JPH05228360A - 非嵌合型カプセルの製造方法およびそれにより得られた非嵌合型カプセル - Google Patents
非嵌合型カプセルの製造方法およびそれにより得られた非嵌合型カプセルInfo
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- JPH05228360A JPH05228360A JP3102824A JP10282491A JPH05228360A JP H05228360 A JPH05228360 A JP H05228360A JP 3102824 A JP3102824 A JP 3102824A JP 10282491 A JP10282491 A JP 10282491A JP H05228360 A JPH05228360 A JP H05228360A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 高粘度油性物質を内包する非嵌合型カプセル
の生産能率を向上させる技術を提供する。 【構成】 カプセル内に油性物質(ビタミンE等)を内
包せしめた非嵌合型カプセルを製造する際、この油性物
質中に、これに溶解する親水性溶剤(エタノール等)を
添加してその粘度を低下させる。
の生産能率を向上させる技術を提供する。 【構成】 カプセル内に油性物質(ビタミンE等)を内
包せしめた非嵌合型カプセルを製造する際、この油性物
質中に、これに溶解する親水性溶剤(エタノール等)を
添加してその粘度を低下させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、非嵌合型カプセルの製
造技術に係り、詳しくは油性物質を内包する非嵌合型カ
プセルの製造技術に関するものである。
造技術に係り、詳しくは油性物質を内包する非嵌合型カ
プセルの製造技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】油性物質を内包するソフトカプセルは、
医薬、食品等の分野で広く利用されている。ソフトカプ
セルは、ゼラチンなどで構成された外皮の中に、ビタミ
ンA、D、E等の油溶性ビタミン、肝油、リノール酸等
の薬品、健康食品、あるいは油溶性薬品を植物油に溶解
したもの等の油性物質を内包せしめたものである。
医薬、食品等の分野で広く利用されている。ソフトカプ
セルは、ゼラチンなどで構成された外皮の中に、ビタミ
ンA、D、E等の油溶性ビタミン、肝油、リノール酸等
の薬品、健康食品、あるいは油溶性薬品を植物油に溶解
したもの等の油性物質を内包せしめたものである。
【0003】通常、上記ソフトカプセルの製造には、図
2に示すような構造のロータリ式自動カプセル充填機が
用いられる。
2に示すような構造のロータリ式自動カプセル充填機が
用いられる。
【0004】カプセルに充填される油性物質11は、図
示しないタンクから管路を経てシリンダポンプ12内に
供給される。一方、外皮を構成するゼラチンシート13
は、図示しない前工程で加熱、溶解されたゼラチン水溶
液からシート状に成型され、加温された状態でダイロー
ル14に送られた後、熱圧着されてソフトカプセル15
を形成する。油性物質11も、この熱圧着の際に温度が
低下しないよう、加温された状態でダイロール14に供
給されるのが通常である。
示しないタンクから管路を経てシリンダポンプ12内に
供給される。一方、外皮を構成するゼラチンシート13
は、図示しない前工程で加熱、溶解されたゼラチン水溶
液からシート状に成型され、加温された状態でダイロー
ル14に送られた後、熱圧着されてソフトカプセル15
を形成する。油性物質11も、この熱圧着の際に温度が
低下しないよう、加温された状態でダイロール14に供
給されるのが通常である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記ロータリ式自動カ
プセル充填機は、その構造上、油性物質の流路を広くす
ることが困難で、かつタンクからの油性物質の輸送を自
然落下によって行っている。
プセル充填機は、その構造上、油性物質の流路を広くす
ることが困難で、かつタンクからの油性物質の輸送を自
然落下によって行っている。
【0006】そのため、粘度の高い油性物質を用いる
と、たとえ加熱によってその粘度がある程度低下してい
ても、シリンダポンプの吸引に大きな負荷がかかり、作
動不良になり易いため、カプセルの生産効率が低下して
しまうという問題があった。
と、たとえ加熱によってその粘度がある程度低下してい
ても、シリンダポンプの吸引に大きな負荷がかかり、作
動不良になり易いため、カプセルの生産効率が低下して
しまうという問題があった。
【0007】その対策として、他のポンプと併用して油
性物質を輸送することも考えられるが、シリンダポンプ
による油性物質の吸引が間歇的であるため困難である。
性物質を輸送することも考えられるが、シリンダポンプ
による油性物質の吸引が間歇的であるため困難である。
【0008】また、高粘度油性物質に疎水性の溶剤や他
の低粘度油性物質を加えて粘度を低下させることも考え
られるが、医薬、食品等に利用可能な疎水性溶剤には粘
度低下剤として適当なものがない。また、下記の表1に
示すように、一般に油性物質は、低粘度といっても、疎
水性溶剤に比べるとかなり高い粘度を有しているため、
これを加えても粘度低下の効果は小さい。そのため、高
粘度油性物質を内包するソフトカプセルの製造は、低い
生産効率に甘んじているのが現状である。
の低粘度油性物質を加えて粘度を低下させることも考え
られるが、医薬、食品等に利用可能な疎水性溶剤には粘
度低下剤として適当なものがない。また、下記の表1に
示すように、一般に油性物質は、低粘度といっても、疎
水性溶剤に比べるとかなり高い粘度を有しているため、
これを加えても粘度低下の効果は小さい。そのため、高
粘度油性物質を内包するソフトカプセルの製造は、低い
生産効率に甘んじているのが現状である。
【0009】
【表1】
【0010】本発明は、上記した問題点に着目してなさ
れたものであり、その目的は、高粘度油性物質を内包す
る非嵌合型カプセルの生産効率を向上させる技術を提供
することにある。
れたものであり、その目的は、高粘度油性物質を内包す
る非嵌合型カプセルの生産効率を向上させる技術を提供
することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、油性物質中
に、これに溶解する親水性溶剤を加え、これらをカプセ
ルに内包せしめる非嵌合型カプセルの製造方法である。
に、これに溶解する親水性溶剤を加え、これらをカプセ
ルに内包せしめる非嵌合型カプセルの製造方法である。
【0012】従来、ソフトカプセルに内包される油性物
質中に親水性溶剤を加えることは、油性物質と親水性溶
剤との相溶性、安定性、カプセル外皮への影響等の問題
が考えられるため、その例を見なかったが、本発明者ら
は敢えてこれを試みたところ、油性物質の粘度低下効果
が著しく、かつ予想に反して相溶性、安定性、カプセル
外皮への影響等も特に問題となることはなかった。
質中に親水性溶剤を加えることは、油性物質と親水性溶
剤との相溶性、安定性、カプセル外皮への影響等の問題
が考えられるため、その例を見なかったが、本発明者ら
は敢えてこれを試みたところ、油性物質の粘度低下効果
が著しく、かつ予想に反して相溶性、安定性、カプセル
外皮への影響等も特に問題となることはなかった。
【0013】ちなみに、油性物質であるビタミンEに親
水性溶剤としてエタノールを加えた場合の粘度低下効果
を図1に示す。図から明らかなように、エタノールの添
加によるビタミンEの粘度低下は、予想より遥かに急激
なものであることが見出された。
水性溶剤としてエタノールを加えた場合の粘度低下効果
を図1に示す。図から明らかなように、エタノールの添
加によるビタミンEの粘度低下は、予想より遥かに急激
なものであることが見出された。
【0014】この結果、ビタミンEを内包するソフトカ
プセルの生産効率を大幅に向上させることができた。こ
の場合、エタノールを1〜10%、好ましくは2〜5%
程度添加するだけで所期の目的を達成することができ
た。
プセルの生産効率を大幅に向上させることができた。こ
の場合、エタノールを1〜10%、好ましくは2〜5%
程度添加するだけで所期の目的を達成することができ
た。
【0015】本発明において用いられる親水性溶剤は、
油性物質の種類によって異なるが、一般的には、メタ
ノール、エタノール等の脂肪族低級アルコール、酢酸
等の低級脂肪酸、酢酸メチル、酢酸エチル等、低級脂
肪酸の低級アルコールエステル、アセトン等の脂肪族
低級ケトン、等が挙げられる。特に医薬、食品等の用途
には、エタノール、酢酸、酢酸エチル等が好ましい。な
お、参考までに、エタノール、酢酸および酢酸エチルの
粘度を下記の表2に示す。
油性物質の種類によって異なるが、一般的には、メタ
ノール、エタノール等の脂肪族低級アルコール、酢酸
等の低級脂肪酸、酢酸メチル、酢酸エチル等、低級脂
肪酸の低級アルコールエステル、アセトン等の脂肪族
低級ケトン、等が挙げられる。特に医薬、食品等の用途
には、エタノール、酢酸、酢酸エチル等が好ましい。な
お、参考までに、エタノール、酢酸および酢酸エチルの
粘度を下記の表2に示す。
【0016】
【表2】
【0017】本発明に適用される油性物質の種類には、
特に制限はないが、例えば植物油脂、動物油脂およびこ
れらの精製品、ビタミンA、D、E等の油溶性ビタミ
ン、リノール酸等の不飽和高級脂肪酸、高級脂肪酸のグ
リセリンエステル、中級脂肪酸のグリセリンエステル、
ポリグリセリンのエステル類、パラフィン、テルペン類
およびこれらの混合物等を挙げることができる。
特に制限はないが、例えば植物油脂、動物油脂およびこ
れらの精製品、ビタミンA、D、E等の油溶性ビタミ
ン、リノール酸等の不飽和高級脂肪酸、高級脂肪酸のグ
リセリンエステル、中級脂肪酸のグリセリンエステル、
ポリグリセリンのエステル類、パラフィン、テルペン類
およびこれらの混合物等を挙げることができる。
【0018】また、これらの油性物質に他の医薬成分、
栄養剤、呈味料、着色料、界面活性剤等を添加すること
も任意である。
栄養剤、呈味料、着色料、界面活性剤等を添加すること
も任意である。
【0019】カプセルの外皮物質も、ゼラチン、寒天、
アルギン酸塩、腸溶性物質等任意であり、特に制限はな
い。
アルギン酸塩、腸溶性物質等任意であり、特に制限はな
い。
【0020】本発明の製造方法は、上述した通常のソフ
トカプセルの製造に適用できるのみならず、油性物質を
芯液とし、カプセル外皮を形成する液を外液とする液流
を二重ノズルから滴下して液滴とした後、上記外液を化
学反応または冷却等によって硬化させるシームレスカプ
セルの製造に適用することもできる。
トカプセルの製造に適用できるのみならず、油性物質を
芯液とし、カプセル外皮を形成する液を外液とする液流
を二重ノズルから滴下して液滴とした後、上記外液を化
学反応または冷却等によって硬化させるシームレスカプ
セルの製造に適用することもできる。
【0021】この場合も、油性物質に親水性溶剤を加え
て粘度を低下させることにより、ノズルの通過が容易に
なり、シームレスカプセルの生産効率を向上させること
ができる。なお、本発明においては、上記ソフトカプセ
ルとシームレスカプセルとを合わせて「非嵌合型カプセ
ル」と総称するものとする。
て粘度を低下させることにより、ノズルの通過が容易に
なり、シームレスカプセルの生産効率を向上させること
ができる。なお、本発明においては、上記ソフトカプセ
ルとシームレスカプセルとを合わせて「非嵌合型カプセ
ル」と総称するものとする。
【0022】また、本発明の製造方法によれば、上記し
た効果の他、次のような効果も得られることが本発明者
らによって見出された。
た効果の他、次のような効果も得られることが本発明者
らによって見出された。
【0023】油性物質に溶解しない医薬成分等を親水
性溶剤に溶解させてカプセルに内包せしめることができ
る。その際、親水性溶剤に溶解した医薬成分等が油性物
質中に析出することがあるが、多くの場合、乳濁状とな
って分散するので、特に支障はない。
性溶剤に溶解させてカプセルに内包せしめることができ
る。その際、親水性溶剤に溶解した医薬成分等が油性物
質中に析出することがあるが、多くの場合、乳濁状とな
って分散するので、特に支障はない。
【0024】シームレスカプセルの製造に適用した場
合、外液の液流を二重ノズルから滴下して液滴とする際
に、粘度の低下によって未硬化時のカプセルの変形が容
易になるため、真球度の高いカプセルが得られる。
合、外液の液流を二重ノズルから滴下して液滴とする際
に、粘度の低下によって未硬化時のカプセルの変形が容
易になるため、真球度の高いカプセルが得られる。
【0025】シームレスカプセルの製造に適用した場
合、上記の効果の他、親水性溶剤の種類を適当に選択
することによって油性物質の密度を外皮の密度と略等し
くすることができるので、カプセルに内包された液の偏
在を防止することができるという効果も得られる。
合、上記の効果の他、親水性溶剤の種類を適当に選択
することによって油性物質の密度を外皮の密度と略等し
くすることができるので、カプセルに内包された液の偏
在を防止することができるという効果も得られる。
【0026】
【実施例1】日本薬業機械株式会社製のソフトカプセル
自動充填機(「RG−082型」)を用いてゼラチンの
外皮にビタミンEを充填しようと試みたが、ビタミンE
の流動性が悪いために充填することができなかった。そ
こで、充填速度を落としてみたが、ゼラチンシートの温
度が低下してしまうため、カプセルを形成することがで
きなかった。
自動充填機(「RG−082型」)を用いてゼラチンの
外皮にビタミンEを充填しようと試みたが、ビタミンE
の流動性が悪いために充填することができなかった。そ
こで、充填速度を落としてみたが、ゼラチンシートの温
度が低下してしまうため、カプセルを形成することがで
きなかった。
【0027】一方、ビタミンEに2.5%のエタノールを
添加したものを上記と同じ条件で充填したところ、順調
に充填することができた。
添加したものを上記と同じ条件で充填したところ、順調
に充填することができた。
【0028】
【実施例2】前記実施例1と同様の条件でゼラチンの外
皮にひまし油を充填しようと試みたが、ひまし油の流動
性が悪いために充填することができなかった。一方、ひ
まし油に10%のエタノールを添加したものは、順調に
充填することができた。
皮にひまし油を充填しようと試みたが、ひまし油の流動
性が悪いために充填することができなかった。一方、ひ
まし油に10%のエタノールを添加したものは、順調に
充填することができた。
【0029】
【実施例3】特公昭60−9854号公報に記載の多層
液滴製造装置を用い、ノズルも同号公報実施例に記載の
同心二重ノズル(内心ノズル径=0.2mmφ、外心ノズル
径=0.5mmφ)を用いた。外皮液として寒天の4%水溶
液を用い、これに芯液として菜種油を充填しようと試み
たが、菜種油の流動速度が不充分なため、ジェット状の
噴出が得られなかった。このため、所望のシームレスカ
プセルを得ることができなかった。
液滴製造装置を用い、ノズルも同号公報実施例に記載の
同心二重ノズル(内心ノズル径=0.2mmφ、外心ノズル
径=0.5mmφ)を用いた。外皮液として寒天の4%水溶
液を用い、これに芯液として菜種油を充填しようと試み
たが、菜種油の流動速度が不充分なため、ジェット状の
噴出が得られなかった。このため、所望のシームレスカ
プセルを得ることができなかった。
【0030】一方、菜種油に5%の酢酸エチルを添加し
たところ、流動速度が改善され、良好なジェット状の噴
出が得られ、所望のシームレスカプセルを得られるよう
な充填が可能となった。
たところ、流動速度が改善され、良好なジェット状の噴
出が得られ、所望のシームレスカプセルを得られるよう
な充填が可能となった。
【0031】
【発明の効果】カプセル内に油性物質を内包せしめた非
嵌合型カプセルを製造する際、前記油性物質中に、これ
に溶解する親水性溶剤を添加することにより、その生産
効率を向上させることができる。
嵌合型カプセルを製造する際、前記油性物質中に、これ
に溶解する親水性溶剤を添加することにより、その生産
効率を向上させることができる。
【図1】親水性溶剤の添加率と油性物質の粘度との関係
を示すグラフ図である。
を示すグラフ図である。
【図2】ソフトカプセルの製造に用いるロータリ式自動
カプセル充填機の要部を示す概略図である。
カプセル充填機の要部を示す概略図である。
11 油性物質 12 シリンダポンプ 13 ゼラチンシート 14 ダイロール 15 ソフトカプセル
Claims (2)
- 【請求項1】 カプセル内に油性物質を内包せしめた非
嵌合型カプセルを製造する際、前記油性物質中に、これ
に溶解する親水性溶剤を添加することを特徴とする非嵌
合型カプセルの製造方法 - 【請求項2】 カプセル内に、油性物質とこれに溶解す
る親水性溶剤とが内包されてなることを特徴とする非嵌
合型カプセル。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3102824A JPH05228360A (ja) | 1991-05-08 | 1991-05-08 | 非嵌合型カプセルの製造方法およびそれにより得られた非嵌合型カプセル |
US07/879,322 US5288550A (en) | 1991-05-08 | 1992-05-07 | Production method of non-fitting type capsule and non-fitting type capsule produced thereby |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3102824A JPH05228360A (ja) | 1991-05-08 | 1991-05-08 | 非嵌合型カプセルの製造方法およびそれにより得られた非嵌合型カプセル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05228360A true JPH05228360A (ja) | 1993-09-07 |
Family
ID=14337772
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3102824A Pending JPH05228360A (ja) | 1991-05-08 | 1991-05-08 | 非嵌合型カプセルの製造方法およびそれにより得られた非嵌合型カプセル |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5288550A (ja) |
JP (1) | JPH05228360A (ja) |
Cited By (2)
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US7025911B2 (en) | 2002-09-13 | 2006-04-11 | Freund Corporation | Manufacturing method for oral quick-dissolving seamless capsule |
JP5989953B1 (ja) * | 2015-12-28 | 2016-09-07 | 森下仁丹株式会社 | 粉末状成分含有シームレスカプセルおよびその製造方法 |
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ATE359266T1 (de) * | 2002-09-20 | 2007-05-15 | Riken Vitamin Co | Verfahren zur reinigung von marigold oleoresin |
US8158185B2 (en) * | 2007-10-04 | 2012-04-17 | Bunge Oils, Inc. | Controlled viscosity oil composition and method of making |
JP5907576B2 (ja) | 2014-03-31 | 2016-04-26 | 株式会社メンテック | 薬液の吹付け方法 |
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NL125130C (ja) * | 1958-06-04 | |||
US3970585A (en) * | 1969-06-05 | 1976-07-20 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Process for preparing oil-containing microcapsules |
US3627693A (en) * | 1970-01-28 | 1971-12-14 | Ncr Co | Layered capsule walls and a method for manufacturing them |
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JPS528795B2 (ja) * | 1971-12-30 | 1977-03-11 | ||
JPS609854A (ja) * | 1983-06-28 | 1985-01-18 | Kobe Steel Ltd | 熱延高張力鋼板製建築足場用クランプ |
JPS6187734A (ja) * | 1984-10-03 | 1986-05-06 | Japan Synthetic Rubber Co Ltd | 中空ポリマ−粒子の製造方法 |
-
1991
- 1991-05-08 JP JP3102824A patent/JPH05228360A/ja active Pending
-
1992
- 1992-05-07 US US07/879,322 patent/US5288550A/en not_active Expired - Lifetime
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5288550A (en) | 1994-02-22 |
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