JPH0522900B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0522900B2 JPH0522900B2 JP18525382A JP18525382A JPH0522900B2 JP H0522900 B2 JPH0522900 B2 JP H0522900B2 JP 18525382 A JP18525382 A JP 18525382A JP 18525382 A JP18525382 A JP 18525382A JP H0522900 B2 JPH0522900 B2 JP H0522900B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mirror
- holding frame
- mirror holding
- frame body
- hollowed out
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B19/00—Cameras
- G03B19/02—Still-picture cameras
- G03B19/12—Reflex cameras with single objective and a movable reflector or a partly-transmitting mirror
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Cameras In General (AREA)
- Mounting And Adjusting Of Optical Elements (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、一眼レフレツクスカメラにおける揺
動ミラーの保持枠、特に露光の際にミラーととも
に急速に上下に往復運動をするミラー保持枠の改
良に関する。
動ミラーの保持枠、特に露光の際にミラーととも
に急速に上下に往復運動をするミラー保持枠の改
良に関する。
一眼レフレツクスカメラにおいて、フアインダ
の焦点板上に形成された被写体像をシヤツタ露出
終了後、直ちに観察できるようにする為に、撮影
レンズを通過した撮影光束をフアインダ側に反射
するミラーは、撮影光路を斜めに横切る観察位置
と焦点板に近接した撮影位置との間を往復して回
動するように構成されている。このミラーの移動
中およびミラーが撮影位置にある間中はフアイン
ダ観察が不能となるので、撮影の瞬間に起るこの
フアインダ観察不能期間を短縮するために、極め
て早い速度でミラーを往復させなければならな
い。この揺動ミラーは、通常、ミラー保持枠に接
着剤や板ばねなどによつて強固に固定保持され、
そのミラー保持枠と共にばねの付勢力により往復
運動する如く構成されているが、その往動および
復動の際の反動としておこる振動や運動停止の際
の衝撃が大きくなり、これが従来からカメラぶれ
の原因の一つとなつていた。
の焦点板上に形成された被写体像をシヤツタ露出
終了後、直ちに観察できるようにする為に、撮影
レンズを通過した撮影光束をフアインダ側に反射
するミラーは、撮影光路を斜めに横切る観察位置
と焦点板に近接した撮影位置との間を往復して回
動するように構成されている。このミラーの移動
中およびミラーが撮影位置にある間中はフアイン
ダ観察が不能となるので、撮影の瞬間に起るこの
フアインダ観察不能期間を短縮するために、極め
て早い速度でミラーを往復させなければならな
い。この揺動ミラーは、通常、ミラー保持枠に接
着剤や板ばねなどによつて強固に固定保持され、
そのミラー保持枠と共にばねの付勢力により往復
運動する如く構成されているが、その往動および
復動の際の反動としておこる振動や運動停止の際
の衝撃が大きくなり、これが従来からカメラぶれ
の原因の一つとなつていた。
上記の如きカメラぶれを防止する一つの手段と
して、ミラーの回動に連動して、そのミラーとは
逆方向に回動するレバーの先端にカウンタウエイ
トを設け、ミラーとカウンタウエイトのそれぞれ
の回動による反作用を互いに相殺されると共に、
その回動の終期にカウンタウエイトにブレーキを
掛けて、ミラー停止時の速度を減速させるように
構成したものが、例えば実公昭53−7058号の実用
新案公報によつて公知である。しかしながら、上
記の如き、カウンタウエイトを付加してカメラぶ
れを防止する公知の手段では、ミラーの駆動に加
え、カウンタウエイトを駆動するための駆動力を
も必要とするため、ミラーを駆動する駆動ばねを
チヤージする力が大きくなり、手動巻上げのカメ
ラにあつては、巻上げレバーの回動が重くなり、
円滑迅速な操作が困難となる。また、モータード
ライブカメラにあつては、駆動モーターのパワー
を大きくしなければならず、また電池の消耗も大
きくなる欠点を有する。
して、ミラーの回動に連動して、そのミラーとは
逆方向に回動するレバーの先端にカウンタウエイ
トを設け、ミラーとカウンタウエイトのそれぞれ
の回動による反作用を互いに相殺されると共に、
その回動の終期にカウンタウエイトにブレーキを
掛けて、ミラー停止時の速度を減速させるように
構成したものが、例えば実公昭53−7058号の実用
新案公報によつて公知である。しかしながら、上
記の如き、カウンタウエイトを付加してカメラぶ
れを防止する公知の手段では、ミラーの駆動に加
え、カウンタウエイトを駆動するための駆動力を
も必要とするため、ミラーを駆動する駆動ばねを
チヤージする力が大きくなり、手動巻上げのカメ
ラにあつては、巻上げレバーの回動が重くなり、
円滑迅速な操作が困難となる。また、モータード
ライブカメラにあつては、駆動モーターのパワー
を大きくしなければならず、また電池の消耗も大
きくなる欠点を有する。
本発明は、上記の公知技術の欠点を除くために
ミラーの回動および停止の際のカメラぶれ、ミラ
ーの跳返りおよびそれに伴う作動音が少なく、し
かも巻上げトルクを大きくすることなくミラーの
回転角速度を上げ得るミラー保持枠を提供するこ
とを目的とする。
ミラーの回動および停止の際のカメラぶれ、ミラ
ーの跳返りおよびそれに伴う作動音が少なく、し
かも巻上げトルクを大きくすることなくミラーの
回転角速度を上げ得るミラー保持枠を提供するこ
とを目的とする。
上記の目的の達成のために、撮影光路中にある
第一の位置と撮影光路から退避した第二の位置と
の間で移動し、この移動の際に所定の軸を中心に
回動するミラーを有する一眼レフレツクスカメラ
において、前記ミラーを支持するミラー保持枠本
体の、前記ミラーに対向する表面及びその裏面の
うち少なくとも一方の平面に肉抜き部を設け、前
記ミラー保持枠本体の前記所定軸を中心とする慣
性モーメントを減少させる為に、前記所定軸から
遠ざかるに従つて順次に大きい開口を持つ複数の
肉抜き孔または次第に深さを増す肉抜き溝を前記
肉抜き部が有するように構成したことを特徴とす
るものである。
第一の位置と撮影光路から退避した第二の位置と
の間で移動し、この移動の際に所定の軸を中心に
回動するミラーを有する一眼レフレツクスカメラ
において、前記ミラーを支持するミラー保持枠本
体の、前記ミラーに対向する表面及びその裏面の
うち少なくとも一方の平面に肉抜き部を設け、前
記ミラー保持枠本体の前記所定軸を中心とする慣
性モーメントを減少させる為に、前記所定軸から
遠ざかるに従つて順次に大きい開口を持つ複数の
肉抜き孔または次第に深さを増す肉抜き溝を前記
肉抜き部が有するように構成したことを特徴とす
るものである。
以下、添付の図面に示された実施例に基づいて
本発明を詳細に説明する。
本発明を詳細に説明する。
第1図はミラーを保持した本発明の一実施例を
示す平面図で、第2図は第1図のA−A断面図、
第3図は、第1図の実施例からミラーおよび押え
ばねを除いた平面図である。
示す平面図で、第2図は第1図のA−A断面図、
第3図は、第1図の実施例からミラーおよび押え
ばねを除いた平面図である。
第1図において、ミラー保持枠本体1は、ミラ
ーMの反射面に平行な表面1Aの3方(第1図に
おいて上方、下方および右方)が折曲側壁1B,
1C,1Dによつて囲まれ、残りの一方(左方)
には側壁を有しない塵取り状に形成されている。
側壁1B,1Cの、右側壁1Dと交わる角部には
腕板2と3がそれぞれ2本のリベツト4,4′お
よび5,5′により固設されている。その両腕板
2および3には図示されないカメラ本体側のミラ
ー支持軸と嵌合する円形小孔2aおよび3aがそ
れぞれ設けられている。ミラー保持枠本体1は、
この円形小孔2a,3aに嵌合するミラー支持軸
を中心として回動し得る如く構成されている。ま
た、第1図において上方側壁1Bに固設された腕
板2には、第2図の如く駆動ピン6が植設されて
いる。この駆動ピン6を介してミラー保持枠本体
1は、図示されない駆動機構によつて駆動され、
円形小孔2a,3aを中心に往復回動するように
構成されている。
ーMの反射面に平行な表面1Aの3方(第1図に
おいて上方、下方および右方)が折曲側壁1B,
1C,1Dによつて囲まれ、残りの一方(左方)
には側壁を有しない塵取り状に形成されている。
側壁1B,1Cの、右側壁1Dと交わる角部には
腕板2と3がそれぞれ2本のリベツト4,4′お
よび5,5′により固設されている。その両腕板
2および3には図示されないカメラ本体側のミラ
ー支持軸と嵌合する円形小孔2aおよび3aがそ
れぞれ設けられている。ミラー保持枠本体1は、
この円形小孔2a,3aに嵌合するミラー支持軸
を中心として回動し得る如く構成されている。ま
た、第1図において上方側壁1Bに固設された腕
板2には、第2図の如く駆動ピン6が植設されて
いる。この駆動ピン6を介してミラー保持枠本体
1は、図示されない駆動機構によつて駆動され、
円形小孔2a,3aを中心に往復回動するように
構成されている。
側壁1B,1Cの左側には、それぞれ互いに外
方に突出した突出部1B1,1C1が形成されてい
る。これら突出部の末端には、それぞれ内方へ約
45°の角度をもつて傾斜した斜側壁1B2および1
C2が形成されている。ミラーMは、その斜側壁
1B2,1C2と右側壁1Dとの間に第1図の如く
設置される。このミラーMの良好な平面性を維持
するために、ミラー保持枠本体1の表面1Aには
3つのわずかに高い段部1a,1b,1cが設け
られている。ミラーMはこの3つの段部1a,1
b,1cの3点で支持される。さらに、ミラー保
持枠本体1の側壁1B,1Cには、それぞれ板ば
ね7,8がリベツト9,10によつて固設されて
いる。板ばね7,8の一端7a,8aはミラーM
の側面をそれぞれ押圧し、図中でミラーMの上下
方向を位置決めするように構成されている。ま
た、板ばね7,8の他端には、折曲部7b,8b
が形成されている。ミラーMの第1図において左
側は、ミラー保持枠本体1の表面1Aに設けられ
た段部1a,1bとこの折曲部7b,8bとの間
に挟まれ、ミラーMは段部1a,1bに密着する
ように板ばね7,8により付勢されている。さら
にまた、ミラーMの右側は、ミラー保持枠本体1
の右側壁1Dに形成された折曲部1D1と表面1
Aの段部1cとの間に挾持されている。
方に突出した突出部1B1,1C1が形成されてい
る。これら突出部の末端には、それぞれ内方へ約
45°の角度をもつて傾斜した斜側壁1B2および1
C2が形成されている。ミラーMは、その斜側壁
1B2,1C2と右側壁1Dとの間に第1図の如く
設置される。このミラーMの良好な平面性を維持
するために、ミラー保持枠本体1の表面1Aには
3つのわずかに高い段部1a,1b,1cが設け
られている。ミラーMはこの3つの段部1a,1
b,1cの3点で支持される。さらに、ミラー保
持枠本体1の側壁1B,1Cには、それぞれ板ば
ね7,8がリベツト9,10によつて固設されて
いる。板ばね7,8の一端7a,8aはミラーM
の側面をそれぞれ押圧し、図中でミラーMの上下
方向を位置決めするように構成されている。ま
た、板ばね7,8の他端には、折曲部7b,8b
が形成されている。ミラーMの第1図において左
側は、ミラー保持枠本体1の表面1Aに設けられ
た段部1a,1bとこの折曲部7b,8bとの間
に挟まれ、ミラーMは段部1a,1bに密着する
ように板ばね7,8により付勢されている。さら
にまた、ミラーMの右側は、ミラー保持枠本体1
の右側壁1Dに形成された折曲部1D1と表面1
Aの段部1cとの間に挾持されている。
ミラー保持枠本体1の表面1Aには第3図の如
く多数の肉抜き孔が表面のほぼ全域に渡つて形成
され、ミラー保持枠本体1の先端側(左側)の肉
抜き孔31を大きくし、回動中心孔2a,3aに
近づくに従つて順次肉抜き孔31′を小さく密に
形成したものである。このように肉抜き孔を形成
して、回動中心孔2a,3aから遠ざかるに従つ
て肉抜き量を多くすることにより、重心Gの位置
をより回動中心へ近づけることができる。しかも
各肉抜き孔を区画する側壁は補強リブの役目を果
たすので、回動中心に近づくに従つて補強リブが
多くなることになり、力学的に合理的で、強度が
大きく、しかも質量を小さくすることができる。
第3図の実施例における慣性モーメントは小さな
ものとなるので、ミラーMの移動の際の反動や停
止の際の衝撃力が小さくなり、カメラぶれを防止
し、衝撃音を小さくすることができる。
く多数の肉抜き孔が表面のほぼ全域に渡つて形成
され、ミラー保持枠本体1の先端側(左側)の肉
抜き孔31を大きくし、回動中心孔2a,3aに
近づくに従つて順次肉抜き孔31′を小さく密に
形成したものである。このように肉抜き孔を形成
して、回動中心孔2a,3aから遠ざかるに従つ
て肉抜き量を多くすることにより、重心Gの位置
をより回動中心へ近づけることができる。しかも
各肉抜き孔を区画する側壁は補強リブの役目を果
たすので、回動中心に近づくに従つて補強リブが
多くなることになり、力学的に合理的で、強度が
大きく、しかも質量を小さくすることができる。
第3図の実施例における慣性モーメントは小さな
ものとなるので、ミラーMの移動の際の反動や停
止の際の衝撃力が小さくなり、カメラぶれを防止
し、衝撃音を小さくすることができる。
従つて、腕板2の円形小孔2a,3aを回転中
心とする慣性モーメント(質量mと重心までの回
転半径rとの相乗積)が小さくなるので、ミラー
保持枠本体1の角運動量(角速度wと慣性モーメ
ントmrとの相乗積)が小さくなる。それ故、ミ
ラーMと共にミラー保持枠本体1が観察位置と撮
影位置との間を往復する際の反動(反作用)や撮
影位置と観察位置のそれぞれにおいて急停止する
際の衝撃を減少させることができるので、その際
のカメラぶれを小さく抑えることができる。殊
に、ミラーMと共にミラー保持枠本体1が撮影位
置へ上昇し、図示されていないストツパーに衝突
して停止する際の衝撃力が小さくなる。そのた
め、高速モータードライブにて連続撮影すると
き、その衝撃によつて励起される強い振動を充分
緩和できるので、次に撮影するフイルム駒のカメ
ラぶれも減少させることができる。また、その際
発生する衝撃音も小さく抑えることができる。
心とする慣性モーメント(質量mと重心までの回
転半径rとの相乗積)が小さくなるので、ミラー
保持枠本体1の角運動量(角速度wと慣性モーメ
ントmrとの相乗積)が小さくなる。それ故、ミ
ラーMと共にミラー保持枠本体1が観察位置と撮
影位置との間を往復する際の反動(反作用)や撮
影位置と観察位置のそれぞれにおいて急停止する
際の衝撃を減少させることができるので、その際
のカメラぶれを小さく抑えることができる。殊
に、ミラーMと共にミラー保持枠本体1が撮影位
置へ上昇し、図示されていないストツパーに衝突
して停止する際の衝撃力が小さくなる。そのた
め、高速モータードライブにて連続撮影すると
き、その衝撃によつて励起される強い振動を充分
緩和できるので、次に撮影するフイルム駒のカメ
ラぶれも減少させることができる。また、その際
発生する衝撃音も小さく抑えることができる。
第4図では、第3図と同様に、ミラー保持枠本
体1の表面1Aに、回動中心から遠ざかる左側に
行くに従つて網目模様が粗くなるように肉抜き孔
31,31′を設け、また、裏面1Eには底に有
る小孔41を設けて全面に一様な細かい網目模様
を形成したものである。これにより、慣性モーメ
ントを小さくしてカメラぶれを防止すると共に、
ミラー保持枠本体1の裏面による撮影レンズから
の斜め光線の反射を防止することができる。
体1の表面1Aに、回動中心から遠ざかる左側に
行くに従つて網目模様が粗くなるように肉抜き孔
31,31′を設け、また、裏面1Eには底に有
る小孔41を設けて全面に一様な細かい網目模様
を形成したものである。これにより、慣性モーメ
ントを小さくしてカメラぶれを防止すると共に、
ミラー保持枠本体1の裏面による撮影レンズから
の斜め光線の反射を防止することができる。
第3図においては、回動中心2a,3aから遠
ざかるに従つて網目模様を粗くすることにより質
量を減ずると共に重心Gの位置を回動中心2a,
3aに近づけるようにして、慣性モーメントを小
さく構成した。しかし肉抜き孔31,31′のか
わりに、第5図および第6図に示したように、ミ
ラー保持枠本体1の表面1Aに、回動中心2a,
3aから遠ざかるに従つて深さが深くなるような
肉抜き溝51を設け、即ち底部の厚さtが回動中
心2a,3aから遠ざかるにつれて薄くなるよう
に構成してもよい。このようにすると、第3およ
び第4図の実施例と同様に、ミラー保持枠本体1
の重心Gが回動中心2a,3aに近づき、その回
動中心まわりの慣性モーメントを小さくできる。
更に、底部の厚さは回動中心に近い方が厚く構成
されているので、第3及び第4図の実施例と同様
に、強度が大きくなる。また、この場合肉抜き溝
51は裏面1Eに設けても同様の効果が有ること
は言うまでも無い。
ざかるに従つて網目模様を粗くすることにより質
量を減ずると共に重心Gの位置を回動中心2a,
3aに近づけるようにして、慣性モーメントを小
さく構成した。しかし肉抜き孔31,31′のか
わりに、第5図および第6図に示したように、ミ
ラー保持枠本体1の表面1Aに、回動中心2a,
3aから遠ざかるに従つて深さが深くなるような
肉抜き溝51を設け、即ち底部の厚さtが回動中
心2a,3aから遠ざかるにつれて薄くなるよう
に構成してもよい。このようにすると、第3およ
び第4図の実施例と同様に、ミラー保持枠本体1
の重心Gが回動中心2a,3aに近づき、その回
動中心まわりの慣性モーメントを小さくできる。
更に、底部の厚さは回動中心に近い方が厚く構成
されているので、第3及び第4図の実施例と同様
に、強度が大きくなる。また、この場合肉抜き溝
51は裏面1Eに設けても同様の効果が有ること
は言うまでも無い。
なお、肉抜き孔や肉抜き溝の如き肉抜き部は、
上記の実施例においては、円形、六角形または四
辺形などによつて示したが、このような形状のみ
に限定されることない。即ち、エツチング加工な
どにより、ミラー保持枠本体の形状の変化に応じ
て種々の大きさ、形状のものが適用され、複数の
肉抜き部によつて形成されるリブ模様も、その肉
抜き部の形状、大きさにより種々のものに形成さ
れる。
上記の実施例においては、円形、六角形または四
辺形などによつて示したが、このような形状のみ
に限定されることない。即ち、エツチング加工な
どにより、ミラー保持枠本体の形状の変化に応じ
て種々の大きさ、形状のものが適用され、複数の
肉抜き部によつて形成されるリブ模様も、その肉
抜き部の形状、大きさにより種々のものに形成さ
れる。
なお、ミラー保持枠本体の軽量化のためには、
強度の許す限り、側壁1B,1C,1Dに対して
も肉抜きを施し、また、チタン材や強力軽合金な
ど比重の比較的小さい材料を使用することが望ま
しい。
強度の許す限り、側壁1B,1C,1Dに対して
も肉抜きを施し、また、チタン材や強力軽合金な
ど比重の比較的小さい材料を使用することが望ま
しい。
以上の如く本発明によれば、ミラー保持枠本体
の表面と裏面のうち、少くとも一方の平面に、肉
抜き部を設けて、強度を維持しながら慣性モーメ
ントを小さくしたから、ミラーの運動に起因する
カメラぶれや衝撃を低減でき、また巻上げトルク
を低減できる。なおミラー保持枠の裏面に設けら
れる肉抜き孔は、撮影レンズからの斜光線の反射
を防止する効果を有し、また、ミラー保持枠本体
の表面に設けられる肉抜き部は、ミラーとミラー
保持枠との間に塗布される接着剤の逃げ溝や、ク
ツシヨンの役目をする弾性接着剤の収容部として
役立たせることができる。
の表面と裏面のうち、少くとも一方の平面に、肉
抜き部を設けて、強度を維持しながら慣性モーメ
ントを小さくしたから、ミラーの運動に起因する
カメラぶれや衝撃を低減でき、また巻上げトルク
を低減できる。なおミラー保持枠の裏面に設けら
れる肉抜き孔は、撮影レンズからの斜光線の反射
を防止する効果を有し、また、ミラー保持枠本体
の表面に設けられる肉抜き部は、ミラーとミラー
保持枠との間に塗布される接着剤の逃げ溝や、ク
ツシヨンの役目をする弾性接着剤の収容部として
役立たせることができる。
第1図は本発明の実施例を示す平面図、第2図
は第1図のA−A断面図、第3図は第1図の実施
例におけるミラーと板ばねを除いたミラー保持枠
本体の表面を示す平面図、第4図は表面と裏面と
にそれぞれ異なる大きさの肉抜き孔を有する本発
明の実施例の一部拡大断面図である。第5図は肉
抜き溝を有する本発明の別の実施例を示す平面
図、第6図は第5図のB−B断面拡大図である。 1……ミラー保持枠本体、1A……表平面、1
E……裏平面、2a,3a……回動中心、31,
31′,41,51……肉抜き部、M……ミラー。
は第1図のA−A断面図、第3図は第1図の実施
例におけるミラーと板ばねを除いたミラー保持枠
本体の表面を示す平面図、第4図は表面と裏面と
にそれぞれ異なる大きさの肉抜き孔を有する本発
明の実施例の一部拡大断面図である。第5図は肉
抜き溝を有する本発明の別の実施例を示す平面
図、第6図は第5図のB−B断面拡大図である。 1……ミラー保持枠本体、1A……表平面、1
E……裏平面、2a,3a……回動中心、31,
31′,41,51……肉抜き部、M……ミラー。
Claims (1)
- 1 撮影光路中にある第一の位置と撮影光路から
退避した第二の位置との間で移動し、この移動の
際に所定の軸を中心に回動するミラーを有する一
眼レフレツクスカメラにおいて、前記ミラーを支
持するミラー保持枠本体の、前記ミラーに対向す
る表面及びその裏面のうち少なくとも一方の平面
に肉抜き部を設け、前記ミラー保持枠本体の前記
所定軸を中心とする慣性モーメントを減少させる
為に、前記所定軸から遠ざかるに従つて順次に大
きい開口を持つ複数の肉抜き孔または次第に深さ
を増す肉抜き溝を前記肉抜き部が有することを特
徴とする一眼レフレツクスカメラ用ミラー保持枠
本体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18525382A JPS5974540A (ja) | 1982-10-21 | 1982-10-21 | 一眼レフレツクスカメラ用ミラ−保持枠 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18525382A JPS5974540A (ja) | 1982-10-21 | 1982-10-21 | 一眼レフレツクスカメラ用ミラ−保持枠 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5974540A JPS5974540A (ja) | 1984-04-27 |
JPH0522900B2 true JPH0522900B2 (ja) | 1993-03-31 |
Family
ID=16167574
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18525382A Granted JPS5974540A (ja) | 1982-10-21 | 1982-10-21 | 一眼レフレツクスカメラ用ミラ−保持枠 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5974540A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2575100Y2 (ja) * | 1991-03-01 | 1998-06-25 | 旭光学工業株式会社 | 一眼レフカメラの可動ミラー |
JP5863251B2 (ja) * | 2011-02-02 | 2016-02-16 | キヤノン株式会社 | 撮像装置 |
JP6415153B2 (ja) * | 2014-07-18 | 2018-10-31 | キヤノン株式会社 | 撮像装置およびカメラシステム |
-
1982
- 1982-10-21 JP JP18525382A patent/JPS5974540A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5974540A (ja) | 1984-04-27 |
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