JPH05227115A - ディジタル信号伝送方法および装置 - Google Patents

ディジタル信号伝送方法および装置

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JPH05227115A
JPH05227115A JP4028206A JP2820692A JPH05227115A JP H05227115 A JPH05227115 A JP H05227115A JP 4028206 A JP4028206 A JP 4028206A JP 2820692 A JP2820692 A JP 2820692A JP H05227115 A JPH05227115 A JP H05227115A
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JP
Japan
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information signal
frame
unit
information
signal
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JP4028206A
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Inventor
Hiromasa Kimura
村 博 真 木
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 伝送路のフレーム構成に依存しない情報信号
のフレーム構成を可能とし、残留ジッタを増大させない
ようなスタッフ率を選択することによって、伝送される
情報信号の品質劣化を防止する。 【構成】 送信装置32の情報信号フレーム構成部3内
に情報信号フレーム制御部を、また受信装置33の情報
信号フレーム分解部7内に情報信号フレーム同期検出保
護部と情報信号フレーム制御部とを備え、送信装置32
においては情報信号フレーム制御情報を伝送路フレーム
とは独立に情報信号フレーム制御部によって生成し、ま
た受信装置33においては情報信号フレーム同期検出保
護部によって伝送路フレームとは独立に情報信号フレー
ムのフレーム同期を確立し、情報信号フレーム制御部に
よって情報信号フレームを制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル信号伝送方
法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、国際電信電話諮問委員会(CCI
TT)勧告に準拠した広帯域の同期ディジタルのハイア
ラキ(SDH,Synchronous Digital Hierarchy )網の
構築が進められている。また、高品質な映像伝送サービ
スの需要が近年高まっており、その伝送路としてSDH
網を活用することが考えられている。例えば、1991
年電子情報通信学会春季全国大会講演論文集B−716
にその例が記載されている。
【0003】図6から図8は情報信号としての映像信号
を伝送する従来のディジタル信号伝送装置の一例を示し
ており、図9は同期ディジタルハイアラキに準拠した伝
送路における従来の伝送フレームの構成を示している。
図9において、51は伝送路ヘッダである。52は情報
信号ヘッダであり、情報信号のスタッフ制御情報が含ま
れている。53は情報信号データ領域であり、このうち
54はスタッフバイトである。これら51,52,5
3,54で伝送路フレーム55を構成している。また5
2,53で情報信号フレーム56を構成しており、これ
は同時に伝送路データ領域に相当する。
【0004】図6において、1は情報信号としての映像
信号が入力される入力端子である。2はアナログ・ディ
ジタル変換部である。3は情報信号フレーム構成部であ
る。4は伝送路フレーム構成部である。これら情報信号
フレーム構成部3および伝送路フレーム構成部4により
送信装置32が構成されており、その内部構成を図7に
示す。
【0005】図7において、10はディジタル化された
情報信号の入力端子である。11は情報信号を入力され
て速度変換を行なうFIFOバッファ、12は情報信号
ヘッダ合成部、13はスタッフ制御部であり、これらの
要素11〜13により情報信号フレーム構成部3を構成
している。また、15はインタフェース信号を入力され
て速度変換を行なうFIFOバッファ、16は伝送路ヘ
ッダ合成部、17は従属発振器等によるインタフェース
信号クロック生成部、18は伝送路フレーム制御部、1
9は独立した発振器による伝送路クロック生成部であ
り、これらの要素15〜19により伝送路フレーム構成
部4を構成している。20は伝送路出力端子である。
【0006】図6に戻って、5は伝送路であり、その伝
送信号の構成は同期ディジタルハイアラキに準拠してい
る。6は伝送路フレーム分解部である。7は情報信号フ
レーム分解部である。これら伝送路フレーム分解部6お
よび情報信号フレーム分解部7により受信装置33が構
成されており、その内部構成を図8に示す。
【0007】図8において、21は伝送路入力端子であ
る。22は伝送路フレーム同期検出保護部、23は伝送
路フレーム制御部、24は速度変換を行なってインタフ
ェース信号を出力するFIFOバッファ、25は従属発
振器等によるインタフェース信号クロック生成部であ
り、これらの要素22〜25により伝送路フレーム分解
部6を構成している。28はスタッフ制御部、29は速
度変換を行なって情報信号を出力するFIFOバッフ
ァ、30は従属発振器等による情報信号クロック生成部
であり、これらの要素28〜30により情報信号フレー
ム分解部7を構成している。31はディジタル情報信号
出力端子である。
【0008】図6に戻って、8はディジタル・アナログ
変換部である。9は情報信号としての映像信号の出力端
子である。
【0009】以上のように構成された伝送装置につい
て、以下にその動作について説明する。図6において、
まず、情報信号入力端子1に映像信号などアナログの情
報信号が入力され、アナログ・ディジタル変換部2でデ
ィジタル信号に変換され、送信装置32の情報信号フレ
ーム構成部3に入力される。情報信号フレーム構成部3
では、図7に示すように、入力端子10から入力された
ディジタル情報信号の速度差検出とスタッフ制御がスタ
ッフ制御部13で、インタフェース速度への速度変換と
スタッフ挿入がFIFOバッファ11で、スタッフ制御
情報などの情報信号ヘッダ52の付加が情報信号ヘッダ
合成部12で行なわれ、インタフェース速度に変換され
た信号は、伝送路フレーム構成部4に入力される。この
際、ヘッダ付加位置などの情報信号フレーム制御情報お
よびインタフェース信号のクロックは、伝送路フレーム
構成部4から情報信号フレーム構成部3に伝えられる。
伝送路フレーム構成部4では、FIFOバッファ15に
よる伝送路速度への速度変換と伝送路ヘッダ合成部16
による伝送路ヘッダ51の付加が行なわれ、出力端子2
0から伝送路5へ信号を送出する。伝送路5では、信号
は図9のごとき伝送路フレーム55に構成されている。
【0010】一方、受信装置33では、図8に示すよう
に、入力端子21から伝送路信号が伝送路フレーム分解
部6に入力され、伝送路フレーム同期検出保護部22に
よって伝送路フレーム55のフレーム同期が確立され
る。FIFOバッファ24でインタフェース速度に変換
された信号は、伝送路フレーム制御部23によって生成
されるフレーム制御情報、インタフェース信号クロック
生成部25によって生成されるインタフェース信号のク
ロックとともに情報信号フレーム分解部7に入力され
る。情報信号フレーム分解部7では、フレーム制御情報
によって情報信号ヘッダ52を分離してスタッフ制御部
28によりスタッフ制御を行ない、FIFOバッファ2
9と情報信号クロック生成部30によってディジタル情
報信号を復元して、出力端子31から図6に示すディジ
タル・アナログ変換部8へ送出する。ディジタル・アナ
ログ変換部8では、元のアナログ情報信号を復元して、
出力端子9から出力する。
【0011】このように、上記従来の伝送方法および装
置でも、伝送フレームのフレーム同期が確立すると、情
報信号ヘッダを分離でき、スタッフ情報を取得して情報
信号を復元することができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の伝送方法および装置では、情報信号の伝送フレーム
構成が伝送路のフレーム構成に依存するため、スタッフ
率が一意に決定し、残留ジッタが一義的に決定されるこ
とから、伝送フレーム長と伝送速度および情報速度の組
み合わせによっては、残留ジッタが増大してしまうとい
う問題があった。一例として、同期ディジタルハイアラ
キに準拠した伝送路において、情報信号としてサンプリ
ング周波数10.738635MHz、量子化ビット8
ビットのディジタル映像信号を伝送した場合の入力周波
数変動対残留ジッタ特性を図5に示す。この残留ジッタ
特性の算出方法については、例えば電子情報通信学会論
文誌第58巻第8号(昭和50年)分冊A第538頁か
ら第545頁に報告されている。このような残留ジッタ
の増大は、伝送される情報信号の品質に影響を与えるこ
とが従来報告されている。特に映像伝送系においては、
残留ジッタは色副搬送波の位相変調による雑音として現
われ、画質を劣化させる(例えば電子情報通信学会論文
誌第57巻第4号(昭和49年)分冊A第287頁から
第294頁参照)。
【0013】本発明は、このような従来の伝送方法およ
び装置における問題を解決するものであり、伝送路のフ
レーム構成と伝送速度および情報速度の組み合わせにか
かわらず残留ジッタの増大を防ぐことができ、伝送され
る情報信号の品質に影響を与えない優れた伝送方法およ
び装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によるディジタル信号伝送方法は、伝送路と
同期していない情報信号を伝送するディジタル同期伝送
を行なう際に、伝送路フレーム内のデータ領域内に情報
信号ヘッダを有する情報信号フレームを設け、情報信号
ヘッダ内の情報信号フレーム同期情報を利用して情報信
号フレームのフレーム同期を確立することにより、伝送
路フレームの構成に依存しない任意の情報信号フレーム
に情報信号をフレーム化して伝送するようにしたもので
ある。
【0015】また本発明によるディジタル信号伝送装置
は、送信装置に、情報信号FIFOバッファ、スタッフ
制御部、情報信号フレーム制御部および情報信号ヘッダ
合成部を有する情報信号フレーム構成部と、伝送路クロ
ック生成部、インタフェース信号クロック生成部、イン
タフェース信号FIFOバッファ、伝送路フレーム制御
部および伝送路ヘッダ合成部を有する伝送路フレーム構
成部とを設け、受信装置に、伝送路フレーム同期検出保
護部、伝送路フレーム制御部、インタフェース信号FI
FOバッファおよびインタフェース信号クロック生成部
を有する伝送路フレーム分解部と、情報信号フレーム同
期検出保護部、情報信号フレーム制御部、スタッフ制御
部、情報信号FIFOバッファおよび情報信号クロック
生成部を有する情報信号フレーム分解部とを設け、送信
装置においては、情報信号フレーム制御部において生成
される情報信号フレーム同期情報を情報信号ヘッダ内に
付加して伝送することにより、また受信装置において
は、伝送されてきた情報信号ヘッダ内の情報信号フレー
ム同期情報により情報信号フレーム同期検出保護部にお
いて情報信号フレームのフレーム同期を確立することに
より、伝送路フレームの構成に依存しない任意の情報信
号フレームに、情報信号をフレーム化して伝送するよう
にしたものである。
【0016】
【作用】したがって、本発明のディジタル信号伝送方法
および装置によれば、情報信号ヘッダ内の情報信号フレ
ーム同期情報によって任意の情報信号フレームのフレー
ム同期を確立することができ、さらに情報信号ヘッダ内
のスタッフ情報を取得して情報信号を復元することがで
きる。
【0017】さらに本発明によれば、伝送路フレームの
構成に依存しない情報信号フレームを構成することによ
って、任意の伝送路と情報信号の組み合わせにおいて適
切なスタッフ率を得ることができ、残留ジッタの増大を
防止することで情報信号の品質を劣化させずに伝送を行
なうことができるという効果を有する。
【0018】
【実施例】図1から図3は本発明によるディジタル信号
伝送装置の一実施例を示し、図6から図8に示した従来
例とは、図2の符号14および図3の符号26,27の
部分のみが異なるので、他の同様な要素には同様な符号
を付してある。図4は同期ディジタルハイアラキに準拠
した伝送路における本発明によるディジタル信号伝送方
法での伝送フレーム構成の一例を示すものである。
【0019】図1において、1は情報信号としての映像
信号が入力される入力端子である。2はアナログ・ディ
ジタル変換部である。3は情報信号フレーム構成部であ
る。4は伝送路フレーム構成部である。これら情報信号
フレーム構成部3および伝送路フレーム構成部4により
送信装置32が構成されており、その内部構成が図2に
示されている。
【0020】図2において、10はディジタル化された
情報信号の入力端子である。11は情報信号を入力され
て速度変換を行なうFIFOバッファ、12は情報信号
ヘッダ合成部、13はスタッフ制御部、14は情報信号
フレーム制御部であり、これらの要素11〜14により
情報信号フレーム構成部3を構成している。また、15
はインタフェース信号を入力されて高速変換を行なうF
IFOバッファ、16は伝送路ヘッダ合成部、17は従
属発振器等によるインタフェース信号クロック生成部、
18は伝送路フレーム制御部、19は独立した発振器に
よる伝送路クロック生成部であり、これらの要素15〜
19により伝送路フレーム構成部4を構成している。2
0は伝送路出力端子である。
【0021】図1に戻って、5は伝送路であり、その伝
送信号の構成は同期ディジタルハイアラキに準拠してい
る。6は伝送路フレーム分解部である。7は情報信号フ
レーム分解部である。これら伝送路フレーム分解部6お
よび情報信号フレーム分解部7により受信装置33が構
成されており、その内部構成が図3に示されている。
【0022】図3において、21は伝送路入力端子であ
る。22は伝送路フレーム同期検出保護部、23は伝送
路フレーム制御部、24は速度変換を行なってインタフ
ェース信号を出力するFIFOバッファ、25は従属発
振器等によるインタフェース信号クロック生成部、26
は情報信号フレーム同期検出保護部、27は情報信号フ
レーム制御部であり、これらの要素22〜27により伝
送路フレーム分解部6を構成している。28はスタッフ
制御部、29は速度変換を行なって情報信号を出力する
FIFOバッファ、30は従属発振器等による情報信号
クロック生成部であり、これらの要素28〜30により
情報信号フレーム分解部7を構成している。31はディ
ジタル情報信号出力端子である。
【0023】図1に戻って、8はディジタル・アナログ
変換部である。9は情報信号としての映像信号の出力端
子である。
【0024】図4において、41は情報信号ヘッダであ
り、情報信号のフレーム同期情報およびスタッフ制御情
報が含まれている。42はスタッフバイトであり、43
は情報信号データ領域である。これら41〜43で情報
信号フレーム44を構成している。45は伝送路ヘッダ
であり、46は伝送路データ領域であり、これら45,
46で伝送路フレーム47を構成している。情報信号フ
レーム44は、伝送路フレーム47の伝送路データ領域
46内の任意の位置に配置される。
【0025】次に上記実施例の動作について説明する。
図1において、まず、情報信号入力端子1に映像信号な
どアナログの情報信号が入力され、アナログ・ディジタ
ル変換部2でディジタル信号に変換され、送信装置32
の情報信号フレーム構成部3に入力される。情報信号フ
レーム構成部3では、図2に示すように、入力端子10
から入力されたディジタル情報信号の速度差検出とスタ
ッフ挿入制御がスタッフ制御部13で、インタフェース
速度への速度変換とヘッダ領域の確保、スタッフの挿入
がFIFOバッファ11で、情報信号フレーム同期情
報、スタッフ制御情報などの情報信号ヘッダ41の付加
が情報信号ヘッダ合成部12で行なわれ、インタフェー
ス速度に変換された信号は、情報信号フレーム44を構
成した状態で伝送路フレーム構成部4に入力される。こ
の際、インタフェース信号のクロックは、伝送路フレー
ム構成部4から情報信号フレーム構成部3に伝えられる
が、情報信号ヘッダ合成部12に対するヘッダ付加位置
情報、スタッフ制御部13に対するフレーム長情報やフ
レーム内データ量情報などの情報信号フレーム制御情報
は、情報信号フレーム制御部14によって生成される。
伝送路フレーム構成部4では、FIFOバッファ15に
よる伝送路速度への速度変換と伝送路ヘッダ合成部16
による伝送路ヘッダ35の付加が行なわれ、出力端子2
0から伝送路5へ信号を送出する。伝送路5では、信号
は図4のごとき伝送路フレーム47に構成されている。
【0026】一方、受信装置33では、図3に示すよう
に、入力端子21から伝送路信号が伝送路フレーム分解
部6に入力され、伝送路フレーム同期検出保護部22に
よって伝送路フレーム47のフレーム同期が確立され
る。FIFOバッファ24でインタフェース速度に変換
された信号は、インタフェース信号クロック生成部25
によって生成されるインタフェース信号のクロックとと
もに情報信号フレーム分解部7に入力される。情報信号
フレーム分解部7では、情報信号フレーム同期検出保護
部26によって情報信号フレーム44のフレーム同期が
伝送路フレーム47とは独立に確立され、情報信号フレ
ーム制御部27で生成される情報信号フレーム制御情報
によって情報信号ヘッダ41を分離し、情報信号フレー
ム制御情報および情報信号ヘッダ41内のスタッフ制御
情報によってスタッフ制御部28によりスタッフ除去制
御を行ない、情報信号クロック生成部30によってディ
ジタル情報信号クロックを復元し、FIFOバッファ2
9によってヘッダ領域とスタッフの除去を行なってディ
ジタル情報信号データを復元し、出力端子31からディ
ジタル・アナログ変換部8へ送出する。ディジタル・ア
ナログ変換部8では、元のアナログ情報信号を復元し
て、出力端子9から出力する。
【0027】このように、上記実施例によれば、送信装
置の情報信号フレーム構成部3で生成された情報信号ヘ
ッダ41内の情報信号フレーム同期情報によって、受信
装置33の情報信号フレーム分解部7では任意の情報信
号フレーム44のフレーム同期を確立することができ、
さらに情報信号ヘッダ41内のスタッフ情報を取得して
情報信号を復元することができる。これらの動作は、伝
送路のフレーム構成および伝送路フレーム構成部・分解
部に依存することなく行なうことができる。
【0028】さらに、上記実施例によれば、伝送路フレ
ーム47の構成に依存しない情報信号フレーム44を構
成することによって、任意の伝送路と情報信号の組み合
わせにおいて適切なスタッフ率を得ることができ、残留
ジッタの増大を防止することで情報信号の品質を劣化さ
せずに伝送を行なえるという効果を有する。これは、伝
送速度、情報速度および情報信号のフレーム長によって
スタッフ率が以下の式のように決定されるからである。
【0029】
【数1】
【0030】また(数1)から情報信号のフレーム長に
よって入力周波数の変動幅に対するスタッフ率の変動幅
が、 スタッフ率変動幅=1−フレーム長×入力周波数変動幅
+(フレーム長×入力周波数変動幅) のように決定されるため、本実施例によれば残留ジッタ
が増大する領域を回避した情報信号フレームを構成する
ことが可能となるからである。
【0031】一例として、本実施例において、情報信号
としてサンプリング周波数10.738635MHz、
量子化ビット8でディジタル化した映像信号をフレーム
長84バイトの情報信号フレームを構成して伝送した場
合の入力周波数変動対残留ジッタ特性を図5に示す。
【0032】なお、上記実施例のうち、フレーム長やフ
レーム内のデータ量、スタッフバイトの位置など情報信
号フレーム44の構成のうち、スタッフ制御に必要な情
報をすべて外部から、送信装置32においてはスタッフ
制御部13、受信装置33においてはスタッフ制御部2
8に供給する形式としたが、これらをあらかじめスタッ
フ制御部内に保持する形式としてもよく、このようにす
ると回路構成の簡略化を図ることができる。
【0033】
【発明の効果】本発明は、上記実施例から明らかなよう
に、情報信号ヘッダ内の情報信号フレーム同期情報を利
用して情報信号フレームのフレーム同期を確立すること
により、伝送路フレームの構成に依存しない任意の情報
信号フレームに情報信号をフレーム化して伝送するよう
にしたものであり、伝送路フレームの構成に依存しない
情報信号フレームを構成できることから、任意の伝送路
と情報信号の組み合わせにおいて適切なスタッフ率を得
ることができ、残留ジッタの増大を防止することにより
情報信号の品質を劣化させずに伝送を行なうことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるディジタル信号伝送
装置の全体構成を示す概略ブロック図
【図2】図1に示す装置における送信装置の概略ブロッ
ク図
【図3】図1に示す装置における受信装置の概略ブロッ
ク図
【図4】本発明の一実施例における伝送フレームの構成
【図5】本発明の一実施例および従来例における残留ジ
ッタ特性曲線図
【図6】従来例におけるディジタル信号伝送装置の全体
構成を示す概略ブロック図
【図7】図6に示す装置における送信装置の概略ブロッ
ク図
【図8】図6に示す装置における受信装置の概略ブロッ
ク図
【図9】従来例における伝送フレームの構成図
【符号の説明】
1 情報信号入力端子 2 アナログ・ディジタル変換部 3 情報信号フレーム構成部 4 伝送路フレーム構成部 5 伝送路 6 伝送路フレーム分解部 7 情報信号フレーム分解部 8 ディジタル・アナログ変換部 9 情報信号出力端子 10 ディジタル情報信号入力端子 11 FIFOバッファ(情報信号速度変換部) 12 情報信号ヘッダ合成部 13 スタッフ制御部 14 情報信号フレーム制御部 15 FIFOバッファ(インタフェース信号速度変換
部) 16 伝送路ヘッダ合成部 17 インタフェース信号クロック生成部 18 伝送路フレーム制御部 19 伝送路クロック生成部 20 伝送路出力端子 21 伝送路入力端子 22 伝送路フレーム同期検出保護部 23 伝送路フレーム制御部 24 FIFOバッファ(インタフェース信号速度変換
部) 25 インタフェース信号クロック生成部 26 情報信号フレーム同期検出保護部 27 情報信号フレーム制御部 28 スタッフ制御部 29 FIFOバッファ(情報信号速度変換部) 30 情報信号クロック生成部 31 ディジタル情報信号出力端子 32 送信装置 33 受信装置 41 情報信号ヘッダ 42 スタッフバイト 43 情報信号データ領域 44 情報信号フレーム 45 伝送路ヘッダ 46 伝送路データ領域 47 伝送路フレーム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝送路と同期していない情報信号を伝送
    するディジタル同期伝送を行なう際に、伝送路フレーム
    内のデータ領域内に情報信号ヘッダを有する情報信号フ
    レームを設け、前記情報信号ヘッダ内の情報信号フレー
    ム同期情報を利用して前記情報信号フレームのフレーム
    同期を確立することにより、前記伝送路フレームの構成
    に依存しない任意の情報信号フレームに、情報信号をフ
    レーム化して伝送することを特徴とするディジタル信号
    伝送方法。
  2. 【請求項2】 情報信号を入力される情報信号速度変換
    部と、情報信号速度変換部におけるスタッフ挿入動作と
    情報信号ヘッダ内のスタッフ制御情報の制御を行なうス
    タッフ制御部と、情報信号速度変換部の出力データに情
    報信号ヘッダを合成する情報信号ヘッダ合成部と、スタ
    ッフ制御部および情報信号ヘッダ合成部に通知されるフ
    レーム制御情報を生成する情報信号フレーム制御部とを
    有する情報信号フレーム構成部と、 伝送路クロック生成部と、インタフェース信号クロック
    生成部と、インタフェース信号を入力されるインタフェ
    ース信号速度変換部と、伝送路フレーム制御情報を生成
    する伝送路フレーム制御部と、伝送路ヘッダを合成する
    伝送路ヘッダ合成部とを有する伝送路フレーム構成部と
    を備え、 前記情報信号フレーム構成部は、情報信号を入力されて
    インタフェース信号を出力し、前記伝送路フレーム構成
    部は、インタフェース信号を入力されて伝送路信号を出
    力し、前記情報信号フレーム制御部において生成される
    情報信号フレーム同期情報を前記情報信号ヘッダ合成部
    において情報信号ヘッダ内に付加して伝送する送信装置
    を備えたディジタル信号伝送装置。
  3. 【請求項3】 伝送路信号のフレーム同期を確立する伝
    送路フレーム同期検出保護部と、伝送路フレーム制御情
    報を生成する伝送路フレーム制御部と、インタフェース
    信号を出力するインタフェース信号速度変換部と、イン
    タフェース信号クロック生成部とを有する伝送路フレー
    ム分解部と、 情報信号のフレーム同期を確立する情報信号フレーム同
    期検出保護部と、情報信号フレーム制御情報を生成する
    情報信号フレーム制御部と、情報信号ヘッダ内のスタッ
    フ制御情報によって情報信号速度変換部におけるスタッ
    フ除去動作の制御を行なうスタッフ制御部と、情報信号
    を出力する情報信号速度変換部と、情報信号クロック生
    成部とを有する情報信号フレーム分解部とを備え、 前記伝送路フレーム分解部は、伝送路信号を入力されて
    インタフェース信号を出力し、前記情報信号フレーム構
    成部は、インタフェース信号を入力されて情報信号を出
    力し、前記情報信号フレーム構成部は、インタフェース
    信号を入力されて情報信号を出力し、伝送されてきた情
    報信号ヘッダ内の情報信号フレーム同期情報により前記
    情報信号フレーム同期検出保護部において情報信号フレ
    ームのフレーム同期を確立する受信装置を備えたディジ
    タル信号伝送装置。
  4. 【請求項4】 アナログ・ディジタル変換部と、請求項
    2記載の送信装置と、同期ディジタルハイアラキに準拠
    した伝送路と、請求項3記載の受信装置と、ディジタル
    ・アナログ変換部とを備えたディジタル信号伝送装置。
JP4028206A 1992-02-14 1992-02-14 ディジタル信号伝送方法および装置 Pending JPH05227115A (ja)

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JP4028206A JPH05227115A (ja) 1992-02-14 1992-02-14 ディジタル信号伝送方法および装置

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