JPH05227233A - 現用予備切り替え方式 - Google Patents

現用予備切り替え方式

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JPH05227233A
JPH05227233A JP4025330A JP2533092A JPH05227233A JP H05227233 A JPH05227233 A JP H05227233A JP 4025330 A JP4025330 A JP 4025330A JP 2533092 A JP2533092 A JP 2533092A JP H05227233 A JPH05227233 A JP H05227233A
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徹 谷口
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清仁 小林
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忠幸 北村
Hirobumi Hoshino
博文 星野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 現用予備送信回路間の出力位相差を抑制し、
現用予備切り替えに伴う瞬断をなくす。 【構成】 現用送信回路10の出力と予備送信回路12
の出力を位相比較し予備送信回路12の局発位相を制御
する。現用送信回路10と予備送信回路12の出力位相
差がなくなる。現用予備切り替え用のスイッチをFTS
28とする。位相衝撃がなくビットエラーのない復調が
可能になる(現用予備ヒットレス切り替え)。FTS2
8が、現用予備間の位相同期ループの不完全性を吸収す
る。高速伝送レートに適用可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、現用送信回路と予備送
信回路とを切り替える現用予備切り替え方式に関する。
【0002】
【従来の技術】図6には、例えばマイクロ波帯ディジタ
ル無線装置のセットスタンバイ方式に係る装置構成が示
されている。セットスタンバイ方式とは、この図に示さ
れるように、現用送信回路10と予備送信回路12出力
をダイオードスイッチ等のスイッチ14により直接高速
に切り替え無線回線に送出する現用予備切り替え方式で
ある。しかし、この方式では切り替えの瞬間に無線回線
の品質が確保できないことが多かった。
【0003】このため、切り替えに伴う瞬断を最小限に
止めるよう、セットスタンバイ方式の改良が進められて
いる。これは、ディジタル無線回線によりデータ通信網
を担う場合が多くなったという社会的要請に基づくもの
である。伝送データの瞬断を最小限に止める方法として
よく採用される方法としては、現用予備切り替え動作を
データの1ビット長より十分短くする手法がある。
【0004】図6に示される回路では、現用送信回路1
0と予備送信回路12は基本的に同一の構成を有してい
る。従って、同一の送信データを入力することによって
現用送信回路10及び予備送信回路12から出力される
送信波は、同じ変調が施されたものとなる。スイッチ1
4は現用送信回路10が出力する送信波と予備送信回路
12が出力する送信波とを切り替えて無線回線に送出さ
せる。上でふれた現用予備切り替え手法は、この切り替
えを十分高速で行う手法である。例えば、メガレートで
データを伝送する系では、nsec程度の時間でスイッ
チ14を切り替えれば良い。このようなスイッチング
は、スイッチ14としてダイオードスイッチを用いれば
実現できる。
【0005】図7には、このような系における現用予備
切り替えの動作が示されている。図7は、多値PSKを
仮定しているが、以下の説明は多値QAM等、位相によ
ってデータを伝送する他の変調方式でも同様となる。こ
の図に示されるように、現用送信回路10及び予備送信
回路12に送信データD1,D2,D3,D4…が順次
入力されると、現用送信回路10は、これに対応する位
相θ1,θ2,θ3,θ4…でPSK変調された送信波
を出力する。同様に、予備送信回路12も送信データD
1,D2,D3,D4…に対応する位相θ1´,θ2
´,θ3´,θ4´…でPSK変調された送信波を出力
する。
【0006】この図の例では、現用予備切り替えは、切
り替え信号に応じ送信データD2とD3の交換の瞬間に
行われている。このようなタイミングで切り替えを行う
のは、受信側で送信されてくる送信データを識別する際
に、各データの中心をサンプリングすると想定したこと
による。通常、大気中の電波伝搬においてスペクトラム
の拡散を抑えるためには、送信側で帯域制限を加える。
従って、受信側においてデータの真値を得るためには、
データの中心のタイミングでサンプリングを行うのが良
い。従って、上の想定は妥当なものである。
【0007】このような想定のもと、送信データの交換
タイミングで切り替えを行うと、受信側での識別タイミ
ング(データの中心のタイミング)には、何等影響が及
ばない。すなわち、受信側ではθ2の次にθ3´を得る
ことができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、現用送信回
路10及び予備送信回路12には同一の構成を用いるこ
とから、 θ1−θ2=θ1´−θ2´ θ2−θ3=θ2´−θ3´ : という関係が成り立つ。両者の局部発振(送信局発)信
号も同期しているとすれば、 θi=θi´ となるが、一般には同期は確保されず、 θi≠θi´ となる。このため、例えばθ2からθ3´への切り替え
に当たって、受信側の復調器の状態を遷移させ(acquis
ition )、θ3´をθ3と読み取れるようにする必要が
ある。この遷移に要する時間を十分短くすることができ
れば、現用送信回路10と予備送信回路12の送信局発
の同期を厳密に確保することなしに、受信側における識
別誤りを防止でき、いわゆる現用予備ヒットレス切り替
えを実現できる。
【0009】しかし、最近のディジタル無線回線におい
ては、周波数使用効率を向上させるために変調方式の多
値化が進んでいる。これに伴い、変復調器の動作精度も
桁外れな向上が求められてきている。従って、同期型の
復調器では再生搬送波のC/Nを大きくとらねばならな
ず、この結果、復調器の同期系PLL(Phase LockedLo
op )のループ応答は遅くせざるを得ない。すなわち、
上記遷移に要する時間(遷移時間)を短くするには限度
があり、遷移時間の短縮のみによって受信側での識別誤
りを防止するのは困難である。
【0010】逆に、遷移時間の短縮に限界があることを
考慮した上で、現用予備切り替えに要する時間(スイッ
チ14の切り替えに要する時間)を短くし、現用予備ヒ
ットレス切り替えを実現しようとした場合、スイッチ1
4として十分高速なものを用いなければならない。しか
し、データ伝送レートが高い場合には、そのような高速
動作は困難となる。
【0011】本発明は、このような問題点を解決するこ
とを課題としてなされたものであり、現用送信回路と予
備送信回路の出力位相差を抑制し、さらにスイッチの切
り替えに伴う瞬断をなくして現用予備ヒットレス切り替
えを確実に行い、高い伝送レートにも適する現用予備切
り替え方式を実現することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明の請求項1に係る現用予備切り替え方
式は、2個の送信回路のうち1個を回線に送信波を出力
する現用送信回路として用い、他の送信回路を予備送信
回路として用い、回線出力に係る送信波をスイッチによ
り現用送信回路の送信出力から予備送信回路の送信出力
に切り替えるセットスタンバイ方式において、現用送信
回路及び予備送信回路それぞれの送信出力を抽出して両
者を位相比較し、位相比較結果に基づき予備送信回路を
現用送信回路に位相同期させ、前記スイッチによる現用
送信回路から予備送信回路への切り替え過程において、
現用送信回路の送信出力と予備送信回路の送信出力とを
出力振幅が低下しないよう合成し、回線へ出力すること
を特徴とする。
【0013】また、本発明の請求項2に係る現用予備切
り替え方式は、3個の送信回路のうち2個の送信回路を
それぞれ異なる回線に送信波を出力する現用送信回路と
して用い、他の1個を2個の現用送信回路の予備送信回
路として用い、一の回線出力に係る送信波を対応する現
用送信回路の送信出力から予備送信回路の送信出力にス
イッチにより切り替える2+1セットスタンバイ方式に
おいて、前記切り替えの対象となる現用送信回路及び予
備送信回路それぞれの送信出力を抽出して両者を位相比
較し、位相比較結果に基づき予備送信回路を当該切り替
えの対象となる現用送信回路に位相同期させ、前記切り
替えの過程において、切り替えの対象となる現用送信回
路の送信出力と予備送信回路の送信出力とを出力振幅が
低下しないよう合成し、回線へ出力することを特徴とす
る。
【0014】そして、本発明の請求項3に係る現用予備
切り替え方式は、請求項1又は2記載の現用予備切り替
え方式において、現用送信回路及び予備送信回路の送信
出力の抽出を当該現用送信回路及び予備送信回路の出力
側にそれぞれ設けた複数の方向性結合器により行い、位
相比較を方向性結合器により抽出された送信出力を入力
する位相比較器により行い、位相比較器の出力に応じ移
相器により予備送信回路の局部発振信号を移相させて、
前記位相同期を行うことを特徴とする。
【0015】
【作用】本発明の請求項1においては、セットスタンバ
イ方式において現用送信回路と予備送信回路とを位相同
期させる位相同期ループが構成される。このループは、
例えば請求項3に示されるごとく、方向性結合器、位相
比較器、移相器等により構成する。この位相同期ループ
では、まず、現用送信回路及び予備送信回路それぞれの
送信出力が抽出され、抽出結果が位相比較される。位相
比較結果は現用送信回路と予備送信回路の送信出力の位
相差を示しており、本発明においては、この位相差がな
くなるよう、すなわち予備送信回路が現用送信回路に位
相同期するよう、予備送信回路が制御される。これによ
り、現用送信回路と予備送信回路の出力位相差が抑制さ
れ、同期が確保される。
【0016】また、これと併せ、現用予備切り替えが、
現用送信回路の送信出力が回線出力される状態から、緩
やかに、予備送信回路の送信出力が回線出力される状態
へと移行するように(Fade Transition )、行われる。
すなわち、回線出力の振幅が低下せず復調側が位相衝撃
を受けないよう、現用予備切り替えの際に、現用送信回
路の送信出力と予備送信回路の送信出力との合成出力が
回線へ出力される状態が生じるように切り替える。これ
により、位相衝撃がなく識別誤りも生じないいわゆるヒ
ットレス切り替えが確実に実現される。また、上述の位
相同期ループの不完全性も吸収される。
【0017】また、請求項2においては、2個の現用送
信回路を1個の予備送信回路で予備する2+1セットス
タンバイ方式において上記作用が実現される。また、こ
の請求項における位相同期ループも、請求項3の構成で
実現できる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について図面に
基づき説明する。なお、図6及び図7に示される従来例
と同様の構成には同一の符号を付し、説明を省略する。
【0019】図1には、本発明の第1実施例に係る送信
側装置構成が示されている。この実施例の第1の特徴
は、現用送信回路10と予備送信回路12の位相同期ル
ープを設けたことである。
【0020】この図に示される構成では、図6に示され
るセットスタンバイ方式の構成に、方向性結合器16−
1及び16−2を付加している。方向性結合器16−1
は現用送信回路10の出力を抽出し、方向性結合器16
−2は予備送信回路12の出力を抽出する。現用送信回
路10及び予備送信回路12が同一の構成といいうるほ
どに調整されていれば、方向性結合器16−1及び16
−2の出力は、ほぼ等しいレベルで安定して得られる。
【0021】方向性結合器16−1及び16−2の出力
は、位相比較器20に入力され位相比較される。この実
施例では、方向性結合器16−1の出力は直接、方向性
結合器16−2の出力はπ/2固定移相器18を介し
て、それぞれ位相比較器20に入力される。π/2固定
移相器18を用いるのは、現用送信回路10の出力位相
と予備送信回路12の出力位相とが一致している場合に
位相比較器20の出力がゼロクロスとなるようにするた
めである。これにより、位相比較器20の出力に極性情
報が保存されることになる。
【0022】位相比較器20の出力は、LPF22を介
して予備送信回路12内部の移相器24に入力される。
移相器24は予備送信回路12の送信局発26の発振出
力を移相させる。すなわち、この実施例では現用・予備
送信局発間の位相同期ループが構成されている。ここ
で、LPF22は当該位相同期ループの応答速度を決定
するものである。この実施例の装置は位相変調を行って
いるので、LPF22の応答特性は位相変調動作に影響
を与えないよう十分低速に設定されている。移相器24
は、LPF22を介して入力される位相比較器20の出
力が零となるよう、すなわち現用送信回路10の出力と
予備送信回路12の出力の位相差がなくなるよう、送信
局発26の発振出力を移相させる。これにより、現用・
予備送信局発間の位相同期ループの制御論理が閉じる。
【0023】なお、図1では、この実施例の第2の特徴
であるフェードトランジションスイッチ(Fade Transit
ion Switch; 以下FTS)28が現用・予備切り替え用
のスイッチとして用いられているが、これについては後
に説明する。
【0024】図2には、移相器24の具体的構成が示さ
れている。この実施例では、無限移相器ではなく直線移
相器が用いられている。すなわち、現用予備間の位相差
は無限に変化していくことがないと考えられるため、本
実施例では直線移相器で足りる。
【0025】図に示した例では、移相器24は局発安定
化PLL回路の一部として構成されている。すなわち、
高安定クリスタル発振器30の出力(参照信号)は分周
回路32の出力と位相比較回路34により位相比較され
る。高安定クリスタル発振器30を参照信号発振源とし
て用いるのは送信局発26の周波数安定度と局発出力の
純度を向上させるためである。本実施例において、位相
比較回路34の出力はループフィルタであるLPF36
を介してループアンプ38に入力され、RFVCOたる
送信局発26はループアンプ38の出力電圧に応じた周
波数で発振する。送信局発26の出力は、予備送信回路
12の局部発振周波数となる一方、分周回路32により
分周され位相比較回路34に入力される。
【0026】この実施例において用いられるループアン
プ38は、DCオフセット入力付きのアンプである。す
なわち、LPF22を介して供給される位相比較器20
の出力は、移相器制御入力として移相器24のループア
ンプ38に入力されており、この移相器制御入力はルー
プアンプ38の出力をDCオフセットさせる。これによ
り、PLL回路はこのオフセット分を相殺する方向に位
相比較器20出力を制御するので、結果的に、移相器制
御入力により送信局発26の出力位相を制御でき、かつ
移相器24を簡単に構成できる。
【0027】このように、現用送信回路10と予備送信
回路12の位相同期ループを設けたことにより、本実施
例ではFTS28への入力がほぼ同相となる。
【0028】次に、本実施例の第2の特徴に係るFTS
28について説明する。図3にはこの実施例におけるF
TS28の構成が、図4にはその動作が示されている。
【0029】今、説明のため現用送信回路10からFT
S28への送信波入力を入力1、予備送信回路12から
のそれを入力2と表すことにする。FTS28は、それ
ぞれ入力1又は2を取り込む可変ATT40−1及び4
0−2を備えている。可変ATT40−1及び40−2
は共にATT駆動回路42により駆動される。ATT駆
動回路42は、切り替え信号に応じて次のように動作す
る。
【0030】例えば現用から予備への切り替えが行われ
る場合、図4に示されるように切り替え信号が立ち上が
る。これに応じ、ATT駆動回路42は可変ATT40
−2を駆動してその減衰率を小さくし、入力2に対する
FTS28の出力応答をフェードオンさせる。この後
に、ATT駆動回路42は可変ATT40−1を駆動し
てその減衰率を大きくし、入力1に対するFTS28の
出力応答をフェードオフさせる。すると、FTS28の
出力は、切り替え信号の立ち上がりの後所定時間だけ入
力1及び2の合成状態となる。
【0031】一般に、FTSは、位相差が逆相とならな
い範囲内で残留している2個の入力について切り替えを
行う際、切り替え時の位相衝撃を緩和して緩やかに切り
替えを実行させる。図3のFTS28は、切り替え時に
入力1及び2の合成状態を確保するため、振幅の低下を
伴わずに安定に切り替えを実行する。従って、高いレー
トでデータ伝送しようとする場合にも、この実施例で
は、切り替え時間の影響を受信側の復調系にほとんど影
響を及ぼさない。すなわち、この実施例によれば、現用
予備のヒットレス切り替え(ビットエラーのない切り替
え)を確実に行うことができる(なお、FTSの詳細に
関しては、本願出願人が先に提案した特願平2−681
88号を参照)。
【0032】また、FTS28によれば、位相差が残留
する2個の入力についても、位相衝撃を発生させないで
切り替えることができる。従って、図1に示される現用
予備局発間の位相同期ループにおいて、制御残差が生じ
ていても問題にならない。従って、位相同期ループのル
ープゲインを下げても構わないことになる。位相同期ル
ープのループゲインを下げた場合、当該ループ自身が発
生させる位相制御振動を十分小さく抑圧することができ
好ましい。また、現用予備局発間の位相同期ループの調
整に精密さが要求されないことになり、この面からも、
比較的容易に現用予備のヒットレス切り替えを実現でき
る。
【0033】図5には、本発明の第2実施例の構成が示
されている。この実施例は、本発明を2+1セットスタ
ンバイ方式に適用した例である。2+1セットスタンバ
イ方式は、2個の(例えば異偏波併用の)現用送信回路
10−1及び10−2と1個の予備送信回路12を用
い、予備送信回路12をいずれの現用送信回路の予備に
も用いることができるようにした方式である。予備送信
回路12を現用送信回路10−1の予備にするか現用送
信回路10−2の予備にするかを切り替えるべく、予備
送信回路12に供給する送信データを現用送信回路10
−1と同じ送信データ1にするか現用送信回路10−2
と同じ送信データ2にするかを切り替えるスイッチ44
と、予備送信回路12の出力に係る送信波を現用送信回
路10−1側のFTS28−1に出力するか現用送信回
路10−2側のFTS28−2に出力するかを切り替え
るスイッチ46と、が設けられている。
【0034】この実施例において、現用予備送信局発間
の位相同期ループは、スイッチ48を含む構成となって
いる。このスイッチ48は、予備送信回路12を現用送
信回路10−1の予備にする場合には、現用送信回路1
0−1の出力を抽出する方向性結合器16−1側に接続
される。逆に、予備送信回路12を現用送信回路10−
2の予備にする場合には、現用送信回路10−2の出力
を抽出する方向性結合器16−3側に接続される。これ
により、予備送信回路12の位相は、切り替えを実行し
ようとしている相手の現用送信回路(10−2又は10
−2)の位相と同期することになる。
【0035】また、この実施例でも、FTSが用いられ
ているため、現用予備ヒットレス切り替えを実現でき、
かつFTSが現用2セットに対応し28−1及び28−
2の2個設けられているため、かかる効果は送信出力1
及び2のいずれについても得ることができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係る現用予備切り替え方式によれば、セットスタンバ
イ方式において現用送信回路と予備送信回路とを位相同
期させる位相同期ループを設け、現用予備切り替えをF
TSにより行うようにしたため、現用送信回路と予備送
信回路の同期が確保され、また、高い伝送レートでも現
用予備ヒットレス切り替えが確実に実現される。また、
FTSが2個の入力に係る位相制御残差をある範囲内で
許容するため、位相同期ループの応答速度を位相制御振
動が抑制されるよう遅く設定することが可能となり、位
相同期ループの調整にも精密な調整が要求されないた
め、現用予備ヒットレス切り替えを比較的簡単に実現で
きる。
【0037】また、請求項2によれば、請求項1と同様
の効果が2+1セットスタンバイ方式において得られ
る。
【0038】そして、請求項3によれば、位相同期ルー
プを簡素かつ好適に実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るセットスタンバイ方
式の送信側装置構成を示す図である。
【図2】この実施例における局発出力移相器の構成を示
す図である。
【図3】この実施例におけるFTSの構成を示す図であ
る。
【図4】この実施例におけるFTSの動作を示す図であ
る。
【図5】本発明の第2実施例に係る2+1セットスタン
バイ方式の送信側装置構成を示す図である。
【図6】一従来例に係るセットスタンバイ方式の送信側
装置構成を示す図である。
【図7】従来例におけるPSK送信波の切り替えイメー
ジを示す図である。
【符号の説明】
10,10−1,10−2 現用送信回路 12 予備送信回路 16−1,16−2,16−3 方向性結合器 20 位相比較器 24 移相器 28 フェードトランジションスイッチ(FTS) 44,46,48 スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 清仁 東京都三鷹市下連雀五丁目1番1号 日本 無線株式会社内 (72)発明者 北村 忠幸 東京都三鷹市下連雀五丁目1番1号 日本 無線株式会社内 (72)発明者 星野 博文 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2個の送信回路のうち1個を回線に送信
    波を出力する現用送信回路として用い、他の送信回路を
    予備送信回路として用い、回線出力に係る送信波をスイ
    ッチにより現用送信回路の送信出力から予備送信回路の
    送信出力に切り替えるセットスタンバイ方式において、 現用送信回路及び予備送信回路それぞれの送信出力を抽
    出して両者を位相比較し、位相比較結果に基づき予備送
    信回路を現用送信回路に位相同期させ、 前記スイッチによる現用送信回路から予備送信回路への
    切り替え過程において、現用送信回路の送信出力と予備
    送信回路の送信出力とを出力振幅が低下しないよう合成
    し、回線へ出力することを特徴とする現用予備切り替え
    方式。
  2. 【請求項2】 3個の送信回路のうち2個の送信回路を
    それぞれ異なる回線に送信波を出力する現用送信回路と
    して用い、他の1個を2個の現用送信回路の予備送信回
    路として用い、一の回線出力に係る送信波を対応する現
    用送信回路の送信出力から予備送信回路の送信出力にス
    イッチにより切り替える2+1セットスタンバイ方式に
    おいて、 前記切り替えの対象となる現用送信回路及び予備送信回
    路それぞれの送信出力を抽出して両者を位相比較し、位
    相比較結果に基づき予備送信回路を当該切り替えの対象
    となる現用送信回路に位相同期させ、 前記切り替えの過程において、切り替えの対象となる現
    用送信回路の送信出力と予備送信回路の送信出力とを出
    力振幅が低下しないよう合成し、回線へ出力することを
    特徴とする現用予備切り替え方式。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の現用予備切り替え
    方式において、 現用送信回路及び予備送信回路の送信出力の抽出を当該
    現用送信回路及び予備送信回路の出力側にそれぞれ設け
    た複数の方向性結合器により行い、 位相比較を方向性結合器により抽出された送信出力を入
    力する位相比較器により行い、 位相比較器の出力に応じ移相器により予備送信回路の局
    部発振信号を移相させて、 前記位相同期を行うことを特徴とする現用予備切り替え
    方式。
JP4025330A 1992-02-12 1992-02-12 現用予備切り替え方法 Expired - Lifetime JP3034116B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005142934A (ja) * 2003-11-07 2005-06-02 Toshiba Corp 送信装置および送信回路

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JP3034116B2 (ja) 2000-04-17

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