップを立てながら締付固定することができ、薄板でも容
易にネジ留めすることが可能である。又、タップ立て加
工も留めネジ自身で加工するので、芯合せなどする必要
がなく、精密なネジ形成ができ、ネジ留め固定が確実強
固に固定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例側面図である。
【図2】図1の説明図である。
1 穿孔部 11 円錐形先端部 12 多角錐部分 2 ネジ部 3 ネジ頭 4 固定板 41 バリ 42 肉厚環状部 5 取付物 6 チャック
Claims (2)
- 【請求項1】 円錐形先端で加圧と回転による摩擦熱で
塑性変形させながら破断して穿孔する穿孔部と、該穿孔
部によって穿孔された孔にタップを立てながらネジ留め
するネジ部とを軸方向に一体に形成したことを特徴とす
る固定ネジ。 - 【請求項2】 請求項1のネジに於て、穿孔部が円錐形
先端に続いて孔を広げる多角錐を形成したことを特徴と
する固定ネジ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7939892A JPH05231412A (ja) | 1992-02-14 | 1992-02-14 | 固定ネジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7939892A JPH05231412A (ja) | 1992-02-14 | 1992-02-14 | 固定ネジ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05231412A true JPH05231412A (ja) | 1993-09-07 |
Family
ID=13688752
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7939892A Pending JPH05231412A (ja) | 1992-02-14 | 1992-02-14 | 固定ネジ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05231412A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020006617A (ko) * | 2001-12-04 | 2002-01-23 | 김형수 | 다용도 멀티 스크류 |
KR20030038878A (ko) * | 2001-11-07 | 2003-05-17 | 김병근 | 나사못 |
-
1992
- 1992-02-14 JP JP7939892A patent/JPH05231412A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030038878A (ko) * | 2001-11-07 | 2003-05-17 | 김병근 | 나사못 |
KR20020006617A (ko) * | 2001-12-04 | 2002-01-23 | 김형수 | 다용도 멀티 스크류 |
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