JPH05230522A - 全自動高周波焼入れ装置 - Google Patents
全自動高周波焼入れ装置Info
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- JPH05230522A JPH05230522A JP9273215A JP7321592A JPH05230522A JP H05230522 A JPH05230522 A JP H05230522A JP 9273215 A JP9273215 A JP 9273215A JP 7321592 A JP7321592 A JP 7321592A JP H05230522 A JPH05230522 A JP H05230522A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- head
- induction hardening
- coupling
- saddle
- quenching
- Prior art date
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- Pending
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/25—Process efficiency
Landscapes
- Heat Treatment Of Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高周波焼入れ装置において、焼入れヘッドを
交換可能として段取り替えの自動化を図る。 【構成】 全自動高周波焼入れ装置1は、ベッド20上
に設けた案内面25上を摺動するコラム30を有する。
コラム30は垂直方向の案内面35を有し、クロスビー
ム40を支持する。クロスビーム40には水平方向に移
動するサドル50が支持される。ベッド20に平行に設
けられるテーブル80はワークを載せるとともに、水受
けを兼ね、焼入れ水を回収する。テーブル80に隣接し
て設けられるストッカー85は交換用の高周波焼入れヘ
ッド100を格納する。サドル50は高周波電流用トラ
ンスを装備するとともに、結合装置を介して高周波焼入
れヘッド100を交換自在に支持する。
交換可能として段取り替えの自動化を図る。 【構成】 全自動高周波焼入れ装置1は、ベッド20上
に設けた案内面25上を摺動するコラム30を有する。
コラム30は垂直方向の案内面35を有し、クロスビー
ム40を支持する。クロスビーム40には水平方向に移
動するサドル50が支持される。ベッド20に平行に設
けられるテーブル80はワークを載せるとともに、水受
けを兼ね、焼入れ水を回収する。テーブル80に隣接し
て設けられるストッカー85は交換用の高周波焼入れヘ
ッド100を格納する。サドル50は高周波電流用トラ
ンスを装備するとともに、結合装置を介して高周波焼入
れヘッド100を交換自在に支持する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は焼入れヘッドの自動交換
装置を有する全自動高周波焼入れ装置に関する。
装置を有する全自動高周波焼入れ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば工作機械のベッドの摺動面やスピ
ンドル等の部品には、表面硬度を向上するために焼入れ
加工を施す。高周波焼入れ装置は、ワークの焼入れ面を
高周波誘導により加熱し、加熱面を冷却水等により急速
に冷却して焼入れ層を形成する。ワークの焼入れ面を効
果的に誘導加熱するには、焼入れ面に対して高周波焼入
れコイルをできるだけ近接して配設して、コイルに高周
波電流を供給することが好ましい。ワークの焼入れ面の
断面形状は、種々の形状が存在するので、各断面形状に
最適な形状を有する高周波焼入れコイルを用意する必要
がある。
ンドル等の部品には、表面硬度を向上するために焼入れ
加工を施す。高周波焼入れ装置は、ワークの焼入れ面を
高周波誘導により加熱し、加熱面を冷却水等により急速
に冷却して焼入れ層を形成する。ワークの焼入れ面を効
果的に誘導加熱するには、焼入れ面に対して高周波焼入
れコイルをできるだけ近接して配設して、コイルに高周
波電流を供給することが好ましい。ワークの焼入れ面の
断面形状は、種々の形状が存在するので、各断面形状に
最適な形状を有する高周波焼入れコイルを用意する必要
がある。
【0003】例えば特開昭57−63626号公報は、
左右対象形の焼入れ面に対して、同一のコイルを旋回し
て使用する装置が開示されている。また、特開昭57−
79115号公報は、2つの焼入れ面を同時に加熱する
2つのコイルの角度を調節可能とした焼入れ装置が開示
されている。従来の高周波焼入れ装置にあっては、ワー
クに対するコイルの相対移動はNC制御されていたが、
焼入れコイルの交換は手動により行われており、段取り
替えやコイルの芯出し作業に多大な工数を要していた。
左右対象形の焼入れ面に対して、同一のコイルを旋回し
て使用する装置が開示されている。また、特開昭57−
79115号公報は、2つの焼入れ面を同時に加熱する
2つのコイルの角度を調節可能とした焼入れ装置が開示
されている。従来の高周波焼入れ装置にあっては、ワー
クに対するコイルの相対移動はNC制御されていたが、
焼入れコイルの交換は手動により行われており、段取り
替えやコイルの芯出し作業に多大な工数を要していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】高周波焼入れヘッド
は、高周波電流を供給するコイル部材のほかに、焼入れ
用の水やコイルを冷却する冷却水の供給装置を装備す
る。さらに、焼入れ時に発生するスラッジの除去用にエ
アーの供給装置をも装備する。これらの電気、水、エア
ーの接続を必要とするヘッドを交換するには長時間の作
業を要していた。本発明は、これらの接続を自動的に達
成する高周波焼入れヘッドの自動交換装置を備えた全自
動高周波焼入れ装置を提供するものである。
は、高周波電流を供給するコイル部材のほかに、焼入れ
用の水やコイルを冷却する冷却水の供給装置を装備す
る。さらに、焼入れ時に発生するスラッジの除去用にエ
アーの供給装置をも装備する。これらの電気、水、エア
ーの接続を必要とするヘッドを交換するには長時間の作
業を要していた。本発明は、これらの接続を自動的に達
成する高周波焼入れヘッドの自動交換装置を備えた全自
動高周波焼入れ装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】高周波焼入れ装置は、ワ
ークを載せるテーブルに平行に設けたベッド上を移動す
るコラムを有する。コラムは上下動するクロスビームを
支持し、クロスビームは水平方向に移動するサドルを支
持する。サドルは結合装置を介して高周波焼入れヘッド
を交換自在に装備する。ベッドに平行に設けたストッカ
ーは交換用の高周波焼入れヘッドを格納する。NC制御
されるサドルは、必要に応じてストッカーのヘッドと交
換して全自動による焼入れ加工を実行する。高周波焼入
れヘッドは高周波コイルと焼入れ水の噴射ノズルを有
し、結合装置を介してサドルに対して交換自在に着脱さ
れる。
ークを載せるテーブルに平行に設けたベッド上を移動す
るコラムを有する。コラムは上下動するクロスビームを
支持し、クロスビームは水平方向に移動するサドルを支
持する。サドルは結合装置を介して高周波焼入れヘッド
を交換自在に装備する。ベッドに平行に設けたストッカ
ーは交換用の高周波焼入れヘッドを格納する。NC制御
されるサドルは、必要に応じてストッカーのヘッドと交
換して全自動による焼入れ加工を実行する。高周波焼入
れヘッドは高周波コイルと焼入れ水の噴射ノズルを有
し、結合装置を介してサドルに対して交換自在に着脱さ
れる。
【0006】
【作用】高周波焼入れコイルや冷却水等のノズルを有す
る焼入れヘッドは、自動的に着脱できるので、多数の交
換ヘッドを用意しておき、高周波焼入れ装置はヘッドを
自動的に交換して全自動運転をすることができる。
る焼入れヘッドは、自動的に着脱できるので、多数の交
換ヘッドを用意しておき、高周波焼入れ装置はヘッドを
自動的に交換して全自動運転をすることができる。
【0007】
【実施例】図1は本発明の実施例を示す全自動高周波焼
入れ装置の側面図、図2は平面図、図3は図1のA−A
矢視図、図4は図1のB−B矢視図である。全体を符号
1で示す全自動高周波焼入れ装置は、ベッド20上に案
内面25を有し、案内面25上にリニアガイド32を介
してコラム30が摺動自在に支持される。ベッド20上
にはサーボモータ22により駆動されるねじ軸24が配
設され、コラム30のX軸方向の移動を制御する。コラ
ム30は垂直方向の案内面35を有し、クロスビーム4
0を摺動自在に支持する。コラム30に設けたサーボモ
ータ34と、サーボモータ34に連結されたねじ軸36
は、クロスビーム40を上下方向であるZ軸に沿う移動
を制御する。
入れ装置の側面図、図2は平面図、図3は図1のA−A
矢視図、図4は図1のB−B矢視図である。全体を符号
1で示す全自動高周波焼入れ装置は、ベッド20上に案
内面25を有し、案内面25上にリニアガイド32を介
してコラム30が摺動自在に支持される。ベッド20上
にはサーボモータ22により駆動されるねじ軸24が配
設され、コラム30のX軸方向の移動を制御する。コラ
ム30は垂直方向の案内面35を有し、クロスビーム4
0を摺動自在に支持する。コラム30に設けたサーボモ
ータ34と、サーボモータ34に連結されたねじ軸36
は、クロスビーム40を上下方向であるZ軸に沿う移動
を制御する。
【0008】クロスビーム40は、水平方向の案内面4
5を有し、サドル50を水平方向であるY軸に沿って摺
動自在に支持する。サドル50内には高周波電源用のト
ランス55等が装備される。サドル50の先端には結合
装置60が設けられ、結合装置60を介して高周波焼入
れヘッド100が交換自在にとりつけられる。高周波焼
入れヘッド100は、高周波コイル120を備え、ワー
ク10の焼入れ部12の表面を加熱し、焼入れ水等によ
り急速に冷却して焼入れ層とを形成する。焼入れ水等は
ワークテーブルを兼ねる水受け部80により回収され
る。
5を有し、サドル50を水平方向であるY軸に沿って摺
動自在に支持する。サドル50内には高周波電源用のト
ランス55等が装備される。サドル50の先端には結合
装置60が設けられ、結合装置60を介して高周波焼入
れヘッド100が交換自在にとりつけられる。高周波焼
入れヘッド100は、高周波コイル120を備え、ワー
ク10の焼入れ部12の表面を加熱し、焼入れ水等によ
り急速に冷却して焼入れ層とを形成する。焼入れ水等は
ワークテーブルを兼ねる水受け部80により回収され
る。
【0009】ワークテーブルを兼ねる水受け部80に隣
接して焼入れヘッドストッカー85が設けられる。この
ストッカー85は例えば2段の棚850を有し、各棚に
固定したスタンド852に交換用の高周波焼入れヘッド
100が保持される。高周波焼入れヘッド100は、ワ
ークの形状等に応じてコイルの形状が異なる複数の高周
波焼入れヘッド100A、100B、100C、……が
準備される。コラム30のX軸移動の制御、クロスビー
ム40のZ軸移動の制御、サドル50のY軸移動の制御
はNC制御され、高周波焼入れヘッドへの高周波電流や
焼入れ水、冷却水、エアー等の制御も自動化される。
接して焼入れヘッドストッカー85が設けられる。この
ストッカー85は例えば2段の棚850を有し、各棚に
固定したスタンド852に交換用の高周波焼入れヘッド
100が保持される。高周波焼入れヘッド100は、ワ
ークの形状等に応じてコイルの形状が異なる複数の高周
波焼入れヘッド100A、100B、100C、……が
準備される。コラム30のX軸移動の制御、クロスビー
ム40のZ軸移動の制御、サドル50のY軸移動の制御
はNC制御され、高周波焼入れヘッドへの高周波電流や
焼入れ水、冷却水、エアー等の制御も自動化される。
【0010】図5はサドル50の結合装置と高周波焼入
れヘッドの側面図、図6は図5のA矢視図、図7は図5
のB矢視図、図8は図6のC矢視図、図9は図5のD−
D断面図、図10は図9のE部の詳細図、図11は図5
のF−F断面図、図12は図9のG−G断面図である。
サドル50側に設けられる結合装置60は、第1の結合
手段65と、第2の結合手段70を備える。第1の結合
手段65は、サドルに固着されるベース650を有し、
ベース650は絶縁板652を介して第1のリード板6
60を支持する。
れヘッドの側面図、図6は図5のA矢視図、図7は図5
のB矢視図、図8は図6のC矢視図、図9は図5のD−
D断面図、図10は図9のE部の詳細図、図11は図5
のF−F断面図、図12は図9のG−G断面図である。
サドル50側に設けられる結合装置60は、第1の結合
手段65と、第2の結合手段70を備える。第1の結合
手段65は、サドルに固着されるベース650を有し、
ベース650は絶縁板652を介して第1のリード板6
60を支持する。
【0011】ベース650には、エアシリンダ等のアク
チュエータ670がとりつけられ、アクチュエータ67
0のピストンロッド672は、絶縁部材680、ボルト
部材682を介して第2のリード板662を支持する。
第2のリード部材662は第1のリード部材660に対
して平行に配設され、第2のリード部材662を支持す
る絶縁部材680は、ピストンロッド672に遊嵌され
る。したがって、第2のリード部材662は第1のリー
ド部材660に対して離接自在である。アクチュエータ
670のピストンロッド672の先端部には押圧部材6
74がとりつけられ、押圧部材674により第2のリー
ド板662を押圧する。ピストンロッド672の先端部
は金属製の板材673に係合され、金属板673の前面
に絶縁板674が貼付けてある。第2のリード部材66
2には高周波電流が供給されるが、第2のリード部材は
アクチュエータ等とは電気的に絶縁されている。
チュエータ670がとりつけられ、アクチュエータ67
0のピストンロッド672は、絶縁部材680、ボルト
部材682を介して第2のリード板662を支持する。
第2のリード部材662は第1のリード部材660に対
して平行に配設され、第2のリード部材662を支持す
る絶縁部材680は、ピストンロッド672に遊嵌され
る。したがって、第2のリード部材662は第1のリー
ド部材660に対して離接自在である。アクチュエータ
670のピストンロッド672の先端部には押圧部材6
74がとりつけられ、押圧部材674により第2のリー
ド板662を押圧する。ピストンロッド672の先端部
は金属製の板材673に係合され、金属板673の前面
に絶縁板674が貼付けてある。第2のリード部材66
2には高周波電流が供給されるが、第2のリード部材は
アクチュエータ等とは電気的に絶縁されている。
【0012】第2の結合手段70は、シリンダ部700
と、シリンダ部700から突出する係合部720を有す
る。シリンダ部700は焼入れ水供給口701、コイル
冷却水通路703、エア供給口705、電気コネクタ7
07等が設けてある。高周波焼入れヘッド100は、リ
ード板110と結合ブラケット150とを有し、リード
板110は焼入れコイル120に連結される。金属材料
でつくられる結合カップリング150は、係合部720
が挿入される受け部160を有し、両者は適宣の結合手
段により着脱される。結合カップリング150は絶縁部
材170を介してリード板110を支持する。高周波焼
入れヘッド100には、焼入れ水のカプラー151、1
52、リード板冷却水のカプラー153、焼入コイル冷
却水のカプラー154、エアーカプラー155、連結パ
イプ156、電気カプラー157等が設けられる。
と、シリンダ部700から突出する係合部720を有す
る。シリンダ部700は焼入れ水供給口701、コイル
冷却水通路703、エア供給口705、電気コネクタ7
07等が設けてある。高周波焼入れヘッド100は、リ
ード板110と結合ブラケット150とを有し、リード
板110は焼入れコイル120に連結される。金属材料
でつくられる結合カップリング150は、係合部720
が挿入される受け部160を有し、両者は適宣の結合手
段により着脱される。結合カップリング150は絶縁部
材170を介してリード板110を支持する。高周波焼
入れヘッド100には、焼入れ水のカプラー151、1
52、リード板冷却水のカプラー153、焼入コイル冷
却水のカプラー154、エアーカプラー155、連結パ
イプ156、電気カプラー157等が設けられる。
【0013】図8、図9、図10はリード部材の詳細を
示すものであって、第1のリード部材660と第2のリ
ード部材662は、それぞれ内部に冷却水通路660
A、662Aを有し、両通路はホース664で連結され
る。両リード部材660、662は絶縁材663を挾ん
でサドル50側に支持される。図11は焼入れコイルに
連結されるリード110の断面を示す。リード110は
銅板112と銅板112の周囲に設けられる銅パイプ1
14からなり、2枚のリード板がマイカ113を挾んで
積層される。図12は第2のリード部材662に設けら
れる冷却水通路662Aの平面形状を示し、第1のリー
ド部材660にも同様の冷却水通路が設けられる。両通
路はホース664で連結される。
示すものであって、第1のリード部材660と第2のリ
ード部材662は、それぞれ内部に冷却水通路660
A、662Aを有し、両通路はホース664で連結され
る。両リード部材660、662は絶縁材663を挾ん
でサドル50側に支持される。図11は焼入れコイルに
連結されるリード110の断面を示す。リード110は
銅板112と銅板112の周囲に設けられる銅パイプ1
14からなり、2枚のリード板がマイカ113を挾んで
積層される。図12は第2のリード部材662に設けら
れる冷却水通路662Aの平面形状を示し、第1のリー
ド部材660にも同様の冷却水通路が設けられる。両通
路はホース664で連結される。
【0014】図13は高周波焼入れヘッドの装着状況を
示す側面図、図14は平面図である。高周波焼入れヘッ
ド100は、第1の結合手段65と、第2の結合手段7
0により本機側に結合される。第1の結合手段はリード
部材を介してヘッド100のコイル120に高周波電流
を供給する。第2の結合手段70は焼入れ水ホース71
1、冷却水ホース713、エアーホース715が接続さ
れる。ヘッド100はカップリング150に取り付けら
れる支持部材200を有する。支持部材200はベーク
ライト板等によりつくられ、コイル120を支持する。
支持部材200には、焼入れ水の噴射ノズルを有するジ
ャケット210が取り付けられ、また、エアーノズル2
00も取り付けられる。
示す側面図、図14は平面図である。高周波焼入れヘッ
ド100は、第1の結合手段65と、第2の結合手段7
0により本機側に結合される。第1の結合手段はリード
部材を介してヘッド100のコイル120に高周波電流
を供給する。第2の結合手段70は焼入れ水ホース71
1、冷却水ホース713、エアーホース715が接続さ
れる。ヘッド100はカップリング150に取り付けら
れる支持部材200を有する。支持部材200はベーク
ライト板等によりつくられ、コイル120を支持する。
支持部材200には、焼入れ水の噴射ノズルを有するジ
ャケット210が取り付けられ、また、エアーノズル2
00も取り付けられる。
【0015】高周波焼入れヘッド100は、ワーク10
に対して相対的に移動する。ホース185を介してエア
ーノズル220に送られるエアーは、ワーク10の表面
のゴミ等を除去する。リード板110を介してコイル1
20に供給される高周波電流は、ワーク10の表面を焼
入れ温度まで誘導加熱する。リード板110、コイル1
20の加熱を防止するために、ホース183を介して冷
却水が供給される。ホース181を介して噴射ノズルへ
送られる焼入れ水は、加熱されたワーク10を急激に冷
却して、焼入れ層を形成する。
に対して相対的に移動する。ホース185を介してエア
ーノズル220に送られるエアーは、ワーク10の表面
のゴミ等を除去する。リード板110を介してコイル1
20に供給される高周波電流は、ワーク10の表面を焼
入れ温度まで誘導加熱する。リード板110、コイル1
20の加熱を防止するために、ホース183を介して冷
却水が供給される。ホース181を介して噴射ノズルへ
送られる焼入れ水は、加熱されたワーク10を急激に冷
却して、焼入れ層を形成する。
【0016】この高周波焼入れヘッドは以上のように高
周波電流を供給する結合手段と、焼入れ水、冷却水、エ
アー等を供給する結合手段を別体に構成し、確実な結合
を達成するので、高周波焼入れヘッドを自動交換するこ
とができる。高周波焼入れコイルは、ワークの形状に合
せて種々の形状のものを用意する必要がある。エアーや
焼入れ水用のノズルもコイルの形状に合せて製作する
が、これらのコイルとノズルをヘッドとして一体化し、
ヘッド全体を交換するので、ワークに合せてヘッドを自
動交換できる。
周波電流を供給する結合手段と、焼入れ水、冷却水、エ
アー等を供給する結合手段を別体に構成し、確実な結合
を達成するので、高周波焼入れヘッドを自動交換するこ
とができる。高周波焼入れコイルは、ワークの形状に合
せて種々の形状のものを用意する必要がある。エアーや
焼入れ水用のノズルもコイルの形状に合せて製作する
が、これらのコイルとノズルをヘッドとして一体化し、
ヘッド全体を交換するので、ワークに合せてヘッドを自
動交換できる。
【0017】図15及び図16は形状の異なるコイルと
ノズルを有する高周波焼入れヘッドの側面図と平面図で
ある。焼入れ対象となるワーク10Aは、例えば工作機
械のスピンドルであって、円筒の外周部に焼入れ層を形
成するものである。高周波焼入れヘッド100Aはリー
ド板110と結合カップリング150を有し、カップリ
ング150にはリング状の支持部材210Aが取り付け
られる。支持部材210Aの内側にはリング状のコイル
120Aが取り付けられる。コイルの上部には銅パイプ
230を設け、この銅パイプ230内に冷却水を流して
コイル120Aを冷却する。支持部材210Aに設けた
ノズルにパイプ181から焼入れ水を供給して焼入れを
施す。
ノズルを有する高周波焼入れヘッドの側面図と平面図で
ある。焼入れ対象となるワーク10Aは、例えば工作機
械のスピンドルであって、円筒の外周部に焼入れ層を形
成するものである。高周波焼入れヘッド100Aはリー
ド板110と結合カップリング150を有し、カップリ
ング150にはリング状の支持部材210Aが取り付け
られる。支持部材210Aの内側にはリング状のコイル
120Aが取り付けられる。コイルの上部には銅パイプ
230を設け、この銅パイプ230内に冷却水を流して
コイル120Aを冷却する。支持部材210Aに設けた
ノズルにパイプ181から焼入れ水を供給して焼入れを
施す。
【0018】
【発明の効果】本発明は以上のように、高周波焼入れ装
置にあって、高周波電流を流すコイルと、コイルの冷却
部材、焼入れ水噴射ノズル、エアーノズル等を一体に組
み込んだヘッドを本機側に交換自在に取り付けることに
よりヘッドの自動交換を達成するものである。ヘッドの
本機側への結合手段として、高周波電流を流すリード板
の結合手段と、水やエアーのカップリングとを別体に設
け、リード板はエアーシリンダを用いたバイス方式によ
り挾んで固定し、流体のカップリングはワンタッチの継
手としてある。したがってヘッドは電気と流体の接続を
含めて機械的に確実に着脱される。高周波焼入れヘッド
を自動交換できるので、NC制御される高周波焼入れ装
置は、ワークの変更に対して交換ヘッドのストッカーか
ら必要なヘッドを選択して装着し、焼入れ加工を施すの
で無人化による全自動の焼入れが可能となる。
置にあって、高周波電流を流すコイルと、コイルの冷却
部材、焼入れ水噴射ノズル、エアーノズル等を一体に組
み込んだヘッドを本機側に交換自在に取り付けることに
よりヘッドの自動交換を達成するものである。ヘッドの
本機側への結合手段として、高周波電流を流すリード板
の結合手段と、水やエアーのカップリングとを別体に設
け、リード板はエアーシリンダを用いたバイス方式によ
り挾んで固定し、流体のカップリングはワンタッチの継
手としてある。したがってヘッドは電気と流体の接続を
含めて機械的に確実に着脱される。高周波焼入れヘッド
を自動交換できるので、NC制御される高周波焼入れ装
置は、ワークの変更に対して交換ヘッドのストッカーか
ら必要なヘッドを選択して装着し、焼入れ加工を施すの
で無人化による全自動の焼入れが可能となる。
【図1】本発明を実施する高周波焼入れ装置の側面図。
【図2】本発明を実施する高周波焼入れ装置の平面図。
【図3】図1のA−A矢視図。
【図4】図1のB−B矢視図。
【図5】高周波焼入れヘッド取付部の側面図。
【図6】図5のA矢視図。
【図7】図5のB矢視図。
【図8】図5のC矢視図。
【図9】図5のD−D断面図。
【図10】図9のE部詳細図。
【図11】図5のF−F断面図。
【図12】図9のG−G断面図。
【図13】高周波焼入れヘッドの結合状態を示す側面
図。
図。
【図14】高周波焼入れヘッドの結合状態を示す平面
図。
図。
【図15】高周波焼入れヘッドの結合状態を示す側面
図。
図。
【図16】高周波焼入れヘッドの結合状態を示す平面
図。
図。
1 全自動高周波焼入れ装置 10 ワーク 20 べッド 30 コラム 40 クロスビーム 50 サドル 60 結合装置 100 高周焼入れヘッド 110 リード板 120 焼入れコイル 150 結合カップリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 勝村 聖史 愛知県丹羽郡大口町大字小口字乗船1番地 ヤマザキマザック株式会社本社工場内
Claims (3)
- 【請求項1】 ベッドと、ワークを載せるテーブルと、
テーブルに対して互に直交する3つの制御軸により制御
されるサドルと、高周波焼入れヘッドを格納するストッ
カーとを備え、高周波焼入れヘッドは高周波コイルと焼
入れ水の噴射ノズルを有し、結合装置を介してサドルに
対して交換自在に着脱される全自動高周波焼入れ装置。 - 【請求項2】 高周波焼入れヘッドを格納するストッカ
ーは、一定間隔毎にとりつけられたスタンドを有し、各
スタンドは交換用の高周波焼入れヘッドを保持する請求
項1記載の全自動高周波焼入れ装置。 - 【請求項3】 サドルに設けられる結合装置は、対向す
る板状のリード部材でヘッド側の焼入れコイルに連通す
るリード板を挾持する第1の結合手段と、焼入れ水の供
給通路のカプラーを備えてヘッド側の結合部材を機械的
に結合するカップリングを有する第2の結合手段を備え
る請求項1記載の全自動高周波焼入れ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9273215A JPH05230522A (ja) | 1992-02-25 | 1992-02-25 | 全自動高周波焼入れ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9273215A JPH05230522A (ja) | 1992-02-25 | 1992-02-25 | 全自動高周波焼入れ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05230522A true JPH05230522A (ja) | 1993-09-07 |
Family
ID=13511723
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9273215A Pending JPH05230522A (ja) | 1992-02-25 | 1992-02-25 | 全自動高周波焼入れ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05230522A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007092094A (ja) * | 2005-09-27 | 2007-04-12 | Oet:Kk | 金属製ワークの高周波焼き入れ装置および同焼き入れ方法 |
JP2015010251A (ja) * | 2013-06-27 | 2015-01-19 | 富士電子工業株式会社 | 高周波焼入装置 |
CN111235357A (zh) * | 2020-02-11 | 2020-06-05 | 广东利泰丰科技有限公司 | 自动化高频感应装置 |
CN115094213A (zh) * | 2022-07-21 | 2022-09-23 | 云南太标数控机床有限公司 | 一种针对大型工件的数控淬火机床及淬火工艺 |
-
1992
- 1992-02-25 JP JP9273215A patent/JPH05230522A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN115094213B (zh) * | 2022-07-21 | 2024-06-04 | 云南太标数控机床有限公司 | 一种针对大型工件的数控淬火机床及淬火工艺 |
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